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2015年6月12日 (金)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その30 (3月の続きです!)


■ 全国100万人の読者の皆さま、1月のリヨン/パリレポートを続けるエリーでございます。今年1月の話です。ものすごく遅くなりましたが、すごい勢いでアップします。
これがこのシリーズの最終回です。
■ 2月1日、帰国の日です。ロワシー=パリ シャルル・ドゴール空港へ。
20150201205316jpga 20150201205339jpga 20150201205606jpga ■ パリから関西国際空港へのAIRFRANCE は定刻通りでした。

Img_1360_2 Img_1365 ■ 今回は、前回のパリからの帰りと正反対で、何もかもスムーズにいったので余裕があり、最後までお店を見たり本を読んだりして過ごせました。ショコラ買ったりフロマージュ買ったり。ほんと快適でした。
Img_1374jpga ■ 帰りはプレエコ=プレミアムエコノミー(ビジネスとエコノミーの間のクラス)でした。機内食は2回。ビジネスやファーストクラスのようにひと皿ずつではなく、一度に持って来てもらえるのは、かえって楽でいいかもと思いました。それから、機内ではわたしほとんどワイン飲みません・・・ウエルカムシャンパーニュだけはいただきますが、アルコール気は取らない方が後々楽です。
■ 上のメニューは、
帆立貝柱のソテ、トマトとズッキーニのフリカッセ
鶏肉のエシャロットソース、パールパスタ、グリーンピース(2種類から選択)
カマンベール、クレメンタイン(みかん)、レモンメレンゲのタルト、カフェ。
Img_1379jpga ■ 朝食です。
Img_1380 ■ 帰りはビジネスクラスに座れなかったけれど、プレミアムエコノミーがなかなか快適であることがわかったし、右側窓際一番前に座れてラッキーでした。(わたしは絶対に窓側が好き。)直行便12時間は本当にあっという間。快適でした。そして関西国際空港からも毎日飛んでいます。また行こう、間を空けずに必ずまた行きましょうと思ったのでした。
(そして本当にもうすぐ、エールフランスでまた行きます。)
東京から京都にさんざん通ったように、今後はわたし継続的にパリに行くだろうし、毎回AIRFRANCE を利用することになると思います。
今回コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE にお世話になりました。ありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>
このシリーズは以下でひとまとまりで1~30をお読みいただけます。
2015年リヨン/パリ
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(2015-06-12)

2015年6月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その29 (3月の続きです!)


■ 全国100万人の読者の皆さま、1月のリヨン/パリレポートを続けるエリーでございます。今年1月の話です。ものすごく遅くなりましたが、すごい勢いでアップします。
【2015年1月31Paris パリ滞在2日め、その2
Img_1227_2 ■ セーヴル通りのHERMES,エルメスに到着。フォーブルサントノレの本店とはまたがらりと雰囲気が違って、軽やか、若々しい感じに満ちています。
Img_1229 Img_1235 Img_1238 Img_1257Img_1255■ きれいな気が流れているような店内と思いました。お茶が飲めるので、このきれいなスペースで休みましょう。

1■ 今回ここではこれを購入。これ実は・・・
2 ■ ・・・昨年京都で購入、すでに持っているカレの色違いです。あまりにも細部まできれいなんで、同じ柄の色違いを持つのもいいかも♪ と思いました。今回買ったのは(写真上)、紫ベースに黄金色。前回のは赤ベースにニュアンスのあるブルー。
エルメスのカレにおいては、同じ模様でも10色も20色も作られる模様があり、色が違えば雰囲気も全然違う。すべてのカレに名前があり、これは「神話とメタモルフォーズ MYTHES ET METAMORPHOSES というものです。今まで色違いで2枚3枚と買ったものといえば「L'ASTROLOGIE占星術」、「PIERRES D'ORIENT ET D'OCCIDENT 東洋の石と西洋の石」などなど。わたし人生において、贅沢っぽいものをほとんど買いませんが、エルメスのカレだけは「要るもん」として定期的に購入、身につけ続けて30年近くです。
■ 驚いたことは、前回、サントノレの本店で住所や名前を登録してもらったのですが(免税書類を作る時に)、今回名前を言っただけで、「キョートシ ナカギョウク・・・」と住所を読み上げられて仰天・・・データ管理をしてネットでつないでいるだけと言えばまあそうなんだけど、こちらセーヴル店はわたし初めてだったし、顧客として把握してもらっている(捕獲されてしまっている? 笑)のはやっぱりうれしいと思いました。
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■ さて、セーヴルのエルメスを出たら、ボンマルシェの「ラ グランテピスリ ドゥ パリ」、
LA GRANDE EPICERIE DE PARIS ですね。予定通りです。体調もよく、少しもしんどくなりません。メゾンHでいい気を吸って、ゆったり休んだからね♪。
★この記事のこれより下、なぜか地がマッカになっており、文字サイズも勝手に大きくなっています。制御不能状態です。(*_*)(*_*)
20150201031303jpga

Img_1286 201502010304jpga_2

Img_1295 ■ グランデピスリ、大々的にリニューアルしたと聞いていましたが、ほんと見やすくて品数豊富で夢のようでした。長いことかかってほぼすべての棚をつぶさに眺めて、眺めただけではなく、がばーーっと買い物もしました。ここに暮らしていれば、生ものも買えるのだなあ。

201502010248jpga_2 20150201024735jpgajp 201502010247jpga ■ 日本食材コーナー。堂々棚3つの展開でした。
Img_1282jpga ■ マールブランシュさんの茶の菓があることも確認しました。
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Img_1332jpga Img_1302 Img_1317jpga ■ さて夕食にはこの界隈に来たくて、グランテピスリの後移動、ひどくなつかしい「オ ピエ ドゥ コション」へ。簡単に入れると思っていたら、満席に近い賑わいで、どんどん待ちの列ができている・・・わたしは幸いさっと席に案内してもらえて、ラッキーでした。テリーヌを食べた後、オニオングラタンスープを注文。寒くて、とにかく温まることが大事だったのです。
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Img_1338jpga_2 ■ モントルグイユ通りに向かって上がって行きます・・・夜になってしまったので、もう営業時間はとうに過ぎていましたが、「StoHReR ストレール」の前を歩き、看板だけでも見ておきましょう~。次回、必ず来る!と決めました。
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(2015-06-12)

2015年6月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その28 (3月の続きです!)


■ 全国100万人の読者の皆さま、1月のリヨン/パリレポートを続けるエリーでございます。今年1月の話です。ものすごく遅くなりましたがすごい勢いでアップします。
【2015年1月31Paris パリ滞在2日め、その1
■ 前日は、体力温存と言いながら歩き過ぎて午後にしばしダウンしたわたし、夜に早く寝て、それがとてもよく眠れたのでパリの2日目は気持ちよく起きることができました。ひき続きのどは腫れていましたが、うがいして薬を飲んで、大丈夫、平気です。
■ かつてのアシェット時代の同僚Marcia Brodinと、ベルヴィルの「為平」へ。彼女が原稿仕事を抱えていることもあり、近くでさくっとお昼です。
Img_1162 Img_5748jpga ■ 牛肉フォー、小サイズ肉だんごなし。これに春巻きというシンプルな昼食でした。飲んだのはペリエ。恐らく2013年6月に来た時と同じ選択。
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Img_1186 ■ ひとりになって、その足でオデオン、サンジェルマン、セーヴル界隈へ。まずはオデオンに降り立ちました。昔よくここで映画見たの・・・
Img_1188 ■ 角のカフェ。
Img_1190■ むかーし、クリスチャン・トルチュだったところです。
Img_1191 ■ 相変わらずの人気。わんわんはやっている。
Img_1192 Img_1197 Img_1198■ 好きな界隈。目をつむっても歩けます。昔マルチェロ・マストロヤンニを見かけたりもしました。ご自宅がこの近くでした。マルグリット・デュラスは道を上がったところでした・・・

Img_1202■ 「ジェラール・ミュロ」さんにやってきました。昔よく通ったのです。
Img_1207 20150131224809jpga 20150131225220jpga 20150131225231jpga Img_1344 Img_1345■ クロワッサンとパンオショコラ、あるいはエクレールショコラ、これらを必ず買います。
Img_1205Img_1214■ サン・シュルピス教会Img_1222■ レンヌ通りに出て、白食器の店へ。もっとシックな感じだったけどなあ・・・。今でもここで買った白いお皿やボウルをわたし大事に使っています。リモージュの、何の飾りもないシンプルな器。品数はたくさんあったけれど、雰囲気がひどくミーハーな感じになっていました。
20150131232256jpga_2
■ シェルシュ・ミディ通り
Img_1226 ■ セーヴル通りに向かっています。
Img_1227 ■ 来ましたー! メゾンH、愛用のカレはいつもいつもこちらもの。1年中ほぼ毎日身に着けています。(つづく)
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(2015-06-11)

2015年6月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その27 (3月の続きです!)


