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2009年10月29日 (木)

■ 京都百味会による「百味展」@歌舞練場


1京都百味会というのは、1949年2月、京名物食品の復興を計ろうと開かれたもので、今年は60周年という記念の年に当たりました。京都のお菓子店や料理店の老舗約70軒によって、28,29日、祇園甲部歌舞練場で「百味展」が催されました。ほぼ5年に1度のイヴェントとのことです。どのようなお店によるものかは、こちらをご覧ください。いやもうびっくり、京都の伝統をになってきたお店が盛大に展示を連ねており、集中的に勉強した感じでした。ある料理店のご主人に連れて行っていただいたのですが、この方は何でも実によくご存じな上に、そこここでお知り合いやお客さまに会われてご挨拶の嵐状態。京都を支える人たちが一堂に会していらっしゃるのだなとわかりました。
23●お菓子の展示から始まります。各店が看板商品やスペシャリテや今回の「60周年記念」にふさわしい華やかな品を出品しています。
4●「百味会」のロゴを作っていらっしゃったお店も。
567●砂糖で作られたお菓子やお花など見飽きない美しさでした。
8_2●こんな感じでお菓子の部屋~お料理の部屋と何部屋もを巡って見るようになっています。来場者の方々の顔が明らかにわかる写真を避けるとこのセレクションになったのですが、実はもっとわんわんと賑わって、かなりな人出だったのです。
10●お菓子の最後の方で、菊を象った美しい展示があってうっとりしたり、
11_2●「とらや」さんはさすがに粋なプレゼンと感じ入ったり。
12●この大きなかぶらは~? 
\(゜o゜)/
13●「大藤」さんといえば蕪=千枚漬です。こちらの千枚漬は、「祇園にしむら」さんの鯖寿司に冬の間のっているのです。だから冬の間の鯖寿司は、八坂の雪というきれいな銘がついています。この後、とても撮れる量ではいと諦めて、(それとすごい数の観覧者で)料理屋さん部門の展示の撮影はほとんどなしです。<(_ _)>
1415●お茶席やおそばコーナーがあり、それが合間合間に楽しかったのです。こんなお菓子でお茶をいただき(立礼式でほっ♪)●おそばは「河道屋」さんです。
1617●最後に点心をいただきました。
18●何種類かあり、こんなのと
19●こんなの。小さいお椀がすっぽんスープ(「大市」さん)だったり、出店しているいくつかのお店の代表商品が詰められています。
20●有名な「いもぼう」です。昔伺ったのが懐かしい~。
連れて行ってくださった方が、とても高度な技術を持っていらっしゃるにもかかわらず、(教えていいような立場なのに)ひとつずつ食べながら「これ食べて勉強しますわ」というのでわたしはすごく笑いました。でもわたしの方は和菓子について、料理屋さんについて、もっと知らねばならん~、京都は本当に奥が深い。と思った1時間半ほどの時間でした。いい機会をありがとうございました。<(_ _)>
再び、京都百味会 貼り付けておきます。
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(掲載:2009-10-29)

2009年10月 29日, dans 京都 イヴェント, 京都 和菓子 |

2009年10月 9日 (金)

■ 栗のお菓子、栗を使った料理


1a■ 全国100万人の読者の皆さま、本日は秋らしく、栗の風味を生かした風雅なお菓子と優しい味のお料理をご紹介いたします。まずは「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」でわたぼうし。栗のなめらかなあんが入った、時季のお菓子です。持ち帰りもできるし、茶菓席でゆったりいただくこともできます。
2a●大和大路・建仁寺近くの「鍵甚良房」の栗まんじゅう。こちらも繊細優美な舌ざわりです。満腹状態でいただいたのに、すごくおいしくて、あと5つくらい食べたいと思いました。
3a●深夜ネーゼ=「京都ネーゼ」で、栗ときのこのショートパスタ=アッスンティーネ。湯気湯気ふわふわで出てきて、きのこが椎茸、平茸、なめこ、しめじ。全体とろっとしているのは、なめこのとろとろのせいみたい。栗は丹波栗を、ただ茹でただけとのこと。甘くてほくっとして口の中でうまい具合にほぐれてまた香りがよくて、それがぬるっとしたきのこと噛みごたえあるパスタに絶妙に合っていて、いや~ん! と叫んだおいしさでした。
4a●祇園の「千ひろ」さんのご飯が栗ご飯でした。優しくてほっとするような味。「いい季節によく来たね」とこのご飯に言ってもらったようで、楽しいコースの締めにふさわしかったのです。コース全容は改めて。
●大事なサイトの世話をするのもやっとこさの、時間なしギリギリ人生なのだけど、お買い物はしているのよ☆(=デジタル関係、うはは♪ )また改めて。<(_ _)>
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(掲載:2009-10-09)

