◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■ NHK文化センター講座@「杢兵衛」 | トップページ | ■ クラブエリー第3金曜 食事会@「Obase オバセ」 »

2016年1月14日 (木)

■ 朝日カルチャーセンター講座@「高台寺和久傳」


■ 全国100万人の読者の皆さま、講座報告のエリーでございます。1月の第2木曜、1月14日の朝日カルチャーセンター講座のお昼を、「高台寺和久傳」さんにお願いしました。

Img_9471jpga ■ ハイライトはなんと言っても蟹の甲羅焼き・・・瞠目のおいしさというか、今風に言うとヤバいというか、圧倒的な旨さでした。コース全体何もかもが完璧のぺき子ちゃん状態で供されましたが、とりわけこの蟹の甲羅焼きのおいしさは筆舌に尽くしがたいというレヴェルのものでした。「筆舌に尽くしがたい」とはライターが使ってはならん言葉で、筆と言葉で表現せいよということなんですが、でも旨くて絶句したんだもの。( ̄○ ̄;) ( ̄○ ̄;)
**********************************
先付 半張り このこ カリフラワーすり流し 生姜
向付 白ぐじ 針葱、花穂、わさび、キャヴィアライム 煎り酒 
椀物 唐墨 かぶら蒸し 小松菜 柚子
焼物 1)焼ふぐ白子 梅肉あん 
焼物 2)鰻芋醤油
和物(あえもの)黒豆、なます、ふきのとう、ちょろぎの胡麻酢和え、胡麻
焼物 3)のど黒 柚子味噌
強肴 蟹みそ甲羅焼
冷物 かぶら、帆立だしのゼリー、生姜
食事 白ご飯(和久傳米)、赤出し、香の物
水物 柚子こごり
菓子 金柑の葛焼き
**********************************
Img_9477jpga●14日でまだ松の内、お正月のしつらいの広間にお邪魔しました。
Img_9417jpga Img_9421jpga ●先付 半張り このこ カリフラワーすり流し 生姜
カリフラワーがこんな粋な味になるとは。下の茶碗蒸し部分は生姜が効いてなめらか、するりつるりと一瞬でいただきました。
Img_9431jpga_2 ●向付 白ぐじ 針葱、花穂、わさび、キャヴィアライム 煎り酒
ぐじだけで十分おいしいのに、キャヴィアライムのプチプチやら、梅の風味の煎り酒も、添えられたいろいろがさらに風味を引き立てていました。
Img_9433jpga ●椀物 唐墨 かぶら蒸し 小松菜 柚子
ふわふわのかぶら蒸しは、餅粉を加えて仕上げているとのことです。からすみがまたぶ厚くて、柔らかい・・・これは天国の味。
Img_9435jpga
●焼物 1)焼ふぐ白子 梅肉あん 
旨み責めです。
Img_9441jpga ●焼物 2)鰻芋(うなぎいも)醤油
浜松方面で、うなぎの切れ端を肥料に育ったさつま芋で、糖度高し。長時間かけて火を入れてこのほくほくの食感に仕上げるとのことです。(オーヴンで火入れ→揚げる→炭火焼。焼けてから醤油塗る。)お菓子かと思うほど甘いです。初めての味。
Img_9446jpga
●和物(あえもの) 黒豆、なます、ふきのとう、ちょろぎの胡麻酢和え、胡麻
黒豆やらなますやら、お正月らしい素材で合わせた和えもので、少し口の中を冷やします。
Img_9464jpga ●焼物 3)のど黒 柚子味噌
脂がのってじゅわじゅわに旨いのどぐろでした(*_*)(*_*)
Img_9439jpga_2 ●間人(たいざ)の蟹がプレゼンされます。
Img_9449jpga ●こうしてお部屋の中で、目の前で焼きにかかるところを見つめます。
Img_9454jpga ●蟹みそにお酒を加えて炭火で焼く甲羅焼きです。最後に蒸した蟹の身が足されました。
Img_9471jpga_2 ●強肴 蟹みそ甲羅焼
これは強烈、ずるい旨さです。旨さが、脳髄に響くという感じ。「これでもう死んでもいい」なんてつぶやく人もいたほど。いやまだ死なないでおきましょう!! まだまだおいしいの続くから。
Img_9475jpga ●冷物 かぶら、帆立だしのゼリー、生姜
冷たいかぶらで少しクールダウンです。これがまたしみじみ、染み込むように美味。
Img_9478jpga ●炊き立ての和久傳米が、目の前でよそわれます。これも本当に幸せです。
Img_9483jpga●食事 白ご飯(和久傳米)、赤出し、香の物
白ご飯がつやつやのほわほわ、本当に本当においしくて、ほとんどの方がおかわりをいただきました。
Img_9486jpga Img_9487jpga ●水物 柚子こごり
つるっとまずこれをいただいた後、また熱いお菓子が控えています。
Img_9489●菓子 金柑の葛焼き
熱々の葛焼き、中に金柑が仕込まれています。ものすごく香りがいいです。最後まで、圧倒的に美味でした。
Img_9493jpga ●お薄をいただきご馳走さまでした<(_ _)><(_ _)>
Img_9422jpga ●「高台寺和久傳」の料理長、松本進也さん、ありがとうございました。
若くして「高台寺和久傳」の料理長って、本当にお偉いと思います。
スタッフの皆さまにもお礼申し上げます。
美味を尽くしたこの日のコース、格別に好評でした。
参加者の方々もありがとうございました<(_ _)><(_ _)>
Img_9415jpga
高台寺和久傳
昼 20000円~、夜 30000円~ 税サ込み、コースのみ。
蟹コースは45000円~。蟹は3月20日(日)まで。

************************************************************
(2016-01-14)

2016年1月 14日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食16前半 |