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2016年4月24日 (日)
■ 全国100万人の読者の皆さま、なんとか毎日を送っているエリーでございます。あたふた、わらわら。なんでいつもこうなのか?(*_*)(*_*)
けれど4月の「祇園にしむら」さんのコースをいただき、気持ちもゆったりしました。おいしかったー(^o^)(^o^)/
●いつもの胡麻豆腐
●若竹のお椀
●鯛ととろのお造り
●いつもの鯖寿司
●ほたるいかとわけぎの酢味噌和え
八寸の一部が先に出されたような形です。4月だけのぼんぼり形の器です。
●八寸は、
○天ぷら こしあぶら、茗荷、たらの芽、ふきのとう、そら豆
○たいらぎ貝とアスパラガス、三杯酢
○ずいきとうどの海苔わさび和えに、うに
天ぷらが盛りだくさんでした。熱々のサクサクのうちいただいて幸せ。
●目鍋に焼き物で、桜ますと筍
しゃーと音を立てた状態で供されて、熱々はふはふでいただきます。糸かつおが香りとふわふわふわの食感を添えて、ほんとおいし。
●鯛と山芋の焚き合わせ
鯛がめちゃくちゃおいしい(T_T)(T_T) そこはかとない味付けが上品でたまらなくよかったです。
●牛丼で締め。花山椒の香り最高。
●香の物、赤だし
●甘味はいちごと小豆
■ 気持ちがなごんだコースでした。楽にするっと食べられて、ほんとーーーにおいしい。
一緒に行く方の都合で珍しく土曜日夜に訪問したのですが、やっぱりびっしり満席でした。4月は休みなしで営業されるとのことで、ほんとすごいなあ大変だなあと思いましたが、おかげでわたしたちはすっかり幸せな気分になりました。感謝です。また来月~♪
「
祇園にしむら」
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■ 今日の本は・・・
言ってはいけない 残酷すぎる真実この本強烈でした(*_*)(*_*) みもふたもない、というのはこういうことか。
でもおもしろかった、読んでよかったです(*_*)(*_*)
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2016年4月 24日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食16前半 | lien permanent
2016年3月29日 (火)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月もご機嫌で「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。気楽にするっと食べられて、気持ちもゆったりするので好き。味付けギリギリまで控えめ、どうだ?な感じは全くなく出てくるけれど、料理はどれもかんぺきに決まって、ほんとーにおいし☆☆☆
●胡麻豆腐でスタートです。
●湯葉しんじょう、これ初めて。すり身と湯葉を重ねてありました。上に、パリパリに揚げた湯葉。
●まぐろと鯛。
●鯖寿司、「
大藤」さんの千枚漬けがのっています。
●八寸です。右上ぼんぼりの器の中から、赤貝とわけぎのてっぱい/いかなごの釘煮(これは神戸から)、からすみ、もろこつけ焼き、鴨頭ねぎ/ほたるいか、菜の花/つぼつぼに、みる貝、わさび菜、たらの芽、春菊お浸し
●焼いた鯛、はまぐり、わかめ、わらび。うしお椀仕立て。
●焚き合わせ。ふき、筍、長芋をサクっと揚げたの、下に大根。
●このお椀本当にきれいです、本当に好きです。山中塗りのお椀。貝の柄が富士山にもなっています。以前に出てきた投稿は、
これ と、
これ。
●ご飯は、白魚とふきのとう、卵とじ
●香の物と、赤だし
●あまおうに、ロゼワインのジュレ。
■ すっごくおいしいのに店主はふざけてばっかりいるし、なんかゆるい雰囲気で、スナックみたいここ? と笑い続けているうちに食事が終わります。
いつもほんとたのし(^o^)(^o^)/
「
祇園にしむら」
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割烹の話でしたが、パンの本です\(^o^)/\(^o^)/
ニッポンの美味しいパン「なか見!検索」からお借りした写真・・・
なんと「ル・プチメック オマケ」のこんな図鑑的写真まで\(^o^)/\(^o^)/
焼きそばパンもナポリタンパンもあります♪
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2016年3月 29日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食16前半 | lien permanent
2016年2月29日 (月)
■ 全国100万人の読者の皆さま、寒いがご機嫌エリーでございます。
「祇園にしむら」さん、安定安心で2月も申し分なくよかったのでした。
するりと食べやすくて、過不足なくおいしいし、店主もおもしろーい\(^o^)/\(^o^)/
●胡麻豆腐で始まります。
●お椀は帆立しんじょうとわかめ、わらび
●まぐろは勝浦と鳥取と違うもの。お寿司仕立てにしてくださいました。
●いつもの鯖寿司、千枚漬は「
大藤」さんです。
●八寸は、
いくら/赤貝のてっぱい/まなかつお幽庵焼き/からすみ、いわし、菜の花/のれそれに鴨頭ねぎ。
●すっぽんにゅうめん。寒い夜に温まりました。
●焚き合わせは、壬生菜、せり、筍、ふき、長いも、聖護院大根
すごくいいバランス。
●ご飯は天丼で、白魚の天ぷら、ふきのとうの天ぷら
●香の物と赤だし。
●食後の甘味は白玉、小豆、いちご。
食べやすくて、どれもしみじみ美味、気持ちもゆったりしました。
●絵についても教えてくださってありがとう<(_ _)>
●お雛さまの季節です。
本当においしくて寛げて、家にいるみたいに楽ちんなお店です。
「
祇園にしむら」
************************************************************■ 本はこれ\(^o^)/\(^o^)/ いきなりカジュアルですが、
文藝春秋からの、新しいレシピ本
愛しの油揚げ おかずにつまみに簡単レシピ80
油揚げばかりのレシピ本♪ これは楽しい使いやすい。
詳しくはまた明日ー\(^o^)/\(^o^)/
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(2016-02-29)
2016年2月 29日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食16前半 | lien permanent
2016年1月10日 (日)
■ 全国100万人の読者の皆さま、週末、「祇園にしむら」さんでお正月料理をいただいてきたエリーでございます。
●お正月料理は15日までいただけます。
白味噌のお椀もお正月の八寸も焚き合わせも、申し分なくしみじみ美味。どれもするっと食べられて、ほんとーにほんとーにおいしいと思いました。順番にいきます。
●いつもの胡麻豆腐でスタート。
●お正月の鶴のお椀に、
●白味噌のお椀です。結び橙(だいだい)、糸かつおの下ににんじんと大根で紅白になっています。その下にお餅。
●鶴のお皿、松の内しか見られないお皿で、それも毎年出てくるわけではありません。300年とかの、かなり古いものだそうです。それは何となくわかるんだけど、でもすごくきれい。大事に大事に保管されてきたのでしょうね。
●いつもの鯖寿司。羽根模様のお皿です。千枚漬は「
大藤」さんです。
●黒豆だけ先に供されて、すぐに八寸も。
●お正月仕様の八寸です。毎年思いますが、田作りが味、食感ともに普通ではないです。サクサクしているのです。きんかんいくらも。ちしゃとうの食感好き。からすみはぶ厚め。くわいも中央にいます。どれもおいしーい。そして何とも風情よく盛り込まれているのです。
●まながつおの幽庵焼き
●焚き合わせは鴨ロース、焼きねぎ、筍、聖護院大根。京都産の筍、この時期でも柔らかく、甘かったです。
●鯛梅茶漬けで締めです。
●香の物
●いちごに、白ワインジュレ。
■ どれもなにげなーく出てくるけれど、器は永楽、永楽、永楽といった感じで、ひたすら美麗です。いつもさっさか出てきてぱっぱか食べて、1時間半もかからず食べ終えます。すごくいいリズム。多分わたしたち食べるの特別早い。
(わたしはある程度のスピードで食べないと、おいしいと思えないということもあります。)それでいてたっぷりおしゃべりしてだいぶ笑って、すかーっとしました。
よい年明けの夕食でした。(^o^)(^o^)/
「
祇園にしむら」
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(2016-01-10)
2016年1月 10日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食16前半 | lien permanent
2015年12月26日 (土)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「
祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。今月も、すばらしくおいしかったー\(^o^)/\(^o^)/
おいしいのはわかってるけれど、ずーっといただいているのに「こう来るか~」と思わせるのがすごいと思います。
■ 今回はこのお椀がすごかったです。「かぶら蒸し~」と、ほとんどぞんざいに(ごめん(^o^))出されたお椀は、かぶらは赤かぶも合わせてあるとかでちょっと色がついていて、上に蟹みそのせ。聞いてないのに中から蟹の身やら内子やらプチプチの外子も出てきたよ。下に鯛があったんだけど、それも昆布締めのお手間入り。少しも蟹でございな顔をしないで出てきながら、蟹も鯛も十分に楽しめた贅沢かぶら蒸しでした。吸い地がうす葛仕立てでとろっとしていたのもあったまってよかったです。すさまじくおいしかった。ほんとこのお椀だけでも出かけた価値があると思いました。
■ 以下、順番にいきます。
●いつもの胡麻豆腐
●かぶら蒸しのお椀
かぶら、蟹、鯛昆布締め、生麩、きくらげ
●お造りは、ぶりと鯛、まぐろ
まぐろが別格のおいしさ。たっぴ岬、龍飛岬から来たものだそうです。
●いつもの鯖寿司。千枚漬は「
大藤」さんです。
●八寸は、柚子釜(味噌、椎茸、下仁田ねぎ、帆立、牡蠣)
くわい擂ってまとめて揚げたの、からすみ、数の子、あんきも(大根おろし、ねぎと)、なまこ。なまこは差し替えしていただきました。ごめん<(_ _)>
●天ぷらは鱈の白子、れんこん、さつま芋かき揚げ
●焚き合わせは、海老芋、聖護院大根、水菜、お揚げ。完璧な調和です。
●ぶりの西京焼き
●こういう状態で、ご飯、味噌汁、香の物
焼物は八寸の中に組み込まれたり、ご飯と合わされたりで自在です。
●白味噌汁でした。西京焼きと調和してよかったー(^o^)/
●ラ・フランスといちご、白ワインジュレ
■ ほんとーにおいしい、でも疲れない、ゆったりしたお料理です。食べて気持ちが和んで、また食べたーいと思うお料理です。
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年始は1月6日からということです。
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(2015-12-26)
2015年12月 26日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年11月30日 (月)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。女4人で、冬のお料理を楽しみました。温まって、幸せになりました\(^o^)/\(^o^)/
●胡麻豆腐
●お椀 松葉蟹と帆立のしんじょう 蕗、蕪
吸い地がちょっととろっとしていて、この段階で身体がすごく温まるようになってます。
●大間の赤い熟成まぐろ、三厩(みんまや)のまぐろ、鯛。
まぐろ2種類で風味の違いを楽しみました。鯛もねっとりと旨(*_*)(*_*)
●いつもの鯖寿司。千枚漬は「
大藤」さんです。
●ご飯より鯖の方が量が多いくらいの鯖寿司。
●八寸は、牡蠣と柿(わたしはちょっと差し替えお願いして、柿と鯛)、栗、くわい、銀杏、鰆味噌漬け焼き、蕎麦と海苔で作った松葉。鰆も、ひと皿仕立てではなく八寸の一部という顔をして出てくるけれど、しっかり食べ応えがあります。
●すっぽんの茶碗蒸し 鶏卵 これ天国だったなー(T_T)(T_T)
●海老芋と生麩、青菜(ほうれん草、春菊、京水菜)の白味噌仕立ての焚き合わせ
これも引き続き天国でした。海老芋の舌ざわりに生麩の食感、青菜がバランスをとって、甘い白味噌がとろりんと優しく深い味わいで、申し分なしでした。
●天ぷらをのせたご飯、ごぼう、玉ねぎ、たらの白子、大葉。ほどよく塩気のきいた天ぷらで、ご飯とちょうどよく合いました。
●赤出し、香の物
●洋なし、白ワインジュレ
■ 食べやすくて、さっさと1時間少しで食べてしまえてわたしこういうの好き(笑)。いつもながらほんとーーーにおいしかった。何でもないのにおいしいというのがすごいです。ゆったり余裕の大人の料理。気楽で大層じゃないのにぴたーーーっとおいしくて、やっぱりまた来ようって思います。
「
祇園にしむら」
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帰途、これを見上げました。もう12月です。11月は一瞬かニ瞬しかなかったような気がします。
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2015年11月 30日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年10月23日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。女4人で、すっかり秋らしくなったお料理を楽しみました。
●胡麻豆腐
●鯛のうしお椀
●昆布締めの鯛、まぐろ、鱧の落とし
●うに、とんぶり、舞茸、菊菜、菊花
●鯖寿司。千枚漬が載せられる季節になりました。千枚漬は「
大藤」さんです。
●八寸は、枝豆(紫ずきん)、翡翠銀杏、小芋揚げ、栗、さわら塩焼き、たらの白子おろし和え。松葉はそばと海苔で作ってあります。いちょうの葉はさつま芋チップ。からすみ。
●鱧と松茸の天ぷら
●添えられた山椒塩が香味鮮やかで、目が覚めるようでした。これ好きなんです。
●最後の焚き合わせは、蕪、生麩の揚げたの、ほうれん草。白味噌仕立て、ほんのりわずか柑橘が香る気がしました・・・柚子だったとのこと。
●香の物が供されて、「ご飯何かな?」と思うことがまた楽しみ♪
●この赤だしが、ほんとーーーに美味です。月いちでおいし、と思っているけれど、飽きることがない。毎日でもいいと思います。
●まぐろのづけご飯でした。最後までかんぺきによかったー\(^o^)/\(^o^)/
●シャインマスカットと柿、白ワインジュレ。
■ 家にいるみたいに気楽で安心。するりと食べられる料理ですが、それでいて何もかも、家ではできない味で、まぢうま。(*_*)(*_*) ほんとーにおいしかったです☆☆☆
「
祇園にしむら」
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(2015-10-23)
2015年10月 23日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年9月13日 (日)
■ 全国100万人の読者の皆さま、昨日土曜日は「
祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。東京からお客さまがあり、お昼の訪問。(予約をすればお昼もしてくださいます。)
京都の方も1名参加で、3名でカウンターでいただきました。
安心の美味、雰囲気のびのび気楽。少し気持ちがゆったりした土曜のお昼にふさわしい食事でした。
●胡麻豆腐
●お椀 鱧と松茸
理想的な鱧、感涙。(T_T)(T_T)
●お造りですね。たたいている。
●鯛と、たたいたとろ
片口おしゃれ。
●鯖寿司
●とんぶりのとろろ和え、下に舞茸、春菊、菊花
●八寸
鱧の子、枝豆、銀杏、小芋揚げ、鯛塩焼き
この鯛が、小さい扱いだったけれど、ものすごくおいしかったです☆☆☆
●茶碗蒸し 鶏肉、しめじ、百合根、松茸、三つ葉
模様は「つゆしば」。
●蕪と鱧の焚き合わせ、ちんげん菜
これも理想的な鱧、感涙。(T_T)(T_T)
●筋子ご飯、香の物、赤だし
●梨とシャインマスカット
いつもながら、するっといただけて、ほんとーにおいしかった☆☆☆
何の余分もなく、余裕の料理。ふつぅ~~に見えて、技のある料理。
一緒にいただいた方々に御礼申し上げます<(_ _)><(_ _)>
「
祇園にしむら」
************************************************************(2015-09-13)
2015年9月 13日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年8月26日 (水)
■ 全国100万人の読者の皆さま、2,3日前のある晩、入稿ひっし態勢をしばし解除して、「
祇園にしむら」さんに向かったエリーでございます。毎月の、月例夕食よ。
今回も行ってよかった、ほんとおいしかった、完璧でした。
かんぺきのぺき子ちゃんというのよ。\(^o^)/\(^o^)/
●胡麻豆腐
●お椀 鴨、玉子豆腐、焼きねぎ、いんげん
吸い地がすごかった・・・\(゜o゜)/
●鯛、とろ、そして・・・
●珍しく鱧落とし!!
●鯖寿司
●八寸は、
松茸フライ、鱧フライ/枝豆かき揚げ/銀杏素揚げ/鱧の子の塩辛/舞茸、とんぶりとろろ和え、うに。
●茄子と冬瓜の冷たい焚き合わせ 京水菜、ほうれん草、三つ葉、茗荷。
●鱧しゃぶ おだし全飲み
鱧の、ふわふわふわふわ加減がすごかったです。いい鱧を使うということがまず第一にあるとは思うのですが、やっぱり技術の力と思います。<(_ _)><(_ _)>
●鮎ごはん
●香の物、赤出し
●マンゴーと桃、白ワインジュレ
「
祇園にしむら」
************************************************************(2015-08-26)
2015年8月 26日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年7月31日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、あづいが機嫌よく頑張るエリーでございます。ひっしの入稿態勢・・・ながら、食べにも行かないといけないー! コンスタントに新店を巡っています。またアップします。
■ 「祇園にしむら」さんの7月のコースです。7月最終週の前半に伺いました。
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●いつもの胡麻豆腐
●鱧、じゅんさいのお椀
●お造り 鯛、まぐろ
●いつもの鯖寿司
●八寸:白ずいきと長芋とろろ和え、すずきの焼物、さつま芋甘煮、万願寺唐辛子ときざみ茗荷、わたり蟹とズッキーニ白和え
●揚げ物:稚鮎、蛸、鱧、とうもろこしと枝豆の天ぷら 山椒塩
●賀茂茄子と生麩、ほうれん草の焚合せ、白味噌仕立て もんごいか
●まぐろのお茶漬け
●香の物、赤出し
●マンゴーと桃 ジュレ和え
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■ 変わることなく安心・安定の味です。しみじみおいしかった。どーしてこんなに旨いのか? と思いながら、もういろいろなことはどうでもよくなって、ひたすらのびのびして寛ぎました。ほんと良心的だし、サイコー\(^o^)/\(^o^)/
一緒にいただいたSさんYさんありがとう<(_ _)><(_ _)>
「
祇園にしむら」
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(2015-08-14)
2015年7月 31日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15後半 | lien permanent
2015年6月16日 (火)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月は少し早めに「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。カウンターで、今を時めくイケイケ進め進めの方とご一緒させていただきました<(_ _)><(_ _)>
●胡麻豆腐
●お椀 鱧とじゅんさい
●お造り 鯛とまぐろ
●鯖寿司
●八寸
もずく酢、もんごいか、かぼちゃすり流し、からすみ、すずきの焼物、白ずいき、白和え(百合根、ズッキーニ、枝豆)
●かぼちゃすり流し、この季節の楽しみです。
●揚げものが、鮎、万願寺、茗荷、とうもろこし
●添えられたのは山椒塩。山椒の実のフレッシュ感が鮮やかでした。
●焚き合わせ 賀茂茄子揚げたの、もんごいか、帆立、うに あんかけ
●とろろご飯にとろ
●今月の香の物はこんな。いつもの赤出しもつきます。
●ピオーネ、デラウエア、マンゴーソース、生クリーム
■ するっと食べやすい流れでした。何もかもが、ほどよいと思いました。安心安定のおいしさだし雰囲気は気楽だし、でもどこか華やかさもあるし。いるだけで心地いいなーと思えたカウンターでの夕食でした。
■ 一緒にいただいた方に感謝<(_ _)><(_ _)>御礼です。その方の遊び方がかっちょいい~と思って、とても真似できないけれど、いいなあと思ったのでした。話を聞きながら、想像力でその世界へ一瞬すっ飛ぶから、旅をしたような気分になって・・・人の旅の話や人の旅の写真ってほんといいです。自分では決して行かないところの話や画像に刺激を受け、気持ちも豊かになります\(^o^)/\(^o^)/
「
祇園にしむら」
************************************************************(2015-06-16)
2015年6月 16日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent
2015年5月29日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、5月ももう月末。「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。変わらず安心・安定の味。お座敷で4人でいただきました。
■ 胡麻豆腐
■ 夏のお椀です\(^o^)/\(^o^)/ 鱧とじゅんさい。塩気ほどよく、ふわーとほぐれる鱧、吸い地の、ぴたーーーーーーっと決まった味。これは旨いわ・・・(T_T)(T_T)(T_T)
■ お造りは鯛とまぐろ。
■ 鯖寿司。涼しい色のお皿で。
■ こちらも涼しげな色、ガラスのお皿で八寸です。うすいえんどう豆のうぐいす煮、白ずいき、とうもろこし天ぷら、アスパラガスと白和え(焼き椎茸、酢れんこん)、下津井の蛸もずく。
■ ぐじの塩焼き。しっとりじゅわ~と、魚もこれだけおいしく焼かれて幸せだと思う。塩加減もジャストです。
■ 冬瓜の焚き合わせ。海老、ほたて、うにと具材がゴージャス。他にマッシュルーム、長芋が違う食感を添えています。生姜の風味、あんはとろりんと。とてもゴージャス。
■ 塩味のご飯に、山芋とろろ、ローストビーフ。
■ 赤出しと香の物。
■ いちごに、生クリームとヨーグルト、マンゴーのソース。
■ 4名でお座敷で、絶対美味、絶対安心と思いながらいただきました。料理もしつらいも初夏の仕様でした。美しくて、食べやすくて、心がなごみました。
若くして亡くなった人をしのんだり、アクティヴだったのに難病にかかってしまった人の回復を祈ったりしながら、「生きて元気なうちに、おいしいもの食べておこうね」と。まあ今どこに行っても導かれるのはこの結論なんだけど(笑)、ほんと、生かされていることをありがたく思いながら楽しみました。
美しい料理と器としつらい、そして、これ以上でも以下でもダメ、これがジャストジャストぴたりの線、と決まった味の加減を、最大限に感じながらいただきました。
軸の絵は、うちわに、蛍でした。
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2015年5月 29日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent
2015年4月30日 (木)
2015年3月31日 (火)
■ 全国100万人の読者の皆さま、月例会@「祇園にしむら」さんに出かけたエリーでございます。3月のコースです。カウンターで3名でいただきました。
(ちなみに1年前の3月の、お座敷でサツエーしながら食べた記録。)
今月も間違いのない美味をしっかり味わいました。
■ 胡麻豆腐 器は桜が咲いている間だけ使われるもの。
■ お椀も桜の模様で、これも今だけのもの。
■ 貝柱のしんじょう、帆立とたいら貝。わかめ。このおだしの深くも軽やかなおいしさ。
■ お造りは鯛とまぐろ。
■ 鯖寿司、まだ千枚漬がのっていました。今月はもう千枚漬なしヴァージョンだろうと思っていたからうれしい。(昨年は2月いっぱいでした。)
■ 八寸 手前の、揚げたて熱々のふきのとうとたらの芽の天ぷらからいただきました。赤貝のぬたやらみる貝と青菜お浸しやらほたるいかやら、どれもぴたーっと決まって、才気を感じさせました。
■ 焼物はぐじの頭の酒蒸し。いちばん食べやすい食べ方というものを尋ねて教えていただきました。確かに、と納得しました。が、わたしはやっぱり目の下にまず箸を突っ込みます。次の瞬間死んでも後悔しないように、いちばん食べたいところから食べるのよww
■ 食べ終えたら昆布だしをかけてくださいます。そうしたらまた新たに旨みがしみ出しました。うま(T_T)(T_T) これはお座敷には出されず、カウンターでのみいただけるものです。
■ 焚き合わせ 細切りにしたお揚げと水菜の炊いたものに木の芽、でもその下に、
■ ぐいとお箸で野菜を動かすと、下に、揚げた長芋、筍、蕗。これはすっごい技の一品だと思いました。地味な「青菜とお揚げのたいたん」みたいに見せながら、その焚きもの自体も洗練の極みの味だし、下に、揚げものとまた別の焚きものが、全く違う食感どうしで合わされて、いずれもごく薄味で、けれど絶妙な調和で一品として成り立っている。パーフェクトってことなんだなと思いました。
■ 最後のご飯は、白魚の天丼、白魚の下には新玉ねぎのかき揚げ。これも、超絶技巧か?と思いました。サクサクの天ぷらは旨いに決まっているとして、驚いたのは、これでもたれがかかっているのだけど、それはあるかなきかの味わいで、見事と思いました。ハデな味で驚かすのは簡単よ。でも引いて引いてここまで引いて、もう味がないくらいまで引いて、それでもジャストにぴたーと決まって「おいしい」と思わせるのが本当にすごい。
■ 香の物。海苔を炊いたのとりわけおいしかった。赤出しもいつも通りに。
■ いちごに、ヨーグルト入りのクリーム、赤ワインムース。
■ 今月も堪能しました。ぽーんと、何も気負わず出て来る料理の、一品一品、なんとすみずみ考えられていることか。何も考えず食べても、おいしかった~と感動できるんだけど、話を伺うと、やっぱりそうだったか、これ普通じゃなかったよな、と思える料理ばかりなのでした。「絶対美味」「超絶技巧」ってわたし呼びます。「にしむら」さんで出てくるのは、今や楽にすっと食べられる料理ばかりだけど、でも底力があるのです。京都にはたくさん料理屋さんがあって、もちろんいずれも高いレヴェルで頑張っていて、十分に合格点の料理を当たり前にどこででも食べられるのだけど、この底力をどこまで感じさせられるかが、お客さんが続いていくかどうかの分かれめになるんだと思う。エラソーにごめん。でも、「そこそこおいしかったなー」で終わりになるか、「もっと奥があるな、もっと知りたいな、また行きたいな」と思わせられるか。底力というか実力というか、これを客側は、特別に料理の知識などなくても、すぐに察知するんだと思います。
「
祇園にしむら」
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2015年3月 31日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent
2015年2月28日 (土)
■ 全国100万人の読者の皆さま、2月の「
祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。
にしむらさんの料理は、もう「絶対美味」と呼んでいいと思う。ほんとーーーーーーーにおいしかった。熟練の技と思うのです。
●胡麻豆腐
●はまぐりのお椀 大根、にんじん、ほうれん草、わかめ
●伊根のまぐろと瀬戸内の鯛(昆布締め)
●鯖寿司
●八寸
雲子の天ぷら、白魚の天ぷら、お浸し(春菊、せり、ふきのとう)、のれそれポン酢和え、からずみ、菜の花
●まながつお味噌漬
●かぶら蒸し、中に筍、くわい、ふき、かしら芋
●梅風味の鯛茶漬
●いちごに生クリームとヨーグルトを合わせたもの、赤ワインジュレ
■ はまぐりだしのお椀が圧倒的に旨かったです。お造りもいつもの鯖寿司も完璧な決まり方です。八寸も、全部が食感も温度も何もかもよろし。
■ 焼物がとりわけすごかったです。まながつおの味噌漬、あるかなきかの薄味ながらこれ以上もこれ以下もないというジャストな塩気と味噌の香り。そしてしっとりじゅわじゅわ柔らかな口当たりで、これは何ごとか?と思うおいしさでした。
■ 最後の鯛茶漬がまた非常によかったです。しみこむようなおいしさ、旨みたっぷりでした。それでいて梅肉の酸味も効いていて、絶妙、としか言いようがないです。
■ するっと食べやすくて、何でもないようで、それでいてゆるぎなく美味なのがすごいです。
■ 早くから予約していたのに、いつもながらカウンターが人気で埋まっていていっぱいだったのでお座敷でいただきました。おかげでサツエーできました(^o^)(^o^)/
「
祇園にしむら」
************************************************************(2015-02-28)
2015年2月 28日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent
2015年1月 6日 (火)
■ 全国100万人の読者の皆さま、和食のエリーでございます。お正月明けいちばんは、予定調和、間違いなくおいしいものを目指して「祇園にしむら」さんへ。今月から普通にカウンターに座っており、だから昨年よりも画質落ちますがごめん<(_ _)><(_ _)>
●1月の前半は、お正月仕様です。
●胡麻豆腐
●お椀もお正月仕様で、こんなおめでたい鶴模様です。
●白味噌のお雑煮。1年でこれいただけるの今だけです。
●お造りは、まぐろと鯛と、ぶりのお腹のところ!!