2009年10月 9日, dans 京都 イタリアン09, 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子, 京都 和食09後半 |

2009年9月17日 (木)

■ スイーツ4軒:まだ間に合う夏の氷/すでにすっかり秋の風情


1a■ 朝晩は冷えるほどなのに、お昼間は真夏の気温で激あづ状態だったりして、味覚的にも温冷両方ありの季節です。校正などで、またしばしの激いそ=1分もヒマなし状態に突入しているのだけど、合間にロケハンやら取材やらで、甘いものはちゃんと摂取しているわけよ♪ なので本日はスイーツ特集をします。 写真は「遊形サロン・ド・テ」の、通年のデセール、ショコラのムースです。お庭の望めるカウンターで、わりと最近いただいたものです。ショコラの味と香りが高貴に広がって、これは本当に名作です。季節は関係なくいつでも思い出していただきたくなるデセールの筆頭です。
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2a■ まだ間に合います。氷です! 氷といえばここなのです。
3a● 先斗町の「茶寮ぎょくえん」。氷でありながら、ふわふわふわと柔らかな綿のような食感というのが本当に稀有なことだと思います。キーンとこないで、おだやかに冷たさが広がって、すーっと気持ちいいのです。激あづだった比較的最近のある日の夕方、いつもの行列がなくてヴェリーラッキー! と飛び込んで、かき氷・黒みつ 500円を。わたしはただ氷と黒みつの風味を味わいたいからシンプルな方が好みだけれど、白玉などトッピングもできるようになっています。かき氷はまだしばらくいただけます。
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4a●「大極殿本舗」は秋になっていました。夏の鮎に替わって、「花背」という、洛北民芸菓子=花籠にあん(粒あん)がくるまれたような風情の秋のお菓子が始まっていました。わたしはこちらの月替わりの琥珀流し記事)とかカステイラ記事)など、本当に好きなのです。それから、「大極殿」とか「應天」といったお饅頭も、本気でおいしいと思うのです。とりわけ「應天」の黄身餡がいいと思います。
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5a●こちらはもっとはっきり、これからの季節にうれしい熱々の甘味です。テーブルの上でお餅を焼いて、
6a●塗りのお椀でおぜんざいをいただけるのは「ぎおん 徳屋」さんです。もちやきぜんざい、1000円です。おぜんざいは上品で、さらさらとした口当たりです。香ばしく焼けたお餅がものすごくよく合います。************************************************************
7a●そして、最初のお店に戻ります。「遊形サロン・ド・テ」の季節のデセールが秋ヴァージョンになっています。夏の白桃のジュレの次は、かぼちゃのブリュレ・温かいりんご添え。かぼちゃがこんなに繊細優美なお菓子になるかと感動します。温かいりんごもとろりとした口当たり。いたわられるように優しいアシエットデセールです。
8a●いつもこんな風に2種類用意されています。メニューの手触りもよいのです。ほとんどわからないけれど、外側は紙製ではなく実は革製だったりもします。どこまでも美しく心配りが行き届いていると思います。
9a●お皿がまたすてき。村田森さんによるものですね。村田森さんは「梶 古美術」さんや「うつわや あ花音」さんなどで明日18日から展覧会(二人展)をなさいます。
「遊形サロン・ド・テ」、何度かご紹介していますが、内観までわかる一番初めの記事です。
★わたしがおすすめのスイーツをご紹介する「よ~いドン!」、9月28日の放映です。
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(掲載:2009-09-17)

