■ イングリッシュ・クリームティーとは? |
2009年6月 7日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「とらや」の、新装オープンした美しい「虎屋菓寮」 京都店 |
■ 御所西の和菓子の名門「とらや」が、長らくの改装休業の後、5月15日、一条通西入ルに「虎屋菓寮」を新装開店なさいました。胸のすくような清新な室内に、お庭の望める露台席、蔵書の閲覧もできて、オリジナルのデセールも楽しめる、本当にすてきなお店の誕生です。もちろん全席禁煙◎です。
●これが一条通に面したファサードです。直線がびしーっと効いた端正な建築です。無駄のない美しさ、ゆったりしたエントランスです。
●室内はこんなです。シンプルなインテリアですが、杉の木の、カーヴを描いた天井がやわらかなニュアンスを与えています。この天井のおかげでとてもいい気が流れているのではないかと思いました。和菓子や京都に関する書籍が約600冊が備えられて、自由に閲覧できるのもすてきです。それからサーヴィスにフランス人の男性がいて、え? と思いました。この人が運んできてくださったから、思わず「あなたはフランスからいらしたの? もしかしてコンコルドのお店?」なんて聞いちゃった。(隙あらば忘れんようにフランス語を使いたい(-_-;) ) でも本当にパリのお店からいらしたって。わたしよくパリの「とらや」さんのサロン・ド・テを真夏に使わせていただいたのです。クリマティゼ(冷房)だったから。つい10年ほど前、パリの普通のカフェではエアコンなんて全然普及してなかったのよ。信じられる?
●おなじみのあんみつなど従来のメニューもありますが、京都店限定、オリジナルのデセールをいただきたいではないの♪ 青大豆の豆乳羹です。抹茶(または煎茶)付で1050円。(抹茶グラッセだと1113円。)京都の豆腐屋さんの豆乳で作られたもので、ソースは黒糖風味の餡・・・小豆ソースです。大豆の香りが爽やかに立ちのぼり、小豆ソースが品よく調和します。塩をかければ簡単にサレの一品、アミューズになりそう。オリーヴオイルかけても合いそう。セルフイユかなんかぴっと載せる。落花生の油はもっと合うわ絶対に。あ、余計ですね。ごめん<(_ _)>
●露台席もすてきです。これはファサード側。●お庭に面した方の露台席。客席の広さは合計で156,67㎡ということです。広々ゆったり、気持ちもきれいになるスペースで、これからすごく人気になります。御所散策とセットでぜひ。そしてほんの3分ほどでお料理おいしい・コンシエルジュ 2009年5月 23日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ スチュワード麻子さんの紅茶セミナー2009 |
■ 昨日5月20日、京都髙島屋の友の会教室において、スチュワード麻子さんの紅茶セミナーが開かれました。ロンドン郊外在住で紅茶教室インフューズを主宰する麻子さんは、日本紅茶協会シニアティーインストラクターであり、英国ティーカウンシルにも登録されています。1年少しぶりにお目にかかる麻子さん、今回は、先月出されたばかりの新刊のプロモーションも兼ねての来日です。東京銀座の「リプトンブルックボンドハウス」や自由が丘の「セントクリストファーガーデン」でのセミナーなど、多くのスケジュールをこなされた後、京都にいらしたのです。
●こちらが新刊、 「英国・カントリー とっておきのティープレイスへ」 (河出書房新社・ISBN 978-4-309-27098-2 95ページ 1575円)です。前回の本、「ロンドン、とっておきのティープレイスへ」がロンドンのアフタヌーンティをテーマとしていたのに対して、今回はイギリスのカントリーに取材地域を広げ、ティールームを中心にさまざまなお店が紹介されています。もう夢のような美しい写真がびっしりと掲載されていて、田舎の鄙びた味のあるお店、愛らしいお店、お城の見えるお店、バラが咲き乱れる庭のお店など、こんなに魅力的なティールームがあるかと思います。そしてお茶にまつわる雑貨店、素朴だけどおいしそうなお菓子。麻子さんご自身もところどころ登場していて、それもファンにとってはたまらない魅力の本だと思います。
●セミナー参加者は20名を超えました。20名定員だったのに、定員を上回る申し込みがあり、なんとか椅子が入るまで参加者を増やしたそうです。まずは麻子さんのオリジナル紅茶「インフューズ」のシリーズより、冷たいピーチ・ライチ・ブロッサムがウエルカムティーとして振舞われました。これは紅茶と緑茶のブレンドに、ピーチとライチ、サンフラワーとジャスミンのつぼみを加えたもので、とても爽やかな香りです。(ふだんは2階のティールーム「ばらの木」でいただけます。)
●まず麻子さんのご挨拶です。にこやかで感じよく、華奢できれい、お話明瞭。でもほんわかと温かくて幸せそうで、ロンドン郊外のご自宅で主宰する紅茶教室の人気が本当によくわかります。今までずっと、常に憧れを集めてきた人なんだろうなと思います。


●講義の風景はこんな。イギリスにおける紅茶の消費傾向、紅茶にまつわるトレンドから「英国・カントリー とっておきのティープレイスへ」を元に、英国を代表するカントリーの4地方(コッツウォルズ地方、湖水地方、ノーフォーク地方、サセックス地方)のお話まで。最後は自由な質疑応答の時間もあり、なごやかな雰囲気の中、紅茶がどれほどすてきな時間や場面を作るかということをたっぷり教えていただけたのです。
●講義を聴きつつ「どうぞ」と供されたお茶とお菓子です。紅茶はイングリッシュ・ローズ・グレイ。天然ベルガモットを使ったアールグレイに、英国の国花・バラの花びらを加えたものです。ストレートで香りを楽しみたい紅茶です。●お皿は銅版転写法という方法で絵付けされた、湖水地方の伝統的なものです。「ばらの木」で使われているのもこのお皿です。どこかおっとりと風情があります。2009年5月 21日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「紫野和久傳 堺町店」の宇治金時のソルベで初夏の気分 |
■ 週末、美しい空間でしばしうっとり楽しめる和のデセールをご紹介しておきます。先月25日にほうじ茶ソルベを掲載して「改めてまた~」といいつつ、全然改めてなかったから、大変ごめんなさいでしたということで、また別メニュー、「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」の季節もの、宇治金時のソルベ735円です。抹茶のソルベに冷たいおぜんざいと白玉。ひんやり冷たくて本当に爽やか、香り高くて甘さほどよく、小豆はふっくらと口当たり優しく、白玉はつるりんと、ほぼ理想的といっていいデセールです。
●「改めて~」と言いながら出しそびれていた筍と鯛の子の飯むし・・・でもこれは4月いっぱいの品でした。ごめん<(_ _)> 今は5月ヴァージョンで、これに代わるまた違ったメニューが用意されています。「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」へいらしてみてください。2009年5月 2日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」の、ほうじ茶金時のソルベ |
■ 雨の土曜日ですが、「紫野和久傳 堺町店 茶菓席」のほうじ茶金時のソルベで爽やかすっきりになりましょう! ほうじ茶の香り高いソルベはしゃりしゃり、添えられた小豆の味は濃くてじわっと旨みが広がって、白玉は優しく、すごく満足度の高い名作だと思います。今週スタートした季節のデセール、とりあえずですがこれ1枚アップします。本日1日わらわらとある雑誌の初夏の号の取材をしていますので、他のメニューなど続きはまた改めて!2009年4月 25日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 5月、「ばらの木」でスチュワード麻子さんの紅茶セミナー開催 |
2009年4月 24日, dans 京都 イヴェント, 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「遊形サロン・ド・テ」の春のデセール |
■ 世の中は料理もパティスリも、何もかもが春仕様になっています。俵屋さんの「遊形サロン・ド・テ」でも春のデセールです。ヨーグルトのブランマンジェ 苺のソース、昨年も同様のものがありましたがヴァージョンアップしています。ヨーグルトの、というだけで何か酸味が先に来るものを想像してしまいますが、全然そういうものではなくて、すべすべに白いブランマンジェのほのかな隠し味というくらいの酸味です。実はわたしはデセールにヨーグルト、とあると、あんまりうれしいイメージを持たないのですね。ヨーグルトはもちろん大好きなものだけど、朝、家で、フルーツと共にボウルにたっぷり食べるものであって、外でいただく繊細優美な甘いお皿とはあまりイメージ的につながらない。ヨーグルトのソルベなど、明らかに酸味が立つものがフレンチのコースに組み込まれてアヴァンデセールなんかに出てきたりしたら、「だいたい人生が酸いのだから(笑)、わざわざデセールで酸いもの食べる必要があるのだろうか?(いいやありはしまい。)」って思うわけです。デセールは夢のように甘いものでなくちゃ!