●扇面のお皿がきれいでした。でもこれしゃべりながら無意識に撮ってた・・・わさびを除いて撮るべきでした<(_ _)><(_ _)>
●鯖寿司も、羽根模様のお皿です。
●八寸。田作りや、きんかん釜のいくら詰め、ちしゃとうにたたきごぼうにからすみ、数の子、くわいに黒豆などお正月の取肴です。黒豆が、いまだかつてここまでおしいもの食べたことがないというほどの口当たり、品のよさでした。何もかもが、何ごとか?と思うほど美味でした。
●ぶり大根。このぶりの焼き方の完璧なこと。ひたすら品よく、「ぶりのいいところだけを生かして焼きました」ということがわかります。皮はサクっとして次の瞬間消えてなくなりました。今のは何だったのかと、ひれ伏しました。
●焚き合わせはすでに春が満載で、
●筍、ふき、木の芽、白板昆布。おだしも全飲みしました。筍は京都の筍、冷凍や水煮保存ではなく、掘りたて・・・<(_ _)><(_ _)>
●ご飯ものは・・・オム丼キター\(^o^)/\(^-^)/\(^o^)/
●蟹は昨年のものしかないからと、伊勢海老です。玉子ふわふわ、伊勢海老の旨みで一瞬でご飯をいただいてしまい、あんの、わずか効いた酸味も心地よく、犬になってお椀舐めたいほどおいしかった。
●菊花などお手間のかかった香の物と、
●いつもの深い深い味の赤出し。
●ワインのジュレをかけたいちごでごちそうさまでした<(_ _)><(_ _)>
■ いやもう、名人芸といった感じのお正月コースでした。おいしいおいしいおいしいと連呼しながらいただきました。するりと食べやすいが、確かな技を感じさせて、熟達の仕事とはこういうもんだと感じ入るお仕事でした。店主の西村元秀さんの右腕である料理人2名も全く顔ぶれ変わらずでにこにこと料理を運んで来られますから、いつも安心だなあと思うのです。
■ とりわけ感動深い八寸のお正月版は15日までしかいただけませんので、召し上がりたい方はどうぞ早いこといらしてください。
■ 初日でカウンター満席、お部屋も満杯状態だったようで、さすがの人気でした。だから予約は早めにー! 一緒に食べた月例メンバーありがとう!
「
祇園にしむら」
************************************************************(2015-01-06)
2015年1月 6日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent
2014年12月26日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も絶対安定絶対安心の「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。
●胡麻豆腐
●お椀は牡蠣しんじょう、丸大根、三つ葉、ほうれん草、のしにんじん
●お造りは鯛とまぐろ
●鯖寿司、この時期は「
大藤」さんの千枚漬がのっています。
●八寸 鯛の昆布締めと九条葱/ぶりのづけ/こっぺ蟹、柿、きゅうり、にんじんの膾、水前寺海苔/白子の天ぷら、くわい餅、かき揚げ(ごぼう、にんじん、玉ねぎ)、底にからすみ
●ぶりの塩焼き
●白味噌仕立ての焚き合わせ 海老芋の揚げたの、かぶら、生麩、小松菜
●湯葉丼、うに、赤出し、香の物
●あまおうと、洋梨はラ・フランス、白ワインのジュレ、生クリーム
■ 今月も、食べやすくて、しみじみおいしいと思えるお皿の連続でした。少しも「どうだどうだ」な感じがなく、すっと出てきて抜群に旨くて、しかも軽やか。こっぺ蟹なんかも、八寸の中に組み込まれて、しろっと出てきました。お椀がいつも完璧なこと、お造りも圧倒的においしいこと、鯖寿司の、年間を通して常に変わらぬクオリティであること、本当にすごいと思います。開店当初から大人びた料理だったけれど、でも今の方がもっとずっとすごい。20年の力というのですね。
■ 「祇園にしむら」さんの1年間を撮ってみたいという思いでお座敷に機材を持ち込んでの月例撮影+食事会も12か月やって、一応これが最終回。来月からはまた楽しいカウンターにお邪魔します。一緒に食べてくださった方々に感謝いたします。
■ 今月は、愛機キヤノンのEOS 5D Mark 3に、Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE をくっつけて撮りました。軽くて楽なオートフォーカスのレンズを使った時もあったのだけど、やっぱり最後はこれで撮ろうと。しかし料理写真を上手に撮れるようになりたいもんだなあ(*_*)(*_*)と、数年前と同じことをわたしは今も言っていて、まるで進歩なしでごめんなさいなのでした<(_ _)><(_ _)> アングルに関しては、毎日のご飯撮影で、かなり慣れて上手になることはできると思うけれど、ライティングはそうはいきません。めくらめっぽうのままなのでした。(*_*)(*_*)
■ というわけで、月例撮影会というよりは月例練習会といった方が正しかったかもしれませんが、ご協力いただいた西村元秀さんと「祇園にしむら」スタッフの皆さんに感謝いたします。
「
祇園にしむら」
************************************************************■ 今日も本の・・・
これ、週替わりの花の写真があまりにもきれいです。
見飽きることがありません。
(2014-12-26)
2014年12月 26日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14後半 | lien permanent
2014年11月28日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんに伺ったエリーでございます。来年からクラブエリーで料理教室をしていただく西村元秀さんのお店です。お座敷で、11月のコースです。
●胡麻豆腐
●すっぽんのお椀
●瀬戸内の鯛と、龍飛のまぐろ
●鯖寿司はこの季節、「
大藤」さんの千枚漬がのっています。
●「磯自慢」と共に・・・
●八寸
むかごとピーナッツの白和え/柚子釜に、帆立、雲子、椎茸、舞茸、下仁田ねぎ/くわいもち/海老芋天ぷら/からすみ/筋子醤油漬け
●かぶら蒸し、中にぐじ
●こっぺ蟹の酢の物
ほうれん草胡麻和え、水菜と三つ葉と菊花、大根とにんじんのなます、酢れんこん
●白ご飯、赤出し、香の物、そして添えられたのが、
●さわらの味噌漬でした。
●食後に、柿、白ワインのジュレ
■ いつもながら申し分ないお料理、コースの流れだったと思います。お椀が丸仕立てで、とても温まりました。八寸をゆったりいただいた後、かぶら蒸しで再び熱々になって、その後こっぺ蟹。いつもコース後半で、メイン的な季節の食材を使ったお皿が、力むことなくすっと出てきて、すごい余裕だー! と思います。この出し方もそうだけど、他のいずれの料理も、なんて大人なのか~~! と思うのです。洗練というか円熟というか、すべて任せておいて大丈夫みたいな安心感があります。
■ 掛け軸の絵は池田遙邨でした。
月例会になった撮影+食事、今回もものすごくリラックスして過ごしました。一緒にいただいた方々に感謝です<(_ _)><(_ _)>
「祇園にしむら」************************************************************
■ 今日は映画と本の話・・・
エルメスのドキュメンタリー映画です。エルメスの職人仕事を紹介するもの・・・3000円台で買えるDVDになっていたのね・・・
ハート&クラフト
それから、再掲だけど、わたしこれを読んで、とても感じ入って思わず髙島屋のエルメスに寄ってしまって、また捕獲され・・・喜んで捕獲されに行ってるんだが・・・そのてんまつは改めて・・・(-_-;)(-_-;)<(_ _)><(_ _)>
エスプリ思考 エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る 川島蓉子 新潮社************************************************************
(2014-11-28)
2014年11月 28日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14後半 | lien permanent
2014年10月31日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、まだまだ10月分をアップするエリーでございます。今月も出かけました「祇園にしむら」さんです。2階お座敷です。今月は月半ばにカウンターでもいただいており、だからこれは今月2回めのコースです。
●胡麻豆腐
●お椀はぐじとかぶら
●お造りはとろと鯛
●鯖寿司。「
大藤」さんの千枚漬が上にのせられる間は「八坂の雪」です。
●八寸は、むかごの白和え、からすみ、鮎の塩焼き、筋子の醤油漬、銀杏、栗の甘露煮、紫ずきん。
●焼物はさわらの幽庵焼。れんこん、茗荷
●焚き合わせは、鱧、松茸、舞茸、小芋、壬生菜、春菊、柚子
●ご飯は天丼。まぐろの天ぷら、れんこんとにんじんのかき揚げ。赤出し、香の物
●柿に栗ソース
■ ぐじとかぶらのお椀、天国かー?というほど美味でした。最後の焚き合わせで鱧と松茸が出てきたのは先月と同様、余裕を感じさせてよかったです。メインの重みという感じで。ご飯に天ぷらがのってきたのは初めてだったかもしれません。それもまぐろの天ぷらよ。食感優しくてご飯によく合いました。コントラストでバリっと噛み応えのある野菜の天ぷらが合わされて、これもいい感じ。ちなみに月半ばにいただいたのは、白ご飯+まぐろの炊いたもの(京風ねぎま)でした。 コース全体の流れもよく、するっと食べやすくてすべて美味でした。ほんとーーにおいしかった<(_ _)><(_ _)> また来月ー!
************************************************************■ 今日も本の話・・・
八朔の雪―みをつくし料理帖 高田郁 ハルキ文庫わたしはこれを読みたくてしょうがないのだけど、文庫とはいえ紙の本しかないので手をつけられないでいます。買いだしたらまた溜まるではないのww というか、シリーズものとわかっていたら、もう絶対Kindleじゃなきゃ読み始めたくない・・・「Kindle化希望」をクリックしておきます・・・
こんなセットものもあって、紙の本しかなかった頃なら、激速で買っただろうなあ~
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(2014-10-31)
2014年10月 31日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14後半 | lien permanent
2014年9月30日 (火)
■ 全国100万人の読者の皆さま、コース料理アップのエリーでございます。今月も「祇園にしむら」さんに行って参りました。順番にいきます。
●胡麻豆腐
●お椀は鯛のうしお椀。
●お造りはとろと鯛。鯛はほんのり昆布締め。まぐろは大間と北海道と2種類盛られていると後から伺いましたが、食べている最中はわかりませんでしたー<(_ _)><(_ _)>
●鯖寿司。千枚漬が載せられる季節になりました。千枚漬は「
大藤」さんですね。
●八寸。いくら、鮎の塩焼き、鱧の子塩辛、栗、枝豆、翡翠銀杏。
●さわらの西京焼き。
●焚き合わせで鱧と松茸\(^o^)/\(^o^)/
●鯛茶漬と、
●香の物
●梨と白ワインジュレ
■ 鯛のおいしさをたっぷり楽しめました。お椀は、鱧と松茸ではなかったなあ・・・と思っていたら、焚き合わせで登場しました。最後の最後に鱧松を出してくるこの余裕~~ すべて見事でした。するりと食べやすくて、どこにも頑張っている感がないのに格別おいしくて、なごめるコースでした。また来月~♪♪
「
祇園にしむら」
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■ 今日も本のコーナー♪
中身の本 -- 衣食住の棚や箱 天然生活ブックス 今日はわかりやすい実用書。わたしこういう本もすごく好きで、これつぶさに眺めて読み込んでしまいましたー(*_*)(*_*)
何の中身かというと、クローゼットの中身、バッグの中身、冷蔵庫の中身、引き出しの中身、などなど、ものをしまい収める場所の中身。季節の変わり目などに見るといいです!
●全く存じ上げない方々の収納の工夫が、もちろん同じようには全然しないんだけど、よき刺激となって、見た後はものすごい勢いで片付けることができるようになるのです。ヴィタミン剤とかドリンク剤となってくれるわけです。
●だから、片付け本とか捨てましょう本とか何も持ちません本は、わたし大抵網羅的に読んでいます。すごく好きなの\(^o^)/\(^o^)/ 片付けの世界は、今やほとんど宗教とか禅の境地に達していると思うのだけど。
●恒常的にやらねばならん(*_*)(*_*)のは本と雑誌と紙類の整理。これがいちばんどうしようもないです。解決ってないと思うわー 雑誌と紙はスキャンすればいいんだけど、そのヒマがないもん。本は今後全部
Kindleにすればいいんだけど欲しい本のすべてがKindleになっているわけではない。
●今の今、やりたいと思っているのは服の整理なんだけど、「色別にして、色の薄いものから濃い色へ並べましょう」といったアイデアだけは、わたしには無意味だなあ~ だって服は赤と黒の2色しかないから~~\(^o^)/\(^o^)/
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(2014-09-30)
2014年9月 30日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14後半 | lien permanent
2014年9月14日 (日)
■ 全国100万人の読者の皆さま、8月のお料理を急いで出します。写真をわんわん溜め込んでいるエリーでございます(*_*)(*_*) 今年は月いち写真を撮るぞと決めた「祇園にしむら」さんです。8月の最後の晩です。2階お座敷です。
●胡麻豆腐
●お椀は鱧と松茸
●久しぶりに、とろと鯛
●鯖寿司
●八寸 鮎の塩焼き/鱧の子の塩辛/枝豆かき揚げ、とうもろこしかき揚げ/揚げ銀杏/伏見唐辛子とじゃこの和え物
●茶碗蒸しで、鱧と松茸、舞茸
●焚き合せが、穴子、茄子、冬瓜、南瓜
●ご飯、止め椀と共に、かますの塩焼き、香の物に、とろのづけ
●白桃に、白ワインのソース
************************************************************■ 毎月のことながら器も美しく、言うことなしの美味です。おいしいおいしいと言い合っていただき、気持ちがぱーっと晴れやかになりました。流れも量も過不足なく、ジャストジャストで、お見事~と思いました。
「
祇園にしむら」
************************************************************■ 今日のこれおすすめコーナー☆☆☆スマフォの話です。タブレットが要らんようになる、大サイズです。
Xperia Z Ultra SOL 24 皆さん、i Phone 6 どうするかで盛り上がっているみたいだけど、i Phone 6 plus よりもこれの方がまだひと回り大きいのよん♪
9月1日からこれ使ってますが、まぢで、ものすごーくいいです。
わたしはau用を買いましたが、
SIMフリー版もありますから、今何を使っていても導入できますよー\(^o^)/\(^o^)/
■ ちなみに、わたしはマッカのケースを本体と同時に買って装着したわけですが、その直後に思い出したの、
SOU・SOUにケースがある んだってことをww 毎日24時ほぼきっかりにSOU・SOUサイトを見ているのに、あらかじめ気づいておけよなわたし(*_*)(*_*)
ばかエリーどす(*_*)(*_*)
■ こんなのです\(^o^)/\(^o^)/
他に、100種類くらい図柄があって、あれこれ欲しいよ~(^o^)(^o^) 季節ごととか、いや、毎月替えたくなりますー♪♪
★Xperia Z Ultra 用の無地の赤いケースを欲しい方がいたら差し上げますー! ピカピカです。(ただし手渡しできる方に限りますー!)
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2014年9月 14日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14後半 | lien permanent
2014年8月 4日 (月)
2014年6月28日 (土)
■ 全国100万人の読者の皆さま、コンスタントに食べに出かけているエリーでございます。いろいろ食べても必ずここへ来るよー♪ の「
祇園にしむら」さんの、6月のコースです。
●胡麻豆腐
●鱧とにゅうめん、錦糸玉子のお椀
●鯛と剣先いか
●鯖寿司
八寸は、
●じゅんさい/ほたてのもずく和え/枝豆、丸十/稚鮎天ぷら、とうもろこしかき揚げ、からすみ/ずいきのとろろ和え、海苔
八寸真俯瞰です。
●すずきのけんちん蒸し 甘辛いたれ
中は、
にんじん、どんこ椎茸、ごぼう、きぬさや、炒り豆腐 卵とじ
●焼き茄子ととうがんの焚き合せ 帆立、車海老、茗荷、マッシュルーム あんかけ ふり柚子
●牛丼
●赤出しと香の物
●山形の佐藤錦
■ 今月もよかったー<(_ _)><(_ _)> 鱧のお椀がとりわけ好きでした。それから八寸の稚鮎の天ぷら。ご飯の前の、焼き茄子ととうがんの焚き合せもこの上なく優美な口当たり、深い味でした。安心安定の美味。ほんとーにおいしかったー。
■ お軸の絵は堂本印象。祇園祭のお稚児さんを描いたもの。粋でした。
来月もまた伺いますー♪
「
祇園にしむら」
************************************************************■ 今日も本のコーナー♪
脳内フランス祭で、こんなん買っちゃったー\(^o^)/\(^o^)/
今後の人生、「できるだけ本は電子で」 と思っているのに紙の本。紙しかないんだもの。
大好きかっしー=鹿島茂先生の本、これはヴィジュアル本です。
2014年6月 28日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年6月 6日 (金)
■ 全国100万人の読者の皆さま、今日も何とかご機嫌エリーでございます。なんで「何とかご機嫌」かというと、暑かったり肌寒かったりして、身体の温度調整ができなくて、ひーこら言ってるからです(*_*)(*_*) でもまーそんなもんだー。
■ 新店には仕事柄とにかくとりあえず行かねばなりません。みんな本当に頑張っていらっしゃるから、わたしもいい刺激をもらえてうれしい! しかし、安定安心絶対おいしいお店も定期的に行くのです・・・人生に組み込まれたお店ね。
■ おいしいのわかっているし楽ちんだし、きゃーおいしかったで済みそうなんだが・・・料理にいつもと違う工夫がされていたり、見たことない器が出てきたりで、20年たってもびっくりさせてくれるのが「
祇園にしむら」さんで、5月も行ってきましたー♪
●胡麻豆腐 いつもこれで始まります。
●お椀 鱧とたたきおくら
これが出てきたら夏ですー!! ものすごくうれしい。
これよりおいしい鱧のお椀、わたしは知らん。
鱧はほわーとほぐれて、塩気も効いていて、いい香り。細かくたたいたおくらもとろんとして食感優しく、ひたすらやわらか。このおいしさの前では、いろいろがどうでもよくなってきます。
●お造りは鯛とうに この日はうにたっぷりだったのー♪♪
●鯖寿司 いつもの鯖寿司。これよりおいしい鯖寿司、わたしは知らん。
●八寸
○白ずいき、山芋とろろ、海苔 ○鯛ともずく、梅酢 ○とうもろこし、そら豆の天ぷら、厚焼き玉子 ○貝(たいら貝、赤貝、みる貝)の和えもの、はすいも、うど、紫紫蘇
●八寸 真俯瞰で撮ります。奥が見えるように。
●ぐじの塩焼き
しっとりじゅわーっと。焼き魚ひとつが、なんでこんなにおいしいのか?(T_T)(T_T)
●焚き合せ、白味噌仕立て 賀茂茄子、生麩、茗荷、ほうれん草と菊菜、柚子
優しい味の焚き合せ。コースのここまできて、白味噌仕立てなんてうれしすぎます。気持ちがなごみました。青菜も2種類合わせてあって、ほうれん草か菊菜か迷ったら両方でした。
●豆ご飯 ・・・には見えなかったけれど、牛肉をめくると豆が見えました・・・
●ご飯の上に錦糸玉子、牛肉は和風に作ったローストビーフを極薄切りにしたもの。だいたいご飯の時点まできて、新たにたんぱく質は要らんと常々思うのですが、ここではいつも別だわーー。今回はごく薄い牛肉が違和感なくご飯にぴたーっと寄り添って豆ご飯のおいしさを引き立てていて、ものすごーくおいしかったのです。いい調和でした。
●赤出しと香の物
●いちごに、いちご練乳
■ いつもながら食べやすくて、完璧のぺき子ちゃんに決まったコースでした。簡単にすーすー出てくるけれど、非常に細やかに作られていて、すごいなあと思います。
■ 顔はおなじみだったけれど、初めての組み合わせのメンバーでいただき、これがまた強烈に楽しかった~。よくしゃべりました。皆さんありがとうございました。また一緒に行きましょね♪
「
祇園にしむら」
************************************************************(2014-06-06)
2014年6月 6日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年4月30日 (水)
■ 先日伺った、4月の「祇園にしむら」さんのコースです。
●胡麻豆腐
●お椀 海老しんじょう、ずいき、木の芽
●お造り 鯛とさより
●鯖寿司
●八寸
○ほたるいか、鯛の子、厚焼き玉子、菜の花/○うすいえんどう豆ひすい煮/○白魚、そら豆の天ぷら/○赤貝、みる貝、たいら貝ぬた
●桜ます塩焼き
●焚き合せは、筍、ふき、ふきのとう、椎茸、揚げた山芋、花山椒
●まぐろ丼、赤出し、香の物
●いちごと、赤ワインゼリー
■ 今月もいい流れで、とても食べやすいコースでした。するーっと食べられてものすごく旨い。食べて疲れることがない。また食べたい、これ日常的にいただきたいと思わせるのが偉いです。
■ まぐろも最後に赤身でご飯にのって登場・・・昔と違うー!!
