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2007年4月13日 (金)

■骨折暮らし:3週間経過


21_8522_7223_44全国100万人の読者の皆さま、骨折事故から3週間が経過いたしました。府庁前の日赤病院に通院していますが、丸太町通りから眺めた景観は何だかパリ7区のエコール・ミリテールみたいで、わたしは病院前の眺めをなかなかに気に入っています。あまりに皆様にご心配いただくので、先日に続いて現在のレントゲン写真を公開いたします。これだけ見たら、初めから何も変わっていない・・・(涙)。けれど、前よりもずれたりしていなければ、痛みがなくなってきていたら、それでよいそうな。「すぐにはくっつきませんよ~」と担当の先生には先週もその前も、同じことを言われています。ああ。とにかく早く早く右手を元の通り自由に! のどから指5本が出てくるほど、早く早く元通りに両手10本指でキーボードを打ちたい!! もともとわたしはものすごい速度で打ち込むのです、文字が出てくるのが追いついて来ないくらいに。ゆっくりのんびりすることで人間ができてくるかと思ったけれど逆でした。もう自分のトロさ、不自由さに、ない胸かきむしるような思いです。いつも(過剰なくらいに)仕事がしたいとか何か前に向かって進みたいと燃え立つ気持ちでいるのに、この不自由さとまるでつりあわず、どうしたらいいのだああ? もし自由な右手をすぐにもらえるなら、持ってるもの全部を引き換えに差し出してもいいという気持ちです。あと少なくとも3週間は固定したままでいないといけないとのこと。いい子であとしばらくの辛抱です。
24_26日赤病院まで行ったら、せっかくだから京都ブライトンホテルの「フェリエ」でランチです。病院の後に何か予定をしておけば、通院もうきうきと楽しみになります。これはアラカルトメニューより大好き鴨コン♪ 正式タイトルは「フランス・ヴァンデ産 鴨腿肉のコンフィーポアレ」。赤ワイン飲みたいところだけどいい子に我慢、それにこれはこんなに野菜たっぷりの、彩り美しくヘルシーなお皿です。今まで、パリと東京で、のべにして何百皿(←大げさか?)の鴨コンを食べてきたけれど、こんな風に野菜が多彩に添えられたのは多分これが初めてです。鴨肉を食べやすくカットしていただき感謝。切り方も端正に美しくてさすが~~! これならいつまでも包帯巻いててもいいかなあああ? などと、何行か前に打ち込んでいたことと正反対のことを思って上機嫌のわたしでした。
Precious_1仕事もしているのです。小学館「プレシャス」で京都のカウンター割烹をテーマに門上武司さん、風間純子さんと「祇園さヽ木」で座談会です。門上さんと同じ場でお話しさせていただくなんて恐れ多いこと・・・と思いつつ、わたしが25年住んだ東京を惜しげもなく離れて京都に移住してしまう羽目になったのも、もとはと言えば京都の和食にとりつかれたからで、語り出せば3日3晩くらいは京都の和食の魅力を話し続けることができます。そして・・・わたしが京都に来てしまった原因の半分はこの人、佐々木浩さんにあるかもしれません。長年の東京からの京都通い、わたしはまず「祇園さヽ木」の予約を確保して、(それから同じくらい予約の取れないカメラマン、愛想は悪いが天才写真家のハリーのキープもしたなあ、)それからホテルを取って、それから仕事のアポ入れて、ってやってきました。わたしは可処分所得のほぼすべてを京都に使ってきたのです。
31_6532_5133_2034_13不自由だ不便だと叫びつつ、めげず和食やさんに出かけています。  ●「せせらぎすへら」でお昼、●「祇園おかだ」で一品料理をたっぷりいただき、●「割烹はらだ」、4月10日オープンの河原町竹屋町の新店に伺い、●「室町和久傳」では12000円で統一された夜コースにしみじみ感動しました。頑張って明日以降詳細をアップしていきます。わたしの骨折暮らしを支えて、楽しく豊かにしてくださるものすごく多くの方々に感謝しています。

「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!

2007年4月 13日, dans ■ごあいさつ, 京都 和食 |

2007年3月27日 (火)

■骨折お見舞い御礼 その4


全国100万人の読者の皆さま、お見舞い、励ましのメールを引き続きいただき、感謝しております。「CREA eats」お買い上げのご報告をいただいた方々にも心から御礼申し上げます。引き続き右手不自由状態で、メールのお返事が最低限しかできず、ごめんなさい。いただく1通1通、優しいお気持ちやいたわりのお言葉のありがたさを噛み締めています。
怪我をして以来、思うように動けなくなったばかりか何をするにも倍以上の時間がかかってしまい、ほんとトロいことです。けれど行く先々で包帯ぐるぐるの手を振り回しては心配してもらいかまってもらい、なんだか結局いい思いばかりしています。うれしいお見舞いの数々に優しい見舞い客、めちゃくちゃに多忙だった日々の直後に怪我のおかげで突然訪れたミニヴァカンス・・・かなり幸せな治療生活です♪ 骨折以来食べたものをご覧に入れます。左手でがんばってアップします。
31_6232_48「ジォカトーリ」のボリート、優しい煮込み料理を思い出して伺いました。豚ほほ肉と野菜の柔らかい煮込み。左手だけでも食べやすくて、いたわられるようなお料理です。シェフの桑原さんも右手を事故で複雑骨折なさった方です。今も十分曲がらないとおっしゃりながら、こんなにちゃんとお店をやっていらっしゃるのですから、とても勇気づけられます。パスタは七味唐辛子を練り込んだタリアテッレ アサリと春野菜和え。昨年秋以来のお気に入り、七味がほどよく効いて粋な香りです。
41_1942_1843_844_5先日14日付で一度ご紹介した「日本料理 山玄茶」。以前「祇園さヽ木」があった祇園町北側の跡地に2月にオープンしたお店です。改めて夜の16000円のコースをいただきました。「招福楼」ご出身のご主人のお料理は、お人柄を映したように、実直でけれんみのないものです。おだしのしみじみおいしいこと。すべて申し分なく美味でしたが、とりわけ心に響いたものをコースから3品抜粋します。●事情を話してお詫びをしてフォークをご用意いただきました。器を絶対に傷つけないように細心の注意をしつつの食事です。●お椀。あぶらめに梅肉、筍、ぜんまい、黄にら、木の芽。春そのものでした。●ぐじの湯葉包み揚げあんかけ、小松菜に柚子。あんが美味、生姜の香りが格別よかったです。●締めご飯は伊勢海老の炊き込みご飯。伊勢海老をほぐして味噌も混ぜ込んでよそってくださいました。やみつきになるおいしさでした。
「日本料理 山玄茶」 京都市東山区祇園町北側347-96 電話075-533-0218 12:00~13:30入店・14:30閉店 18:00~20:00入店・21:30閉店 昼5500円~、夜11000、16000円。なるべく予約を。
N1_2N2_2N3_2N4_2おなじみ「トラットリア・ニーノ」、こちらの「ホワイトアスパラガス クリーム卵ソース レモンオイルの香り」、これを食べたくて夢に見るくらいでした。ふわふわの卵クリームはレモンが香りたち、太い白アスパラと絶妙に合うのです。名作だと思います。そしてここに来たら必ず極細のタヤリンをいただきます。今回いただいてみて、より細く繊細になっていました。そしてさらに、上からはらはらとかけられるおろしたチーズが、より細かく、ふわふわに空気を含んで、細いタヤリンに絶妙に絡んで感動深かったのです。前との明らかな違いをシェフの関俊仁さんに伺ってみたところ、やはり先日のイタリア旅行で新兵器を仕入れてきたとのこと。こんな感じで、いつも伺う度に必ず何か進歩を見せてくださるのです。
M1M2髙島屋に用事に行った帰り、「そうだ 三嶋亭、行こう!」となってレストランフロア「京回廊」へ。すき焼きの気持ちだったのに、食べやすさを先に考えてステーキにしてしまった軟弱なわたし、でもばーんと特撰フィレステーキ6300円をいただきました。とにかく一食一食、絶対に景気つくようなものを食べたいのです。元気だろうが病気だろうが怪我だろうが、ひとりだろうが誰かと一緒だろうが、常に何か盛り上がりがないと気が済まないのです。毎日祝祭気分ね♪ 
P2_2P1この日は帰宅してからまた楽しいことがありました。「パウンドハウス」の藤林佳代子ちゃんが来訪、いちご、スポンジ、生クリームが黄金率で三位一体となった名作、ストロベリーショートケーキをおみやげに持ってきてくれました。これだけで狂喜しているのに、さらにおうちで作ったおかずやらきれいにパックした玄米ご飯やらもたっぷり持ってきてくれて・・・。ありがた過ぎます。わたし怪我のおかげでみんなに優しくしてもらって、不自由さよりもうれしいことの方が多い毎日です。
Mainblesseeコワいもの見せます。見たくない人は見ないでね。どうしても包帯替えたくなってえいやーっと包帯取った手です。黄色くなってるのがわかりやすいように赤スカーフ敷いて撮りました。まず、こんなにきーろいのです! そして、わたしの手、細い方なんですよ・・・自分でもびっくり仰天、まだまだこんなに風船みたいに腫れているのです。手の甲の方は外傷がなく、切れて血が出たのは手のひらの方です。早く治りたーい!