■ 全国100万人の読者の皆さま、リヨン/パリレポートを続けるエリーでございます。今年1月の話です。遅くなりましたがすごい勢いでアップします。
【2015年1月30 Paris パリ滞在1日め
■ 朝起きたらのどの腫れと熱。でも慌てません。スケジュール的に、余裕でダウンする予感があったので(笑)、粛々とうがいをして薬を飲みます。大丈夫大丈夫。体力温存プランで、どうしても行きたいところだけ厳選して行きましょう。
20150130171316jpga ■ 朝の8時台にアパルトマンを出て、予定通りクロワッサンとカフェクレーム。バター多めのクロワッサン、子供の頭くらいあるんじゃないかと思うくらい大きい。「カレット」とか「ジェラール・ミュロ」さんに行きたいなと思いつつ、とりあえず近くのブランジュリのカウンターで食べて、十分お腹いっぱいになって幸せな気分に。「よい1日をマダム!」「ありがとうムッシュー、あなたも同じように!」って店主と普通に話すこの会話よいなと思います。
20150130174558jpga_2 ■ パッサージュを歩きたかったのです。ちょうど20年前(そんな年月流れたとは信じられないけれど)、1995年1月から2年間滞在した時に、好んで散歩したあたりを、今回再び歩いてみたかったのです。結局タクシーに乗ることもなく地図を見ながら歩きでここまで。道は本当に地図の通りだったのよ!!(^o^)(^o^) パッサージュ・ヴェルドー、ここから今回のパッサージュ歩きがスタートです。雨もよいで、屋根付きの散歩がちょうどよかったことも喜びます。かっしー=鹿島茂先生の本「パリのパサージュ」も持って行っていたのでした。
Img_1011 Img_1019 Img_1027Img_1030

Img_1035 Img_1064 Img_1071 Img_1072 ■ パッサージュヴェルドー、ジュフロワ、パノラマ。少し横にずれてショワズール・・・体力温存でいこうと思っていたのに、歩き出すと楽しくて止まらず、だんだん雪まで舞って冷えてくる中、結局2時間以上歩いてしまいました。昔ほど美しいと思えず、むしろあまりに散文的だったので、また東側にずれて、美しい(はずの)ギャルリ ヴィヴィエンヌへ。わたしが暮らした20年前は、ほんとよく雑誌に取り上げられた場所ですが、こちらもかなり寂れた感がありました。
■ しかし全くわたし道を忘れてなくて、昔歩いた通りにたどれました。記憶力がよいとか言うことではなくて、道の全部に意味のある名前がついていて、歩いた後、地図でも確認をしておけば覚えておけるということなのです。美しいものは覚えていられる。いやパリだからかなあ。長年の深い愛で。
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■ お昼はEric FRECHON エリック・フレションさんの大人気のお店、「LAZARE」ラザールへ。本来のBristol ブリストルへ?と思ったけれど、食べ続けリヨンの日々の後に、恐らくパリでどっと疲れが出ているだろうし(予想通り、あまつさえ熱まで出していた)、今回は気楽な方がいいという判断でした。シラのボキューズ・ドールの現場で会えた内坂芳美さんと一緒にいただいたデジュネで、まーいろいろ話していろいろ教えてもらったのでした。感謝。
Img_1083_2 ■ 「LAZARE」はサンラザール駅内にありながらスタイリッシュで、値段も決して安くはないのに押すな押すなの大人気状態でした。12時からしか昼は始まらないのに、11:15くらいから席ゲットのために出かけねばならんほど。
Img_1093jpga Img_1099jpga Img_1105jpga

Img_1100jpgaImg_1101jpga_2 ■ Sancerre blanc 2013(Verre グラスで7ユーロ)を飲みながら、
●わたしの選択:
Salade de haricots verts, artichauts à l'huile de noisette 16
Cabillaud cuit au plat, tomate, gingembre et basilic 26
●芳美さんの選択:
Œufs de poule mimosa, au thon et au crabe 12
Quenelles de brochet, sauce nantua.18
仰天のおいしさではないものの、でもヴィネグレットソースも塩気も的確に効いた料理でした。ただし量は半分くらいで十分です。食べきれずごめん<(_ _)><(_ _)>
食後はデセールは取らず、カフェのみにしました。
お店サイト:
http://www.eric-frechon.com/eric-frechon/lazare-2/
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Img_1125jpga ■ サンラザール駅からは5分かからず、プランタンやギャルリ・ラファイエットへ行けてすてき。中をざっと歩いて、見ただけです・・・何も買わずよ。
20150130214719jpga_2 ■ でもこの赤の連なり、色の美しさ見てよ・・・やっぱり幸せです(T_T)
Img_1133 Img_1150 ■ ラファイエットグルメ館が、道をはさんだ向かい側に移転していました。この1年半の間に移ったわけね・・・地階はイートインスタンドがたくさんあって、住んでいたら端からリサーチするだろうなあと思いました。日本の丼やらお好み焼きを扱うお店もあったよー(^o^)(^o^)日本食材も結構ありました。昔と違うね(^o^)
地下に、いろいろな売り場。こんなスパイスの量り売りなんかは、以前のグルメ館にはなかったと思う。わたしは最低限必要なものを確保・・・すなわち、マリアージュ・フレールの紅茶。アールグレイフレンチブルーがないといけないので、それだけ買いました。買えるうちに・・・どんどん体調悪くなってきてフラフラしてきて、もうダメだと思ったので。
Img_1151 ■ 地階のカウンターのカフェでジャスミンティを注文して、ちょっと休みます。窓からはこんな眺め。この時点でのどの痛みだけでなく、血の気が引いて、貧血症状になっていたので、とにかく水とお茶を飲みながら、人にはわからんように、しばらくじっとして、つらい状態をやりすごします。ちょっと休んだら治るとわかっているので焦りません。それにスマフォがすばらしい。スマフォ見てうずくまっているふりして・・・実際に、幸い、日本とチャットができて・・・いつもと同じようにフェイスブックのメッセージを送りながら30分ほど頭を下にして回復を待ちました。
■ 結局1時間近くかかってやっとまともな状態に戻り、立ちあがれるようになったので、タクシーを拾ってアパルトマンに帰ることにしました。ところがデパート前から買い物袋なんか持って乗ったもんだから、運転手に日本人観光客とナメられて遠回りされるしつり銭出そうとしないし。「いまあなたわざと遠回りしたよね? わからんと思っているの? わたしちょっと久しぶりだからいいお散歩と思って違う道を楽しんだけど、つり銭出さないのは困るわ。まじめにやって!!」とまくしたてたよww ・・・つまり回復したのよわたし(^o^)(^o^)
■ 夕食にちょっとエレガントなレストランを、こちらの友達に頼んで予約してもらっていましたが、しかし盛大な食事ができるほどまでには体調は戻らず・・・とても食べられそうになく、お詫びしまくってキャンセル。次の滞在時に必ず行こうと誓って。そして近くの中華トレトゥールの持ち帰り料理を4種類買って夕食としたのでした。
まあいいの、しょうがないの、午前中から結構歩いたから。この日は早く眠ることにしたのでした。
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(2015-06-12)

2015年6月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その26 (3月の続きです!)


