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2015年12月25日 (金)

■ 「点邑」のお料理付き天ぷらコース


■ 全国100万人の読者の皆さま、24日お昼は大好きな「点邑」さんに伺ったエリーでございます。お料理付の天ぷらコースをいただきました。
■ おいしいのわかっているけれど、今回もまた、お料理ひと皿ひと皿、天ぷらは一品一品、神がかりだと思いました。天ぷらはいずれも、ひと口めさくっと歯を入れた瞬間、頭の中でファンファーレが鳴り響きました。さくさく感がすばらしい。ねぎなど香りがすごい。湯葉の、中のとろとろ感見事。多分ここで初めてのさつま芋もほくほくほく、噛めば甘みがふわーと広がりたまらなくいい感じ。定番の名作、海苔とうにもこのこもいただいて、お椀はすっぽんだったし、冬の「点邑」さんのエスプリを全部いただいたと思います。
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●帆立、にんじん葉、焼き舞茸、生麩、煎り松の実の胡麻和え
●ぶりお造り
●穴子寿司
●すっぽんのお椀 葛切り、お餅
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●海老
●ねぎ
●このこ
●湯葉
●海苔とうに
●さつま芋
●くわい
●穴子
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●天茶
●ラ・フランスのコンポート
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Img_8741jpga●ぶりのお造りと、
Img_8745jpga●帆立、にんじん葉、焼き舞茸、生麩、煎り松の実の胡麻和え
Img_8747jpga ●穴子寿司
口当たりふんわりでたまらなく美味。わたしは穴子はあまり積極的に食べないけれどこれは別格。
Img_8749jpgb ●すっぽんのお椀 葛切り、お餅
しみじみしんそこ美味、温まりました。ずーっとしばらく身体ぽかぽかしていました。
Img_8757jpga Img_8758jpga ●ここから天ぷらで、海老
Img_8760jpga ●ねぎ
少し焦がして、ものすごく香りを立たせています。熱々で、中はとろりとやわらか。
Img_8766jpga ●このこ。定番の名作です。お酒が合います。
Img_8767jpga Img_8769jpga ●湯葉
外パリパリで中とろとろ、すごく加減がいいです。
Img_8772jpga ●海苔とうに
ををー、定番名作また出ました<(_ _)><(_ _)> バリっとした海苔の中に、熱々の、溶けるようなうにです。おいしいのわかっているが、これやっぱりおいし(*_*)(*_*)
Img_8776jpga ●さつま芋
これも焦げめがわずかついたくらいまで揚げてあって、甘い甘い甘いお芋の香味を、揚げることで500%引き出しましたという感じ。びっくりするほどおいしかったです。
Img_8778jpga ●くわい
擂りおろしてまとめて揚げたもの。
Img_8782jpga Img_8786jpga ●穴子
小林紀之さん、本当に優しい接客をしてくださいます。ほんわかあったかくて、気持ちが和みます。穴子のバリバリサクサクサクなこと、穴子を自分からは食べないわたしですが、これは別。ほんとーーーにおいしかったです(T_T)(T_T)
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Img_8787jpga ●天茶
天丼や白ご飯とちりめん山椒の選択もありますが、わたしはいつも天茶です。油ものがのっているのに、さわやか~な締めご飯です。後味すっきりします。
Img_8793jpga ●ラ・フランスのコンポート
■ 9月に移転した後の「点邑」さん、本当に価値があると思ったお昼でした。
麩屋町通からお店エントランスまでのしばしの路地もすてきだし、店内はすっきりと粋で居心地がよくて、次はまたいつ伺おうかしら?と本当に楽しみになるお店です。
お店の風情は初出投稿をご覧ください。
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「点邑」(てんゆう)  電話 075-212-7778(前と同じ)
京都市中京区麩屋町通三条上ル西側
11:30~13:30、17:30~21:00
1階2部屋(最大8名/最大4名)2階がカウンター10席
全席禁煙
1994年5月20日開店、2015年9月18日移転開店
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★冒頭で「ファンファーレ」と言ったのは、
ロシュフォールの恋人たち」(フランス、1967年、ジャック・ドゥミ監督)の、
「双子の姉妹の歌」の冒頭部分のファンファーレです。
(わからん人はyoutubeにあるから見てみてね。)
若きカトリーヌ・ドヌーヴと、当時まだ生きていたお姉さんのフランソワーズ・ドルレアックが「田舎にいるのはいや。パリに出て才能を試したい」と歌って踊ります。
粋でおしゃれで泣けるほどかわいいです。(*_*)(*_*)
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(2015-12-25)

2015年12月 25日, dans 京都 天ぷら京都 和食15後半 |

2015年10月21日 (水)

■ クラブエリー食事会@「点邑」


■ 全国100万人の読者の皆さま、クラブエリー食事会報告のエリーでございます。10月の2つめのクラブエリー食事会は、9月に移転オープンされた「点邑」さんにお願いしました。今日もうまくいったのです\(^o^)/\(^o^)/
■ 「点邑」さんの、1階2階全部貸切でお邪魔しました。人数が多くてもいつもと少しも変わらず、ものすごくいいテンポで、お料理と天ぷらをぽんぽんと出してくださいました。おかげで皆さん喜んでくださってほんとよかった(^o^)(^o^)/

Img_5685 ●写真は、1階のお部屋その1で、「家庭画報」最新号を見ながら「まさに今わたしたちがいるこのお部屋♪」と喜ぶ之図。
Img_5693 ●2階カウンターは11名分の席を並べていただきました。
●1階、もうひと部屋にも4名。しかし小さいお部屋の分、皆さんの顔がはっきりしすぎちゃうから、写真アップは控えておきます。<(_ _)><(_ _)>
■ 献立はこんなでした。
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(お料理)
●かますの炙りのお造り
●にんじん葉のごま和え
●鱧と松茸と焼き茄子のお椀
●野菜の焚き合わせ
●のどぐろ塩焼き
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(天ぷら)
●海老
●いんげん
●湯葉
●きす
●さつま芋
●生麩
●椎茸
●鮎
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(ご飯は以下から選択)
●天丼
●天茶
●白ご飯
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●いちじくのゼリー
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Img_5681 Img_5682 ●お料理のおいしさが際立っていると思います。
Img_5688 ●1階はこのようにお皿盛りで、3回に分けて天ぷらを出していただきました。
Img_5704 ●2階カウンター席は、一品ずつ揚げながら供されました。
Img_5707 ●最後のご飯ものは、圧倒的に天茶が多かったです。
Img_5694 ●料理長の小林紀之さん、マダムの由紀さん、スタッフの皆さまに御礼申し上げます。
参加してくださったクラブエリーのメンバーの方々もありがとうございました。
■ クラブエリーは開催するごと、幸せな気持ちになります。ひとえにお店のお料理ともてなしのおかげなのですが、皆さんに喜んでもらえたら、わたしもちょっといいことしてるかもなあ♪って気持ちになれるのです。御礼です<(_ _)><(_ _)>
■ いやー本当に、終わってからのメールでの皆さんの反応もめざましくよかったです。心底おいしかったって。だからまた季節を変えてお願いしようかしらんと思っています。
いずれにしても、わたしはまた伺います~♪(^o^)(^o^)/
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「点邑」(てんゆう)  電話 075-212-7778(前と同じ)
京都市中京区麩屋町通三条上ル西側
11:30~13:30、17:30~21:00
1階2部屋(最大8名/最大4名)2階がカウンター10席
全席禁煙
1994年5月20日開店、2015年9月18日移転開店
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クラブエリー  わりと好評です\(^o^)/\(^o^)/
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■ クラブエリーへのお問い合わせとご登録は、
フルネームと携帯電話の番号とメールアドレスを明記の上、
pxk13163★nifty.comへどうぞ。(送付時は、★の部分を@に変えてください。)
登録フォーマットをお送りします。
ご注意:携帯のメールアドレスでも全く問題ありませんが、でもどうか、
必ずこちらからのPCメールを受信する設定のメールアドレス
からお送りくださいませ。
★初めからどうぞ「江里さん」や「エリーさん」など、名前でお願いします。
ここは日本でわたしは日本人ながら、「関谷さん」と苗字で呼ばれるのが本当に好きじゃないんです。誰もが、その人自身の名前をもっと大事にするべきだと思っています。
クラブエリーではみんな名前呼びです。
★ついでに、「ら抜き言葉」も厳禁ね(^o^)(^o^)
れるとか食べれる、着れるとか来れるとか厳禁!
られる、食べられる、着られる、来られるです。
「あながちら抜き言葉の全部が間違いとも言い切れない」などのご意見不要です。
問答無用できらいなんです。
よろしくお願いいたします<(_ _)><(_ _)>
■ クラブエリーの、今までの記録
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(2015-10-21)

2015年10月 21日, dans 京都 天ぷら●クラブエリー |

2015年10月13日 (火)

■ 「点邑」で初めて天丼/クラブエリーは来週!