2007年3月 27日, dans ■ごあいさつ, 京都 イタリアン, 京都 和食 |

2006年12月12日 (火)

■「冬京都」/「乃し」 のおせち料理


Fuyukyoto■12月13日発売の「冬京都」(扶桑社刊)は、「本物」の京都をじっくり楽しむ季刊誌です。美しいヴィジュアルで京都の美味だけでなく美術館めぐりや能装束職人、和のお稽古や祇園歳時記などをテーマに、じっくり読ませる記事が満載です。どうぞ(本をお買い上げの上)ご覧くださいませ。サイトはこちらです。
■この本の中で、わたしは冬の京都のお取り寄せ」というページをやらせていただき、どどーんと約30品目をご紹介しています。予定調和の京都あり、斬新な京都あり。お菓子、お茶、鍋ものの材料、麺類、生麩や白味噌など絶対におすすめできるものばかりです。撮影前に候補をさまざま挙げてゆく中で、思い出しては買いに走り、しばらくぶりにいただいて感動する、といったこともたびたびありました。お店に撮影に伺って、製造のための秘話だとか、盛り上がった挙句にご主人の生い立ちやら現在のお仕事に至るまでの人生まで伺うようなこともあって、この仕事はやめられません。わたしは絶対に商品のおいしさや魅力を伝えなければいけません。それが使命だ~~。「このお店も京都の歴史を担っていらしたのだ」と考えるたびに頭の下る思いをし、わずか200字ほどのご紹介にしても、わたしは使命感で勝手にめらめら燃え上がるのです。興奮しやすいわたし、毎度アホです~。
Esse実は同じ扶桑社の「ESSE」という本とも連動しており、こちらでも一部「冬の京都のうまいもん」をご紹介しています。



Img_025830品の中から、ひとつだけお見せします。北山の懐石料理店、「乃し」さんのおせち料理です。長年大宮通の地で愛されて、北山に移転して1年少しになられます。10前からずっと作っていらっしゃるのが、このおせち料理・ひとり用です。ご近所の年配のお客さまが、「ひとり用に小さいものはないの?」と所望されたことから始まったもので、今では地方発送をするほどの人気です。コンパクトで愛らしく、これひとつあれば、お正月気分が盛り上がります。ひとり用のおせち料理8500円。35品ほどの取肴が詰まっています。2人分、4人分もあります。
「乃し」 京都市上京区上賀茂岩ヶ垣内町32 電話075-702-7733 FAX075-712-7732 12:00~13:30LO、17:00~20:30LO 月曜休み おせち料理の注文は12月25日までに電話かFAXで。電話での注文はできるだけ午前中に。

「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう! お取り寄せできる品も、お店を訪ねて入手すればより深い感動が味わえます。

2006年12月 12日, dans ●掲載誌, 京都 和食 |

2006年11月17日 (金)

■夜定食@小豆家 うさぎ亭


1_1837月にオープンした「小豆家 うさぎ亭」(本サイトでも何度か既出)、当初は甘味喫茶のようにスタートしました。徹底的に自家製のあんみつが売りでアイスクリームもおいしくて、店主の中村薫さんのお手製のチーズケーキも本格派、というお店でした。ところがしばらくしてランチを始められたら、こちらも非常に良心的な内容で瞬く間に人気になり、「おひるやうさぎ亭」の観を呈していました。そして秋口から21時まで営業時間を延ばして、居酒屋的な料理までされるようになりました。新しいショップカードには「甘味・珈琲・酒」と記されています。もともと料理人ですから、何でもできる薫さん。でも夜の営業を続けるうちに、リピーターの女性客はむしろ定食を好んで食べていくことがわかってきたとか。それで夜でも土鍋炊きのご飯にお味噌汁、そしてメインのひと皿を選べる定食を出されるようになりました。
わたしは放牧豚の生姜焼定食をいただきました。1300円。四条高倉で19時に1時間弱のアポがあり、次は21時に戻さないといけない校正があって「焦るうう~」と思いつつ、ここまで来て何か食べずに帰れようか?(いいや帰れはしまい!) 「そうだ薫さんとこ行こう!」と思いついて、気持ちにぴたりのおいしい夕食をいただくことができました。激速でいただきましたが、豚肉おいしい、お揚げたっぷりのお味噌汁もおいしい、白いご飯もつやつや、小鉢の煮浸しは薄味上品。ていねいに作られたお味に感激しました。食後びやーっと赤チャリで戻って校正を確認して20:58に戻して約束も果たした~! 次はまた23:00にアポがあったのですが、(いぞがじ、)これも首尾よく運びました。きちんと作られたものをいただくと幸せな気分になるし、いい「気」が入って、その後も全部うまくいくのです。
2_1813_159「小豆家 うさぎ亭」 京都市中京区高倉通六角上ル西側 電話075-257-2288 11:00~21:00 月曜休み(お休みが秋から月曜に変更。さらに営業時間の再度の変更も検討中とのことでした。ご注意ください) 




「のぞみ」で京都に行きましょう! 京都では小さなお店の定食にも感動があります。

2006年11月 17日, dans 京都 カフェ, 京都 和食 |

2006年11月 7日 (火)

■「WaSaBi」 12月号 「上賀茂 秋山」「オ・グルニエ・ドール」


Wasabi_211月7日発売の「WaSaBi」12月号の中で、レシピ記事をふたつさせていただいています。
まず、今飛ぶ鳥落とす勢いの「上賀茂 秋山」さんで、家庭でできるおもてなし料理、コース仕立て7品。詳細レシピと、きれいな料理写真が載っていますので、(いつもの、愛想は悪いが仕事は最高の巨匠 H 撮影)どうぞ(本をお買い上げの上)ご覧ください。


1_1742_173「上賀茂 秋山」さんの店内内観と、掲載料理のひとつ、かぶら蒸しをちらっとだけご覧に入れます。家庭でも簡単にかぶら蒸しができます! 作りながら京都をしのべます! 「上賀茂 秋山」さんは鄙な風情を生かしつつ、洗練されたお料理を出す本当にいいお店です。何度も何度も伺いたいけれど、少し遠い・・・。さらに自分で週刊誌などに掲載しておいてアホなことですが、電話してもすぐに予約が取れなくなってしまいました・・・。ああ。でも、いいお店はわたしが載せなくてもほっておいても有名になっていくのですから、それならやっぱり、いいお店はいちばんのりで取材したーい!
11_8412_8113_57そして「パティスリー オ・グルニエ・ドール」は、クリスマス菓子3品の作り方を詳しいプロセス写真入りで掲載させていただいています。撮影に非常に協力的だった優しいシェフの西原金蔵さんに深く感謝。お菓子3品とそのアレンジ版を紹介していますが、うち2品だけ、ここでひっそりとご覧に入れます。メインのクリスマス菓子はどうぞ(本をお買い上げの上!)ご覧ください。●6時間にわたった撮影の休憩時に、エスプレッソを入れてくださる西原さん。●クレーム・ブリュレ、飾って仕上げの段になって、「ああもできるしこうもできる」・・・となって、「ではどうか赤く~!」とお願いしたところ、本当に真っ赤に仕立ててくださいました♪ トッピングにフランボワーズがびっしり並んだクレームブリュレです。●こちらはファーブルトンのノエル版。なぜこんな気軽なお菓子が粋なクリスマス菓子になって登場したのか?・・・といった話は本にあります。どうぞご覧ください。
「祇園さヽ木」新店情報も、ニューショップページで掲載させていただきました。
T_logo_50そうだ 京都、行こう。 
お料理も、お菓子も、最高のお店が京都にあります。快適な「のぞみ」で京都に行きましょう!