■ 全国100万人の読者の皆さま、今年1月下旬~2月初め出かけたリヨン~パリレポートが実は終わっておらず、どうやっても完成させたいと思っているエリーでございます。遅くともゴールデンウイークには、と思っていたのに不調だったりして予定が狂い、激しく遅くなりました<(_ _)><(_ _)> 3月13日のこの投稿の続きです。なんと3か月空いてしまった(*_*)(*_*)
■ けれど約束は約束です。さらに、今月下旬に出かける次のパリ行きが近づいてきました。それまでに何が何でもアップします。これはその26です。
■ リヨンを中心とした、ローヌアルプ地方美食巡りの旅の日々の後、2日間だけ、自主的にパリ滞在をくっつけました。パリに寄らずに帰国するわけにいきませーん!

1月29日SNCFでリヨンからパリに到着後、
1月30日パリ
1月31日パリ
2月1日 空港からエールフランスで2日に帰国

■ ひたすら写真の羅列だけになるかもしれませんが、帰りのエールフランスまで、数十枚の画像を何度かにわたって貼り付けます。
滞在中、フェイスブックにも断片的にアップしており、生かせるものはそれをまんま使います。
【2015年1月29 Lyon → Paris パリ到着
20150130011334jpga ■ パリのGARE DE LYON, リヨン駅に到着。雨もよいの天気でしたが全く平気・・・踊りそうなほどうれしい気持ちでタクシーに乗り込みました。タクシー乗り場に並ぶの面倒なので、荷物多かったけれど、流しを止められる道まで歩きました。
Img_0971 ■ 天井がガラスのタクシー、ラジオから聞こえてくるのはFrance infoフランスアンフォで、これ、京都の家のネットラジオで毎日聴いてるのと同じではないの! なんてすごい世の中。
Img_0973 ■ オペラ・バスティーユの前を通りながら、北駅近くへ向かいました。タクシーに乗るなり聞こえてきたのはクラクションをビービー鳴らしまくる音、アンビュランス(救急車)の音。この喧噪間違いなくパリだわーと思いました。
■ 前回のパリ滞在でも利用したアパルトマンに今回も入り、まずは通信回線を確保して安心。さて軽くオペラ方面にでも夕食に出ようと「行きたいところリスト」を広げ、営業時間など変更ないことを電話で確認・・・と念を入れたのだけど、出かけようとしたらすさまじい大雨で・・・同時にものすごく身体が疲れていたことに気づいて、出かけるのやめました。(^o^)(^o^) 朝、リヨンのポール・ボキューズ市場で買ったフロマージュやパンを持っていたことも思い出して・・・余計出かけるのやめました。やめて正解でした。翌朝のどの痛みと熱で目覚めましたから、この時出かけていたら、もっと大変なことになっていたと思います。
Img_0989 ■ 明日朝は、こんなクロワッサンを食べるんだ~♪ ・・・そう思って眠ったのでした(^o^)(^o^)
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(2015-06-12)

2015年6月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月13日 (金)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その25


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その25です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月29  Lyon → Paris リヨンからパリへ移動 

Img_0945 ■ リヨンとローヌ・アルプ地方美味巡りのプログラムも全部終えて、SNCF リヨン・パールデュー駅へ。観光局手配のジャンボタクシーで他の何人かと一緒に送っていただき感謝しました。至れり尽くせりにしていただいた旅行でした。自分では、ぜーったいに行かないようなところを訪れることができて、フランスの都市部しか見てこなかったわたしに、新しい視野を与えてもらえたと思います。
(SNCF=Société Nationale des Chemins de fer Français)
Img_0948jpga ■ リヨン駅構内・・・スターバックス コーヒーがあったり、
Img_0949jpga ■ fnac フナックがあったり。パリの空港駅よりは、待ち時間がよほど楽しく過ごせます。ちなみに到着時、お迎えの運転手さんと待ち合わせをしたのはこのフナックの前でした。
Img_0952jpga ■ 奥に見えるモニターで、何番ホームに乗るべき電車が来るのかを確認・・・しかしやっぱり20分前くらいになるまでわかりません。本に熱中し過ぎず眠ってしまうこともなく、モニターを見つめて待たねばなりません。
Img_0956jpga ■ ホームに上がって、今度は電車の乗車口を確認・・・日本の新幹線のように、ホームに何号車停車位置、みたいに明記されていませんから、とにかくしっかり自分でモニターを見るしかない。
Img_0958jpga ■ きっぷ事情はよくなりました。検札係が来たら、スマフォ画面を示します。読み取り機から真っ赤な光が出て、ピッと読み込む。一瞬のこと。
Img_0961jpga ■ メールで送られてきたチケットはこれ。E-BILLETですね。大きな Xperia Z Ultraでよかったな~とこの旅行中何度も思いました。スクロールなしの一発で見られる画面サイズで、便利だったからです。行く先々で、「これ電話? 何?こんなの初めて見た」って珍しがられたけれど、これでわたしタブレットとスマフォ2台持ちから解放されたし☆☆☆
Img_0963jpga ■ 2席-1席の配列で、ゆったりしています。2時間でリヨン-パリ間ノンストップで、移動は快適でした。
この列車の予約は日本からネットで簡単にできます。
レイルヨーロッパ RAILEUROPE
ほんといい時代です。
Img_0964jpga_2 ■ 窓の外はひたすらこんな風景が続きます。
Img_0967jpga ■ そして定刻通り、パリ・ガール・デュ・リヨン駅に到着しました\(^o^)/\(^o^)/ 美しいレストラン「Le Train Bleu ル・トランブルー」も見えます。
Img_0968jpga ■ 威風堂々たるパリのリヨン駅。到着したパリは雨でどんよりしていましたが、それがどうしたというのだ。パリに来たんだ1年半ぶりに、という喜びがじわじわと広がってきて、もうもう、叫び出したいほどでした。\(^o^)/\(^o^)/
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Img_1349jpga ■ リヨンで、観光局の方々から最後にみんなにいただいた赤いリヨン=ライオン像です。
Img_1350jpgaONLY LYON リヨンの街の力はすごいなーと知った7日間でした。よくしていただいた方々に御礼申し上げます。
日本語版です(音が出ます)→リヨン観光局
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Un grand merci à Romain RAIMBAULT, Olivia PONCY, Alexandre JACQUES.
<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

そして、
日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE のコーディネートにも感謝。
★リヨンレポートは以上です。
この後、パリレポートに続きますが、パリの2日間はプレスツアーとは関係なく、帰りの飛行機以外、自分でセッティングした滞在です。
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(2015-03-13)

2015年3月 13日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月12日 (木)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その24


