■ 長楽館のフランス料理 「ル・シェーヌ」 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、いろいろあっても、旨いものさえ食べればすぐに機嫌を直すエリーでございます。
■ 4月3週目の初め、「長楽館」さんのフランス料理店「LE CHENE」(ル・シェーヌ)へ出かけました。
このイヴェントの時のお料理がとてもよかったからです。
以下はデジュネを、ちょっとスペシャルなコースにしていただいたものです。
●新玉ねぎの冷たいブルーテと小さなフォアグラテリーヌ ブリオッシュを添えて
●わたしはフォアグラ抜きにしていただいて、ひたすらなめらかで香りよいブルーテを楽しみました。
●京田舎どりと春野菜のテリーヌ 薫香をまとわせたクレーム
●クレームを燻製するため覆っていたグラスを取ったところ。燻製香すばらしかったです。
京田舎どりとは笠置町の鶏肉のこと。もも肉とむね肉を、それぞれ焼きと蒸しで火を入れてあります。春キャベツとよい調和でした。アスパラガスの穂先、マロウの葉。
●スープがテーブルで注がれた3皿めの料理は、
●もんごいかとあさり、いろいろな豆のスープ サフランスープ
レモンタイムの香りが効いて、粋な味でした。
●パンとバター
●真挽き粉をまとった海老のフリット ビスクソース
生姜とアンディーヴのジュンリエンヌサラダ ナスタチウムの葉 ピマンデスペレット
パリパリの海老のフリット、食感も味もよし。ビスクソースも申し分なく旨。ピマンでピリピリのアクセントもついて、ほんといいお皿でした。季節の筍もうれしい。
●詰め物をして、ほとんど仕上がったうずらを、目の前でデクパージュしてくださいます。
●藤谷基仁 さん、いいサーヴィスをしてくださいます。フロマージュのプロ、チーズプロフェッショナルでもいらっしゃいます。うずらを切り分けて、ソースをかけてくださいます。
●スペイン産うずらのファルシ 旨みのリゾットを詰めて ソースマデイラ
これは肉も中のリゾットもおいしかった・・・酸味も効いたマデイラのソースがよく合っていました。そうでした、2月にマデイラバーが「長楽館」内にオープンしたのでした。
●というわけで、マデイラを注文してみました。この後のお皿に合わせようというわけです。
マデイラの本も見せていただき、しばし勉強・・・わたし本州と四国くらい近いのかという認識でしたが、ポルトガルからマデイラは1000キロの距離があるのだと。ポルトガル領 マデイラ自治地域、言語はポルトガル語、通貨はユーロ。
●フロマージュの準備です。これを、特にお願いしておいたのです。
●いきなりベルトーのエポワスが見えてうれし。
●こんな感じで、アシエットフロマージュを出していただきました。
エポワス(ウオッシュ)に、ブリーやらシェーヴルやらブルーやらハードやら。ハードはイタリア産のピアーヴェと。アニスシードやドライパイナップルやら白チョコレートやりんごと藤の蜂蜜なども添えられました。これらのフロマージュを、甘いマデイラと共に。うっとりいいデジュネでした。
●デセールはショコラといちごでした。わたしの好みをよーく把握してくださっていて、ショコラにベリーをからめることなく、別添えでの提供で、ものすごくうれしかったです。(わたしはショコラにとりわけフランボワーズなどを合わせるの好きじゃない・・・というか大嫌いなのです。ショコラにはほのかな酸味があるのに、あまりに鮮やかな酸味を合わせるのはショコラへの冒涜だと思っていて。個人の好みです、好きな方はごめん<(_ _)><(_ _)>)
●このショコラのミルフイユ、さくさくさくで、香味深く、本当においしかったです。(T_T)(T_T)
●食後のカフェ、冷たい牛乳を添えていただきます。
●小菓子は4種類ほど持って来てくださる中から選びます。わたしは常にショコラだけでいいのだけど、せっかくなのでフィナンシエも。(必ず茶色いお菓子です。)
●重厚な、美しい店内です。館内案内。
●維持するだけで大変なお手間もかかると思います。
■ 今のシェフは橋本和樹さん。先日のイヴェントのおかげで「長楽館」さんに対する認識に新たにしました。この日のお料理もよかったので、またお伺いできればと思います。
「LE CHENE」(ル・シェーヌ)
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■ 本は・・・
シェリー、ポート、マデイラの本
この本、中古しかないわ・・・でも読みたい、勉強したいです。
世界3大酒精強化ワインについての本。
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(2016-04-23)
2016年4月 23日, dans 京都 フレンチ 2016~ | lien permanent