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2014年3月17日 (月)

■ フランス映画の話


■ わたしの人生、食べてばかりではなくて、間隙を縫って万難を排して、見たい映画は見ています。あ、わたしは細部までものすごく見るので、「観る」ではなくて、「見る」をいつも使います。

0_2 ■ 一度本サイト内でもアップしていますが、2度3度と見て、それでも毎回笑えるのがこれ。
シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ これサイコーです♪ 笑わす、けれどしみじみする。舞台がレストランや調理場というのも、わたしにとっては「勉強だから見るのよね♪」と言い訳になったりもして、とてもいいのです。フランス語も覚えるし、ほんといいことずくめ。(^o^)(^o^)
■ アラン・レネさんが亡くなったというニュース・・・3月1日にパリで91歳で。新聞の表記が「ヌーベルバーグの先駆」とあり、これやっぱり「ヌーヴェル・ヴァーグ」でないとわたしは気持ち悪いんだけど、それはさておき、「夜と霧」「二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)」「去年マリエンバードで」などを撮られた、映画史に残る監督です。で、朝日新聞の記事は「思索的で難解な作風で知られる。」とあるのだけど、いやいや、すっごくおもしろい、笑い転げる作品もあるんですよー!
1_2 ■ 1997年の「恋するシャンソン」、勘違い男女・・・といってもゴージャスな配役で繰り広げられるコメディ、爆笑のおかしさでしたー! これは公開当時に映画館で見て、まわりが迷惑するほど笑いました。それでも細部をだいぶ忘れているから、今回追悼にまた見たいと思っています。
2_2 ■ そして先月DVDが出たばかりで、見ようと思いつつまだ見られていないのがこれで、「風にそよぐ草」。これもロマンティックなコメディ?まあそんな深刻じゃなさそうな作品です。主演女優のサビーヌ・アゼマは亡くなった監督の奥さんですね。そして相手役のアンドレ・デュソリエも年取ってる~~ って、わたしも年取ってるんだから当たり前なんだけど、この人、「メロ Melo」の時や、また違う監督だけど、「愛を弾く女 un coeur en hiver」の時のエマニュエル・ベアールの相手役をした頃、本当にうっとりするほどの美貌で、わたしメロメロに好きでした~。もう20年前の話ね。
3 ■ アラン・レネさんから話は離れて、「風にそよぐ草」と同時期に出たDVDでこれも必見です。「クロワッサンで朝食を」。Une Estonienne a Parisという原題だから、まあじぇんじぇん違う日本語タイトルです。ジャンヌ・モローの存在感が全編に漲っています。80歳を過ぎても老いを取り繕うことなく演じていて、それでも強烈にフランスの女なのがすごい。エストニアから移り住んだという設定なのだけど、今は完全にフランスに根を下ろした富裕な老女。そこにエストニアからお手伝いさんがやって来る。初め全然しっくりいかず、彼女を「移民」呼ばわりしてイケズもするんだけど、心を通い合わせるようになり・・・でもいろいろあって・・・という話。見て幸福感に包まれる映画ではなく、いろいろが強烈に心に突き刺さってきてちょっとつらいほどです。でもでもフランス映画をずっと見てきた人なら、やっぱり見なければならん作品。
4 ■ そして発売されたばかりのDVD、「タイピスト!」です。これから見ますー! 楽しみ。「アーティスト」や「オーケストラ!」のチームが制作したものということで・・・見るまでわからないけれどまずは雰囲気がよさそうな映画です。
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■ 本の話もしたくて・・・わたしの人生、食べてばかりではなくて、間隙を縫って本も読んでいるのよー(^o^)(^o^) また明日以降に<(_ _)><(_ _)>
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(2014-03-17)

2014年3月 17日, dans ★映画 |

2014年1月11日 (土)