2006年11月 7日, dans ●掲載誌, 京都 スイーツ, 京都 和食 |

2006年10月 2日 (月)

■佐々木さんのお菓子レッスン@ミディ・アプレミディ


昨日10月1日、新店を華々しくオープンなさった「祇園さヽ木」の佐々木浩さん。新店のご準備で休まれていた9月も、忙しくされながらもやはり勉強熱心な日々をお過ごしでした。若いスタッフをいくつかのお店にスタージュに出して、ご自身はお菓子のレッスン! ちょっと見られない画像をお見せいたしましょう。
1_1472_1453_1304_1145_986_857_768_659_559月のある日、佐々木さんは津田陽子さんの「ミディ・アプレミディ」でなんと個人レッスンを受けています! 佐々木さんも奇蹟のロールケーキ、フロールの大ファンなのです。「陽子ちゃんにお菓子習うもんね♪」と佐々木さんが言い出して何年になるでしょうか。新店準備期間の今回、長年の夢がやっと実現したのです。●まず作るものについての説明を受けています。陽子さんは的確に手順を伝えます。●DVDで基本の生地作りのポイントを学びます。陽子さんの手元を同じ側から撮った、「ミディ・アプレミディ」が誇る画期的な教材です。実はこの動画を撮ったのはハリー中西、愛想は救いようがなく悪いが写真はとんでもなく上手なカメラマン、動画を撮ってもまた比類なき才能を現わしたのでした。●実習は陽子さんが横で同じ作業をして教えています。至れり尽くせりのレッスンです。●どのプロセスも、さすがトップの料理人、注意深く一度聞いたら即、手が陽子さんと同じように動いて、どんどん形になってゆきます。ポイントポイントが、懇切丁寧に教授されていました。まわりも固唾を飲んで見守りました。圧倒的人気を誇る稀代のパティシエールと、飛ぶ鳥バサバサ落とす勢いの天才料理人が教え教えられた貴重なひと時。さて、この続きがどうなったかは、ある誌上で公開いたします。少し先になりますが必ず告知いたしますので、どうぞお楽しみに!!

ユニークなお菓子教室が京都にはあります。よそにはない京都ならではの洋菓子を習いに、「のぞみ」に乗って京都に行きましょう!

2006年10月 2日, dans 京都 スイーツ, 京都 和食 |

2006年9月27日 (水)

■パティスリー エクスキーズ


1_1412_1393_1284_112開店からおよそひと月、8月31日にオープンした「パティスリー エクスキーズ」のご紹介をします。京都でもさまざまなパティスリが開店していますが、中でもこちらは本当に久しぶりの、トップレベルのお店です。まずシャンデリアが吊るされた店内が美しいです。入って正面には彩りよく生菓子を収めたショーケース、窓際のイギリスのアンティーク家具の上には香ばしい焼き菓子が並んでいます。ちょっとしたプレゼントにすてきなクッキーも、華麗にプレゼンテーションされています。さらに店主の浅見倫子(ともこ)さんがパリで食べ歩き、買い集めたお菓子の粋なパッケージや缶などが店内の雰囲気作りに役立っています。
11_6112_5613_38生菓子では繊細なムースが優美な口当たりでおいしいです。こちらは赤いフランボワーズのムースです。ショコラのムースも、もう本当にうっとりする香りと深い味わいです。そして、ケーキひとつひとつの名前を、自作の小さな黄金色の額縁に入れていたりと、見せ方も凝っています。焼き菓子のおいしさも格別です。いい素材を惜しげなく使っていることが香りだけでもわかります。「焼きたてをどうぞ、」とマドレーヌをひとつ手のひらにのせてくれました。熱々で、リッチな香りに包まれてすっかり幸せな気分になりました。
21_1822_1523_9店主の浅見倫子さんはリボンが大好きなのです。お店作りに当たって、何がなんでも「シャンデリアとたっぷりのリボン」だけは欲しかったそう。それでこんなに多種多彩にリボンが揃っています。リボンだけでなく、小さな造花やビーズ飾りのための材料がいろいろ見えていました。お菓子の箱もいずれオリジナルを作っていきたいということです。
31_1132_6たとえば赤いリボンで飾ったら、こうしてミニローズをあしらってくれます。なんとも愛らしいpaquet-cadeau、プレゼント包みです。

41_1パティシエールの浅見倫子さん。幼少の頃からお菓子作りが好きでしたが、「ミディ・アプレミディ」の津田陽子さんの教室に通って初めてお菓子作りの本当のおもしろさに目覚めたと言います。そして「津田先生と同じところ」を目指してパリのコルドン・ブルーで学んでディプロムを得て、名店「ラデュレ」でみっちりスタージュをしてきたという希望の星です。物静かでしとやかなのに、芯が強くてやりたいことは明確、これからめざましい発展をしてゆくに違いない人です。
「パティスリー エクスキーズ」 京都市中京区木屋町三条上ル上大阪町518 電話075-757-4963 11:45~20:45 年内は休みなしで営業 (木屋町通を三条から上がって、初めて東に入れる路地の中ほど、南側にあります。「河久」さんを目指してください。)
1_1432_142浅見倫子さんは隣接している和食の名店、「河久」のお嬢さんなのです。料理屋さんに生まれ育ったから、「食べ物には意地汚いです」と笑います。絶対においしいものでなければ許せないのです。おいしいものに囲まれて育ち、おいしいものを追求する人生。才能はちゃんと生まれるべき家を選んで生まれて来るのです。わたしは取材後に、すごく久しぶりに「河久」さんに伺って満月弁当をいただき、ご両親や兄上にもご挨拶いたしました。すばらしいお嬢さまです! と言わずにはいられなかったのです。
11_6212_5713_3914_3115_2521_1922_1631_12満月弁当の部分拡大写真もお見せします。3150円で、お味よく、ボリュームもあります。お味噌汁と、デザートも付きます。土瓶蒸しはごちそうになりました。感謝<(_ _)>

「のぞみ」に乗って、繊細優美なフランス菓子を食べに京都に行きましょう! おみやげには素朴で味わい深い焼き菓子をたっぷりと!

2006年9月 27日, dans 京都 スイーツ, 京都 和食 |

2006年9月 4日 (月)

■せせらぎすへら


1_1122_1113_104祇園の縄手通と川端通をぶち抜く形でアルミの外観のスフェラ・ビルはあります。縄手側、川端側どちらにも入り口があり、上の外観は川端側からのものです。「せせらぎすへら」という風が吹き抜けるこのひろーいスペースで、きちんとした和食がいただけるなんて考えられるでしょうか。長らく赤チャリで前を突っ走りながら、不思議なスペースだなあと思っていました。それが昨年夏に初めてお茶を飲みにお邪魔してみて、これは雰囲気ばかりのお店ではなくて本気でやっていらっしゃるんだとわかり、(認識するのが遅かったです、)改めて食事にも伺いました。そして充実ぶりに驚いて即、まずカフェとして「dancyu」で、そして和食店として「あまから手帖」で取材をさせていただいたお店です。

11_4312_4113_2814_2415_2016_1817_1418_1119_1120_9お昼は「正午の茶事」、11:30~14:00にこんなお料理がいただけます。少し前までコース仕立てのお昼がありましたが、今は「せせらぎ点心」1800円と、それにお造りなどがつく「せせらぎ膳」2600円の2本立て。これは9月のあるお昼の「せせらぎ膳」です。●赤チャリで到着後、まずペリエ。●真俯瞰だとこんなです。●お造りはよこわにつぶ貝、生湯葉、ルッコラ添えです。●丸いお重に、一段目には取肴がいろいろ詰められています。ずいきの胡麻和え、田楽、だし巻き、万願寺唐辛子、れんこんととうもろこし揚げたのなどなど、どれも見事にお味が決まっていました。●二段目にみょうが御飯。これがまたみょうがの香りとしゃりしゃりした口当たりがよくて、これだけ何杯でもいただきたいような御飯でした。●赤だしはお揚げとじゅんさい入り、山椒の香りがばっちり効いてました。●きゅうりと大根のお漬物に、●じゃことしば漬を合わせたもの、これもシンプルながらおいしかったです。●デザートに、葛きり。黒蜜が絡み、きな粉がいい香りです。カフェならではのメニューということであれこれ制約もおありでしょうが、それでも料理長の西村清伸さんは本当にきちんとしたお料理をしていらっしゃいます。さらにサーヴィスのスタッフの方も非常に親切です。ほんと、お店って外見だけで判断してはいけません。こんなハコでこんな内容という意外性、カフェの風情でこれだけのお料理を出していらっしゃるのがすごいです。

