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2008年6月30日 (月)

■京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」 2008年6月


Top1週間ほど前に出かけた京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」で、約2か月ぶりのディネです。京都におけるフランス料理ではこここそ3étoilesよ☆☆☆ いつものあけ~み・看板コンシエルジュ小山明美と、彼女がうまいこと呼び込みやって・・・ってのは冗談で、なんだかいいタイミングでうまい具合に一緒に食べられることになった「ルナールブルー」のシェフ谷口直志さんとマダムの麻子さんの4人でテーブルを囲みました。
1_3シャンパーニュをいただきつつアミューズです。蟹のクロケット、ガスパッチョ、トマトのジュの泡、生ハムとホワイトアスパラガスを巻いたもの。モデナヴィネガーとバルサミコ、パッサール卵=いつものショーフロアです。
11_212_213_21415アミューズのデタイユです。トマトの酸味やら白アスパラガスの優しい甘味やらアクセントのヴィネガーの香りやらでこの時点から陶然と。パッサール卵=卵のショーフロアは、「これ10個食べたいよね。お昼にヴィ・ザ・ヴィ卵定食なんてあって、これ10個とパンとかあればいいよね」なんて言いながら、いつもながら、甘くはかなくけれど濃厚な余韻を残しつつ消える、不思議な卵にうっとりとします。
2122petits coquillages et crustacés à la crème légère de céleri rave, jus court de tomate à l’huile d’argan  小さな貝類と甲殻類  軽い根セロリのクレーム  濃縮トマト アルガンオイルの香り わーっ、きれい」と4人同時に歓声を上げたお皿は、冷製で根セロリのクレームの中に、コキアージュがたっぷり入ったものです。はまぐり、ほっき貝、帆立、ムール貝、オマール海老、毛蟹、うに。透明なトマトのジュのジュレで覆われています。水玉模様について、あけ~みは「魚の目玉とイクラか?」だと。飾らんやつです。(-_-;) これはトマトのピュレと根セロリのピュレ。全体にレモンの皮とエシャロットの風味もかすかに通奏低音のように響いて何とも味わい美しく、それでいて旨みは強く、けれど爽やかなお皿でした。
313233petite crème d’ayü de kohokuchô à la pastèque et au concombre,velouté de fleurs de capucines à la menthe  滋賀県・湖北町 鮎のプティ・クレーム 西瓜と胡瓜のアクセント ミントが香るナスタチウムの花/葉 のヴルーテ 鮎の炭火塩焼きをミキサーでピュレ状にしてフランに。その上に、オレンジっぽいナスタチウムの花と、葉の部分をそれぞれソースにして、泡仕立てで。中に、すいかときゅうりがごくごく細かくさいの目に切ったのが入っていて、粒々だけどさらさらの口当たり最高。鮎が食感はなく旨みだけとなり、上は香りを持った、はかない泡泡なわけよ・・・非凡な旨みがするすると喉を通り過ぎて、あれよあれよと思っているうちに皿が空になっていました。魔法でもかけられたような気分・・・。
