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2008年6月13日 (金)

■ホテルグランヴィア京都のリストランテ 「ラ・リサータ」


1今日はリストランテ「ラ・リサータ」のお話。京都駅直結のホテルグランヴィア京都の15階に、4月24日にオープンした本格イタリアンレストランです。もともとビュフェレストラン「グレイスガーデン」だったところを、10周年リノベーション計画の一環として新しい業態になさったものです。お昼間は木目のテーブルをそのまま使って温かい色合いですが、夜に伺うと、黒ベースでとてもシックなしつらいです。
2扶桑社「とっておき京都」(好評発売中です!)の編集者である鈴木敏之さんが東京からいらっしゃるタイミングに合わせて伺ったのです。カラダを張って頑張る広報の鏡、いつも満身創痍? のたっちゃん=石田達也さんがアテンドしてくださり、さらに総料理長の佐藤伸二さんもご同席くださって、計4人のとてもうれしいディネの席でした。CenaA、夜のコースは4500円(税サ込みで5197円)からありますが、この夜はアラカルトで選んで分け合うというスタイルで、かなりお任せして出していただいたものです。
11_212海老、いわしの赤ワインビネガーマリネ 南伊のチャンボッタ添え。あなごと地野菜のフリット フィノッキオのマリネを敷いて。前菜にちょっと酸味のものをいただくのはすてきです。チャンボッタとはラタトゥイユのようなもの。
131415フリット寄り寄りで。パリパリと食感心地よく、野菜がまたおいしい。いかにもイタリアン食べてるって気持ちになります。下にも野菜がたっぷり。マリネの酸味が効いて、理知的という感じに皿全体を引き締めています。パンは3種類。フォカッチャ、バゲット、全粒粉のパン。
21こちらの料理コンセプトは: ●和テイストのイタリアンではなく、本物のイタリアンをめざし、●地産地消を重んじて野菜などは地のものを積極的に取り入れつつ、●イタリア全土の地方料理を幅広く提供する。●パスタは手打ちの打ち立てを。レパートリー100種類以上から数種類を常に用意する。っていうことなのです。パスタすごく楽しみじゃない♪ 白ポレンタのニョッキ、魚介の煮込み和え。ニョッキはあるかなきかの歯ごたえで、なめらかな舌ざわり。魚介の旨みがニョッキによく絡んですてきなおいしさでした。
22自家製リガトーニ サルシッチャソース。ニョッキの後は噛みごたえを楽しむ筋すじのパスタ、リガトーニ。今度は肉っけの旨みにチーズの風味、けれどリストランテならではの繊細なバランスに支えられた美味です。「イタリアンはフレンチよりも素材そのものを生かして簡単、なんて思われているけれど、実は乳化させるソースなど、軽やかに作るにはなかなか技が要るのよ」なんていう佐藤さんの解説付です。
23白アスパラのリゾット、豆あじのいかすみフリット。優しいリゾットなのだけど・・・上に、この真っ黒のいかすみフリット、ヴィジュアル的にもインパクトあります。強烈においし♪
3231香ばしいウズラのマリネグリル サラダ仕立て。メイン料理のうずらはわたしが所望しました<(_ _)> マリネと焼きの両方の技だと思うのだけど、ちょっとびっくりするほど繊細で柔らかな肉質でした。ナッツやら粒マスタードやら風味を添えることもできるのだけど、何もつけずで十分。
41_242ドルチェは盛り合わせで。ティラミス、ジェラート、パンナコッタ、マリネしたいちごやさくらんぼ。バリスタが淹れてくれるエスプレッソ。
51b_2食後、「恒例の撮影を♪」となったら、アシスタントシェフもソムリエもバリスタも一瞬で集ってくださって、めちゃくちゃノリがいいの。場所はちょっと暗かったけれどはじける笑顔で。店名の「ラ・リサータ」(大笑い)の通りで、楽しいお店の雰囲気が想像できるでしょう? 写真後ろ左から「ラ・リサータ」副支配人でソムリエの丸山克也さん、総料理長・佐藤伸二さん(先ごろ、調理関係功労者厚生労働大臣賞というすごい賞を受けられました)、カラダを張って頑張る広報たっちゃん=石田達也さん、前列右がアシスタントシェフにしてパスタレパートリー100種類以上という野呂和美さん、そしてバリスタの北出早恵子さん。
とてもいい印象でいただいた夜のお料理でした。10周年のリニューアル事業ということですが、時代に合わせて、求められるものをよく考えられたなと思います。 ●京都のホテルで初のイタリアンのリストランテです(トラットリアはありますが)。●お昼のコースはこのサーヴィスと広々した空間で2079円というお手ごろさ。●夜景が好きな人には窓の外を望める席もあります。(わたしはお料理だけ見てたらいいから、眺めはわりと不要・・・笑) ●昼と夜の間にはカフェタイムだけの利用も可能で、●その上驚くのがパスタが組み込まれたイタリアンの朝食があるということ。(つまり朝から晩まで稼動していらっしゃるのです。)さらに●お料理教室も毎月開催していらして、これが単にルセットのデモ&実演だけではなくて文化講座付というインテリ仕様なもの。お料理だけでなく居心地のよさ、あたたかいサーヴィス、さらにイタリアの気分や情報を存分に提供しようという、熱気メラメラ状態であることがよく伝わってきました。それにしても2月に伊勢丹の上にスペインバル「リコ」をオープン、3月にロビーフロアの「カフェレストラン ル・タン」のビュフェコーナーオープン、そして4月のこの「ラ・リサータ」オープンと、本当にすごい勢いのグランヴィアさんなのでした。
リストランテ ラ・リサータ」 ホテルグランヴィア京都 15階 
電話直通 075-342-5522
朝食 7:00~10:00、昼食11:30~14:30LO、喫茶14:30~16:00LO、
夕食17:30~21:30LO
全74席