●このブランマンジェは、ヨーグルトをほのかに感じさせますが、要素はそれだけではありません。ヨーグルト以外にフロマージュブラン、生クリーム、牛乳が使われているのです。トロトロずるりんではなく、掬い上げた時にちゃんと形を保つくらいの硬さ、けれど口に入れるなりとろんと溶けるくらいの柔らかさになるようにゼラチンが使われています。砂糖はグラニュー糖を使われたと。味としては、いちごのソースの酸味と甘味が主旋律になりますが、緑色のピスターシュのソースが、非常に香ばしい(けれど上品な)香りを添えて、全体を引き立てています。ピスターシュのクレームにオイルも混ぜられたとか。ものすごくいい香りなのよ♪ つやつやすべすべ、程よくこくもあるブランマンジェの香味と苺の香味を同時に味わえて幸せ、ピスターシュが通奏低音のように伴奏してくれるのが心地いいって感じかしらん。食感、味、香り、全部が絶妙なバランスなのです。
●俵屋特製わらび餅の他に、いつもあるショコラのムースは定番。そして季節メニューがひとつ。こういうスタイルですね。ブランマンジェはカフェか紅茶が付いて2200円です。3種類をコースのように召し上がるお客さまもハイシーズンほど多いと伺いました。「せっかく京都に来たのだから」って。わかるわ。合言葉は「せっかくだから」ですね♪
●こんな風に木のお皿に載せられて登場します。耳付きのようなかわいらしい器は、このデセールのために村田森さんに製作を依頼したものだそうです。新しいものだというのに、少しアンティークのような手触りで、李朝? みたいな、何とも味のある器でした。2009年4月 15日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「リプトン」三条本店で、春のココット、いちごのケーキ |
■ 鰆と春野菜のオーヴン焼き というのを「リプトン」三条店で見つけて、打ち合わせだったのだけど軽食をいただくことに。フードとしてはパスタやドリアなどが定番で用意されているのですが、こんな季節もののちょっとしたお料理もあったのですね。オレンジのココットに入って、熱々で供されました。鰆に、そら豆、筍、春キャベツなどが蒸し焼きされているのです。卵クリームが底にたまっていますから、これを絡めつついただきます。野菜がいい香り、さわらも大ぶりの切り身で旨みたっぷり、春です♪
●いちごものもあふれていたのです。パフェが2種類に、タルトも何種類か。せっかくだから何か食べましょ。けれど当然いつものようにショコラ系も食べたいわけで、「ショコラアールグレイ」というのに目がいき、「ショ・・・」まで言っちゃったんだけど、「ショートケーキ。いちごの。」と頑張って初志を貫きました。それでこれ(笑)。わたしはショコラものを食べないなら、りんごのタルトとかいちごのショートケーキとか、ごく基本的なものがいいな~と思うのです。で、このケーキ、わたしの中でいちごのショートケーキのスタンダードというのが洛北のパティスリにあるのだけど、だからちょっとやそっとで感動しないというのが本当のところなんだけど、いや~これ、なかなかすてきにおいしかったです。一気食べしちゃったわ・・・いつも食べるの早いんだけど。2009年3月 31日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「ムレスナティーハウス京都」でワッフル&お茶 |
■ 「ムレスナティーハウス京都」、わたし結構好きなのに、あまり登場していないかも。テーブルは広くてゆったりしているし、ずらりと並ぶ紅茶缶は赤いし、店長の北川志津さんはすてきだしで、いいことばかり。打ち合わせに利用させていただくことも多いです。●久しぶりにいただいたワッフルです。丸かったのが四角くなって、ふんわりというより、わりとバリっと食感明確になっていました。このところ無理やりアタマを酷使しているから(笑)身体は元気なのにヘトヘト感に包まれてしまって、「そうだワッフル食べに行こう!」となったわけ。アイスクリームと生クリームが添えられていて、甘味緊急補給の必要にばしっと応えてくれました。こってりクリームをのせた、その名も「イングリッシュクリーム」という紅茶と共に。これは「ムレスナ」看板のキャラメル風味のひとつなのだけど、さらにバタースコッチなどの香りが加わって、より深みのある味と香りが楽しめます。ワッフルとお茶とお店の雰囲気がものすごく気分にぴったりだったので、わたしまたぱーっと元気になりました。(単純。)引き続き写真を整えゲンコを打ち込んで入稿してゆきます! まだまだ続くけれど、頑張るのら~♪2009年2月 25日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「遊形サロン・ド・テ」の新デセール/ラブ・クローバー号! |
●温かいりんごのタルトという商品名ですが・・・タルトというよりほとんどりんごそのもの。りんごのおいしさが圧倒的なアシエットデセールです。タルトタタンほどくたくたではなくりんご感を残しつつ、でもりんごをはるかに超越した粋なデセールになっています。
●待つ間、だんだんバターのいい香りがしてきたので、思わず席を立って見に行ってしまったら・・・完全に調理してます状態なの。前のかぼちゃの時からかなり調理態勢に入っちゃったみたいです。つまりできたての新鮮感とか、今回は熱々感とか。こちらの店長である石井亜呼さんが、デセール&飲み物監修者である中島研一さん(@幻の「リドル」)から特訓を受けて作っているのです。コンポートしておいたりんごをバターでソテ、カソナードでカラメリゼ、そしてカルヴァドスで風味付けをしているそうです。りんごも自分でびっくりしていると思う瀟洒な味わい。でも濃い濃い、やみつきにおいしい。りんごは富士だそうな。りんごの下にはまた風味の違うクレームが塗られた、微妙な厚みの土台。台の部分は、水気が染みこんでいるにもかかわらず程よくパリッと歯ごたえがあって、すごくいいバランスなのです。(追記:中島さんに確認させていただいたところ、クレームはアーモンドのローストペーストとプラリネを混ぜ込んだクレーム・オ・ブール、土台はパート・シュクレに少しアーモンドプードルを足したものだと伺いました。高温で短時間に焼き上げるとのこと。それでこんな食感に? ここに至るまで、何度も試行錯誤なさったそうです。皆さんぜひ行って、実際に食べて確かめてみてくださいね。) 添えられたアールグレイ風味のフランは、りんごにからめつつ食べるといいということでしたが、確かにいいと思います・・・けれど、わたしはそれぞれをすごく集中して味わいたかったのでわりとそうしました。これはわたしの食べ方の傾向だから参考にならないです。ごめん<(_ _)> だいたいどんなものでも単一の味や食感を気が済むまで味わい尽くしたいという癖があります。フルーツはフルーツ、ショコラはショコラてな感じで。好きなものに添えもんすんな~。ピュアで食べさせて~。そして、好きなものほど「バケツ1杯食べたい」って言います。このりんご、バケツ2杯くらい食べたかったわ!
●りんごのデセールはアールグレイの紅茶と共に。椅子もブルー、ポットもブルー、カップもブルー&白。赤こそ至上の色♪と思っているわたしでも、目に快く、いい調和だな~と思います。ちなみにだけど、わたし食器に赤は使わないのです。(赤線の入ったエルメスのリモージュだけは例外として。)染付とか、ロイヤルコペンハーゲンなんかが気分がいいの~(意外?)
■ そしてそして! 見たのよ~、四つ葉ならぬ、ヴァレンタイン限定のラブ・クローバー号を! 昨年「なかじん」さんが写メールくださって初めてこのヴァレンタインヴァージョンの存在を知ったのだけど、今年はうしし、わたしが先に見た~♪ (と思う。)四条高倉の交差点で、「おおーっ!」と思ってとっさにカメラ構えたのよ♪
● 屋根にくっきりとピンクのハート形=クローバー。とっさでも、大した設定しなくてもこれだけ撮れるわたしのカメラ偉いと思う。(とっさの時は素早く他のモードから autoにする癖だけはつけておくといいです!) ヤサカタクシーのHPにアクセスしてみたら、ニュースページにありました! 以下まんま引用します。2009年2月 13日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 四つ葉 | lien permanent
■ お菓子いろいろ:「パウンドハウス」/「ぎおん 徳屋」 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、今日は京のお菓子です! まずは「パウンドハウス」のストロベリーショートケーキ、わたし久しぶりにいただきました。うれしかった~! 下鴨本通の北大路、行ってしまえばすぐなのに、「パウンドハウス」にしても「カフェ・ヴェルディ」にしてもちょっと遠いかな~って気分で、「カフェ・ヴェルディ」さまには珈琲豆も配達お願いしちゃって甘えまくりです<(_ _)> で、この「パウンドハウス」は配達してもらったわけではなく(笑)、これは偶然、食べたいなあと思っていた時に絶妙なタイミングで友人からの差し入れだったのでした。スポンジと生クリームといちご、この3要素だけなのだけど、なんて見事な調和でしょう。スポンジのふわふわ具合、生クリームも加減がいいこと、おいしいいちごびっしりのこの量感、わたしやっぱりこれ好きだわ♪ 30年も前から愛されている「パウンドハウス」のベストセラーです。Sちゃんありがとうよ<(_ _)>
●こちらはサンマルク。これは下の層がショコラのクレームで、猛烈わたし好みです♪ 上にキャラメルバリバリで、すごくいい香り! けれど・・・バリバリの食感はよいのだけれど、下の層の食感と違い過ぎて添っていかない感じもするかな~と。パティシエールのかよちゃん=藤林佳代子さんにお伝えしようかなあ。エラソーかなあ。けれど真ん中3層、わたし一気食べしちゃったわ・・・ほんとおいしかった。また食べたい。
●ねっとり美味なわらび餅はきな粉か、●黒蜜をつけて味わいます。わらび餅の、このねっとりと弾力あるおいしさをわかってくれるフランス人って少ないと思うのです。そんなことない? まずだいたい、「ねっとり」っていうフランス語がすぐに思い浮かばない。パリパリとかとろりとかさっぱりとか濃厚なとかなら思い当たるのに。和仏辞書で「ねっとり」を調べるとonctueux って出てくるけれど、この言葉はむしろ「とろっとした」「濃厚な」という方が近いのと違うかしらん?? ・・・わからん。ともあれ、ゆったりとスペースも広々、しばしくつろいだのでした。週末は並んだりもしているみたいですが、平日17時くらいに伺ったのでするりと入れました。ありがと<(_ _)>
■年末にこれくれた人ありがとーよ。たまには連絡おくれよ。*****************************************************************************2009年2月 2日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 スイーツ, 京都 和菓子 | lien permanent
■ 岡崎の「オ・タン・ペルデュ」 で焼き菓子とお惣菜 |
■ 2月になっちゃったけれどまだ1月の画像がみしみしとあって、倦まずたゆまず出していきます。というか、12月のもまだあったりするのよ~。出しきれずごめんなさい<(_ _)> 1週間ほど前にだいぶ久しぶりで伺った「オ・タン・ペルデュ」、フランス惣菜がいろいろ揃った粋なトレトゥール兼サロン・ド・テです。店頭のお惣菜がサロンででもいただけるわけです。金柑のタルト、これ見たら買いたくなるじゃない?