21_822_523_224_2和食のおいしさと並んで、こちらの大きな売りのひとつに「嘯月」のお菓子がいただけるということがあります。予約をした上で洛北のお店に行くしかない(いきなり伺っても店頭にお菓子はありません、)茶事用の生菓子がこのスペースで味わえるのです。●木箱ごとプレゼンされて、●中には3種類の生菓子が収められています。「想いぐさ」「涼風」といった銘の麗しいお菓子です。●お薄と共に、こぼれ花というのをいただきました。初秋の萩の花を表現したものです。餡がきめ細やかでいい香りです。「嘯月セット」は1100円、1日10~20個の限定で、これを目指して出かけるなら予約が確実です。

31_332_21階にはスフェラ・ショップがあります。デザインの美しい家具やオリジナル洋食器やキッチンツールのお店です。スフェラモチーフのオリジナルの手ぬぐいはちょっとしたおみやげに素敵です。4色あって各525円。わたしはもちろん赤をいただきました♪
「せせらぎすへら」 京都市東山区縄手通り新橋上ル西側弁財天町17 電話075-532-1070 11:30~13:30LO、17:30~20:30LO止(懐石コース)、22:30LO(一品料理)、喫茶は11:00~22:30LO 水曜休み

2006年9月 4日, dans 京都 カフェ, 京都 和食 |

2006年8月19日 (土)

■御幸町 つばき/オステリア・バスティーユ


おいしくてお得で、大切なお昼のひと時を幸せに過ごせるお店を2軒。
まず「御幸町 つばき」。7月1日に料理長が野口大介さんになられてから一度夜に伺い、非常に好感を持ちました。オーナーの小峯充靖さんの接客もとてもこなれて、感じがいいのです。初出はこちら。お昼はおきまりのみです。楽しみに出かけました。
1_932_933_884_795_696_657_578_50●お昼は2コース、この日は「かぐら」をいただいています。一部お皿の内容が変更になっています。●蓮根豆腐 辛子割醤油 ●鱧の落とし 梅肉ソースで ●賀茂茄子 揚げ煮、上に大根おろし ●すずきの唐揚、パリパリに揚げたたでと ●丹波地鶏とごぼうの炊き込みご飯 ●おつゆとお漬物がついて、●トマトのコンポートは定番デザートです。これで2630円、ご飯はひとりで伺ってもお客さんごとに炊きたてなのです。なんだか申し訳なかったような気もするほどお得でおいしいお昼でした。スタッフの皆さんが若くて気合が入っているのも清々しいです。昔はひたすら大人なもの、老成したものにしか目が行かなかったのに、年々自分が歳を取るほどに(*_*)、若い勢いはすばらしい! 絶対応援するから頑張って! と、ない胸も痛むほど思うようになりました<(_ _)>
9_43「御幸町 つばき」 京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町318-3 電話075-211-3938 12:00~14:00LO、17:00~22:30LO 火曜休み 昼夜ともに予約が望ましいです。



オステリア・バスティーユ」、何度かお話しした、大好きなお店です。こぢんまりしているのだけど居心地よくて、お料理おいしい+サーヴィス的確+お値段控えめといいこと尽くめ、はやるに決まっています。しばらく前のお昼に、山科の33年来の親友Rと行きました。くつろいで、楽しかったお昼です。
2_923_874_785_671_92日替わりプレートランチ900円より、茄子で巻かれた豚挽肉のテリーヌ(これはオプション) ●自家製パン、塩気が効いてワインに合います。ワインこの日は飲まなかったのだけど。●スープは+400円で注文できます。この日はコーンポタージュの冷製。これが感動的なお味でした。枝豆と生ハムが風味を添えていました。 ●メイン料理、若鶏のソテー プロヴァンス風。外パリパリ、中はふんわりしっとりの鶏。ハーブの香りも効いて、熱中して無言でいただきました。サラダもリゾットもたっぷり添えられています。リゾットといってもお米ではなくて、エブリ麦というものです。皿まで舐めたいほどおいしかった♪ これが千円しないでいいのでしょうか?? この日はふたりとも急いでいたのでカフェもデセール(いつものブランマンジェ)もいただかずにおいとましてしまいましたが、それでも思い出したらしみじみおいしかったな~、とうれしくなるお昼でした。
「オステリア・バスティーユ」 京都市中京区蛸薬師烏丸東入ル北側 メゾン高見1F  電話075‐222‐0788 11:30~14:00LO 土日祝~15:00LO、18:00~21:30LO 火曜休み 昼の予約は2500円以上コースのみ可、夜は予約を。全席禁煙◎

2006年8月 19日, dans 京都 フレンチ, 京都 和食 |

2006年8月 3日 (木)

■京都新店情報 3軒


■「はふう 御所南店」 8月4日オープンLexterieur_5Linterieur_22_693_654_575_476_487_418_379_3210_2911_29

瀟洒なカウンターで思いきりおいしい肉をいただける「はふう」が、夷川通に明日、新店をオープンなさいます。フィレステーキやサーロインステーキ、肉のおさしみにハヤシライスにカツサンド・・・本店と変わらないメニューが楽しめます。赤と黒でまとめたインテリアがシックです。黒い椅子の中に赤椅子が一脚あってとても粋♪ 先日プレス向けのオープニングのディナーをいただきました。赤い椅子に座らせていただいてうれしかったです♪ オーナーの酒井好美さんは本当にすてきな方です。ご実家が精肉商であられるので、「手に届くお値段で極上のお肉をたっぷり」が実現しているのです。
「はふう 御所南店」 京都市中京区夷川通富小路西入ル俵屋町303 電話075-254-2884 11:30~13:30、17:30~21:30 水曜休み

■「春秋山荘 蕎麦 高月」 7月5日オープン
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高台寺の「馳走高月」が手打ち蕎麦のお店を出されました。山科の毘沙門堂のほど近くに佇む、けやき造り・葦葺きの民俗資料建造物「春秋山荘」をすっかりリニューアルされたのです。山科駅から車でほんの数分の距離なのですが、深山の風情の中、豊かな自然を愛でつつ、「高月」ならではの懐石仕立てのお蕎麦がいただけます。お蕎麦は繊細で独特の食感。どうぞ出かけてお試しください。お昼と夜はコース仕立てですが、14:00~16:30の間は予約不要で蕎麦だけ気軽に注文することも可能です。写真はお昼のコース「蕎麦百菜」3600円です。
「春秋山荘 蕎麦 高月」 京都市山科区安朱稲荷山町6 電話075-501-1989 11:30~13:30LO、14:00~16:30LO、17:00~20:30LO 月曜と第2,4火曜休み 4月と11月は月曜のみ休み

■「まる藤」 7月27日オープン
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木屋町の「竹島」さんで修業された藤田悟志さんが大和大路団栗下ルに開かれた割烹です。夜でも驚くべきお値段でコースを出されます。おだしのお味など、お値段とは結びつかないクオリティです。一品での注文も可能で、これからとてもはやるお店になることでしょう。「山利商店」の中村利子さんがお味噌を納入していらっしゃるお店で、写真は開店2日後に利子さんといただいたお料理です。うなぎ寿司→まぐろ寿司に替えていただき、さらにご飯が割愛されていますが、これはわたしが取材の1日の後、試食で膨れたお腹で伺ったからです・・・ごめんなさい。最後の締めにした赤だしは、お味噌がやっぱりいいのです、本当においしいものでした。夜のコース3650円。
Lexterieur_6「まる藤」 京都市東山区大和大路通四条下ル3丁目博多町66-3 電話075-533-1350 12:00~14:00、17:30~23:00