41_242_2aiguillette de sébaste rouge de ligne en provenance de l’île de tango aux feuilles de lauriers sous la peau, pomme de terre fumée / jus façon bouillabaisse crémeux  丹後沖 一本釣り 赤眼張エギュイエット 月桂樹のドゥミ・ドゥイユ風 ジャガイモの燻製 ブイヤベース仕立てジュ 赤めばるはローリエの葉が皮と身の間に挟まれたドゥミ・ドゥイユでポワレされています。お芋はアンデス、ぶなチップで燻製されています。ジロール茸が香りを添えます。魚介の旨みたっぷりのブイヤベース風ソースで、もう完全にやられました状態。ただ感激ばっかりしててアホみたいなんだけど、だって本当においしいんだもん。
51grillade de côte d’agneau de lait d’akan cuit en cent minutes, citron caramélisé et foie gras à la ciboulette, jus léger au fromage de chèvre 北海道・阿寒産 乳飲み仔羊 骨付き背肉 100 グリヤード レモンカラメリゼ/フォアグラ シェーヴルチーズが香る軽いジュ 仔羊(骨の下です)はこれ以上柔らかな口当たりがあるかというほど。ほとんど豆腐か?っていうくらいの柔らかさ、きめの細やかさ。セップ、フォアグラと強い香味のものが伴奏して、シェーヴルチーズも香って、メイン料理としての強さを持つバランスのいいお皿になっています。煮詰めてカラメリゼしたレモンが甘さと酸味を添える粋なアクセントに。骨がまたおいしいのです。しゃぶりにしゃぶって、いやまだいいおだし出るだろうなあなんてあさましく考えてたの。(-_-;) あまりに美味だったので。
6162付け合せが別皿で、新玉ねぎのグラタン ナヴァラン、たっぷりの野菜と。ここまでおいしいか~って、生き天国というか、完全に「後は野」状態です。
7172そしていつものフロマージュ。シャリオにずらりと並んで、好きに選べるのだけど、各自お気に入りは決まっています。わたしは目がエポワスに直行してしまうけれど、
8182あけ~みは当然いつも通り、サーヴィスの方が腱鞘炎発症寸前になるまでミモレットを削らせるわけです。お皿を前に、ウシシな顔。
919293_2わたしが選んだのは、エポワス(大盛りでとお願い) ヴァランセ フルムダンベール、そして あけ~みの真似をしてミモレットをひと削り。
101102cylindre de chocolat amer à l’orange, accompagnée d’une crème glacée au lait de coco ほろ苦いシリンダーショコラ オレンジの香り ココナッツミルクのクレーム・グラッセ アヴァンデセールは・・・ホワイトチョコレートの筒状の中にショコラのエアリーなムース、下にはテリーヌ状の生のショコラ。グランマルニエの香りのソース。ココナッツミルクのアイスクリームと。むむ、わたしのショコラ好き、そして唯一オレンジ風味との組み合わせを好むことを察知されているな。(-_-;) ショコラショコラショコラときて、オレンジの香りとココナッツって文句の言いようがないわけで、黙って静かにショコラのおいしさを堪能いたしました<(_ _)> しかしこれがアヴァンデセールとは。もうすっかり満足です。
111112これが本番デセール、シャリオが来ました。お好きなだけどうぞと。
121122123124わたしはもう満腹で、クレームカラメルのみいただきます。いつものフレッシュハーブのアンフュージョンと小菓子。
131132133食後のお茶となった時点でたっきー=シェフの滝本将博さんも出てきてくれてみんなでおしゃべり。「ルナールブルー」谷口さん夫妻、仲よしで楽しい人たちです。勉強熱心で。夜半まで話して・・・たっぷり楽しんだ美味の余韻は続いたけれど、日付が変わる前には帰りましょう。みんなでにっこり記念撮影してご馳走さまとなったのでした。次は7月、師匠・アラン・パッサールさん招聘フェアで~♪