■ 全国100万人の読者の皆さま、「点邑」さんで天丼をいただいたエリーでございます。お昼だけいただける天丼です。
Img_5326jpgb ■ 基本わたし、ご飯は白いままいただきたいので丼はほとんど食べないのだけど、これ初めていただいてみて、ものすごく調和よく、おいしいと思いました。海老2尾、大葉、いんげん豆、舞茸、湯葉、穴子、さつま芋とのっています。たれはごく薄めにかかっていて、ご飯はおつゆでだくだくになっていないし、天ぷらのさくさくも損なわれず最後までいただけたのでした。よかったー\(^o^)/\(^o^)/ これに味噌汁、香の物とついて2200円+税。価値ありました。<(_ _)><(_ _)>

Img_5315jpga ■ オプションで、丼の前に2品いただきました。くじらの鹿の子、生姜醤油に、
Img_5318jpga ■ すっぽんのせせり身。小皿ながら、いつもあるものではなく、とても贅沢なものでした。
Img_5333jpga ■ さらにこれもオプション、いちじくのゼリーでした。
「点邑」さん、移転後のコース料理とお店データはこちら
(来週のクラブエリーでは、
これと同じ料理と天ぷらをいただけるわけではありません。参考までにということで。)
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★★急ぎご案内です!
上の丼食べは、来週のクラブエリーの打ち合わせがてらだったのですが、
なんと1週間前にしてキャンセル1席出ましたー! 
10月21日(水曜)お昼
クラブエリー食事会@「点邑」さんで神技の天ぷらをいただく。
お昼にお料理付の天ぷらコースをいただきます。
ご都合よろしい方、いらしてくださーい\(^o^)/\(^o^)/
よろしければメールで、どうぞ詳細をお尋ねください<(_ _)>
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クラブエリー  わりと好評です\(^o^)/\(^o^)/
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■ クラブエリーへのお問い合わせやご登録は、
フルネームと携帯電話の番号とメールアドレスを明記の上、
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ご注意:携帯のメールアドレスでも全く問題ありませんが、でもどうか、
必ずこちらからのPCメールを受信する設定のメールアドレス
からお送りくださいませ。
★初めからどうぞ「江里さん」や「エリーさん」など、名前でお願いします。
ここは日本でわたしは日本人ながら、「関谷さん」と苗字で呼ばれるのが本当に好きじゃないんです。誰もが、その人自身の名前をもっと大事にするべきだと思っています。
クラブエリーではみんな名前呼びです。
★ついでに、「ら抜き言葉」も厳禁ね(^o^)(^o^)
れるとか食べれる、着れるとか来れるとか厳禁!
られる、食べられる、着られる、来られるです。
「あながちら抜き言葉の全部が間違いとも言い切れない」などのご意見不要です。
問答無用できらいなんです。
よろしくお願いいたします<(_ _)><(_ _)>
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Img_5339jpga
(2015-10-13)

2015年10月 13日, dans 京都 天ぷら●クラブエリー |

2015年9月23日 (水)

■ 移転後の「点邑」 のコース


■ 全国100万人の読者の皆さま、移転オープンされた「点邑」さんに伺ったエリーでございます。先日の内覧会の後、予約をお願いして、この日を本当に楽しみにしていました。昼に、夜のコースをいただいてきました。
■ 天ぷらがいいのはすでにわかっていますが、今回改めて仰天するほどいいと思ったのが、天ぷらの前のお料理でした。「調理場が整ったことで、煮物椀もやっとできるようになった」と言って出してくださったお椀(鱧葛打ち、焼き茄子、松茸)は、具材も吸い地も神業かと思うほど突き抜けた美味でした。かますの炙りのお造りの、かますってこんな味していたのか?と思わせた優美な風味。野菜のおいしさがじんわり響き合う焚き合わせに、火入れ的確なのどぐろの塩焼きなどなど、ぴーんと張り詰めて、「かんぺき」 と言えるコースでした。
■ 以下、まずはお料理の写真から。

Img_4171jpgaImg_4168jpga●白和えと野菜の焚き合わせ(冷製)で始まりました。焚き合わせは品のいいおだしがよくしみて、感じ入ってしまいました。白和えは食感と香りがよくて小さな一品ながら、しみじみ美味。
Img_4177jpga●かますの炙りのお造り
生姜醤油で。かますはこんなに優美な味だったかと驚きました。上品な風味ながら、同時にしっかり旨みもあったのです。
Img_4182jpga_2 ●お椀 鱧葛打ち、焼き茄子、松茸
このお椀、ぴたーっと決まって完璧でした。
Img_4185jpga ●のどぐろ塩焼き
この塩加減も焼き加減も、かんぺき~でした。旨みじゅわじゅわ広がって、どうしようと思ったおいしさ。(*_*)(*_*)
Img_4179jpga ●お酒はこれ。これもとろっとして、料理によく合いました。
Img_4190jpga ●ここから天ぷらです。
Img_4194jpga ●海老
Img_4202jpga ●いんげん
Img_4205jpga ●湯葉
Img_4206jpga ●舞茸
Img_4210jpga ●うにと海苔
Img_4213jpga ●さつま芋
Img_4216jpga ●生麩
Img_4222jpga ●鮎
Img_4228jpga ●最後は天丼、天茶、白ご飯と選べて、わたしは決まって天茶です。
Img_4224jpga ●最後、さらさらーっと、これたまらない幸せです。
Img_4229jpga ●いちじくと梨、ミント風味のジュレ。
■ お料理も、さくさくの天ぷらも、神業だと思いながらいただきました。おいしい、おいしいって最初から最後まで言いっぱなしでした。また伺います<(_ _)><(_ _)>
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「点邑」(てんゆう)  電話 075-212-7778(前と同じ)
京都市中京区麩屋町通三条上ル西側
11:30~13:30、17:30~21:00
1階2部屋(最大8名/最大4名)2階がカウンター10席
全席禁煙
1994年5月20日開店、2015年9月18日移転開店
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(2015-09-23)

2015年9月 23日, dans 京都 天ぷら京都 和食15後半 |

2015年9月17日 (木)

■ 明日オープンの新しい「点邑」


■ 全国100万人の読者の皆さま、アクロバットエリーでございます。
どういうことかというと、仕事たて込み過ぎ、かたまり過ぎ(*_*)(*_*)
この24時間が勝負、間に合うか?状態。
この緊張感嫌いじゃあないけれど、何かがすっぽり抜け落ちることがないように気をつけなければいけません。忘れてたあああああみたいなことがないように。
それから怪我しないように骨折らないように。(^o^)(^o^)/
とにかくやります。24時間後には少し楽になっているはずです。

1jpga ■ でもこれはどうしてもアップしておきたいので、写真の羅列になるだけかもしれませんがとにかくアップします。
■ 京都を代表する名旅館の「俵屋」さんの、天ぷらのお店「点邑」(てんゆう)さんが移転されまして、明日オープンです。以前の御幸町通三条下ル東側から、麩屋町通三条上ル西側へ。(姉小路下ルの方が実は近いです。)
内覧会で中を見せていただきました。だいぶ雨が降っていましたが、そんなのじぇんじぇん平気、だってものすごく楽しみでしたから(^o^)(^o^)/
3jpga■ アプローチから本当に美しいです。<(_ _)><(_ _)>
4 ■ 入り口の手前です。山里をイメージさせるように木々が配されています。ほんとすてき。
5jpga ■ まず1階のお部屋。「庭坐」というお部屋で6~8名用。)
6jpga ■ このお部屋は大きなガラス窓があり、ゆったり寛げるのです。
あれ? 誰かいる?
7jpga ■ をを、これは!
8jpga ■ 泣く子も笑う、名にし負う「SOU・SOU」の目ピカ社長ではありませんか(^o^)(^o^)/
9jpga ■ これは1階のもうひとつのお部屋、「壺坐」です。4名用。
10jpga ■ そして2階のメインカウンターへ。小林紀之さんがいらっしゃいました(^o^)(^o^)/
11jpga ■ こんな自然光がさすカウンターです。
12jpga ■ お料理を軽くいただきました。取肴盛り込みに、
13jpga ■ 天ぷら\(^o^)/\(^o^)/
14jpga ■ 1階の「壺坐」のお部屋に下りて、鮎の塩焼きと巻き寿司。
2jpga ■ コースをいただきに改めて伺います。ほんと楽しみです(^o^)(^o^)/
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「点邑」(てんゆう)  電話 075-212-7778(前と同じ)
京都市中京区麩屋町通三条上ル西側
11:30~13:30、17:30~21:00
1階2部屋(最大8名/最大4名)2階がカウンター10席
全席禁煙
1994年5月20日開店、2015年9月18日移転開店
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(2015-09-17)

2015年9月 17日, dans 京都 天ぷら |

2014年7月 2日 (水)

■ 夏の天ぷら@「点邑」 おいしかったー\(^o^)/


■ 全国100万人の読者の皆さま、天ぷら大好きなエリーでございます。時々伺っては「おいしいなあ」とうっとりする俵屋の「点邑」さんへ、先日のある日出かけました。
1 ●胡麻豆腐
2 ●鱧の落とし
3 ●まぐろ寿司
4●鮎の塩焼き
5_2 ●鮎の塩焼きに添えられた木の芽酢
6 7 ●海老
8 ●アスパラガス
9 ●ばちこ
10 ●賀茂茄子
11 ●生麩(粟麩)
12 ●うにと海苔
13 ●はぜ
14 ●とうもろこし
15 ●天茶
16●天茶に添えられた香の物
17 ●青梅の甲州煮 赤ワインと白ワインで炊いた梅
■ 何もかも、申し分なかったです。まず鱧の落としおいしかったー! 落としって風味抜けちゃう、絶対焼き霜の方がいい~~と長らく思い続けていましたが、本当においしいふわふわふわっとした落としってあるんだなあと目からうろこが20枚くらいは落ちました。それからまぐろ寿司というのも初めてのパターンではないかしらん。まぐろはねっとりとろりとずるいおいしさでした。鮎の塩焼きも、たで酢ではなく木の芽のお酢と、ちょっとヴァリエーションがよかったです。天ぷらもぜーんぶ美味でした。海老の完璧な火の入り方、賀茂茄子のじゅわじゅわ旨みが広がったこと、とうもろこしほろりほろりの食感と甘味の見事さ、ばちこもうに海苔の定番も、アスパラガスの優美な風味も、もう全部全部言うことなし状態。なのでダマります。<(_ _)><(_ _)>
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側
11:30~13:30LO、17:30~21:00
火曜休み
カウンター10席、3階に座敷10席 全席禁煙
要予約
1994年5月20日開店
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今日も本のコーナー♪ (脳内フランス占領下)
Fumiko_3
世界出張料理人」 狐野扶実子 角川書店
いま読んでいるところです。発売と同時に買っていたのに忘れてたー 
わたしはKindle版を買いました。
狐野扶実子(このふみこ)さんはアラン・パッサールさんのところでスーシェフにまでなった方ですね。 「アルページュ」を辞めた後の出張料理の日々の話、非常におもしろいです。行く先々、違う厨房で料理するというのがすごいと思う。冷蔵庫が壊れていた、オーヴンが温まらなかったといった「あーフランス(-_-;)(-_-;)」も、たーくさんあります!
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(2014-07-02)

