◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
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2008年6月28日 (土)

●銀座「御蔵」のお昼コース、「周山」


0京の田舎料理「御蔵」銀座本店で、同業ライターの北條芽以さんとデジュネです。3種類あるお昼のうち、お盆に盛り込むスタイルの「鞍馬」はいただいたことがあるので、それよりグレードアップして懐石コースの「周山(しゅうざん)」、4200円です。杉原明さんのデザインでリニューアルされた店内は「田舎料理」というにはひどく粋かも、なんて思いますが、リラックスできるモダンな和空間です。
12先付はガラスの器で涼しげに、魚素麺の旨だし。めかぶ、おくら、山芋、柚子。さっぱりしつつ、強いおだしの旨みも感じさせます。前菜は、あじさいの花があしらわれた籠に4種盛りで、浅瓜といかの和え物、小松菜とにんじんのおひたし、夏野菜の胡麻和え(きゅうり、南瓜、新れんこん、トマト、甘藷)、京枝豆の塩ゆで。野菜が多種いただけて、季節感満載です。
34焼き物は、賀茂茄子の田楽、伏見唐辛子焼きびたし。肉厚ほくほく熱々の賀茂茄子に、白味噌と八丁味噌。これは夏の味です! おしのぎに、冬瓜と生麩の新生姜餡。すべすべもっちりとした生麩に生姜風味の餡がとろりんと。
56「しめくくり」というメイン料理的なひと皿は、5種類から選択できます。○鮎の塩焼きや、○牛ひれ肉の味噌漬といった選択の他に、
87京厚揚げのステーキ、というのがあって、わたしはお揚げよ♪ 「京豆腐 服部」のお揚げを焼いて、覆い尽くすほどのねぎとおろしポン酢をかけてわしわしって感じでいただくのです。これはおいしかった~。他に○南部鶏の山里焼き、○鰈の味噌漬 という選択肢がありました。
910お漬物と、丸干しが供されて、ご飯となります。
1112鞍馬ご飯=じゃこを濃いめに炊いたものがのったご飯に、豆腐と九条ねぎの味噌汁。白ご飯がおいしくて・・・以前確か筍ご飯をいただいたと思うのですが、コシヒカリのおいしさをダイレクトに味わえて、よりよかったです。デセールはメロンとわらび餅でした。以前お弁当式に盛り込まれた「鞍馬」をいただいたことがありますが、やはりお料理屋さんでいただくならひと皿ずつ、熱いもの冷たいものをそれぞれ味わって食べた方が盛り上がりがあって、はるかに感動深いという(当たり前の)ことを再認識したのです。銀座でゆったり京都を思い出させるコース、京都から出かけて食べてもおいしかったから、在東京の京都好きの方、和食好きの方、「御蔵」の「周山」、ぜひお試しを♪

2008年6月 28日, dans 東京 東京の京都 |

2008年6月27日 (金)