2009年9月 17日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 スイーツ, 京都 和菓子 |

2009年9月 4日 (金)

■ 「遊形サロン・ド・テ」/「月餅家直正」


1a■ 入稿はまだまだだし講座の準備も終わっていないしで、どーしよ~!? な状態なのだけど、白桃のジュレも大切です。季節ものだから、早く食べないともう終わってしまう~! というわけで一瞬抜け出して「遊形サロン・ド・テ」です。まん丸の器がかわいいことです。
2a●蓋を取るとこんな。カラメル風味のクレームがとろりんとかかっています。昨年の記事に、内容の説明があります。
3a●今年はジュレ層を昨年より少し厚めにしたとのこと。なんとか自然光で撮れる時間に、と思っていたのにいろいろでぎりぎり夕方になり、どんどん日は暮れていったのでした~。けれどこれはおいしかった。本当に名作です。桃も自分で驚いていると思う。桃のやわらかさ、品のいいおいしさに、キルシュやカラメルの香味、それからジュレの食感がまとわりついて、感動深い作品という感じがします。あと10日ほどいただけるとのことですから、まだこの夏食べていないという方は急ぎましょう!
「遊形サロン・ド・テ」 
電話 075-212-8883 
京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル (「ギャラリー遊形」西2軒隣)
11:00~19:00 火曜休み(ただし11月は無休)
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4a●「月餅家直正」さんでも今年デビューした季節限定のお菓子があって、急がねばなりません。「大徳寺 こはく糖」といって、刻んだ大徳寺納豆がたっぷり入っているのです。
5a●お皿に出してくださったものを撮ってみました。ガラスの方がきれいかもね? ともあれ、するっといただける季節らしい佳品です。冷やしていただきましょう。
6a●わたしはこちらの「十六夜」(いざよい)が大好きなのです。この写真ではさっぱり伝わらんと思うのだけど。ごめん。<(_ _)>(持っている方は文藝春秋「CREA eatsNo6の「京都のうまいもん」p53を見てね。巨匠せんせのきれいな写真で載っています。)このお菓子は円筒形の粟餅で、きな粉がたくさんまぶされて、なんだか不思議な食感。食べ出すと止まらないのよ。2~3日もちますが、買ったその日がやはりいちばんおいしいです。簡単なパックだと360円~。箱入り(大きさもいくつか)もあります。
「月餅家直正」
電話 075-231-0175
京都市中京区木屋町通三条上ル8軒目
9:30~19:30 木曜休み
文化元年(1804年)創業
(2009-09-04)

2009年9月 4日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子 |

2009年2月 2日 (月)