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その24です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月29  Lyon, Sébastien Bouillet セバスチャン・ブイエへ 
Img_0857jpga ■ リヨン最終日、ポール・ボキューズ市場の後、ショコラトリ&パティスリの「Sébastien Bouillet セバスチャン・ブイエ」へ。これが最後のプログラムです。
リヨンの他、東京にも店舗があるので、ご存じの方も多いと思います。
これは15 Place de la Croix-Rousse の店舗です。
セバスチャン・ブイエ ウエブサイト
http://www.chocolatier-bouillet.com/
ローヌ・アルプTV
http://discover.rhonealpes.tv/sebastien-bouillet-chocolatier-lyon.html
Img_0859jpga ■ 店内にはショコラの滝があり、
Img_0863jpga ■ 書棚のようにクヴェルチュール(板)のショコラが収められています。整然とした書棚風かと思えば、
Img_0864jpgb ■ カーヴを描いたショーケースもあり、中に口紅形のショコラがあったりLPレコードの形だったり、遊びが溢れて本当に楽しい店内です。
Img_0876jpga ■ さてこの日は、セバスチャン・ブイエさん本人からショコラ作りを学べるとのこと。お店の奥にお菓子教室があり、わたしたちの人数分のエプロンやルセットなどが用意されていました。
Img_0897jpga ■ セバスチャンさんは2004年から、ルレ・デセールの会員であられます。
Img_0875jpga ■ ルセットはこんなので、
Img_0879jpga ■ プロセスも全部書いてあります。すばらしい\(^o^)/\(^o^)/
Img_0893jpga ■ えらいたくさんバター入れるなあとか、
Img_0910jpga ■ もう今のこの時点で指突っ込んで食べたいよと思ったりしながら、長方形のショコラを作ったのだけど・・・時間的に、わたしや他のメンバーの何人かも、空港やリヨン駅へ向けて出発せねばならず、全部仕上げられないままレッスンを終えたのでした。これはほんとうに惜しかったです。(T_T)(T_T)
Img_0915jpga ■ といいながら、ショコラ作りのプロセスの途中で、軽い昼食を店内でいただきました。これが簡単ながらおいしかったのです。お店の一画で、サラダから始まり、
Img_0919jpga ■ セバスチャンさんがサーヴィスしてくださった、
Img_0918jpga Img_0921jpga ■ リヨンのソーセージとフロマージュブランをはさんだパン、おいしかった(^o^)(^o^)
Img_0926jpga Img_0928jpga ■ ラヴィオリ熱々でこれもうまっ。
Img_0931jpga ■ そしてフロマージュがこんなに。\(^o^)/\(^o^)/ たっぷりのパンが添えられ、ワインも新たに注がれました。
Img_0940jpga_2 Img_0941jpga ■ 食後はお店のパテイスリやマカロンが供されて、満足のデジュネでした。この後、うしろ髪をひかれる思いで、わたしはお店を出てリヨンのパール・デュー駅へ向かったのでした。
786 ■ いただいたショコラ菓子から・・・どう見ても口紅にしか見えないけれど、これはショコラです。(サロンデュショコラの写真から<(_ _)>)
Img_1745jpga ■ マカロンならぬ、マカ リヨン というの。マカロン全体をショコラでくるんであって、これは強烈濃厚でうまかったです<(_ _)><(_ _)>
http://www.chocolatier-bouillet.com/
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(2015-03-12)

2015年3月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月11日 (水)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その23


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その23です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月29 .Halles de Lyon, ポール・ボキューズ市場へ 
■ 前日の1月28日は朝の8時から夜の7時まで終日みっちりシラのボキューズ・ドールのコンクール会場で過ごし(途中一度だけ休憩もしましたが)、立錐の余地のないプレス席での観戦・応援・写真撮影だけで精魂尽き果てたようにヘロヘロになったのでした。しかしそれだけでは終わらず、さらにプレスツアーの一行は別の場所に拉致されて20時から24時近くまで、調理実習→作ったものを試食するという、いくらなんでもきつかった別プログラムもあり、ホテルに戻るなり気を失うように眠ったのでした。(*_*)(*_*)(*_*)
■ 明けて29日、リヨン最終日です。レストランの「ポール・ボキューズ」へ行って勝者(今年はアメリカ)を讃える午前の祝賀会に参加するか、市場へ行くかの選択ができたので、わたしは迷いなく実質を取り、ポール・ボキューズ市場へ。
U0cusd1a25c07ca39664f08b9f09eabcf6e ■ ポール・ボキューズ市場、アール・ドゥ・リヨンです。クリックして拡大してご覧ください。ウエブサイトから拝借した図です。(行った気持ちになれる写真満載のウエブサイト必見です。)屋内の市場なのでアールHallesですね。パリもレ・アールLes Halles って昔市場だったでしょ? 今はランジスRungisに移りましたけれど。
Img_0761 ■ エントランスはこんなんです。
この時かなりな雨で、もっと引きたいけれどカメラを濡らしたくない一心で、これでごめん<(_ _)><(_ _)>
Img_0752 ■ 見て回るだけで楽しいこと。入ったところにこんな飲食スペースがいきなりあって朝からワイン飲んでいる人もいていい感じ。
Img_0763 ■ くるりと回ってお菓子やさんをのぞきます。
Img_0769 ■ この鮮やかな色~\(゜o゜)/\(゜o゜)/
Img_0772jpgbヴェリターブル(本物の)プラリネタルトですよー すごい色と思うのです。
Img_0771 ■ こんなん。
Img_0787 ■ 八百屋さんやら、
Img_0786 ■ ブレスの鶏を眺め、
Img_0801 ■ 海の魚に淡水魚、と書かれた魚介のお店・・・
Img_0802 ■ 海老がいろいろありました。
Img_0820 ■ 普通にグローサリーもあり、油や調味料からショコラまで揃って見飽きません。
Img_0837jpga ■ シャルキュトリ(豚肉加工食品店)やトレトゥール(お惣菜やさん)も複数あり、
Img_0811jpgb Img_0812jpga Img_0814jpga ■ この日まだ滞在するなら、そして食事が自由な日なら、あれこれ決めきれず大人買い状態で買い込んだことだと思います。
Img_0775 ■ そしてわたしが最も心を奪われたのが、3,4軒あったフロマジュリ=チーズ専門店です。MOFのエティエンヌ・ボワシーさんのお店「MONS」があったり、目標にしていたお店もあって、わたし興奮(+_+)(*_*)(+_+)(*_*)
Img_0781jpga ■ この積み上げられたモンドールを見てww (*_*)(*_*)
Img_0776jpga■ この品数よ。いかにもおいしそうで、目がうるうるしてきます。
Img_0784jpga_2 ■ 断面見せてあるのがたまらんです、流れ出しそうな様子に・・・あー買い占めたい。
Img_0830■ 違うお店では、エクザゴン(六角形=フランスの形)のフロマージュを見つけたよーん。

Img_0797jpga ■ しかし何をおいても、「La Mère Richard ラ・メール・リシャール」のサンマルスラン、と思い詰めていて、これだけは買って、すぐに味わわなければいけません。お店の棚の、いちばんいい場所にありました。別格扱いされているサンマルスランが。
Img_0796jpga ■ お値段は3.2ユーロ。(1ユーロ140円くらい。)
Img_0846jpga ■ 買ったよ(^o^)(^o^)(^o^) すぐ食べるの・・・
Img_0845jpga ■ 開いたらこんなの。いかにも食べ頃な感じ・・・
Img_0851jpga ■ パンとお菓子の店でブリオッシュを買って、近くのカフェに座ってこれいただきました。ジャスト食べ頃、ミルキーで優しくて、でもはっきりした塩気、ウオッシュほどとろとろしていて・・・天国でした・・・_| ̄|○ 
Img_0855jpga ■ ほんとよかったポール・ボキューズ市場。これは現地の観光局のOlivia Poncy オリヴィア・ポンシーの車に乗せてもらっていて、その車窓からの眺めです。目の前に、グレーのアルファ・ロメオ。あとまだ1軒プログラムがあり、そこに向かっています。雨に降られたリヨン最終日でしたが、でも充実感でいっぱいでした。
アール・ドゥ・リヨン ポール・ボキューズ市場
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(2015-03-11)

2015年3月 11日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月 5日 (木)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その22


