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2008年2月10日 (日)

■「素料理 虚無蕎望なかじん」で最後のデジュネ


112素料理 虚無蕎望なかじん」が惜しくも2月11日で閉店というわけで、閉店4日前のお昼に伺いました。2回転目、14時過ぎにスタートです。

11_312_213_2お料理メニュー変わらずこんなに多彩。蕎麦コースに組み込んでいただく前菜と主菜をこの中から選びます。先付のひと品はぶりのだしで炊いた大根。ぶりでんぶがまぶされて回りはふわふわ。




21_222_2まず香り最高、比類なき粗碾きそば(冒頭の写真)を塩でいただいて、殻つきかきの炭火醤油焼き。目の前で焼いていただき、香ばしい醤油風味の牡蠣に・・・してやられたという感じ。
31_232_233_234_2松葉かにとトマトのサラダ かに味噌のバーニャカウダ風ソース。とろんとかかったソース(かに味噌とにんにくとオリーヴオイル)が美味を極めて犯罪的、犬のように皿を舐めたいよう。と思っていたらパンが供されて(みんな考えることは同じみたい)、まったくソースを残さずにきれいにいただきました。
41_242_2ぼたん海老とブロッコリーのサラダ 青しそを使ったジェノヴェーゼソース。まずぼたん海老の、まだ動いているのがプレゼンされて、マッカでピカピカできれい。見るからに新鮮です。そしてジェノヴェーゼソースの鮮烈な味わい。これもまたパンでソースをすくって舐め尽すようにいただいたのでした。
51_252_2そばがきはふわふわと口当たりも香り最高、まったく他にないものです。坂東太郎うなぎの白焼きは同席者の希望で。わたしはひと切れ。
61_262_263_264_265_2丹波地鶏の炭火焼きを食べずにいられたでしょうか? (いいやいられはしませんでした。)ジャストの焼き加減で焼かれた鶏肉ってこんなにおいしいかと感激したのでした。むね ももとろ 手羽元 ひも(以上塩で) すね(こがし醤油風味)
71_272_2せいろそばが最後に出てきて、デセールはソルベやアイスクリームが選べましたが、「うさぎ亭でまたいただけるし」と思って、ごくシンプルにりんごを。
81_2右が「なかじん」=中村一臣さん、左は一緒に食べた「トラットリア・ニーノ」「イル・ランポ」のマダム・関春奈さん。まあ本当にお料理充実で、どれも気が利いてばしっと決まっていたと思います。お蕎麦のお店としては全国に名をとどろかせたけれど、「お料理屋さん」としてはあまり認識されていなかったんじゃないかしら? もったいなかった気もします。だから場所を「うさぎ亭」に移して夜営業で改めて本領発揮されるのは、とても喜ばしいことです。今の店舗も、お蕎麦やさんとして、確かな筋の方が跡を継がれるとのことでひと安心。中村さんも、きっとまた時々お蕎麦を打たれると思います。どうか少しは休んで(って休むはずない方なんだけど)、次は3月1日に「うさぎ亭」で!

2008年2月 10日, dans 京都 蕎麦 |

2007年10月 8日 (月)