2008年6月 30日, dans 京都 フレンチ |

■京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」 2008年4月


124月半ばのコース、出しそびれていたものを、記録のためにもアップしておきます。そうしないと莫大な写真の中にまぎれちゃうし。すでにいくつも記事が上に重なってトップ記事ではなくなっている6月分(6月30日付)に、ひっそりとくっつけてアップします。キャプションは最小限に、さらっとメニュー名だけでいきます。(できるかな?)
11_212_213_214アミューズ3種。稚鮎のスモーク、きゅうりソース パッサール卵 フォアグラのクロケット パッサール卵=定番卵のショーフロア、名作です。
21ドンブ産の最高級の鶉 ショーフロア仕立て アロマ風味の軽いヴルーテ 黒胡椒が香るジュレ。フォアグラ、ピスターシュ。美しいし、むね肉ともも肉が全く違う味わいで忘れがたく美味なお皿・・・あ、キャプション最小限にするはずだった。
41三重県・尾鷲沖 赤座海老 カネロニ風 燻製コキアージュと花キャベツのスムール。ほっき貝、つぶ貝、はまぐりなど。カリフラワーが粒々状に。セルフイユ。
51五島列島沖 一本釣りのひらめ グリーンアスパラガス パルメザンモワル焼き 熟成イベリコ・ハモンセラーノのジュ。★モワルとは、骨髄のこと。