2006年8月 3日, dans 京都 和食, 京都 肉, 京都 蕎麦 |

2006年6月30日 (金)

■千ひろ


1_432_443_394_375_296_267_238_229_1810_1511_1612_1613_1114_1115_916_917_818_619_620_4祇園の割烹「千ひろ」さんへ夏のお料理をいただきに参りました。新幹線を下りたその足でバタバタと駆けつけたのですが、店内に入るなり清々しい気が流れていて気持ちもすっきり、東京から約3時間でやっぱり違う世界へ来たことを実感したのでした。今日は18000円のお料理です。●じゅんさい、うに。ゴールデンキウイと ●アスパラと黄身酢 ●たことたこの子の炊いたん ●鱧の子 ●造りは鯛と鱧の焼霜、いつもの塩昆布と ●鱧と粟麩のお椀 ●時知らずの鮭といちじく梅酒漬 ●汲上げ湯葉 ●鮎の塩焼き ●焼き茄子(なぜこんなになめらかに皮が剥けてなおかつ焼き色まで美しいのか? という謎は教えていただきました。) ●かき揚げ 白海老ととうもろこし ●鮎ごはん ●冷たい味噌汁、豆腐とえのき(冷製で美味!) ●漬物 ●ジュース(オレンジ2種とりんご) ●夜のお料理を出し終えた永田裕道さん ●「勉強会」を一緒にしたのは「上賀茂 秋山」の秋山直浩さん。お料理もすばらしいし、明るくていいキャラしています。

Chihirosan2「千ひろ」 京都市東山区祇園町北側279-8 電話075-561-6790 12:00~13:00入店、18:00~20:30入店 日曜休み 昼夜共に12000円~。


Bic_camera_2名古屋まで来てうれしくてパチリ♪ 窓の外に見えるのがビックカメラなのがまたうれしい♪♪ 京都への往路はうれしくてしょうがなく、「名古屋まで来たああ!」と京都の友人たちにメール。これだけ往復しているのにバカか? みなさん毎度うるさくすみません<(_ _)>

2006年6月 30日, dans 京都 和食 |

2006年6月22日 (木)

■祇園花霞


「祇園花霞」です。今京都で最高のお店の1軒です。お店自体は以前からありましたが、2004年の10月にリニューアルして今の末友久史さんが料理長になられました。オーナーの方は、一品料理がいろいろあってお酒が飲めて、というようなお店をイメージしていらしたようなのですが、末友さんは祇園の一流料亭のご出身。初めは一品も用意するフリをしながらだんだんお得意のコース料理に持って行ってしまったようです。そのコースがまたとてつもなく華やかで起承転結、オペラのような盛り上がりがあり非常に楽しめる。32歳の若い料理長が、こんなに一生懸命に京都の料理の世界を継承し日々新たな試みに挑み客を喜ばせるという姿勢に、わたしはメロメロに感激してしまうのです。お昼4500円のお得さも驚くべきものですが、夜のコースの手の込んだ美しさ、力のみなぎったおいしさも是非とも今味わっていただきたい。今回いただいたのは15000円の夜のコースで、カウンター割烹の料理というよりは、料亭料理がカウンター上に並んだという感じでした。
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●小皿に盛られた先付の皿がずらりと、氷の上にふたり分載せられてきます。あじさいがあしらわれて季節感の演出も見事です。●水無月。胡麻豆腐です。松葉にいわなし。●車海老をキウイソースで ●うすいえんどうのすり流し 生うに、梅肉、おかひじきの天ぷらをあしらいに。●蛸の柔らか煮、ジュレと ●じゅんさいと海藤花(海藻)●海老の頭をパリパリに揚げたもの ●お椀は牡丹のように開いた鱧と白うり、煮梅、実柚子。蝶の形はかぼちゃ。 ●造り:鯛、とろ、あおりいか。あしらいに透明の、おこのりという海藻と。手前のかぶらは大原でこの日の朝仕入れたもの。上の緑色のものはカリカリして非常に香りのいい大根の種。●手打ちとろろ蕎麦 ●はと(黒むつ)山椒焼き、やまぶきと ●山椒鍋。牛ロース肉、筍、クレソン、みょうが、花山椒。しんそこおいしかった! 絶妙な組み合わせ!! ●酒肴3種が青竹に載って、●大原のにんじんと新じゃがの揚げたのに黄身酢 ●飛魚の新海苔親子和え ●青梅甲州煮 ●水茄子など夏らしい漬物が供されて・・・●土鍋でご飯! ●生姜ご飯 ●さつま芋の味噌汁 ●楕円に作ったはちみつゼリーの中にキャラメルとアーモンドのアイスクリーム、わらび餅。
以上のコースにお酒を2種類1合ずついただいて18000円でした。わたしのミニ自慢は、このお店、誰よりも早く雑誌に掲載させていただいたということです。ある日「千ひろ」さんの取材の帰り、まだリニューアル工事中だったところを、何か違う輝きを感じたので勝手に入っていって「いつオープンなさるのですか? どんなお店になるのですか?」と忙しく開店準備をする末友さんにほとんど詰め寄って尋ねた(えらい迷惑やったろう、)というのが始まりです。出身のお店を伺ってこれは確か! と確信し、工事現場から「あまから手帖」編集部に電話をし、その時進行中だった京都特集号にぎりぎり間に合ってページを取っていただいたのでした。それからあれよあれよという間に有名人気店になり、わたしが取材しないでも絶対に有名になったお店だけれど、でもこれはジャーナリストとしてはめちゃくちゃにうれしい例です。ミニ自慢といいつつ、激しく自慢・・・すみません。それ以来時々お邪魔させていただきますが、伺うたびに間違いなく感動させてくれて、一緒に行く人も喜んでくれます。京都は都、京都の料理は絶対大丈夫と確信させてくれる、本当にいいお店です。
「祇園花霞」 京都市東山区祇園町北側279-13(14番路地、「千ひろ」さんの斜め前) 電話075-525-2726 11:30~14:00入店、17:30~22:00入店 不定休。要予約。

2006年6月 22日, dans 京都 和食 |

2006年6月21日 (水)

■祇園さヽ木 6月


1_352_363_314_305_246_237_218_209210211212_1213214215216217_418219_32026月の「祇園さヽ木」です。18時半の入店時間にびしっとカウンターに客全員が揃い、「食べるぞおお!」の気がみなぎっています。揃った頃合いを見はからって佐々木さんが今日も威勢よく登場、客はお互い見ず知らず同士なのに、すでに一体感を持ってコースが始まります。10席のカウンターに対して佐々木さん以外にも若い衆が数名見えます。奥の厨房を支えている別のメンバーもいますから、客の数=スタッフの数です。カウンターの上は夏のしつらえが目に涼やかでした。●羅臼のうにのピュレを、恐らく多量に入れただろう卵豆腐の上に、うにと大粒のじゅんさい、ジュレかけ。山芋ときゅうりがしゃきっとアクセントに。●たこと里芋の炊いたの。ひと皿目、どうだーっと来た印象に対して、ほっこりなごむお味。●お椀! 一見地味なようで欅製。●蓋を取って一斉に歓声が上がりました。蛍柄です。螺鈿というお手間入りです。美しい・・・。 ●新れんこんの饅頭、蒸しあわびの薄葛仕立て。●毎度盛り上がる向附はとり貝、鱧の焼霜(目の前でバーナーで炙るというパフォーマンス付き!)、いつものカマトロ寿司。●とり貝、とんでもなくおいしかった! ●カマトロ寿司、とろりと口の中で溶けるようでした。●トロのヅケ(赤身~中トロくらい)が出されて、●穴子寿司も。佐々木さん、お寿司屋さんをすべきです。●鮎焼きです。こんろごと出てきて、期待を盛り上げる仕掛けも万全。裏でこのタイミングのために焼いていたのは素晴らしい二番手、いつもしっかり佐々木さんを支えている木田康夫さんです。●周山の鮎。頭からバリバリ、よく焼けておいしかった♪ ●グラスに、白アスパラガスのアイスクリーム! 上から、白アスパラガスの皮からとっただしで作ったジュレ。熱いものの後に爽やか、意表も突いて、めちゃくちゃ粋な一品でした。●煮え立つスープに、鱧と翡翠茄子。だしは鱧からとったもの。おいしいおいしいおいしいと、皿まで食べそうになりました。●ご飯♪♪ ここに至るまでも、たたみかけるような美味の連続だというのに、ご飯の段でまたひと盛り上がり。今日は時知らずの鮭です。全員が見守るなかほぐしてよそってくださって、●まず一膳。お代わりもさせてくださいます。●漬物。水茄子が夏気分を盛り上げます。これもお代わりしちゃった。●高知の身の詰まった金時すいか。マンゴー、メロン、デラウエアにマンゴーソース。●おみやげのおにぎり。今月もまた本当に充実していました。連日移転工事の打ち合わせなどで大変なはずなのに・・・非常なクオリティの高さ、感動のおいしさでした。