■「素料理 虚無蕎望なかじん」


1_22「虚無蕎望なかじん」がリニューアルして「素料理 虚無蕎望なかじん」になられてもうすぐ1年です。ちょっと久しぶりの訪問。マダムの薫さんの「うさぎ亭」がごく近くにあるものだからすっかり安心してしまい、予約が取りにくい「なかじん」さんに伺えていなかったのです。「素料理」なんて言いながら、その「素」のためにとんでもない努力(いい素材を手に入れる努力、できる限り手作りなさる努力、作りたてを出される努力)をされており、コース中の選べる前菜や主菜の数々はとうに「おそば屋さん」がなさる領域を超えています。東京から千栄さんが来たから、おいしいところに行きましょう♪
11_212_213●RMのシャンパーニュをいただきつつ、●きのこ白和え 松茸、舞茸、椎茸、しめじと煎りうに、黒豆の枝豆 ●おこげあんかけ・・・驚きました。
212223●冒頭の写真の粗碾きそばがここで登場、塩とつゆがつくけれど、わたしは塩で際限なく食べたい!●目の前で牡蠣の炙り醤油焼き。 
313233●新さんま造り ●鶏肉がここでプレゼンされて、
41424344●ここからこのワインになって、●まぐろトロの炙り焼きサラダ ジェノヴェーゼソース(冒頭写真の右側も) ●蕎麦粉入りのパン、「フリップアップ」に作ってもらっているとか。ソースをきれいに掬って食べたいという要望が多いからと。こんなまでご自分でやってしまわれたかと一瞬仰天したけれど、聞いて安心。●ふわふわのそばがき。
515253●丹波地鶏炭焼き ○むね肉、○もも肉、○すね肉 
616263●舞茸がプレゼンされて、野生な感じに驚き・・・●その天ぷら。●こんなに細いねぎ、空気をはらんだねぎ、よそになかなかありません。すぐに胃に収まる芸術品。
71●せいろそば。この後デセール(名作!そば粉のアイスクリームなど)もいただけますが、少しでもお料理を味わいたくて、デセール分をお料理でいただきました。基本は【先附、粗碾きそば、前菜、そばがき、主菜、せいろ、デザート】という構成で、前菜と主菜はそれぞれ10種類くらいある中から自由に選べます。雪・月・花と3コースあって5800円~9800円、違いは前菜と主菜の内容です。ちなみにわたしがいただいたのは、ちょっとわがままを言って、あれこれ混じえてのお願いでした。センスのいいお料理をいただいた充実感・・・造りも焼き物も天ぷらも飛びきり美味、ここは蕎麦が柱でありながら割烹の気分まで味わえる稀有なお店です。当日キャンセルとかで、8席しかないうちの2席が空席だったのが本当にもったいなかったです。

2007年10月 8日, dans 京都 和食, 京都 蕎麦 |

2006年10月22日 (日)

■素料理 虚無蕎望 なかじん 


1_167Nakajinsan_12_16610月21日、「素料理 虚無蕎望 なかじん」が誕生しました。「石臼碾き手打ち蕎麦 虚無蕎望 なかじん」が店名も変えてリニューアルオープンされたのです。おめでとうございます。たった1週間で中の造りが変わっていてびっくり。店内は横一文字の8席のカウンターのみで、(以前はL字形14席)「(厨房設備の)場所が変わってしまってうろうろしてます」と笑いながら、店主の中村一臣さんがすべてひとりで料理をしていらっしゃいました。以前からお蕎麦やさんとは思えないラインナップで楽しませてくれていたのに、もっともっと割烹的にお料理をなさっていきたいということで、今回のリニューアルに踏み切られたのです。「素料理」とは、中村さんのサイトからそのまま引用すると、「素材を活かした料理」、「素朴な料理」、「質素な料理」…つまりシンプルな料理という意味だそうで、しかし決して手抜きの料理ではない、と。(もちろん手抜きなんてできるはずもない方です!)
3_1474_1285_1126_98しばらくはすでに予約で満席状態とのことですが、わずか1席残っていると先日伺い、オープン2日目の本日お昼、飛んでゆきました。お店から全員にシャンパーニュ(か日本酒)がふるまわれました。メニューは昼夜共に4800円が基本コースで、粗碾き蕎麦、蕎麦がき、せいろに料理2品という構成。これに酒肴などオプションをいくらでもつけてもらえるのです。さらに夜は9800円でおまかせ12~13品のコースをなさいます。これは改めて伺わなければなりません。●先附 ●塩でいただくのがおいしい粗碾き蕎麦までは同じですが、次の皿からはチョイスしたものが出されます。
7_898_789_6810_5811_7912_7613_5314_3715_3116_26お料理2品が基本ですが、せっかくだから、今あるもの何でも出してくださいとオプションをいきなりお願いしてしまいました。メニューもまだできてないということで、何出してくださるかしらん? とすべてお任せに。●お寿司、ひらめの昆布締めと中とろ。●蕎麦がきはふわふわです。●うなぎは普段ほとんど食べないのですが・・・これはいただきました! ●車海老の天ぷら、中のちょいレア加減、よかったです。●焼き鳥、○むね肉 ○もも肉 ○ソリレス!! ●せいろも塩とわさびとねぎでいただき、後からおつゆを蕎麦湯で割っていただきます。●蕎麦の実アイスクリーム。お蕎麦がおいしいのは言うまでもありません。焼き鳥がとりわけ感動深かったこと、天ぷらもお寿司も、本当に何もかも完璧にいいものを作ろうとしていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。案内状には「新たな挑戦としまして、店舗のリニューアルをさせていただくことになりました。」なんてありますが、新たな挑戦って、ずっとずっと挑戦されて来た方です。いつも「ただ今ミッション中!」と、気分はトム・クルーズ(らしいです)で走り続けて来られた方です。伺うたびに何か新しさがあり、いつも次のことを考えていることがわかるのです。お店の工事はまだ完成していないし、突貫工事で今は鶏ガラみたいになってます~とおっしゃってましたが、落ち着かれて、新たにどんなスタイルになっていくのかがとても楽しみです。どんどんメニューが増えていくのは目に見えています。でもあんまり身体は無理せず、頑張ってねと思うばかりです。
21_3022_24「素料理 虚無蕎望 なかじん」 京都市東山区古川町546 電話075-525-0235 昼12:00入店、夜18:00入店 11月より月曜、火曜休み 料理は昼夜共に4800円から。(天ぷら、鮨、うなぎ、焼き鳥、蕎麦ほか)