625261_2バスク産 純血黒豚 骨付き背肉 杜松の実の香り 100分グリヤード
キャベツのフォンダン/ホワイトアスパラガス 柑橘が香るディアブル・ソース。
717273ここまでに飲んだもの。
8182シャリオでフロマージュのサーヴィス リヴァロとエポワス。
91929394アヴァンデセールに、上賀茂産いちごのデクリネゾン。ソルベ、マカロン、スパイシーなスープ、いちごミルク、いちご。シャリオでデセール クレームカラメルと、ハーブのジュレ。
101102アンフュージョンと小菓子 シェフはちょっと悪ガキみたいな顔ね。昔悪ガキだったんだろう。けれど今はすごい腕です。一緒に食べたのはあけ~み=小山明美でした。

2008年6月 30日, dans 京都 フレンチ |

2008年6月12日 (木)

■アラン・パッサールのフェア/ロイヤルミルクティ/カクテル


1_3来月7月「アルページュ」のアラン・パッサールさんが来日、京都にいらして、22日と23日、京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」において、シェフでお弟子さんである滝本将博さんと共に、デジュネ&ディネをなさいます。「アルページュ」って、(いまさら説明の必要もないと思うけれど)パリ7区、ロダン美術館の前にある美しい3つ星レストランです。わたしもパリでとりわけ好きだったお店で、滝本さんと数年前に初めて会った時にも、いちばんにそんな話をしたのだったと思います。
3_42_3東京から京都通いをしていた頃は、和食を巡るので精一杯だったけれど、それでもある時万難を排して訪れた「ヴィ・ザ・ヴィ」でアミューズにこの卵料理が出てきた時は、わーっ、「アルページュ」だ! と驚き、これを出すことを許された人なのだとその時シェフをちょっと尊敬したのでした。(ごめんよ(-_-;))シェフはシェフで、「あなたはあの時新幹線の時間がとか、量を減らせとか言った~」って何年もしてから文句言ってたけど。(-_-;)(-_-;) ともあれこの日以来、わたしは京都でそれまでほとんど食べる機会を持とうとしなかったフランス料理を意識的に食べるようになったのです。右のタテ写真は「アルページュ」のもの、左のヨコの方が「ヴィ・ザ・ヴィ」のアミューズ(2008年4月)です。この卵は毎回必ず組み込まれます。パッサールさんへのオマージュなのです。
4_2正式イヴェント名は「アラン・パッサール氏招聘イベント」。「ヴィ・ザ・ヴィ」ではなく、「英(はなぶさ)の間」というお部屋でお昼40席、夜60席という予定だそうです。一斉スタートではなく、デジュネ12:00~13:00LO、ディネ18:00~20:00LOということで、都合のいい時間で予約ができるのが粋なことです。値段はお昼2万円、夜3万5000円(お料理のみ)。随分前から周到に準備をしていらしたイヴェントです。シェフをはじめ、ブライトンの精鋭スタッフの皆さんが一丸となって臨まれるこのフェア、わたしもとても楽しみにしています。予約は直通075-451-1112まで。
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Lip1三条アーケード内の「リプトン」三条本店で、わたしが取材を受けているの図です。おのぞみドットコムというウェブサイトの「真剣な会話」というコーナーへの掲載ということで、堀池涼子さんというかわいらしい若い編集者が来てくださいました。つまり「なんで京都にそんなにとりつかれちゃったの?」っていう話なんだけど、だって食べものがおいしいんだもん♪ 確かに京都の食に取り付かれた挙句に移住までしてしまったわけだけれど、「もともと通い始めたのはいつ頃から?」と鋭く聞かれて思い出すに、まだ料理にお金たくさん払ったりできない高校生の頃から通っていたのですわたし。端から庭の写真や風景写真を撮ったのよ。だから、食い意地ばかりの今より(-_-;)、もっと純粋に京都が好きだったと言えるかもしれない。で、その頃の「リプトン」、今はない河原町店がわたしは好きだったのです。(もうすぐ「ハニービー」というお店になるようですが。)今は昔、ショコラのクリームを巻いたクレープがあったんですね。香りがよくてちょっとリキュールが入ったようで。その時はそれがひどくおしゃれだったのです。そんなことまで思い出しました。
Lip2これはロイヤルミルクティ。これを初めて京都で出したのは実は「リプトン」であったということを知りました。昭和40年代に英国フェアを行った際にデビューしたものであると。甘い泡泡のミルクがふわふわとのった、濃い味のお紅茶です。これを飲みつつ、楽しかった取材のひと時。取材といいつつ涼子さんとイタリアンのお昼まで一緒にしちゃって、それはまた改めて。
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T1T2話題をもうひとつ。富小路六角のバー、「トレフルドール」が1周年を迎えられました。開店当初に2,3回伺ったきりだったのです。フランスっぽく何か、というお願いに、カルヴァドスベースの「ソノラ」というものです。ラムの甘さにレモンやオレンジなどの酸味が少し。アブリコの香りも効いて、食後のデセール代わりにもなるようなカクテルでした。ちょうど「千ひろ」さんのジュースみたいに。
T3b誰ですか? わたしのグラスを奪い取って飲んでいるのは? いやいや、デギュスタシオンしているのですね、ハルナちゃん♪ それにしても見てよ、彼女の前に空いたグラスがいくつある?(笑笑笑)
「トレフルドール」は女性店主・尺金由記さんのお店で、すごく安定感のあるシェイクの様子がいいなーと思うのです。身体が微動だにしないの。強いぞという感じで、頼もしいのです。尺金由記さんて男性客のファンも当然多いだろうけれど、女性からも憧れられるだろうなと思います。かっこいいから。女ひとりで行っても気兼ねなくリラックスできて、すてきなお店です。
「バー トレフルドール」 富小路六角東入ル 075-212-7590 月曜休み