2006年6月 21日, dans 京都 和食 |

2006年6月17日 (土)

■上賀茂 秋山(3)


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今まで3度紹介している「上賀茂 秋山」さん。今年2月にオープン、すでに予約が取りにくくなっています。感動は忘れ難く、またお昼をいただきに伺いました。コースにはメリハリがあり盛り上がりがあり、大阪出身の秋山さんのキャラも明るくて非常に楽しい!! ひと皿ひと皿が楽しみな上、出てきたものは決して期待を裏切りません。鄙な風情だけれど洗練された雰囲気に、優しいけれど手間と気合の入ったお料理。今回もまた幸せな時間が過ごせました。
1_312_323_274_255_206_207_188_179_1310_1011_1212_1113_714_715_516_517_318_3●先付はトマト、スナップえんどう、いちじくのコンポートを豆腐クリームで ●うすいえんどうのしんじょうのお椀、じゅんさい、三度豆 ●鯛、いさきの焼霜。つぼつぼに飛魚を〆たものを土佐酢ジュレで ●あまりにも鯛がプリプリでおいしくて激寄り ●つぼつぼの飛魚も激寄り ●炊き合わせ冷製は鳥獣戯画の器に、しのだ巻き(中はぜんまい)、玉ねぎ、ししとう、みょうが ●こんろが出されて、熱々で賀茂茄子と粟麩、くるみ味噌と ●薪釜で炊きたてのご飯(おいし~♪)●おこげ ●漬物 ●しじみのお吸い物 ●黒葛餅 ●お茶(夜なら待合で抹茶) ●一緒に行ったのは「祇園さヽ木」の佐々木浩さん♪♪ ようしゃべって楽しかった~! お値段は以上でひとり3150円! よそではなかなかない質のよさとお得さです。
「上賀茂 秋山」 京都市北区上賀茂岡本町58 電話075-711-5136 12:00~14:00入店、18:00~20:00入店 要予約 水曜と月末の木曜休み 全席禁煙◎

2006年6月 17日, dans 京都 和食 |

2006年6月16日 (金)

■室町和久傳


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昨年3月19日に堺町通に移転オープンした「室町和久傳」に行って参りました。東京からいらした編集者の方と共に、3人で会食です。左上から右に、●じゅんさい入りの梅酒でまずさっぱり ●きゅうりとあわびの葛煮 ●とり貝造り(鮮度よくお味◎) ●後で出される鮎がプレゼンされて、●お椀。椀種は鱧を餅で巻いたもの ●蓋は柄違いで3種。天地よくわからず・・・ ●赤ずいきと水前寺海苔、おくら、椎茸の胡麻酢和え ●鮎のバター焼き 木の芽醤油添え ●賀茂茄子の煮浸し、上にうに ●鱧と卵そば(穴子ごはんの選択もありました) ●ここで赤いトマトのコンポートがあったのですが・・・バッテリー切れで撮れておらず。●あじさいをイメージした和菓子 ●お薄。全体に初夏の軽やかさを表現したのか、非常にさらりとした夜のコースでした。昨冬、昨夏、昨春に食べたものとは印象が異なって、何か新しい試みへの予兆? とも思わせました。季節が巡ったらまた出かけてみましょう。
「室町和久傳」 京都市中京区御池通り堺町下ル丸木材木町679 電話075-223-3200 11:30~13:30LO、17:30~20:00LO 水曜休み 要予約

2006年6月 16日, dans 京都 和食 |

2006年6月 2日 (金)

■草喰なかひがし


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「草喰なかひがし」さんに5月最後のお昼に伺いました。●八寸の籠にはオオガメの花が飾られています。●蓋を取ると、きぬさや、田中とうがらし、初鰹、一寸豆の醍醐まぶし、いたどりの炊いたの、その煮汁を固めたもの、にんじんの間引き菜の和えもの、ちまき寿司などが美しく詰められています。●白味噌汁。新玉ねぎとねぎの葉入り。●鯉の造り。煮こごりや皮も添えられます。●岩魚の塩焼き、たたいた木の芽入りの酢と。●やまぶき、いたどり、鮎を炊いたもの。●煮えばなのご飯。●鴨の塩焼き、大根おろし、レモンと。●こんにゃくとわらびの味噌和え。 ●漬物などご飯の共が並べられて、●「メインディッシュ」のめざし。●炊きたてのご飯。●おこげもいただきます。●おこげにはこの塩を。●よもぎ豆腐のソルベ。●八寸を飾っていた花は食事の間こうして飾られていました。今や何も説明も要らない人気のお店です。鄙びた風情を最高の洗練度とおいしさで楽しませてくださいます。いつも浮かれてあちこち食べ歩いていますが、やはりどこにもない、安らぎに満ちたお料理です。どこでどんなものを食べていても、「こんな本のこんな企画で掲載のお願いをできるかしらん?」などと頭で考えつつ食事をしていますが、たまに「あとは野となれ!」とすべてを忘れる瞬間があります。わたしにとって、こちらのお料理はそんな数少ない「あとは野となれ」料理です。非常に例外的にひと時仕事を忘れ、ただ穏やかに幸せな時間を過ごせるお店です。
Nakahigashisan「草喰なかひがし」 京都市左京区浄土寺石橋町32-3(銀閣寺道の交番前) 電話075-752-3500 昼・夜営業 月曜日休み 1か月前の1日の朝8時から予約受付。昼5250円~、夜10500円~。

2006年6月 2日, dans 京都 和食 |

2006年6月 1日 (木)

■東西食遊記 京都「祇をん ちんねん」


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発売中の「週刊文春」6月8日号、巻末グラビアの「東西食遊記」は、炭火割烹「祇をん ちんねん」です。祇園町南側の奥まった場所にある小さいお店なのですが、その小ささがたまらなく心地よい料理屋さんです。こちらに出かける時はすごく親しい人と一緒に行ってください。初めて食事をする人と打ち合わせがてらに、というような雰囲気では全くないからです。焼き物が得意といいつつ、お鍋で盛り上がれるし、非常にタイミングよく出してくれる酒肴の小鉢など、季節のおいしさが満載です。センスがいいなあと思います。そしてご主人の増田貴友さんは、いつもにこにこと、とても感じのいい方なのです。
「祇をん ちんねん」京都市東山区祇園町南側570-123 電話075-561-5288 18:00~21:30LO 日曜休み 要予約

Shiromiso_1焼き物のメイン写真は本を買ってご覧いただくとして、ここではお味噌の炭火焼きだけお見せします。この白味噌は宮川町の「山利商店」のものです。京都の割烹や料亭の多くがこちらのお味噌を使っていらっしゃいます。添加物なし、作りおきもしない、本当に家族だけで作っていらっしゃるいいお味噌です。こちらの店主の中村利子さんとは3年前に取材でお世話になって以来のお付き合いです。ひと回り以上年上の方で職種も暮らしも全く違うというのに、なぜか不思議に気が合います。誕生日が同じということも後から判明しました。宮川町のご自宅から歩いて祇園など歩き回っては写真を撮ることを趣味とされており、いつもごっそり紙焼き写真を持ち歩いておられる。ある日「利子さんデジカメにしたら? すごく楽よ」って言ったら、すぐにデジカメ買って首から提げてわたしの取材先の和食店に現れたから驚いた! とても若々しくて、行動的な方なのです。「山利商店」は通販もしていらっしゃいます。
「山利商店」 京都市東山区新宮川町通柿町下ル山田町 電話075-561-2396 8:00~16:00 日曜休み