2008年6月 13日, dans 京都 イタリアン, 京都 ホテル |

2008年4月12日 (土)

■お庭撮影あちこち/撮影後のごはん


1a2a扶桑社京都シリーズの夏の号のためにお庭のあるお店を撮影する日々。「山ばな平八茶屋」に伺えば、見事な風情ですが・・・桜の花びらが散り敷いて・・・これで夏の号の撮影はできるのか? あわわ。(-_-;)
11a12a13a350年の歴史を持つ「奥丹」にお邪魔したらなんと池に網が張ってありました。鷺が金魚をとって食べるからだと。けれど撮影なんですってば。困った~。さらに見てこれ! こんなお面がああ~! あわわわわ。(-_-;)(-_-;)
21a22a23a祇園に先月オープンした「美山荘」の経営になる粋なカフェ「OKU」(前の記事)にはすてきな坪庭がありました! 「美山荘」の中東久人さんに、「OKU」代表・原田理恵さん。おふたりともやることがかっこいいのです。デセールの看板であるアニス風味のカラメルソースのプリンはオリジナルの味わいです。持ち帰りもできるようになりました。
31a32a33aある晩「かつくら」で春の旬菜膳。季節の一品が織り込まれた期間限定のコースです。若竹煮、おぼろ豆腐桜風味餡という春らしい2品が来た後に、とんかつはフィレかロースかが選べます。これはフィレ。これにご飯、お漬物と味噌汁付で1780円。普段ごはんにとてもお値打ちです。
41a42a43aそして3日にわたる撮影が終わった日の晩、あけ~み・京都ブライトンホテル稀代のコンシエルジュ小山明美と共に「ヴィ・ザ・ヴィ」へ。いつものお楽しみ、アミューズの卵のショーフロワで幸せそうなあけ~み。コース全容は改めて。
圧倒的な美味でうっとりした食後、他のお客さまも帰られた後に3人でおしゃべり。「シェフう~♪」と声が裏返るあけ~みと、シェフの滝本将博さん。5歳児にしてホスピタリティを身に付けていた、コンシエルジュこそ天職であるあけ~みの幼少時の話、シェフたっきーの、まさか料理人になるとは思わなかった話。しばらくぶりのゆったりごはん、リラックスして、夜半過ぎまで時間も忘れて、あまりに楽しかった・・・スタッフの皆さま遅くまでありがとう <(_ _)>

2008年4月 12日, dans 京都 とんかつ, 京都 カフェ, 京都 ホテル, 京都 洛中洛外あちこち |

2008年4月 1日 (火)