■ヴィタミンフラワー/「イノダコーヒ」


Pousse全国100万人の読者の皆さま、本日またちょっと脱力モードでお許しください。いつもの「フローリストショップ プーゼ」の黄色~オレンジのアレンジメント、びっしりといい状態の花が入って、ヴィタミンを振りまいているような感じです。花は本当に元気にしてくれます。人にどれほどよい気を与えて、どれほどの量のデトックスをしてくれるか、数値で計量できたらいいのになあなんて思う。絶対に「きれい~♪」なんていう気分だけの問題じゃなくて、花は実際に人に役立つ何らかの有効成分を出しているのだとわたしは信じています。
1_2脱力状態とかいいながら、ある朝食べているのはこんなもの。朝の5時に眠ったはずが6時半には起き上がってしまい、ではこんな日は7時オープンの「イノダコーヒ」に行くかと。新聞ざざざと見ながらハンバーグサンドイッチをむしゃむしゃ食べて、さらにまだシュークリーム食べようかなあなんて考えてんの。(-_-;) 自分がひどく自由で幸せなような、放浪でもしているような、いやとんでもなくいい加減な人生を送っているような、やっぱりウシシなような、以上全部の気分になった朝でした。
2そしてこれも「イノダコーヒ」からの眺めです、って言ったら「えーっ?」と思うでしょう? これは東京駅の大丸にある「イノダコーヒ」、東京初出店のお店なのです。「都路里」やら「近為」やら「たん熊 北店」やら京都ブランドが入ってる東京の大丸の8階にあります。新幹線に乗る前にあたふたと、閉店間際の3_2訪問だったけれど、気が済んだわ。だいたい、大丸ポイントカードが使えちゃうんだわここってば、なんて思ったが最後、服売り場で赤シルクのインナーなんか見つけてしまい、「買わずに帰れようか? (いいや帰れはしまい)」となり購入に至ったりして・・・(-_-;) とても充実の東京出張!? 家のそばででも買えたはずなんだけど・・・すべて出会いってもんだからああ♪

2008年6月 27日, dans 京都 カフェ, 京都 花, 東京 東京の京都 |

2008年6月 4日 (水)

■「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」の夜/●記者発表会


12以前一度ご紹介した「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」(5月19日付)、お昼に伺ってとてもいい印象だったので、夜も行かねばなりません。ピッツァのメニューは昼夜同じですが、メイン料理をいただけるのは夜だけです。ちょうど「カフェ・ヴェルディ」の続木義也さんがまだおいでになっていないとのことだったのでお付き合いいただき、先週の後半に訪れた2度目の「ダ ユウキ」です。 写真右:千葉県産水ナスと生ハムのサラダ仕立て。
34生ハムの下、サラダの野菜部分はこんな。オイルを絡めた水茄子に生ハムの塩気がよく合います。軽やかな前菜です。ピッツァはナポレターナ。30cm強の大きさです。
56ナポレターナの具材は、トマトソース、オレガノ、アンチョビ、オリーヴ、モッツァレラ、パルミジャーノ。食べる前からおいしいのは明らか、だって黄金の組み合わせです。パリパリともちもち加減も絶妙なピッツァ生地に、赤いトマトソース、チーズとろりん、ところどころにアンチョビとオリーヴの強い塩気と香り。えらい勢いでいただきます。
78伊達鶏モモ肉の香草ロースト。焼き具合よく、皮目はパリッと、中はやわらか。鶏らしいおいしさをストレートに楽しめました。
9_2合わされている野菜が半端ではない量で、モロッコいんげんやら「インカのめざめ」やら肉厚の玉ねぎやら、それ自体で存在感のある野菜がごろごろと。食べごたえのあるお皿です。
1112ドルチェにキャラメルのジェラート。これは濃い濃いキャラメル風味、ショコラのようにちょっと陶酔してしまったジェラートでした。キャラメルのジェラートでここまで香味の強いものは久しぶり。これまた絶対いただきたい。
1314濃厚なパンナコッタ フロマージュブランのジェラート添え。持ち上げた右の写真で濃厚な感じがわかるかしらん?  こちらはひと口お味見させていただきましたが、「ふるふるとろり」ではなく、ねっとり濃くて少し硬めに作られています。ドルチェに至るまで、しっかり食べさせるぞという気概が感じられたのでした。
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Lambassade_de_franceそしてこちらは本日6月4日、東京・南麻布のフランス大使館で開かれた記者発表会の様子です。「Les Rendez-vous culinaires japonais  京都三大名店×BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO」についての発表会で、アラン・デュカスさんが紹介するのは・・・なんと京都の料理人の皆さんです。左から「瓢亭」髙橋義弘さん、「美山荘」中東久人さん、「京都吉兆」徳岡邦夫さん。「ベージュ アラン・デュカス 東京」と京都の3軒が行うコラボレーションイヴェントとは? 日本料理とフランス料理の融合をひとつのコースの中に構成するとのことで・・・聞いただけではどんな料理になるのかまだ想像がつかないのだけれど、詳しい内容は改めて。