■ お菓子いろいろ:「パウンドハウス」/「ぎおん 徳屋」


1a_2 全国100万人の読者の皆さま、今日は京のお菓子です! まずは「パウンドハウス」のストロベリーショートケーキ、わたし久しぶりにいただきました。うれしかった~! 下鴨本通の北大路、行ってしまえばすぐなのに、「パウンドハウス」にしても「カフェ・ヴェルディ」にしてもちょっと遠いかな~って気分で、「カフェ・ヴェルディ」さまには珈琲豆も配達お願いしちゃって甘えまくりです<(_ _)>  で、この「パウンドハウス」は配達してもらったわけではなく(笑)、これは偶然、食べたいなあと思っていた時に絶妙なタイミングで友人からの差し入れだったのでした。スポンジと生クリームといちご、この3要素だけなのだけど、なんて見事な調和でしょう。スポンジのふわふわ具合、生クリームも加減がいいこと、おいしいいちごびっしりのこの量感、わたしやっぱりこれ好きだわ♪ 30年も前から愛されている「パウンドハウス」のベストセラーです。Sちゃんありがとうよ<(_ _)>
2a ●こちらはサンマルク。これは下の層がショコラのクレームで、猛烈わたし好みです♪ 上にキャラメルバリバリで、すごくいい香り! けれど・・・バリバリの食感はよいのだけれど、下の層の食感と違い過ぎて添っていかない感じもするかな~と。パティシエールのかよちゃん=藤林佳代子さんにお伝えしようかなあ。エラソーかなあ。けれど真ん中3層、わたし一気食べしちゃったわ・・・ほんとおいしかった。また食べたい。
「パウンドハウス」 POUND HOUSE
電話 075-721-1133
京都市左京区下鴨梅ノ木町71-9
(下鴨本通北大路上ル東側)
10:00~19:00(予約菓子の引渡しは20:00まで可能。)
火曜休み(祝日の場合は営業)
●現在週末のみ2階サロンも営業(詳しくは問い合わせを)
ストロベリーショートケーキ 600円
1980年7月開店
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T1a 1月上旬に伺った、これもかなり久しぶりの「ぎおん 徳屋」さんです。自主的にわらび餅シリーズをしている日々だったので、名物の焼いて食べるお餅メニューではなく、「徳屋の本わらびもち」1200円です。
T2a●上質なわらび粉に和三盆を合わせて練ったわらび餅は、きらきら輝く氷水に浸って供されます。きれいだけど、時季的にちょっと冷たかった~(-_-;) 夏ならもっと感動深いでしょう。でも価値あります!
T3a_3T4a_3●ねっとり美味なわらび餅はきな粉か、●黒蜜をつけて味わいます。わらび餅の、このねっとりと弾力あるおいしさをわかってくれるフランス人って少ないと思うのです。そんなことない? まずだいたい、「ねっとり」っていうフランス語がすぐに思い浮かばない。パリパリとかとろりとかさっぱりとか濃厚なとかなら思い当たるのに。和仏辞書で「ねっとり」を調べるとonctueux って出てくるけれど、この言葉はむしろ「とろっとした」「濃厚な」という方が近いのと違うかしらん?? ・・・わからん。ともあれ、ゆったりとスペースも広々、しばしくつろいだのでした。週末は並んだりもしているみたいですが、平日17時くらいに伺ったのでするりと入れました。ありがと<(_ _)>
「ぎおん 徳屋」 
電話 075-561-5554
京都市東山区祇園町四条花見小路南へ4筋目東北角
12:00~18:00入店
不定休
テーブル18席、座敷(掘りごたつ式)6席
全席禁煙◎
予約不可
わらび餅1200円、花見こもち1500円など
2004年11月開店
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C1a_3年始にこれくださった方ありがとう。いつもいろいろありがとう<(_ _)>
C2a年末にこれくれた人ありがとーよ。たまには連絡おくれよ。*****************************************************************************
G1a 予告編です。明日はこれについて。箱の中はおいしいショコラです・・・
(2009-02-02掲載)

2009年2月 2日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 スイーツ, 京都 和菓子 |

2009年1月 2日 (金)