■ホテルグランヴィア京都 カフェレストラン「ル・タン」


1全国100万人の読者の皆さま、本日はJR京都駅に直結したホテル、ホテルグランヴィア京都の2階カフェレストラン「ル・タン」のお話をいたします。3月11日リニューアルオープンなった「ル・タン」内に、「Live Buffet」というコンセプトに基づく、躍動感あふれるビュフェゾーンが誕生しました。 従来通りゆったり使えるカフェとダイニングゾーンを残しつつの、ビュフェゾーンの新設。1軒のレストランの中で、用途によって食べ方を選べるようになったわけです。
11121週間ほど前にビュフェゾーンに伺いました。夜のビュフェタイムは17:30~19:00、19:30~21:00、各90分の2部制になっています。長い長いカウンターに、温製料理コーナー、冷製料理コーナー、ご飯ものとパンのコーナー、そしてデセールのコーナーが設けられています。どのコーナーも多彩にたっぷり用意されている上、スタッフの方が汚れないように、常に整然となっているように十分に世話をしていらしゃいます。お盆を持ってこのカウンターに臨めば、いやおうなくライヴ感に包まれます。とりわけ温製料理のコーナーは、各料理の前に料理人の方がおひとりいらっしゃる? くらいの配置です。お客さんも絶えることなく入れ替わり立ち代り料理を取りに来て、ここではとにかくすべてがどんどん回転しているということがわかります。
21そして今回もこの人、「カラダを張って今日もゆく!」たっちゃんこと広報の石田達也さんがアテンドしてくださいました。料理長の佐藤伸二さんもいらして、変わらずにこやかで感じのいい方々です。
313233343536373839温製料理カウンターより、●パスタがあり、●おいしそう~と思って、待ってよ~と思いつつ撮影していた目の前でなくなってしまった「タイのネギ塩焼きそば」。●鶏モモ肉の煮込み。●煮込みハンバーグに、●鯛のエスニック香草蒸し、●肉や ●野菜や ●カジョスも。●パエリアは大人気で、これもあれよあれよという間にお鍋カラに。
40a5050252535455552そこはかとなくスペインものが多いのはこの人の仕業です。スペインバル大好き、2月オープンのジェイアール京都伊勢丹11階の「リコ」の料理長でもある佐藤さん。●骨付きで鶏肉蒸したのはこんな湯気湯気。これも目の前でなくなり、すぐ補充されます。●ご飯ものコーナーで人気のグランヴィアハッシュドビーフに、 ●野菜のカレー ●豆と豚バラの春野菜スープ ●うすいえんどう豆のクリームスープ ●パンもさまざまあります。
565758いただいたものより、●ハッシュドビーフは本当においし♪ ●カレーもまた♪ ●お味見という気持ちであれこれと取った温製料理。
6162■アミューズのコーナーは冷蔵ケースになっていて、全体ひんやり。●すでにセットしていただいていたものはこんな。
74_273_572_371a_2デセールコーナーはとりわけ華やかです。ここも冷蔵ケースなのだけど、でもできたてのスフレをひと掬いしてもらったり、クレープ焼きたてがあったりします。好きなソースかけられるから・・・わたしはどちらもショコラのソースで。スフレにどばーっとソースかけた写真、あまりにはずかしいから掲載するはこのふわふわ状態ね。クレープはパティスリ部門のシェフである村上貴さんが焼いてくださってちゃんとドレッサージュしてくださいます。少しお話ししていたら、この人と一緒に昨秋のクレムリン国際料理コンクールに行って金メダル取っていらした方とわかり・・・10月のドイツ・エアフルトでのオリンピックも絶対勝ってきてください!
今回も広報の石田達也さんの絶妙に笑わせるお話と共に楽しい試食をさせていただきました。よくまあこれほどの笑い話が尽きずにストックされているなあと驚嘆の思いです。ホテル業を愛してやまない様子が伝わってきて、ホテルにとっても宝物、すごい看板広報ですね。この人と一緒だったからよりおいしくなっちゃったってことはあるかもしれないけれど、以下は率直な感想です:ビュフェって、大人になればなるほど、うまいもの好きになればなるほど興味をなくしていくものだと思うけれど、このビュフェは大人の食べ好きをもかなり満足させる充実感のあるものでした。2部制で、1回が1時間半ですから、ゆったり食事を楽しむというものではありませんが、新幹線の前後に、手軽にしかもあれこれ好きに食べましょうというならすごく便利で価値のあるものだと思いました。大人になっちゃったからこそ、ビュフェといっても全種類網羅する必要もないわけで。すごくバランスの悪い食べ方をしても許されるというのがいいです。つまりデセールの盛り合わせ的なものを食べないで済むということです。絶対好きなものばかり選べるわけだから。ハッシュドビーフとカレーとスープだけなんてのでもいいし、あるいはアミューズばかりありったけ取って、あとはワイン飲んでいい気分で新幹線へ~♪ってのもありだし、デセールフルコースだけしてもいいわけだし。(飲み物は別料金です)。ビュフェの価格は昼は大人2900円、夜は4300円。週末はちょっと上がります。子供料金の設定もあります。時間設定、料金設定などの一覧はこちらへ。とにかくめちゃくちゃ賑わっていて、どんどん回転していますから、とりわけできたての熱々料理には感動するものがありました。ビュフェ料理としてはすばらしいということを明言いたします!