■ お座敷で5人でいただきました。初めての組み合わせ・・・個性派揃いで話がおもしろくて笑い続けた2時間少しでした。盛り上がったのも、お料理がよかったからです♪ (料理がいまいちだとしーんとしてしまうもんね。)それも食関連の人たちだったので、おいしいねすばらしいねとすべての料理に対して反応明確、それでまたおいしさが倍になったと思います。一緒に食べてくださった方々に感謝いたします<(_ _)><(_ _)>
「
祇園にしむら」
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(2014-04-30)
2014年4月 30日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年3月27日 (木)
■ 今月も「
祇園にしむら」さんへ。2階お座敷でいただいた3月のコースです。
●胡麻豆腐
●お椀は帆立のしんじょう、筍、わらび
●お造りは鯛とまぐろ
●鯖寿司
千枚漬は終わって、薄い昆布がのる季節になりました。これもおいし♪
●八寸は、
○厚焼き玉子、菜花のお浸し、ほたるいか/○のれそれをぽん酢で/○天ぷら 白魚、ふきのとう/○赤貝とわけぎのてっぱい
●ぐじの塩焼き うど、酢れんこん(桜の香り)、キャベツ巻き野菜に酸味のジュレ
このぐじ焼きが、瞠目のおいしさでした。香りよくて、蒸したようにしっとりしていました。
付け合せの3点も、すごく技ありでした。無条件降伏的においしかった<(_ _)><(_ _)>
●焚き合せは、春菊、葉わさび、花わさび、ふき、そら豆、木の芽。下に揚げた長芋
これも、すごいバランスで成り立ったお皿です。上に春を強烈に感じさせるものばかり、中でも葉わさびかな、苦味を効かせており、目が覚めるようです。下に、揚げた長芋が仕込まれていて、鮮やかな春の味覚から一転、全体を柔らかなイメージでまとめる役割をしていました。ひれ伏しそうになりました。<(_ _)><(_ _)>
●鯛茶漬け
〆ご飯に、おだし茶漬け。鯛のおだしに鯛の身をほぐしたもの。ぶぶあられがアクセント。おいしいに決まっています。非常にいい感じで食事が終わりました。この後デセール2品で、
●いちごにワインムース
●ぜんざい
●お座敷には池田遙邨の桜の絵が飾られていました。
●変わらずおいしい、しみじみおいしい。一品一品非常にきっちり作られていて美味の極みー! と思いますが、いたって気楽にいただけるのがいいです。
「
祇園にしむら」
************************************************************(2014-03-27)
2014年3月 27日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年3月10日 (月)
■ 「祇園にしむら」 2月の2コース(前半と後半) |
■ 「
祇園にしむら」さん、アップが遅くなりましたが先月も非常によいコースでした。以下はカウンターで2名でいただきました。
まずは2月の半ば(正確には2月下旬初め)のコースです。
●胡麻豆腐
●鯛と聖護院大根のお椀
●お造りは、剣先いかとひらめ
●鯖寿司(上に千枚漬)
●八寸 黄緑色のひちぎり形の器から時計回りで、
蛤とたいらぎ貝、うど、木の芽/菜の花わさび和え、からすみ、厚焼き玉子/赤貝とわけぎと薄揚げのぬた つくし/春菊、ふきのとう、せりのお浸し
●ぐじの酒蒸し
焼き魚ではなく、こんな酒蒸しが出てきて大喜び。無言・熱中状態でいただきました。
●かぶら蒸し・・・のような風情の焚き合わせ。この下に大根をくり抜いた器があり、中に牡蠣と味噌、雲子、百合根と銀杏。葛あんには蕗。これはすごい料理でした。まず、かぶら蒸しのふりをしているが、中は牡蠣の土手鍋を感じさせて、全然違う料理が内包されていたのです。さらに全体を包む葛あんには、春の象徴である蕗が散らされている。この蕗にも上品ながらきちんと味がついていました。料理が二重で、季節もふたつという構造の料理でした。ほんと技ありで、おいしかったです(T_T)(T_T)
●ご飯は筍と、もんごいかの天ぷら。ご飯はうっすら味つき。
●お漬物
●お椀は蛤のお吸い物。かつおも昆布も使っていない、はまぐりの旨みだけのスープ。身は入っておらず、具はわかめと豆腐。
●いちご、練乳入りクリーム
●小さなおぜんざい
■ ぐじの酒蒸しで盛り上がったり、かぶら蒸し風に見える、新しいお料理に感動したりしたコースでした。最後のご飯もよかったし、蛤スープもしみじみ美味でした。以上、2月下旬の初めの料理でした。
************************************************************
■ 以下は2月末のコースです。お座敷での撮影です。上のコースと、いくつか少しお料理が違います。
●定番・胡麻豆腐
●お椀は少し内容が替わっていて、
●鯛に、錦糸玉子、にゅうめん
●お造りはまぐろとひらめ
●定番・鯖寿司
●八寸は上と同じ
●焼物はまながつお
●焚き合せがかぶら蒸しに見えるます。これは上と同じ。
●かぶら部分をはずしたらこんな。牡蠣、雲子、銀杏など入り。
●ご飯も上と同じ
●いちごも同じ
●掛け軸は、円山応挙のお雛さまでした。
■ 「祇園にしむら」さんのコースは、どんどんシンプルになっていると思います。けれど工夫の凝らされた料理が必ず入っています。すごく考えられていると思います。でも最後はほっとして大満足、食べ疲れることなく終わるのです。
ほんとーーーにおいしいといつも思います。
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(2014-03-10)
2014年3月 10日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年2月11日 (火)
■ 「
祇園にしむら」さん、1月後半のコース全容の写真です。(
前半はこんなでした。)お正月モードの前半に較べて、1月後半は走りの春の食材も使われて、季節の移ろいを感じさせました。
●定番の胡麻豆腐
●蟹しんじょうのお椀
●お造りは鯛といか
●定番の鯖寿司
●八寸
なまこ/蕗のとうの天ぷら、雲子の天ぷら/いわしとからすみ/いくら
●ぐじの塩焼き 塩加減焼き加減かんぺき、言葉を失うほど旨かったです(*_*)(*_*)
●焚き合わせ
治部煮風だが、鴨の柔らかい口当たりを生かすためこれは鴨ロースを焚きものに後から合わせてある。白ねぎ、筍、蕗。
●すっぽん雑炊、香の物 最後に温まるご飯ものでした。
●いちご
●小さなおぜんざい。1月の後半の中でも、前半と後半で少し食後の甘味が違いました。
なごめで美味で楽しくて、申し分のないコースでした。
「
祇園にしむら」
************************************************************(2014-02-11)
2014年2月 11日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2014年1月 9日 (木)
■ 安定しておいしい楽しい「祇園にしむら」さんです。お誕生日の方を交えて3人で伺いました。年明けお正月料理をいただけました。
■ まず胡麻豆腐。
■ お正月仕様のお箸、お椀。
■ 白味噌のお椀です。「代々続くように」で結び橙。お餅入り。
■ 鯛といか。いかの包丁の細かくて美しいこと、これが確実に口当たりをよくしています。
■ 鯖寿司。羽根模様が見えるように盛られています。
■ 八寸もお正月仕様。
■ 全容が見えるように上から。器に入っているのが黒豆、なまこ。金柑ごといただけるいくら、たたきごぼう、からすみ、ごまめ、れんこん、その後ろには糸かつおをまぶした数の子、ちしゃとう、くわい。
■ まながつおの幽庵焼き。
■ 焚き合せが、丸大根、蕗、壬生菜、お揚げ。
■ 蟹の、味噌もたまごも身もたっぷりのオム丼というか、たまごとじご飯。
■ 犯罪的においしいです。たまごもふわふわふわで、蟹身が中にたっぷり。ずるい旨さ。ずる旨い。
■ お漬物も、小さなお椀もおいし。なんと若竹椀でした。
■ デセールは洋梨のソルベといちご。
■ 申し分ないコースでした。どのお皿もほんとーーにおいしいのだけど、食べ疲れることなくするっといただけて、ほわーと幸せになれるお料理でした。
お造り~八寸~焼き魚のあたりは熱燗の日本酒が合い過ぎるほど合いました。たまごとじ蟹ご飯がとりわけ旨さ強烈で、どーする?と思いました。
今月も心和みました。でも今月は松の内のお正月料理の後、1月後半分はまたお料理かわるんですよ~~ 行かねばならないのではないだろうか~~?
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(2014-01-09)
2014年1月 9日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 | lien permanent
2013年12月25日 (水)
■ カウンターに4人でお邪魔して、
「祇園にしむら」さんでゆるーっと楽しみました。するりと食べやすいコース、でもひと皿ごと、実はものすごく技のある料理・・・にもかかわらず、何とも余裕があるのです。「どうだどうだ」というのと正反対の料理。
●胡麻豆腐 いつもの胡麻豆腐で始まります。
●すっぽんのお椀 焼き餅、にゅうめん 熱々でうまっ(T_T)(T_T)
●お造りはあおりいかと鯛 いかはねっとり美味、包丁きれい、鯛も理想的な舌ざわり。
●鯖寿司 これも定番の名作。
●八寸
銀杏、からすみ大根、くわいの揚げたの、たまご焼き、松風。
あん肝、なまこ、柚子釜の中は牡蠣とほたて、味噌味
柚子釜の、土手鍋風の造りがとりわけ美味でした。この八寸は日本酒を飲むようにできています~。
●すごく上品なぶり大根 これはきれいに炊いた大根と、絶妙に焼いたぶりが融合しています。炊きものと焼物を一度にひと皿に。口の中では間違いなくぶり大根になる。すごいなあ。
●小さな白味噌椀。中に海老芋、生麩、ちんげん菜、糸かつお この海老芋がまた、強烈おいしかったです。京都の海老芋を使われるにしむらさんです。
●こっぺ蟹、柿なます ここで酢の物としてこっぺ蟹がしれっと出てきて驚きました。普通もっと前半に出すと思う・・・(-_-;)(^o^)(^o^) この余裕。なんだか改めてうれしくなるという効果もありました。
●香の物、赤出しと出てきて、ご飯は何でしょうと期待をします。あ、昆布は初めて細切りで出てきました。
●湯葉のせご飯に見えて・・・湯葉の下には生うに、あおりいか炙り、揚げた雲子入りでした。これも驚いた・・・少しも「どうだ」感がないとも言えるし、いやいや逆に、「どうよ、うふ♪」みたいな感じもして~(^o^)(^o^)
●フルーツはいちごと洋梨(ラ・フランス)
■ 量もほどよく食べられて、店主はしばしばふざけているから雰囲気も楽ちんで、しかしお料理はばちっと決まってしんそこ美味で、これははやるなあああ♪♪と思います。
また伺いますー♪
ポーラパパもアップ!「祇園にしむら」************************************************************(2013-12-25)
2013年12月 25日, dans 京都 和食13後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2013年11月16日 (土)
■ 安心安定の
「祇園にしむら」さんです。先日いただいた11月のコースです。
●胡麻豆腐
●お椀 かぶら蒸し、下に牡蠣
●お造りは鯛とうに
●鯖寿司
●八寸
いくら醤油漬け/ぎんなん、小芋、上に銀杏形のさつま芋チップ/ぎせい豆腐(中に胡桃とむかご)、厚焼き玉子、栗/お浸しに舞茸、松茸の軸
●伊勢海老の天ぷら、海老のミソあん、松茸
●まながつおの幽庵焼き
●からすみ
●白味噌仕立ての焚き合せ 壬生菜、お揚げ、海老芋、丸大根
●柿に栗クリーム
■ FBにも書いた通りですが、どのお皿も、少しも「どうだ?」感なく、するーっと出てくるのにびしーっとおいしく、しかし雰囲気はゆるーっとしていて何とも楽なのです。
■ コース最後のご飯もので、はじめて蟹が出てきました。この余裕(-_-;)(-_-;) それもこっぺと松葉です。たまごたっぷりみそたっぷりで、やみつきになるおいしさでした。
■ 伊勢海老も、天ぷらになってひっそりと出てきたのです。プレゼン地味め・・・しかし強烈に、うまーっ!と思いました。
今月も軽やかなのに感動深かった「祇園にしむら」さんでした。
勉強と思ってまた伺います<(_ _)><(_ _)>
「祇園にしむら」************************************************************(2013-11-16)
2013年11月 16日, dans 京都 和食13後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2013年10月12日 (土)
■ わりと最近のある夜、
「祇園にしむら」さんです。気張った感じが全くない余裕のおいしさ、するっと食べやすくて、雰囲気楽ちん、けれど器は格別きれいー♪ で、気持ちがなごんだ夕食でした。
●胡麻豆腐
●お椀 鱧と松茸
●鯛、うに、鱧 とろは使わなくなったけれど、うにと鱧がおいしかったお造り。
●鯖寿司 千枚漬の季節到来です。いつもの「
大藤」さんの千枚漬です。
●八寸
○春菊、ほうれん草、菊花、紫ずきん、舞茸、松茸の軸、とんぶりのお浸し
○筋子醤油漬け
○銀杏と小芋の揚げたの
○栗の甘露煮
○玉子焼き、ぎせい豆腐(中に胡桃、むかご)
●鱈の白子の天ぷら 甘酢あん 天ぷらの風情ではなく出てくる、しかし揚げ物の一品。甘酢あんといいつつ、甘みはわずか。酸味が心地よかったです。
●焼物は鰆の味噌漬け 酢蓮、いちじくと三度豆
●海老芋と壬生菜とお揚げの焚き合せ きゃー、海老芋がもうあるのです。
●香の物(かぶら、松茸、昆布) ●自家製のかつお節のふりかけ
●赤出し
●フルーツはピオーネ、マスカット、桃のソルベ
●白井半七さんのお皿、1枚見えていたのを見せていただき、あんまりきれいだったので、お願いして絵替わり10枚全部見せていただきました。
きれいでした、申し分なくおいしかったです、価値がありましたー!
また伺います<(_ _)><(_ _)>
一緒に行った友人Rにも感謝。
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(2013-10-12)
2013年10月 12日, dans 京都 和食13後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2013年8月13日 (火)
■ 「
祇園にしむら」さん、やっぱり安心安定、食べやすくて心底よかった~。しばらく伺えていなくてごめんなさい状態でした。身にしみておいしかったです♪
●胡麻豆腐
●鱧とじゅんさいのお椀
●お造りは、鱧、いか、鯛
●鯖寿司
●八寸 伏見とうがらし、鱧の子、いんげん胡麻和え、枝豆、蛸に千切りの茗荷
●鱧、松茸の天ぷら
●すずきのたれ焼き
●野菜8種類の焚き合せ(かぼちゃ、賀茂茄子、おくら、白ずいき、椎茸、松茸、管ごぼう、茗荷)
●鮎ご飯、赤だし(豆腐と昆布)、香の物
●食後にフルーツ(桃、ピオーネとマスカット、ワインジュレ)。
■ お造りは、いいのが入らなかったらまぐろは使わない・・・となったそうで、初めてまぐろなしで驚いたけれど、でも鱧が格別美味で文句なし♪
鱧とじゅんさいのお椀は、これをいただかなければ夏の気分がしないというくらい好きです。これだけおいしい鱧のお椀はわたしにとっては他にないと言ってもいいです。
鱧と松茸の天ぷらは、からりと揚げられていて、ものすごく香りよかったです。
野菜は「八宝菜」だそうで、野菜たっぷりに葛のとろりんとしたあん。
最後に鮎をのせたご飯で、やるなあ♪と思いました。赤出しも旨み強烈。
■ 本当に気楽に過ごせて、そしておいしかった~。料理全部に、ゆったり余裕があるのです。いつもながらはやっていて満席で、やっぱりみんなおいしいところに集まるのです。
一緒にいただいたKさんに感謝<(_ _)><(_ _)>
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(2013-08-13)
2013年8月 13日, dans 京都 和食13後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2013年5月 4日 (土)
■ フレンチでまた感動ー!と書きかけたのだけど(本当に新たに感動していて)、しかし4月のものを出せてない! 4月下旬に伺った「
祇園にしむら」さんを出さねばです。安心安定。器は美しいし、余裕のおいしさで、最も心穏やかに食べられるお店のひとつです。
●胡麻豆腐
●若竹のお椀、下に揚げた長芋
●鯛、まぐろ、さよりの造り
●鯖寿司
●八寸
赤貝とわけぎのぬた/すけこのゼリー寄せ/厚焼き玉子、穴子の松風、菜花のお浸し/ほたるいか、からすみ、たらの芽
●鱒の西京焼 きんぴらごぼう、酢蓮
●たいらぎ貝、グリーンとホワイトアスパラガス、花わさび、壬生菜、花山椒
●白魚、ふきのとう、たらの芽の天ぷら
●筍ごはん(ふきとわらび入り)、あおりいかのあんかけ、赤出しと香の物
●いちごのゼリー寄せ、生クリーム
■ カウンターも1階奥のお部屋もいっぱいで、2階お座敷(でもテーブルと椅子式)で3名でいただきました。しみじみおいしくて、すうすう食べられたコースでした。これだけ優しいコースがあるかという感じ。どうだー? な感じが全くなくて、食べ疲れもしないの。おしゃべりも楽しかったなあ。この日は直前からわたしのコンディションが悪くて(お鼻ズルズル+ひどいくしゃみ状態で)もったいないことをしました。同席者の皆さまにもごめんなさいでした。(でもしっかり味わいました!) 早くまた伺いたくてしょうがないです。
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(2013-05-04)
2013年5月 4日, dans 京都 和食13前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2013年2月19日 (火)
2012年10月19日 (金)
2012年9月16日 (日)
2012年8月14日 (火)
2012年7月19日 (木)
2012年6月19日 (火)
■ 「祇園にしむら」さんです。もうほんとおいしい楽しいお店。お料理もしつらいも器も高級なのに、雰囲気はどこか力が抜けていて、まったく気楽にいただけます。店主がまたすっ飛んでいておっもしろい。それでいてお料理は格別おいしー☆☆☆
■ やっとこさ、HPを作ったと伺いました。貼り付けておきます。今どきネットの中に存在しないと、もうたちゆかん世の中です。NO NET NO LIFEよ。ほんとよかった。
■ わたしは、お店のHPってかんたーんなのでいいと思うのです。音が出たりフラッシュで動いたりすること全然ないです。場所と電話番号と、地図と営業時間、定休日などがわかればそれでいいのです。
(まあ例外はあって、それで楽しくバトルし合ってたりする人たちもいて、その例外の話も近々にまたしますー。笑)
■ で、「祇園にしむら」さんのHPがこれです。
http://gion-nishimura.jimdo.com/
これね、タダで作れるものということなんですが、入っている広告もシンプルで少しもごちゃついていないし、(タダのもので、すごいがちゃがちゃしたのあるでしょ?)、いわゆる「ブログ」(わたしはこの言葉大嫌いで使わないけれど)を作るみたいに、かんたーーーんにできるのだそうです。
■ 考え込んでしまいました。かつてお店のHPを作るって、100万円単位のものだった時代があると思います。ちょっと修正してもらうのでも1手間に何万円も平気でかかったりして。
自分でできる人にしても、もっと複雑なHPビルダーみたいなソフトを買ってきて、結構な作業だったと思う。
ほんと隔世の感ありですね。
誰でもちゃちゃっとできるようになっちゃった。
■ HPとして、これで十分と思います。料理の写真入れたらいいのに、と思うんだけど、でも、入れたら入れたで、季節ごと替えていかねばならないですね。これくらいがいいのだなー。世話しだすと、サイトの世話ってそれが人生となってしまうもんね。わたしよーくわかっている。(-_-;)(-_-;)(^o^)(^o^)
■ ともあれ、これで、友人にも場所をより説明しやすくなったし、よかったですー\0/\0/ これで予約が殺到する前に、わたしも伺わなければです。<(_ _)><(_ _)>
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(2012-06-19)
2012年6月 19日, dans 京都 和食12前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2012年6月 9日 (土)
2012年5月 5日 (土)
■ 4月に遡りますが、「友、遠方より来たる、またうれしからずや~♪」な夜でした。twitterで前々から3人で食事を~と言っていたメンバーで、4月最後の夜に
「祇園にしむら」さんに伺いました。ゴージャスメンバー・・・twitterの女王・
橋本麻里さん(@hashimoto_tokyo)、そしてアイコンがやたらかわいらしい
藤原幸一博士(@koichi1741)と共に2階のお部屋でしゃべり倒しました。おもしろかったー! そしていつもながら、「これをおいしいと言うのよ!!」という絶対安心のコースをいただきました。
●胡麻豆腐
●若竹のお椀、花わさび菜
●お造りは鯛ととろのたたいたの
●鯖寿司
●八寸
お浸し(春菊、せり、うるい、わらびの茎、うど、こごみ)
菜の花、子持ち昆布、ほたるいか、からすみ、
ひじき(高野豆腐、ぜんまい、京にんじん、花山椒、わらび)
●桜鱒の焼きもの、花山椒
●もずくにさより
●鮎、ふきのとう、たらの芽の天ぷら
●長芋、焼き穴子、そら豆の焚き合わせ
●豆ご飯、赤だし、お漬物
●マンゴーといちご
■ 若竹椀、春そのものの天ぷら、きれいだった豆ご飯と、感動深かったです。あー、桜鱒もおいしかったなあ(T_T) お造りおいしいのはもうわかってる。八寸の細やかさも改めてよかった・・・また伺います。<(_ _)><(_ _)>
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(2012-05-05)
2012年5月 5日, dans 京都 和食12前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2012年2月23日 (木)
■ ひっし状態で仕事の日々で、外食最小限なのですが、楽しい食事もあるのです\0/\0/ 「祇園にしむら」さんで、ほんとーにおいしかった夕食でした。
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●胡麻豆腐
●はまぐりの潮汁、中にたいら貝、長芋
●鯛とたたいたとろのお造り、塩で。
●鯖寿司
●八寸:酢味噌和え(たらの芽、つくし、春菊、わらび、せり、うど、うるい)/
菜の花白和え/からすみ/子持ち昆布/わらび/鴨ロース/ふきのとう天ぷら
●筍、油揚げ、はたけ菜、わさび菜、木の芽
●いいだこ
●まながつおの味噌漬焼き、蕗の葉の炊いたのと酢れんこん
●鯛とかぶらの焚き合わせ
●天茶(白魚の天ぷら)
●みつ豆(黒豆、寒天、いちご、りんご、黒蜜)
************************************************************●はまぐりの潮汁、中にたいら貝、長芋
いつもと様子の違うお椀でした。おだしおいしかったなああ(T_T)
●筍、油揚げ、はたけ菜、わさび菜、木の芽
なんでもないようなものながら、これ以上はないだろうと思う完璧なおいしさ。菜っぱの色をきれいなまま供するために、すごい工夫をされていることを食後伺いました。
●天茶(白魚の天ぷら)
これも春らしくてよかったー(T_T)(T_T) サクサクの白魚の天ぷらがのって、すごく品のいいおだしがかけられて、しみじみじんわりどうしようもなくおいしかったです。
■ 他、写真載せていないものもすべて、ごく自然で、まったくけれんみがなく、けれど魂に響くおいしさだと思いました。やっぱり、わざわざ食べに出かけるのだから、こういう感動がなくちゃー♪ すかーっと、すべてを忘れさせてくれるほどのおいしさでなければ。
■ わたしもナマイキになってしまって、わざわざ出かけるのだから、(それにプロが作るのだから、)おいしいのは当たり前。その上に圧倒的な感動とか輝かしい才能とか「この人じゃなければ作れない、この店でなければ食べられない」というものが感じられなければつまらんと思うのです。それから和食に関しては器がよくないといけなーい! などと思うようになってしまいました。ナマイキ。(-_-;)(-_-;)