2014年7月 2日, dans 京都 天ぷら |

2014年3月11日 (火)

■ 「天ぷら割烹 なかじん」 のお昼コース


10_2 ■ 来月お願いしている講座の打ち合わせがてら「天ぷら割烹 なかじん」さんへ。お昼のいちばん軽いコースを初めていただいたのですが、構成自体は軽いけれど出てくるものの質の良さとおいしさは夜と全く変わらずでした。ものすごく良心的。この丹波地鶏胸肉の天ぷら・・・鶏肉そのもののしっとりしたおいしさ、(中のレア加減見てください!!)衣サクサクの口当たりのよさ・・・理想的でした。ほんとーーにおいしかったです。(T_T)(T_T)
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■ 順番にいきます。昼のコース、いちばん軽いもので、「雪」2800円です。
1_2 ●小鉢 京壬生菜と湯葉の炊いたの
2_2 3_2 ●(5種類から選べる前菜)
茹で野菜のサラダ 自家製鯖のへしこのバーニャカウダソース 温度玉子添え
野菜はブロッコリー、にんじん、かぶ、さつまいも、里芋、ラディッシュ、れんこんなど。
供する直前に熱いソースをかけてくださいました。
4_2 ●サラダ
5_2 ●(5種類から選べるメイン料理)
丹波地鶏胸肉の天ぷらといろいろ野菜の天ぷらセット うに塩を添えて
うに塩が供されて、天ぷらの準備がされました。
6_2 ●まず丹波地鶏の胸肉。これが、以前チキンカツでいただいたのと同じ鶏肉だわ・・・旨いです!!
7_2 ●土鍋炊き有機ご飯、お漬物、お味噌汁が供されます。ここでご飯をいただくのって、「うさぎ亭」以来のことだー!と感慨にふけったり。
8_2 ●野菜が、かぼちゃ、椎茸、れんこん。どれもが熱々でジャストな状態です。天ぷらがこんなにおいしいか、それもこのお値段でいいのか?とすでに感動。これで野菜終わりと思ったら違って、この後、
●よもぎ麩、
●さつまいも 
と、ひとつずつ揚げたてを供されました。
9_2 ●そして最後にまた丹波地鶏胸肉です。鶏肉に始まり鶏肉に終わります。この構成好きです。\(^o^)/\(^o^)/
10_3 ●冒頭の写真がこれです。最後のひと切れの断面。ずるいようなおいしさ。心底感動しました。
11_2 ●そして1個ずつ仕上げる、炙りたて詰めたてのもなかです。食後の甘味は、この「雪」コースでは別料金となりますが、それでもいただく価値があります。
12_2 ●他にあんみつやらソルベやらあるのですが、いったんこのサクサク感を知ってしまったらリピートせずにいられません。中はアイスクリームと粒あんです。
■ 夜と同レヴェルの質の良さ、テンションの高さに驚きました。ものすごく良心的だと思いました。
ちなみに昨年末の夜のコース
次は4月、楽しみに伺います。
天ぷら割烹 なかじん
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(2014-03-11)

2014年3月 11日, dans 京都 天ぷら京都 和食14前半 |

2014年3月 5日 (水)

■ ザ・リッツ・カールトン京都「水暉」の天ぷら


■ ザ・リッツ・カールトン京都、和食の「水暉」(みずき)さんの天ぷらコーナーへ。「水暉」を入って左手突き当たりのスペース、8席のカウンターです。インテリアは水の流れをテーマにして黒と銀色が基調、シックで華やかです。お昼に、いちばん軽いコースをいただきました。
0 ■ まず素材プレゼンがあって、揚げるものを見せてくれます。何がいただけるかあらかじめわかるのってすごくいいです。
車海老、甘鯛紫蘇巻き、太刀魚、白魚、鳴門金時、舞茸、筍、ばってん茄子、つぼみ菜、空豆。(写真は2名分です。)

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1 ■ 先付。たらの白子、あんきも、ふぐの皮、白菜、春菊に、ちり酢。よく混ぜもっていただきます。
2 ■ 天ぷらは海老の頭、海老の身で始まりました。写真は舞茸/甘鯛の紫蘇巻き。
衣が、「あるかなきかにごく薄く」というのではなく、はっきり、バリバリとした食感として感じられるくらいの厚さで揚げられていました。サクサク、あるいはバリバリ、非常に噛み心地のいい天ぷらです。使う油は紅花油だそうです。塩は5種類添えられました。藻塩、パタゴニアの湖塩、抹茶塩、カレー塩、桜塩。天つゆも添えられましたが、ほとんどを藻塩でいただきました。大根おろしはまん丸にまとめられて汁気ゼロ状態で供されました。天ぷらには大根おろし必須なので、3玉くらいいただきました。<(_ _)><(_ _)>
3 ■ 締めに天茶。煎茶とおだしと選べたので、これはだしをかけていただきました。かき揚げが、ものすごく細く千切りされた野菜やら桜海老やらで、サクサクサクサク、食感サイコーです♪
4 ■ 「水暉」のすべてのコースのデセールはピエール・エルメのものですが、実は会席コーナー、お寿司コーナーと、オリジナルの甘味があるみたい、とわかって・・・お願いしたのは「水暉」料理長・三浦雅彦さんによる酒粕のブランマンジェです。これが驚異的なおいしさで・・・こんなのいただいたことがありません。稀少な黒龍酒造の「石田屋」の酒粕を使われたということで・・・(そのお酒じたいもメニューに載っています) 季節的にもう終わりということで、また違う甘味に切り替わるそうです。
エルメさんのお菓子はロビーラウンジでもパリででもいただけるので(エルメさんごめんね<(_ _)>)ここでは今後ここにしかない水暉オリジナル甘味をいただこうと決めたのでした。
5 ■ 氷にスプーン刺してくるプレゼンもすごいでしょー(*_*)(*_*) 赤いカップにはマリアージュ・フレールの「マルコ ポーロ」のジュレがかけられたカットフルーツです。わたしは酒粕ブランマンジェを、この大きなボウル分くらいいただきたいです。
6 ■ 天ぷら部門の料理長である藤元健司さんです。若いけれど、料理のキャリアすでに20年だって・・・すごいです。手も動くしおしゃべりも同時にできて、カウンター仕事ができる人です。明るくて、話して楽しい人でした♪
■ 「水暉」さん3部門いただいて、すごく印象よかったです。とりわけ会席とお寿司に関しては、京都にこれだけ和食が多くても、競合なし状態と思いました。東京から、あるいは外国からお客さまがいらした時などものすごく重宝すると思います。
会席料理の記録
お寿司の記録
また必ず伺います。
■ 実はあともうひとつ、鉄板焼きコーナーがあるのだけど、お部屋代だけで4万円なので、こちらはすぐに伺えません~。(*_*)(*_*)
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ザ・リッツ・カールトン京都 「水暉(みずき)」
電話 075-746-5555
京都市中京区鴨川二条大橋畔
(二条大橋西詰め北側)
昼夜営業 要予約
2014年2月7日開業
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(2014-03-05)

2014年3月 5日, dans 京都 天ぷら京都 ホテル |

2013年12月15日 (日)

■ 「点邑」で天ぷらのお昼


■ 天ぷらをいただきに、先日のあるお昼、「点邑」さんへ。お料理4品に、天ぷら6種類、天茶と果物で、ほどよい、いいお昼コースでした。

1_3 ●湯葉豆腐
2_3 ●菊菜ごま和え
3_3 ●すっぽんのお椀
5 ●かに酢
*****************
6 7 ●海老
8 ●ねぎ
9 ●いか
10 ●南瓜
11 ●椎茸
12 ●うにと海苔
13 ●天茶(天丼の選択もあります)
14 ●洋梨
■ いつもながら、お料理がしみじみおいしい、天ぷらはどの品もジャストに揚げられて感動深い、天茶でさらりと後味はすっきり~で、完璧ってこのことだと思います。
■ すべてすべて美味でしたが、とりわけすっぽんのお椀はずるいほどおいしいー♪と思いました。それからまさか蟹をいただけるとは思っていなくて大喜び。天ぷらは、海老はいつも通りの、中にわずかに糸1本分くらいのレア部分を残したすごい火の入れ方、椎茸の肉厚で風味が濃いことに感激、南瓜のほくほく加減にも絶句状態で集中していただきました。うに+海苔は定番名作。ほんとーーーにおいしい☆☆☆
もっとしばしば伺いたい、といつも思います。
それから「点邑」さんは20周年です。おめでとうございますー!!
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側
11:30~13:30LO、17:30~21:00
火曜休み
カウンター10席、3階に座敷10席
全席禁煙
要予約
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(2013-12-15)

2013年12月 15日, dans 京都 天ぷら |

2013年8月14日 (水)

■ 「点邑」の鱧しゃぶ付コース


■ 俵屋さんの天ぷら専門店、「点邑」さんです。遠来の客人ありー♪ で、「京都におかえりー」と言いながら3名でいただきました。夏のスペシャリテ鱧のしゃぶしゃぶもしていただいて、何もかも、ほんとーーーにぴたりと決まっておいしいと思いました。
1 2 ●山芋の素麺仕立て
3 ●あこう鯛の造り
4 ●にしん茄子
5 6 ●鱧しゃぶ
7 8 ●海老
9 ●山科とうがらし
10 ●ばちこ
11 ●賀茂茄子
12 ●はぜ
13 14 ●生麩
15 ●海苔とうに
16 ●とうもろこし
18 ●天茶(天丼との選択。白ご飯でも。)
19 ●ジュレをかけた桃
鱧の、甘くてうまみたっぷりだったこと感動的でした。海老の絶妙な火の入り方も変わらずすごいーと思いました。賀茂茄子は外側バリバリで中はクリーミーにとろとろ、とうもろこしのほろりと崩れる心地よさ、甘いおいしさ。それとスペシャリテの海苔+うに、ばちこは日本酒がものすごく合います。パリパリの海苔に、そこからあふれそうなほどのうに。この組み合わせ最高です。本当においし。油で揚げて瞬間で火を通すってすごいことです。
いつも予約でいっぱいですが、早めにお願いして、もっとしばしばお邪魔したい~と思いました。また伺います<(_ _)><(_ _)>
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778 
京都市中京区御幸町通三条下ル東側 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO
(折詰め受取は10:00~13:00)
火曜休み 
(8月19日~お盆休み)
カウンター10席と座敷 全席禁煙
夜は要予約/折詰めは前日までに要予約
昼2310円~、夜8925円~
料理付のコースは12600円~(季節や皿数や内容による)
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(2013-08-14)