■ 「紫野和久傳 茶菓席」で、本日登場の新デセール


1 堺町通御池下ルの「紫野和久傳 堺町店」の2階の茶菓席は、料理屋さんならではの作りたてのお菓子が楽しめてすてきです。持ち帰る和菓子というのじゃなくて、アシエットデセールですね。わらび餅やらおぜんざいやらの定番だけでなく、時々わーっと驚く新作が静かに登場していますから、まめに伺わなければいけません。こちらは本日1月2日から登場するできたて熱々のお菓子、れんこん饅頭です。年末、ちょっと先行でいただいてきました。
23●お饅頭にとろりんとかかっているのはみたらしあんです。ほんのり甘くて優美な味わいです。はらはらと振られた柚子がふわりと香り立ちます。お饅頭本体は、すり下したれんこんともち米と和三盆を合わせた生地に、角切りに刻まれたれんこんが加えられていて、つまりふんわりしつつも時々シャリシャリとした口当たりです。中には大粒の小豆入りのあんがぶ厚く入っています。切り口ぐずぐずでごめん<(_ _)>
4●こんな風にお抹茶が付いて945円。品よく甘くて温まって、気持ちも優しくなるお菓子です。
5●こちらは11月から提供されているできたて本わらび餅です。従来の冷たいわらび餅と並んで、寒い時季向けに作られたものです。熱々なのです。
6●本わらび粉の練りたてですが、びよ~んと、こんなに弾力があります。生地じたいに甘みが付けられていますが、黒蜜も添えられています。甘甘にしたい人はいいと思うのだけど、わたしはこのほどよい甘さのままが心地よいと思います。
7●わらび餅の下に、たっぷりの大納言小豆が隠れています。これがすごい大粒なのです。あんというより、お豆食べてるって感じです。わらび餅が冷たく硬くならないうちに、ぐいぐいお箸を入れて食べ進むのです。わらび餅の練り具合とか小豆の茹で具合とか盛り付けのバランスとか、お料理感覚で緻密に考えられたお菓子だと思いました。お抹茶付きで945円です。
8「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」
京都市中京区堺町通御池下ル東側
電話 075-223-3600
11:30~18:00LO
(1階おもたせ販売 10:30~19:30)
無休(年末年始を除く) 
年末年始は1月1日のみお休みで、1月2日より平常営業。
テーブル30席
全席禁煙◎
予約不可
(2005年3月19日開店)
本わらび餅(抹茶付き)など800円(+税)~
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年末に伺ったお店、撮らせていただいたお店がまだ10軒以上あります。
順次載せてゆきます。どうぞ待っていてくださいませ<(_ _)>

2009年1月 2日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子 |

2008年12月17日 (水)

■ 「せせらぎすへら」でお昼点心~「嘯月」の生菓子


1aせせらぎすへら」で、変わることなくお値打ちのお昼の「せせらぎ点心」1800円をいただきました。本サイトでも何度か掲載していますが、縄手通から川端通までの幅があるスフェラビルのゼロ階にあるひろーいカフェです。まったくのカフェ風情で、「まさか!?」と思うほど満足感のある和食がいただけます。二段の丸いお重が供され、一の段です。季節の取肴が詰められています。●卯の花、●白アスパラ焼き貝柱塩風味、●だし巻き、●うなぎの山椒焼き、●胡麻豆腐田楽、●紅芋黒糖煮、●椎茸玄米まぶし揚げ、●野菜揚げ豆腐(ひろうすみたいなの)、●炊いた大根と鮭、●にんじん、壬生菜、きぬさや。
2a_23a●二の段に、蕗とちりめんじゃこご飯。蕗はしゃりしゃりとした食感にしっかり塩味がついていて、ご飯がどんどん進みます。●そしてかぶらみぞれ仕立てのお椀。おいし~のですこれが。おだしがしっかりしていて、かぶらの甘味がじんわりと。身体も温まります。
4a_25a●お漬物 ●みかんのソルベがデセールにつきます。 以上、1800円でいいのかしらんと思うきちんとしたものです。2005年4月より現在の料理長・西村清伸さんによってお料理が構成されていますが、カフェでもおよそ「カフェめし」的なものとは違う、大人が食べて十分満足できる和食です。
6a あらかじめ予約して時間通りにいただきに上るしかない「嘯月」の生菓子が気軽にいただけるのもこちらならではの楽しみです。こんな風に木箱に納められたお菓子は3種類です。冬木立、椿、木枯らし・・・と時季らしい銘を伺いつつ、「嘯月」さんといえばやっぱりきんとんでしょう。「木枯らし」をいただきました。
7a●自由に選べる飲み物とのセットで、1100円です。お抹茶を選びました。実はカフェでもジュースでも選べちゃうんだけど、ヴィジュアル的に収拾つかんでしょう、なんて予定調和なことを考えたものだから。でもカフェでもOK! ってのが「すへら」さんらしさです。今度伺ったときはそうしてみましょ♪ 
8a●「嘯月」さんのきんとん「木枯らし」です。冬枯れに向かう山の趣。風情の美しさと優しく溶けゆく(とはいえ中は粒あんです!)お菓子の口当たりを楽しみました。
「せせらぎすへら」
京都市東山区縄手通新橋上ル西側弁財天町17 スフェラ・ビル0階
電話 075-532-1070
昼11:30~14:00LO、夜17:30~22:00料理LO・22:30ドリンクLO、
終日カフェ営業11:00~22:30LO
水曜休み
昼1800円~、夜5500円~(アラカルトもあり)
テーブル16席、カウンター3席+4席、ステップフロア(掘りごたつ)12~24席
予約が望ましい