■ さらに、当然2時間、3時間と過ごすわけだから、サイコーに楽しくなくちゃいけないし、食事を終えた時、「勉強になったなあ~」と思えたら言うことなしです。
■ ・・・というような感じで、わたし食事における望みが少し高いのだけど、この「祇園にしむら」さんは、望み全部をかなえてくれる貴重なお店で・・・この日もとても感謝しました。一緒に伺ったKさん、Hさんにも御礼です。<(_ _)><(_ _)>
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(2012-02-23)
2012年2月 23日, dans 京都 和食12前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年12月17日 (土)
■ こういうのをおいしいと言うのです。いろいろ、間違いなくおいしい和食をたくさんいただく日々ですが、「祇園にしむら」さんは、あらゆるおいしさをひき離しての、別次元のおいしさと言えると思います。圧倒的なの。やみつきとか止まらんとかそういう意味ではありません。一見地味なようでいてしみじみ美味、ぴたりと決まって美味。これ以上無理だろうなと思うまでに美味。さらに、流れがよくて心地よい、コース全体のまとまりがあって統一感が心地よい、余韻まですてき・・・そんな感じです。器が美しいのはいつも言う通り。それでいてお値段も控えめで、本当にあらゆる意味で上等なお店です。<(_ _)><(_ _)>
■ まず胡麻豆腐で始まります。
■ お椀はすっぽん。すごく温まりました。
■ 氷見のぶり、鯛、大間のまぐろたたいたの。鯛はねっとり、まぐろも塩とわさびで食べるのがとてもよかった。そしてぶりのピカピカのおいしさったら。
■ 定番の鯖寿司。「大藤」さんの千枚漬がのせられる季節です。
■ 八寸は、おから、ごぼう天(あつあつ)、からすみ、あんきも大根、銀杏、なまこ。
■ うに
■ ぶりの塩焼き。これが、これが、焼き方絶妙としか言いようがなく、違う世界のおいしさ。
■ かぶら蒸し。中にはなんと雲子と牡蠣で驚く。これは初めての組み合わせ、初めての味。強烈においしい。
■ ふなずし。
■ 焚き合わせ。味のしみた、しかしものすごく上品な味の大根、とろりとした舌ざわりの海老芋・・・なんでこんなにおいしいかと思う焚き合わせ。
■ 冷蔵庫内で熟成が進んだというからすみ。うま(T_T)
■ ご飯と共に出てくる赤だし、これはあんきもつぶしたのを混ぜ込まれているということで、濃い~の。うまうま(T_T)
■ そして待望のご飯ものとは? 「かに玉丼」だって~。いやこのかに玉、みそもたっぷりであやしくおいしい。無条件降伏においしい。
■ ねっとりじゅわり、あんはとろりんとご飯にからみ、ひたすら旨さそのもので、終わらないでほしいおいしさ。
■ 洋梨、手前がル・レクチエで奥がラ・フランス。
■ この後、お茶をざぶざぶといただき、おいしかった余韻を楽しみました。京都病重篤患者・ヒロコさんに、認定をしてくださる千恵子さんというコンビ楽しかったなあ。完璧だった料理のおかげで気分が高揚してより盛り上がりました。感謝<(_ _)>
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(2011-12-17)
2011年12月 17日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年10月31日 (月)
■ 「祇園にしむら」さんの、10月下旬のお料理です。4人でいただいて楽しくて、そして、ほんとーーにおいしかったコースです。************************************************************
●胡麻豆腐
●鱧と松茸のお椀
●お造りが、鯛、とろ、うに
●鯖寿司
●紫ずきんとむかごの白あえ、いか天、栗、いくら、銀杏
●雲子
●からすみ
●かますの塩焼き
●鴨肉とねぎ、上から卵黄を混ぜ込んだ大根おろしのふわふわ
●焚き合わせ 海老芋とかぶ、春菊、ほうれん草、椎茸、菊花のお浸しと
●ご飯、赤だし、お漬物
●ピオーネ、柿に栗のソース
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●胡麻豆腐
●鱧と松茸のお椀
食事の前から楽しみでした。わたしはこのお椀をタノミに生きていた~。
●お造りが、鯛、とろ、うに
●塩も添えられました。全部塩だけでもよかったくらい、お造りのおいしさを引き立てました。
●このシーズン、このお皿を見たら、「あ"~」と思う、「竜田川」です。(2年前のCREA本誌京都特集号撮影時に、わたしアホなことやりました。)
●いつもの鯖寿司。
●八寸。紫ずきんとむかごの白あえ、いか天、栗、いくら、銀杏。別皿に雲子。
●からすみ
●かますの塩焼き
●鴨肉とねぎ、上から卵黄を混ぜ込んだ大根おろしのふわふわ
●これは、ものすごい奇蹟のようなバランスの上に成り立ったお料理だと思いました。鴨肉の味加減はぴたりと決まり、その上にふわふわのおろし。調和のよさこの上なしというすごいお皿でした。
●焚き合わせ 海老芋とかぶ/春菊、ほうれん草、椎茸、菊花のお浸しと。これも、普通っぽい顔していながら、じわじわーっと、ものすごくおいしかった。
●あまりにおいしくて海老芋のおかわり。こんなの初めてのこと~笑笑
●ご飯、赤だし、お漬物。この赤だしがまたもうれつにおいしいといつも思います。
●ピオーネ、柿に栗のソース。
■ おいしいってこういうことを言うのだああwwというコースでした。何でもなさそうなお料理が絶対安心のおいしさなのです。わたしは鱧と松茸のお椀をやっとこの順番でいただけて激しく安心、(前回、前々回は微妙に順番や塩加減が違った、)非常に満足度が高かったです。
■ 一緒にいただいた、しばらくぶりだった食通の里美さん雅也さん、そして初めてお目にかかった俵先生、本当においしそうに食べてくださって、おいしさ倍増!と思いました。とりあえず食べることに集中して食べる方わたし好き♪ お料理が出てきているのにおしゃべりしたまま手をつけないような人は、もう逮捕してもらうしかないと、わたしいつも本気で思うのです。お料理が出てきたら、まずはいただきましょう!\0/\0/
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(2011-10-31)
2011年10月 31日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年8月26日 (金)
■ 「祇園にしむら」さんでお料理をいただけば、精神の安定を得られると思います。いろいろなところで毎日いただいて、それぞれに特徴があって楽しかったりおいしかったりして喜んでいるのだけれど、こちらは格別いいなーとますます思います。行って座っただけで安心。笑 安定したおいしさと器の趣味のよさ。それから店主がおっもしろい~。敷居が高そうに見えながら正反対で、華やいだ雰囲気ながら、すごく気楽に過ごせるのもいいです。
■ それと、年々「すーっと食べられる」料理になっていて、今回も流れるような献立だったと思います。充実感がありながら、食べ疲れしないのです。
■ 永末書店の永末摩美さんと伺って、お話も楽しかったです<(_ _)>
この「未在」さんの本を出された、ゴージャス摩美さんです。
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●胡麻豆腐
●お椀:晩夏の吹き寄せしんじょう
海老、銀杏、きくらげ、百合根
●お造りは、鯛、とろ、いか
●鯖寿司
●八寸:いちじくと湯葉、胡麻クリーム/枝豆かき揚げ、とうもろこしかき揚げ/三度豆胡麻和え/鱧の子玉締め、うど、三つ葉
●からすみ、甘酢漬大根
●ぐじ塩焼き、ずいきとモロヘイヤの白和え
●焚き合わせ(冷製)かぼちゃ、茄子、小芋、上から茗荷
●うに
●鱧と松茸のお椀
●白ご飯、お漬物、赤だし
●マンゴーと桃、白ワインのジュレ
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■ 抜粋で写真見せます。
●お椀:晩夏の吹き寄せしんじょう、中に海老、銀杏、きくらげ、百合根。このしんじょうのふわふわ感はすごかったです。普通じゃない作り方をされていると思います。感動深かったお椀です。
●八寸:いちじくと湯葉、胡麻クリーム/枝豆かき揚げ、とうもろこしかき揚げ/三度豆胡麻和え/鱧の子玉締め、うど、三つ葉 毎月楽しみな八寸です。
●ぐじ塩焼き、ずいきとモロヘイヤの白和え ぐじの焼き加減、塩加減、ジャストジャストだったと思います。
●焚き合わせ(冷製)かぼちゃ、茄子、小芋、上から茗荷 ひんやり冷たい野菜にシャリシャリの茗荷の天盛りで爽やかでした。
●鱧と松茸のお椀 前回からの訪問以来、これを楽しみに生きてきたのです。コース最後のお椀ということで、少し塩気を強くしてありました。
「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
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(2011-08-26)
2011年8月 26日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年7月26日 (火)
■
「祇園にしむら」さんへ伺って本当においしい和食をいただき、精神の安定を得たと思います(笑)。先日来お連れしようとしていた方と都合が合わず、そのため6月を逃してしまい、もうこれ以上食べないではいられなかったのです。(Kさんごめんね。<(_ _)>) 「にしむら」さん行きに賛同してくださったわれらの千恵子さんと、同じお勤め先(京都市役所<(_ _)>)で、わたしの読者でいてくださる小田さんと共にカウンターでいただきました。
■ いつもの夏の定番いくつかを明確にイメージして出かけのだけど、驚きの展開があったり、それから器も、こんなの初めて~♪ なものが3つもあったりで、いややっぱり、すごいなあと思った夜でした。(*_*)(*_*)
●胡麻豆腐 まずはいつも通り、胡麻豆腐から始まります。おなじみ胡麻豆腐ですが、この器は初めてです。新しいものみたい。
●焼き鮎とにゅうめんのお椀。蓋を取るなりぐわーっと驚きました。鮎を、焼きものではなく、お椀で出してこられたのです。なんてユニークな発想。初めていただいたと思います。透き通る吸い地おいしくておいしくてうるうる。
●お造りは鯛、とろ、いか。これも初めて見るお皿です。発掘されたものだそうで・・・いったいどれだけ器お持ちなのでしょう。マイセンの、ぶどうの葉紋様で、まわりが金彩。そして1911年と年号が入っています。ちょうど100年前! 持ってるのに、使ってなかったとのことで、すごいです。とろのおいしさが格別でした。いかも。鯛も。笑笑
●鯖寿司 これも定番で必ず入るものです。これだけ肉厚で締め加減塩加減ジャストな鯖寿司ないのですよ~
●八寸:ガラスの器に、鱧の子、鱧の浮き袋、三つ葉、うど、百合根/鷹ケ峯とうがらしとじゃこ/干瓢酢味噌和え/枝豆のかき揚げ/とうもろこしのかき揚げ/丸十(さつまいも)。楽しい楽しい八寸です。
●このグラス入りの鱧の子たちから手をつけそうになりましたが、
●いや、激速でいただくべきは揚げたてのものでしょう。かき揚げからいただきました。
●酒肴その① 鱧の子の塩辛 隣の千恵子さんお酒が進んでいる様子でした。笑
●鱧の焼霜(皮目だけ焼きで、ほぼ生)、梅肉、わさび。白ずいきに胡麻ソース。これが「焼き物」だったわけかしらんと後から思い・・・
●酒肴その② からすみ また千恵子さんがお酒追加した様子でした。笑笑
●次はバカラの古いグラスです。これも初めて拝見。無尽蔵に出てくるみたい(*_*)(*_*)
●水茄子、冬瓜、鯛の昆布締め、あわび(小さくしてもらった)、酢取り茗荷 二杯酢ジュレ。あーこれもしかして焚き合わせ代わりだったかしらんと後から思った・・・
●白味噌のお椀、鱧と温玉の黄身。ふわーこういう鱧の出し方するか~とまた仰天。圧倒的に美味な白味噌汁でした。
●鯛茶漬、お漬物。さらっと上品な鯛茶漬は実においしかったです。あ、お漬物のお皿は、後ろにひっそりいるけれど、
●
昨年夏のある夜にはこうして鯖寿司をいただいた、永楽即全さんのもの。
●あさぎ色のお皿に、マンゴーとピオーネ、マスカット、白ワインジュレ。以上でごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
■ なじみのコースと思っていたのに、お椀の鮎の出し方、鱧の出し方(焼き物、最後の白味噌お椀)で驚かせてくれました。これだけ安定していても、全然止まってないのがすごいと思いました。
■ ただわたしは、どーしてもいただきたいものがありました。7月ならそれが出てくると勝手にイメージしていたもの。それがなかったので、また伺わねばならんわ♪
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(2011-07-26)
2011年7月 26日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年5月14日 (土)
■ 本にかかりきっていて、しばらくお伺いできていなかったお店にだんだんにお邪魔する日々です。ほっとする、本当においしい和食、気楽な夕食@「祇園にしむら」さんです。5月の第1週目に伺ったものです。若竹のお椀、優美な春の味でした。
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●胡麻豆腐
●若竹のお椀(写真)
●お造り:明石の鯛、勝浦のまぐろのたたいたの、さより
●八寸(写真)
○菜の花、子持ち昆布、ほたるいか
○からすみ大根
○しらす梅肉おろし
○筍木の芽和え
○ふきのとう、わさび菜、春菊などのお浸し●鯖寿司
●はまぐりしんじょうの小吸物
●桜ますの焼物(写真)
●焚き合わせ:長芋、ふき、そら豆(写真)
●牛肉ご飯(写真)、赤だし、お漬物
●いちごとマンゴー
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■ 八寸
○菜の花、子持ち昆布、ほたるいか
○からすみ大根
○しらす梅肉おろし
○筍木の芽和え
○ふきのとう、わさび菜、春菊などのお浸し
■ 桜ますの焼物
■ 焚き合わせ
■ 牛肉ご飯
■ どのお皿も安心して、すーっといただけるものでした。コース全体、食べ疲れることのない、優しい味のお料理でした。お味最高、一緒に行った人もサイコーで、心なごんだ夜でした。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 日曜休み(4月は営業)
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(2011-05-14)
2011年5月 14日, dans 京都 和食11前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年11月21日 (日)
■ ちょっと遡って、11月1週目の後半です。東京からお客さまで、こちらのおされ~な料理研究家と共に3人で
「祇園にしむら」さんへ。「カウンターすでに満席」とのことで、お座敷に入らねばならず、しかしわたしは大喜びです。お座敷なら写真撮りやすいではないの。そしてゲットしたばかりの
キヤノンG12初「にしむら」さんだったわけです。一眼も持参、ものによって撮り較べしたりしましたが、ほとんどのお料理を、あえてG12で撮ってみました。すごくきれいに写してくれるカメラとわかりました。感動\0/ 後はわたしがちゃんと使いこなせるかどうかだけです。
■ 1階奥のお座敷は掘りごたつ式で足が楽です。床の間にはきれいな山口華楊のお軸です。さすが<(_ _)><(_ _)>
■ おしぼりも、ぴきーっと美しく差し出されます。何もかもきれいなので安心、幸せ。リラックスできます。
■ いつもの胡麻豆腐でスタートします。
■ とろりんと、こんななめらかです。
■ この日のお椀は鯛の潮汁。品よく、しかしぐぐぐとおいし。
■ 鯛、とろ、いか。お造りの美しいこと(T_T) もちろん大変に美味です。
■ こんな風に塩も添えられます。塩を出していただいた時は大抵を塩でいただきます。
■ いつもの定番・名作・鯖寿司。千枚漬がのる季節到来です。ちなみに冒頭の写真はEOS kiss X3、トキナー35ミリ(マクロ)で撮ったもので、こちらがG12。そんな遜色ないでしょう?
■ お造りの時よく使われるお皿で八寸です。また様子が違っていいと思います。
■ いくらの醤油漬、ぎんなん揚げたの、枝豆のかき揚げ、煮栗、海老すり身揚げ。
■ いちじくといんげん豆、胡麻クリーム。
■ 土瓶蒸しです。
■ 鱧と松茸、黄金の組み合わせ。
■ かます幽庵焼きの、松茸巻き。
■ うおーというほどおいし♪ 添えられたのは伏見とうがらしとおじゃこあえたお浸し。
■ 焚き合わせ・・・がなんと、松茸天ぷら、下におだしひたひた。やるなあ(T_T)(T_T)
■ 白ご飯と、いつもうるうるする赤だし(ものすごくいいおだし)、お漬物。
■ 最後のフルーツです。ぶどうと柿。
■ 寄っちゃおう。質感もしっかり撮れます\0/
■ というわけで、京都日帰りをなさった
Glam Mediaの編集長である牛越裕子さんと、京の料理研究家・われらのまゆまゆ=
小宮真由の3人でいただいた、心からおいしかったコースでした。華やかでありながら、食べてほっとするお料理なんで、かなうことなら毎日食べたいよ~とわたしは思うのでした。
■ Glam Media の牛越裕子さんかっちょよかったわ♪ 新幹線最終に飛び乗られたようでしたが、またゆっくり京都にいらしてくださいませ。まゆまゆもいい場を得てほんとすてきです。おせち教室も満席になっているとのことで、イケイケまゆまゆ躍進中です。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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(2010-11-21)
2010年11月 21日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年10月26日 (火)
■ 1週間ほど前の夜に伺った
「祇園にしむら」さんです。昼間なんだか疲れることがあって、ちょっと気分がどよよ~んとしていたのですが、夜こちらでいただいたらぱっと元に戻りました。楽しい食事のありがたいこと。10月2度めの訪問で、器が前回とまったく違いました。いつもながらすごいです。●胡麻豆腐でスタートです。
●お椀サイコー(T_T) 鱧と松茸に、にゅうめんです。おいしくておいしくてのたうちおいしい。すべては吹っ飛びました。
●お造りはとろと鯛といか。うま(T_T)
●織部の美しい器で鯖寿司。
●八寸がこの日はわたしたちにはバラされて供され、初めて見る器でもありました。
●菊菜や菊花と松茸のお浸し。
●いくら醤油漬。
●からすみと、あわびの肝ペースト・・・お酒と合い過ぎる。
●焼物は、ぐじで松茸を巻いたもの。これがまた感涙のおいしさ。
●かわいらしいお皿と思うのですが、読み人知らずということで、別に誰の何、ということはないお皿だそうです。
●いちじくと三度豆、胡麻ソース。
●そして初登場、仰天の食感とおいしさだったコロッケです。なめらかでごく柔らかな中身は海老芋ベースということ。鯛やら松茸やら使われて、何ともゴージャスです。切っただけで松茸がふわふわふわといい香りです。実においしくて、あまりにも幸せなコロッケでした。
●白味噌で炊いたかぶら。焚き合わせ・・・焚きものというより、白味噌のお椀という感じ。いやもう、ほんとーーにおいしかったです。
●〆のご飯がまた感激で、松茸の天ぷらがのった白ご飯ですが、ひたひたにおだしがかけれられいるのです。このおだしがまた非常なおいしさで、食べながら、うなってばかりでした。
●ぶどうと柿に、栗ソースです。完璧なおいしさで元気百倍・・・本当に感謝した夜でした。一緒に食べた医学博士もご満悦だったみたいで~♪
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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(2010-10-26)
2010年10月 26日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年10月18日 (月)
■ 10月第2週めの終わりに伺った
「祇園にしむら」さんです。とても楽に過ごせて、でもすさまじく勉強になって、そして何もかも精緻においしい。わたしにとってなくてはならない大切なお店です。食材も器も秋らしくなってすてきすてき。 備前の器で、いつもの胡麻豆腐でスタートです。
●美しい扇面のお椀です。なんてきれい、といつも眺めます。
●鱧と松茸のお椀。黄金の組み合わせですが、これほどぴたりと決まったものはなかなかないです。鱧の包丁の入り加減、塩加減、吸い地のこの上なくおいしいこと、あらゆる方々に、これ一度味わってみてくださいとお願いしたいです。
●蓋の裏と、お椀の底。鈴木表朔さんのお椀。
●秋の器で、お造り。鯛、とろ、いか。いつも通りの完璧なおいしさです。秋草向附、白井半七さんと教えていただきます。
●魯山人写しのお皿で鯖寿司。
●なんともう千枚漬(「大藤」さん)がのった、「八坂の雪」ヴァージョンですね。
●八寸。ここでペースダウンという感じで、ゆっくりいただきます。内容はそんな変わらずですが、それが安心だし、いつも通りおいし♪ いろどりのバランスもよし♪
●イチジクと三度豆、胡麻クリーム。これもぐぐぐとおいし。
●茶碗蒸し、蓋を開けるなりすごくいい香り。
●松茸がぎっしり入っています。
●いつものあわびの肝クリーム。犯罪的にうまし☆☆☆
●焼物はかます。
●お皿の形はこの方がわかります。
●お料理の最後、焚き合せがまたしみじみほっと、しかし激烈おいしい。里芋こんなおいしいか?というくらい。浜詰と伺いました。かぶらと。おだし品のいい味です。しんそこ満足。
●白ご飯、白味噌汁、お漬物。
●梨とぶどうをいただき、ご馳走さまでございました。<(_ _)>
●器を見せていただきます。他のお客さまに出していらしたのできれいだったもの・・・永楽妙全さんということ。
●器の見方について。秋のお皿。
●一緒に行ったのはまゆまゆ・京の料理研究家、
小宮真由ちゃん(
おせち予約受付中!)で、熱心に勉強の姿勢。
●どんどん出してくださって、
●都をどりの時のお団子のお皿の古いものはこんな。というプレゼン。清水六兵衛やら永楽やらざらざら無尽蔵に出てきました。\(゜o゜)/\(゜o゜)/ ・・・という具合でたっぷりいいものをいただき、目も楽しみで、この晩も楽しく過ごさせていただきました。また近いうち、10月2回めの夕食に伺います。<(_ _)>
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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(2010-10-18)
2010年10月 18日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年9月29日 (水)
■ 9月3週目の前半に引き続き、後半に伺った「祇園にしむら」さんです。今度はカウンターで友人M ちゃんと。8月の初めからお願いしていた鱧しゃぶをいただくためでした。
●いつも通りまず胡麻豆腐です。
●お椀は鯛にゅうめん。これがまあ、ほんとーーーーーにおいしい。何度かいただいているけれど、改めておいしい。これだけどんぶり一杯いただきたいもんだと満場一致。
●お造りはいか、鯛、とろ。きれいな永楽のお皿なでなでさしてもらって、ふと思いつきます。
●こうして、赤いカウンターの上で撮った方がコントラストがついてきれいだー、と。\0/\0/
●西村さんがプレゼンしてくださったまぐろ。すごいな~。末端価格どれくらいなのか~? 「冷凍しようか?」なんて言ってらして、もったいないーーーと思う。
●名作・鯖寿司。
●八寸もカウンターに載せた方がきれい。菊菜と軸松茸、枝豆のかき揚げ、銀杏揚げたの、いくら醤油漬け、からすみ、栗の甘煮、いかで魚のすりみを巻いたいか月冠。
●白味噌仕立ての焚き合わせ。賀茂茄子と小芋。これは2日前のがあまりにおいしかったので、お願いお願いと作っていただいたもの。
●鯛の揚げたの、中がふわふわのほくほく。この食感すごいかも。初めていただきました。
