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2007年5月20日 (日)

■天ぷら「点邑」


1_3002_2933_240Tenyu2きっと東京が恋しいせいです。気持ちが「天ぷらよ! お寿司よ!」となってしまって、もう他のことを何も考えられなくなった1週間ほど前のある夜、御幸町三条下ルの「点邑」さんへ。「俵屋」の経営する懐石スタイルの天ぷらのお店です。お料理付きのコースをいただきました。冷たいシャブリと共に、●冷製このわた茶碗蒸し ●少し炙った鯛の造り ●うすいえんどう饅頭 あんかけ。 これらお料理の限りなく優美なおいしさは、京都ならではのものだと思います。東京で食べる天ぷらで、お料理のおいしさも伴うお店は・・・皆無ではないけれど、そんなに多くはありません。「東京へしばらくぶりに戻りたいよう~、いくら京都が好きでも、長年住んでたところはやっぱり好きだよう~」とこのころ気持ちが燃え立っていたのだけど、この3品のおかげですーっと落ち着きました。
11_19012_18613_12014_7815_5816_4817_3518_2719_2320_2521_10622_91●天つゆと塩とレモンと大根おろしが供されて、●海老 ●アスパラガス ●ばちこ ●たらの芽 ●玉ねぎ ●うにの磯辺揚げ ●賀茂茄子 ●稚鮎 ●こしあぶら ●穴子は骨までパリパリに。綿実油を使い、ごく薄い衣でからりと揚げてあり、火の通し加減も絶妙、非常に軽やかな天ぷらです。天ぷらならではのおいしさ、他の食べ方では味わえない熱々のサクサク、あるいはふわふわ、しっとりなどの食感と季節の香りを楽しみました。天ぷらは揚げてもらって目の前に供されたら、おしゃべりしてても中断、ただ食感と味覚だけに集中します。・・・と言いつつ写真撮ってるわけだけど・・・大抵はわたし、寄り引き、アングルも微妙に変えてひと皿につき4枚くらい撮るところを、天ぷらだけは真剣勝負の一枚一発撮りです。天ぷらは秒単位で味が変わっていきますから。
31_7532_60Dessert_1●締めの天茶(天丼や白いご飯も可) ●お漬物 ●食後にグレープフルーツといちご、ミントの香りのジュレと。 本当に満足、幸せ。純粋にそれが食べたいっていうだけでなく、ご主人に会うのが楽しいとか友達のお祝いをしてあげるとか気持ちを鼓舞するとか、いろいろな思いで食事に出かけるわけだけど、わたしはこの日この天ぷらのおかげでずいぶん落ち着きを得ました。天ぷらが過不足なくおいしくて、コースのバランスもよかったのです。お箸が持てるようになっただけでもありがたいことです。右手の状態がもう少し安定すれば東京にも行きまーす。
Img_0547「点邑」の後はお決まり「カルバドール」へ。天ぷらから付き合ってくれていたのはマツオさんです。「エリさまったらひどい。忙しいって言ってずっとご飯一緒にしてくれない。」って、そう怒らんでおくれ。骨折のためにずっとおうちにこもっていたのよ。「カルバドール」に来るのも1年ぶりなのよ。(←嘘っぽいなあ。)マツオさんてとにかく羽振りがいいんだから! 高倉通りに○億円で古い町家を土地のおばあさまから買い上げて改造した話、すごーくいい時計を見つけた話、車をBMW から何とかというのに買い替えた話。それを聞きながらわたし天ぷら食べてたのだけど、当り前だけど、資本というのは東京だけにあるものではないのだなあ~と感じ入りました。この人のこういう話、すごく久しぶりで新鮮、また一緒にご飯するからどうかもうすねないで~!
Tenyu「点邑」 京都市中京区御幸町三条下ル 電話075-212-7778 11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 夜は要予約。



「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!

2007年5月 20日, dans 京都 天ぷら |

2006年8月12日 (土)

■洛中あちこち(17) 簡単おいしいランチ2軒


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■「切通し 進々堂」
以前お話ししたこともある「切通し 進々堂」に早い&旨いのランチに来ています。●玉子トーストはただトーストにオムレツを挟んだだけなのに、しみじみおいしい! 愛がこもっています。塩をしたきゅうりは挟まず、別添えにしていただきました。●メニューに載っていませんが、お願いしたら作っていただける野菜炒め。家庭の味です。上に錦糸卵や千切りハム、きゅうりが載っていて炒め物に絡めつついただきます。おいし♪ ●おや、なんだか見憶えのあるお菓子の箱です。「ミディ・アプレミディ」! ●この時季は確か作っていないはずのロールケーキが見えています。ズルいけれど・・・ひと切れいただいちゃいました。●ロールケーキを作ったのはこの人です。そしてこの「切通し 進々堂」のお嬢さん、いつもにこにこ感じよく客を迎え、家業を熱心に手伝う藤谷法子さんは、この人のお菓子教室に通っているのです。ロールケーキは今回特別なおみやげとして作られたものでした。●法子さんが作ったオレンジゼリーを食後にいただきました。すっきり柑橘の香りが生きて口当たりなめらか、涼感あふれる名作でした。いつまでも座っておしゃべりしていたかったけれど、1時間足らずで切り上げ、それぞれの仕事へと戻ったのでした。
「切通し進々堂」 京都市東山区祇園町北側254 電話075-561-3029 10:00~18:00 月曜休み