2008年6月 4日, dans 京都 イタリアン, 東京 東京の京都 |

2008年4月24日 (木)

●六本木ヒルズ 「八坂通り An 京割烹」のお昼


12六本木ヒルズ、毛利庭園前の「八坂通り An 京割烹」、「祇園さヽ木」佐々木浩さんプロデュースのお店のお昼です。3月下旬に夜コースをいただいて以来、お昼コースも味わってみたかったのです。お昼は2コースで「なごみ」3500円と「やすらぎ」5800円。以下は品数多く素材もよさそうな「やすらぎ」のコースに、お皿によって少しオプションをつけていただいたものです。
34先附に玉子豆腐、うに、うすいえんどう豆。椀盛りに、鯛煮麺、色紙玉子。
1213開店以来佐々木さんを支え、今こちらの店長をつとめるのが木田康夫さんです。向附を盛っていたら久保田さんが出ていらして、木田さんの手元を見つめ、「いやーこいつ(助けるどころか)足引っぱりよるんです」という木田さんの愛に満ちた冗談に大笑い。京都から来たこのふたりが常駐し、佐々木さんに代わって「祇園さヽ木」のやり方を東京スタッフに教えているのです。
2122向附は、太刀魚、鯛、まぐろ、大間のうに。焼八寸は時鮭の木の芽焼き、出し巻玉子桜の葉巻き、汲み上げ湯葉すだちジュレ、串打ちは:あんきも、ほたるいか、一寸豆、車海老、きゅうり。
3132進め肴はとり貝、うるい、うどに黄身酢。ぐつぐつ煮え煮え状態で供される若竹煮。
41424344おじゃこ御飯は客ごと炊き立て、夜と変わらずです。ひとりで申し訳ない<(_ _)> おじゃこと山椒と湯葉を炊いたものを混ぜ込んで、おにぎりにしてもおいしいだろうな。2杯目をお茶漬けにしていただきました。
51525354食後はバーコーナーに移動します。京都と同様にデセールずらりの中から選ぶ・・・と思っていたら、お盆の上に全種類盛り合わされて出てきてびっくり。お昼の混雑時、選んでいただくより全部出して、お代わりもどうぞということにしているのだそうです。○パンナコッタにいちごのコンフィチュール、○フルーツにヨーグルト、キウイのコンフィチュール、○抹茶レアチーズケーキ、○ティラミス、○黒糖わらび餅。京都のお昼コースのデセールと同じルセットとのこと。食後にこれだけの量、かなり満腹になると思うのだけど、お代わりをする人もいるのですって。
5800円で以上のコース、充実感たっぷりです。お椀や向附をはじめ、多少素材は違えども夜のコースのクオリティに限りなく近く、そして間違いなく「祇園さヽ木」の料理です。量もほどよくて昼から満腹になって動けなくなることもないし、いい感じです。木田さんも久保田さんもまだまだ東京で頑張られる模様です。京都に帰りたくなることもあるだろうと思うのだけど、木田さんなんか築地のそばに暮らして市場に通い、真摯に頑張っていらっしゃいます。六本木でこれがこのお値段で食べられるのは本当に価値があると思います。京都と違って、(スタッフの方は大変だと思いますが、)定時一斉スタート劇場方式ではありません。お昼は11:00~14:00LO、夜は17:30~22:00LOと長い時間帯開けていらっしゃいますので行きやすいと思います。「祇園さヽ木」ファンの方もこれから体験したい方も、ぜひ。

2008年4月 24日, dans 東京 東京の京都 |

2008年4月18日 (金)