●いちじくと三度豆に胡麻クリーム。これもおいし♪ 飽きることなくおいし♪
●スペシャル鱧しゃぶのための素材がプレゼンされて、
●目の前で鱧の骨切りしてくださって、目の前で鱧しゃぶしてくださいました。自分でやるんじゃなくて、全部やってくださるの。その方が加減も完璧だから。鱧食べた!という気持ちになりました。長いこと楽しみにしていたことがかなってうれしかったです。
●鱧しゃぶのおだしで、玉子雑炊。●お漬物。
●ピオーネと梨で締め。ごちそうさまでございました<(_ _)> いやもう、ほんと夏じゅうお騒がせしてありがとうだったのです。わたしちょっと気が済んだと思います。いろいろ、ほぼ毎日食べて歩いているわけだけど、なんかやっとちょっと、おいしい和食がどんなもんだかわかったかな~という気持ちで、感謝しています。しばし時間を空けて、また勉強しに伺いたいと思います。<(_ _)>
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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2010年9月 29日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年9月28日 (火)
■
前の記事で、「8月に週1通いをしました」と述べた「祇園にしむら」さん、週1でも済まず、9月の3週目の週には2度通いすることになっちゃって、いい風情の中、最高に安心美味なお料理をいただくことができました。9月第3週目の前半に、お座敷でいただいたお料理は・・・
●京都を視察にいらした全国の一流ホテルのコンシエルジュの方々と共にいただいた夕食です。1階奥のお座敷にこんなセッティングでした。ちょっと詰めて10名! 狭めだったのが、かえってめちゃくちゃに和気藹々になって楽しかったのー♪ 以下かなり写真も暗くてちゃんと撮れていないのですが、ひどく盛り上がった夕食の記録として。(騒がしくしました<(_ _)>)
●いつもの胡麻豆腐で始まります。
●お椀、鱧と松茸。このお椀の完成度の高さ、わたしは芸術品だと思います。この組み合わせのお椀を、この夏も数限りなくと言っていいくらいあちこちでいただきましたが、こんなこんなおいしいの、比類なきものと思います。鱧に、ごく細かく包丁が入って口の中でほぐれる加減、心地よい塩加減、松茸のいい香り、厚さのほどよいこと、吸い地の美しさ、余韻の上品さ、柚子もきれいだし(いつも食べちゃう)、「いはむかたなくをかし」 という感じ♪
●お造りはいか、鯛、とろ。お造りの魚は、それ自体で(何もつけなくてもいいくらい)おいしいものだということを、わたしはこのお店で初めてわかったと思います。
●とろはたたいてあって、かたまりでいただくのとはまた違う食感、塩をつけたらうまうまでした。すうすう入ってきて溶けるみたいで。うるうる。(T_T)
●鯖寿司。これも定番ですが毎回心に響くおいしさと思う。
●こんなユニークな形、初めて見たお皿。
●軸松茸と菊菜のお浸しでゆったりとして、
●八寸はこんなでした。いくらの醤油漬け、枝豆かき揚げ、銀杏揚げたの、栗の甘煮、いかで魚のすりみを巻いたいか月冠。
●いちじくと三度豆に、胡麻クリーム。これもおいしかったーーー。
●すっぽんの小吸い物。きっと肌がきれいになる♪
●鯛を巻いた中に、きのこ(エリンギ、舞茸、椎茸)入りのおから。あんかけ。これは焼き物がわりです。鯛に、秋の風味が加えられた優しいお皿。
●全体はこんな。
●焚き合わせは白味噌仕立てで、賀茂茄子と小芋。これがまたうっとり甘くてしみじみ優しい味で、メロメロにおいしい。次回もこれ必ず入れてもらわなくては。
●ご飯、赤だし、お漬物。この日はシンプルに白ご飯。赤だしがまた格別美味と思います。
●ピオーネと梨。以上10500円のお料理でした(なんて良心的・・・)。京都を視察にいらしたコンシエルジュの皆さま、超一流クレドールの会員で、そして本当に感じのいい方々でした。ご案内なさったのは京都市の岩城千恵子さん。夜の自由参加の食事会にわたしも参加させていただいたのです。一緒に楽しく過ごさせてくださった皆さまに御礼申し上げます。<(_ _)> 10名お座敷を聞いていただいた「祇園にしむら」さんにも感謝。そしてこの2日後、今度はカウンターでちょっとスペシャルなお願いをしていて、追ってアップいたします。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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(2010-09-28)
2010年9月 28日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年9月15日 (水)
■ 夜遅アラカルトOKのイタリアンなんかは別として、割烹のコースのお店でこういうことしたのは、初めてのことです。「祇園にしむら」さんに、8月2週目から9月1週目まで、4週連続で週1ペースで通っちゃったのです。安心してお連れできるから、大事なお客さまとか遠方からの久しぶりに会う友人とか、「一度行きたかったの♪」な方々と共に。で、どの週も完璧においしかったこと、そして美しい器が無尽蔵に出てきたのがすごかったことを特筆したいと思います。そして毎回、もうれつに勉強させていただいたことも。
●そして本日9月15日、「祇園にしむら」さんは開店16周年を迎えられました。お祝いを申し上げます。長年愛されて、十分に定評を得ているのに、それでもさらに向上する努力を惜しまれないこと、すばらしいと思っています。以下、9月1週目の週末にいただいたコースです。
●胡麻豆腐にはじまり、
●お椀は、松茸、冬瓜、松茸の下に鶏肉団子。鶏肉団子はふわふわふわでした。このお椀、のたうちおいしかったと言います。いや本当は、のたうたないように、品よい味にとどめているのがたまらなくよかったのだと思います。もっと濃い味にして、後を引くような強さにもできたところを寸止めにしているのが、すごーーーいと思いました。芸術と思いました。
●また美しい青磁の器で出てきましたね~、お造りが。まぐろも鯛もうるうるするほどおいしいです。脂の加減なんか熟成加減なんか、わたしはようわからんけど、とにかく旨いもんは旨いとわかるし、あ、包丁加減てのもありますね。
●あまりにも美しいのでカウンターの赤い部分にのせて撮らせていただきました。この日届いたばかりという八木明先生の器・・・色つや形、側面の線、絶妙な美しさだと思いました。
●鯛の食べ較べをさせてくださいました。向こうから、この日の鯛、2日目のもの、3日目のもの。ねっとり具合とか香りとか味とか、微妙に違ったのです。
●いつものうまうま(T_T)の鯖寿司です。赤っぽいお皿はそれだけでうれしい・・・とひたすらアングルだけ考えて撮ってからはっとして、
●こんなお皿でした。
●こうもり模様だったのー\(゜o゜)/ で、調べたら、こうもりは中国において縁起がいいものとされたのだそうです。三浦竹泉初代のお皿で、中国紋様の写しということです。
●八寸は、鱧の子の玉締め/京ずきんという枝豆/ぎんなん揚げたの/とうもろこしかき揚げ/菊菜に松茸の軸。すべてほどがよくいつも通りおいし♪
●いちじくと三度豆、胡麻クリーム。かんたーんなようで、このタイミングでこれが余裕、と思う。おいし♪
●からすみおいし♪。少しお酒をわたしもいただきます。
●ころんとかわいらしいこの器、久しぶり。手になじむのです。
●蓋を取るなり立ちのぼる、松茸のいい香り(T_T)
●松茸のロワイヤルよん♪ 茶碗蒸しですね。なめらか、香りよし。アホになったように、うまうまうま・・・(T_T)
●さわらの味噌漬。魚の脂っておいしいと思う。味はっきりめ。
●全体はこんな。
●鱧の湯葉蒸し、小芋と。ここで鱧がきたー。湯葉の下にいます。品のいいとろっとしたあん。濃いめだったさわらの焼き物の後、申し分ないと思います。
●ご飯と赤だし、お漬物。
●ご飯が・・・ご飯が・・・いかご飯だったの\0/ お造りではなく、ここで登場♪ 生姜風味醤油漬にされたいかが白ご飯にのっていて、もうれつにおいし(T_T)
●巨峰と桃。本当においしくて、ゆったりいただけたコースでした。お料理10000円~って、他と較べてみても、非常に良心的だと思います。
●カウンターの向こう側から、せっかく撮っていただいたので小さく載せます~。うまいことぼかしてくれて、ありがとね~♪ この日一緒だったサトミさんと。(マサヤさま一緒に写ってなくてごめんなさいー)キャノン人同士よ♪ おふたりともありがとうございました、楽しい夕食でした。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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2010年9月 15日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年9月 4日 (土)
■
「祇園にしむら」さんで夏仕様のコース・・・お座敷でいただいたのでライト持参・・・それをわかって、バカラのガラス器を多用して出してくださった8月4週目後半のお料理です。きれいで、どの品も心からおいしくて、そしてなごんで楽しかった夜です。
●いつもこんな風に必ずペリエで始まり、
●まず胡麻豆腐です。
●お椀、とても薄くて軽くて、ガラス器と変わらない繊細さだと思います。松茸、冬瓜、右に丸く見えているのが鶏肉団子。鶏スープです。いやん、これ、うまうまです。(T_T)
●お造りが、鯛、平目、とろ、剣先いか。「おいしい」というしか能がないけれど、もうれつおいしい。ねっとりしておいしい。味が濃くておいしい。大きさ・厚さ・温度がジャストジャストでおいしい。色がきれいでおいしい。包丁が美しく入っていておいしい。盛り方きれいでおいしい。写真撮らせてもらってうれしくて、またおいしい~。
●鯖寿司。なんてかわいらしいなでしこの絵のお皿。永楽即全さんの作と教えていただきます。
●八寸が、ガラス皿から時計まわりに、菊菜にたいら貝/枝豆は「京ずきん」という品種/つぼつぼに、鱧の子玉締め/ぎんなん揚げたの、とうもろこしの天ぷら/かんぴょうに酢味噌。細部まで丁寧でおいし。
●天ぷらが、松茸、賀茂茄子、南瓜。すだち醤油と。よい組み合わせでした。揚げ加減ばっちりね。
●お皿が初めて見るもので、めだか模様かわいいです。これは近藤悠三さんのお孫さんに当たる、近藤高弘さんによるものだそうで、でもネットで見てみたら、もっとすごくアートっぽい作品が多い方です。これは稀少なものですね。
●こちらは白井半七さんのお皿だそうで、作風いろいろなのですね。何度か話した「竜田川」やら鳥のモチーフがかわいいのやら、華麗で描き込んだイメージがあったけれど、こんな線だけのすっとしたのもあるのですね。あ、お皿の上は、ぐじの焼いたのの銀あんかけです。
●またバカラ登場です。焚きものだけど冷製。最後に涼しく、心地よかったです。茄子のつやつや色のいいこと、しっとり美味でした。そして、これと同じ模様の徳利(木箱入り)を、だいーぶ前、2年以上前に見せていただいたことがあるのですが、それもバカラだったと改めて確認・・・この日は西村さんからバカラの本や図録まで拝借してもうれつ勉強。100年ほど前の、日本仕様の、お茶道具として作られた独自の路線のバカラのこともしっかり教えていただきました。
●最後は鯛茶漬け。さらさらと旨みたっぷりのお茶漬けで完結・満足、幸せに〆です。
●お漬物もちゃんと撮っておきます。
●桃と、きれいに皮が取られたぶどう。
●過不足なく完璧な献立、とても楽しみました。一緒に楽しんだ
淳ちゃん、久しぶりに心置きなくおしゃべりできて、ほんとうれしかったです。きれいでおいしくて楽しかったことすべてに感謝<(_ _)>
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月開店
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●ちなみに:わたしもこの日バカラの指環をしていきました♪
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(2010-09-04)
2010年9月 4日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年8月26日 (木)
■ 東京からイッセイさん来たる~で、8月第3週目のある夜に訪れた
「祇園にしむら」さんです。
第2週目から1週間後の訪問です。さささといきます。
●胡麻豆腐でスタートです。
●華麗なお椀。これとても好きです。
●鱧と豆腐の、なんと赤だし仕立てでした。鱧の包丁の細かく入っていること、口でほぐれる時の優美な感じと広がるおいしさは、比類ないと思います。そしてこのお豆腐が、なんだか違ったのです。なんだかすごく技ありみたい。
●お造りはとろ、鯛、いか。八木明先生の青磁のお皿、いつまででも眺めていたい美しさです。くぼみがなく、まっ平らなのがひどく粋です。
●いつもの鯖寿司。完璧な加減です。
●八寸。鱧の子の卵とじ/かんぴょうに酢味噌/枝豆かき揚げ/とうもろこしかき揚げ、新銀杏の素揚げ。食べやすくて疲れなくて何でもなさそうで、けれど完璧に美味な八寸。このお皿も大好き。
●かぼちゃのスープ、これ大喜びです。そして春菊お浸し、松茸の軸。余裕の一品です。
●ふわふわふわっと焼かれた鮎。食感がいわゆる鮎塩焼きとじぇんじぇん違う。「うそー!」と思いながら、ふわ旨の味わいを覚えておこうと思います。ひと夏100鮎くらい食べているか? と思いますが、中でもこれは稀有な食感です。これまたいただきたいです。
●からすみ、非常においし。いただいたお酒は、多分このあたりで「九平次」だったと思います。
●焚き合わせ・・・合わせではなくて、シンプルに揚げた賀茂茄子。すーっと楽にいただける最後の一品でした。すっきりきれいな永楽の器でお出しいただいたのに、あまり写せていなくてごめんなさいです。<(_ _)>
●ご飯ものは何でしょう~?とすごく楽しみで、鱧と松茸の玉子とじ丼。ゴージャスだったのです。お漬物もつきます。
●添えられたのはいつもの赤だしではなくお吸い物でした。初めのお椀が赤だし仕立てだったので、ここでこんなお気遣いです。
●桃とピオーネ。
●お客さまのために安心で、そしてわたしも激しく食べ続けた1週間の最後に、ほっとなごめたお料理でした。たくさんたくさんいいお店がありますが、いざ東京から大事なお客さまがいらっしゃるとか、久しぶりの友人と会うとかなれば安心美味なところを選びます。場所の風情もよく器美しく、わたしもとても楽でここで過ごすことが幸せで、だから「祇園にしむら」さんに、何だかとてもお世話になっています。3か月先でないと予約が取れないなんてこともないし、でも訪問すると必ず満席で賑わっているしで、本当にいい感じ。ゆったりした様子ながら、でも実はすごく細部まで考えられたお料理なんだろうなと思い、こういうのこそ洗練て言えるだろうなとも思います。とてもいいお料理、わたしもちゃんとわかっていただかないといけないと日々思っています。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月開店
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(2010-08-26)
2010年8月 26日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年8月23日 (月)
■ さかのぼること10日ほど前、8月第2週目の「祇園にしむら」さんです。心やすらぐお料理です。本当に美味だけれど余裕があって、そして華やか。あらゆる意味で過不足なく安心していただけるのでしばしば伺っています。さーっといきます。
●胡麻豆腐
●お椀はれんこん餅、松茸、松の実。このれんこん餅の食感が独特でした。揚げてないの。松の実がいい香りを添えていました。
●お造りは鯛、うち2枚だけ昆布〆。うに、とろ。茗荷の刻んだの。
お造りの魚をこれほど「うまうま・・・」って思えるの、ひっそり言うと実はそんなにないです。
●鯖寿司。これは定番ですが、ちょっと違うヴァージョンを最後にご紹介します。
●八寸。鱧の子の卵とじ/かんぴょうに酢味噌/枝豆かき揚げ/とうもろこしかき揚げ
●春菊お浸し、松茸の軸。こういうのをぽんと出されるの、ものすごい余裕だと思います。小さな器だけど、もし葉っぱを広げたら結構な量が入っていると思います。
●鯛にゅうめん。お椀の時の吸い地とは違うのです。濃淡つけていらっしゃるのがわかります。
●からすみ
●焼き物は鮎と思うでしょう? 鯛を焼いたので変化をつけてくださいました。
●鱧の肝の炊いたの
●あわびの肝の練ったの。これ激烈においしいと思う。
●賀茂茄子と鱧の焚き合わせ。これもうなりました。品のいい茄子の揚げ方、そして、ここまで鱧を引っ張ったかーと。すごい余裕・・・。で、これがまた、じわじわとたまらなくおいしかったのです。
●ご飯、赤だし
●お漬物、切子の色も涼しげできれい。
●デセールにマンゴーと桃。ここまでのお料理、カズヤさんとミチエさんと一緒にいただき、なごんだ楽しい夜でした。御礼をたくさん。<(_ _)> お料理は優しくてゆったりしていて、毎日でも食べたーいと思っているのです。これ「8月2週目」と細かく冒頭に書きましたが実は3週目も東京からの方を迎えていただいており(改めて出します)4週目にも伺う予定あり・・・。食べ続けの日々の中でも最高に安心できる一軒で、どなたにもおすすめできると思うのです。
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●さて、鯖寿司は、いつものもの以外に、
焼鯖寿司というのがあるのです。香ばしくて、また違ったおいしさです。以前からお話を伺うばかりで一度食べたくてしょうがなくて、
この琵琶湖花火の夜にいつものと焼きと2種類お願いして、おみやげに持って行ったわけよ♪
●この場所で花火開始前にいただいたのです。鯖寿司の際立つおいしさと花火の圧倒的な美しさが、セットになって記憶されました。
鯖寿司はいずれも1本3500円(+税)で、要予約です。発送もしていただけます。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月開店
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(2010-08-23)
2010年8月 23日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年8月 2日 (月)
■ まだ残っている7月の写真を猛速で。1週間少し前の晩、東京から編集者はるちゃんが来たる~で、
「祇園にしむら」さんへ。わたしは7月、2週間あけての2度めの訪問だったので、「お料理もお皿も
前回とそんなに変わらないですよ」と言い渡されて訪れたのだけど、実際はいろいろ変っていて感激。(T_T) はじめにまず、いつもの●胡麻豆腐。
●鱧とじゅんさいのお椀。もうれつおいしい。紙のように薄くてごく軽いお椀、手触りもよくてすてきでした。今尾景年の絵があしらわれているのです。(写真なしでごめん<(_ _)>)
●お造りが、鯛、いか、まぐろ。まぐろはたたいてあっていつもと違います。旨みが一瞬で口に広がって、うお~と思うおいしさ。
●鳥ちゃんかわいい。大好き激かわです。
●白井半七の絵変わり10枚組だそうです。白井半七さんのお皿といえば、わたしにとってはすなわち「竜田川バッティング事件」よ。(笑) あれで強烈に覚えました。<(_ _)>(ヒマな人はこの
記事とこの
記事を見てね。)
●鯖寿司は大正時代のガラス皿で。
●八寸のこの赤い折敷も初めて見るものでした。○鱧の子の卵とじ、○枝豆、○丸十、○かんぴょうに酢味噌、○防風、茗荷、しろ菜、水菜などのお浸し。
●とうもろこしかき揚げ。
●かぼちゃのスープ、これも初めてのもの。
●前回かぼちゃとおくらは炊かれた状態で出てきたと思う・・・形を変えて、当然食感も全く変わっての登場です。軽やかですうすうとのどをすべり落ちる感じ。
●鮎の塩焼き、これも初めての器です。単に「オランダ絵写しの蓋もの」と。
●鮎はとても食べやすくなっています。かぶりついたりしないでいいの。
●頭と骨はあらかじめ取られて、パリパリのお煎餅状態にして出してくださいます。
●賀茂茄子とずいきの焚き合わせ。この蓋つきのお椀、とてもいいわ♪ 赤くて、少しフランスの紋章みたいな文様で粋です。こんなすてきな器が埋蔵品だった? この日発掘された? \(゜o゜)/
●ご飯、お漬物、赤だしです。
●ご飯は、上に松茸フライ。フライには割り醤油がかかって染みこんでいるのだけど、これがまた格別なおいしさで、何か秘密がありますきっと!
●デセールが、桃に、もうぶどうです。
●すべてほんとーーにおいしかったし、器も美しかったしで、心底よかった~と思えたコースでした。安心美味なお料理ありがとう、そして一緒に食べたはるちゃんに感謝。<(_ _)>
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(2010-08-02)
2010年8月 2日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年6月15日 (火)
■
朝日カルチャーセンターのわたしの美食訪問講座=「京都美味探訪」(第2木曜の昼開催)の3回目は「祇園にしむら」さんにお願いしました。上質でおいしいお店、食べ歩きが好きならぜひ訪れたい魅力的なお店にご案内するという趣旨ですから、「にしむら」さんははずせないでしょう~。ふだん、営業は夜のみのお店ですが、お昼の開店を快くお引き受けくださり、とても感謝いたしました。
■ ご用意くださった献立は以下の通りです。(全ていただいた通りに表記しています。)
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■ つき出 胡麻豆腐 胡麻クリーム、振り柚子
■ お椀 鱧おくら椀 糸柚子
■ お造 鯛、トロ、剣先イカ、大根、胡瓜、山葵
■ お箸休め 鯖すし ガリ
■ 八寸 ●順才生姜しょうゆ、●かんぴょう酢味噌、●蛸のジュレ合わせ、●丸十の甘煮、●防風、しろな、水菜、みょうがのおひたし、●うすいえんどうヒスイ煮
■ 焼物 太刀魚アスパラ巻き、白うり
■ 揚物 子鮎の素揚、みょうが、蓮根
■ 焚合せ 茄子、白ズイキ、万願寺とうがらし
■ 白御飯、赤出汁、香の物
■ 水物 季節の果物
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■ つき出 胡麻豆腐 胡麻クリーム、振り柚子。定番の始まりです。
■ お椀 鱧おくら椀 糸柚子。鱧はものすごく細かく包丁が入っていて、口の中でふわふわとほぐれていきます。それとおくらもすごいです。細かくたたいてまとめてあるのが、ふわりねっとりとして、わらび粉でも加えてあるか? というような食感です。年季が入って今この色ですが、このお椀はかつて銀色だったのです。(わたし覚えています!)
■ お造 鯛、トロ、剣先イカ、大根、胡瓜、山葵。お刺身がここまで感動深いお店はそんなにないと思います。剣先イカはねっとり甘みがあって、その味を出すための独自の切り方をご主人の西村元秀さんは披露してくださいました。
■ 器は初めて見せていただくものです。古伊万里の、珍しい脚付です。もうほんと、どれほど器を持っていらっしゃるのでしょう。毎回「すっかり忘れてた」とか「若いもんが棚から出してきた」とかおっしゃって、美術館で眺めてもいいような器が登場するのです。
■ お箸休め 鯖すし ガリ。定番、いつもの鯖寿司です。3皿ポンポンと勢いよく供された後、ここで「お箸休め」なんだそうな。わたしはお箸を休めることなく、ぱっぱといただきます~(笑)。真葛焼のお皿の鮮やかな色は「あさぎ色」だと教えていただきます。わたしは色辞典を見るのが大好きで、こういうのは本当にネット時代の恩恵だと思います。
これ や
これ などきれいで見飽きません。
■ 八寸で少しばかりペースダウン、ゆっくりいただきます。お猪口くらいの小さなグラスでお酒も出していただき、それと一緒にいただくと、やっぱり味が引き立ちます。●順才生姜しょうゆ、●かんぴょう酢味噌、●下津井の蛸の三杯酢のジュレ合わせ、●丸十の甘煮、●防風、しろな、水菜、みょうがのおひたし、●うすいえんどうヒスイ煮。
■ 焼物を待つ間にどうぞと、献立にはなかった蛸の子です。すっきり美しい天龍寺青磁の器ですっと差し出されて・・・ほんのひと口でも独特の風味と塩気がたまらず、お酒が進んでしまうではないの~(笑)!
■ 焼物 太刀魚アスパラ巻き、白うり。風味よく、かなりしっかりした味付けです。またお酒が進んでしまうではないの~(笑笑)!