1_842_843_804_705_586_567_498_459_3810_34■「点邑」
「切通し 進々堂」で、ウイきゅうを頬張る津田陽子さんに言ったのです。「わたしあさってのお昼、天丼食べに行くつもりなんだけど~♪」 と。夏休み期間中といえど秋に出す本に向けて多忙な彼女が、まさかと思ったのだけど、「一緒に行く~♪♪」と言ってくれました。うれし☆  お互い予定でぎゅうぎゅうですが、しばしリラックス、一緒においしいお昼のひと時です。 お料理が3品付く3990円のお昼の点心天ぷらどんぶりより、●長芋素麺仕立て ●にしん茄子 ●陽子さんと、横で笑いこけているのは優秀なアシスタントのいっちゃんです。●鮎のあんかけ ●赤だし ●お漬物 ●天丼 ●冷製の梅のワイン煮 ●煎り番茶。
説明の必要もないほど有名ですが、「点邑」さんは俵屋さんの経営する天ぷら懐石のお店です。薄い衣でからりと揚げた上品な天ぷらを静謐な空間でいただけます。天ぷらだけでなくお料理も丁寧なお味でしみじみ満足できます。お昼に限り気軽な天丼をいただけて、お料理が付かない「天ぷらどんぶり」なら2310円です。でもぜひお料理付きを!
「点邑」 京都市中京区御幸町三条下ル 電話075-212-7778 11:30~13:30LO、17:30~21:00LO 火曜休み 夜は要予約。

2006年8月 12日, dans 京都 カフェ, 京都 天ぷら, 京都 洛中あちこち |

2006年5月30日 (火)

■天ぷら 京星


Kyoboshi

ある日「虚無蕎望なかじん」のご主人・中村一臣さんとお昼を食べながら、「京都で天ぷらはどこに行ったらいいの? 「点邑」さん「圓堂」さんは何度かお邪魔しているから、それ以外でいいお店があれば教えて」と言ったら即答されたのが「京星」さん。そうだ祇園の「京星」さん! 長年わたしが毎月通っている割烹のすぐそばにあって、前を通るたびに「一度こちらの京星さんへも、」と思い続けていたのです。銀座の2店舗へは出かけたことがあるのに祇園は伺ったことがなかった! いかんいかん。行って参りました。この話をしたすぐ後に中村さんも出かけられて、5月14日のブログにアップされています。
1_172_183_134_125_86_87_78_69_510_411_612_513_214_2151617181920ひたすらずらりと出てきた順番に見せます。ごくシンプルな先付2品の後に、●海老 ●新玉ねぎ ●きす ●三度豆 ●こんにゃく ●のどぐろ ●再び海老(写真省略) ●れんこん ●みたび海老(写真省略) ●さやえんどう ●ぐじの紫蘇の葉巻き ●ししとう ●一寸豆 ●若鮎 ●ちなみにこんな塩 ●アスパラガス ●ヤングコーン ●4たび海老(写真省略) ●砂糖とコニャック(レミー・マルタン)の小皿が出てきて・・・ ●さつまいも ●さつまいもはコニャックに浸してから砂糖をまぶします ●海老だけのかき揚げの天茶 ●コーヒーのリキュールをかけたアイスクリーム。ごく薄い衣、なんともさっくりした口当たり、いくつ食べてもまだいただけます。パウダー状の塩とレモン汁が添えられて、つゆは付きません。大根おろしはたっぷり供されます。なんという軽やかさ、上品さ。卵を使わず、粉と水だけの衣に、秘伝の油がこちらのお味の秘密とのこと。このお店のご主人榊原俊徳さんは3代目で、東京から凱旋されて15年以来、この場所で続けていらっしゃると伺いました。16年目というのにいまだに緊張感を保っていらして、お店がすみずみ清潔なのもとても気持ちがよかったです。お値段はこのコースにお酒1合を合わせて1万円と少しでした。
「天ぷら 京星」 京都市東山区祇園花見小路末吉町東入ル 双葉ビル1F 電話075-551-2303 18:00~22:00 日曜休み

2006年5月 30日, dans 京都 天ぷら |