2013年8月 14日, dans 京都 天ぷら |

2012年8月28日 (火)

■ 「二条 椿」で美しい、充実のコース


■  「二条 椿」さんもご無沙汰していて、伺いたいと思っていたのです。わたしの本京都 テイクアウト美味図鑑p29 にも出ていただいています。コースが断然お得みたいで、すべておまかせしていただくことにしました。何が出てくるかなー♪と激しく楽しみ状態で、食べる気持ちに満ち満ちて伺いました。
1●鮎の塩焼き 土佐酢ジュレ 野菜はシュガートマト、おくら、ヤングコーン
秋の「竜田川」のお皿で、鮎の塩焼きだけど土佐酢ジュレが風味を添えて、新鮮な気分でいただけました。わーんおいしかった。
2_2●椀盛り あこう、賀茂茄子、早松(松茸)、じゅんさい
盛り盛りたっぷり、充実のお椀でした。吸い地も一流本格的な味なのです。すごく本気なのが伝わってきます。
3●お造りは、丸あなご焼き霜、しまあじ、ひらめ、とろ
とろの上には辛味大根おろし。醤油とぽん酢が添えられました。こちらもたっぷりで、とろは文字通りトロトロ。魚は全部食べ頃という感じでばっちりおいしかったです。
4●のどぐろとうに焼き
のどぐろは脂のりのり。これだけでおいしいのに、またおいしいうにをかけ合わせて、ずる旨いというやつです。器は浜田庄司ですって。
5●ここから天ぷらで、沖縄の塩とヒマラヤのミネラル分多いピンク色の塩が供されます。まず海老。
6●伏見青とうがらし
7●和牛 いちぼ肉 肉のおいしさ、じゅわじゅわと~~!
8●肉の天ぷらに添えられたものがこれで、黒胡椒醤油を、泡雪状態に仕上げたものです。・・・と説明してもらったからよかったものの、今まで何人もおつまみとして食べてしまって・・・ということ。だって何だか止まらないのだものー。
9●すだちでおおわれた、
10●おそうめんでした。ちょっとお口直しにということでした。じぇんじぇん口を直す必要もなかったけれど(^o^)(^o^)でもひと時さっぱり。絹糸かというほど、極限まで細いそうめんでした。
11●とうもろこしと枝豆のかき揚げ
12●ぐじ。天ぷらは素材によって、胡麻油とオリーヴオイル使い分けて揚げてあります。
13●鱧と鱧の子のお茶漬け、梅風味
〆ご飯がこの日はこんなでした。鱧は香ばしく、しかし梅肉が爽やか~で、すべてをすーっと洗い流してくれるようでした。(あり得ない写り込みはごめん<(_ _)><(_ _)>)
14●わらび餅、いちじくの葛焼き、フルーツのジュレ(巨峰、キウイ、桃)
最後までこの充実ぶりです。葛焼きの中に入っているいちじくは、白ワインで一度炊いてあるのだそうです。これは初めていただくものでした。
15●お薄をいただいて、ごちそうさまでございました<(_ _)><(_ _)>
■ ものすごく充実したコースでした。これで10000円て、とても価値があると思いました。粋な店主の小峯充靖さん、料理長の山口拓朗さん(25歳!!)改めてすばらしいと思いました。
17■ さらに、14時~夜中2時で、2時から2時の営業だったのを、12時から12時の営業に変えられたということで、お昼コースが始まっていたのですww 知らなかった(-_-;)(-_-;) こんなの知ったら行きたいではないの。ひどくお得そう・・・早いことまた伺います<(_ _)><(_ _)>
16
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二条 椿」 電話 075-256-2882
京都市中京区二条通寺町東入ル南側(榎木町92-12)
12:00~24:00 休みはHPで確認を
禁煙になったみたいですー\(^o^)/\(^o^)/
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(2012-08-28)

2012年8月 28日, dans 京都 天ぷら京都 和食12後半 |

2012年8月26日 (日)

■ 「点邑」で、鱧しゃぶおいしかったー\(^o^)/


0■ 1週間ほど前に伺った、天ぷらの「点邑」さんです。お料理付で天ぷらのコースをいただいてきました。いつもおいしいけれど、でも特別おいしかったと思います。この日は何もかもが感動的でした。とりわけ夏の間に必ずいただきたい鱧しゃぶ、鱧の状態も特別よかった? この味、一生おぼえておきたいと思いました。順番にいきます。まずはお料理4品から。
1_2●うざく
2_2●鱧の薄造り
3_2●こんなに、薄くきれいな鱧の薄造り初めてかもしれません。
4●鴨ロース
5●肉質しっとり、うまみじゅわじゅわと広がり、すでにかなり幸せです。
6●鱧しゃぶの用意です。ひとりにひとつ準備されます。
7●目の前で骨切りされた鱧が供されて、
0_2●こうして、ほんの20秒ほどおだしにつけて、ぽん酢でいただきました。やわらかな舌ざわり、品のよい甘み、じんわり広がる旨み、おいし過ぎると思いました。完璧というのです。
■ 以下天ぷらです。塩とレモン、天つゆがセットされて、
8●いつも通り、海老から始まります。
9●この絶妙な揚げ加減・・・芯の部分だけに、ごくごくわずか、やわらかな生部分を残して、香りと甘みを生かして揚げられています。もうこれ、感激(T_T)(T_T)
10●ごろんと登場、生麩です。
11●断面はこんな。粟麩です。
12●料理長・小林紀之さんのスペシャリテのこのこです。日本酒を飲まずにいられるでしょうか?(いいやいられはしません!)
13●賀茂茄子です。これがまた、中はクリーム状態というほどに熱々でトロトロです。そして味わい豊かです。しかし外側の歯ごたえはまず、バリっとくるのです。時間をかけてゆっくり揚げているのです。
14●はぜ。これがまた・・・おいしいとしか言いようがない(T_T)(T_T) 中はほくほく、白身魚の旨みがぐいぐいと。感動。
15●れんこん。食感がまったく変わって、しゃりしゃりと嚙み心地よくてたまらないです。
16●こちらも小林さんのスペシャリテ、うにと海苔です。うにはやわらかでとろーっとしていて、あああ、共に日本酒です。
17●とうもろこしのかき揚げ。この、口の中でほぐれる感、粒粒感の心地いいことー☆☆☆ おいし過ぎる。
18●天茶で〆です。天丼の選択もありますがわたしは必ず天茶。かき揚げをバリバリ、お茶漬けさらさら、緑茶が爽やか~で、あまりに幸せ、後は野となれ的に幸せになっています。
19●この蓋物の器大好きで、(「ギャラリー遊形」さんでも売ってます)
20●開けると、ミント風味のジュレがからんだ桃です。甘さと爽やかさを楽しめるすてきなデセールでした。
■ なんだかもう、すべてがジャストにおいしくて、ひと皿ごと目を見張る思いで、うっとりしました。小林さんをはじめ皆さんに感謝。この日は勉強熱心な若き俊英料理人を伴って行きました。勉強になり過ぎるほどなったと思うよ♪ 
また伺います。<(_ _)><(_ _)>
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「点邑」 てんゆう
電話 075-212-7778 
京都市中京区御幸町通三条下ル東側 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO
(折詰め受取は10:00~13:00)
火曜休み 
カウンター10席と座敷 全席禁煙◎
夜は要予約/折詰めは前日までに要予約
昼2310円~、夜8925円~
料理付のコースは12600円~(季節や皿数や内容で変動)
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(2012-08-26)

2012年8月 26日, dans 京都 天ぷら |

2012年7月 2日 (月)