■ 魯山人写しの銀彩のお皿、全体像も。
■ 織部の蓋付の器です。
■ ぐいと覗き込んで・・・揚物 子鮎の素揚、みょうが、蓮根。焼いてから揚げた鮎は独特の食感と香味を持っています。
■ 焚合せ 茄子の素揚げ、白ズイキ、炒めた万願寺とうがらし。お料理の最後はしみじみ美味で優しい焚きものです。山中塗りというお椀、これも初めて手にとったと思います。本当に薄くて軽くて、ほとんど存在しないかというほど軽やかなお椀です。
■ 白御飯、赤出汁、香の物・・・とありましたが、白御飯の上にはとろとろとろのたまごと柔らかなねぎがたっぷりのっていたのです。たまご丼ですね。最後までおいしいものを出してくださいました。ありがとうございます<(_ _)>
■ 水物 季節の果物・・・マンゴー、巨峰、マスカット。ワインのジュレ。以上で15000円のコースでした。
■美食が大好きだけれど、出られるのはお昼だけという方、ひとりではなかなか出かける機会がないというような方が喜んでくださって、すごくうれしいです。さらに講座で知り合って仲良くなったり、違う集まりに発展したり。(ありがたいです<(_ _)>)夜と変わらぬコースを出していただき、お皿を見せていただいたり調理法を教えてくださったり、西村さんの解説付で何とも贅沢なひと時でした。西村さん、スタッフの皆さま、そして受講生の方々に御礼申し上げます。また来月~♪
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(2010-06-15)
2010年6月 15日, dans 京都 和食10前半●朝日カルチャーセンター京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年5月30日 (日)
■
「祇園にしむら」さんの5月です。キラキラゴージャス☆☆☆
永末摩美さん@
永末書店と共に、先週のある日、お座敷でいただいたコースです。優しく静かにおいしい回が続いていたと思うのですが、今月は最後に強烈においしいものが用意されていて驚かせてくださいました。まずはいつもの●胡麻豆腐 で始まります。切子ですごく涼しげ。
●お椀は鯛にゅうめん。錦糸卵、三つ葉、柚子。じんわりしみじみおいしいです。おだしの余韻が美しい。
●お造りは、明石の鯛、羅臼のうに、沖縄の天然のまぐろ。すべての具合が最高だと思います。口に当たる大きさとか厚さとか温度とか。それ以前に熟成の加減とか。完璧なお造りを食べさせていただいていると思います。今月はシックなお皿です。
●八寸はグラスから時計回りに、○じゅんさい、○しろ菜、水菜、防風、棒茗荷のおひたし ○蛸に三杯酢の煮凝り ○丸十 ○ずいきに辛子酢味噌 ○うすいえんどう豆の翡翠煮。全体にさわやか~な色、口当たりのものが多いです。ずいきが出てきて、ああ夏だ~と思います。しゃりっとしてすごく好き。ひと口のおひたしとかえんどう豆とか、何でもなさそうな品の、この目ざましいおいしさはどういうことでしょう~\(゜o゜)/
●からすみを1枚。これがまた格別おいしかったのだけど、これは摩美さんがものすごく反応されました。やっぱりお酒飲みだからね~笑笑。西村さんに伺ってみたら、やっぱり最高級のものだそうです。
●安曇川の稚鮎。そら豆、レモン。蓼塩と。
●これがとても新しい食感でした。焼いてから素揚げにされているそうで、焼いただけのワイルドさから、一段上品になり、それでいて旨みが増した感じ。すごい・・・
●ぐじのかしらの酒蒸し。焼き色がついて香ばしい鯛の蒸しもの。なんてなんて美味なのでしょうか。
●焚き合わせです。煮物というよりは、とろとろのスープ状。これがのたうちうまかったのです。(T_T)(T_T) たいら貝、車海老、グリーンアスパラガス、冬瓜、搾り生姜、とろみは葛。たいら貝からスープ出て白濁。かつおと昆布のだしがベースだそうです。とろりんとしていながら軽やかなのは、わずかに酸味を効かせているからとかで・・・意表を突かれるおいしさでした。
●これがまた犯罪的に美味な、あわびの肝のピュレです。これはもうれつに後を引きます。わたしも大好き。でもお酒飲みにはもっとたまらんはずです。やっぱり摩美さんの反応が顕著でした。笑笑
●ご飯とお漬物とお椀がきまして・・・
●お椀の意匠がすてきです。韓国文様とのことです。華やかで見飽きぬ美しさ。さてこの中身は・・・
●先ほどいただいたぐじのかしらの酒蒸しの、骨を入れたおだし・・・これが今回、最も強烈においしかったです。馥郁たる香り・・・けれど、じわじわとかではなくて、いきなり旨みに直撃されておいしかった。転げそうなほどおいしかった。桃源郷と思ってクラクラしたくらいおいしかった。(T_T)(T_T)(T_T)
●デセールは、赤ワインジュレをからめたいちご、上からヨーグルトと合わせた生クリーム、マンゴーソース。
いやもう、どの品も完璧のぺき子ちゃん状態で、美しく、おいしかったのです。このお料理をいただけたことに感謝。楽しかった摩美さんとの時間にも感謝。いつも写真を撮らせていただくこともみんなに感謝。 次は「朝日カルチャーセンター」講座でこちらに伺います。ちょっと今までと違う趣向でやります。受講生の皆さまどうぞものすごくお楽しみに。
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(2010-05-30掲載)
2010年5月 30日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年4月27日 (火)
■ 「祇園にしむら」さんで先週いただいたコースです。1階奥の掘りごたつ式のお部屋で、ゆったりおいしいお料理を堪能いたしました。この日も1階カウンター、2階の2部屋共に満席でした。「都をどり」で界隈がとりわけ華やぐ4月は日曜も営業なさる人気です。
●胡麻豆腐で始まります。
●海老と帆立しんじょうのお椀。柔らかなわかめがたっぷりと。
●お造りは鯛ととろとうに。塩も添えられます。
●八寸はひたすら横長に来ました。手前から、春の山菜お浸し、子持ち昆布、うすいえんどう豆のひすい煮、菜花の胡麻和え、筍木の芽和え、ほたるいか生姜醤油漬。ここから日本酒を少しいただきました。
●もろこの天ぷら 甘酢あんかけ、白アスパラガス、ねぎ。
●からすみと鯛の子。
●目鍋で、鱒、新玉ねぎ、うど、花山椒のお鍋。
●筍、わかめ、一寸豆の焚き合わせ。
●ご飯、赤だし、お漬物。
●デセールが、いちごといちごのムース、マンゴー。
今月も本当によいお料理をいただきました。お椀の優美な味わい。お造りのお皿がきれいで食べ終えてからも見とれたり。美術館で、そこの収蔵品で食べさせてもらっているような気分になります。八寸の、小さな品々にいたるまで気持ちの入って完璧においしいこと。あんかけのあんはお皿なめたいほどだったし、お鍋仕立ては熱々で新玉ねぎの甘さと花山椒の鮮烈な香りを楽しめました。真っ白な筍のおいしさも圧倒的で、ほんと「あじわいのむさぼり」(@聖徳太子)をまたむさぼった~という気分になりました。すべてに気持ちがゆき届いたお料理、思い出しても夢のようなおいしさでした。★持ち帰りにしていただいているので写っていませんが、コース中には鯖寿司が必ず組み込まれます。
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(2010-04-27掲載)
2010年4月 27日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年4月 4日 (日)
■ 一夜漬勉強、入稿の日曜日、「祇園にしむら」お寿司弁当 |
■ 鯖寿司と穴子寿司、炊いた野菜も添えられた
「祇園にしむら」さんの期間限定お弁当は「よ~いドン!」(
おすすめ3つ)のために作っていただいたものです。番組放映の日から5日間のみ受付で、いつもはない穴子寿司入りのお弁当です。視聴者の方々から結構反響があったみたいで、よかったです。「にしむら」さんのご主人もスタッフの方々も、お忙しい中対応していただき感謝いたします。●この週末、わたしも完成形を試食させていただきました。鯖寿司に千枚漬がのるのもシーズン最後ということでした。いやもう本当においしかったのです。鯖寿司はコース中で毎月いただいているとしても穴子寿司は初めてです。とてもやわらかくて、甘さも辛さもほどよく、ご飯とのバランスも絶妙。小ぶりで食べやすくて、理想的なお寿司でした。量的にもちょうどよいものでした。
●包装も記録しておきましょう~。かわいらしいピンクの包みでした。お花見弁当らしい意匠を考えてくださって、
●全体像はこんなでした。
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●この週末は一夜漬で猛勉強、そして入稿という騒ぎでした。「吉兆」について原稿を書くことになり、せめて入手できるだけの本は集めて勉強せねばなりません。「祇園にしむら」さんで拝借してきたのがこのすごい本です。(西村さんは東京吉兆のご出身。) 布貼りの大判で34cm×26,5cm、何キロあるんでしょう、両手で持ってもずっしり重い写真集です。
●なんと8万円の本です~~!
8万円でこのヴィジュアル本を出せた時代ってすてきだったなあと感嘆します。華麗な器とそれに盛られた料理が満載の、贅を極めた本です。
●
ホテルグランヴィア京都の「吉兆」さんからは、すぎ~ちゃん改め杉井専務さまからこの
「吉兆料理花伝」を拝借。(「花伝」と打ち込んでるのに「家電」と出てくるわたしです。(-_-;)) こちらは創業者・湯木貞一さんと辻静雄さんの対談形式でテクストもたっぷり収められて、読み物としてすごくおもしろいし、日本料理について、実に勉強になるものでした。これ何としても手に入れよう・・・。12000円の本ですがただ今品切れ・・・ネットで、倍くらいの値段で出ています(美麗な本だと)。 で、合計92000円分の本でにわか勉強! 多少はアタマに入ったかしらん? 書く原稿は750字ほど、先日リニューアルオープンされた
「HANA吉兆」のご紹介ですので、読んだ本の内容がすぐに反映されるようなものでも全然ないのだけれど、それでもやっぱり最低限の勉強でした。
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(2010-04-04掲載)
2010年4月 4日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年3月11日 (木)
■
新しいカメラを持って、「
祇園にしむら」さんへ。かわいい新キャノン、よくぞわたしのところに来た。今後めちゃくちゃ働いてもらうが、一緒に頑張ろうねとなでまわしているのです。とにかく早くわたしに慣れて、ちゃんとお料理を撮れるようになってもらわないといけないのです。設定や操作自体は今までのものとひどく変わることなく、拍子抜けするほど簡単なのだけど、露出補正などが、今までと同様の加減でやったらオーバー過ぎたりすることがしばしば。基本、絞り優先オートにしているので難しいことは全然ないはずだけど、前よりはずっと細かにいろいろ気にしないといけないと思います。だいぶだいぶ好みに設定して、だんだん使えそうな気がしてきたし、マクロレンズも買うつもりだし、まあ~なんとか、これで頑張ってきれいな写真を目ざします。皆さんよろしくご指導くださいませ。<(_ _)> で、「祇園にしむら」さんのお座敷に入れていただいて、撮影しながら3月のお料理です。12000円(+税サ)のコースです。お料理は比類なくいいものでした。写真的にまだまだな部分が散見されますが、許して~。●いつもの胡麻豆腐でスタート。
●鯛のうしお椀。昆布と鯛から取っただし。この上なく上品できれいな吸い地。
●お造りは、とろ、鯛、さより。塩と醤油と。こういう色味のものは、何もせずでもわりときれいに撮れていいです♪
●定番・鯖寿司。まだ千枚漬がのっています! 分厚い鯖、〆加減もジャストで本当に美味だと思います。鯖寿司は、持ち帰りや発送のお願いもできます。
●八寸が、春のぼんぼり形の器から右回りに、①春の山菜の白和え(こごみ、わらび、ぜんまい、ふき、うど、上につくし)、②ぬた和え(赤貝、赤貝の肝、わけぎ)、③ほたるいかの生姜醤油漬、④菜の花胡麻和え、⑤子持昆布。 山菜白和え、ほんの2~3口ながら内容充実です。すごく和え衣が濃厚リッチでした。ちゃんと訳があったみたい。
●天ぷらが、もろこ、白魚、こごみ、ふきのとう。酢醤油で。この天ぷらの揚げ加減絶妙なこと、こんなおいしい天ぷらなかなかないと思います。
●天ぷらがのっていたのは、五代・清水六兵衛のお皿だそうです。貝の図柄です。なんとも微妙な色合いがものすごくきれいだと思いました。
●からすみで次のお料理までしばしおしゃべり。わたしはこの頃はちょっとしか飲まないけれど、(ここではいつもペリエ1本に、お酒1合弱まで。)でもうれし。
●あぶらめの木の芽焼き。たれを少量にしてごく薄味に仕上げられています。鯛の子、たらの芽。即ご飯が欲しいような辛さではなくて、これ自体の味をじわじわ楽しみたい、絶妙な薄味でした。
●炊き合わせが、筍、一寸豆、ふきの東寺湯葉巻き、長芋。このお椀の中、全部、もうほんと、うるうる感涙レヴェルの繊細なおいしさだったのです。ごくわずか味がついているのだけどそれで十分というぎりぎりの線。素材自体の味をここまで引き出してあげるかという感じ。ふきの湯葉巻きにはとりわけ感激。おだしの味とふきの香味、繊細優美な食感。ふきを引き立てる湯葉のそこはかとないおいしさ・・・もう説明できん。(-_-;)みんなこれは行って食べてみてください。西村さんはこんなところまで来られたのかって、(15年前オープン当初の強い料理がいまだに印象鮮烈なので)毎月仰天しているのだけど、たとえばこの1年でも、どんどん優しく、薄味に、軽やかになっていて、それでいてひと品ひと品、ものすごく丁寧に手をかけているし、素材がいいし、コースとしてバランスよく、印象に残るものを作られるようになっていると思うのです。西村さんご本人は「まだまだ」っていつもおっしゃるけれど。たとえば、「今日初めて気づいたことがある」なんてことを、話されたりするのです。
●ご飯、赤だし、お漬物。シンプルご飯もおいしいです。すごく按配よくまとまったコースだったなと思います。
●デセールは、いちごに、赤ワインジュレをかけたもの。エスプーマかと思ったけれど違った。ちょっと技ありで、ひっそりと生クリームやヨーグルトも使われているらしいです。
●1階奥のお座敷に入れていただきました。この写真はわたしのカメラを「どれどれ?」と試しつつ、西村さんが撮ったものです。「床の間はこう撮るのよん」という解説付きで(笑)。いつもお騒がせすみません。この日もありがとうございました。一緒に食べた若き俊英・Nっちの話も楽しかったし、いいことづくめでした。わたしもしっかりやります~。<(_ _)>
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
(鯖寿司の受け取りのみなら12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
鯖寿司やちりめん山椒の持ち帰りあり
1994年9月開店
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(2010-03-11掲載)
2010年3月 11日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年3月 3日 (水)
■ いただいてからひと月もたっちゃってごめんなさいです。びゅんびゅん行きます。「
祇園にしむら」さんの2月のお料理です。
前回、前々回、その前とお座敷だったのが、この回は久しぶりにカウンター。なので写真がどうしても暗めなのですが、カウンターはやっぱり楽しかったです。●前田青邨の梅の絵を拝見しつつ、●梅の器で胡麻豆腐。
●すっぽんだしのお椀。焼きねぎ、玉子。少しとろっと葛仕立てでものすごく温まります。かぶらのしんじょう風のものが下にあって、箸を入れるなりふわふわと溶け出し雪見のようになる仕掛け。雲子も入っています。
●お造りは水仙の図柄も麗しい透かしの器に、
●(珍しく)まぐろのたたいたもの(塩が合います)、うに、鯛。
●八寸のお皿が、いくら、なまこ、黒豆、たたきごぼう、酢漬のれんこん、子持ち昆布。
●若竹のお椀。おだしが甘くて筍はほくほく、わかめは柔らかで、春が来たと思わせたお椀です。
●塩茹でした菜花に酢味噌、いわし、炙ったからすみ。節分モードのお皿です。
●春らしいピンクのマイセンのお皿が登場。
●上にはまぐり。くるりと巻いた魚は鯛です。
●鯛の中に、春菊、せり、わさび菜など春の青味。うしおだしのあんかけで海のものと山のものが調和よくまとめられたお皿。
●大根、長芋、ふき、そら豆の炊き合わせ。こんなにシンプルで、でもこんなに優しいおいしさをしっかり抱え込んだ炊き合わせがあるか?と思いました。
●湯気湯気で登場したのは、
●鯛茶漬けです。鯛はねっとり美味、旨みたっぷり味わいつつ、さらさらと締め。
●お漬物。
●デセールは、梨、いちご、小豆、白玉、ブランマンジェ。
●さらにM ちゃんが焼いて持参したバナナのタルトがここで披露され、●ご主人の西村元秀さんが
瞬く間に箸先で切り分けた(芸術みたいだった)ものをみんなでひと切れずついただきました。この晩も楽しく、おいしかったことです。すっぽんのお椀のような冬のなごりのお料理と、若竹煮のような春そのもののお料理が織り交ぜられた、季節らしいコースをいただくことができました。どのお皿も普通の顔をして出てきますが、おいしさと美しさにはちゃんと理由があり、何かしら技があったり、よくよく伺うと「なるほど」と思う仕掛けがされていたります。わたしまだまだわかってないかもと思うことがしばしばです。また勉強に寄せていただきます。<(_ _)>
★持ち帰りにしたので写っていませんが、コース中、変わらず鯖寿司は供されています。<(_ _)>
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(2010-03-03掲載)
2010年3月 3日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2010年1月15日 (金)
■ 「祇園にしむら」さんのお正月料理です。カウンター満席というので、3か月連続でお座敷でいただいています。「祇園にしむら」さんは、そんなふりはしていないけれど、実はこのところ「予約の取れないお店」なのです。というわけでお座敷になったのですが、それはそれで撮影機材を持ち込めるのでラッキーです。祇園のお座敷というので一緒に食べた友人R 夫妻もお着物できれいに登場、食べる前から期待で盛り上がっていました。●折敷の上はお正月モードです。結び昆布に小梅入りのお茶をまずいただきます。
●いつもの胡麻豆腐でスタートです。ふるふるの胡麻豆腐もおいしいが、浸っている胡麻クリームもまた後を引くおいしさで、なんとか掬いとろうと必死になりました。
●きれいな鶴の図柄のお椀です。
●お正月らしく白味噌のお雑煮です。糸かつお、柚子、大根、人参で紅白のおめでたい色み。中にお餅・・・と思って食べてみるとお餅の中にかしら芋入り。
●お造りは塩も添えられてこのように。
●とろ、うに、鯛。鯛がとりわけおいしかったです。下に甘酢漬にした大根とにんじん。ちしゃとうも添えられて、緑の色合いがきれいでした。
●いつもの鯖寿司。これ逆から撮った方がきれいだったかも? (ちなみに
先月)
●お正月のおせち風八寸です。まず様子がすっきりと美しいです。白い器から時計回りに、①黒豆、甘草の芽、②数の子、③れんこん、④からすみ、⑤たたきごぼう、⑥ごまめ、⑦きんかんいくら、⑧なまこ、⑨くわい。どれもよく知った取肴ではあるけれど、これほど普通の顔しながら洗練されているかという味。黒豆(よく見えなくてごめん<(_ _)>)のふっくら美しいこと(煮汁は全く透明、浸してあるだけという風情)、ごまめのまったく苦味なく、食感シャープにすっきりと旨みだけ感じさせること、くわいの栗のようなおいしさ、きんかんごといただけるいくらの美しくひたすら美味であることなどなど、驚きの味の連続だったのです。
●かぶら蒸しです。静かな風情に見えながら・・・
●お箸を入れると、ものすごくたっぷり具材が入っていることがわかりました。焼き鯛、たらこ、牡蠣、生麩、百合根。巾着の中に宝尽くし的なイメージで作られたとのこと。
●このお椀で出していただきうれしかったです。ぱっと見てこれだーと思った。「
あまから手帖」現在発売中の号の表紙にもなっているものですね。
●天才巨匠ハリーせんせ(イケズも天才!)にきれいに撮ってもらえてよかったね☆☆☆ はまぐりの殻が富士山にも見えるのです。大正時代のものだそうです。
●さわらの味噌焼き。脂たっぷりでしっとりおいしい。
●これもかわいらしいお椀で、松竹梅に粒々がたくさん描かれていて、
●蓋を取ってびっくり、若竹のお椀でした。大原野の筍とのこと、栗のような甘みがありました。わかめもやわらかでおいし♪ 優美な味にうっとりしました。
●ご飯ものが蟹の身と味噌のたまごとじご飯。いや~、またしても最後に蟹を出して来られました。
先月も、
先々月も終盤にごく地味に蟹を登場させています。どうだ~! な出し方をせず、静かな風情で蟹を楽しんでもらおうというわけです。「昔はハデな出し方もしていたけれど」とご主人。そうよ、わたしも甲羅酒をウマウマと思いながら飲んだ覚えあるもん。
●地味な出し方とはいえ、やっぱり強烈おいしい。どうしてもこの「持ち上げ」写真を撮りたくて、「スプーンくださいませ」と仲居さんにお願いしたら、「何贅沢なこと言うてんのですか?」と言いながらご主人の西村さんが登場して恐れ入りました。ひや~、ごめんね~<(_ _)> カメラを構えるわたしの前で持ち上げをやってくれようとしたんだけど・・・手がふるふる震えて「アル中やね」と自分で笑ってんの。あはは(´▽`) 写真は使えなかったけれど、協力ありがとう<(_ _)> やっぱり「いかにも、今から食べるような感じ」で持ち上げをするには、自分で持って自分で撮るしかないのかもと思う(苦笑)。微妙な角度ですごく印象違ってしまうから。それと、持ち上げ写真の撮り方だけど、●あまり高く持ち上げるのはヘン。●いくら右手でカメラ持ってるからといっても、左手で持ち上げするのはものすごくヘン。などと常々思っています。(本当にゴシエ=左利きの人は別として。)自分が実際に食べる時に見える様子を撮ることです。・・・って、勝手に持ち上げ写真撮り方講座をしてしまった。(-_-;)
●お漬物と、●赤だし、豆腐とおぼろ昆布。
●いちごに、ヨーグルトを少しまぜた生クリーム、ワインジュレ。
●お軸の絵は池田遙邨のもので、
先日のカウンターの絵もそうでしたね。これは荒海に日の出で、お正月にしか使えないものなのだとか。絵もお軸もすべてお正月モードは15日までということで、お料理、器、しつらいと、目も楽しませていただきました。どのお料理も何の衒いもなく、けれど本当に上質で美味。こういうの食べてしまったら、もうちょっとやそっとで満足できないってことになるのだけど、でも仕事的にはあんまりそんなこと言っちゃダメだあ~。こちらに通うことはわたしにとって楽しみである以上に勉強です。また勉強しに伺います。<(_ _)>
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(2010-01-15掲載)
2010年1月 15日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年12月14日 (月)
■ 10日ほど前のある晩、東京から
わぐりたかしさん(=放送作家で、
フードジャーナリスト会議代表/
語源ハンター)がいらしたので、「
祇園にしむら」さんへ。ちょっと前には
謎解きもしていらしたりしたしね(笑)。カウンターがいっぱいだったので(なにしろこの晩は2回転だったとか)、先月と同じ2階のお座敷でいただくことになりました。なので、ちょっと撮影条件がよくなりました♪ 以下、15000円のコースです。●いつもの胡麻豆腐で始まります。
●お椀は扇が描かれた意匠
で、
●すっぽんのしんじょうです。軟らかくてふわふわです。箸を入れるだけでくずれるような優しさです。上の卵は鶏卵の黄身。吸い地のおいしさをしみじみ味わいました。
●お椀の蓋の内側。見飽きぬ美しさです。
●お造りは、手前から、佐渡のぶり、壱岐のまぐろ、明石の鯛。厚さも、口に入った時、いちばんおいしいように按配されていたと思います。
●塩も添えられました。お皿は木の葉の形。横長で、盛りやすそう。ぶ厚いゴージャスなお造りをしっかり支える感じがしました。
●定番の鯖寿司。この鯖がいつもながら「くううう~っ」とおいしい。締め加減絶妙。冬ヴァージョンで千枚漬がのっています。雪を頂いた東山ということなのです。
●八寸。上から時計回りに、○柚子釜: 中に雲子、椎茸、白菜。味噌で風味付け。柚子のいい香りが漂って、中は熱々です。○なまこ ○くわいもち ○柿なます: 柿、大根、金時にんじん、水前寺海苔。下に春菊、菊花のお浸し。
●海老芋と水菜の小吸物。海老芋が軟らかくて、味をたっぷりかかえ持っているという感じ。ふくふくとおいしい。初めのお椀がすっぽん&鶏卵と動物性のおいしさだったのに対してこちらは野菜だけで、小さな一品だけど、お造り、鯖寿司、八寸と旨いもの責めにされた後で、少しだけ、ふと我に返るような役割をになっていたと思います。
●ぶりの塩焼き。ぶりのおいしい時季です。味噌漬けでも照焼きでもなくすっきり塩焼きがよかったと思います。ぶり自体で強いうまみだから。
●ちょっとお皿全体見てみるとこんなです。(あまり変わらなかったかな?) 例の「半七さん」によるお皿だそうです。作風違うと思ったけれど。デコラティヴという意味で一緒かしらん? ・・・夏に、「にしむら」さんと「千ひろ」さんで同時に同じ意匠の皿でお造りを撮影してしまった例のお皿ね。