●金柑を、kumquatって言うなんて知らなかったわ~。「k」で始まるってことは外来語、これはフランス語じゃないわけよね。フランスの柑橘ではない、と。かしこいロベール仏和大辞典@CASIO EX-word (わたしは当然フランス語ヴァージョン♪ ロベール搭載以降、本当に助かっています)で見てみたら、ちゃんとあるではないの。①キンカン:中国原産のミカン科キンカン属 Fortunellaの樹木の総称。②キンカンの実。【英語kumkat、kumquat ←中国語(広東語)kam-kwat 金橘(きんかん)】ということです。
●お惣菜が並んだケースです。これが外からも見えるように美しく並べられていていい感じ。今は寒いけれど、気候のよい季節ならテラスも気持ちいいと思います。そうそう、一度買ってみようと思っているのはデジュネのボックスです。テリーヌ、キャロットラペ、ラタトゥイユ、キッシュロレーヌ、パン、焼き菓子などがセットになったものがあるのです。テイクアウトで1200円、店内でいただけば飲み物付で1500円というもの。次いつ伺えるかな~。でも必ずね。この日わたしは金柑タルト、キッシュロレーヌ、他にサラダニソワーズなどを持ち帰りいたしました。この時すでにお腹いっぱいだったし、その後食べないといけないものもあったしで少ししか買わず・・・帰ってからあれもこれも欲しかったなあとお店のサイトの商品紹介を見ながら思ったのでした。あ~もう胃に入る余地ないのに~。改めて伺います♪2009年2月 1日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 テイクアウト | lien permanent
■ 「リプトン三条本店」で、ウバミルクティとショコラ |
■ 起きてる時間のすべて仕事している、というのは嘘ではないのだけど、わたしの場合遊びも仕事も渾然一体となっているから、エラソーなことは言えません。でも、ちょっと紅茶でひと休みもいいではないの~。三条通寺町少し東入ルの「リプトン三条本店」で人を待つ間、ウバミルクティをいただいています。香りも味も強いめのセイロンの銘茶、ウバはミルクティでいただくのがおいしいのです。きちんと紅茶を淹れるプロがいるお店できちんとミルクティってのもいいなあと。●なんでかというと、わたし今たてこもり仕事が多いから、たくさん飲み物の類をいただくのです。(みんなありがとう<(_ _)>) で、ダージリンのような紅茶だけでなくジンジャーシロップ(希釈用)とか抹茶ミルク粉末とかバラのお茶とかかわいいパック日本茶とか、当然ショコラのプードルとか、ヴァンショー作るように赤ワインとか甘酒の素とか、いろいろ楽しいわけよ♪ でも家では好き放題できちゃうから、紅茶やカフェにジンジャーシロップ入れてみたりシナモンパウダー投入したりコンフィチュール混ぜてみたり、盛大なお遊びだ(-_-;) だから正しいお紅茶をリプトンでいただき、ひととき気分転換です。●だいたいわたしこういうものを年末に買ったわけです。ポメラ というの。軽くて、これさえあれば、どこでもとりあえず打ち込みができるわけ。だからお茶くらい飲みに出てもいいわけよ~。(?) 打ったテクストはUSBケーブルですぐにパソコンに送れるし、すべては画期的\(゜o゜)/器用な人はケータイで打ち込んでしまうのだろうけれど、わたしはやっぱり両手10本指打ちが圧倒的にいいし。で、これを持ち歩きさえすれば、出先でも食後にさささとコース内容を打ち込んでおいたりもできるし、すばらし~わけです。といいつつ結局パナソニック・レッツノートも同時に持ち歩いたりしてるんだけど。(-_-;)2009年1月 31日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「紫野和久傳」@堺町で、ほわほわの飯むし |
●「紫野和久傳 堺町店」の2階の茶菓席にいるのです。1月2日付でアップしたれんこん饅頭をいただきながら、(それは本当においしいものだったのに、)「蟹の飯むし」とお品書きにあるのを見つめつつ「食べたい・・・」。いじましいですね~(-_-;) よほど即いただこうか? と思いつつも、その直後に食事に行く予定もあったし・・・と言いながら、この時はさらに「できたて本わらび餅」も食べちゃったのよ(-_-;)
●陶ばこ・・・お弁当で見たことのある陶製の箱です。これに、デセールがついて1365円。飯むしは昨年始まったもので、季節によって鯛や鮎や鱧を使ってきたと伺いました。ほんとおしのぎというか、ごく軽食なのだけど、さすが料理屋さんならではの丁寧さと素材の良さで、「少しでいいけど、いいものが食べたい」という時にぴったりです。何よりこのスペースでいただけるのがいいわ♪
●けれどわたし、「よもぎと百合根の葛焼」をいただきました。「せっかくだから」の気持ちになってしまって。季節限定と言われたら弱いのだ。よもぎが練り込まれた葛焼きに、アクセントにほくほくの百合根。熱々なのです。抹茶付で892円です。
■ こちらは月替わりのお鍋シリーズ「京のひめ苞」(きょうのひめつと)です。取材の合間にお願いして見せていただいた3月発売の「花見鍋」のサンプルです。花冷えの頃にこれを囲めばどんなにうれしいでしょう。内容は、よもぎ餅、椎茸、はまぐりしんじょう、穴子、ふき、引き上げ湯葉、れんこん、結んだかぼちゃ麩、蛸の子、みょうが、桜にんじん、桜大根、三つ葉、木の芽。以下揚げたもので:筍、海老、ふきのとう。袋状のものが、大根おろし(長芋で少しねっとりさせたもの)に、桜漬入り。おだしが別添えになっています。いや~ん、このセット、何だか夢みたいじゃない? 2人前で6000円。クール便で全国発送してくださいます。日持ちは製造日を含めて2日間。紫野和久傳の本店や堺町店のほか、承り営業部075-495-5588で注文ができます。2009年1月 21日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 取り寄せ, 京都 和食 | lien permanent
■ 「紫野和久傳 茶菓席」で、本日登場の新デセール |
■ 堺町通御池下ルの「紫野和久傳 堺町店」の2階の茶菓席は、料理屋さんならではの作りたてのお菓子が楽しめてすてきです。持ち帰る和菓子というのじゃなくて、アシエットデセールですね。わらび餅やらおぜんざいやらの定番だけでなく、時々わーっと驚く新作が静かに登場していますから、まめに伺わなければいけません。こちらは本日1月2日から登場するできたて熱々のお菓子、れんこん饅頭です。年末、ちょっと先行でいただいてきました。
●お饅頭にとろりんとかかっているのはみたらしあんです。ほんのり甘くて優美な味わいです。はらはらと振られた柚子がふわりと香り立ちます。お饅頭本体は、すり下したれんこんともち米と和三盆を合わせた生地に、角切りに刻まれたれんこんが加えられていて、つまりふんわりしつつも時々シャリシャリとした口当たりです。中には大粒の小豆入りのあんがぶ厚く入っています。切り口ぐずぐずでごめん<(_ _)>
●本わらび粉の練りたてですが、びよ~んと、こんなに弾力があります。生地じたいに甘みが付けられていますが、黒蜜も添えられています。甘甘にしたい人はいいと思うのだけど、わたしはこのほどよい甘さのままが心地よいと思います。
●わらび餅の下に、たっぷりの大納言小豆が隠れています。これがすごい大粒なのです。あんというより、お豆食べてるって感じです。わらび餅が冷たく硬くならないうちに、ぐいぐいお箸を入れて食べ進むのです。わらび餅の練り具合とか小豆の茹で具合とか盛り付けのバランスとか、お料理感覚で緻密に考えられたお菓子だと思いました。お抹茶付きで945円です。2009年1月 2日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子 | lien permanent
■ つるりデセール天国:「栖園」/「茶寮 宝泉」 |
■ 天国シリーズの本日は、お菓子というよりアシエットデセール、作りたてをその場でいただく和のつるり系を2品です。●まずは「大極殿」による高倉六角にある「栖園(せいえん)」で、看板デセールの琥珀流しです。ふるふるの寒天に、かかるシロップとトッピングが月替わりという楽しいものです。今までチェックしたのだけでも抹茶シロップ、梅、ミント、ぶどう、柿、栗・・・という具合です。こちらは丹波の特大黒豆に黒蜜。黒豆が甘くてふっくらしていて、甘い黒蜜との相性もよすぎるくらい♪
●やっとスプーンにのるほどにゆるゆるで、口当たりなめらか、黒蜜とろりんの香味と絶妙に合って、ひと掬いまたひと掬いと止まりません。あっという間にグラスはカラになり、ほんの一瞬のはかないおいしさでした・・・また伺います! <(_ _)>