■ 「点邑」で夏の天ぷら


■ いろいろの試食スケジュールでわりと詰まっている今日この頃、けれどどうやっても「点邑」さんで天ぷらをいただきたくて、思いつめてワナワナするほどで(本当に! 笑)、やっとこさ伺えました。\(^o^)/\(^o^)/
あまりにおいしくてすばらしかったので、頑張ってアップします。
■ お料理5皿に、天ぷら10品、最後に天茶という風にいただきました。
1●お料理その1 自家製の生湯葉のこんにゃく
2●(続き) こんにゃく部分。こんにゃく芋で固めた生湯葉です。これは今までなかった食感。くにゃっとしながらふんわりしっとり、食べ心地のいいものでした。
3●お料理その2 あまてかれいのお造り。実に加減がよく、ジャストな状態で出していただいたと思います。
4●お料理その3 賀茂茄子の田楽(揚げた賀茂茄子に田楽味噌)。食感ばりっとしています。「点邑風に田楽を作ったらこうなった」ということです。これ感動しました。
5●お料理その4 にしんと小芋。これは冷たくてまた爽やかになりました。
6●お料理その5 鮎の塩焼き、蓼はとろっとした仕立てでした。わたしは鮎はいくらでも食べられます。ほんといい季節です。和食屋さんで「この季節、鮎ばかりで飽きたでしょう?」なんて言われたりするけれど、毎日でも飽きません!
7●さてここから天ぷらで、いつも通り、海老で始まります。パリパリしていて、うれしいのです。
8●そして海老本体と続きます。この完璧な揚げ具合。
9●アスパラガス。いい香り。衣も火の通し具合もさきほどの海老と違うと思います。バリっとして、心地いいです。中のアスパラガスはすごくいい香り、みずみずしいおいしさでした。
10●うにと海苔。スペシャリテですねー♪
11●とうもろこしのかき揚げ。これ、この揚げ加減、口の中でのほぐれ方、とうもろこし自体の甘さ、すべてが完璧で幸せでした。
12●ばちこ。これもスペシャリテですね。
121●賀茂茄子。これは田楽仕立てでいただいたのに、もう一度普通の天ぷらとしていただきたくて。熱々しっとり旨味じんわりで、たまらなく美味でした。
122●再び鮎です! こちらもさきほど塩焼きでいただいたのに、どうしてもまた食べたくてお願いしました。もうこの大きさが限界だそうで、だから天ぷらでの鮎はもう最後ということでした。やっぱりお願いしてよかった。\(^o^)/\(^o^)/
13●鱧大葉巻き。鱧の骨切りの音から気持ちが盛り上がって、もうわたし堪能しました。
14●梅肉添えでした。
15●最後にれんこん、熱々のしゃきしゃきで、食べ心地がいいです。
16●天茶で〆。(天丼の選択もあります。)
17●デザートに梅のワイン煮。すごくさっぱり。
■ 本当においしいものいただきました。この頃わたしお菓子食べに明け暮れていて、食事のための胃のスペースがわずかになっていたのですが、やっぱりいいお店できちんといただくと、幸せ度が違うとわかりました。店主の小林紀之さんが、本当に優しくて、気持ちがなごむということも大きいです。御礼です<(_ _)><(_ _)>
■ お料理のおいしさ、そして独創性が光ることも、いつもながらすごいと思います。わたしここだけ例外なのです。何かの専門店で、お料理をいただくということが。つまり基本的にお寿司やさんではいきなり握りを注文するし、鉄板焼きならいきなり焼き物が食べたい。いろいろのお料理は割烹でいただけばいいと思っているのですが、「点邑」さんだけは別。天ぷら早く食べたい♪と心待ちにしながらも、お料理でも感動するのです。
■ 雰囲気も好きで、目の前で、今わたしのを揚げてくださっているなー♪と見ているのも楽しいのです。出されたら激速でいただきたくて、お箸持って待ち構えてます。(うそ、写真撮ってるけど~。でもわたし食べるの早いです~。)
あーもう、思い出したらまた伺いたくてしょうがないです。
あ、それから、わたしの新刊、京都 テイクアウト美味図鑑にも「点邑」さんは折詰めで出ていただいています。
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「点邑」 てんゆう
電話 075-212-7778 
京都市中京区御幸町通三条下ル東側 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO
(折詰め受取は10:00~13:00)
火曜休み 
カウンター10席と座敷 全席禁煙◎
夜は要予約/折詰めは前日までに要予約
昼2310円~、夜8925円~
料理付のコースは12600円~(季節や皿数や内容で変動)
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(2012-07-02)

2012年7月 2日, dans 京都 天ぷら京都 和食12後半 |

2011年11月28日 (月)

■ うっとり美味だった懐石天ぷらコース@「点邑」


■ 友、東京より来たる~で、それも同業ライターの小松めぐみさん。とびきりおいしいもの食べてもらいたいではないの。「点邑」さんのお昼に伺い、せっかくなので夜のお料理付のものをお願いしました。本当にしみじみ、心からおいしかったコースです。
1●湯葉こんにゃく 
こんにゃくと湯葉が合わされた、初めてのものでした。
2●(見えないけれど)すっぽん山かけ
口当たりよく細かく切られたすっぽんの身に、山芋がとろりんとかかっていました。
3●ぶりのお造り、炙った皮
ぶりがおいしい季節なのです!
54●鴨肉つくねのお鍋
ねぎ、春菊、豆腐、お餅。これはおだしも何もかもしみ入るようにおいしいものでした。
67●(ここから天ぷら。塩、山椒、大根おろし、すだち、天つゆと共に、)海老
8●銀杏
9●このこ
10_211_2●椎茸
12●海苔に包んだうに
13●穴子
14●天茶
(これはごく少なくしていただいています。)
1516●とろとろの柿にきな粉をまぶしたもの。
■ お料理も、天ぷらも、申し分なく完璧においしかったです。すべてが、なんて程よくて、ちょうどの頃合いに決まっていることかーと感激しつついただきました。もてなしも優しく、ご主人の小林紀之さん、マダムの由紀さん、いつもありがとうございます。<(_ _)><(_ _)>
■ もともと人気のお店な上、ハイシーズンで予約が取り難くなっていますが、どうか少し先にでも予約なさってください。いただくほどにおいしいな~と思って、わたしもまた伺いたくてしょうがないです。一緒に食べためぐみちゃんも喜んでくれたようでよかったー\0/\0/ 1月にまたここで会いましょって約束したほどで・・・それまでしっかり仕事して、生き延びてゆきましょう♪
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側
昼夜営業、火曜休み 全席禁煙◎
カウンター10席と座敷
全席禁煙◎ 要予約
1994年5月開店
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(2011-11-28)

2011年11月 28日, dans 京都 天ぷら |

2011年9月 1日 (木)

■ 「二条 椿」の天ぷらがよかったー\0/\0/


1■ 最近のある晩、肉よ肉! それも天ぷらで。和牛いちぼ肉の天ぷら! 藻塩か、モンゴルの岩塩と共にいただきます。
2■ こちらはモッツァレッラとオリーヴの天ぷら。いや驚きましたー\(゜o゜)/\(゜o゜)/
こちらで一度ご紹介したように、「御幸町つばき」の2軒目のお店、「二条 椿」が8月8日開店しました。バーなのですが、お料理、とりわけ天ぷらを主にしたお料理がいただけるバーなのです。「天ぷらを夜遅にお酒とつまめるお店が京都になかったし」と店主の小峯充靖さん。いいところに着眼なさいました。
■ お料理をいただくのは初めてなので、初回はおまかせコースをいただいてみることにしました。およそ1万円くらいのコースですが、本来自由にアラカルトでの注文OKですし、コースももっと軽いものからあるみたいです。写真はバー照明の中、もちろんフラッシュなど不使用なのでかなり暗い上、影も強く出ていますがお許しを<(_ _)>
3●先付です。(2名分で)鱧の子、蛸の子、蛸柔らか煮、かぼちゃ、たたきごぼう。染付けのきれいなお皿・・・古そうに見えるのですが、今の作家さんのものです。
4●お造りがとろと、韓国の鱧の焼霜。しめり海苔、辛味大根、わさび。
5●吸い鍋。取っ手のついた注ぎやすい土鍋で松茸のお吸い物(2名分)。吸い地をまずいただき、松茸ももちろんいただきました。
6●うなぎの白焼き。バリッと焼けて、(基本的にうなぎは食べないのですが、)これならわたしもいただけるうなぎです。
7●海そうめん、焼き貝柱、土佐酢ジュレ、さいの目にした生姜。これでまた口の中すっきり爽やかになりました。そしてついに・・・
8●天ぷらスタートです。\0/\0/ お鍋が2つかかっていて、(ほかのお客さまいらして撮れなかったのですが、)油が違うのだそうで、①胡麻油と菜種油のブレンド、②オリーヴオイル@「山中油店」さんのもので揚げているということでした。驚きましたー。車えびの身は、胡麻油+菜種油、頭の方はオリーヴオイルということで、いやこれが、強烈においしかったのです。頭はミソ詰まってる? 旨みたっぷりうまうまで、しっかり火が通って、うおーーと叫びそうでした。
9●れんこんは、胡麻油+菜種油で。
10●きすはオリーヴオイルで。
11●冒頭にも出した牛いちぼ肉はオリーヴオイルで。牛肉天ぷらよ\0/\0/ 胡椒ソースが添えられました・・・が、わたしはシンプルな塩の方が肉の味が引き立つと思いました。
12●そしてバジル塩が出てきて、冒頭にも出したモッツァレッラとオリーヴの天ぷらです。オリーヴオイルで揚げたもの。これも、うおーと叫びそうでした。おいしかった。
13●ひと粒、オリーヴの天ぷらをいただき、白ワインを合わせて飲まなければ人生の損失と思い、あわてて注文。モッツァレッラの天ぷらともよく合いました。ワイン+天ぷらなのですねここでは。
14●さつまいもです。胡麻油と菜種油。
15●炊いてから揚げてあります。しっとりほくっとして、そこに衣のサクサクで、いやなかなかすごいです~
16●うろこバリバリのぐじ! 胡麻油と菜種油。これも感動深かったです。うろこバリバリのおいしさは言うまでもなく身の、旨みをかかえもってしっとりじんわりふんわりしていたこと!!天ぷらは以上でした。
17●ご飯ものに、さんまのお寿司、炙ったのと生のと。
18●食後には焼きわらび餅でした。「焼き」わらび餅です! 何とも初めての食感と風味でした。
■ 前半のお料理ももちろんよかったのですが、天ぷらが非常に印象に残りました。よそにない天ぷらで、すごくよかったのです。\0/\0/ 天ぷらバー・・・なんて楽しいのでしょう。わたしまたいただきに伺うと思います。「御幸町つばき」出身の山口拓朗さん、なかなかやるなー♪ と思いました。
■ カウンターはタタミでできています。壁も天井も、木の意匠が凝らされていて、色調も落ち着けます。統一感のあるインテリアが心地いいと思いました。それから店内は禁煙ではありませんが、あらかじめ「ケムリがダメである」と伝えたら、禁煙タイムにしてくださるなど按配をしてくださるということで、それでわたしすごく助かりました。もともと、今は食事の場面で吸う方少なくなったし、回りに遠慮されるということでした。深く安堵。
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「二条 椿」 電話 075-256-2882
京都市中京区二条通寺町東入ル南側 榎木町92-12
14:00~翌2:00
1階がカウンター席、2階に椅子席やお茶室。
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(2011-09-01)

2011年9月 1日, dans 京都 バー京都 天ぷら |

2011年8月14日 (日)