2008年4月 1日, dans 京都 ホテル |

2008年2月23日 (土)

■「前謙」で器を注文/お雛さま/「ひもろぎ」/「ジォカトーリ」


12円山公園の料亭でお昼(追ってアップいたします!)をいただいた週末の午後、五条の器やさんを訪れてお皿を見せていただいています。おびただしい種類の器が並び、あれこれ見較べつつ、選ぶ楽しみがあります。
13_212_211_2けれど今回はありものを選ぶのではありません。わたしもお手伝いをしている西麻布のお店のためにお皿を作っていただいているのです。100枚単位での注文ですが、ロゴを入れたり、ふちの線あり/なし、という感じでサンプルを作っていただけます。こんなお皿(まだ試作品段階)に、ちょっと深さのあるものも発注、たとえばふちに模様があるものでも、その幅をミリ単位で調整してくださいます。
21「お肉食べるぞ」の気持ちいっぱいで向かった京都ブライトンホテルのロビーで、あでやかなお雛さまを拝見。暖かかったこの晩、もう春はそこまで来ていると思わせました。翌日吹雪になるなんて思えなかった!
3132東京から、春に開店する西麻布のお店のスタッフを迎え、5人で「ひもろぎ」へ。また川井照久さんに焼いていただいています。「お不動さまみたいね♪」なんてみんなで華麗な焼きパフォーマンスを見つめます。川井さんは淡々と、それでいて的確なペースで目の前で調理してくださいます。鮮やかなお仕事ぶりは、出されるお料理がおいしいという以上に何とも心地よいのです。鉄板焼きって絶対飽きない、間違いなくおいしい、盛り上がって楽しい!
3334コースは先日とほぼ同じものです。伊勢海老かあわびを選べて、ふぐの白子焼きやら鉄板天ぷらやらの後に村沢牛が供されます。わたしはいつも通りフィレ肉、焼き加減はア・ポワンより少し手前くらいにお願いします。やわらかで、いい香りを残しつつすっと溶けるようで、「あじわいのむさぼり」をまたむさぼっているな~わたし。
41先日のどら焼きデセールが楽しかったので、今回もまたお願いしました。バナナやりんごを焼いて中にはさんでちょいちょいと作ってくださいます。ただしその前に鉄板を、削ってるんとちがうか? というほどきれいにしてからですから、お手間がかかります。肉42_2の脂っけを一切拭い去って、ピカピカにしてからデセールにかかるのです。これはオプションで見せてくださった、お子さま連れお客さま向けヴァージョン。子供が大喜びするこのどら焼き、わたしたち大人も「わーうさぎ♪」「ミッキーになってきた」「返したら膨らんだ!」と騒いで、最後まで楽しいコースでした。その後「フェリエ」へシェフに会いに行き、しばしお茶。いつものフレッシュハーブたっぷりのアンフュージョンです。
51間之町二条下ルの「ジォカトーリ」の桑原正宏さんは研究熱心です。いつも試作して新メニューを考えていらっしゃいます。しばらく前に伺ったらリゾットが登場していました。生ハムと大量の甘いキャベツのリゾットは春の香りでした。 またいただきに伺います。
6162636465ドルチェがすごい。食後にさらりといい印象で締めくくるにふさわしいものばかりが多彩に用意されています。定番もの、季節限定、ほとんど試作だけのもの・・・ほんといろいろ、その日どれに会えるかは訪れてのお楽しみです。フルーツトマトのコンポートのタルト、マンゴープリンとすだちのタテ位置ゼリー、胡麻のパンナコッタ みりんがけ、そぼぼうろ入りボネ(ショコラのプリン=わたしの選択)。全部お味見させていただきましたがどれも冴えたおいしさなのだ\(゜o゜)/
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Au_pana_2ところで、本日のミニメカ話:これにしちゃうかもしれないわ・・・。だってこれなら本当に赤いもん。赤と言われて初日に買いに行ったのに半身がブラウンだった au EXILIM カシオ、なんだか今ひとつ愛がわかないままに半年・・・もう換えちゃうかもよ♪
さとなおさんごめんね♪)  

2008年2月 23日, dans 京都 その他ええ店(食以外), 京都 イタリアン, 京都 ホテル, 京都 肉 |

2008年2月12日 (火)

