
■ 引き続き校正を見る日々です。出かけられませんが、ちょっといいお弁当をいただきましょうというわけで、「
点邑」さんのお弁当です。ずっとずっと、お弁当いただいてサツエーするんだって思いながら、1年半もたっちゃった?
■ もともと「俵屋」さんの宿泊客のために考案されたお弁当です。朝食をめいっぱい召し上がっているお客さまに、軽め、そして手のひらで持ちやすいものをと、「俵屋」ご当主の佐藤年さんと「点邑」料理長の小林紀之さんが考えられたのだそうです。16cm×10cm、高さが5.5cm。玉手箱のイメージで作られたものだと、以前取材をさせていただいた時に伺いました。

■ 内容は月替わりで、4月は筍ごはんです。これ、コンパクト軽めに見えると思うのですが、普通の折詰めよりも深さがあることがポイントで、実はご飯が取肴の下まで敷きこまれており、軽めといいながらもちゃんと食べ応えのある量が詰められているのです。だし巻き、海老のつや煮、酢取り茗荷、菜の花胡麻和えなどが見えています。

■ ぐいと引っ張り出してみたのが、天ぷらです。「点邑」さんらしく、やっぱり天ぷらが入っていたら「わーい!」となってうれしいです。白魚大葉巻きの天ぷら、こしあぶらの天ぷら。冷めてもパリっとした食感です。

■ こちらもぐいと引っ張り上げてみました。筍の田楽です。その前に、うどのきんぴら。結構いろいろ詰められて、ほどよくたっぷり感があるのです。ご飯は品のいい炊き込みご飯、しば漬けと奈良漬も添えられています。お弁当は月替わりで12種類、内容が違う分お値段も違います。この「筍ごはん」は2300円+税で、2415円です。

■ これは、以前「家庭画報」で12か月分を撮影された時の誌面のコピーです。わたしは新潮社の
「旅」2009年11月号の京都のお弁当特集をさせていただいた時に小林さんからいただいて、ずっと大事に持っていました。毎月全く内容が違って本当においしそうです。またいただきに伺います。おかげでゲンコーでたてこもりの日々、次はいつか? と、楽しみになりました。\0/\0/
************************************************************
「点邑」 電話 075-212-7778
京都市中京区御幸町通三条下ル東側 火曜休み
お弁当は前日までに要予約、1日10個限定
************************************************************
(2011-04-24)