●お庭を望むお座敷で、作りたてのわらび餅がいただけてすてきです。「お庭を眺めつつ」なんていうこと自体が非日常な感じです。わらび餅は受注後作り始められるので15分ほどここで必然的にゆっくりすることに。ゆっくりするなんてこと自体が、もうとんでもない贅沢で・・・PC持って来たらよかったと本気で思ったり。いやここで広げたら、他のお客さまにメーワクだろうとさすがに思う。(-_-;) わたし自身は5分でもヒマがあれば、単なるデータ打ち込みでもいいから、PCに向かって何かしてたい方です。京都に暮らしながら風雅からほど遠い・・・。(-_-;)
●で、新兵器を使ってちょっと即席ライティング! 国産の最高のわらび粉を使って作られています。つるりねっとりとした食感にほどよい甘さ、するりと喉を通りすぎていって、余韻はさわやか。沖縄・波照間黒蜜も添えられますが、わらび餅にすでに甘味がついているので使わずです。あんやきな粉と組み合わせることもなし。ひたすらわらび粉で練られたお餅の食感と香味を最大限に味わえて、なかなかに比類なきものと言えると思います。2008年12月 5日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 和菓子 | lien permanent
■ 「遊形サロン・ド・テ」のかぼちゃのブリュレ |
●かぼちゃのクレームをブリュレしたもので、温かいりんごが添えられているのです。こちらのデセールとカフェや紅茶の監修をされているのは中島研一さん、今や伝説のカフェとなってしまったけれど、かつて木屋町三条で10年にわたって「リドル」をやっていらした方です。「俵屋」佐藤年さんは、ちゃんと「リドル」のデセールを憶えていらして、オープンに当たって中島さんを上手に誘い起用なさった。すごい眼力だと思うし、そしていい仕事をしていれば絶対誰かが見ていてくれるという励みになるすてきな例だと思います。
●掬い上げるとこんな。形を保てるぎりぎりのやわらかさのなめらかなかぼちゃのクレーム、ヴァニラの粒粒も見えます。生クリームに、バターも加えて風味を出されたとかで、けれど濃厚すぎることもなく、ひたすらすべらかな口当たりとかぼちゃの香味が味わえます。かつて「リドル」でさつまいものケーキってあったの覚えている方は、あれ式なわけです。あひるの子が白鳥になったみたいな感じかしらん。そして、バターでキャラメリゼした後カルヴァドスでフランベしたという温りんごが何とも粋で調和していること、これは本当においしいです。相当いい食事の後でも、ケーキやムースに生のフルーツが添えられていて、わたしにとっては合うはずもなく(ごめん<(_ _)>)、そのたびがっくりすることもたびたびだったこれまでの人生なので、このセンスのよさにはしんそこ安心できます。
●伝説のショコラのムースは定番としてあるようで安心。そしてもうひとつのデセールとしてこの「かぼちゃのブリュレ 温かいりんご添え」が今のメニューとして載っています。もちろんわらび餅は「遊形」さんの定番として常にあります。
●カフェと共にいただきました。(ポットの写り込みごめん<(_ _)>) 以上で2200円。デセールのアイデアやお手間、たっぷりした飲み物、それにインテリアやら雰囲気やら全部込みと思えば納得のお値段です。2008年11月 15日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ 「リプトンティーハウス 銀座」オープン記念のミニ缶 |
■ 先ごろ東京・銀座に「リプトンティーハウス 銀座」が開店しました。日本においては京都発祥の「リプトン」が、東京でも最も瀟洒なイメージのある銀座にもお店を出されたとは何とも喜ばしいことです。その銀座店オープンを記念して、手のひらにのるような愛らしいミニ缶が発売されたのです。銀座店のオリジナルとして、既成の缶ではなく型から起こして作られたそう。典雅な紋様入りで、飾って眺めるだけでもうれしいものです。中の紅茶は「セイロン シュープリーム」というもので、マイルドな風味のセイロンブレンドです。ナチュールで飲んでもいいし、少量のミルクを合わせてもいいと思います。缶はニュアンスを変えて3色あります。現在数量限定で京都の「リプトン」でも扱っています。かわいいなあと目が釘づけになっちゃった方は急ぎましょう! 1個 30g入りで1000円です。京都の「リプトン」のHPはこちら。2008年11月 15日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■ふわふわの、きつねうどん/黒みつ氷/ハートのブーケ |
■やらねばならんことに行くべきところが重なりまくって人生あふれ返っているのです。が、サイト上は本日ちょっとゆっくりモードの脱力ヴァージョンです。先日(って先月!)の「アルページュ」やらもうすぐオープンの「ガスパール東京」やら、もう写真もセレクトして組んであるのだけどテクスト打ち込みができてないの<(_ _)> ●きつねうどんは@大好き「冨美家」です。ふわふわのお揚げ、しゃりしゃりの甘いねぎ、やわやわのおうどん。そして香りのいいおだし。うどん一杯で桃源郷だあ~♪
■こちらはふわふわの氷です! 先斗町の「ぎょくえん」、氷が空気をはらんで綿のようにふわっふわなのです。今はすごく昔、わたしも人から教えられた時は、「ふわふわの氷って?」って半信半疑というか全疑状態だったのです。けれど本当に、真綿のような、あるいはカシミアのようなやわらかさの氷ってのがこの世にあるのよ。何を置いても黒みつがおすすめです。
■美奈ちゃん@「フローリストショップ プーゼ」。お祝いのお花を注文に行き、ついでに自宅用の小さなブーケをお願いしたら、御大・浦沢美奈さんの登場です。わーい♪ うどんや氷でふわふわ癖がついていたわたし、「白で、やわらかにふわふわに」とお願いしたら「赤じゃなくていいの? 珍しい」と笑われました(-_-;) で、よく見て~! アイビーがハート形になってるの~! わたしがたくさん愛に恵まれるようにと。大笑い。ありがとうよ。先日天才ご子息も共に「京都ネーゼ」で夕食したのが忘れがたく楽しくかったので、近々またたっちゃんを囲む夕食会をやろうね♪ と約束してお店を後に。全国100万人の読者の皆さま、天才タツヤ君のユニーク語録を、またどうぞお楽しみに!2008年8月 20日, dans 京都 うどん, 京都 サロン・ド・テ, 京都 花 | lien permanent
■フカヒレでリハビリ/あづい日々に涼しいジュレもの |
■この湯気湯気はなんでしょう~? 先週の後半、身体の様子を見つつ、外に出るのもおびえながら(本当だってば)、それでも段々に空腹の感覚もよみがえり、「優しい食べものは何かなあ?」と考えて出かけたのが「風枝」です。少し前にいただいたフカヒレ麺を思い出して、そうだリハビリ食はフカヒレ姿煮にしましょう♪と。確か前も一度食べた記憶あり・・・
●前後するけれど付出しにひじきを少し。うれし。●高菜のチャーハン750円。身体は温まり、しばしなごめました。病気の後に、シャバはいいなーと。普通に機能している街とか暮らしとか、そういうのはいいなーと。すごく喜びもせずすごく落ち込みもせず、淡々と都の楽しみを享受しつつ生きていけたらいいなあと。淡々と中庸に。まあ無理なんだけど~(-_-;)*****************************************************************************
■そして梅雨明け後の猛暑、気温が体温を超えている日々、打ち合わせとかいいながらこんなパフェを食べて、非常事態のあづさをしのいでいます。紅茶の「リプトン」ならではの紅茶パフェ750円です。これは、ロイヤルミルクティの濃縮シロップ状のものをソースとしてかけつついただくものなのです。
■全体像はこんなです。紅茶のジュレは香り高くふるふると口当たりよく、紅茶風味のアイスクリームやらケイクやらが盛り込まれ、紅茶とミルクの香りを堪能できる粋なパフェです。実は長らく定番としてあるベストセラーパフェだそうで、(京都を代表するサロン・ド・テのメニューだというのに、知らなかったの(T_T))わたし熱中して無言でいただきました。
■何かひとつを気に入ると癖になって、同じものを執拗にコレクションしたがる性分です。「お茶ジュレ」癖がついちゃったわたし、今度は夏になれば一度は必ず思い出す「京はやしや」で抹茶のジュレです。抹茶パフェが有名だけど、わたしは食感いろいろ(ゴーフルやら)よりは単一の食感を十全に楽しみたいのでこれ。抹茶のジュレとソフトクリーム、これは完璧な組み合わせです。2008年7月 23日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 中華・ラーメン | lien permanent
■「遊形サロン・ド・テ」の新作デセール: 白桃のジュレ |
■本日は「遊形サロン・ド・テ」(最初の紹介記事)で、7月18日にデビューしたばかりの新しいデセール、白桃のジュレをご紹介します。器の蓋を開ければミルクティのような色合いのクレーム、中には、大ぶりにカットされた白桃がごろごろと入っています。これがキルシュ風味のシロップでコンポートにされた桃で、優しい甘味、そして実に粋な香りなのです。このコンポート液のジュレと、生クリームと合わせたカラメルソースが柔らかな桃にからむわけです。桃とキルシュとカラメルが、こんなに絶妙に響き合うとは・・・。シンプルにしてこの上なく美味、感動を呼ぶデセールです。