2008年6月 12日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 バー, 京都 フレンチ |

2008年6月10日 (火)

■リニューアルオープンした「オステリア・バスティーユ」の昼と夜


H1H2先日6月5日付でちらりとお知らせした烏丸蛸薬師東入ルの「オステリア・バスティーユ」、6月4日にリニューアルオープンしました。おめでとう! マンションの奥にあった普通の住居の1室をぶち抜いて、店舗を広げることが許されたのです。気に入っていた同じ場所で拡張できて、本当によかった! 厨房が奥にゆき、8席増えました。ずいぶん広くなった感じがします。
H3H4H5エントランスを入ると、ちょっと上着を脱いだりするスペースができました。余裕ですね。手作りの棚はかわいらしくディスプレイされています。お祝いのお花もたくさんです。
H9H10オープンの週は夜だけだったのが、今週に入ってデジュネもスタート、システマティックになりました。お値段も抑えたままで本当に良心的です。
H11H12パンは2種類、これも余裕の表れ。コーンパンと、フォカッチャと。前菜を選べば肉のパテです。
H13H14_2パテにするとどんどんパンが進みます。肉っ気はいいわね♪ 新玉ねぎときのこの冷たいポタージュという選択もありました。
H16_2H15_2デジュネからパスタが食べられるようになりました。進歩です。以前はパスタを茹でる火口を確保するだけで大変だったみたいだから、厨房が広くなればこそですね。これはさんまと春キャベツのアンチョビソース フレッシュトマト添え。
H17H18H19本日のデセールはミルフイユのフルーツ添え。・・・だったのだけど、たまたま紅茶風味のブランマンジェもあったので、そちらを♪ 添えものはなしでごくシンプルに。エスプレッソで締め。同業ライター天野準子さんと人生で大事なことについて語り合った有意義なデジュネでした。(「お買い物」という深遠なる話題だったの♪)
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D1D2先週にさかのぼって、ディネの記録です。コース仕立てもしてくれますが、基本アラカルトになりました。定番のお皿の他に、黒板メニューがあります。
D3黒板には旬の素材を使ったものや、今日はぜひこれ食べてね的なおすすめが示されています。シャンパーニュを飲みながら、今から食べるものについてこれかな? あれかな? などと考えるのは本当に心躍ることです。
D4D5まずはサラダから。グリーンサラダを作ってもらってわしわしと葉っぱ食べて満足。
D7D6_2満場一致で「パスタを食べたーい!」と。季節ものをと選んで、鮎とそら豆、水菜のアンチョビソース。フォカッチャとコーンのパン。
D8D9D10豚舌と牛の胃のバスティーユ特製ソーセージ エブリ麦リゾット添え。ソーセージの中は粗くざくざくと、肉のかたまりという感じ。赤ワインくいくいと。養老豚バラ肉のロースト ローズマリー風味。豚の気分になってしまって2皿豚で揃えました。お肉大好き、がっつり系得意のわが友「半兵衛麩」玉置淳ちゃんと一緒だとこうなる・・・(笑)
D11D12心配りたっぷり、かつスマートなサーヴィスをする山本恵美さん=えみちゃんがデセール一覧をプレゼン。ショコラソースを目の前でかけてくださるプロフィトロールがあると聞いて、選ばずにいられたでしょうか? (いいやいられはしませんでした。)
D13_2D14D15_3見て見て見て! こんなデセールができるようになったのもやっぱり広さがあればこそのことです。シュー生地焼いて、自家製アイスクリーム詰めて、そして温かいショコラのソースをとろりんと。パリで暮らしていた頃、これ食べまくったのですわたし。パリではいつもじゃぶじゃぶにショコラソースかけてもらって、もう脳髄に響くくらいにアホみたいに甘いんだけど、寿命が縮まってもいい、ショコラソースで溺れて死ねたら本望だ~! しかし死なずに帰ってきて、こうして都でまたプロフィトロールをうちから3分くらいのところで食べてるってすてきです。カフェでちょっと落ち着きを取り戻した・・・こともなく、賑わってわんわんと盛り上がった店内で楽しかった食後の余韻を楽しみました。わかりやすいビストロ料理、毎日食べても飽きないこんなお店が近くにあるって・・・かなり幸せです♪

2008年6月 10日, dans 京都 フレンチ |

2008年6月 5日 (木)

■ハッピーアペリティフ/「オステリア・バスティーユ」おめでとう!