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その22です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月28  Lyon, Shirha, Bocuse d'Or  ボキューズ・ドール会場 
■ ボキューズ・ドール 日本参戦の日です。ボキューズ・ドールは1987年に、ポール・ボキューズによって設立された、2年に一度行われるフランス料理の世界コンクールです。
どういうものかは、以下をご覧ください。
ボキューズ・ドール(日本語サイト)
今年の速報や詳細は、以下にあります。写真もたっぷりあります。
Bocuse d'Or (本国サイト・フランス語)
■ 参加した24か国の順位など、もう結果が出ているので先に明らかにすると
ここに参加国とその順位、点数など全部あります
1位 ノルウェー/2位 アメリカ/3位 スエーデン
で、本当に健闘されたにも関わらず、日本は前回のように3位以内の入賞を果たせず、魚料理特別賞を受けるにとどまりました。魚賞が発表された時に、日本チームの失望の色がプレス席にいるわたしたちにもはっきりと伝わってきたのでした。(*_*)(*_*)
■ けれどあの会場の熱気、ほとんどサッカーの応援のようなドンパチ狂乱の騒ぎ、全く予想とは違うものでした。ポール・ボキューズという名前から、もっと厳かなものとイメージしていました。以下ざっと、コンクール会場の様子をお伝えします。写真40枚を貼り付けます!
Img_0408jpga ■ この日はホテルを朝の7時半に出て移動、8時ちょうどにシラのeurexpoユーレクスポに到着しました。プレスセンターにコートだけ預け、国際外食産業見本市が開かれているだだっ広い会場をずんずん進んで Halle6の奥にあるボキューズ・ドールの現場へと向かいます。8:20頃で、もうこんな状態でした~。
Img_0435 ■ スチール、ムーヴィーのカメラマンに編集者などが入り混じって、プレスであふれています。これは日本チームのコーナーの前なのです。
Img_0423jpga ■ 日本チームの表示。芦屋の「メゾン・ド・ジル芦屋 高山英紀さんです。予選では日本で勝ち抜き、アジア大会で優勝して、ここまでいらしています。ここに来るだけでも、大変なことです。
Img_0424jpga ■ 持ち時間は5時間35分です。
Img_0428■ でもこの時点でまだスタート前の仕込み段階、キッチンのギリギリ前までカメラマンたちは迫っていて、
Img_0439jpga ■ シェフの高山さんは笑顔で応えている。
Img_0472 ■ ほどなくして、8:50、日本チームはスタート時間を迎え、見ているこちらにもビリビリするような緊張感が伝わってきたのでした。
Img_0441 Img_0455 Img_0456 ■ スタートしてもしばらくの間は、キッチン前での撮影を許されました。高山さんの無駄のない動きはとても美しいと思って写真を撮りつつ、でももしわたしがこの人の親族だったり親しい人だったりしたら、もうこのプレッシャーには耐えられないだろうなとも思いました。かつて知り合いがこの手の国際料理コンクールに出場した時のことをふと思い出し、応援に行きたかったけれど行かないでよかったのだと安堵して、今頃何をと苦笑。
Img_0458 Img_0461 ■ 高山さんの手元を見ていると、非常に周到な準備がされていたことがよくわかりました。料理ごと、必要な材料が小分けされパックされて、すべてが整然としていてきれいでした。キッチンの清潔さも得点のうちで細かくチェックが回ってきますから、料理の結果だけでなく、終始全部見られていることを意識して仕事しなければならないのですね。
Img_0468 ■ コミの糸井章太さんの様子を見る高山さん。黙々と作業される糸井さんですが、シェフを支える立場のプレッシャーもすごいだろうなと想像します。
Img_0505jpga ■ おお、レジス・マルコンさん。1995年のボキューズ・ドール受賞者にして、コンクール実行委員でいらっしゃいます。日本にもしばしばいらしてますね。
Img_0512jpga ■ TVやネットでの中継もされていて、盛り上げるキャスターが、Vincent Ferriot ヴァンサン・フェリオさん。
Img_0490jpga ■ この頃、応援団も一段と熱が入ってきていて、日本の応援団はこんな感じ。青いはっぴに日の丸ですね。
Img_0556jpga ■ しかしこのノルウェーの旗ばさばさ応援は目立ちました・・・他の国もラッパやら太鼓やらでビービーやってましたから、会場内は司会やインタヴューの声と同時にこれらの鳴り物ですさまじい喧騒状態でした。
Img_0538jpga ■ 遊び心もたっぷりに、ヴァンサン・フェリオさんはそれぞれの国の応援ユニフォームを身に着けて、各国のキッチンを順繰りに巡り、レポートしていきます。中でも、日本のはっぴはとりわけお気に召した様子で、
 レジス・マルコンさん:おう、なかなか似合ってるじゃない!
■ ヴァンサン・フェリオさん:うふふ。いいでしょ? ♪♪

みたいな会話が交わされたんじゃあないかしらん?(^o^)(^o^)
Img_0542jpga ■ なんと、「SAMURAI 日本」、サムライと書いてありました!!
Img_0547jpga ■ 会場はこの頃こんな感じで、メディア関係者はキッチン前から移動して、プレス席に移らねばならない時間です。キッチン前に、審査員席が設けられるからです。
Img_0557 ■ 緊迫感の漂うキッチンを後にして、わたしもプレス席へ。場所を早めから確保してありました。TVなど、大きなカメラを持っている人ほど強くて、機材が小さければなめられる雰囲気でした。そもそも身体の大きな人たちが圧倒的に多いわけだし(*_*)(*_*)
Img_0579 ■ 審査員席が設けられ、日本からは平松宏之さんが登場です。
Img_0501jpgb ■ ここで、12か国の魚料理と肉料理(=24皿)の試食をされるわけです。
Img_0581jpga ■ 審査員席は、こんな感じで、キッチンと、プレス席の間に設けられます。12か国から、12人。
Img_0569jpga ■ 試食用料理をサーヴィスするのは、アンスティチュ・ボキューズの学生たちです。集合して、記念撮影をしてもらっていて、かわいらしい。ここに来ること自体が勉強なんでしょうね。
■ この頃、プレス席は立錐の余地もなし状態になっており、自分の場所を譲らないという確固たる態度でいなければ押しつぶされるかはねのけられるかどちらかという、朝の山手線のラッシュのような状態でした。わたしは左肩の上にTVカメラを落とされて、痛みがビリビリ走ってどうなるかと思ったという、一瞬のトラブルがありました。Vous m'avez fait mal!ととっさに叫んだものの、どこから手が出て来ているのか、誰にやられたのかも結局わからんままでした。それから2,3日痛んだけれど、でもまあ、結局どうもなかったみたい。ほんとよかったです。
Img_0621jpga ■ そうこうしているうちに5時間経過で13:50、日本の魚料理発表の時間が巡ってきました。日本の高山さんチームは竹製の覆いをクロシェにかぶせて料理を供する演出をしました。審査員にプレゼンがされています。
Img_0628jpgb ■ 同時にプレス席や応援席からも見える、大きな掲示板にも映し出されます。
Img_0635jpga Img_0637 ■ プレス席の前を、プレゼン用の皿がまわってきますから、素早く写真を撮らねばなりません。
Img_0634jpga_2 ■ 「お願い、止まってください、ほんのしばし!」 と頼んで撮らせてもらった日本の魚料理。手が込んでいてきれい。寿司飯を使ってあるのもわかります。食べてないから味わからないけれど、おいしそうでした。
ちなみに今年の課題は、本選の2か月前に発表になったということですが、
fario:フランスイゼール産ブラウントラウト
これを、皿のうち50%以上は野菜を使って構成すること。
そして使える野菜も4種類発表されて、直前にそのうち何が使えるかが知らされるということです。
Img_0661jpga ■ 35分後に、肉料理を、今度はプラトー(大皿)盛りで提出です。これはそれぞれの国らしいプレゼンテーションを競う意味もあり、見た目が魚料理以上に大切になります。これもプレス席の前に運ばれてあっという間に通り過ぎていきます。
ちなみにこの「料理運び」をやっているのが、皆さコックコートの衿にトリコロール3本線が入った方々=MOF, (Meilleur Ouvrier de France)というのがすごいです。リヨンや他の地域のあちこちのレストランから集まったシェフの皆さんが、このコンクールのためにこうして働く。ボキューズさんはやっぱり圧倒的な存在だということですね。
Img_0658jpga ■ デクパージュされた(切り分けて皿盛にされた)肉料理。
pintade:フランスランド地方産のホロホロ鳥
これの12名分のプラトー盛り込み、3種類のつけ合わせというお題でした。
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■ さてぶっ通しでほぼ6時間過ごしたコンクール会場から、これでいったん外に出て、審査の結果がわかる夕方までシラの会場で過ごしたわけですが、ここで会えた方々が、
Img_0500jpga ■ 平松宏之さんと、フランス料理文化センターの大沢晴美さん。
Img_0530jpga ■ そして、会えるかなー? と思っていたら会えて本当にラッキーだった、内坂芳美さん。芳美さんはもうずーっとこの会場に2年おきの開催ごと通っていらしていて、さすがいろいろご存じでした。ねーさまに会えて、わたしつくづくラッキーです☆☆☆
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Img_0668jpga ■ プレスセンターに移動してしばし軽食をいただきながら芳美さんの話を伺い(勉強態勢)、
Img_0664 ■ シラ会場内に展示されていた、クープデュモンド、日本今回2位の作品も見ました。
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Img_0675 ■ そして夕方の審査結果の発表を楽しみに、再びごった返すコンクール会場へ。あの魚料理の完成度の高さから、きっと3位以内入賞と確信していましたが・・・
Img_0699jpga ■ 魚料理特別賞で・・・
Img_0703jpga ■ ジャポンでした。あああ3位以内入賞果たせず残念・・・ なぜ?なぜ?_| ̄|○
Img_0702jpga ■ でもここに来られるまで本当によく戦われたと思います。ただもうひたすらお疲れさまという気持ち、よくがんばってくださったという気持ちで会場を後にしました。
■ 外に出られたのが19時でした。朝からほぼずっと立ちっぱなしで、足が冷え切ってつっていて、カメラを落とされた肩が痛く、へとへとへとに疲労困憊していました。いや、コンクールに出場した人たち、応援した人たちこそ大変な1日だったのに、わたし情けなくも限界の疲れ状態・・・
■ ところが、プレスツアーの1日はこれで終わらず、まだここから1プログラムが用意されていたのです。
リヨン郊外の料理教室のようなところに連れて行かれ食材を見せられ、2班に分かれて食事を作れ、と。(*_*)(*_*)(*_*)(*_*)(*_*) これは気が向いたらということで(ごめん、)またアップできたらしておきます。
ともあれリヨンは最後の夜まで、みっちり詰まって充実していたことは確かでした。
初めてのボキューズ・ドール取材ができたことを、本当に感謝いたしました。
<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
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(2015-03-05)