■白桃のジュレはこんな丸い器で供されます。この器はこのデセールのために村田森さんに特注して作られたもので、形は愛らしく、手のひらによく馴染み、そして色みも柔らかで目に心地よい。無駄がなくて美しいのです。
■メニューはこんなです。白桃のジュレ・・・実は初めて世に出るものではありません。憶えておられる方も多数いらっしゃると思いますが、これはかつて木屋町三条にあった稀代のカフェ、「リドル」(2004年1月に閉店)で出されていたものなのです。あの頃はローゼンタールの「魔笛」の器で出されていました。真っ白な器はよく冷えて、蓋に触れた時に指先が冷やっとしたのを今でもリアルに思い出します。この時季限定のものなので、「白桃はまだ?」なんて楽しみにしたものです。わたしは「リドル」で必食だったショコラのムースと、白桃のジュレと両方食べたくて選びかねて、結局両方食べちゃったことも何度もあります。実は今回も5年ぶりの白桃のジュレにメロメロ、18日19日とわたし連日食べに行っちゃいました。確かわたし病み上がりだったはずなんだけど、おかげで回復? 「食べるの早くない?」と2日目一緒に行った友人に呆れられました(-_-;)
■こちらがいつものショコラのムース。このサイトでもすでに何度も騒いだ(笑)名作です。光を受けて輝くポルト酒のジュレの下に、濃くて風味よいショコラのムース・・・もう桃源郷っていうか、これ食べられたら生き天国だとわたしは思う。「リドル」閉店の時は喪失感から長く立ち直れなかったけれど、こうして今「俵屋」さんの手になる格別美しい空間であの時の稀有なデセールが甦って、本当にうれしいと思うのです。当主の佐藤年さんがこんこんと「新しいカフェでは、デセール監修をどうかお願い」とかつての「リドル」店主の中島研一さんに頼まれた結果の快挙。異彩を放つ人はやっぱり放ってはおかれないということです。
■その中島さんは「リドル」時代から、カフェとはまた違う、こんなお店を持っていらっしゃいました。「THE WRITING SHOP」、ヨーロッパの洗練されたステーショナリーを扱うお店です。これがまた凝り性のかたまりみたいなお店なのです。ご自分でなさる活版印刷によるレターペーパーやらカードやら名刺などの販売に、額装もする専門店。シックですてきです。「遊形サロン・ド・テ」のメニューも、中島さんの手になるものなのです。そしてあのメニュー、実は革製だとのこと・・・わたしは言われるまで(言われても)わかりませんでした<(_ _)>
■こんなきれいな紙も多彩に扱われています。イタリアのマーブル模様の紙なんか、別に使うあてがなくても、なんだか欲しいなあなんて思います。実際の販売には、中島さんではなくて、花恵(かえ)さんという優しい方がいつもお店にいらっしゃいます。非常に客を選ぶお店だと思うのだけど、いつもお客さまがいらっしゃいますから、固定ファンが多いのだと思います。「リドル」の時と同じように。THE WRITING SHOP、場所は蛸薬師富小路東入ルです。2008年7月 20日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■アラン・パッサールのフェア/ロイヤルミルクティ/カクテル |
■来月7月「アルページュ」のアラン・パッサールさんが来日、京都にいらして、22日と23日、京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」において、シェフでお弟子さんである滝本将博さんと共に、デジュネ&ディネをなさいます。「アルページュ」って、(いまさら説明の必要もないと思うけれど)パリ7区、ロダン美術館の前にある美しい3つ星レストランです。わたしもパリでとりわけ好きだったお店で、滝本さんと数年前に初めて会った時にも、いちばんにそんな話をしたのだったと思います。
■東京から京都通いをしていた頃は、和食を巡るので精一杯だったけれど、それでもある時万難を排して訪れた「ヴィ・ザ・ヴィ」でアミューズにこの卵料理が出てきた時は、わーっ、「アルページュ」だ! と驚き、これを出すことを許された人なのだとその時シェフをちょっと尊敬したのでした。(ごめんよ(-_-;))シェフはシェフで、「あなたはあの時新幹線の時間がとか、量を減らせとか言った~」って何年もしてから文句言ってたけど。(-_-;)(-_-;) ともあれこの日以来、わたしは京都でそれまでほとんど食べる機会を持とうとしなかったフランス料理を意識的に食べるようになったのです。●右のタテ写真は「アルページュ」のもの、左のヨコの方が「ヴィ・ザ・ヴィ」のアミューズ(2008年4月)です。この卵は毎回必ず組み込まれます。パッサールさんへのオマージュなのです。
■正式イヴェント名は「アラン・パッサール氏招聘イベント」。「ヴィ・ザ・ヴィ」ではなく、「英(はなぶさ)の間」というお部屋でお昼40席、夜60席という予定だそうです。一斉スタートではなく、デジュネ12:00~13:00LO、ディネ18:00~20:00LOということで、都合のいい時間で予約ができるのが粋なことです。値段はお昼2万円、夜3万5000円(お料理のみ)。随分前から周到に準備をしていらしたイヴェントです。シェフをはじめ、ブライトンの精鋭スタッフの皆さんが一丸となって臨まれるこのフェア、わたしもとても楽しみにしています。予約は直通075-451-1112まで。
■三条アーケード内の「リプトン」三条本店で、わたしが取材を受けているの図です。おのぞみドットコムというウェブサイトの「真剣な会話」というコーナーへの掲載ということで、堀池涼子さんというかわいらしい若い編集者が来てくださいました。つまり「なんで京都にそんなにとりつかれちゃったの?」っていう話なんだけど、だって食べものがおいしいんだもん♪ 確かに京都の食に取り付かれた挙句に移住までしてしまったわけだけれど、「もともと通い始めたのはいつ頃から?」と鋭く聞かれて思い出すに、まだ料理にお金たくさん払ったりできない高校生の頃から通っていたのですわたし。端から庭の写真や風景写真を撮ったのよ。だから、食い意地ばかりの今より(-_-;)、もっと純粋に京都が好きだったと言えるかもしれない。で、その頃の「リプトン」、今はない河原町店がわたしは好きだったのです。(もうすぐ「ハニービー」というお店になるようですが。)今は昔、ショコラのクリームを巻いたクレープがあったんですね。香りがよくてちょっとリキュールが入ったようで。その時はそれがひどくおしゃれだったのです。そんなことまで思い出しました。
●これはロイヤルミルクティ。これを初めて京都で出したのは実は「リプトン」であったということを知りました。昭和40年代に英国フェアを行った際にデビューしたものであると。甘い泡泡のミルクがふわふわとのった、濃い味のお紅茶です。これを飲みつつ、楽しかった取材のひと時。取材といいつつ涼子さんとイタリアンのお昼まで一緒にしちゃって、それはまた改めて。
■話題をもうひとつ。富小路六角のバー、「トレフルドール」が1周年を迎えられました。開店当初に2,3回伺ったきりだったのです。フランスっぽく何か、というお願いに、カルヴァドスベースの「ソノラ」というものです。ラムの甘さにレモンやオレンジなどの酸味が少し。アブリコの香りも効いて、食後のデセール代わりにもなるようなカクテルでした。ちょうど「千ひろ」さんのジュースみたいに。2008年6月 12日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 バー, 京都 フレンチ | lien permanent
■「ラニオン」で粋なデジュネ/「遊形サロン・ド・テ」でデセール |

■「ラニオン」はなかなかお席が取れないほどの人気で大変。お店はきれいだしおいしいし、エレガント過ぎずかといってひどくカジュアルでもなく、程がいいから。シェフとマダムの恒例のフランス旅行の前に一度伺わねばと、「井澤屋」の、才気煥発でいつもすてきな井澤美紀子さんと共に。●アミューズに赤ピーマンのムース。
●鹿児島県産黒豚ロースのグリエ アンチョビ風味。わたし豚も好きよ♪ 焼いて塩だけで食べるのでも十分においしいだろう豚にアンチョビ風味が加わって、ちょっとやみつき的なお皿です。じゃがいものパリっと焼いたのも豚の旨みとよく合ってたまらん。

●デセールは3種類から選択で、わたしはショコラのムースとアールグレイのアイスクリーム。このショコラのムース、濃厚で香り強くて、けれど口当たりはふわりとエアリー。陶酔的なおいしさです。これだけ丼一杯とかバケツ一杯食べたいわわたし。高貴なショコラに・・・アールグレイのアイスクリームとの組み合わせでとても安心しました。ショコラにはしばしば反対色とか反対味のものが組み合わされるから・・・たとえばフランボワーズとか・・・あれやめてくれたらなあと常々思っているのです。ほんと好みの領域なのだけど。それからフランボワーズ自体は好きなのですよ。けれどショコラは絶対にショコラとして食べたいとわたしは思うし、大半のショコラ好きはそう思っていると思うのだけど。違ったらごめんね<(_ _)>