●銀座「御蔵」でお昼の「鞍馬」


12東京・銀座にある「御蔵」が10周年を迎え、先ごろリニューアルがなされたのです。季節の食材満載でお得なお昼をいただきに伺いました。店頭には筍がプレゼンされていました。前に訪れたのはおよそ半年前のことです。前の記事です。
34いただいたのはお昼の注文の過半数を占めるという「鞍馬」2800円です。まず先付が供されます。蓬豆腐、冷やしべっこう餡、汲み上げ湯葉、うに、わさび。箱盛りです。焼物、炊きもの、和え物などが入っています。忙しくてもさっとひと通り、和食をいただいた気分になれるのです。多いときで1日40食出るという人気のセットです。
1112箱盛りの内容です。ほうれん草と椎茸の白和え 春ますの木の芽焼きに酢取りみょうが 
131415半熟玉子、しんじょうのうに焼き、鴨ロース、一寸豆の塩茹で 生麩(粟麩とよもぎ麩)の田楽は白味噌と木の芽味噌で 若竹煮にふきに小芋。




21_22223筍ご飯、季節の香りです。豆腐と九条ねぎのお味噌汁、京都のお漬物3種類(しば漬、きゅうり、大根)。
31_2デセールは2種盛りで、いちごのグレープフルーツジュレ寄せに、アングレーズソース。どら焼き生地に、餡、生クリーム、オレンジ。
4142今回は「草喰なかひがし」や「未在」などで知られる杉原明さんのデザインによるリニューアルです。杉原さんの手によって、京の数奇屋造風の、凛とした気がみなぎる空間に生まれ変わりました。銀座にいながらにして、手軽なお昼で、上質な空間と京都の気分を味わえるようになったのです。わたしがお邪魔した時は店内には女性客ばかり。仕事の合間の風情の人も、「銀座にお出かけ」のランチの人も。カウンターにはひとり客の姿もありましたし、裕福そうなマダムたちのお集まりもありました。お茶室のようなこぢんまりしたお部屋も用意されていました。
お昼は「清滝」1800円、「鞍馬」2800円、「周山」4200円、「京北」5800円。「周山」からひと皿ごと運ばれる懐石コーススタイルになります。夜は「美山」4200円、「貴船」5800円、「北山」7600円の3コースです。データはこちらです。

2008年4月 18日, dans 東京 東京の京都 |

2008年4月17日 (木)

●「ぎをん か波羅」 レセプション順調です!


1b2b「ぎをん か波羅」レセプションにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございます。月曜から始まったお披露目レセプションも3日目が終わり、おかげさまでなんとか無事・順調に、ご内覧・ご試食いただいています。18日金曜で今週分は終わり、来週も4日間開催いたしますが、どの日もご出席予定の方々で少々あふれている状態です。スタート時間を繰り上げて、一部の方々には早い時間でのご出席を現在お願いしております。お忙しい中申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。
3a4aおいでいただいた「料理通信」君島佐和子さん、坂西理絵さん、曽根清子さん。そしてこちらは「週刊ホテル・レストラン」の毛利 慎さんや「ELLE a table」河合知子さんたちのテーブル。照明の具合で全部の方々を撮れていないのですが、おいでいただいたすべての方々に本当に感謝いたします。
5aサロン・ド・バーから見た「中の間」の様子です。お客さまにお入りいただいて、話し声や笑い声が反響して、ざわめきもまたお店には必要、お店らしくいい感じになってきたなあとうれしくなります。

21a22aお昼は先ごろリニューアルなった銀座の「御蔵」で京都エスプリたっぷりのランチを試食です。箱盛りの「鞍馬」です。
11a_212a13aお花が欲しい、お花を見たい! いつもの「フローリストショップ プーゼ」がない東京でどこへ行くか? かつて暮らしていた頃さんざん買った「青山フラワーマーケット」の銀座のお店で、カップ咲きの赤いバラ。これでまだまだ東京で頑張ります!