31_1932_13そしてお店を出てきたらこんな光景でした。三条通、ながらーく待たねば赤チャリで渡れませんでした。あちこち車で詰まっていました。時代祭りで御池通が通れず、いつもすーすー走れる押小路通や二条通が車でびっしり埋まっていたりしました。

T_logo_39そうだ 京都、行こう。お寿司や天ぷらなど、少し前なら東京で食べるしかなかったものが、京都でおいしくいただけるようになってきました。それもとびきりのお蕎麦と共に!「のぞみ」で京都に行って、自在なお料理を楽しみましょう!

2006年10月 22日, dans 京都 蕎麦 |

2006年9月 5日 (火)

■虚無蕎望なかじん 新メニュー


1_1132_112おなじみ古川町商店街の奇蹟、「虚無蕎望なかじん」さんです。スタッフの方の入れ替えやら重なる取材やら、とんでもないお忙しさだと承知しながら、ある雑誌のために無理難題をお願いしたつい先日のある日のこと、何やら新しいメニューを作られたと伺い、とりあえずいただきに上がることにしました。お昼の最終回に1席空いていてラッキーでした。のんびり出かけたらこんな張り紙がされており、予約なしで訪れた方々が諦めてお帰りになるところに遭遇。予約必須のお店です。

11_4412_4213_2914_25あり得ない忙しさの日々・・・とのことでほとんど「ミッション・インポッシブル」な毎日、ご本人いわく、顔もだんだんトム・クルーズになってきたそうな。(全然なってないと思いましたが。ごめん~!)そんなに大変な日々だったのに、こんなお寿司メニューが増えていました。夜には握りを出していらっしゃいますが、これはお昼もいただける笹寿司です。これはさんまで、脂ねっとり締め加減ばっちり、お酢の効いた寿司飯とよく合っていました。他にサーモンもあります。そしていつもの粗碾きそばをいただきました。わたしはこちらではおそばは塩とわさびとねぎのみでいただきます。でもおつゆもおいしいのです。なのでもっぱらそば湯で割って味わいます。ひと口ひと口ニュアンスを楽しみつつ、結局全部飲み干し。

15_22これが今日のメインでした。そば粉のロールケーキ。かわいい「の」の字型です。こうしてぺたんとお皿に寝かして盛られてきますから、手でつまんでぱくっといただく、いわゆるロールケーキというのとは初めからイメージが違いますが、これはこれ。そば粉100%でいい香りです。甘みはてんさい糖です。以前のロールケーキはしっとりしたタイプでしたが、こちらはひたすらふんわりして、食事後により軽やかに楽しめるデザートになったという感じがしました。ご主人みずから作っていらして数に限りあり。1日10食分ほどのみらしいです。500円。決してとどまることがない中村一臣さんです。いつも伺うたびに必ず何か新しい試みをしていらっしゃって工夫と創意と頑張りに頭が下がります。リニューアルを企画中ということで、この後またどうなるのでしょうか。奥さまの薫さんのお店の内装に至るまで、あまりに何もかもひとりでやってしまわれる方です。楽しみだけど、あんまり無茶しないでね、とお祈りしたくなるのでした。

Nozomi東京に移動してきています。夜にすごーいイヴェントをひかえていたというのに我慢できずにこんなお菓子食べて・・・アホです。その「すごーいイヴェント」は、明日全容を明らかにします。Ispahan_2 予告の写真をどうぞ →

2006年9月 5日, dans 京都 蕎麦 |

2006年8月 3日 (木)

■京都新店情報 3軒


■「はふう 御所南店」 8月4日オープンLexterieur_5Linterieur_22_693_654_575_476_487_418_379_3210_2911_29