●アンフュージョンで締めです。以上 Dejeuner B (アミューズ、スープ、メイン、デセール、カフェ)2000円、本当にお値打ちのデジュネでした。しばしば伺いたいお店です。週1くらいでも・・・って、いいお店で感動のある食事をした後いつも本気で思うのですが、仕事であちこち行かねばならんからなかなか伺えずで <(_ _)> フランス大好きなシェフの宮野多門さんとマダムの恭子さん、いい旅してきてね♪
■そしてショコラのムースといえばこちら、「遊形サロン・ド・テ」です。何度かご紹介してきましたが改めて。これはもう神がかり的な名作、「リドル」時代の味がそのまま甦ったものなのです。ポルト酒のジュレがムースを覆っていて、グリオットチェリーは「遊形」となってからのせられたものです。ジュレの酸味はほどよくて、ふるふるとショコラに寄り添って、わたしこれはオッケーなわけ。矛盾と言われるかもしれないけれど食の嗜好はもうそれぞれどうしようもないもんだと思うから、許してね。トロトロよりは手前で、ある程度粘りけのあるムース、ショコラの稀有な香味がここにあると思いつついただきます。2008年5月 31日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 フレンチ | lien permanent
■「ばらの木」で、スチュワード麻子さんの紅茶セミナー |
■京都タカシマヤ2階の喫茶サロン「ばらの木」で、スチュワード麻子さんによる紅茶セミナーが開かれました。スチュワード麻子さんは本サイトでも以前にご紹介したこのとのあるロンドン郊外在住の紅茶研究家、正確にはシニアティーインストラクターでいらっしゃいます。2000年にスタートした紅茶スクール Infuse School of English Tea (U.K.ティーカウンシルにも登録)を主宰されています。年に何度かの帰国の合間を縫って京都においでになり、リニューアルなった「ばらの木」のゆったりした空間で紅茶の楽しみ方、おもてなしのアイデア、紅茶を巡るイギリスの昨今などについてお話しされたのです。
■20名ほどの参加者は、まずウエルカムティー=麻子さんのオリジナルブレンドである「イングリッシュ・ローズ・グレイ」をふるまわれました。ローズの香るアールグレイを楽しみつつ、紅茶にまつわるお話を伺います。(以下お話の内容抜粋)●おもてなしというとディナーやランチなどに家に人を招くもの。ディナーなら最低3カップル6名を招き、必ずコース形式(大皿料理なんてことはない)だが、●ランチだともう少しカジュアルでOK。この頃はブランチパーティなんていうのもあり。●カクテルパーティやドリンクパーティとなると食事はつまむもの程度になる。●紅茶ならお招きはもっと簡単! コースの決まりもない。●そもそもイギリス人はどんな時でにでも紅茶を飲む。仕事の合間/朝食時など関係ない。●人を慰める時も「まあまあまずはお茶を飲んで。」●楽しすぎて興奮している人にも「まあまあまずはお茶を飲んで。」つまりイギリスの暮らしにおいて紅茶は日常に密着したもの。●「ちょっとお茶に来ない?」と家に招かれても、マグカップにティーバッグ紅茶、ビスケットを缶から出して、みたいのもしばしば。●だから軽い気持ちでお茶のお招きはできる。●けれど同時にビジネスミーティングにホテルやサロン・ド・テの本格的アフタヌーンティーが利用される、といったことも起こっている昨今。●家でおもてなしをするなら、まずはテーマを明確に。●季節感の演出も大事で、春はイースター、冬はクリスマスというのが最大のお祭り。●イギリスではティーパーティでの誕生祝いも珍しくない。●パーティオーガナイズ会社のサーヴィスが盛んで、料理の調達(イギリス人の大半は料理が苦手)からテーマ性で統一したしつらいまで全部請け負ってくれて、ホームパーティを成功させてくれる。●テーブルまわりを赤なら赤でまとめてくれたり、風船ふわふわ部屋中に浮かべて、その風船の全部に「40のお誕生日おめでとう!」なんて文字を入れてくれたりする。●日本茶の普及はすごいものがある。今やグリーンティなんて言う必要はなく、「センチャ」「ホウジチャ」で通じるほど。●センチャにピーチやマンゴーの香りをつけたものなども普通。キワモノとしてではなく、当たり前にティーバッグで販売され飲まれている。●家でティーパーティをやる時:テーブルの一番上の布はレースのクロスを。●活ける花は上流になるほど、生花が好まれる。けれど、紅茶の香りを邪魔するほど香りがきつすぎる花はいけない。●フォークはセットせず、手でつまめるフィンガーフードを用意する。●サンドイッチの具材はきゅうりが定番。まずは絶対きゅうり。●スコーンに、クロテッドクリームとジャム、どちらを先に付けるか? というのは長年論争されていること。●どちらを先につけてもいいけれど、水平に切ること。タテに切ってはダメ。●熱々スコーン、バターと同じでクリームをつけても瞬時に溶けて流れてしまうからジャムを先に、という考え方。●アフタヌーンティーの順序としては、サンドイッチ→熱々スコーン→パティスリ。本来、食べる順に運ばれて来るもの。●ティーポットは家の女主人のみが触っていいもの。「女ふたりが同時にティーポットに触ると、どちらかの女から、双子の赤毛の男の子が1年以内に生まれてくる」と言われている。\(゜o゜)/ それくらい、あり得ないことである。●わーきれい、と思わせるようなテーブルを用意し、歓迎の気持ちを表すこと。(以上お話から抜粋でした。)
■パウンドケーキ2種類と、紅茶は「インフューズオリジナルブレンド」がふるまわれました。紅茶はダージリン、キーマン、セイロンという世界3大銘茶をブレンドしていいところばかり生かしたもの。わたし自身は今まで4種類のオリジナルティーをいただいた中でこれが最もいいと思っています。
■こちらはオリジナルのティーコージーです。リバティプリントをよく見るとティーポットが円を作って丸くなったモチーフです。麻子さんの好きなブルーグレイ色、保温性と使い易さを兼ね備えたものです。販売もされています。
■質疑応答になると熱の入った麻子さんは立ち上がってお話。姿はほっそりときれいなのに語り口は明瞭、説得力があります。イギリス在住の日本人たちの憧れとなって、多数の受講生を擁するスクールを主宰していらっしゃることがよくわかります。●「お招きを受けた時の服装は?」という質問には、●迎える方も伺う方も少しドレスアップして。カジュアルスマート、というドレスコードがこのごろ多い。これはジャケットありなし? ネクタイありなし? ネクタイなしでジャケット? ジャケットなしでネクタイあり?? など男の人の方が悩むところで、女性の方は自由にできるのではないか。日本人はきれいにしていると世界的に思われているし。●「おみやげを持って行くか?」という質問には、●それはマストなことではないけれど、夜ならワインやシャンパーニュが多い。昼ならショコラやお菓子など? お花は、活けるのが大変なものはあげない方がいいかもしれない。すでに飾られている花を邪魔してもいけない。・・・などなど、具体的なお話でした。
■楽しい雰囲気のうちにセミナーは終わり、麻子さんは外で待っていらしたご家族の皆さんと合流しました。イギリス人のご主人と3人のお子さんたち・・・絵に描いたようなハッピーファミリーです。皆さん完璧にバイリンガルで日本語を話されて、すごいことです。
■この本もあります。「ロンドン、とっておきのティープレイスへ」(河出書房新社)。ロンドンで味わえるさまざまなアフタヌーンティーが紹介されていて見飽きぬ楽しさです。「ロンドンで、どこでアフタヌーンティしたらいい?」と質問があまりに多かったから、麻子さんは途方に暮れてこの本を作られたといいます。そりゃそうです、「京都で、どの割烹行ったらいい?」という質問と同じですもんね。あり過ぎて、即答はできません。もう少し具体的にどんなお店が希望なのか教えて、ということになりますから。麻子さんはヴィジュアルで、多様なサロンやホテルを一目瞭然にしたわけです。
■ユーロ高で、ロンドンでアフタヌーンティーを注文したら1万円近くかかってしまった\(゜o゜)/なんていう話を聞きます。けれど、京都タカシマヤ2階の「ばらの木」なら、ひとり2310円でこんなアフタヌーンティーをいただけます。麻子さん監修のアフタヌーンティーがあるのは、ここ京都タカシマヤの「ばらの木」だけ。ひとりでも注文できますから、遅いお昼に、午後の気分転換に、夕方ちょっとお腹が空いた時に、優雅な気分を味わいつつも気軽に食べられて便利です。2008年3月 29日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■吉田山荘の「真古館」~カフェとお茶、あちこち |