■ブライトンホテル続き: 稀代のコンシエルジュ~比類なき料理


Akeeeeemi全国100万人の読者の皆さま、こちらはわが友あけ~み、京都ブライトンホテルが誇る稀代のコンシエルジュ・小山明美です。変わることなく夜な夜な食べ歩き、その成果で的確にお客さまをご案内し、お客さまから指名されるまでになって・・・今や引っ張りだこの人気です。その彼女がどかーんと来月号の「料理通信」で京都おすすめのお店をご案内♪ わたしも一緒にお店の選定をして、撮影も無事に終わり、(神さまカメラマンのおかげです(-_-;))これから原稿書きです。(これからが大変なのよ。)彼女がすすめる「お客さまにご案内する京都のお店」の後には、別ページでわたしのおすすめの「京都に出張して来られる方へ」のコーナーもあります。皆さまどうぞお楽しみに<(_ _)>
Clefdorコンシエルジュの国際ネットワーク組織、「レ・クレドール・ジャパン」準会員の彼女、今年の夏には正会員になるとのこと。ますます活躍ね。まだ取材する側/される側だった頃、「お客さまのご要望に応えるのは当然です。期待以上のことをしてご満足いただくのがコンシエルジュの仕事です」と、ばしーっと言った彼女、かっちょいい~♪ と思いました。極端な食べ歩き癖や嗜好が似ていることもあって、あっという間に友達になったのだけど、まあ人心掌握術に長けていることよ。(世渡り上手とも言います。)一瞬でどういう人かを見抜いて、何を望んでいるかがわかるみたい。だから必要な情報を差し出すことができるのね。自身の食べ歩き好きもそこに加わって、この人のこの仕事、もう天職だ。さらに声が裏返ってお愛想を言う時のおかしさったらなくて、「カメラマンの神さま」登場を見つけるなり、いきなり発声法を変えて「ハリー先生~♪ いらっしゃいませ~~♪♪」となる。「たっきー(シェフの滝本将博さん)に×××(閉店した洋食店)のハンバーグを再現させよう。彼ならきっとできるだろう。」なんて、金メダリストにハンバーグを作らせることを勝手に決めておいて、シェフがやってくるやいなや、「シェフう~♪ 今日もお肌がきれいですね~~♪♪」と上ずった声で揉み手してんの。(-_-;) わたしにさえスリスリとすり寄ってきて、「エリちゃん、エリちゃんは尊敬するお姉さんだよ、一生離れないよ~♪」とかなんとか。わたしはこれを言われるたびにお腹の底から笑いがこみ上げてきて、「そんなん言わんでも大丈夫、ずっと仲良くしよう。あけ~みのようにおもしろい人は稀有なんだから!」って思うんだけど。とにかくこの人のやり口には笑いが止まらんのです。
Visavis3その金メダリスト、シェフの滝本将博さんによる「ヴィ・ザ・ヴィ」のお料理です。春の近郊地場野菜  ハーブ・野草のコレクション クラシカルな技法で… ミレジム2008 ガルビュール・ベアルヌ風。精緻に洗練された料理、美味なこと比類なきものです。扶桑社京都シリーズより、春に刊行のムックに掲載されるもので、ちょっと予告編です。詳しくは本を(ご購入の上)ご覧ください。発売の頃、また告知いたします。

2008年2月 12日, dans 京都 ホテル |

2008年2月11日 (月)

■「ひもろぎ」で鉄板焼き 2008年冬


12_234_2京都ブライトンホテルの「ひもろぎ」で、東京から視察に訪れた若き料理人を案内して5人で鉄板焼きランチです。料理長の川井照久さんにお願いしようとすると予約が大変でした。けれどお昼の2回転目、13:30から焼いていただけることになってラッキー。以下ひとり2万円ほどの夜のコースです。オードヴル。グラスにふぐとうに。村沢牛のお寿司。
11_412_3これから焼かれる食材がプレゼンされます。稀少な村沢牛、約750g。魚介はあわびか伊勢海老から選べます。
21_322_3鉄板天ぷら。たっぷりの油で、衣をからめながら実にうまい具合に天ぷらが作られます。帆立貝と筍です。
31_332_3目の前で繰り広げられるライヴ感が鉄板焼きの魅力です。食べている時以外は焼いてくださる川井さんの手元を見つめています。鮮やかで無駄のない所作、料理が仕上がっていくさまを眺めるのが楽しいのです。わたしはあわびじゃなくて伊勢海老。半身が供されます。香ばしくて旨みがたっぷり。ここらへんから「後は野となれ」状態に移行し、ただ食べるモードに。すべてはすっ飛んでいます。
41_342_343_244ふぐの白子焼きが組み込まれていました。プレゼンされた生の白子は大きくて丸々していて、見るからにおいしそう。 とろりとやわらか熱々の白子。下仁田ねぎが甘くてよく合っていました。 そして肉へ突入です。フランベする時に、一瞬ごーっと火が上がってハデです♪
51_352_3フィレをひとり150gです。2度に分けて。これが1度目。すーっと歯が入る軟らかさ、上品な旨みです。61_3
62_3サラダをいただいている間に、 2度目の肉が焼かれてすぐに供されます。ひと切れひと切れ、わさびと塩、醤油、ポン酢など好きなように食べられます。わたしは何でも、あるかなきかの塩気で十分なので、ほんと塩でも醤油でもチョンチョンと箸先で付けるだけ。できるだけナチュールで素材自体の味を感じたいと思います。
71_372_3締めご飯はお茶漬けと炒めご飯と選べます。やっぱり炒めご飯。いい香りと共に、またたく間にご飯が炒められます。ご飯茶碗によそっていただいて、何を食べようと締めはご飯だ~♪と思います。これに赤だしとお漬け物が付きます。
81_38283食後も鉄板ならではの品。まずバナナが焼かれて、追ってどら焼き生地もこんがりと黄金色に焼かれます。そしてバナナを中にくるりと巻く。見ているのが楽しくてしょうがないです。小さなグラスのアイスクリームも添えられて、きれいなデセールのひと皿に仕上げられました。肉も魚介も質のいいものを選び、確かな技術で鉄板焼きのわかりやすいおいしさをきちんと前面に出した、安心していただけるお店だと思います。それに鉄板焼きを昼間、自然光のさす時間にいただくのは、ちょっと贅沢をしている気分ですてきでした。満腹感は長らく続いたけれど、もたれた感じは全くなくて、むしろ軽やかだったくらいの印象。後々おいしかったな、サーヴィスも心地よかったな、きれいでよかったなとトータルでいい気分になれる、非常におすすめの鉄板焼きです。