2015年3月 5日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その21


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その21です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月27 Lyon, Hôtel de ville, リヨン市庁舎のソワレ
Shirha シラで午後から夜まで過ごし、その後19:30~リヨン市庁舎へ。
リヨン市庁舎に、フランス料理のトップシェフたちがおびただしい数、集められてのディネ。そのアペリティフに参加してきました。
Img_0387jpga
Img_0389jpga_2 ■ 美しい市庁舎がライトアップされ、BIENVENUE AUX GRANDS CHEFS DU MONDE の文字が浮かび上がっていました。「世界の有名シェフ」にようこそ
Img_0391jpga_3 ■ レッドカーペットが敷かれた中庭を通って、普段は簡単に入ることができない市庁舎の広間へ。
Img_0395jpga ■ 中はすでに盛況でいい雰囲気でした。
Img_0400jpga Img_0401jpga ■ シャンパーニュと、それに合わせてトリュフを使ったアミューズ3種類ほどが配られました。
Img_0405jpga ●クリスチャン・ルスケールさん、京都で「味覚の授業」でお世話になり、一昨年のパリ滞在時に食事に伺いました。その時は「ルドワイヤン」へ。今はGeorgesVに移られたという話。
Img_0406jpga ●ジャックとロラン・プールセルさんは、以前、丸の内のお店オープン時に取材でお目にかかった双子のシェフです。
●他に写真撮れなかったけれどアラン・デュカスさんにもごあいさつ、それから日本からいらした平松宏之さんにも。ボキューズ・ドールのためにいらしたのです。
Img_0381jpga ●市庁舎の正面はリヨンのオペラ座、上の部分の部分はJean Nouvel ジャン・ヌーヴェルの建築とのこと・・・クラシックな造りとモダンなセンスが調和した稀有な建物です。この夜はモーツァルトの「イドメネオ」を上演していました。
寒かったけれど、何もかも美しいと思った夜でした。
■ リヨンで有名なものに、毎年12月8日前後に開催される La Fête des Lumières 光の祭典 があります。光あふれる街リヨン、普段でも十分美しいと思ってあちこち眺めましたが、この光の祭典期間中は、また別世界の美しさとなります。いくつかの画像資料で見せていただき心を奪われました。まずはフランス観光開発機構のウエブサイトからどうぞ。
リヨン、光の祭典 Lyon, La Fête des Lumières
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(2015-03-05)

2015年3月 5日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月 3日 (火)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その20


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その20です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月27 Lyon, Shirha シラ 国際外食産業見本市 
■ 午前中、musée des Confluences ミュゼ デ コンフリュアンスを見学した後、ついに Shirha シラに向かいました。
Img_0267jpga ■ シラのEUREXPOでは2年に一度行われる 国際外食産業見本市が開かれており、その中で、料理コンクールのボキューズ・ドールやお菓子のクープ・デュ・モンドも開催されるわけです。期間中はリヨン中のホテルが満杯になり、リヨンの街と郊外シラを結ぶ30分ほどの道も渋滞になってしまうほどの大きな催しです。
http://www.sirha.com/
0 ■ これを首からさげます。なぜKYOTO TOKYOとなってしまったのか? を考えたのですが、原因はこれだわ! わたしのサイト・・・
http://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/
わたしのサイトのURLの末尾、kyototokyoだから、これを見た観光局の人が申請してくださる時、そのまま「京都東京」とした、と。
Img_0351jpga ■ 広い広い会場です。食にまつわるあまたのブランドや会社が一堂に集っています。食品も、お菓子も、飲み物も、調理器具や厨房機器も、器や、テーブルの上の小物も、レストランのインテリアに関するものまで一堂に集う見本市です。
Img_0319jpgb Img_0378jpga ■ 無限かと思えるスタンドの連なりですが、ネスプレッソ、ヴァローナと、お世話になったところにまず詣でます。(わたしはわりと義理堅い。)
Img_0373jpga ■ わたしが日常的に使っているお皿、和菓子やお寿司でものせて愛用している BERNARDAUD はやっぱり見ておかねばと仔細に見せていただきました。
Img_0355jpga ■ 有名ブランド、ボキューズ・ドールのスポンサーになっているブランドはやはりわかりやすい場所に大きなスタンドを構えています。この奥にボキューズ・ドールの会場があるのですが、わざとか?と思うほど、わかりにくくなっています。ほとんどどこにも表示ないのです。会場図を見ながら地図の通り「この方向でいいのか?」と思いつつ進んだらたどり着いたのですが、ボキューズ・ドールについては追っての投稿で。
★ちなみに今年は3045のスタンドが出た、など数字の結果はこちらにあります
Img_0321jpga ■ 驚いたのは、Thomas Bertrandトマ・ベルトランに会えたこと!\(^o^)/\(^o^)/ お弁当箱のスタンド出展でシラに来ていたのです。六角通でいつもばったり会いする人に、なんとリヨンでまた会えるなんて。写真はスタッフの板倉亜依さんと。
Img_0330 追記:これを撮ってるわたしを、
1_2 トマが撮っていたー(^o^)(^o^)
Img_0341jpga ■ もう1軒、日本からのスタンドに寄りました。「能作(のうさ)」という錫の器、富山のお店です。日本びいきのフランス人料理人によく使われるというの、わかりました。