■ ガレット・デ・ロワのパーティ@アンスティチュ・フランセ関西


1アンスティチュ・フランセ関西(=少し前までは関西日仏学館といいましたー)の、ガレット・デ・ロワ献上式&新年パーティに伺いました。関西だけではなく東京のパティシエも参加、60台ほどのガレットが出ていて壮観でした。フランスがらみのイヴェントが盛り上がっているとうれしいもんです。
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワとアンスティチュ・フランセ関西共催のイヴェントでした。
2 3 ■ クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワの理事でもあるゆきぴー=大森由紀子のフランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来(世界文化社)で、ガレット・デ・ロワについて復習です。1月6日のエピファニー=公現節をお祝いして食べるお菓子であるが、1月いっぱいなら家族や友人たちと切り分けて食べていいものだということ。日本において、松の内(~1月15日)はお正月料理を供したりするのと同じような感じでしょうか。フェーヴという陶製の人形(や、何かかわいい小物)が入っているというのは、もう皆さんご存じの通りです。
(しかし日本では実際に陶製のフェーヴを入れて販売されることはないみたいですね。入れたらダメみたいで、別添えでついてきますね。おもしろくないと思うんだけど~)
■ それと、この本の中で、ピティヴィエとガレット・デ・ロワの違いがコラムになって説明されているのがよいです。引用したいけれど、それはやっぱり皆さん本を買って読みましょう~♪
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■ 帰りは、ごぶさたをお詫びがてら「ル・フジタ」さんと「リンデンバーム」さんに寄って、ちょっとお買い物してきました。
すっかりフランスの気分になって、うちに帰ってもFrance Info を聴いて、フランス語忘れたらいかんよわたしと、また勉強する気メラメラになりました。
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0 ■ フランスもので・・・最近見たDVDで、笑い転げたのが「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」という映画です。あり得ないコメディなんだけど、「そうかフランス語でこう言うんか」とあちこち勉強になりました。
フランス語の映画を見る時は、ノートを取りながらです!
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(2014-01-11)

2014年1月 11日, dans ★イヴェント, ★映画, ★本のご紹介 |

2012年4月 1日 (日)

■ ラウンドアレンジメント/クロード・ソーテの映画DVD


1_2 ■ トップ画像にもしたバラは、美奈ちゃん@フローリストショップ プーゼが作ってくれた丸いアレンジメントで、まん中にレゼルヴ、まわりにいつもの真っ赤という、実にきれいなものでした。これはお見舞い用に作ってもらったのだけど、差し上げるものだというのに、持って行く前にわたしがうっとり。これは真上から撮ったものです。花でも料理でも真上ってわたしほとんど撮らないけれど、でもこれは撮っておかねばーと思って。
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2_2■ このDVDをわたしやっと入手したのです。(日本語版で。)Claude SautetのNelly et Monsieur Arnaud、日本語タイトルが「とまどい」。(なんか違うと思うけれど。)これわたしがパリにいた時の映画で、あまりに好きだったのです。シャンゼリゼやらオデオンで10回以上見たと思う。15回くらい? 20回未満と思うけれど。パリの街、流れる雰囲気、言葉遣い、色使いも好きでしょうがなかった・・・。役者がミッシェル・セローをはじめ、円熟組、若手と両方ともとてもいいキャスティングだったしなあ。
■ 最後、結局誰のもとにも落ち着けずほうり出されるような形のネリー(エマニュエル・ベアール)に、あー、と思うのだけど、でも人生ってこんなもんよなと思うのです。そんな映画のようにはうまくいかないわけよ。笑。しかし、エマニュエル・ベアールはこの映画で、もうれつきれいなのです。Un coeur en hiver(愛を弾く女)でもきれいだったけれど、こちらの方がわたしは好きだなあ。
アマゾンで入手できたのです。以前、10年くらい前、有楽町のビックカメラで買うつもりで手に持っていたのに、その日に限ってレジがひどく混んでいて買うのを諦めた。その時なら簡単に2,3千円で買えたものを、今は5000円近く払っての入手でした。でもうれしいわー。
■ せりふをわたしすみずみ覚えていて、今回ものすごく久しぶりに見たのに、一緒にしゃべれるくらい覚えてた。好きな映画は繰り返し見るものです。フランス語の勉強のためにやったことではないけれど、結果的に自分に残るのは好きで何度も聞いたり口ずさんだりした言葉だけですね。
■ 白状すると、このネリーちゃんにわたしあまりに感情移入して、このドレス、アニエスbのなんだけど、レアールのお店で似たのを買ったりしたの。はずかしー。あの時は着られたのよ、わたしも細くて。
■ 今後は・・・好きの意味が違うけれど、わたしエリック・ロメールの映画をやっぱり手元に欲しいなあと思います。15回も見てないけれど、「満月の夜」が本当に好きで。せつない映画なんだけど。主演のパスカル・オジェは確かこの映画に出た後に20代半ばで死んじゃうし。
■ それとフランソワ・トリュフォーだなあ。甲乙つけがたく全部好きだけど、繰り返し見たのは「アメリカの夜」かしらん? 「(いろいろなことがわき起こって混乱する)実人生と違って、映画は列車のようによどみなく進む」って、監督がジャンピエール・レオーにさとすのが忘れられない。これは、後でゴダールがトリュフォーに「何言うとるねん?」と因縁つけていったせりふだと、つい先日、「ふたりのヌーヴェルヴァーグ:ゴダールとトリュフォー」(だっけ?)って映画で知って驚いたのだけど。
■ あー、きりがないです。家にたてこもってばかりなので、仕事の合間についネットでフランスの映画サイトとか見ちゃって、映画のこと思い出して思い出していけません。京都に来られてこれ以上ないほどうれしいと思っているのに、同時に東京へもやっぱりしばしば行きたいようとかパリに行きたいようとか、「ここではない彼方」に憧れるの、全くしょうがないと思う。(-_-;)(-_-;)
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(2012-04-01)