2008年2月 11日, dans 京都 ホテル, 京都 肉 |

2008年1月11日 (金)

■「うさぎ亭」と「なかじん」さんのこと、「フェリエ」の野菜カレー


1全国100万人の読者の皆さま、前回「しばしお休み」なんて書いたものだから、「サイトはいつ再開?」ってメールやら電話やらいただいてしまいました。ご心配ありがとうございます。入稿やら嵐のアポ入れで多忙だっただけではなく、実はちょいバテでもありました。何日間か、食べる端からお腹こわしたりして、これってわたしにとってわりと致命的\(゜o゜)/。。。機嫌はいいのに具合が悪いということが時々起こっちゃうのは職業病か? だってどう考えても常に食べ過ぎ、栄養過多。よく、「食べたものすべてアップしているのですか?」と聞かれますが、ぜーんぜんそんなことはなくて、これよりもっといろいろ食べてます。3_32_5そして写真はおなじみ「小豆家 うさぎ亭」のお昼、良心のかたまりのランチです。メイン料理(大抵は豚肉で、いろいろなヴァリエーションあり)の他に小鉢があれこれと合わされ、手の込んだ充実のセットです。ソルベはカフェの風味。これをアイスコーヒーに浮かべてもおいしかろう♪ さてどうしてわたしが今日こちらのお話をするかというと、「虚無蕎望 なかじん」さんのことで読者の方から多数のメールを頂戴しているからです。詳細はこちらにある通り、健康上の理由で閉店される決意をなさったことを「なかじん」さんはこのお正月、サイト上で発表なさいました。この発表後、読者の方々からわたしのところにいただいたメールが、「すごいショック」「もうあのお蕎麦食べられないの?」「その後どうなさるのですか?」「どうか閉店前に訪れてまたアップしてください」などなど、悲嘆が大きいものばかりだったのです。・・・だからお伝えいたします。お蕎麦はしばらくいただけないと思います。でも、いまひとりで「うさぎ亭」を営む愛妻・薫さんと共に、今後はこの「うさぎ亭」で「なかじん」さん=中村一臣さんのお料理もいただけるようになるのです。長らく中村さんはご自身の体調とお店のあり方、そして薫さんのお店の状態や子育てをしつつ頑張る薫さんの奮闘を考え併せてさまざま思案していらっしゃいました。古川町商店街の「素料理 虚無蕎望 なかじん」も資金を投入してリニューアルオープンなさってまだ1年と少しということもありました。当然存続させていきたかったと思います。けれどお蕎麦に命をかけてきたのに蕎麦アレルギーになりつつある状態、さらに薫さんは実は元から蕎麦アレルギー。 蕎麦はもう無理かもしれない・・・けれど蕎麦なしでなら、一緒にまた料理ができる! 一緒にやれば、お昼が主力の今のお店が、夜の中村さんのお料理でさらに効率よく回る! そういう結論に至られたのです。思い切りがよくて、すばらしいアイデア。薫さんなんかすでにちゃっかり、「お昼の仕込みをおとうさん(=中村さん)に手伝ってもらえるわ~♪」なんてうれしそうにしているのです。ああ~、仲良しでいいなあ。
以上のこと、わたしもお正月明けに伺ったことですが、「あまりに皆さんの悲嘆が大きいから、お話ししていい?」ってわたし確認したのでした。とりあえずあの「粗碾き蕎麦」がいただけなくなることはわたしもかなり悲しいのですが、でもそれも、いつかまた機会と場を得て中村さんがマイペースでお蕎麦打ちをなさることもあり得ると思うのです。それより何より、単純なわたしは、家からごく近い「うさぎ亭」で春からおふたりの料理が食べられるようになることがうれしくて仕方がありません。「うさぎ亭」は2月末に少しお休みして店内を一部改装をなさるとのこと。何でもご自身でなさる頼もしい中村さん、「中村工務店」なんて薫さんは笑ったりするのです。春には「今週は果たして何台四つ葉のタクシー見たか?」なんてお話をしつつ、「なかじん」料理で夕食ができるようになります♪
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Currydefeerieそしてせっかくだから見せちゃうこのカレー、京都ブライトンホテルのテラスレストラン「フェリエ」の野菜カレーです♪ 元日のスペシャルなフレンチボックスに、お赤飯の代わりにカレーを入れていただくというヒンシュクなことをしたわたし、その1週間ほど後に伺った際にはマジメに野菜カレーを注文、大変おいしくいただきました。野菜がたくさん載って、(今回はご飯につんつん突き刺さりヴァージョン、)香味豊かで鮮烈、カレーソースがまた優しくも深い味わいで、わたしにとってやみつきカレーなのです<(_ _)>