■ 朝日カルチャーセンター講座@「点邑」


■ 朝日カルチャーセンター講座「関谷江里の京都 美味探訪」(毎月第2木曜開催)、ありがたくも結構回を重ね、またいつもと違う感じでと、みんなで揚げたて天ぷらをいただくお昼を企画しました。お願いしたのは「点邑」さん、俵屋さんの経営になる天ぷらとお料理のお店です。ぐるりとカウンターを囲んで本当にできたて揚げたての満足な食事を楽しみました。夏の鱧しゃぶ付スペシャルで、内容はお料理3品、鱧しゃぶ、天ぷら9品、天茶か天丼、デザート。どの品も完璧状態においしくて、感謝しました。
(お料理3品)
1_2●木御庄(きごしょう、とうがらしの葉)
2_2●まぐろ
3_2●鰊なす
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4_2
●鱧しゃぶです。ひとり1台お鍋がセットされました。
5_26_27
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(以下天ぷらで)
9
10●車海老
11●山科唐辛子
12●干しこのこ
13●賀茂茄子
14●うにと海苔
15●小玉葱
16●はぜ
17●とうもろこし
18●鮎
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19●天丼か天茶の選択で、わたしは必ず天茶です。
20●お漬物。この後、桃にミントのジュレをかけたもので締めとなりました。素材によって加減を変えつつ、ジャストジャストな状態に揚げてくださった天ぷら、サクサクで軽やかで素材の香りとおいしさ全開で、天ぷらの醍醐味ここにありよ~♪という感じで楽しみました。以前からずっとおいしかったけれど、よりおいしかったと思います。気のせいかなあ。あ、天ぷらの前のお料理もすごかったのです。あれほど洗練された鰊(にしん)なすいただいたことがないし、まぐろの濃くて肉のように旨みたっぷりだったこと、とうがらしの葉の香り立って爽やかだったこと、すべてすごかったです。いただいたばかりなのに、また伺いたくてしょうがないです。ご主人の小林紀之さん、マダムの由紀さん、そしてスタッフの皆さま、とてもよくしていただきありがとうございました。<(_ _)><(_ _)> おいしそうに食べてくださった受講生の皆さまにも感謝。また来月~♪
「点邑」 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側
昼夜営業、火曜日休み 全席禁煙◎
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(2011-08-14)

2011年8月 14日, dans 京都 天ぷら●朝日カルチャーセンター |

2011年5月 8日 (日)

■ お料理付きの天ぷらコース@「点邑」


0_2■ どのお店も長らくご無沙汰ごめんなさい状態でしたので、だんだんに伺う日々です。最近にいただいた、「本当においしかったお店」その①です。
■ 先日ある日のお昼、御幸町三条下ルの「点邑」さんに伺い、夜のお料理付天ぷらコース(12000円~)をいただきました。これはお昼にお願いすることも可能です。一緒に出かけたのは我らのまゆまゆ京の料理研究家(すでにかなりおせち料理専門家)・小宮真由ちゃんだ~\0/\0/
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●あぶらめの新子の南蛮
●あまてかれいお造り
●ばちこの小吸物
●筍の焼き物(写真)
(以下天ぷら)
●海老
●アスパラガス
●白魚紫蘇巻き(写真)
●生麩
●賀茂茄子
●うにと海苔
●新玉ねぎ(写真)
●稚鮎とこしあぶら(上の写真)
●天茶漬け(写真)
●いちごにミントのジュレ
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1_3■ 焼いた筍、ものすごく香ばしくて柔らかくて甘みがあって、メロメロにおいしかったです。
2_3■ 白魚を紫蘇の葉で巻いた天ぷら、非常に香ばしいものでした。
3_2■ 玉ねぎは甘みが強くてすごく優しい歯ざわりで、これもメロメロ。
4■ 天茶。天丼や白ご飯も選べます。わたしはかき揚げをのせた天茶と決まっています。
■ どれもサクっと食感よく揚がっていて、けれど食材によってその「サク」加減が違うのです。衣が羽衣のように軽いのもあれば、じっくり揚げて、しっかり黄金色に揚げ色がついたものもあります。そのもののおいしさをできる限り引き出すような揚げ方がされているのです。その塩梅が絶妙で、すべてがジャストジャスト。ほんと~~においしくて、わたしまた早く次回、伺いたくてしょうがないです。ご主人の小林紀之さん、いつもお優しくて、けれどとても的確なお仕事すばらしいです。<(_ _)> つき合ってくれた白まゆもありがとうであった♪
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「点邑」(てんゆう) 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み
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(2011-05-08)

2011年5月 8日, dans 京都 天ぷら |

2011年4月24日 (日)

■ 出かけられないのでお弁当 その2「点邑」


1a■ 引き続き校正を見る日々です。出かけられませんが、ちょっといいお弁当をいただきましょうというわけで、「点邑」さんのお弁当です。ずっとずっと、お弁当いただいてサツエーするんだって思いながら、1年半もたっちゃった?
■ もともと「俵屋」さんの宿泊客のために考案されたお弁当です。朝食をめいっぱい召し上がっているお客さまに、軽め、そして手のひらで持ちやすいものをと、「俵屋」ご当主の佐藤年さんと「点邑」料理長の小林紀之さんが考えられたのだそうです。16cm×10cm、高さが5.5cm。玉手箱のイメージで作られたものだと、以前取材をさせていただいた時に伺いました。
2■ 内容は月替わりで、4月は筍ごはんです。これ、コンパクト軽めに見えると思うのですが、普通の折詰めよりも深さがあることがポイントで、実はご飯が取肴の下まで敷きこまれており、軽めといいながらもちゃんと食べ応えのある量が詰められているのです。だし巻き、海老のつや煮、酢取り茗荷、菜の花胡麻和えなどが見えています。
3■ ぐいと引っ張り出してみたのが、天ぷらです。「点邑」さんらしく、やっぱり天ぷらが入っていたら「わーい!」となってうれしいです。白魚大葉巻きの天ぷら、こしあぶらの天ぷら。冷めてもパリっとした食感です。
4■ こちらもぐいと引っ張り上げてみました。筍の田楽です。その前に、うどのきんぴら。結構いろいろ詰められて、ほどよくたっぷり感があるのです。ご飯は品のいい炊き込みご飯、しば漬けと奈良漬も添えられています。お弁当は月替わりで12種類、内容が違う分お値段も違います。この「筍ごはん」は2300円+税で、2415円です。
5■ これは、以前「家庭画報」で12か月分を撮影された時の誌面のコピーです。わたしは新潮社の「旅」2009年11月号の京都のお弁当特集をさせていただいた時に小林さんからいただいて、ずっと大事に持っていました。毎月全く内容が違って本当においしそうです。またいただきに伺います。おかげでゲンコーでたてこもりの日々、次はいつか? と、楽しみになりました。\0/\0/
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「点邑」 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側 火曜休み
お弁当は前日までに要予約、1日10個限定
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(2011-04-24)

2011年4月 24日, dans 京都 天ぷら京都 お弁当京都 テイクアウト 2011~ |

2010年8月 8日 (日)

■ 天ぷら「点邑」の、夏の夜コース


1■ 先週半ば、やっとゆっくり伺えてうれしかった点邑さんです。お昼にいただいた夜コース(12000円)です。カウンターのコーナー=自然光が右手から入るベストポジションに座らせていただきまずご機嫌♪ ●あわびの薄くスライスしたのに、肝を入れた吉野酢。普段はあんまり要らんあわびですが、これはすっといただけました。薄かった分、味と香りだけ楽しめたから。そして肝を混ぜ込んだ、とろんとしたお酢がおいしかったのです。
2●定番の、にしん茄子。
34●鱧しゃぶをここでは初めていただきました。この日は全く予想しておらず、大喜びしたのです。まず供された鱧の姿がきれいでした。ほんのしばしおだしにつけて、ふわっと開いたところを即いただくのです。完全に天ぷらの気持ちで来ていたのに、お昼からなんという幸せ♪(持ち上げのお箸がきれいでなくてごめんなさいです<(_ _)>)
5●ここから天ぷらです。お席はベストポジションでありながら・・・天ぷらはカウンターの上に置かれたお皿にのせられますから、レンズ先端と天ぷらの距離、軽く40センチくらい。望遠で撮ってます(笑)。
6●才巻海老でスタートです。
7●れんこん
8●このこ
9●賀茂茄子
10●はぜ
11●とうもろこしかき揚げ
12●海苔で包んだうに
13●天茶か天丼か白いご飯が選べます。
14●桃と巨峰にワインのジュレをかけたデセール。
●いやもう、全てが何ておいしかったのでしょう。写真を見て思い出したら、走って行ってまたすぐいただきたい気持ちです。揚げたて熱々でさくさくの天ぷら、魚介と野菜が交互に出てきてそれぞれの素材の食感が生かされていました。じゅわりと旨みが広がったり、ふわりと柔らかにおいしさを抱え込んでいたり、絶妙なしゃきしゃき加減の中から甘みが立ちのぼったり。ひと品ずつ大切にいただきました。おいしくて幸せなお昼でした。一緒に行った人たちが楽しかったりおっかしかったりして、おいしさ2倍3倍に増幅したとも思います。ありがと。<(_ _)> また一緒に。
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778 
京都市中京区御幸町三条下ル東側 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 
カウンター10席と座敷 全席禁煙◎ 
要予約 昼2310円(丼)~、夜8925円~
1994年5月開店
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(2010-08-08)

2010年8月 8日, dans 京都 天ぷら |

2010年6月27日 (日)