瀟洒なカウンターで思いきりおいしい肉をいただける「はふう」が、夷川通に明日、新店をオープンなさいます。フィレステーキやサーロインステーキ、肉のおさしみにハヤシライスにカツサンド・・・本店と変わらないメニューが楽しめます。赤と黒でまとめたインテリアがシックです。黒い椅子の中に赤椅子が一脚あってとても粋♪ 先日プレス向けのオープニングのディナーをいただきました。赤い椅子に座らせていただいてうれしかったです♪ オーナーの酒井好美さんは本当にすてきな方です。ご実家が精肉商であられるので、「手に届くお値段で極上のお肉をたっぷり」が実現しているのです。
「はふう 御所南店」 京都市中京区夷川通富小路西入ル俵屋町303 電話075-254-2884 11:30~13:30、17:30~21:30 水曜休み

■「春秋山荘 蕎麦 高月」 7月5日オープン
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高台寺の「馳走高月」が手打ち蕎麦のお店を出されました。山科の毘沙門堂のほど近くに佇む、けやき造り・葦葺きの民俗資料建造物「春秋山荘」をすっかりリニューアルされたのです。山科駅から車でほんの数分の距離なのですが、深山の風情の中、豊かな自然を愛でつつ、「高月」ならではの懐石仕立てのお蕎麦がいただけます。お蕎麦は繊細で独特の食感。どうぞ出かけてお試しください。お昼と夜はコース仕立てですが、14:00~16:30の間は予約不要で蕎麦だけ気軽に注文することも可能です。写真はお昼のコース「蕎麦百菜」3600円です。
「春秋山荘 蕎麦 高月」 京都市山科区安朱稲荷山町6 電話075-501-1989 11:30~13:30LO、14:00~16:30LO、17:00~20:30LO 月曜と第2,4火曜休み 4月と11月は月曜のみ休み

■「まる藤」 7月27日オープン
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木屋町の「竹島」さんで修業された藤田悟志さんが大和大路団栗下ルに開かれた割烹です。夜でも驚くべきお値段でコースを出されます。おだしのお味など、お値段とは結びつかないクオリティです。一品での注文も可能で、これからとてもはやるお店になることでしょう。「山利商店」の中村利子さんがお味噌を納入していらっしゃるお店で、写真は開店2日後に利子さんといただいたお料理です。うなぎ寿司→まぐろ寿司に替えていただき、さらにご飯が割愛されていますが、これはわたしが取材の1日の後、試食で膨れたお腹で伺ったからです・・・ごめんなさい。最後の締めにした赤だしは、お味噌がやっぱりいいのです、本当においしいものでした。夜のコース3650円。
Lexterieur_6「まる藤」 京都市東山区大和大路通四条下ル3丁目博多町66-3 電話075-533-1350 12:00~14:00、17:30~23:00

2006年8月 3日, dans 京都 和食, 京都 肉, 京都 蕎麦 |

2006年5月 1日 (月)

■虚無蕎望なかじん


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京都、東山三条、古川町商店街にあるお蕎麦の名店「虚無蕎望なかじん」です。すでに有名、今さらご紹介の必要もないのですが、今日はお寿司を始められたというニュースです。ワインを揃えたり、本格的なやきとりを焼いたり、ずらりと酒肴を用意したり、さらにはデザートも全部手作りしてしまうなど、お蕎麦やさんと思えないようなことばかりしてきたこのお店が、今度はお寿司。今回2度目にいただいてみて、またこちらも非常に本格的、きちんとした江戸前を目指していらっしゃるということがよくわかりました。そば尽くしのコース「蕎麦点心」中、前菜と主菜はそれぞれ10種類以上の中から選べます。その前菜の中に「本日の握り鮨盛り合わせ」が加わったわけです。
Nakajin1Nakajin2Nakajin3Nakajin4Nakajin5Nakajin6Nakajin7Nakajin8①先附のこごみ醍醐和え ②そば粥 ③粗碾きそば つゆもつくけれど塩とわさびで ④前菜:本日の握り盛り合わせ(ヅケ、かわはぎ、車海老) ⑤そばがき ⑥主菜:竹の子とほたるいかの木の芽醤油焼き ⑦せいろそば ⑧デザート:ロールケーキやアイスクリームから選択可能、これはそばの実アイスクリーム。いつ伺っても満席ですが、今回はゴールデンウィークの初めということで、他府県からのお客さんでいっぱいでした。
「虚無蕎望なかじん」 京都市東山区東大路三条下ル 古川町商店街内 電話075-525-0235 昼夜営業 火曜、水曜休み 要予約 全席禁煙

2006年5月 1日, dans 京都 蕎麦 |