1a2aフランス食品振興会主催の「ハッピーアペリティフ in 京都」、例年の日仏学館から今年は京都市国際交流会館に会場を移し、規模を大きくしての開催です。アミューズと飲み物で食前のひと時を楽しむアペリティフの習慣を世界中で! と、フランスの農水省が2004年から6月の第1木曜日を「アペリティフの日」として提唱、世界各国でイヴェントが繰り広げられるようになって今年で5年目です。京都市国際交流会館というところに出かけるのがだいたいわたしは初めてです。東京から戻って、あたふたと急ぎの用事や用件を済ませて会場に着いたら18時くらい。フランスの6月は夜の10時くらいまで明るくて本当にいい時期ですがこちらは雨季な上、本日は見事に大雨です。けれど会場の中はわんわんと盛況でした。
11a1213aカクテルセミナーが開催されており、ワインやちょっとした食料品の販売コーナーもあり。この日のパンを提供している「進々堂」さんのコーナーもありました。4月に新発売になったパン・ド・カンパーニュ「コティディアン」(quotidien)=日々のパンもプレゼンされていました。
21a2223a_2いつもにこにこ優しい京都ホテルオークラの西別當 選さん、京都を代表するスターソムリエでいらっしゃいます。西別當さんがいらしたのはやっぱり特別なお部屋でした。こちらでは入場券とは別にチケットを買えば、ちょっといいワインのデギュスタシオンができるのです。
31aこれがワイン(をはじめとするフランス産飲料)と共に楽しむアミューズです。これは京都フランス料理研究会のシェフの皆さんが用意したもので、今回は5軒から2種類ずつ、計10種類のアミューズが供されたのです。「ボルドー」、ホテルグランヴィア京都、ホテル日航プリンセス京都、「ルヴェソンヴェール」、ホテルラフォーレ琵琶湖の5テーブルから取るようになっています。すでに盛られてどうぞ状態だった昨年よりパワーアップしています。
32a_2ホテルグランヴィア京都の佐藤伸二さん(「ラ・リサータ」好評です!)と、たっきー=京都ブライトンホテルの滝本将博さん(こんなフェア準備中!)も当然いらして、
33a_234a_2片方が背が高すぎることを反省して縮んで見せれば、もうおひとりはぴょーんと伸び上がったりしてふざけている隙に、テーブルの向こうにいらした大和学園の安田先生が絶妙にカメラ目線で写真に納まり、「写っちゃったもんね!」なんて、たのし♪
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Bastille_1そして「オステリア・バスティーユ」、リニューアルオープンなりました。おめでとう! おめでとう!さっそくいただいたディネの様子は改めて。

2008年6月 5日, dans 京都 イヴェント, 京都 フレンチ |

2008年5月31日 (土)

■「ラニオン」で粋なデジュネ/「遊形サロン・ド・テ」でデセール


12ラニオン」はなかなかお席が取れないほどの人気で大変。お店はきれいだしおいしいし、エレガント過ぎずかといってひどくカジュアルでもなく、程がいいから。シェフとマダムの恒例のフランス旅行の前に一度伺わねばと、「井澤屋」の、才気煥発でいつもすてきな井澤美紀子さんと共に。アミューズに赤ピーマンのムース。
34コーン(「ゴールドラッシュ」)のスープ。マダムお手製のパンは料理によく合って味を引き立てます。
56鹿児島県産黒豚ロースのグリエ アンチョビ風味。わたし豚も好きよ♪ 焼いて塩だけで食べるのでも十分においしいだろう豚にアンチョビ風味が加わって、ちょっとやみつき的なお皿です。じゃがいものパリっと焼いたのも豚の旨みとよく合ってたまらん。
789デセールは3種類から選択で、わたしはショコラのムースとアールグレイのアイスクリーム。このショコラのムース、濃厚で香り強くて、けれど口当たりはふわりとエアリー。陶酔的なおいしさです。これだけ丼一杯とかバケツ一杯食べたいわわたし。高貴なショコラに・・・アールグレイのアイスクリームとの組み合わせでとても安心しました。ショコラにはしばしば反対色とか反対味のものが組み合わされるから・・・たとえばフランボワーズとか・・・あれやめてくれたらなあと常々思っているのです。ほんと好みの領域なのだけど。それからフランボワーズ自体は好きなのですよ。けれどショコラは絶対にショコラとして食べたいとわたしは思うし、大半のショコラ好きはそう思っていると思うのだけど。違ったらごめんね<(_ _)>
10アンフュージョンで締めです。以上 Dejeuner B (アミューズ、スープ、メイン、デセール、カフェ)2000円、本当にお値打ちのデジュネでした。しばしば伺いたいお店です。週1くらいでも・・・って、いいお店で感動のある食事をした後いつも本気で思うのですが、仕事であちこち行かねばならんからなかなか伺えずで <(_ _)> フランス大好きなシェフの宮野多門さんとマダムの恭子さん、いい旅してきてね♪
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1_2そしてショコラのムースといえばこちら、「遊形サロン・ド・テ」です。何度かご紹介してきましたが改めて。これはもう神がかり的な名作、「リドル」時代の味がそのまま甦ったものなのです。ポルト酒のジュレがムースを覆っていて、グリオットチェリーは「遊形」となってからのせられたものです。ジュレの酸味はほどよくて、ふるふるとショコラに寄り添って、わたしこれはオッケーなわけ。矛盾と言われるかもしれないけれど食の嗜好はもうそれぞれどうしようもないもんだと思うから、許してね。トロトロよりは手前で、ある程度粘りけのあるムース、ショコラの稀有な香味がここにあると思いつついただきます。
2_2門上武司さんとお会いすることがあり、それならとびきりいいところで、というわけでこちらになったのです。門上さんの「おいしいコラム」では5月28日付でアップされています。
4_2そしてもう一品、季節ものだからといただいたのがこれです。新作、期間限定! ヨーグルトのブランマンジェにいちごのソースです。まず真っ赤できれい♪ そしてスプーンを入れるとこちらはゆるゆるのトロトロ、食感を堪能したくて黙っちゃうくらい。ブランマンジェの優しい味わいに、いちごの鮮やかな香りと甘さがすばらしいです。
3_2「抜群」とか「見事」とか「全然違う」とか、ひたすらそんな言葉が頭の中で飛び跳ねます。ポットサーヴィスのアールグレイと共にいただきました。