2012年4月 1日, dans ★映画, 京都 花 |

2012年1月 4日 (水)

■ たっぷり笑えて幸せになった「しあわせの雨傘」


1_3■ 食べる話題に戻る前に、もうひとつだけ、DVDの話をさせてくださーい! 年始すぐに見て、大いに笑ってにこにこ幸せな気持ちになれた「しあわせの雨傘」です。
■ フランソワ・オゾン監督、主演がカトリーヌ・ドヌーヴ、相手役にファブリス・ルキーニとジェラール・ドパルデューというフランスきっての名優揃いで、ものすごくゴージャスでした。
■ ありえない話なんだけど、平凡で、おっとり優雅だった主婦のカトリーヌ・ドヌーヴが、父親が創業して今は夫が社長を勤める雨傘の会社を危機状態から建て直し、議員にまでなっちゃうのですね。その間に挟まれるのが、「すべてが男と女ありき」の、きわどい、しかししっとり大人の、けれどかなりはすっぱな話のオンパレード。いかにもフランスで、もう、かなりエロっぽい話もおっかしくて、釘付け状態で見て大笑いしました。
■ ストーリーがどうとかいうのではなく、これはカトリーヌ・ドヌーヴいまだ現役なり! ということを認識するための映画です。トレーニングウエア姿で走る、ナイトクラブで踊る、支持者たちの前で歌う。当然ファッションも華麗にあれこれ見せてくれます。
■ フランス女は大変だ。いくつになっても現役から降りられないのだ。いくつになっても色っぽくなければいけないのだ。いくつになっても男の視線のもとでこそ生きる存在なのだ~。
■ カトリーヌ・ドヌーヴとジェラール・ドパルデューの共演といったら、フランソワ・トリュフォーの「終電車」が忘れられないですが、あれをもう一度見たくなりました。いやー、映画の初めこそ「この人たちも年取ったなあ」なんて思ったけれど、映画が進むにつれてその印象は変わりました。年齢を重ねて、さらに迫力が出ていて、やっぱりいるだけで特別な存在感を放つ特別な人たちだ・・・。
■ もっと映画見よう、音楽聴こう、本読もう。わたし昔に較べて文化度が激的に下がっています。(-_-;)(-_-;) 時間も気持ちも、「食べていくので精一杯」な日々を送り過ぎている・・・(*_*)(*_*) 久しぶりに外食せず家でご飯したのもすごーく楽しかった♪ お正月に特別感をあまり持たないのだけど、とはいえ違う時間の流れは刺激になって、とてもよかったのでした。さー本当に仕事しないと大変だー(*_*)(*_*)
しあわせの雨傘」 コレクターズ・エディション<2枚組> [DVD]
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(2012-01-04)

2012年1月 4日, dans ★映画 |

2009年12月 6日 (日)