(2003年7月開店)

2008年12月 17日, dans 京都 和菓子, 京都 和食08後半 |

2008年12月 5日 (金)

■ つるりデセール天国:「栖園」/「茶寮 宝泉」


Seien1a■ 天国シリーズの本日は、お菓子というよりアシエットデセール、作りたてをその場でいただく和のつるり系を2品です。●まずは「大極殿」による高倉六角にある「栖園(せいえん)」で、看板デセールの琥珀流しです。ふるふるの寒天に、かかるシロップとトッピングが月替わりという楽しいものです。今までチェックしたのだけでも抹茶シロップ、梅、ミント、ぶどう、柿、栗・・・という具合です。こちらは丹波の特大黒豆に黒蜜。黒豆が甘くてふっくらしていて、甘い黒蜜との相性もよすぎるくらい♪ 
Seien2a●やっとスプーンにのるほどにゆるゆるで、口当たりなめらか、黒蜜とろりんの香味と絶妙に合って、ひと掬いまたひと掬いと止まりません。あっという間にグラスはカラになり、ほんの一瞬のはかないおいしさでした・・・また伺います! <(_ _)>
Seien3a●レトロな風情でこれも好き、「大極殿」の実は代表的商品である春庭良=カステイラです。創業の明治18年から作られているものとのこと。
Seien4a●カステラ本体も好きだけど、とりわけ中の説明書きが好きなのわたし♪ カステラのパッケージに、独自の紋様がまた忘れがたい1枚の説明書きが添付されていますから、どうかみんな買って見てみてね。 
(以下一部を引用します。)
創業明治18年より日に月に努力精製致しまして
地上最良の「春庭良」(←ルビ:Castella)が出来上がりました。
100年召しましてもあきない「菓王」と信じます。
地上最良って・・・「菓王」って・・・ひどくすてきじゃない(笑)?
「栖園(せいえん)」(大極殿本舗 六角店内)
京都市中京区六角通高倉東入ル南側
電話 075-221-3311
10:00~18:00 (お菓子の販売は9:00~19:00)
水曜休み
琥珀流しは 580円
全席禁煙◎
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Housen1a■ 洛北、下鴨本通から少し東に入ったところにある「茶寮 宝泉(ほうせん)」です。和菓子の「宝泉堂」がやっていらっしゃるお店で、のれんをくぐるとこんな風情です。
Housen2a●お庭を望むお座敷で、作りたてのわらび餅がいただけてすてきです。「お庭を眺めつつ」なんていうこと自体が非日常な感じです。わらび餅は受注後作り始められるので15分ほどここで必然的にゆっくりすることに。ゆっくりするなんてこと自体が、もうとんでもない贅沢で・・・PC持って来たらよかったと本気で思ったり。いやここで広げたら、他のお客さまにメーワクだろうとさすがに思う。(-_-;) わたし自身は5分でもヒマがあれば、単なるデータ打ち込みでもいいから、PCに向かって何かしてたい方です。京都に暮らしながら風雅からほど遠い・・・。(-_-;)
Housen3a●抹茶と組み合わせることにしました。こんな様子で運ばれてきます。冬の夕刻、日はすでに傾いており、ああこれがお昼間の光なら~!
Housen4a●で、新兵器を使ってちょっと即席ライティング! 国産の最高のわらび粉を使って作られています。つるりねっとりとした食感にほどよい甘さ、するりと喉を通りすぎていって、余韻はさわやか。沖縄・波照間黒蜜も添えられますが、わらび餅にすでに甘味がついているので使わずです。あんやきな粉と組み合わせることもなし。ひたすらわらび粉で練られたお餅の食感と香味を最大限に味わえて、なかなかに比類なきものと言えると思います。
Housen5a 「茶寮 宝泉(ほうせん)」
京都市左京区下鴨西高木町25
電話 075-712-1270
10:00~17:00 水曜休み
わらび餅は950円。抹茶420円。
全席禁煙◎
 