2008年5月 31日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 フレンチ |

2008年5月26日 (月)

■斜め向かいに移転オープンした「ビストロ スリージェ」


Top1出町柳駅の近く、かわいらしい雰囲気の中、フランスの地方料理を大ボリュームで提供、在京フランス人たちにも根強い人気を持つ「ビストロ スリージェ」が5月16日、移転リニューアルオープンしました。
1a2a3a移転先は今までのお店の斜め前。知らなくて前のお店を訪ねて来ても、必ずわかるのです。これは理想的な引越しですよね。今まで夜と変わらぬクオリティなのにデジュネ1500円(前菜・メイン・デセール・カフェ)なんていう驚異的なことをしていらっしゃいましたが、このリニューアルを機に昼夜同じ内容と値段になりました。コースはなく、すべてアラカルトで選ぶのです。(昼だけサーヴィスでカフェが付きます。)どかんと大ボリュームなので、基本、前菜とメインの2皿で十分。デセールも数種類用意されています。位置皿やリネン類も新しくなって、フランスの田舎のゆったりと食事を楽しむ幸せな感じが店内に満ち満ちています。
1112鳥が好きなわたし、メイン料理の鵞鳥(冒頭の写真)をまず決めたのです。そうしたらマダムから「すごい量ですから、無理に前菜を選んでいただかなくて結構ですよ! どうぞひと皿で」なんてまるでお商売っ気のないことを言われたのです。でもせっかくだからひと皿でもたくさんわたしはいただいてみたい。それで軽めに、本日のスープ、にんじんのポタージュ630円。とろりんとなめらかで、bien epais です。スープだから女性形で、epaisseかな。
21a22a23どんなに大きいか、グラスやパンとの比較でわかるかしらん? 冒頭にも出した、フランス産ガチョウのコンフィ 赤キャベツ添え 2520円。大きい、旨み強い、脂もたっぷり。フォアグラを取った後の鵞鳥とのことで、わしわしと食べ進んで満足、食べ応えたっぷりのひと皿でした。下に酸味の赤キャベツがこれでもかと敷かれていて、脂たっぷりの鳥肉といいバランスでした。ほんと今度から、これひと皿目指して出かけそう。午後からの仕事のことを考えてワインは飲まずだったけれど、本当ならこのお皿は赤ワインと共に味わうべきです絶対に。野暮なことで、毎日外食しながら、いつも「ちゃんとクリアな頭で帰ろう」って思っているの。といいつつ、結構しばしば「後は野となれ~」にもなっているんだけど(-_-;) お昼のカフェはサーヴィスです。紅茶の選択もありです。その前に、胃に空きスペースが残っているなら、そして時間にも気持ちにも余裕があるなら、フロマージュ盛り合わせなんていうのもあるし、もちろんデセールも。2plats のデジュネで十分に満足感に包まれたけれど、またゆっくり出直したいものです。
31a32a新しいお店の中はこんなです。「フランスの田舎の家の風情で」という希望が、そのまま実現したとシェフの四宮知之さんもマダムの正子さんも喜んでいらっしゃいます。壁の質感や色合い、テーブルやカウンターの様子も、だんだんに味わいが出てくるだろうなと思います。前のお店で壁面を埋め尽くしていたポスターやハガキの類は今度は額縁に入って壁を飾っています。シェフがさささと描かれたという油彩画もかかっています。
41a42aできればもっとお席数を増やすデザインもあったろうに、カウンター5席にテーブル10席と、むしろ前より2席減っているのです。「これ以上はできないから」と。客席のお部屋の外に出るとこんなスペースがあって、さらに外にはミニテラスです! 「このテーブル使っているの? 予約できるの?」とマダムに即伺ったのだけど、「まかないで使っているだけ♪」だって。えーっ、それはうらやましいまかないタイムです!! 前のお店で10年頑張られたわけですが、実は3年来、移転のための物件を探していらしたんだそうな。こちらもまた、「頑張っていれば、すべてうまくいく!」っていういい例です。
「ビストロ スリージェ」 
京都市左京区田中下柳町1-3 電話 075-723-5564(番号は前と同じ。) 
12:00~14:00LO・15:30閉店、18:00~21:30LO・23:00閉店
木曜、第3水曜休 
カウンター5席、テーブル10席
予約が望ましい。