■左京・吉田山の中腹にある風雅な吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟である東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられたものです。戦後、その美しい姿のまま料理旅館となりました。写真は山荘の敷地内にある、昨年オープンしたティーサロン「真古館」です。来月の本館での撮影の打ち合わせのために訪れて、しばしなごみました。

■オリジナルな飲み物があって、大豆とあずきを焙煎して香ばしいお茶にしたものを、豆乳と合わせた「あずきオレ」というもの。香りよくて温かくていたわられるような優しい味です。そして女将の手になる歌がつけられるのでびっくり。なんて能筆でいらっしゃるのでしょう。ちなみにこちら「山高み雲居に見ゆる桜花 心の行きて折らぬ日ぞなき」。わたしが読めたわけじゃなくて、ちゃんと読み方が添えられているのです。
■飲み物の後ろに控えていたのはショコラのケーキです。唯一のケーキがショコラって、センスいいと思うわ♪ これが卵や乳製品を一切使っていないもので、カカオマス100%に豆腐を使って作られているものとのこと。オリジナルなルセットで、ヘルシーにスイーツを楽しんでもらおうというオスピタリテが伝わってきます。
■1階にはちょっとしたお菓子や食材に、こんなテーブルウエアの販売コーナーもあります。ソファ席、丸テーブル、東山の連なりや「大」が目前に望める席・・・とコーナーによって雰囲気が違うのもすてきです。
■カフェのおいしいところで打ち合わせというならこちら。「カフェ・ヴェルディ」で、扶桑社京都シリーズ(誌名次号から変わって「とっておき京都」となります)の編集者である鈴木敏之さんと伺ってヴェルディブレンド。カフェが澄んだきれいな味がして、すーすーといただけることをいつも驚きます。うちでも同じものをいただいているのだけど、お店ではさらにおいしい。
■堺町御池下ルの「紫野和久傳」の茶菓席では「WaSaBi」の打ち合わせを篠田麗加ちゃんと。「祇園さヽ木」さんのページの撮影のために東京から来てくれて・・・助かりました<(_ _)> わらび餅などデセールに心引かれたのだけど、お腹ぽんぽん状態だったので、煎茶だけ。
■こういうの本当はいけないんだけど、この時もまたお腹いっぱい状態で、それでもおしゃべりしたくて「うさぎ亭」へ。カフェを一杯だけ。ご主人の中村一臣さんとヤサカ四つ葉情報の交換。・・・ばっかりしてるわけではなくて、取材先の情報をいただいたりして感謝。
■あまりにも予定詰まり過ぎの毎日、もともと大酒飲みでもないし、バーへ行く機会が減りました。食事が終わったら、できるだけ即うちに帰って写真の整理をしたりデータ入力したりします。わたしの仕事、絶対に「これで今日は終わった!」ってことないから。仕事は続くよいつまでも♪ でもこの「Kugel」、現在準備中の西麻布のお店を助けていただいている西田稔さんのバーで、東京から呼び寄せたスタッフと共に表敬訪問。激さぶだった夜、魔法のサイドカーでひととき幸せになりました。
■先月フランスショコラを贈ってあげた人からフランスショコラのプレゼント、うれし♪ プティリシャール、もちろん何度もいただいたことあるけれど、こんなに味が細分化していたのね。すっと手にとってまず食べたのが赤い文様入り=カレー風味のプラリネ、次に反対色の緑を取ったらそれはタイム風味。まるで料理みたい。甘いショコラと思ったらぴりっとしてて・・・贈り主のキャラを伝えて妙だったわ(-_-;)2008年3月 14日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■「リプトン」三条本店、本日リニューアルオープン |


■三条通の、寺町通東入ルにある「リプトン」三条本店が本日リニューアルオープンしました。ご案内をいただいて伺ったら・・・もともときれいなお店でしたが、ファサードがすっきりして、店内はテーブルや壁などが一新されてより快適に、居心地よくなっていました。「リプトン」は昭和5年(1930年)、喫茶店というものが存在しなかった時代に福永兵蔵さんがオープンなさった、当時としては画期的だったお店です。「リプトン本社直轄喫茶部 極東支店」として開店された時、三条通は今のようなアーケードではなく、それどころか周りに何もないような場所だったとか。訪れた客の大半は外から姿が見えるのを好まず、そのためカーテンを引いての営業を余儀なくされたといいます。今はまったく逆ですね。ガラス張りというのはすなわち入りやすさです。そして通りに面したショーケースには色とりどりのケーキがディスプレイされていて、足を止めて眺めずにはいられません。
■「リプトン」ですから、いただくべきはやはり紅茶です。リプトンオリジナルセイロンティ=ヌワラエリアの茶葉がベースのオリジナルティは、味も香りも色もさすがジャストに決まっています。日本紅茶協会から「おいしい紅茶の店」という認定を受けているお店なのです。紅茶の専門知識を持つ人のみが淹れることを許されていると伺いました。

■軽食もいただけます。たとえばランチで人気なのがこの大きなランチハンバーガーセット。紅茶かコーヒーが付いて880円です。そしてランチパスタは日替わり、パン付で820円。今日は蟹といかと九条ねぎ、山菜ソースのスパゲティでした。


■ケーキはすべて、この三条店の店内厨房で作られています。わたしは(ほっとくとショコラしか食べないので、)いつもいただかないようなものを試してみることにしました。いろいろなフルーツが山ほど載ったタルトをセイロンティと。しっかり硬めに焼かれたフイユタージュの台の上にはヴァニラの粒々の見えるクレーム・アングレーズが敷かれ、その上にコンポートだったり生だったり、それぞれの最高の味わいのフルーツが何種類も、バランスよく配されています。なかなかすてき♪ きれいにいただきました。仕事柄、個人の方が経営する小さなお店へばかり伺いがちですが、たくさんの量を安定して作っていらっしゃるお店の安心なおいしさもまた、とても幸せなものでした。2008年1月 25日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■「ばらの木」でアフタヌーン・ティー |
■京都タカシマヤの2階にある優雅なティーサロン「ばらの木」で、10月半ばからスタートしたアフタヌーン・ティー。ロンドン在住の人気の紅茶研究家、スチュワード麻子さんの監修になるものです。(10月の記事はこちら。)オリジナルブレンドの紅茶4種類から選べてポットサーヴィス、サンドイッチは数種類お代わりもたっぷりと。スコーンは熱々で、その後ミントのソルベですかっとします。小ぶりのパティスリも選べて、女友達と一緒に行けば延々おしゃべりしちゃいそう。同時に、ふたりからの注文が大半であるアフタヌーンティーですが、ここではひとりでの注文もOKというのがいいと思うのです。四条で用事が終わったある午後、ちょっと軽く食べたかった時に、「そうだばらの木行こう!」な気持ちになってしばらくぶりに出かけてみました。まず紅茶を注文。ダージリン、キーマン、セイロンの「オリジナルブレンド」をお願いして、次を待ちます。
■いちばん上のイメージ写真はわたしが撮ったものではなくて(c)巨匠ハリー中西、株式会社フクナガさまからいただいたものです。イメージ写真では美しくトレイにセットされていますが、実際はひと品ひと品運んでくださるのです。●サンドイッチはサーモン、きゅうり、ハム。そして一拍おいて、チーズとアボカド+海老がサーヴィスされました。ひと口サイズで、おしゃべりしつついただくのにいいサイズです。(わたしはひとりで一瞬か二瞬で食べちゃったけれど(-_-;) )パンといえばフランスものばかり食べるわたしには「こういうの久しぶり!」と新鮮で、柔らかいパンの香りと食感を楽しみました。ここでは紅茶ですが、ワインも合うな~なんて思いつつ。
●スコーンの熱々なこと! オレンジとレーズン入りのがひとつずつ、冷めないように紙に包まれて供されます。ほわほわに熱いのを割って、濃い濃いクロテッドクリームとコンフィチュール(いちごとブルーベリー)をつけていただきます。いい香りがふわっーっと広がって、ほくっと口の中で崩れゆく感じ、これはちょっと本当においしい!! ●この後ミントのソルベが供されます。わたしは極端に寒がり、スコーンのあったかい余韻のままでいたくて、冷たいソルベはちょっとパスしていただきました。でも、本当はここで一度口の中をすっきりさせてからパティスリに向かうのが正しいです。