★12日から公開の映画 「ジュリー&ジュリア」


1a■ 次の土曜日、12月12日から公開される映画、「ジュリー&ジュリア」の試写を大阪・茶屋町のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントで観せていただきました。わが友ゆきぴ=大森由紀子が激褒めするものだから間違いないと、めったに行かない遠いお~さかまで行ったわけよ(笑)。でも行ってよかった。これがもうサイコー♪ の作品でした。めちゃくちゃおすすめ! みんな必ず観て!! かわいくてあったかくておもしろくて引き付けられてうっとりして、2時間3分があっという間でした。
3a●ふたりの女性をめぐる2つの別軸の話がうまい具合に織り合わされて、ほんとよくできているのです。それもどちらも実話らしいからすごいです。まず、アメリカの食卓に大革命を起こしたジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)という女性がいます。185cmというひどいノッポさんでめちゃくちゃ朗らか、屈託なく大らかな彼女が夫のパリ赴任について行って料理にめざめ、「ル・コルドン・ブルー」に通ってフランス料理の本を編著するまでになる話。「ル・コルドン・ブルー」では女性職員にイケズをされながらも技術でどんどん認められるようになるまでの努力が、笑わせてくれてすてき。
2a●そして現代のニューヨーク、ジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)が、つまらないルーティンの毎日(でも人助けの立派な仕事とわたしは思ったけれど)、30歳を迎えようとする中で、何かして人生を変えなければと思う話。彼女がやったことは、1年間で、ジュリア・チャイルドの本にもとづいて彼女の500余りのルセットを全部作ることを実現し、それをサイト(=いわゆるブログ。わたしはブログという言葉を使わないのでごめん)で発表していくということ。そのサイトが評判を呼びジュリーは話題の人となり、「つまらん毎日」から抜け出せたという「よく頑張ったね~~☆☆☆」なストーリー。
4a●料理が好きな人、パリが好きな人、頑張る話が好きな人にはもうたまらん魅力的な作品です。脇をかためる人たちもすごーくいいのです。ジュリアのご主人のポール役のスタンリー・トゥッチが何とも優しい大らかな味を出していてよかったし(時々カメラマンの久保田康夫さんのお顔を思い出しました。顔の傾向が似ていると思う。笑)、ジュリーの夫のエリック役のクリス・メッシーナは、わたしはこの顔というか風情があんまり好きじゃなかったけれど(笑)、ジュリーを支える役によくはまっていたと思います。●それと、メリル・ストリープ。わたしはこの人を特別に好きでも嫌いでもないのだけれど、それでもほんと~~~~に役にはまって上手だと思いました。役をやっているというより、その人そのものになっているんだろうなと。いちばん最近ではちょっと前の「マンマ・ミーア」かな、大抵この人の出てるものを観ているけれど、どれもいつも、正確無比な演技・・・というか、役の人生を生きているのだと思います。いろいろな人生を生きられるってすごいと思う。<(_ _)>
■ その他の素朴なわたしの感想:
●「ソニーピクチャーズ」だから、ジュリーの使うパソコンがVAIOでよかった~と思いました。というか、初めからVAIO使用というお約束ですよね、きっと。
●料理を作ることを発表するサイトなのに、料理の写真を全く撮らない・掲載しないことがわたしには不思議でした。自宅なんだから好きなように撮れるだろうし、ダンナも食べてばっかりいないで、写真くらい撮ってやれよな。気のきかん男や。休みの日なら、ほらその窓際で、自然光で撮れるだろうが~!とわたしは思ったああ~(笑)。
●ジュリーが新聞に取材されてそれが出た途端、ひと晩に60だか80だかの取材依頼と出版依頼が留守電に入っていたというくだりがあるけれど、あれだけはじぇったいにフィクションだと思いました。取材依頼はあるかもしれないけれど、出版を決定するには会議にかけたりしないといけないわけで、新聞の紹介記事を見ただけで、いくら話題の人だとしても、編集者がいきなり出版依頼の電話をしてくるなんてありえないよ~(笑笑)。それともアメリカではそうなんかしら?(うらやましい。)
●パリの、見慣れた風景のあちこちがたまらなく魅力的でした。ここも歩いたそこも行った、懐かし~~とうっとり。そしてフランス料理が食べたくて食べたくてしょうがなくなる映画です。映画館出た後、何を食べるかまで決めて(お店の予約もして)から出かけた方がいいかもしれません。ビストロでも星つきフレンチでも。食べる喜びを与えられた人生、一緒においしいねと食べられる人たちに恵まれた毎日に、改めて心から感謝できるすてきな映画です。
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「ジュリー&ジュリア」は12/12(土)から、
東京は日比谷のTOHOシネマズシャンテで、
京都はTOHOシネマズ二条で公開です。(他全国ロードショー。)
ぜひぜひご覧ください!
まずは公式HPで予告編をご覧ください。 http://www.julie-julia.jp/ 
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(2009-12-06掲載)

2009年12月 6日, dans ★映画 |