■book shop 黒猫堂 祝オープン! |


■わたしにとって、かつては文字で書かれたものや文学が絶対的な価値を持っていたのに、職業的にも気持ち的にもそうではなくなってしまって久しいです。今はあれこれと気が散ってしまっています。だから今でも本を好きとストレートに言える人、この期に及んでも文学を愛している人を、わたしはひれ伏したいような気持ちで眺めます。この「黒猫堂」の高橋由美子さんがそんな方のひとりで、昨年10月に非常に惜しまれつつ閉店してしまった「祇園書房」にお勤めになっていらした方です。「祇園書房」・・・いい本屋さんでした。四条に面して花見小路の近く、夜は遅くまで開いていたし、とりわけ料理関係の本、京都の本は見事な充実ぶりでした。わたしも自分がやらせていただいた CREA eats の「京都のうまいもん」を長らく平積みでいい場所に置いていただき、それはもう本当にうれしかったものです。 



■高橋さんは「祇園書房」閉店後、他のお仕事も一瞬は考えたとのことですが、やはり本屋さん以外道はないという結論になられたのだそうです。祇園で何とか本屋さんを開く・・・そんな思いも一時は持たれたとのことですが、先日、寺町のアーケードの中から姉小路を西へすぐの南側、寺町伽羅ビルの3階に「book shop 黒猫堂」をオープンなさいました。窓の外にはすぐに鳩居堂、お香の香りも漂ってきそうです。書棚を見せていただくとご自身の長年の蔵書からの(だから非常に美麗です)小説などを中心に販売、たっぷり読まれた豊かな時間、本への愛が感じられて幸せな気分になります。他に京都の本も揃えていらっしゃいます。「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!
2007年5月 27日, dans 京都 書店 | lien permanent






そうだ 京都、行こう。