●パティスリはこんな風にお盆でプレゼンされます。いま5種類あって、この中から3種類を選んでお皿に載せてもらえます。わたしはとりあえずショコラものが見えたからそれを~♪ パリパリのショコラ板の下のミニエクレアの中はカフェ風味のクレーム、紅茶とも合っていい余韻でした。他に抹茶のタルトの抹茶風味アパレイユの部分、わたし好きでした~!2007年12月 3日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■「ばらの木」で、スチュワード麻子さんのアフタヌーンティー |
■京都タカシマヤ2階の、高級ブランドが並ぶコーナーの一角にある典雅な喫茶室「ばらの木」。京都で知らぬ人はいない、「リプトン」や「かつくら」の株式会社フクナガによって営業されています。「京都一、親切で、美味しい商品を提供します」と社訓に掲げているような会社ですから、質のいい仕事を目指され、お客さまを楽しませる企画を次々と考えていらっしゃいます。今回ご紹介するのは「ばらの木」で15日月曜日から始まった「アフタヌーンティー」です。紅茶と共に、サンドイッチにスコーン、そして小さなパティスリーを楽しむイギリスの伝統的なアフタヌーンティーですが、今回こちらの監修をされたのがロンドン在住の人気紅茶研究家、スチュワード麻子さん。ロンドン郊外の一軒家のご自宅で紅茶の教室を主宰され、年に一度は日本に帰られて紅茶のセミナーやデモンストレーションをしていらっしゃる方です。今回、東京・日本橋三越の英国展のために帰国、その後京都にいらしたスチュワード麻子さんに「ばらの木」でお目にかかりました。
■スチュワード麻子さんは東京生まれ。日本女子大学・英文科を卒業後、日本航空客室乗務員となって世界を駆け巡るうち、お茶の魅力に目覚めたといいます。トルコにはトルコの、ロシアにはロシアの独自のお茶の飲み方があり、お茶の世界の奥深さを知れば知るほど惹かれていきました。日本紅茶協会で学んでインストラクターになり、イギリス人のご主人と結婚されて渡英後はロンドンで紅茶メーカーに入り込んでテイスティングを間近に見て覚えるなど次第にお茶ひと筋に。それでも麻子さんご自身は「少しも仕事にしようなんて思っていなかったのです。」 ただ「イギリスにあって、日本人の友達と日本語で話したい」という気持ちから自宅に駐在員の奥さまなどを招いて紅茶を囲んで自家製のお菓子を振る舞い、お茶の話をするうちにこの「お茶会」が口こみで広がり、いつの間にか紅茶教室ということになっていたのだそうです。つまり、(ご自身ではおっしゃいませんが、)麻子さんは駐在員の奥さまたちの憧れの存在となったのだと思います。郊外の一軒家に、イギリス人のご主人とお子さんたちとのイギリスらしい落ち着いた幸せな暮らし、暖炉のあるリヴィングでの、コレクションのアンティークのカップでお茶をと手作りのお菓子のもてなし。知的でお話し上手な麻子さんはあっという間に人気を集め、午後のお茶会は「INFUSE School of English Tea」という名の紅茶教室となり、一時は100名のウエイティングが出るまでになったのです。
■そんな事態に至って、教室を自宅から外に移して拡大、ウエイティングの生徒さんを受け入れるようにしたり、お店を始めたりと、麻子さんは仕事の態勢を整えたといいます。ところが生徒さんたちが本当に望んでいたのは、講義室のような場所でのお話やデモンストレーションではなく、麻子さんの自宅リヴィングでのお茶の時間。それをわかった麻子さんは敢えて教室を縮小、元のスタイルに戻されて現在に至るということです。現在麻子さんは教室の生徒さんたちの要望から生まれた「インフューズ」オリジナルの紅茶のブレンドや、飲食店のためのハウスブレンドの開発をしつつ、帰国時はデパートの英国展や東京・銀座のリプトン・ブルックボンドハウスでのセミナーなど、日英両国で紅茶の楽しさを伝えて目覚しい活躍をしていらっしゃいます。
■オリジナルの「インフューズ・ティー」は、関西では唯一この京都タカシマヤの「ばらの木」でのみ販売されています。4種類はそれぞれ、
■そして、「インフューズ・ティー」を楽しみながら、これも「ばらの木」にしかない、麻子さん監修の「イングリッシュ・アフタヌーンティー」をいただきましょう。こちらは撮影用に、お皿を一堂に並べていますが実際はサンドイッチ~スコーン、口直しのジェラート、小さなパティスリーとコースのようにていねいに運ばれてきます。●まずは上の4種類の紅茶の香りをテイスティングしてひとつを選択します。紅茶が供されたら、 ●ひと口サイズのサンドイッチがトレイにずらり、きゅうり、チーズ、サーモンなど5種類が「お好きなだけどうぞ」とサーヴィスされます。お代わりまで聞きに来てくださって、たっぷりいただけてうれしいです。●スコーンは焼きたて熱々を2種類、レーズンとオレンジです。濃厚なクロテッドクリームとジャムが添えられ、たっぷりつけてホクホクという感じでいただくとかなり幸せ♪ ●ひと口ジェラートで供されます。季節で内容は変わりますが、この日はミントのジェラートでした。●そして最後に小さなパティスリーです。トレイでサンプルをずらりと見せてもらえるので、その中から3種類選択。麻子さんはテムズ・ヴァリー大学でみっちりお菓子を学び、英国パティスリー&コンフェクショナリー・シェフズ・サーティフィケートを取得した方ですから、お菓子の腕も本格的、フランス菓子に遜色ないパティスリが供されるのです。余裕のある午後、仲よしの友達とこんなアフタヌーンティーを楽しめたら、その日はなんと幸せなことでしょう。なんとも優美で、お味よく、ゆったり流れた時間はずっとすてきな思い出になると思うのです。
■アフタヌーンティーという習慣は、19世紀、7代目ベッドフォード侯夫人、アンナ・マリアが始めて英国の上流社会で広まったものです。伝統的で、おばあちゃんのもの、(あるいは観光客のためのもの)というイメージが先頃までイギリスでもあったそうですが、今はそうではありません。UKティーカウンシルのキャンペーンも功を奏して、今やファッショナブルなものとして捉えられるようになってきたのです。モダンなスペースで、伝統の焼き菓子スコーンと共にアラモードなパティスリがセットされたアフタヌーンティーが女性に大人気とのことです。またスーツ姿のビジネスマンが接待にホテルのラウンジのアフタヌーンティーを利用するというのも最近のトレンドだとか。ロンドンのさまざまなアフタヌーンティーや紅茶にまつわる豊富な情報を紹介したこの本は、見飽きぬ楽しさです。2007年10月 19日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent
■「ギャラリー遊形」 の新しいサロンドテ、10月19日オープン! |
■全国100万人の読者の皆さま、本日は10月19日金曜日、名旅館「俵屋」さんが経営する「ギャラリー遊形」の西2軒隣にオープンするサロンドテをご紹介いたします。「YUKEI SALON DE THE」といって、こぢんまりした空間に席数わずか13、調度品の多くは「俵屋」の11代目当主・佐藤年さんの個人コレクションという贅沢なサロンです。

■そしてこれが、ショコラのムース! 昨日お話しした伝説の「カフェ・リドル」の忘れがたいショコラのムースがここで復活したのです! 佐藤年さんの「是非に」という願いに応えて「リドル」の店主だった中島研一さんがサロンのメニューを監修、「リドル」の名デセール復活という、ファンが長年願いながら予測もしなかった幸せがついに実現したのです。ジュレやショコラの味も香りも、なめらかな口当たりも昔のままです。感激して泣いちゃったらどうしましょ~? なんて初め思っていたのだけど、ひたすらダマっていただきました。ひと口ひと口桃源郷状態、ただもうショコラ風味の天国の中にいるという感じで・・・何か現実から遠いところにいるような心持ちになりました。

■「とろけるオレンジのクリーム」も、「クレーム・アングレーズ オランジュ」と名前を変えて復活しています。ひと掬いすればオレンジの香りが広がり、懐かしく変わらぬ味 (いやもっと濃厚になっている?)で圧倒的幸福感に包まれました。2004年の1月の突然の閉店から3年半以上・・・けれどそんな時間もすっ飛んで、「リドル」の記憶が鮮やかによみがえりました。以上のデセールは、深煎りコーヒーあるいは紅茶がついて2200円です。
■もうひとつの看板、「俵屋のわらび餅」です。ゆるゆる、ふるふると舌ざわりのいい、究極のわらび餅と言えるこちらは抹茶とセットで2200円、煎茶か焙じ茶とのセットなら2000円です。俵形の干菓子もついています。


■グラスにも、カウンター前面にも「俵屋」さんの T マーク、洗面所にはもちろんこの石鹸です。そして感じのいいスタッフの皆さんは中島さんの特訓を受けられたご様子。「カフェ・リドル」の味がすばらしい場所を得て伝承されたのです。2007年10月 14日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 スイーツ | lien permanent
■オ・タン・ペルデュ Au Temps Perdu |
2006年5月 9日, dans 京都 サロン・ド・テ | lien permanent