2008年4月 17日, dans 東京 東京の京都, 東京 「ぎをん か波羅」 |

2008年3月24日 (月)

●六本木ヒルズ 「八坂通り An 京割烹」


1_22_2昨日の予告編に続き、「八坂通り An 京割烹」、カウンターでの夜コースです。
3_24_2お箸とコースターはこんな。
11_212_2いいだこの早煮。花わさび、みる貝、すだちジュレ。あぶらめのお椀。うすい豆の豆腐、酢漬けにしたみょうが、にんじん。
2122カウンターを仕切るのは木田さん。所作も美しい木田さんは京都の誇りです。佐々木さんはお客さまのお相手をする以外は包丁も持たずヘルプしているという風情で、いつもと様子が違ってなんだかおかしい。
3132熱い岩海苔に冷たいうに。まな板皿に向附。
41424344勝浦のとろの寿司。220キロだそう。鹿児島の天然のしまあじ、房総の金目鯛。三重のとり貝。とり貝は格別おいしかったです。先日の京都のよりよかったと思うくらい。づけの寿司。
51525354もろこは佐々木さんが今日ご自身で運んでいらしたものです。テーブル席のために、焼き台で佐々木さんが焼きます。見せ場を考えているのです。もろこ3尾。これはほくほくと、香りも口当たりもよくておいしかった。
6061ここでみんなはあわびなのだけど、わたしは野菜に差し替えてもらいます。あわびとたこ、味は嫌いじゃないけれど食感が好きじゃない。お手間かけてすみません。
7172最後のぐつぐつははまぐりです。筍にせり。はまぐりはバカでかい・・・わたしはひと切れしか食べられずでした。<(_ _)>お漬物が出てきたらご飯です。
8182一斉スタートじゃないから、「ご飯のどかーんとプレゼン」はなし。というわけで、京都のように、客席が一体となっての盛り上がりはありません。けれど、こうして客ごと炊き込みご飯が用意されています。桜海老ご飯。海老とご飯の比率、半々くらいか? というほど海老がたっぷり。ハデハデテイストは生きています。
9192デセールはバーコーナーのテーブルに移動していただくのですが、こちらはたばこ可能なスペースなのでわたしにはつらい。カウンターでまんまいただけば安全です。京都と同じカスタードアイスクリームとフルーツ。このアイスクリームおいしいです。白ワインの他にわたしは水を所望したのですが、なんとシャテルドン置いていると聞いて、迷わず注文。微発泡で、すっきり高貴な味。と思っているのだけど、値段に気持ちが左右されてるのかなあ? (どこでも1000円以上だから。)
101102
デセールをいただくコーナーは
←こんなです。
八坂通り An 京割烹 六本木ヒルズ HILL SIDE B2F 毛利庭園前 
03-5772-0067 ほぼ無休 

2008年3月 24日, dans 東京 東京の京都 |

2008年3月23日 (日)