2008年5月 26日, dans 京都 フレンチ |

2008年5月20日 (火)

■「ル・サルモン・ドール」のデジュネ、平日と週末のコース


Top祇園白川のほとりに美しいただずまいを見せる「ル・サルモン・ドール」(昨年から何度かご紹介)、2007年3月にオープンして1年と少したちました。1周年を機に上島康二さんはオーナーシェフとなられ、さらに週末だけだったデジュネを平日にもなさるようになり、洗練のお料理が、より手の届きやすいものとなりました。週末に伺い、週末と平日のデジュネの両コースをいただきました。平日が4200円で5皿とデセール、週末が4皿とデセールで5250円。お値段お得な平日の方が皿数が多い理由は・・・野菜中心で軽いから、ひと皿多いとのこと。なんてすてきなはからい♪ けれど確かに週末のデジュネは冒頭の写真のような食べ応えのある肉料理が組み込まれますから、食後の充実感は同じくらいなのです。(よく考えられています。)以下、2コースをお見せします。前菜とデセールは両コースとも同じです。                                     4142平日限定の地野菜と魚介類を中心としたコース【前菜、魚介のサラダ仕立て、前菜的な魚介、野菜料理、魚料理の5皿+デセールと飲み物】4200円 より、冷製ロワイヤル 朝風きゅうりのエスプーマ 穴子とラディシュのシェリーヴィネガー和え あさつき風味 ピマンデスプレット(piment d'esplette)の香り 吉田さんのパンがたっぷりと。4344白いかとあきしま三度豆のマリネ サリエット(きだちはっか)風味。きぬさや、スナップえんどうなどの豆類に、赤リアス、辛子水菜などのサラダ 京都・日本海産の貝類(とり貝、あさり、はまぐり)としま海老のマリニエール 3種類のかぶら、クレソンピュレ添え。
4546ほうれん草のニョッキ 椎茸と。椎茸のソース いし鯛のポテト包み鉄板焼き フュメドポワソンをベースにしたマスタードソース 玉ねぎコンフィ、レモン風味、ルッコラ。
474849デセールは朝採り露地いちごのミルクシェイク いちごソルベ添え お茶菓子はショコラとココナツを固めたもの 飲み物はカフェか紅茶かアンフュージョンの選択。これはミントのアンフュージョン。
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土日祝日のお昼のコース 【前菜、魚介のサラダ仕立て、魚料理、肉料理の4皿+デセールと飲み物】5250円より、(前菜は上と同じ)