2008年1月 11日, dans 京都 ホテル, 京都 和食 |

2008年1月 1日 (火)

■ 2008年お正月@京都ブライトンホテル


IkenoboIkenobo2全国100万人の読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。というわたしはほぼいつも通り、普通の気持ちのままで、やっぱりあたふた、元旦時点であとまだ300枚、住所シール貼ったままでひとことも書けてない年賀状が机に積み上がってたり。どんな時でも日常の気持ち、日常のリズムからかけ離れるのが好きじゃなくて、街なか・文明のさなかで「いつも通り」の暮らしをしているのがわたしの幸せなのです。月が替わっただけで「おめでとう」と言うのも、実はなんだか違和感があって、(とはいえ全然言わないのも反社会的だから言うけど)、ひたすらいつも通り、ふだん通りに。その「いつも」「ふだん」が毎日お祭り騒ぎだから、もうこれ以上騒げないってこともあるかもしれない。(-_-;) 一般に人が祝うことをあまり祝おうとしないのはヘンなんだけど、でもわたし友人の誕生日なんかはかなりちゃんと覚えていて大事にするのよ。だからこれでもバランスかろうじて取れてる!?
Conci1Conci2とはいってもせっかくの祭日ですから、楽しいことを! というわけで向かったのはいつもの京都ブライトンホテル。ロビーではわが友・あけ~みが働いているではないの! あけ~み=稀代のコンシエルジュ小山明美、元日はヘアメイクもばっちりと、美しい総しぼりの着物姿です。あけ~み指定で用件を依頼したり問い合わせをしてきたりする「あけみ付のお客さま」をいまや多数抱え、大した人です。この人だいたい世渡りもうまいんだけど、あふれる(そして笑える)エピソードは追々披露するとして・・・
Conci3_2そして注目! 企画・広報の林惠子さんの着物の似合いっぷりったらハンパではありません。女将の風格よ。上七軒からちょっと出かけていらしたのかという感じ。宇宙人あけ~みの後見人にして仕事熱心な惠子さん、いつでも女将業もOK! お客さまに頼られるし、わたしも頼る。今朝は5時におうちを出られてヘアメイクと着付けされたと。お正月もお盆もない、365日休みというものがないホテルに勤める人の話を聞くたび、すごいご苦労をされていると思うのです。
001_2そしてテラスレストラン「フェリエ」へ。「正月早々うるさい。あなたはお子さまランチ食べてなさい」といつか言われたことをまたシェフに言われました。ということではないのです。これはお正月限定、フレンチボックスという1日限定20食の料理。「旗があれば楽しいのに♪」といったら、さすが企画広報の林惠子さん、一瞬いなくなったと思ったら出力して作ってきた~\(゜o゜)/
012まずはかぶのスープ。お正月の演出にお餅が浮いています。そしてフレンチボックスの全容・・・実は一箇所、正しいフレンチボックスとの違いがあるのです。
34567_28デタイユを見せるとこんな。本当はご飯部分がお赤飯なのです。それをカレーに差し替えていただいて・・・わがまま激しくごめんなさい<(_ _)> 「カレーが食べたい。お正月でも普通にカレーが食べたい。野菜カレー絶対食べたい」とわたし事前にシェフに伝えておいたのだけど。ここの野菜本当においしんだから。・・・でもせっかくだからボックス食べるようにとのシェフのお言葉。「でもカレーってばあ!」と無茶をいい、サーヴィスの外村さん迷惑をかけました。折衷案でお赤飯がカレーに差し替えられてこういうことに。ああ~後からものすごく恥ずかしい(-_-;)・・・皆さんこんなことをしてはいけません(誰もしないと思うけど (-_-;)(-_-;))。 でも本当においしかった。カレーも、他のシャルキュトリや魚介も。これで1年元気に暮らせます。反省して、またきちんと野菜カレーもいただきに参ります。ちなみに、「フェリエ」ではお正月でも通常メニューを(通常料金のままで)していらっしゃいます。偉いです。(だからカレーだけの注文も可能なのよ~。)
1112French_box_2デセールにはフルーツに、ハーブの風味のジュレ。そして食後にいつものハーブティ。これで身体の中がきれいになりました。フレンチのお惣菜さまざまたっぷり(でおいしい)フレンチボックスは1月3日まで、ランチタイムにいただけます。
そして、正しいおせち料理も実はこれに先立つ31日、すでにいただいているのです。それは明日!