■ 御幸町で美味な天ぷら/寺町で錫の美器


1■ この週末、東京からいらしたイッセイさんとハルカさんと共に、お昼にいただいた「点邑」の天ぷら盛り合わせです。わたしは(1品ずつ揚げて供されるコースではなく)このスタイルでいただいたのは初めてだったのですが、これはこれですっごくよかったのです。だって、季節の素材の天ぷらが揚げたてで盛り合わせ♪ ぱっぱぱっぱといただけてすてきです。わたしはお料理って、あるスピード感を持って食べないとダメと思っているのです。だって秒速で味も色も香りも温度も変わっていくから。とりわけ天ぷらは目の前に供されたら、もう全世界はそれだけという集中状態になります。美しく揚げられて外側サクサク、中は熱々で味と香りを抱え込んだ天ぷらって、ものすごーくおいしいものですよね。痩せたいとか何とか言っても油っ気ってじぇったいに必要なわけだし、身体がすごく所望しちゃうし。「京都でぜひ点邑さんに」と言い出したイッセイさん偉かったです☆☆☆
●天ぷらの内容は、さいまき海老2尾に、後ろに賀茂茄子、生麩、見えないけれど玉ねぎ、はぜ、グリーンアスパラガス、コーンのかき揚げ、手前の海苔にはこのわたが仕込まれていました。すべてにおいて、よき食感と味と香りを楽しみました。
345●順番が前後しますが、天ぷらの前に供されたお料理3皿です。①お素麺状に細い長芋。冷たいおだしが張られています。さっぱりします。②よもぎ麩を焼いたもの。濃いめのかけだし。③琵琶湖の稚鮎をバリバリに揚げたもの、あんかけ。しみじみおいしいお料理、ほんとすてきです。
2●そしてご飯や赤だし・お漬物と共に、冒頭の天ぷら盛り合わせがこんな風に供されます。
6●最後にフルーツ&ジュレで幸せに締め。お料理だけでなく、静かな空間、優しいもてなしもなごめます。一緒にいただいたイッセイさんとハルカさん、すてきなお昼に感謝。 「点邑」さんまた伺います。<(_ _)>
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「点邑」 てんゆう 電話 075-212-7778 
京都市中京区御幸町三条下ル東側 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 
カウンター10席と座敷 全席禁煙◎ 
要予約 昼2310円(丼)~、夜8925円~
1994年5月開店
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7■ そして、27日、最終20時前に駆け込んだ寺町通の「清課堂」さん。「美器」というタイトルで、京都造形芸術大学の学生さん達とのコラボレーションで企画された展覧会を開催していらしたのです。すてきな山中純平さんを撮らせてもらうのよん♪ というわたしの前にぴょんと出てきたのはキヨさん=木下清孝さん@「ラ・マーサ」でした! 大変な怪我をされたそうですが、こんなに元気でほんとよかった! サングリアが振舞われた店頭で、生ハム切りつつリハビリをしていたって。朗らかな様子からは完全回復って思いましたが、まだ骨折治療中だそうで、どうか大事にしてください~! 
8●「清課堂」さん、今の時季こそ冷たい飲み物をこれら錫の器でいただけきたいと思います。欲しいわ~♪と思うものがあったので、また出直します。
皆さま、「老舗モール」 http://www.shinise.ne.jp/ 「私のお気にいり」をご覧ください。4週目の今、あと2日ほどですが、ちょうど「清課堂」さんをご紹介しています。
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(2010-06-27)

2010年6月 27日, dans 京都 天ぷら京都 器 |

2009年11月 3日 (火)

■「よしおか」で昼の天ぷらのコース


1a_2■ 天ぷらの「よしおか」さん、25年変わることなく天ぷら一筋のお店でいらっしゃいます。東京から京都通いを始めた頃に伺って以来、ものすごーく久しぶりに伺いました。(それも立て続けに。)高倉通りをすとんと下るだけで伺えるのだもの、もっと早く行けばよかった~。お昼、1575円の値打ちある天ぷらのコースです。職人風のご主人が静かに揚げてくださいます。ぽんぽんと出してくださるテンポが早くて、いったんお箸を持ったらぱっぱと食べてゆくのが好きなわたしには、ものすごくうれしいです。●まずこのようにご飯と味噌汁とお漬物、それからサラダが出されます。天つゆと、山椒塩も一緒に。以下の天ぷらはおまかせです。
2a_23a_2●海老、●きす
4a_25a_2●茄子、●かぼちゃ
6a_27a_2●いか、●さつま芋
8a_29a_2●玉ねぎ、●穴子
10a_211a_2●長とうがらし、●れんこん
12a_213a_2●かきあげ、●海老をもう一度出してくださっておしまいです。「ゴールドベルク変奏曲」みたいに、最後に再び主旋律のアリアが来るという感じですてきです。
14a_2●お昼のひととき、ひとりで熱々(鼻が出てくるくらいに熱々)の天ぷらをこのお値段で気兼ねなくいただけて、すごく幸せな気分になれました。軽やかで食べやすいのです。お昼は他に天丼やかき揚げ丼があります。お店には「天」と提灯が出ています。
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「よしおか」
電話 075-351-8537
京都市下京区高倉通仏光寺上ル東側 西前町377-4
11:30~14:00、17:00~22:00
土曜休 
カウンター10席 全席禁煙◎
昼は予約が望ましい、夜は要予約

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(2009-11-03掲載)

2009年11月 3日, dans 京都 天ぷら |

2009年6月 5日 (金)

■ 「点邑」で、初夏の天ぷら 夜コース


1a■ 全国100万人の読者の皆さま、京都でもどうぞ天ぷらを! 名旅館「俵屋」さんによる、優しい品のいい天ぷら、「点邑」さんです。お昼に、お料理(3~4品くらい)がつく夜の12000円~のコースをいただきました。昼だから、後ろからうっすら自然光が差す状態なのがまずうれしかったのです。●揚げたあぶらめ(の新子)の南蛮仕立て。
2a●新玉ねぎのスライスをはずすとこんな。ほんのり温かくて、酸味穏やかで、上の冷たい玉ねぎのしゃりしゃりがコントラストをなす、すてきな先附的なお皿。
3a_2●胡麻豆腐。硬くてねっとり明確な胡麻風味。胡麻ソースも濃厚。
4a●あまてかれいのお造り。
5a●うすいえんどう豆の饅頭。豆のような緑色の器で供されます。
6a●持ち上げをするとこんな♪  あんはとろりんと、うすいえんどうの優しい香りいっぱいでした。
7a●鮎の塩焼き。たで入りの米酢と共に。
8a●琵琶湖の鮎が、塩加減もびしっと、よーく焼いてあります。香ばしくて、少し苦くて、そしてひたすらバリバリで、心地よい初夏の味です。
9a●ここから天ぷらです。まずはアスパラガス。
10a●バリバリの海老。
11a●海老本体。
12a●玉ねぎ。
13a●このこ。
14a●賀茂茄子。
15a●はぜ。
16a●生麩を2種。よもぎ麩と粟麩。
17a●うにと海苔。
18a●コーン。
19a20a●天茶漬の標準量 ●小サイズを所望したらこんな。
21a●デセール、蓋を取ったら・・・
22a_2●いちごに、白ワインジュレ。補助光を当てたらこんな。★季節のものをいただいた~と思える天ぷら屋さんで、ご主人の小林紀之さんも優しいし、穏やかな気持ちで食事ができていいです。ご一緒いただいた方もとても楽しい方だったのだけれど、天ぷらを一切見せず、「天ぷら屋さん」と答えよというわけだから・・・こんなイケズクイズ出さんでもお~!(-_-;)
(2009-06-05)

2009年6月 5日, dans 京都 天ぷら |

2008年12月13日 (土)

■ 「点邑」で夜の懐石天ぷらコース


1a2a 久しぶりの「点邑」さん、「俵屋」さんが経営なさる天ぷら屋さんです。東京から同業ライターの友人タケシさんが来たある晩。彼が未訪で (京都で話題のお店にはほぼ行き尽くした人だから)、さらにわたしも今のいま行きたいところ、ということで即決したのでした。お料理の付く懐石天ぷらコース(15000円~・税別)をお願いしたのでした。●すっぽんの羽二重蒸し。すっぽんスープの茶碗蒸しです。なめらかな舌ざわりで熱々、味わい深くておいし♪ ●柿ときゅうりとかぶら、ごまだれ和え。すべてまん丸にくり抜かれてひと口で。まったく違う香味と食感の野菜と果実が調和よく合わされています。
3a4a●てっさです。季節感たっぷり、透明できれい。●海老芋の揚げたの。海老芋は富田林のものとのこと。とろりと上品なあん地・・・天ぷら食べに来たなんてこと忘れています。1品ずつ出されるお料理に熱中・・・冷たいお皿の後に温かくていいバランスでした。
5a6a●もろこの南蛮漬。たまねぎのスライスがたっぷりのっていて、●南蛮漬はこんな。もろこの繊細な美味に、程よい酸味が合わさってなんだか絶妙♪ そんな飲まないのだけど、ここまで、グラスで白ワインいただきつつです。
8a●ここから天ぷらです。あらかじめ塩、天つゆ、大根おろし、レモンが各々に供されます。まずは車海老。身はしっとり、頭を揚げた部分はパリパリで食感が心地いいのです。もちろん塩でいただきます。うんまーいです。
9a●これが玉ねぎ。アンティエールマンに使って、こういうサイズとのこと。もともと小ぶりなものなのです。口の中でほぐれて、熱くて、ほんといい感じ。
10a●帆立貝柱。中が少しレアで、とろっとしていいます。この食感と味に集中。一瞬さくっとしてから、とろっ、なのよ。上品で、でも明確に美味!
12a●椎茸。これは旨み強いです。噛めばじわじわおいしさが染み出てくる感じ。揚げ方も絶妙なのだと思います。
13a●ばちこと、海苔の中にはこのわた。スペシャリテが出てきました! 酒肴的な天ぷらです。ばちこは形が見えているからいいとしても、このわたはパリパリに揚げられた海苔をかじってみて初めてわかります。粋なことです。
14a●栗かぼちゃは、揚げ過ぎるくらいに揚げますとのこと。ほくほくで、甘くて、熱くて、なんだかすべてすっ飛んで幸せな気分。
15a_2 ●はぜは軽やか、やわらかで、ふんわりしています。一転して優しいシンプルなお皿です。
16a_2●海苔とうに。再びスペシャリテです。生に近いけれど、わずか火が入ったうに、なめらかでとろーっとたまらん美味でした。
17a●穴子はわたしはいただかずだったのだけど、サクサクおいしそうな感じは横で見てるだけでもわかりました。
19a●天丼か天茶が選べて、わたしは天茶。小海老の揚げたのが載って、サラサラいただけます。
20a●デセールは、熟した柿にきな粉。渋柿らしいですが、その渋抜き処理の過程でかなり旨みが染みこむみたい。トロトロになったところにきな粉ふんわり・・・いいアイデアです。★以上大変満足したコースでした。お昼にまたするりとお伺いしたいと思いました。今行くべきところが多すぎて、ちょっと先になっちゃいそうだけど。<(_ _)>
「点邑」
京都市中京区御幸町三条下ル(東側) 
電話 075-212-7778 
11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 
火曜休み 
カウンター10席と座敷
全席禁煙
夜は要予約