Img_0274jpga ■ さて、シラ1日めのデジュネは・・・Hall 6の中にある、INSTITUT PAUL BOCUSE アンスティテュ・ポール・ボキューズの学生たちによるレストランSixième Sens シージエム サンスで。
Img_0276jpga ●会場の中にしつらえられたレストランです。
Img_0279jpga ●テーブルの上はこんなで、お箸がセットされていたりします。
Img_0284jpga ●タブレットでメニューが示され、Dashiなんて見えますね。
Img_0299jpga ●テーブルでだしが注がれるひと皿めです。

Img_0301jpga
Img_0304jpga ●椎茸、ほうれん草、ねぎ、中に鶏肉入り。白胡麻もぱらぱらと。肝心のだしの味は・・・うう・・・もう少しがんばりましょう・・・(^o^)(^o^)
Img_0313jpga ●メイン料理は魚で、鱈です。日本の倍くらいのポーションです。
Img_0316jpga ●デセールがジャンドゥーヤのムースとキャラメルポワール。料理も、サーヴィスも、ボキューズ校の皆さんの勉強の場ということで、そう思えば立派なものでした。カフェを飲む間もなく(それでもワインはざばざば注がれました)、席を立って次に譲り、プレスツアーの一行はスタンド視察やらコンクール応援やら、それぞれに散ったのでした。
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(2015-03-03)

2015年3月 3日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月 2日 (月)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その19


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その19です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月27日 Lyon, musée des Confluences 
■ 長い長い1月26日は、ネスプレッソのディネで24時頃終わり、さすがにホテルに戻るなり気絶するように眠ったのでした。明けて27日、自国の参戦がある人はシラの、ボキューズ・ドールの会場へ、わたしは日本チームが28日なので、シラは午後から行くことにして、オプションの、博物館行きに参加します。
musée des Confluences ミュゼ デ コンフリュアンス
http://www.museedesconfluences.fr/fr
Img_0215 ■ 人類が生まれる前からの歴史と科学技術の発達まで扱った、自然科学博物館という感じのものでした。オーストリア人による建築も斬新、建物自体が恐竜みたいにも見えたのでした。これはエントランス側から見たもので、全体像はもっとごついしすごいものです。
Museedesconfluencesjpga ■ これはもらい写真ですが全体像。(c) LYON CAPITAL. 道側からでないと撮れないのです。

Img_0224 Img_0228 ■ 昨年12月に開館したばかりの博物館です。ローヌ川もソーヌ川も両方望める場所にあります。
Img_0231 ■ 人が生まれる前からの話で・・・恐竜の部屋があったり、
Img_0236 Img_0237 ■ 鳥や四つ足動物の部屋もありました。
Img_0261 Img_0263 ■ こんなきれいに魚や鳥の標本を並べてあり、日本人の感覚とまるで違う構成の仕方を見て楽しみました。
Img_0246 ■ ジャポンのコーナーもありました。なぜこのようなコレクションがあるのかー? という質問を投げかけたら、こちらはギメ美術館とつながりが深いのだというお答え。
パリのギメ美術館、もともとギメさんてリヨンの方で、リヨン発祥の美術館がパリに移り、その一部をまたリヨンに持って来たといった話を伺いました。
■ 多岐にわたる充実したコレクションに、こちらにもナポレオンによる略奪品なんかも混じっているのか?と思ったのだけど(笑)、「いいえ、収蔵品の全ては、正しく「取得」されたものです。」というプレスのおねえさまの間髪入れぬお答えでした。
Img_0242 ■ しかしわたしが最も反応したのはこのコーナーでした。産業の発達の部屋。道具の進化を説明しているところです。工業製品大好きです\(^o^)/\(^o^)/
Img_0245jpga ■ そしてこのコーナー。通信機器の発達。
Img_0244jpga ■ 懐かしいminitel ミニテル! 3615(トロンシスキャーンズ)ですね(^o^)(^o^) わたしもパリで暮らしていた頃これ使っていました。1995年初め~97年初めの話です。ものすごい普及率でしたが、ネット使用が広がると共に廃れました。
Img_0266jpga_2 ■ 強い印象を残したコンフリュアンス博物館でした。
musée des Confluences ミュゼ デ コンフリュアンス
http://www.museedesconfluences.fr/fr
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(2015-03-02)

2015年3月 2日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年3月 1日 (日)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その18


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その18です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日 Lyon, L'ATELIER NESPRESSO のディネ
■ 1泊2日みっちりの、ローヌ・アルプ地方美味巡りからリヨンに戻った夜、どこに夕食に連れて行ってもらえるのか、直前まで知らされなかったのでした。普通のレストランではないということ。何かイヴェントに参加するのだということのみ知らされて、20時、メンバー一行がホテルから徒歩で向かった先は、このイヴェントのために写真スタジオを食空間にしつらえた、L'ATELIER NESPRESSO アトリエ・ネスプレッソ という大規模な、この時期限りの瀟洒なレストランでした。un restaurant éphémère entièrement dédié à la gastronomie...と。
http://www.nespresso.com/atelier/
↑詳細は全部ここにあります。画像見るだけでもだいぶわかるので、ご覧ください。

■ ネスプレッソさんすごいです。シラの国際外食産業見本市や料理コンクールのボキューズ・ドールの開催期間中の5日間、このアトリエ・ネスプレッソを開催。著名なシェフやパティシエを呼び集めて食事会を行い、わたしたちプレスも招待していただいたわけです。
Img_0128jpga ■ 20時過ぎ、建物に入るとすでに地階には手にシャンパーニュを持った人たちであふれ返っていました。壁にこんなパネルです。
Img_0131 ■ 説明はこれ。連れて来られた会場でこれを読んで、やっとやっと、どういうものに参加するのかを理解しました。
Img_0142 ■ ディネの会場はひとつ上のフロアです。50名分ほどのテーブルが用意されていました。
Img_0133 ■ 調理の最後の盛り付けは、この公開テーブルで行われたのです。それぞれのお皿を仕上げる直前には、このテーブルをジャーナリストたちが囲んで写真を撮りました。
Img_0146jpga ■ この日のシェフ、Emmanuel Renaut さん。MOFですね。
Img_0150jpga ■ もうひとりのシェフ、パティシエのYann Couvreur さん。
Img_0190jpga ■ こんな風に、目の前でお皿の仕上げがされました。
Img_0202 ■ デセールまで見守りました。すごく繊細なお菓子を、カメラの攻勢もものともせず、的確に作っていく様子は見事でした。
1_3 ■ 料理はこんなでした。ひとつひとつ書かないけれど、↑これで見てね。
Img_0163jpga_2 Img_0171jpga
Img_0173jpgaImg_0188jpgaImg_0194jpgaImg_0207jpga ■ ネスプレッソだけにカフェがテーマで、料理もデセールも、すべてのお皿からカフェの香りが立ち上りました。最後のデセールの、この金の覆いをされたお菓子はほんとすごかったです。
2_3

Img_0205 ■ 飲み物はこんなものが供されました。Puligny MontrachetやGevrey Chambertinが惜しげなくざばざばと注がれて、ほんと贅沢でした。
Img_0211 ■ 最後にネスプレッソです。
Img_0210 ■ 24時近くまで繰り広げられた華麗なディネでした。ネスプレッソさんご馳走さまでした。<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
ネスプレッソ 日本語のウエブサイト 貼り付けておきます。
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(2015-03-01)

2015年3月 1日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月28日 (土)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その17