●六本木ヒルズ 「八坂通り An 京割烹」 予告編


12六本木ヒルズに3月10日にオープンした「八坂通り An 京割烹」は、「祇園さヽ木」の佐々木浩さんプロデュースによるお店です。ヒルズで「祇園さヽ木」のお料理というのがどうしてもイメージし難かったけれど、とにかく一度行かねばなりません。毛利庭園向かい、お店はガラス張りで、なんとすぐに目に入ったのがお造りを引く木田康夫さん。京都のお店でなくてはならなかったあの姿が見えます。なんだか目えがうるうるするような感じ。10年以上前、5席のカウンターの頃からイケイケの佐々木さんに忠実につかえて着実に仕事を支え、少しも出しゃばることなく、でも客にとってもなくてはならいない存在だった方です。京都から連れてきたスタッフがいるとはいえ10人以上の東京のスタッフに「佐々木流」を教えていかねばなりません。
34向附をずっと用意しています。他のスタッフを教えつつ。本日日曜日は佐々木さんもいらしてカウンターに入っていらっしゃいましたが、包丁を持つことはない。佐々木さんは木田さんに委ねきっているのです。
56とはいえ佐々木さんは「エグゼクティブシェフ」としてどかーんとエントランスにプロフィールが出ています。生佐々木さんもこの通りやっぱりイケイケパワフル、この勢いで東京まで来たわけだ。この晩のほとんどは、京都へ通っている東京のお客さまだったということです。今後佐々木さんは最低月一度くらいの割でこのお店へいらっしゃるとのこと。
78カウンターとテーブル、お部屋もあって、バーカウンターもあります。中川一辺陶さんに作ってもらったという茶釜も見えています。
9お料理はまったく「祇園さヽ木」そのもの。違うのは、ピッツァ釜がないことと、本店のように18:30一斉スタートではないため、ご飯を小さい土鍋で客ごとに炊くことくらいでしょうか。お料理については改めて詳しく掲載します。なんせ150枚写真撮ってしまって、選ぶのも ca fait un boulot....
1112東京行きの新幹線が激混みと考えていなかったのは浅はかでした。ほぼ4連休状態だったのですよね~。駅に着いてからも何本も見送らなければならなかったほど。で、いつもの一番前の席を確保できず、前の人のシートが倒れてきて狭くなるというわたしがものすごく避けたいパターン。(ちなみにわたし自身はシート倒しません。)さらにテーブルが折りたたみ式で、コンピュータも安定して置けない(T_T)。あ"~。N700でなくてもいいのだけど、やっぱり新型車両に乗らなくちゃ!
13「An」の前に広がる毛利庭園はこんな。春です! 西麻布 「ぎをん か波羅」 のメニュー試食と、10日間に及ぶレセプションの打ち合わせでぎっしりの2日間です。

2008年3月 23日, dans 東京 東京の京都 |

2008年2月19日 (火)