●鴨ロースの、治部煮風です。丸大根と共に。焼魚の強い旨みの後に鴨が来るけれどやさしいだしのあんをまとっているという「やるな~」な作りで、このあんがごく薄いめながら、しみじみおいし。大人~な味。地味だけど印象に残るおいしさ。
●ご飯ものが出てきて仰天。
\(゜o゜)/
●ここまで蟹を出さずに引っ張ってきたのもよくやると思った。もっと早くに、ぱーっと出してもいいのに、最後のご飯にのせてきた。(ちなみに
先月はかぶら蒸しの顔をして出てきた・笑)けれど蟹ミソたっぷりに、強い旨みで、「うぐぐぐぐぐ」とうならせるおいしさ。びっくりのプレゼンでした。
●お味噌汁とお漬け物。
●デセールはラ・フランスにワインのジュレ。すっきりと終わりました。お見事と思いました。お料理にも、一緒にいただいたわぐりさんにもありがとう。
<(_ _)> わぐりさんは「人生オモシロガリスト」だけあって、お話が転げるほどおもしろくて、あっという間に時間がたちました。そしていつもながら勉強になりました。ひとつ、身につまされる話もありました。(ちょっとここで述べられないけれど。(-_-;) )重ねて御礼です。<(_ _)>
★「祇園にしむら」さんの年末年始のお休みは31日~5日とのことです。
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(2009-12-14掲載)
2009年12月 14日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年11月19日 (木)
■ 「
祇園にしむら」さんで、冬仕様のコースをいただきました。安定人気でカウンター満席、お部屋が幸運にも空いていて、初めて2階のお部屋に上げていただきました。お部屋だから、撮影用ライトを持ち込ませていただいての食事です。使い方もめくらめっぽうなんだけど、とにかくいいお料理はできるだけきれいに撮らねばと、勝手な使命感でメラメラです。(-_-;) 神をも恐れぬ買い物・・・プロ用の機材を買ったわたしを、みんな笑って~! (-_-;)(-_-;) 以下、15000円のコースです。●いつもの胡麻豆腐でスタートです。にしむらさんのコースが始まるなあと、チューニングみたいな気分。香りのいい胡麻ソースを、毎回おいしいと思います。しかし写真は・・・胡麻豆腐より、折敷の方が光っててどうするよね~。(-_-;)
●お椀はシンプルに鯛のみ。松竹梅がモチーフのお椀です。熱々の湯気湯気状態で供されます。吸い地を含めば、じわじわじわ~とおいしさが広がります。黙るしかないほどおいしかったお椀。
●とろ、鯛、うに。すごく質がよくて美味で、ペリエを飲んでいましたが、やっぱりお酒を少しいただきます。
●鯖寿司は千枚漬がのせられた冬ヴァージョン。持ち帰り用の鯖寿司の包みにも、冬は「八坂の雪」という美しい銘がついています。
●八寸はぱっと見て、「いつもと様子が違う!」という気がしました。八木明さんの青磁のフラットなお皿がまずきれいです。○柚子釜はこちらで初めていただくものです。中に、牡蠣(あらかじめ炊かれているそう)と貝柱と白菜と椎茸。少し甘い味噌。白と赤の味噌に、卵入りとのこと。○いくら ○くわいをすって揚げたもの ○にんじんと大根なます・・・ではなくて、にんじんと、なんと海老芋です。こんな海老芋の食べ方も初めて。水前寺海苔。下に菊菜と菊花お浸し。
●すっぽんスープに、にゅうめん、鶏卵(温泉卵)入り。熱々です。手のひらに収まる大きさの器です。
●持ち上げるとこんな。細いお素麺が、すっぽんのスープが染みてやわらかで、何ともおいし♪
●まながつおの幽庵焼きです。漬け込む時間を短くして浅い漬け方で、濃すぎないのです。ほんのり甘くてこれもお酒とよく合います。お皿は「天龍寺青磁」ということです。
●かぶら蒸しです。冬らしいお料理、温かそうでほんとうれしい。
●・・・けれどくずしてみたら、普通のかぶら蒸しではないの。もうぎっしりぎっしり蟹の身と味噌が詰まっていました。問答無用の旨旨で、けれどやわやわのかぶらに香りのいいあんが優しくとろりんとからみ、さらに底には塩焼きにしたさわらが隠れています。結局は優しいものをいただいたなあという印象で終わりました。熱々でしんそこおいしくてしみじみ満足、盛り上がりました。
●ご飯とお味噌汁とお漬物。
●デセールに、ぶどう(新種のマスカットとか?)と柿と洋梨=ラ・フランスでした。
●なんとも、すーっと流れのよい献立だったと思います。非常に気持ちよくいただけました。冬場の献立らしく身体をぽかぽかに温めるものが織り込まれていたし、冬の派手な旨み=蟹を使いながらも一見地味におとなしく、けれど染み入るようなおいしさでもって楽しませてくださいました。すごく大人な料理だと思うし、すごく器が美しいし、そういうことがやっとわたしも少しは分かるようになってきたかな・・・? 何度も書いているけれど、昔はもっと本当に強い料理ばっかり出てきたし、ご主人の西村さんはコワい人と思っていた~。本当はすごく優しい気配りに満ちた人だったのに。<(_ _)> また勉強の気持ちで伺います。撮影食事に付き合ってくれた友人にもとても感謝。こんな感じで可能な限り、また撮っていきたいとも思っています。まだまだ練習・・・<(_ _)>
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(2009-11-19掲載)
2009年11月 19日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年10月18日 (日)
■ 「
祇園にしむら」さんへ、先々週の半ば、4人で伺った時のものです。●いつも通り、胡麻豆腐でスタートです。
●お椀は「遠山」の文様に、
●中は松茸、かぶら、れんこん餅(中に銀杏、松の実)。
●お造りが、鯛、たたいたとろ、いか。塩も添えられて、どれも塩が甘さをひきたてます。
●いかはねっとり美味。初めてたたいたスタイルで出てきたとろもまた、いつもと違った旨さです。
●九世白井半七による乾山写し、「竜田川」のヴァリエーション。稀少なものですが10枚ひと組で入手されたそうです。少しずつ絵付けが違って色の配分も違います。1年のうち、秋にしか使えないお皿ですが、華麗で気分を盛り上げます。
●鯖寿司。今月から千枚漬がのった秋冬仕様になっています。本当は3切れのところ、胃の容量を考えて1切れだけいただきました。(残りはお持ち帰りに。)
●八寸はフルーツ満載ヴァージョン。舟形の器から時計回りに、①ほうれん草と春菊と菊花のお浸しにいちじく、②いくら、③栗(島根産)の炊いたの、④紫ずきんの天ぷら、⑤柿(和歌山)に胡麻だれ。
●あわびの肝ピュレ。犯罪的な旨さ。最後はお酒に浸します。
●きのこの茶碗蒸し。きのこは椎茸、舞茸、松茸。すごくいい香り。何か種やら仕掛けがあるみたい。
●焼き物はかます。菊のお皿に、菊花なますと。
●鱧と小芋の炊き合わせ。
●お漬物もちゃんと自家製、
●「うちもちゃんと新米炊いてます」。一瞬の炊き上がりご飯プレゼン(はやりの割烹スタイルで・笑)の後、白ご飯とお味噌汁。豆腐と昆布入り。
●お漬物もご飯もおいしかったので2膳目少しだけいただいてお茶漬け。かぶらの葉漬をのせて。
●デセールに、20世紀なし、巨峰、アレキサンダー。上に栗のソース。
以上12000円のコースでした。秋風情いっぱいで香りのいいお料理が多かったのです。どのお皿もばっちりおいしかったし、なごめる方々と一緒の食事で楽しかった~。わたしにとっては、いまや京都の和食スタンダードの1軒で、味の基準の確認といった気持ちもあります。職業的にも、ぶれない味を定期的に食べないといけないと思うからです。「ミシュラン」に載る・載らないとか星のありなしとか、西村さんにおいては関係ないこととは思いますが、でもやはりおめでとうだし、星を得たことで、今後予約が難しくなっちゃったらどうしようなんて思ったりもします。
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(掲載:2009-10-18)
2009年10月 18日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年9月22日 (火)
■ 和食新店が1軒控えていますが、先に先々週に伺った「
祇園にしむら」さんを出します。東京から、すごい京都好き=京都病の、重篤までもいかないが軽症でもない(笑)ユウコさんを迎えて、京都らしい、大人らしい夕食です。「にしむら」さんは京都で食べ慣れている人にこそおすすめしたいお店のひとつなのです。●いつもの胡麻豆腐で始まります。わたしは少し小さくしていただいています。
●こんなお椀の器・・・もしかして初めてではないでしょうか? と尋ねると、ずっと持っていたのに、忘れていらしたと。(-_-;)
●お椀は鱧、にゅうめん。
●お造りは塩を添えて出されました。
●きれいな器です。望遠を使ってもうちょっと中を覗き込みます。
●とろは宮城の250kgのもの。鯛、いか。甘酢漬けの大根、シンプルなきゅうりの短冊切り
●ここでいつもの名作・鯖寿司です。
●八寸が、いちじく胡麻クリーム/枝豆は紫ずきん/煮栗(愛媛県)/からすみ/ほうれん草と春菊、菊花、その上に擂ったつくね芋、北海道厚岸のうに/いくら だし醤油漬。
●鱧の肝、あわびの肝ペースト。あわびは食感としてあんまり要らんけれど、あわびの肝のソースとかペーストとか、そういうのは激うまいとわたしは思うのです。
●焼き物はマイセンのお皿で太刀魚。
●太刀魚の下には揚げて蒸した湯葉、おから、銀杏。おからはとろっとして、なめらかなマッシュポテトみたい。つくね芋を少し混ぜているとのこと。にんじん、椎茸、ねぎだけ。味はだし、砂糖、みりん、醤油のみと。このおから、驚いた・・・
●鱧と松茸のフライ。ウスターソースで。
●お鍋でも焼き物でも天ぷらでもなく、サクっとフライってのが楽しいです。
●賀茂茄子。油で揚げていないのです。食感も残した火の入れ方。茄子の中には味を入れておらず、あんの地の風味と共に。万願寺とうがらしを千切りにしてあって驚き。チンジャオロースのイメージでとのこと。
●ご飯、赤だしは昆布と豆腐入り。伏見とうがらしとじゃこの炊いたの、お漬物。ご飯と赤だしは、これは諸般の事情で(?)左右が違う(笑)。
●フルーツは、桃、梨、巨峰、マスカット。ワインジュレ。全体優しい味で、けれどほんとーにおいしかったです。お料理に関して、ご主人の西村さんに「なぜこうしたの? 」と伺うと、いつも全部理路整然と答えてくださるのもすばらしいです。「おいしさには種も仕掛けもあります♪」って。器も美しいし、なんだか全体におっとりしていて居心地いいし、必ずおいしい安心のお店。と同時にこちらではすべて勉強でもあります。また食べ好きの人を誘って行くのです。いつもありがとう。<(_ _)>
(掲載:2009-09-22)
2009年9月 22日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年7月30日 (木)
■ 7月中に出さなければ~、な画像が溜まっているのですが、こちらは祇園祭が終わってから出かけた夏色の濃い「祇園にしむら」さんのお料理です。15000円のコース。まずは●胡麻豆腐。
●鱧とじゅんさいのお椀。鱧は今まで国産しか使わなかったけれど、皮が固かったので韓国のものを使われたと。脂たっぷり状態です。
●鳥取のとろ、やりいか、鯛。みょうがのスライス、下に甘酢のきゅうりやにんじんがしのんでいます。いかの、細かく入れた包丁がすごく口当たりをシャープにしています。真っ白できれいで、噛むとねっとり甘みを感じさせて、ほんと美味でした。持ち帰りにしたので写っていないけれど、この後●鯖寿司が出ます。
●八寸は○鱧の子、○枝豆、とうもろこしの天ぷら、○さつまいも、○いんげんのお浸し、○からすみ。全体に形が丸く丸くまとまっていてかわいらしいです。ガラス皿も涼しい演出。
●焼いたぐじ、万願寺とうがらし、みょうが。いわゆる焼き魚という食感では全くないのです。ふわーと軟らかくて蒸しものみたい。おいしさもじんわり広がります。
●下津井の蛸。もずくと。まわりを少し炙ってあります。わたし自身は蛸はそんなに食べないのだけど、でもこれがおいしい蛸ということは明らかです。
●素麺。「にしむら」さんのコース中でお素麺をいただくのはわたしは初めてです。鱧の蒲焼と。
●祇園祭なのでお椀とこちらで、鱧2種類ということ。
●炊き合せは冷製でずいき、南瓜、冬瓜、焼きなす。おだしの繊細な味わい、究極の洗練という感じでした。すべてはこのひと皿のための序曲だったと西村さん。えー!序曲にしては本当に食べ応えがありました。炊いた茄子ではなくて、焼いた茄子を炊いたもの、本当に風味豊かでした。この後、●バターとオリーヴオイルを入れたあわびスープご飯。のところを、わたしはちょっと中身を変えていただいたものとお漬物。
●デセールは、巨峰、マスカット、桃に白ワインのジュレ。★今回は、祇園祭の時季に、いんげんのお浸しとか鱧蒲焼を添えたお素麺とか、ほっこり懐かしいもの、京都の家で食べていたようなものを再現したということです。「京都の人は懐かしいはず」ということ。わたしにとっては、(全部よかったけれど、)ぐじの焼き物と、最後の冷たい炊き合わせの本当に繊細優美な味が、とりわけ印象に残りました。
(2009-07-30)
2009年7月 30日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年5月27日 (水)
■ 先週末に伺った
「祇園にしむら」さんです。ここでは予定調和な「にしむら」さん料理をいただけて安心です。すなわち、お造り、お椀、鯖寿司が絶対においしい。八寸は旬のものをあれこれ楽しめて、地味なようでこれもやっぱりおいしい。器が上等。けれど同時に、つねに必ず何か新しい試みや、そこはかとなく料理を貫くテーマがあるのです。お店はすでに定評があるのに、そこに安住することなく前に向かって進んでいらっしゃることがわかるのです。この日もあるテーマを持たせていて、後から「そういうことだったか」とわかったコースでした。
●まずは胡麻豆腐で始まります。もう夏仕様。ガラスの器で、涼しげです。
●多分初めての胡麻豆腐掬い上げ写真。これくらいの柔らかさです。胡麻だれはほどよい濃さでいい香り。とにかくわたしは持ち上げ写真を撮るのが好きで仕方ないの♪ もう中毒だわ☆
●お椀は湯葉しんじょう、わかめ、うに。食感の心地よさ、組み合わせ、吸い地の精緻であること、すべて芸術的なお椀だと思います。
●お造りはいか、まぐろ、鯛。いかの包丁の入れ方がすごい。ねっとりしているのに切れ目のシャープさでもって「ねっとりしているのにくっきり明確な食感」というのが成り立っています。わたしはあわびやたこの食感をあまり好まないのだけれど、いかって本当に真っ白できれいし、淡白なようでちゃんと風味があって、価値があると思う。
●まぐろは勝浦のものだそうですが、これ心底美味でした。どうかしている、というくらい。このおいしさは酢飯と本当によく合うといって、ひと口寿司飯を出していただきました。ほんとよく合いました。とろの握りってよくできていると思う。●持ち帰りにしたので写っていないけれど、ここで定番の鯖寿司が出ます。千枚漬なしの、夏ヴァージョンです。
●八寸です。ここでやっぱり冷酒をいただきます。飲まずにいられようか?(いいやいられはしない。)
●焼き物。グリーンと白のアスパラガスと鯛。スープ=鯛のおだしに浸っているけれど鯛の皮を焼いているので焼き物だそうです。酒蒸しに近い感じ。これは初めていただいたものです。鯛の旨みとアスパラの甘みと食感の組み合わせ。
●揚げ物。稚鮎3尾、そら豆、茄子。そら豆が甘くて驚きます。ほくほく熱々。
●オリジナル塩と共にいただく稚鮎の天ぷら。もー、これ絶妙です。
●これが添えられた塩です。以前「山椒塩」というのが出てきたけれど、これは・・・。内容を聞いて膝を打ちました。この謎を解きたい人は、「にしむら」さんへ急ぎましょう。
●冬瓜、長芋、ずいきの焚き合わせ。鶏のスープをベースに、葛引きでとろりんとしたもの。スープのおいしさと食感の違いを楽しむもの。ひたすら柔らかな冬瓜と長芋に、唯一ずいきのシャリシャリ感がアクセント。
●ご飯、赤だし、お漬物。ほどよくお腹がふくれていい感じです。この時点ですごく満腹感があると、後で苦しくなるから。幸せな余韻のためにはお腹ぽんぽんより、8割くらいの感じがいいのです。
●デセールは、マンゴーに生クリームとマンゴーソース。
★以上、12000円(税とサ15%別)のお料理でした。この日はスープのおいしさをテーマにしていたと食後に伺いました。お椀の吸い地に、焼き物(鯛とアスパラ)の鯛スープに、焚き合わせ(冬瓜と長芋とずいき)の鶏スープという3種類を織り込んだのだと。鯛とアスパラの組み合わせが初めてだったし、天ぷらに添えられた塩も初めてでした。壁にかかっていた月替わりの絵も美しかったです。インフルエンザで祇園全体がしんかーんとしている頃だったのに、いつもと変わらず満席で賑わっていて、根強い人気を物語っていました。
(2009-05-27)
2009年5月 27日, dans 京都 和食09前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2009年3月27日 (金)
■ もう10日もたっちゃいましたが、先週の初め、入稿明けに伺った「祇園にしむら」さんです。昨年11月から伺えていなくて、本当に早く訪れたかったお店のひとつです。(間が空いちゃっているお店は他にもまだまだあります。<(_ _)>) 美容院も行けてなくてひどいさまだったわたし、これでは失礼だな~、と思いつつ、西村さんに「許してね~」とあらかじめ電話でお断りをしての訪問。さらに友人・知人を誘う余裕もなくてひとりで伺ったから、なおさら申し訳なかったのだけど、でも食べたかったんだもん♪ ●黄色菱形の器に、いつもの先付の胡麻豆腐でスタートです。
●わらびの模様のお椀に、帆立しんじょう。このしんじょうのふわふわの食感は他にないもの。メレンゲとつくね芋でどうかするらしいです。ふわふわでありながら、すぐ溶けちゃうんじゃなくて、食感も保たれている絶妙な状態。
●マイセンのお皿に、お造り。鯛、とろ、さより。大根、にんじん、きゅうりの酢漬けと共に。3色なのは実はおひなさま仕様。(=菱餅と同じ色。)お皿が洋皿だったのに驚き、でも全体の色のトーンがまとまっていてきれいでした。さよりが、細かい包丁がきれいに入っていて、舌に心地よくて、とりわけおいしかったです。
●定番の鯖寿司。永楽妙全の桜のお皿で。
●扇形のお皿がすてきだったのです。千枚漬が載る冬仕様は3月でおしまい。
●八寸は、■赤貝とたいら貝とわけぎのてっぱい ■菜の花 ■ほたるいか ■一寸豆 ■子持ち昆布 ■春野菜のお浸し(せり、蕗、ふきのとう、わさびの芽) ほたるいかは富山の滑川のじゃなきゃダメという話。高橋道八のお皿。ほたるいか本当に好きだわ。
●天ぷらは信楽のお皿に、白魚とたらの芽と柴揚げ。柴揚げとは、柴刈りのイメージで、ごぼう、三つ葉、にんじん、椎茸、生姜の細切りをまとめて揚げたもの。春そのものの天ぷらと、しっかりした旨み強い天ぷらで満足します。
●祥平焼のお皿に、まなかつおの西京焼き。味しみて、脂たっぷりねっとりしっとりうま過ぎ。日本酒少しいただきつつです。
●お皿が空いたらまたかわいらしかったのです。水鳥です。
●焚き合わせ。筍、丸大根、れんこん。シンプルだけどしみじみじわじわと旨いです。引きながら押してくるみたいな感じかしらん。絶妙なのよ。春の筍と冬の大根です。季節が移るひと時の出会いです。
●お椀の蓋の裏側に筍が描かれていて、この季節専用の贅沢な器とわかります。
●からすみを炙ったの。食べながら、いいからすみ、特大のばちこなどを一瞬拝見。食材の、エルメスとかメルセデス級のものがどさどさ奥から出てくるみたいな感じでした。お店を始められた当初はコース全体が高級食材で押し押しだったと思うけれど、今ではひっそりと、しかしいいもの隠し持ってるのね~と再認識しました。
●お漬物が出てきたらご飯です。さてどんなご飯でしょう・・・?
●蓋を開けてきゃーと思いました。清水六兵衛5代目の器に、あんかけオムレツご飯です。
●ふわふわの卵の中に、
●蟹の身がびっしりです。卵のふわふわのおいしさは油やお酢使いに秘密ありですって。うるうるおいし~♪
●まだ見せます。ひつこくごめん<(_ _)> でもうま過ぎ~。感涙うるうる。言われて思い出したけれど、昔「串かんざし久」さんに同様のものがあったって。確かに!! わたしむかーしに、東京から通っていた時代に、2度いただいています。
●デセールが、あずき、白玉、いちご。ヨーグルトと生クリームのソース。満腹、満足いたしました。以上のお料理、お値段は15000円(+サ15%+消費税)のものでした。本当にしみじみ、静かにおいしかったコースでした。大人技。また伺います<(_ _)>
*****************************************************************************「祇園にしむら」
電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~21:00LO
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
鯖寿司やちりめん山椒の持ち帰りあり
1994年9月開店
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(2009-03-27)
2009年3月 27日, dans 京都 和食09前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年11月30日 (日)
■ 「祇園にしむら」 さんで静かに感動 2008年11月 |
■ 京都の割烹通いをして長いし、いくつも大好きなお店がありますが、ここほど最初のイメージからがらりと変わったところもありません。もう何度も述べたと思うのですが、こちらは開店当初、高級食材でたたみかけるように「どーだ?」と押してくるコースで、「おいしいけれど、強過ぎる料理だなあ」と、何となく恐いイメージを持ち続けていたのです。ところが今ではここほど安心して心穏やかに食事ができるところがないくらい(笑)。東京の友人に話しても、「いわゆる食通向けの」とか「男っぽい料理」とか今だにそのイメージが浸透しているみたいなんだけど、一度食べてみてよ! ってわたしは言うのです。繊細優美なおだしの味わい、思いのほか野菜たっぷり、どのお皿もひと皿としての完成度が高く、それでいて突出したハデな料理があるわけではなく、全体のバランスがトータルでものすごくいいと思うのです。祇園の中でも別格の一軒。ドンパチ盛り上がるコースもすごく楽しいけれど、こちらは静かに感動させるコース。(この多様性もいいです。) 以下1週間ほど前にいただいたものです。
●いつもの胡麻豆腐でスタート。●お椀(冒頭の写真も):香ばしく焼いた鯛、牡蠣、百合根。上にかぶら蒸し。熱々。上品で、精緻で、どこまでも深い味わいです。しみじみ美味。
●お造りは、ひらめ、剣先いか、とろ。
●この晩は鯛ではなく、珍しくひらめでした。きれいでしばし見とれました。
●「鯛の皮の醤油漬」として今年に入ってから作られた酒肴ですが、今や醤油漬ではなく、おだし漬です。ごく薄味で。「お酒飲みだけではなく、そうでない人にもおいしいと言ってもらわなければ」と西村さん。●いかの鯛肝和え。これもお酒とよく合います。
●さわら西京焼き、●すっぽんだしのにゅうめん。中に卵黄(鶏の)。ここで2度めのおつゆものが来て、最初のとはまた違って感動。
●蟹の甲羅酒♪ 蟹の身より先に甲羅酒です。味噌入りでこれは強いおいしさ。身体を温めておいて、
●蟹なます。柿、にんじん、大根、きゅうり、水前寺海苔。浜茹でされた蟹とのこと。それが、大根やきゅうりの甘酢漬けや甘い柿と合わされて、粋な味わいになっています。お皿も華麗です。甲羅酒をまず供されましたが、その後は普通の食材のひとつって感じで冷静に蟹を使ってられるなあと思う。
●やはり蟹は津居山港・吉野丸とのこと。
●海老芋と大根の白味噌仕立て。この海老芋は京都のもの。富田林がいいと言われるが京都の方がクリーミーで密度が高いと思うと西村さん。ほんと、歯を入れてざくっと割れる海老芋ではなく、とろりとした食感でした。白味噌が甘くて、京都らしいなあと思う。煮物でありながら同時におつゆもので、何ともいい感じ。
●食後、他のお客さまも一緒に少しブルゴーニュワインをいただきつつおしゃべり。
■ どのお皿も地味でシンプルな料理のようでいて、詳しいことはわからないのだけど、多分ものすごく技ありなんだろうと思うのです。何気なくすっと出てくるものから、本気の気迫のようなものがちらちらと感じられるのです。●ルセットは、ルセットにした途端にそこで終わってしまう。「完成したと思ってもそこで終わったらあかん」。ともおっしゃいます。「旨いだろう?」みたいな料理は自分にとっては当たり前のことになったとも。●コース全体のトーンが薄い目に設定されて、その中でゆるやかな起伏があり、優しい味~深い味を楽しめるという感じ。より大人な感じ。●「毎日が勝負だと思う。」なんて、一瞬本気の心構えを述べたかと思えば、「だしの味付けはコーラ飲みながらやってる♪」なんて信じられない冗談を言ったりもします。「キリンレモンのこともあるよ」だと。\(゜o゜)/アホなこと言わんようにね。でもこれこそが西村さん・・・カメラマンでも誰でも、神がかった天才に「素直にいい人」はいないってことかなあ? なんて思ったりもします。(-_-;) でも、西村さんは決してイケズではありません、優しい方ですから~!