2008年1月 1日, dans 京都 ホテル |

2007年12月19日 (水)

■「パティスリー エクスキーズ」~撮影、客人、いつもの美味


1_22_2木屋町三条上ルの「パティスリー エクスキーズ」、すごく来たかったのにご無沙汰ごめんね。ノエルの飾りもされて、店内はこんなに華麗です。店主にしてパティシエール、美しいものが大好きな浅見倫子さんは、デコラシオンのセンスがあると思う。パッケージも美麗で趣味のリボンがけも巧み、絵心あっていいなあと感じ入ります。
3_24_2自信作だというシュークリーム。外側はバリバリに硬いのに、割ると中には限りなくとろとろ(を通り越してサラサラ?)なクレームが入っています。歩き食いはできません、アシエットデセールと思ってお皿に載せていただきましょう。このクレームアングレーズの洗練されて美味なことときたら。かなりの名作です。
1112撮影週間であり、同時に試食週間。祇園の「田むら」さんを撮影、翌日改めていただいた充実の昼コースはまたお見せします。祇園の「山玄茶」さんを撮影。巨匠ハリー中西は撮影旅行で札幌だか函館だかさぶいところにすっ飛んでいるので、この日は優しいシゲさん=鈴木誠一さんにお願いしています。神業どころか神さまハリーの一番弟子ですから、神の子シゲさんなわけ。安心して任せます。そしてここは以前「さヽ木さん」があった、なつかしい場所です。ここで何度も食べたなあと思いつつ、今、きちんと独自のスタイルを持ちはじめた「山玄茶」さんの上質なお料理の秘密に迫ります。
2122来ましたキヨシ君が! キヨシ君などと呼んではいけません、こう見えても文藝春秋のエラい人(らしい)西川清史さん。わたしにとってはすごい恩人、仕事上の親です・・・が、例によってヘンなことばっかりおっしゃいました。いや、ヘンなこと言ってこそキヨシ君、わたしは「親が元気でうれしい」という気持ちです。宿泊は京都ブライトンホテルにお願いして、しばしテラスレストラン「フェリエ」でお話。いつものハーブティをいただきます。びっしりぎうぎうという感じで生ハーブがポットに入っていてすばらしくいい香り。
23これよりさかのぼること1週間、お昼に「フェリエ」で4人でいただいたお昼のマダム・デジュネより、野菜の前菜。これは野菜の味と香りが本当に最大限生かされたお皿。彩りもよく、何よりシェフの気合が感じられました。これだけでも完璧、満足。
24そして野菜とフロマージュのオーヴン焼き。これはいつもはカマンベールで作られるものをお願いしてロックフォールで作っていただいたもの。とろりと溶けたフロマージュの香りと強い塩気が味わい深い野菜に絡んで、ちょっとやみつきな味。いつも何でも本当においしいけれど、とりわけ今回は野菜がおいしかった♪

2007年12月 19日, dans 京都 スイーツ, 京都 フレンチ, 京都 ホテル |

2007年11月30日 (金)

■犬猫ショコラティエ~ノエルの準備~鉄板焼き~夜遅ピッツァ


1_42_4ショコラを食べに出かけて、なぜだかこういうことになっているのです。岡崎にある「京都生ショコラ オーガニックティーハウス」、古風な日本家屋の畳のお部屋でショコラやケーキだけでなく、オーガニックフードもいただけます。お座敷暮らしの猫ちゃんが、呼んでもないのになぜかどっかとわたしの膝の上に乗っかって、すやすやすや・・・。めちゃくちゃ人懐こくて、たっぷり愛されて育ったに違いない猫ちゃんです。かわゆ。
345毛並みのいいイングリッシュセッターもいて、この子もいい子なのです。飲食店で動物というのはちょっとヘンだけど、犬や猫が好きな人ならメロメロ必至の不思議なカフェです。お皿盛りの生ショコラはスイート、抹茶、ビターと3種類です。わたしはタンポポコーヒーというのと合わせてみました。ショコラは実は体験済み、おいしいことはわかっています。「カフェ・ヴェルディ」で定番メニューとして置いていらっしゃるからです。一度お店にと思って、撮影の合間にやっとこさ訪れました。どことも較べられない、独自のお店です。