●銀座「よねむら」のカレーランチ


11a銀座の交詢ビルディングに入ってる「よねむら」さん(本店は京都・下河原通り)に伺いました。昨秋お昼にカレーを始めたというおはがきをいただいて以来、ずっと手元で眺めていたのです。「よねむら」さんのコースの締めご飯のひとつであるカレーは、少し懐かしい味でコースの最後にもするりと入り、何ともいい感じ。それを平日のお昼のみ「カレーランチ」として出されるなんて素敵です。おはがきをいただいた時点ですぐに「祇園のお店ではしてないの?」と店主の米村昌泰さんに訊ねたけれど、銀座店のみとのこと。それ以来、東京に行ったら必ず! と思っていたのです。
34ちょうど火曜日、京都のお店は定休日。だから東京に来るよねちゃんにも会えるかもね♪ と思ってお昼に出かけました。平日だからとのんびり構えていたのだけど、12時過ぎて伺ったらすでに満席でわんわんしていました。電話はしておいたけれど、ひとりだからかろうじてすべり込めたのです。平日限定カレーランチとは、カレーの前に3皿のお料理、カレーの後はデセールとカフェ、それにパンとバターもついて3000円税サ込み。先付のひと品はフィックスされていますが、あとの2皿は「本日のランチ」(写真左・6000円)から何でも選択自由なのです。さらにデセールも6品から選ばせてくれます。
5678ひと皿目は小さな焼きおにぎりに、うに、海苔、マスカルポーネが載ったひと口のアミューズ。オリジナルな組み合わせに口の中が一瞬わっと喜びます。以下2品目と3品目が選択で、お盆に、クラムチャウダーと雲子のフライ。3品目すっぽんのロワイヤル。ちょっとしばらくぶり、このお店らしいものが食べたくてこんなチョイスです。
1011これがカレーです。なめらか、さらさら、ちょっとレトロな味で、米村さんいわく、「昔のホテルのカレーをイメージしつつ考えたルセット。女性にもおっちゃんにもファンがいる」。これは文藝春秋「CREA eats」No.7のカレー特集号でも掲載したもので、ルセット・作り方も載っています。プロセス撮影もさせていただいていますから、興味のある方は(どうぞお買い求めの上)ご覧くださいませ。わたしはこれで十分でしたが、「よかったらお代わりもどうぞ」とのこと。なんて太っ腹なのでしょう。お腹空き空きなら、限りなくいただいてしまうかもしれません。
1213アヴァンデセールに蜜柑とバーボンのソルベ。スプーンはこんな。お茶目です。器使いの華麗さ、ユニークさは変わらずです。新しいグラス(冒頭の写真)なんかも作ったそうで、少しもこの人とどまらないんだ・・・客を飽きさせず楽しませてくれます。
1415デセールは6品から選べます。これは豆乳のブランマンジェ。ほとんどお豆腐そのものピュアな風味になめらかな舌ざわり、バジルシードとタピオカがのった、定番よねむらデセールのひとつです。他に○抹茶と白玉のパフェ、○紅茶のクレームブリュレ、○苺をのせたロールケーキ、○シュークリーム アイスクリーム添え、チーズをのせたチーズケーキ。他にチーズ盛り合わせという選択もあります。食後の飲み物にアンフュージョン(カモミーユ)。 ライヴ感あるカウンターで、銀座で京都の気分が満喫できて、以上で3000円。あまりにお得でなんだか申し訳ないくらいの気持ちに。米村さんは午後から東京に移動ということで会えなかったのだけど、食事しつつメールと電話でやりとり。食べながらわたし「すばらし~!」と、くす玉絵文字を送ったりしてたんだけど、このカレーランチ、実はあまり出ていないのだそうです。(信じられない!)皆さん6000円のコースを召し上がってくださると。(これは信じられる。)せっかく「よねむら」さんで食べられるなら、「よねむら」料理のエスプリをコースで知りたいというのもわかります。「食事に来たぞ!」の方はぜひともコースで。けれど、ちょっと銀座に買い物に来た時なんかに、「よねむら料理3品にパン(とバター)、さらさらカレーにデセールとお茶。美しい器、京都の気分で3000円」っていうのも、なかなか粋なことです。この平日カレーランチは「よねむら」さんのHPにも載ってないし、まだ皆さんに知られてないってことですね。ぜひ一度!
2_3「レストランよねむら」銀座店 東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビルディング4F 電話03-5537-6699 12:00~14:00、17:30~21:00LO (21:00以降翌2:00までアラカルト対応) HPはこちらです。 

2008年2月 19日, dans 東京 東京の京都 |

2007年9月13日 (木)