2006年6月 1日, dans ●掲載誌, 京都 和食 |

2006年5月31日 (水)

■祇園さヽ木 5月


1_192_203_154_135_96_97_88_79_610_511_712_613_314_315_116_15月下旬、ある夜の「祇園さヽ木」さんです。●焼いたホワイトアスパラガスとみる貝を黄身酢で ●かつおのたたき 藁の香り 辛子と醤油で ●向附はとり貝、塩とすだちで/炊いた海苔をからめて食べるうに/いつものトロ寿司 ●ヅケにしたトロ寿司 ●穴子寿司 ●お椀は5月なので鯉のぼり&菖蒲。椀だねはあさりのしんじょう、上にばちこ。あさりのだしの効いた濃厚な吸い地 ●太刀魚を香ばしく焼いたもの、すだちをぎゅーっと絞って。つぼつぼの中はにんじんの葉の和えもの ●すだちの酸味が爽やかなジュレ仕立てで、車海老とじゅんさい、シャリシャリとしたキューブ状の粒は山芋 ●うすいえんどうのピュレの葛引きが煮え立った中に、柔らかく蒸したあわびと茄子 ●鱧とごぼうのご飯。カウンターの客全員注視の中、温泉卵を割ってよーく混ぜて、よそってくださいます ●漬物には今季初の水茄子も ●今季初のすいか! メロンと桃に、シャンパーニュのジュレ。またしても能無しにわたしは叫びます。あああ"~~おいしかったおいしかったおいしかった! すべてを忘れて、ただお料理に没頭&集中いたしました。
Avant_gohanAvant_gohan2「さて今晩は何でしょう?」とご飯の蓋を取る瞬間の佐々木さんの顔がだーい好きです。食事が始まる前に「今日のご飯はなーに?」と聞いても「それは言えん!」と絶対教えてくれません。さらに時間厳守で入店しないといけません。遅刻しようものなら「あんたは今日は白いご飯やからな!」とコワイ顔されちゃうからです。時間通りに行っても、いい子にしていないといけません。皆さんにご飯をよそって、次はわたし!と思ったら、「関谷江里さんにローソンのおにぎりを~!」って中の人に叫ぶからです。くるくるとおもしろいことを思いついてはようしゃべって、佐々木さんは本当に楽しい人です。カウンターでお客さんを沸かせる術はきっと生来のものなのでしょう。5席のカウンターで始まり、移転して4年半になるこの店も、秋には移転します。建仁寺通り、「祇園丸山」さんの近くに引っ越されます。席数も少し増やされるとのこと。カウンター内をローラースケートで端から端までぴゃーと移動して満遍なく客を笑わせる佐々木さんをイメージしてしまうのですが、どんなお店になるでしょう??
Orange「さヽ木」さんの後、同行者計3人で「カルバドール」へ。お腹パンパン状態だったので、「オレンジ系ですっと飲めるもの」です。しかしこの夜をもってわたしは200回以上は絶対に行ってる「カルバドール」に出入り禁止となってしまった?? 一緒に行った人がおもしろすぎたのです。真っ白で細面、すてきな料理を作る若い気鋭のシェフなのですが、しろーっとした顔をしながら、●「荒神橋下のホームレスならぬ定住者=耐震設計までされた高床式住居におけるゴージャスな暮らし」●「御幸町御池上ルの「コムデギャルソン」における独自の服選び:ピンクのシャツを買った訳は?」●「今後狙いたいちょい悪スタイル:このカクテルを選んだ理由」をテーマにしゃべりまくられてしまい、そのマダムと共にお腹よじれ状態で高らかに延々笑い続けてしまいました。そしてふと顔を上げると店主の高山さんが。「お静かに願えますか?」 あわわわ、失礼いたしました。雰囲気こわしました、恥ずかしいです・・・。

2006年5月 31日, dans 京都 和食 |

2006年5月28日 (日)

■日本料理 とくを


Tokuwo先日取材でお邪魔した「日本料理 とくを」さんのお昼に編集の方と伺いました。すっきり清新な気がみなぎった店内、絵に描いたような京都の演出のために琴を流しているのも開店当初から変わりません。女将の小百合さんも初々しくて感じがいいのです。開店直後に初めて伺った時は、あまりの端正さと琴の音に「判で捺したような(=おもしろみのない)京料理やさんかしらん?」と疑いを一瞬持ったのですが、それは違いました。生真面目な料理ではあるけれど、2度、3度と訪れてお料理をいただくうちに徳尾さんの工夫、遊び心、季節感の繊細な表現、器への愛などがひしひしと伝わってきて、疑いから絶賛モードへと切り替わったのでした。コースを主流に据えつつ、地元の人たちも気軽に使えるようにと一品を多種揃えているのも立派です。
1_162_163_114_105_66_77_68_59_410_311_512_4新しいカメラでの撮影で慣れておらず、かなり見苦しい写真もありますがお許しを~。(慣れてないせいにしちゃった!)左上から●酒肴3品 湯葉クリーム/鯛の子/ずいきの胡麻和え ●鰹の焼き霜とさより ●賀茂茄子と、海老、小芋、しめじ、おくらのみぞれ煮 ●すずきと帆立の焼物 ●沢煮椀 お椀の柄は、金閣寺と二条城 ●とうもろこし、貝柱のかき揚げ ●ご飯 ●じゅんさいの味噌汁 ●漬物 ●白味噌のアイスクリーム。以上で5000円です。熱いものは熱々状態で供されます。すごく大事ですが、白ご飯もおいしい。取材の合間のお昼にほっこり、本当に幸せな時間でした。若い料理人がこんなに一生懸命にお店を続ける姿じたいにわたしは感激してしまうのです。こういう人たちが京都の料理界を支えているのだなあと。頑張れ頑張れ! そしてわたしも見習って頑張ろう! ・・・と思うのですが、相変わらずあちこち右往左往かけずりまわっては「おいしいいい!」なんてただ騒ぐばかりで、こんな人生でいいのだろうか??
「日本料理 とくを」 京都市下京区木屋町通仏光寺上る天王町151 電話075-351-3906 11:30~14:00、17:00~22:00 日曜と、祝日の月曜休み 昼は要予約。

Leicaカメラ人生が困難な局面を迎えています。大喜びだったエクシリムの最新型ですが、使ってみていくつかがっくりくることがありました。操作方法がわたしにとってはより不便になった部分が3点ほどありました。(カメラの用途によりますから便利になった人もいるのでしょうが。)何より失望のあまり天を仰いでしまったのが、画面サイズが2,8型といいながら、よく見ると横長ワイド画面で、再生時は比率調整のために左右に黒い幕部分がついて、実質2,5型とほぼ同じサイズなこと!!!!! これはないでしょう・・・。泣泣泣。それでいて、たとえばキャノンのIXYの3,0(本当のフルの3,0画面)よりもボディの幅があって、だから当然今までのエクシリムのケースに収めたら微妙にはみ出すって・・・おかしい。発売日の26日、とても買いにどこかへ出て行く時間がなかったので、ホテルに届くように手配していたのです。エクシリムなら間違いないという絶対信頼のもとに。店頭で見ていたら買わなかったかもしれない・・・。わたしライカのC-LUX1が欲しくなりました。飛躍しすぎ?