2008年12月 13日, dans 京都 天ぷら |

2007年5月20日 (日)

■天ぷら「点邑」


1_3002_2933_240Tenyu2きっと東京が恋しいせいです。気持ちが「天ぷらよ! お寿司よ!」となってしまって、もう他のことを何も考えられなくなった1週間ほど前のある夜、御幸町三条下ルの「点邑」さんへ。「俵屋」の経営する懐石スタイルの天ぷらのお店です。お料理付きのコースをいただきました。冷たいシャブリと共に、●冷製このわた茶碗蒸し ●少し炙った鯛の造り ●うすいえんどう饅頭 あんかけ。 これらお料理の限りなく優美なおいしさは、京都ならではのものだと思います。東京で食べる天ぷらで、お料理のおいしさも伴うお店は・・・皆無ではないけれど、そんなに多くはありません。「東京へしばらくぶりに戻りたいよう~、いくら京都が好きでも、長年住んでたところはやっぱり好きだよう~」とこのころ気持ちが燃え立っていたのだけど、この3品のおかげですーっと落ち着きました。
11_19012_18613_12014_7815_5816_4817_3518_2719_2320_2521_10622_91●天つゆと塩とレモンと大根おろしが供されて、●海老 ●アスパラガス ●ばちこ ●たらの芽 ●玉ねぎ ●うにの磯辺揚げ ●賀茂茄子 ●稚鮎 ●こしあぶら ●穴子は骨までパリパリに。綿実油を使い、ごく薄い衣でからりと揚げてあり、火の通し加減も絶妙、非常に軽やかな天ぷらです。天ぷらならではのおいしさ、他の食べ方では味わえない熱々のサクサク、あるいはふわふわ、しっとりなどの食感と季節の香りを楽しみました。天ぷらは揚げてもらって目の前に供されたら、おしゃべりしてても中断、ただ食感と味覚だけに集中します。・・・と言いつつ写真撮ってるわけだけど・・・大抵はわたし、寄り引き、アングルも微妙に変えてひと皿につき4枚くらい撮るところを、天ぷらだけは真剣勝負の一枚一発撮りです。天ぷらは秒単位で味が変わっていきますから。
31_7532_60Dessert_1●締めの天茶(天丼や白いご飯も可) ●お漬物 ●食後にグレープフルーツといちご、ミントの香りのジュレと。 本当に満足、幸せ。純粋にそれが食べたいっていうだけでなく、ご主人に会うのが楽しいとか友達のお祝いをしてあげるとか気持ちを鼓舞するとか、いろいろな思いで食事に出かけるわけだけど、わたしはこの日この天ぷらのおかげでずいぶん落ち着きを得ました。天ぷらが過不足なくおいしくて、コースのバランスもよかったのです。お箸が持てるようになっただけでもありがたいことです。右手の状態がもう少し安定すれば東京にも行きまーす。
Img_0547「点邑」の後はお決まり「カルバドール」へ。天ぷらから付き合ってくれていたのはマツオさんです。「エリさまったらひどい。忙しいって言ってずっとご飯一緒にしてくれない。」って、そう怒らんでおくれ。骨折のためにずっとおうちにこもっていたのよ。「カルバドール」に来るのも1年ぶりなのよ。(←嘘っぽいなあ。)マツオさんてとにかく羽振りがいいんだから! 高倉通りに○億円で古い町家を土地のおばあさまから買い上げて改造した話、すごーくいい時計を見つけた話、車をBMW から何とかというのに買い替えた話。それを聞きながらわたし天ぷら食べてたのだけど、当り前だけど、資本というのは東京だけにあるものではないのだなあ~と感じ入りました。この人のこういう話、すごく久しぶりで新鮮、また一緒にご飯するからどうかもうすねないで~!
Tenyu「点邑」 京都市中京区御幸町三条下ル 電話075-212-7778 11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 夜は要予約。



「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!

2007年5月 20日, dans 京都 天ぷら |

2006年8月12日 (土)

■洛中あちこち(17) 簡単おいしいランチ2軒


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■「切通し 進々堂」
以前お話ししたこともある「切通し 進々堂」に早い&旨いのランチに来ています。●玉子トーストはただトーストにオムレツを挟んだだけなのに、しみじみおいしい! 愛がこもっています。塩をしたきゅうりは挟まず、別添えにしていただきました。●メニューに載っていませんが、お願いしたら作っていただける野菜炒め。家庭の味です。上に錦糸卵や千切りハム、きゅうりが載っていて炒め物に絡めつついただきます。おいし♪ ●おや、なんだか見憶えのあるお菓子の箱です。「ミディ・アプレミディ」! ●この時季は確か作っていないはずのロールケーキが見えています。ズルいけれど・・・ひと切れいただいちゃいました。●ロールケーキを作ったのはこの人です。そしてこの「切通し 進々堂」のお嬢さん、いつもにこにこ感じよく客を迎え、家業を熱心に手伝う藤谷法子さんは、この人のお菓子教室に通っているのです。ロールケーキは今回特別なおみやげとして作られたものでした。●法子さんが作ったオレンジゼリーを食後にいただきました。すっきり柑橘の香りが生きて口当たりなめらか、涼感あふれる名作でした。いつまでも座っておしゃべりしていたかったけれど、1時間足らずで切り上げ、それぞれの仕事へと戻ったのでした。
「切通し進々堂」 京都市東山区祇園町北側254 電話075-561-3029 10:00~18:00 月曜休み

1_842_843_804_705_586_567_498_459_3810_34■「点邑」
「切通し 進々堂」で、ウイきゅうを頬張る津田陽子さんに言ったのです。「わたしあさってのお昼、天丼食べに行くつもりなんだけど~♪」 と。夏休み期間中といえど秋に出す本に向けて多忙な彼女が、まさかと思ったのだけど、「一緒に行く~♪♪」と言ってくれました。うれし☆  お互い予定でぎゅうぎゅうですが、しばしリラックス、一緒においしいお昼のひと時です。 お料理が3品付く3990円のお昼の点心天ぷらどんぶりより、●長芋素麺仕立て ●にしん茄子 ●陽子さんと、横で笑いこけているのは優秀なアシスタントのいっちゃんです。●鮎のあんかけ ●赤だし ●お漬物 ●天丼 ●冷製の梅のワイン煮 ●煎り番茶。
説明の必要もないほど有名ですが、「点邑」さんは俵屋さんの経営する天ぷら懐石のお店です。薄い衣でからりと揚げた上品な天ぷらを静謐な空間でいただけます。天ぷらだけでなくお料理も丁寧なお味でしみじみ満足できます。お昼に限り気軽な天丼をいただけて、お料理が付かない「天ぷらどんぶり」なら2310円です。でもぜひお料理付きを!
「点邑」 京都市中京区御幸町三条下ル 電話075-212-7778 11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 夜は要予約。

2006年8月 12日, dans 京都 カフェ京都 洛中あちこち京都 天ぷら |

2006年5月30日 (火)

■天ぷら 京星


Kyoboshi

ある日「虚無蕎望なかじん」のご主人・中村一臣さんとお昼を食べながら、「京都で天ぷらはどこに行ったらいいの? 「点邑」さん「圓堂」さんは何度かお邪魔しているから、それ以外でいいお店があれば教えて」と言ったら即答されたのが「京星」さん。そうだ祇園の「京星」さん! 長年わたしが毎月通っている割烹のすぐそばにあって、前を通るたびに「一度こちらの京星さんへも、」と思い続けていたのです。銀座の2店舗へは出かけたことがあるのに祇園は伺ったことがなかった! いかんいかん。行って参りました。この話をしたすぐ後に中村さんも出かけられて、5月14日のブログにアップされています。
1_172_183_134_125_86_87_78_69_510_411_612_513_214_2151617181920ひたすらずらりと出てきた順番に見せます。ごくシンプルな先付2品の後に、●海老 ●新玉ねぎ ●きす ●三度豆 ●こんにゃく ●のどぐろ ●再び海老(写真省略) ●れんこん ●みたび海老(写真省略) ●さやえんどう ●ぐじの紫蘇の葉巻き ●ししとう ●一寸豆 ●若鮎 ●ちなみにこんな塩 ●アスパラガス ●ヤングコーン ●4たび海老(写真省略) ●砂糖とコニャック(レミー・マルタン)の小皿が出てきて・・・ ●さつまいも ●さつまいもはコニャックに浸してから砂糖をまぶします ●海老だけのかき揚げの天茶 ●コーヒーのリキュールをかけたアイスクリーム。ごく薄い衣、なんともさっくりした口当たり、いくつ食べてもまだいただけます。パウダー状の塩とレモン汁が添えられて、つゆは付きません。大根おろしはたっぷり供されます。なんという軽やかさ、上品さ。卵を使わず、粉と水だけの衣に、秘伝の油がこちらのお味の秘密とのこと。このお店のご主人榊原俊徳さんは3代目で、東京から凱旋されて15年以来、この場所で続けていらっしゃると伺いました。16年目というのにいまだに緊張感を保っていらして、お店がすみずみ清潔なのもとても気持ちがよかったです。お値段はこのコースにお酒1合を合わせて1万円と少しでした。
「天ぷら 京星」 京都市東山区祇園花見小路末吉町東入ル 双葉ビル1F 電話075-551-2303 18:00~22:00 日曜休み

2006年5月 30日, dans 京都 天ぷら |