●銀座 「京の田舎料理 御蔵」のお昼の新メニュー


21銀座1丁目にある「京の田舎料理 御蔵」でお昼をいただきました。これが今回わたしが東京へ来た目的のひとつだったのです。「御蔵」とは、「かつくら」や「リプトン」でおなじみの京都の会社、(株)フクナガによる経営で、京都の料理を「懐石風にはせず、気軽に食べていただく食事処」というコンセプトで10年前にスタートしたお店です。当時話題だった3800円プリフィクスの走りでもあり、今では瀟洒な銀座の街なかで気軽に京都の日常的な味を楽しめる貴重なお店としてすでに定評を得ています。
1112お店は地下1階にあります。階段を下りて行くと野菜がプレゼンされています。京都から直接届いたものが大半を占めています。鹿ケ谷かぼちゃなど、京都ならではの野菜がとりわけ存在感を放っています。「大抵みなさんここで写真を1枚撮られます」とスタッフの方が笑いながらおっしゃっていました。
21222324カウンターとテーブル席、どちらも掘りごたつ式で足をのばせて楽に食事ができるのが今風です。カウンターは14席、テーブルは54席と、かなりな席数があります。仲よしの友達とふたりでもいいし、数人で訪れても大丈夫。さらにお茶室風の奥まった静かな席もあります。そして「火迺要慎」のお札が貼られたおくどさんもあり、京都気分は濃厚です。
T1T2お月見のしつらえがされており、秋の風情です。わたしはお茶室風のお席でお昼をいただきました。
M1_2M2_2M3M4本日より昼のメニューの一部がリニューアルされたのです。お昼の3コース中、「昼膳 清滝」(税込み2800円)が皿盛り料理となりました。以前は籠盛りで取肴、別に小さなお鍋、それからご飯・・・といういう構成だったものを、ひと皿に盛り込み、内容の充実と見た目の華やかさを同時に実現、そしてご飯やお味噌汁も同時に提供して、「手軽に(=あまり時間をかけずに)、でもおいしい京都の味をお昼にお出しする」ということを目ざされたのです。秋のしつらえの中で手触りもいい上質なお箸。期待を持ってお皿を待ちました。
Kime1こちらが「清滝」の皿盛り料理です。手前より時計回りにいきます。●籠に、れんこん煎餅、衣かつぎ、だだ茶豆 ●かれいの西京焼き、酢取りみょうが ●(豆乳を京都から仕入れての)自家製湯葉豆腐 ●牛肉の炙り焼き、青菜(ほうれん草と壬生菜)の木の実(松の実、胡桃)和え、さつま芋の白和え ●山科茄子の田舎煮、万願寺唐辛子、鹿ケ谷かぼちゃのたいたん、大徳寺麩のたいたん。
Y1Y2Y3Y4デタイユも見せます。ひとつひとつ、とても丁寧に作られていることがおわかりいただけると思います。客の注文があってからひとつずつ盛り込むので、用意に多少の時間がかかることをお許しください、とわざわざおっしゃっていただきました。それぞれの味わいが生きて、ご飯とよく合って、ごちそう気分というよりは寛ぎの味わい、ほっとするお惣菜がとてもいいバランスで盛られていました。
G1G2G3G4同時に炊きたてのご飯とお味噌汁(豆腐と九条ねぎ)も供されます。福島県須賀川産こしひかり。これに丸干し、京都からのお漬物。ご飯がおいしいというのが何よりうれしいことです。お代わりも尋ねに来てくださって、十分にお腹がいっぱいになります。
D1デセールには季節のフルーツ。今日は梨と巨峰、すっかり秋の味覚です。
Les_2料理長の松田功さんと店長の片岡真奈美さんです。松田さんはもともと京都で和食修業なさった方で、「御蔵」開店時に料理長に就任、監修の「菊乃井」村田吉弘さんと常に相談をされつつ、ずっとこちらのお料理を守って来られました。昼は他に2コース、夜は3コースありますが、献立を変えるスパンがどんどん短くなって、季節を細やかに映すことを心がけていらっしゃるということです。今はもう料理屋さんではなく、喫茶もできる器やさんとなった寺町二条の「大吉」さんで昔5年間にわたってお料理をしていらしたと伺って驚きました。(本物のよさをご存じな方であることがこれで確かですね。)一方、片岡さんは3年来こちらで店長をつとめておられ、東京にあって京都らしさを意識しつつ接客をしていらっしゃいます。
すっかり京都に戻ったような気になって、けれど地上に上がれば銀座の街、どちらもわたしが日本で最も好きな場所です。銀座で京都の料理で満足して、不思議な幸福感に包まれました。お客さまには京都を懐かしがる京都人や、もっと多く在京関西人、そして東京の京都ファンが多いとのこと。11時過ぎから女性客でまたたく間に席が埋まった様子は、10年たっても変わらぬ人気を物語っていました。東京にお住まいの、かつてのわたしのような京都好きの方、すぐに京都に行けなくても大丈夫です! 銀座でお昼も夜もごく気軽に京都のお味。予約をしてお出かけください。
「京の田舎料理 御蔵」銀座本店 東京都中央区銀座1-6-10 上一ビルB1 電話03-3564-3921 11:00~13:30コースLO、14:00「清滝」LO・15:00閉店、17:00~21:30LO・23:00閉店 無休 要予約。HPはこちら

2007年9月 13日, dans 東京 東京の京都 |