2006年5月 28日, dans 京都 和食 |

2006年5月 8日 (月)

■ビストロ割烹 Yaoya


11_221_231_1出町柳から近く、桝形商店街から上ってすぐにある「やおや」という名前の割烹です。とんでもなく魚がおいしいお店です。お酒も品揃え多数。威勢のいいご主人は、ご自分でも食べること、飲むことが本当にお好きなのでしょう。夜のうまいもの尽くしもすてきですが、お昼のお得さがまたすごい。その日仕入れた、夜に使う食材がそのままランチでも使われています。なので、何があるかはその日によるし、お値段も「時価」ということで、おまかせ感覚でいただきます。といってもだいたいが千円台です。これは先週お伺いして、ふたりで造り定食、ぐじ焼き定食といただいた時のものです。鯛の昆布締めとしび(まぐろ)が盛られて、しんそこおいしいものでした。写真がよくないですがぐじ焼きも香りよくほっこり、しみじみ旨くて、沈黙&没頭状態でいただきました。一緒に行ったのが料理人の方だったから、「とにかくおいしいものはおいしい状態で食べる!」ということで暗黙の了解があり、(って、そんなに何度もご一緒していないのだけど、やっぱりわかる)まったく余分な気遣いなく食べることに熱中できたのです。
4_35_26_37_2添えられた小鉢が、冷や奴、だし巻き、青菜とお揚げ、筍木の芽和え。(1定食に2小鉢です。ふたり分だから4種類。)これにご飯と味噌汁がつきます。「これお昼の定食で、あり得ないおいしさ!」と感激しつつ食べ終えました。お値段はひとり2千円でした。
「ビストロ割烹 Yaoya」 京都市上京区桝形通寺町東入ル上ル三栄町59 メゾン・セ・デリシウ1F 電話075-252-0108 11:00~14:30、17:30~24:00 木曜休み、他に不定の休みあり。昼の予約は不可、夜は要予約。

2006年5月 8日, dans 京都 和食 |

2006年4月29日 (土)

祇園さヽ木 4月


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「さヽ木」さんで4月のお料理です。お料理は左上から、①みる貝、車海老にすだちジュレ ②お椀の蓋、今月は「ふた山」 ③お椀。あぶらめ、よもぎ豆腐、うど。木の芽の香り ④あじのなめろう ⑤まな板皿でどーんと向附。とり貝(これがバカ旨)、うに、太刀魚たたき、トロ寿司。この後またトロのヅケ寿司一貫 ⑥鯛のだしのにゅうめん。魚醤が効いて粋な味 ⑦焼き物はなんと鮎! まだ小さいけれど、もう鮎の季節です。このあともう1尾続きました ⑧柔らかい蒸しあわびの酢の物、海ぶどうと ⑨めばるのから揚げと春野菜あんかけ。たけのこやこごみがたっぷりと ⑩お漬物 ⑪桜海老ご飯 ⑫宮崎のマンゴーといちごとメロンに、マンゴーのピュレ ⑬おみやげのおにぎり。しみじみほっこり、しんそこおいしいコースでした。ああ幸せ、これでまた頑張れる!
「祇園さヽ木」 075-533-3003 昼夜営業。夜のお料理で2万円前後。

2006年4月 29日, dans 京都 和食 |

2006年4月24日 (月)

上賀茂 秋山(2)


Akiyama1_2Akiyama2_2Akiyama3_1Akiyama4_1Akiyama5_1Akiyama6_1Akiyama7_1すでに4月2日と21日にお伝えしていますが、「上賀茂 秋山」さんがあまりにもすばらしいので、先週末またお邪魔してしまいました。夜のコースより一部の抜粋です。①こごみのすり流し(ほうぼうの葛打ち、焼きアスパラ、かぶらの花、うど)②酒肴5種盛りから、ほたるいか ③筍の塩昆布炒め 空豆と ④作り立ての寄せ豆腐 ⑤穴子と新玉ねぎ(玉ねぎに火を通した後、穴子をしゃぶしゃぶにして食べる) ⑥薪窯炊きの土鍋ご飯のお代わりのおこげ ⑦自家製・泡盛で漬けた梅酒。コースはこの他に以下のようなお料理で構成されていました。●水菜の花のこのこ和えと山ぶどう ●たいらぎ貝のわら焼き(生姜醤油で) ●造り(鯛、鯵、しび) ●黒米のお粥 ●いちご ●お薄と桜餅。 街中から15分ほどなのに、山里の風情の中で心尽くしのお料理を満喫できます。最近の新店の中でもとりわけおすすめのお店です。
★「上賀茂 秋山」のデータは4月21日をご覧ください。

2006年4月 24日, dans 京都 和食 |

2006年4月21日 (金)

東西食遊記 京都「上賀茂 秋山」


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発売中の「週刊文春」4月27日号、巻末グラビアの「東西食遊記」は、2月にオープンした上賀茂の「秋山」さんです。ここのすばらしさったらありません。山ぎわに位置する一軒家は鄙な風情です。祇園などとは全く違う気分が楽しめて、なおかつお料理は洗練されています。お味も的確。土鍋炊きで、ぴかぴかに輝くご飯の旨さも抜群です。なのにお値段は非常に控えめ・・・偉い!! ご主人の秋山直浩さんは34歳。お仕事が丁寧な上に、漬物に味噌、果実酒は何種類もと、実にマメに手作りなさっています。お料理だけでなく壁を塗るとか貼るなどもほとんど自分でやってしまった模様。ごくおとなしい人のようでいて、親しくなるうちにお茶目で明るい人だということもわかります。街中からは少し遠いけれど、非常におすすめの一軒です。これから太田神社のかきつばたの季節だし、界隈のお散歩も楽しいです。本には、新玉ねぎと穴子のしゃぶしゃぶの、おいしそうで美しい写真がばーんと出ていますから、どうぞご購入(←大事!)の上、ご覧くださいませ。ついでに、こちらのお店の取材はいちばん乗りさせていただきました。うれし☆ だからこれ、いちばん速い情報です♪ 開店翌日にお店に案内してくださったのは、聖護院のフレンチの名店「レストランUSAGI」の店主である高松義史さん。高松さんは秋山さんとすごく親しいのです。ふたりがしゃべる様子を見ていたら、本当に仲がよさそうで微笑ましかったです。高松さんの「レストランUSAGI」の話はまた改めて。

「上賀茂 秋山」 京都市北区上賀茂岡本町58 電話075-711-5136 昼夜営業 水曜と月末の木曜休み 全席禁煙

2006年4月 21日, dans ●掲載誌, 京都 和食 |

2006年4月 2日 (日)

上賀茂 秋山


PreparationSukiyaki_umasoSukiyaki 「上賀茂 秋山」は2月末にオープンしたばかりの割烹です。北山駅から歩けば1キロ弱、山肌がお店の裏手に迫っています。「吉兆」出身の秋山直浩さんによるおまかせコースは、端正な懐石にとどまるものではありません。素材使いに遊び心があり、コースにはぱーっと盛り上がりがあります。夜だけでなく、昼の3000円のコースでも、こんな鍋ものが〆に出てきます。写真(クリック拡大!)は鶏のすき焼き。地鶏ぶつ切りと、腕くらいの太さの、朝抜いてきたという鷹ケ峰のねぎをザクザクと入れてこんろにかけて待つことしばし。煮え立つほどにねぎはトロトロの甘さになりました。濃い卵をくぐらせて熱々を土鍋炊きのご飯にのせて食べたら・・・あああ幸せ。全体像とさらに詳しいことは、すでに取材をさせていただいたお店ですので、本が出た時にまた。

Fraises 食後にはいちごを山盛り。花をあしらった粋な盛り付けでした。

「上賀茂 秋山」 京都市北区上賀茂岡本町58 昼夜営業、水曜と月末の木曜休み

2006年4月 2日, dans 京都 和食 |

2006年4月 1日 (土)

祇園さヽ木


Owanfuta_5Owan_3 3月末の「祇園さヽ木」です。桜が咲き始めているというのに雪がちらちら舞う寒い寒い夜でした。お椀は簡素な漆黒。・・・しかし蓋を返せばこんなに華麗な夜桜が描かれていました。(クリック拡大!)はまぐりの濃厚な吸地に、はまぐり、帆立、車えびのしんじょうです。味わいと香りと美しさにうっとり、身体も温まる至福のお椀でした。Sakuradai

順番が前後しますが、左は先附、桜の皿に盛られた桜鯛の昆布〆。(クリック拡大!)旨みの強い鯛に、梅肉の香りが効いていました。軽やかにさっぱり、酸味を感じさせるひと皿めです。

お椀の後にまな板皿で供されたお造りは、今月は羅臼のうに、太刀魚の焼霜、熊本の馬刺し、そしていつものカマトロ寿司と、相変わらずこれでもかと「のけぞり旨い」盛り合わせでした。春を随所に品よく感じさせつつも、後半に再び干し貝柱やぐじベースの、他では味わったこともない熱々のスープがきて強烈な旨みに圧倒され、最後は氷魚(=鮎の稚魚)ご飯。あっという間にもう鮎の季節・・・! まだ寒い冬~春~その向うの夏と、3季節を感じさせた見事なコースでした。

2006年4月 1日, dans 京都 和食 |