★コースには定番の鯖寿司も入ります! わたしコース中でいただかず、持ち帰りしちゃったので写真が抜けてますが、今は千枚漬がのった美しい冬ヴァージョンです。
2008年11月 30日, dans 京都 和食08後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年10月 5日 (日)
■ 10月に入ってすぐの夜に、秋の気配濃い「祇園にしむら」さんです。温習会で賑わう祇園で、カウンターを囲んだのはお茶屋さん関係のややご高齢の女性客の皆さんに、わたしの方は3人(女性ふたりに男性ひとり)。前回と同様、ほぼ女性という状態でした。多分そんな年齢層とか女が多いといったことを考えて組み立てられた献立だったと思います。すーっと食べやすくてしみじみおいしかった。最近に至るまで長年「にしむら」さんに持っていた印象=「がつんとしたたんぱく質料理」というのとは違って、優しくて疲れず食べられて、それでいて確実においしいという、非常にいいものになっています。ただしこれは本当に好みで、昔のように「どうだ!」の料理の方がいいという人もいるはずだし、もうほんと、人とのお付き合いと同じです。自分も変わるし相手も変わる。人生は、その時々で必要な人、同じ波長の人に必ず会えるようになっているわけだけど、料理屋さんも同じことです。合わなかった料理屋さんは行って気が済んだことをよしとして、悪口を言うことなく、合うお店を見つけて通いましょうということです。いや、人生においては、必要な人=常にいい人とは限らなくて、すごく必要な人なのにイケズで困るとかいうことも時々あるから(大笑)、料理屋さんの方がよほど楽です。うまいもんで幸せにしてくれるんだもん♪
●いつもの胡麻豆腐でスタートです。●秋草模様のお椀が出てきて・・・
●鯛の潮汁。小ぶりのお椀で、「もうひとつお椀出します」と。だからこれはお椀その①なわけ。●お造りが剣先いか、鯛、とろ。半七の器、と。永楽より高い、と。よくわかんないのだけどきれいです。このお造り、どれもものすごくおいしい。「ねっとり」とか「じゅわじゅわ」とか「とろっ」とか、そんな食感を楽しみます。わたしお造りはできるだけ最小限、ほとんど何もつけずに、ほぼナチュールのままいただきます。
●定番鯖寿司。おいしいですこれも。このかそけき鯖の締め加減。芸術的と思います。
●まながつおの味噌漬け焼き。身はむっちりと、味噌の香りほんのりと。器もきれい。
●お椀その② 鱧と松茸の小さなお椀。これひとつでぱーっと華麗なお椀に仕立てることもできたのに、風味の違うお椀を小さめで、コースの初めと終わりに持ってきたというパターンです。少し湯気っとした写真です。
●里芋、万願寺とうがらし、(見えないけれど)茄子の炊き合わせ。だしの繊細優美な味わいと共に楽しむ野菜のひと皿です。
●二十世紀なしにマロンのクレーム、ピオーネに白ワインのジュレ。●ざぶざぶ飲む玉露で締め。
★しみじみおいしくて、ごちそうさまでございました。この日は「
永末書店」の華麗なマダム・永末摩美さんと、カメラマンの久保田康夫さんというゴージャスな方々とご一緒させていただいたのです。たくさんお話聞けて楽しかったです。皆さまに御礼たくさん。<(_ _)>
2008年10月 5日, dans 京都 和食08後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年8月27日 (水)
■「祇園にしむら」さんへ、今月は万全の体調で伺おうと決めていました。しんどくても、お腹いっぱいでもおいしいもんはおいしいのだけど、やっぱり体調よく、心持ちよく、仕事もきりよく片付いた状態で、わくわくと出かけるのがベストです。あったり前なんだけど。人生はいろいろが「あたり前」で動いているんだと思う。がんばれば報われるとか、おうちはきれいにした方がよいとか、そんなに複雑じゃないです。
●いつものソースたっぷり、やわらかい胡麻豆腐でスタートです。
●お椀です。わかりやすい黄金の組み合わせ、鱧と松茸。吸い地の精緻なこと。この日はりえちゃん=「
OKU」の原田理恵さんと一緒でたーくさんおしゃべりしたのだけど、これは少しだまっていただきました。全神経集中でいただくお椀なのです。
●そして定番の鯖寿司です。これは本当に名作だと思います。いろいろな鯖寿司があるけれど、締め加減も厚みも香味も絶妙だと思います。
●これらがほぼ同時に供されて、お酒飲めよな感じ。冷酒飲んでいます。順番に、
●銀杏素揚げ、
●万願寺唐辛子とおじゃこ、
●鱧の子の玉締め、
●下津井の蛸。これは不思議です。わたし蛸のむにむにが嫌いなのに、これ本当においしいと思う。「塩分いっぱいで湯がくとこの味が出る」とご主人の西村元秀さん。
●いちぢくと三度豆、おひたし、
●これは締めてない生の鯛。見てよこのぴかぴかを。ずるいみたいにおいしい。
●茶碗蒸しは初登場です。松茸がどかんと入っています。茶碗蒸しというより、松茸の玉締めというか。むんむんとすでにかなりいい香りです。
●永楽の器で、
●賀茂茄子の揚げたの、夏野菜あんかけ。ずいき、白うり、万願寺唐辛子。これ・・・なんでもないようで、あん地のぴたりと決まったおいしさ、とろりとやさしい口当たり、なすのこくのあること、野菜のじわーと染み込んでくるような香味・・・おいしいって、こういうことを言うんだと思う。もう無条件降伏よわたし♪
●珍味2種。鱧の肝と、いかの鯛肝和え。すごーくおいしいけれど、わたし大酒飲みじゃないからひと口でいいかも。とりわけ、かたまりの肝はあんまり要らんかも(ごめん)。
●お漬物、
●ご飯、
●お味噌汁。お漬物にはからすみも添えていただいて、何もかもが美味。どう転んでも美味。返す返すも美味。
●デセールに、ピオーネと桃にワインのジュレ。
●いつも「絶対安心」という言葉を唱えつつ出かけて裏切られないのが「にしむら」さんです。大人っぽい老成した料理だなあって、開店した頃(14年前くらい)まず思って、お客さんも大人ばっかりだなあと思っていたのに、このごろかなり若い人たちもいて、広く愛されているなあと思います。料理屋に勤める若い人が勉強に、っていうだけじゃなくて、なんとこの夜はカウンター囲んだのが全部女性だったのよ。それも、わたし達以外、かなり若くてかわいい女の子たち。携帯で写真撮ったりしつつおいしそうに楽しそうに食べてて、いいなーと思ったのでした。おいしいお店がいつもちゃんと満席って、健全でうれしい。西村さんは変わることなくクオリティを保ち進化させ、そして若い女性たちにもえらい人気なのでした\(゜o゜)/
2008年8月 27日, dans 京都 和食08後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年7月19日 (土)
■「祇園にしむら」さんです。身体が不調な中でいただいたコースでしたが、それでもおいしいものはおいしかったのです。
●いつもの胡麻豆腐でスタートです。定番のものでも、毎回器が違うし、口当たりやら胡麻だれの具合が微妙に違うのです。
●お椀。このお椀だけでも非常な価値がありました。焼いたぐじ、生麩のようなはんぺんのような四角いしんじょう(本当に繊細な味と食感)、素麺、錦糸卵、たたきおくら、柚子。さらさらとかねっとりとかもっちりとか、すごいバランスで世界を作っているお椀です。吸い地は澄んで優美な味わい・・・って言ってもすばらしさを全然説明できてないから、どうか食べに行ってください。
●やりいか、とろ、鯛。いかはねっとりと、まぐろはすごーく美味。鉄分たくさんの感じ。鯛もまた極上の食感と味わいです。
●鱧の子の卵とじ、何度かいただいているけれど、オリジナルだなあと思います。
●八寸です。
○いちぢくといんげん豆おひたし
○とうもろこしと枝豆の天ぷら
○おじゃこと伏見とうがらし炊いたの
○じゅんさい酢の物。
●鱧と松茸、春菊と壬生菜の鍋。ぐつぐつと沸き立つ状態で供されます。おだしがうるうるするほど美味。さらにここにあわびの肝ペーストを投入してもらったら、比類なき美味よ♪ 前は日本酒で溶かして飲んだと思う・・・おだしともよく合いました。
●その、肝ペースト投入写真(あんまりきれいじゃないけれど)。
●鯛のかま塩焼き。これはむっちりととりわけ美味だった鯛です。蒸しているような食感。脂は強すぎず、ただ身の風味を十全に味わえてうっとりするような稀有な塩焼きでした。
●鯛の皮の醤油漬
●からすみ。元気ならお酒をくいくい飲むところです。
●これは、先月の炊き合わせ(ごく薄味の焼き茄子あんかけ椀、すごい名作)と重ならないようにと、まったく食感も味も違うものをたくらんでくださった結果のひと皿。茄子と万願寺唐辛子、お味噌で炊いたか・・・?と思ったけれど、あわびの汁で炊いた、と。「ピーナツ油、あわび煮汁、みりん、醤油、以上。」と。いやーお見事、これには意表を突かれました。こくのある、濃い濃い味のお皿でした。
●ご飯とおつゆとお漬物は食べられず泣く泣くパスして、それでもフルーツはいただきました(-_-;) マンゴー、巨峰、マスカットに、ジュレがかかって涼しげです。
●いつもの緑茶をざぶざぶと。
●身体の不調が最高潮に差しかかる直前に伺うという、非常にもったいないことをしちゃいました。倒れる寸前・・・と思いつつ、「いや、食べれば治る!」と。ご飯をパスしたのみならず、鯖寿司も持ち帰ろうと思ってパスして、なのにいただいて帰るのを忘れちゃった。あ~。次回は万全の体調で伺います<(_ _)>
2008年7月 19日, dans 京都 和食08後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年6月17日 (火)
■また来られてうれしい「祇園にしむら」さんです。このところハズレのロケハンご飯とかいろいろあったけれど、今日は絶対安心、美味のコースにすべてまかせて、後は野となっちゃおう。
●「あーいつもより短い」なんて言っちゃったのだけど、夏仕様ののれんです。
●いつもの胡麻豆腐で始まります。乾山写しの、涼しげな文様です。なんかかわいらしい。
●鱧とたたきおくらのお椀。これ、感動に打ち震えてしまいました。鱧の、口に入れるなりはらはらと雪のように舞い散るような感じって、一体何が起こったのか?? ただ骨切りしただけとは思えないんだけど、ただ包丁を入れただけど。ただし、細かく細かく「めくる」ように包丁を入れられるということ。そしておくらの方もごく細かくたたいてあって、ただ塩味、片栗粉だけでまとめたものだと。これもねっとりするようでいて、口の中でさらさら~っと散ってゆくような食感です。そして吸い地の、パーフェクトとしか言いようのない澄んだ味・・・これはちょっと比類がないです。「こういうのいただくために京都に来たんだなーわたし」と、自分の人生まで肯定しちゃったり。
●お造りはとろ、鯛、剣先いか。大正後期の永楽というお皿で。鯛の厚みがジャストジャスト、ねっとりと美味です。とろは舌の上でじゅわっと溶けるよう。いかのつるつると食感のいいこと。大根は甘酢漬けです。
●鱧の子の炊いたの。こちらは柔らかな味わいですが、実山椒と三つ葉の香りが効いて粋です。器は、鉛の含有量の多い、アンティークバカラだそうな。横から透かして見たら、確かに青かったです。
●八寸は、
○じゅんさい、
○枝豆、
○干瓢に黄身酢、
○白菜菜、にんじん葉、たいらぎ貝のお浸し、
○丸十。干瓢は、これ稀有な食感だ・・・と驚きつついただいたのですが、ノート見直したら昨年7月にもわたし食べていたわ・・・忘れてちゃいけない(-_-;)
●いつもの鯖寿司。
●鱧、れんこん、みょうがの天ぷら。シャリシャリの野菜に、鱧が初めのお椀とはまったく違ったものになって登場。フレッシュの実山椒をごく細かくたたいたものを混ぜ込んだ塩。この塩が鮮やかに香り立ち、天ぷらは目の醒めるようなくっきりした味わいに。
●たこの薄造りと、上にあわび、そしておだしのジュレ。あわびとたこは、すごくいいものとわかったのだけど、わたしごく少しでよくて・・・ごめんなさい<(_ _)>
●からすみを切ってくださって、これがおいし♪
●焼茄子のあんかけ。万願寺とうがらしが食感のアクセントです。茄子は焼いて皮を剥いて地に浸して味をつけて蒸したもの。いやもう、何て表現したらいいのかしらん。手間のかかった茄子はこの上なく柔らかで、静かにじわじわじわじわと口の中に広がって響くおいしさ。
●そこに、あんがかかっているのだけど、あんは味があるかなきか、茄子を最大限生かすための、かそけき味わいなのです。ほんと、とんでもなくよくできた一品です。
●デセールはメキシカンマンゴー、マスカット、巨峰を、マイセンのお皿に。
●濃い濃い緑茶を食後にざぶざぶと。このお茶、先日来わたしも家で同じものを飲んでいます。
■和食を食べ続けてゆく人生で、わたしのおいしさのひとつのスタンダードとして、どこか勉強のためにも伺うといった気分です。食後にわたしに知識を授けるべく (というか無知にあきれて? (-_-;))・・・ありがたくも「お授業」をしてくださるご主人の西村元秀さん。バカラのアンティーク徳利を見せていただいたり、包丁の入れ方でどれほど魚の味が変わるかの説明をしてくださったり。
さらに、
●献立の構成の中での、それぞれの皿の味だということ。あくまで流れとして完成するように考える。たとえば終盤、お腹が膨れてきているお客さまに供するから、茄子のあんかけはあれほど控えめな味にするといった話。
●大量料理というのは別物。冷蔵庫の味がする料理になってしまうから、お店を広げる気など一切ないといった話。その他いろいろ伺ったこと、メモ帳に走り書きしたのものは、読めるうちに打ち込んでおきます。ありがとう<(_ _)>
2008年6月 17日, dans 京都 和食08前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年5月 3日 (土)
■絶対に味がぶれない安心のお店として、「祇園にしむら」さん。春になって、まだ伺えていないところも多数だけど、ともあれ「にしむら」さんへと思っていたのです。
●胡麻豆腐。定番のはずなのに胡麻クリームがひどくおいしく思えます。犬になって皿舐めたいのレヴェル。
●お椀が鯛のにゅうめん、錦糸玉子。このおだしの味の精緻なこと。
●鯛ととろの造り きゅうり、甘酢漬けにした大根。
●ここでいつもの鯖寿司なのだけどわたしは持ち帰ることにして包んでいただいて、
●八寸は、冷酒を少しいただきつつ、○一寸豆 ○ほたるいか ○子持ち昆布 ○つぼつぼに、筍の木の芽和え ○舟の器に、貝のだしを地に使った、たいらぎ貝とわさび菜の和えもの。 ひと皿にトータリテのある八寸。ほたるいかがアクセントで強い以外はさわやか、季節らしい彩り、上品。
●焼物は能登の鱒。酢蓮、みょうが、大根おろし、レモン。この鱒が、脂ののり加減が程よくて、じわじわと、後から後から旨みがありました。器、高そう。
●汲み上げ湯葉。中に揚げた生麩、鯛、うに。おだしの香りが絶妙なあん。似たようなものは何度も食べてきたはずなのに、初めてかと思う湯葉やあんの地の精妙なおいしさ。
●筍とふきの炊き合わせ。下には長芋の揚げたもの。これもおだしの香味が精緻を極めています。 筍だけでもはふはふと、やわらかでしっとりと旨かったのだけど、下で待ち構えていた長芋が、今度はほくほくと、本領を発揮して大喜びしているようなおいしさ。
●お漬物、
●白ご飯、
●豆腐と昆布の赤だし。お漬物も自家製です。
●フルーツはマンゴーにいちご、生クリーム。板状の赤ワインジュレ。
■流れに任せて本当に心地いいコースでした。そして今回とりわけ思ったのは、いったい何をどうしたらこうなるの? と思うおだしのおいしさでした。鯛のにゅうめん、湯葉、筍、と3度にわたっておだしものが出たわけですが、どれもこれ以上のものがあるか? と思わせつつ、微妙に、ごくわずかずつ味が違っていて。それぞれ、鯛の香味を引き立てていたり、あん地になっていたり、野菜に合わせるためだったりと用途が違うわけですが、やはり全部違うだしを引いていらっしゃるとのこと。「おいしいにはタネも仕掛けもある」とはっきり西村さんはおっしゃいます。素材の比率を変えたり調理時間を調整したりということなのです。人を感動させる精緻な味を作るにはどれほど手間がかかることか。そしてこの道に「これでよし」という上限はないわけです。西村さんはいつも斜に構えたふりをしてふざけているけれど、裏で実は不断の努力をしていらっしゃることがわかり、話を伺うほどに頭が下がる思いがするのです。
2008年5月 3日, dans 京都 和食08前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2008年3月20日 (木)
■仕事のロケハンであちこち訪ねて食べ歩く日々です。お庭やしつらいがテーマで、それはそれで新しい発見があって楽しいのだけど、個人的にはひたすら「食べる」に集中したい。つまり絶対間違いなくおいしい割烹へ行きたーい! というわけで昨夏以来のごぶさた、行きたい行きたいと思い続けていた「祇園にしむら」さんへ。
●まずはお決まりの胡麻豆腐。柚子を散らして、胡麻だれもほのかな酸味がひと皿めにちょうどよくて、「にしむらさんにまた来られたなあ」と安心、幸せな気分に。
●お椀は帆立しんじょう、わかめ、わらび。湯気湯気です。このお椀のおいしさときたら、和食激戦の京都でもそんなに味わえるものではないと思うのです。これはカウンターの他のお客さまとも満場一致。お客さんたち、みんな唸ったのです。しんじょうの口当たりの繊細優美なこと、どうなっているのか? きっと何かテクニックがあるのでしょう・・・
●造りは鯛、とろ。280キロのまぐろだそうです。この分厚いこと、こくのあること。そして溶けゆくおいしさ。「まぐろ食べた!」という喜び、いい肉食べに匹敵するというか、「まぐろ食べの喜び」ってあると思う。
●鯖寿司。定番鯖寿司、まだ千枚漬がのっています。やっぱりきれい。
●あまりに美しい鯖寿司、寄り寄りで。塩加減お酢加減、これ以上もこれ以下もないという、ジャストジャストなもの。厚みもちょうどいい。
●八寸は、○ほうれん草、わさび菜、せりのお浸し ○赤貝とわけぎのてっぱい ○菜花の胡麻和え、ほたるいか、からすみ、子持ち昆布。春らしい取り合わせ、やっぱり少し日本酒を飲まずにいられません。
●鴨ロース(炊きロース)に、水菜とアスパラのサラダ仕立て。鴨のやわらかで優しい口当たり絶妙。焼き物代わりとのこと。
●鯛の皮の醤油漬け。これはお酒飲みの人にはたまらんおいしさと思います。
●鯛の昆布締め。これは昆布の香りがびっちりと鯛に移っていて、ねっとりと強烈に美味。
●天ぷらは白魚、たらの芽、ふきのとう、れんこん。塩で。これも春らしい気分に。
●かに玉。かにも最後です。卵とじで、一見優しそうな風情ですがおだしが旨み強くてクラクラするよう。
●炊き合わせ。筍、ふき、丸大根、水菜、お揚げ、木の芽。またここでダメ押しみたいにおだしのおいしさを味わえて幸せ、お椀に山盛りの野菜でお料理は締め。
●鮒鮨。ここに至ってまたお酒飲めちゃう。
●ご飯とお漬物、赤だし。お椀をまずいただいてしまって、
●鮒鮨をたたいてもらって、お茶漬け。なんだか犯罪的なおいしさ。
●デセールは苺にワインジュレ、ヨーグルトソース。
●最後に、熱湯でざぶざぶ淹れてざぶざぶ飲む玉露。これやみつきにおいしい。お願いしてひと袋売っていただきました。
■「西村さんのお料理をいただきたい!」と思ったらもういてもたってもいられん状態で、ロケハンの合間を縫って、申し訳ないと思いつつ当日予約でひとりで出かけたのです。期待通りのおいしさ、「やんちゃ坊主」とか「天邪鬼」とか言われてきた人だけど、実は正確無比な料理を作られる方だと思うのです。うれしく思うのはひとり客がいつも他にもいらっしゃることで、この日はわたしを含めて3人。ひとりでも割烹に食べに行きたいっていうのは、料理をめざして行くっていうことだから、「ひとり客のいる/いない」はおいしさを測るひとつのバロメーターにもなると思います。でもひとり客お断りっていうお店もあって、「お相手をしなくちゃと気遣うから」とか、「ひとり客にはヘンな人も中にはいるから」とか、それはそれでわかります。わたし自身は昔から平気でどこでもひとりで出かけてきたので、ほっておいてくれたらひとりで写真撮ったり手帳眺めたり携帯の中身を整理したりして、いくらでも楽しく遊んでいられるのだけど、でも赤い女が目の前でわさわさしててもメーワクですね(-_-;) 「にしむら」さんでは遊ぶヒマもなくどんどん出してくださった上、他のひとり客さんたちとお話もできて楽しかった♪ 「味わう」ために来ていた人たち、食べっぷりよくて、ひと皿ごとに丁寧に感動していて、そんな風に食べることを大事にしている人たちと一緒に時間を共有できてうれしかったのです。
■四条でまた四つ葉です♪ けれど・・・またこのナンバー・・・。
2008年3月 20日, dans 京都 和食08前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2007年7月27日 (金)
2007年6月 1日 (金)
■「祇園にしむら」/「室町和久傳」 2007年5月 |
2007年6月 1日, dans 京都 和食07前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2006年8月23日 (水)
■籠城中の東京の家に、「祇園にしむら」さんから鯖寿司を送っていただきました。原稿を書いていたら思い出して食べたくてたまらなくなって、西村さんに電話をして騒いだのです。クール便できれいに届きました。いつも京都から荷物が来たというだけでヤマトのおにいさんにもニコニコしちゃうし包みはなでなでしちゃう。それが今朝はこの鯖寿司でしたから、とりわけうれしいことでした。この写真はもちろんお店で撮影した時のものです。器ももちろん「にしむら」さんのもの。・・・わたしひとりでこんなにきれいに撮れません。西村さんも巨匠 H もありがとう。<(_ _)>
「祇園にしむら」 電話075-525-2727 受付9:00~21:00頃まで。1本 3675円とクール便代。お店にいただきに上がる場合は12:00~21:00の間に。
■先日8月11日に、ホテルグランヴィア京都で開催された「ニッポン食堂」。生産者と料理人が出会い400人の客にコースを供する盛大なイヴェントでした。このレポートの原稿を今書いています。料理人を代表してご挨拶をしていらっしゃるのは「菊乃井」のご主人、村田吉弘さんです。
2006年8月 23日, dans 京都 取り寄せ京都 祇園にしむら | lien permanent
2006年8月 7日 (月)