2008年12月 5日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子 |

2008年11月10日 (月)

■ 「甘楽 花子」の栗きんとん


2a 烏丸丸太町の「甘楽 花子」に久しぶりに伺って、季節のお菓子をいただきました。栗きんとんです。外側のきんとん部分は栗あんと白あん半々だそうで、栗は強すぎずふわりと香ります。お持ち帰りもできますが、お店でいただくべきお菓子だと思います。だってできたてで、持ち歩くとくずれそうなくらい柔らかくて、アシエットデセールって感じだからです。黒文字で持ち上げるのにぎりぎりくらいの硬さ。中は粒あんです。外側とのコントラストであえて粒あんになさっていると思います。わたしはこれがこしあんならもっとうれしいかなあ、と思いながら、でも香りよくておいしくて、あっという間にいただきました。
1a●お抹茶とのセットでいただきました。「一保堂茶舗」の「和の昔」です。とりわけ秋らしい、ハデめのお茶碗でいただきました。せっかくだもんね、ハデなんがうれしい♪ お茶とのセットで850円、栗きんとんの持ち帰りはひとつ450円です。
G1a●ふたつめをいただいていて、これは裏千家さまのために作られたといういちょう餅。ぎんなんがアクセントに載っています。
G2b●寄るとこんな。外側は道明寺、中は白あんで口当たりよくなめらか、非常に上品なお味です。お値段は410円。硬さや形も、持ち帰りはこの方が楽だと思います。
A●ビルの1階ですがこんな和菓子屋さんらしい外観です。
A_2●本当は←こんな風に横位置がいいと思うんだけど、ガラスへの写り込みがひどい。しばらく待ってたんだけど、交通量が多くてどうしようもなかったのでした<(_ _)>
「甘楽 花子」
(かんらくはなご)
京都市中京区烏丸丸太町下ル東側 大倉町206 電話075-222-0080 9:00~19:00 不定休 

2008年11月 10日, dans 京都 和菓子 |

2008年10月25日 (土)

■ 栗の葛焼き、クレームブリュレ、ロイヤルミルクティ


W1 栗のお菓子が楽しめる時季です。最近いただいた栗もので、今日は栗特集だ♪ まずは堺町御池下ルの「紫野和久傳 堺町店」おもたせコーナーで、11月末まで期間限定の新商品(どちらにも弱いのよわたし)の「くりの葛焼」。焼き色もおいしそうな四角いお菓子は、栗のピュレを葛に混ぜ込んで焼いたものなのです。
W2W3●こんな風にひとつずつくるまれています。これを電子レンジで袋ごと温めるのです。ふんわりと口当たりよく栗の香りが広がって、上品な甘味にうっとり。幸せになれるお菓子です。
W4●こんな風にプレゼンされています。ちょっと粋なパッケージ(いつもすてき)で、贈り物にもいいと思います。
Gd1 同じ堺町通を錦手前まで下がって、「パティスリー オ・グルニエ・ドール」で、秋のクレームブリュレです。焼き栗がのっていて、名前は「marron chaud マロンショー」。マロンショーって発音(フランス語風に)してみるだけで、秋の気分になると思う。うるうる。
Gd2Gd3●ざくっとほぐした栗がラフに枯山水的にのっているのがおしゃれです。クレームシャンティが添えられています。底には焼き栗を刻んだものが敷かれていて、しっかり濃厚なクレームとよく合ってたまらん香味です。うんまーい♪ 表面のブリュレ加減も弱めでほどよく、焦げた香りが栗の香りを邪魔することがありません。
Gd4●小さいサイズもあります。大920円、小530円です。わたしは大サイズを一気食べしちゃったのです・・・いかん。太るう。でもめちゃくちゃに満足しました。
S2aこれはいったいどちらのレストランのデセールでしょう? 平皿にブリュレ加減もいかにも香ばしそうです。いや本当においしかったのです。これはなんと、「祇園さヽ木」さんで出てきた食後のデセールです。この日のお客さまの中に京都を代表するパティシエさまがいらしたということもあったかしら~、特別すてきなデセールでした。「さヽ木」さんのコースの全貌は改めて。もう写真溜まり過ぎてるの(叫)。
Li2a打ち合わせに時々訪れる「リプトン 三条本店」で、和栗を紅茶に合わせたものを発見。ロイヤルミルクティに、泡泡のミルク、その上に栗の花のはちみつ、中には栗のクレームやらタピオカやらが仕込まれています。
Li3a_3●今だけ楽しめる、栗の風味を楽しめるリッチな紅茶、「和栗のロイヤルミルクティ」はアイスもあって、680円です。

2008年10月 25日, dans 京都 スイーツ, 京都 和菓子 |

2007年6月26日 (火)

■「甘楽 花子(はなご)」でお茶とお菓子


1_3402_3263_265烏丸丸太町交差点、南東角にある「甘楽 花子(はなご)」は「京華堂利保」さんの次男であられる内藤豪剛さんのお店です。あまりにわかりやすい場所にあり前を何度も通りながら、今まで入っていただいてみようとしなかったのは怠慢というものでした。こんなおいしいお菓子を見逃していたなんて、いかんぞ京都偏愛エディター&ライターのわたし。写真のお菓子は何度かに分けていただいたものですが、上左から、香りのいい抹茶がはらはらかかったこし餡入りのお餅「宇治山」、水色のきんとんに葛が包まれているのは「清泉」、そしてピンク色が外側葛で包まれた「水ぼたん」、中のこし餡のなめらかできめ細やかなこと、口の中ですべるように溶けていくのです。製餡から手をかけられ、品格があり銘も美しい生菓子はすべてひとつ347円です。
11_21012_20313_135お茶に合うように作られているお菓子ですから、お菓子のクオリティに合ういいお茶といただくのが正しい味わい方です。店内では抹茶や煎茶とのセットでいただけます(683円)。お抹茶が「和の昔」、香りを保つように淹れる直前までパック状態で供されるお煎茶が「芳泉」、いずれも「一保堂茶舗」のものです。
21_12122_101わたしに「ぜひ一度行ってください」とこのお店を強く薦めたのはなんとブランジュリ「ル・プチメック」西山逸成、京都を代表するフランスかぶれです。だいたいにおいてフレンチの人っておかしいのだ。あんこが嫌い(でも栗のペーストは好き)とか漬物食べない(でも同じ発酵もののフロマージュは好き)とか、わたしの親しいフレンチ関係の人たちはこんな人ばかりで、西山逸成もそのひとり。味がわかるやつなのに、絶対にあんこが嫌い、和菓子は食べないといってきかなかったのに・・・その彼が薦めたのです。これは革命みたいなことだと即訪れて、本当にいいお菓子に出会えました。非常に正統な和菓子の風情でありつつ、ところどころ、オリジナルな工夫を感じさせるのもすてきです。もの静かな様子のご主人ですが、お話しを始められると尽きず、お付き合いの非常な幅の広さもうかがえました。テーブル席を設けたのもお客さまとお話ができるようにしたかったから、とおっしゃるのです。厨房との仕切りもガラス張りでした。お菓子は発送なし、よそに出店もなしで、本当にご主人が作れる分だけの製造販売というお商売ですから、ぜひお店へ。持ち歩きやすい「京の辻餅」といった箱入りのおみやげもあります。
「甘楽 花子(はなご)」 〒604-0861 京都市中京区烏丸丸太町下ル東側 大倉町206 電話075-222-0080 9:00~19:00 不定休 

2007年6月 26日, dans 京都 和菓子 |