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その17です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日  Lyon MAMA SHELTER LYON
M.CHAPOUTIER で、1泊でのローヌアルプ地方巡りは終わり、リヨンの街に戻りました。田園風景よりは都会の喧騒の方が安心できるわたし、街に戻ったことに安堵し、近代的なホテルに入れたことに感謝してほっとしました。
Mamashelterlyonimacen3_2 ■ リヨンで最後の3泊をするのは、MAMA SHELTER LYON ママ シェルターというチェーンのホテルです。どんなに風情があっても、中世のお城を改装したような雰囲気ありすぎの(おばけが出そうな)ホテルよりは、わたしは今風のシンプル&モダンなホテルの方がいいので、ありがたかったです。
Img_0121jpgb ■ エレベーター付きで、階段をひーこらと荷物持って上がらなくてよいのも心底よいと思いました。部屋に入ったところ。
Img_0118jpgaImg_0119jpga_3 Img_0123jpga ■ 意味不明のお面が置いてあったりあちこちに英語でyou look greatやらMama loves you なんて書いてあったりで、うう? と思ったりもしたんだけど(ごめん<(_ _)>)、それでも今回リヨンとローヌ・アルプ地方で泊まった中では最も機能的で水流もよく、安心できるホテルでした。
■ そしてこの後もまだプログラムは続き、しかし4時間近いディネとはまさか思わず軽く出かけたのでした・・・次回に続きます<(_ _)><(_ _)>
MAMA SHELTER LYON ママ シェルター
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(2015-02-28)

2015年2月 28日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月27日 (金)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その16


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その16です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日  Tain l’Hermitage, M.CHAPOUTIER
VALRHONA ヴァローナLA CITÉ DU CHOCOLAT ラ・シテ・デュ・ショコラの後、そこからほど近いM.CHAPOUTIER M.シャプティエへ向かいました。ローヌ地方を代表する有名なメゾン。ビオディナミ農法で作られるワインで高い評価を得ています。
M.CHAPOUTIER のウエブサイト。これで全部わかります。
Img_0082jpga Img_0077jpga_2 ■ きれいにワインがプレゼンされたブティックがあります。どどどとわたしたち一行がお店に入ったところです・・・
Img_0108jpga ■ 会議室に入れていただき、試飲です。このメンバーで今回ローヌ・アルプ美食巡りをしました。各国からのプレスに、地元観光局の方2名。
Img_0088jpga ■ 試飲は白に始まり、
Img_0094jpga ■ こんなのや、
Img_0101jpga ■ こんなのも。繊細優美な香味を楽しみました。ところで全てのラベルに、点字が打たれているのが見えるでしょうか?すべての人にワインの楽しみをと1996年からシャプティエ社のワインには全部点字表記もされているということです。écriture braille(点字表記)という言葉をここで初めて覚えました。
Img_0112jpga Img_0114jpgaM.CHAPOUTIER
M.シャプティエ
18 avenue du Docteur Paul Durand  26600 Tain l'Hermitage
tél: 04 75 08 28 65
M.CHAPOUTIER
Img_0083jpga
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(2015-02-27)

2015年2月 27日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月25日 (水)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その15


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その15です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日  Tain l’Hermitage, LA CITÉ DU CHOCOLAT VALRHONA へ
Anne Sohie PIC アンヌソフィー・ピックさんのお店を出て、国道7号線沿いに北上、VALRHONA ヴァローナLA CITÉ DU CHOCOLAT ラ・シテ・デュ・ショコラへ向かいました。

Img_0022 ■ あたりを圧するほどの偉容です。すごい、さすがショコラの国フランスだ\(^o^)/\(^o^)/
Img_0021 ■ リヨンから南、 Tain l'Hermitage タン・レルミタージュに2013年10月24日にオープン。ヴァローナ本社に隣接した、ショコラ博物館とブティックです。入場料は大人10.5ユーロ。
Img_0052 ■ ショコラ好きにはたまらないところです。館内は巡回しながらショコラについて、ヴァローナについてヴィジュアル資料や動画で学べるようになっています。
ウエブサイトがものすごくわかりやすいので、以下をご覧ください、これで全部わかります。
(わたしは説明せんでいいです・笑)
http://www.citeduchocolat.com/fr/la-cite-en-images.html
Img_0055jpga Img_0053 Img_0043jpga ■ Testez votre connaissance・・・ショコラの知識を試したり、
Img_0035 Img_0038jpga ■ セミナーもあります。わたしたちのために、どうやって生のカカオ豆がショコラとなるかを講義してくださいました。それも英語で。今回どこに行っても思いましたが、外国人と見たらまず英語が出てくるフランス人って、20年前には考えられなかったです。<(_ _)><(_ _)>
Img_0068jpga ■ そして最後にショコラのブティック。こちらも実に美しいプレゼンで、ヴァローナの世界全開です。
Img_0058jpga Img_0057jpga ■ おなじみヴァローナのカラフルなパッケージです。
Img_0069jpga ■ 味の説明はこのように。試食も可能です。
Img_0073 Img_0074 ■ 種類と量で圧倒されます。大きな買い物かごも用意されているので、ついあれこれ買ってしまうようになっています(*_*)(*_*)  けれどわたしは、ここで荷物を増やすわけにはいかないので、パリで必ずヴァローナ製品を買おうと心に決めて買わず。そして、この日の恩を忘れず、パリに戻ってから本当に買いました。(わたしはわりと義理堅い。)
Img_1735jpga ■ パリで買った、ショコラ食べ比べを楽しめるパック。
■ 国道7号線沿いで、アンヌソフィ・ピックさんのところへもこの道1本でつながっていますから、どうぞ皆さんここはいらしてみてください。
La Cité du Chocolat Valrhona
ラ・シテ・デュ・ショコラ ヴァローナ
12 Avenue du Président Roosevelt
26600 Tain l'Hermitage
tél : 04 75 09 27 27
http://www.citeduchocolat.com/fr

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(2015-02-25)

2015年2月 25日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月24日 (火)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その14


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その14です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日 Valence, 「Anne Sohie PIC」へ
Anne Sohie PIC アンヌソフィー・ピックさんのテイクアウト店や料理教室とブティックの「Scook」の後、ついに総本山、「Maison PICAnne Sohie PIC メゾン ピック、アンヌソフィー・ピック」へ。
Img_9929jpga ■ ホテルとレストラン、ビストロ、ここがすべてのエントランスです。
Img_9927jpga ■ 左側の半円の窓、「7」と見えているのがビストロ部分です。
Img_9944jpga Img_9938jpga ■ まずホテルの方を見せてもらいます。シンプル&シックでいい感じ。
Img_9942jpga ■ 参考までに値段表。ルレ&シャトー加盟ホテルです。
http://www.anne-sophie-pic.com/content/maison-pic-lhotel
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■ そしてキッチンの中を見学・・・ご本人はいらっしゃらないと聞いていたのに、なんと!シラへ出かける直前というタイミングで会えたのです。
Img_9950jpga_2 ■ 厨房の撮影だけはダメと言われたけれど、客席スペースにひらりと来てくださって、しばしお話しもできたのでした。これは本当にうれしかったです。
Img_9970jpgaAnne Sohie PIC アンヌソフィー・ピックさん、自然な話しぶりでとても感じがよかったです。日本にも何度もいらしているし、日本のだしのフランス風解釈などもしていらっしゃいます。「今年も日本に行くのよ」と。そして今年オープンの新レストランのお話も。
どんな方か、プロフィールはこれ(フランス語)。日本のフランス観光開発機構のはこれ
Img_9957jpga_2 ■ プレスツアーのメンバーとも記念撮影してくださいました。この後、みんなひとりずつ撮ってもらって大喜びでした。(わたしもせっかくだから撮ってもらった・・・自分を撮ってもらうって、ほんと珍しいことなんだけど。)
レストランのサイトはこれです。
http://www.anne-sophie-pic.com/content/anne-sophie-pic
Img_9930jpga ■ そしてビストロへ移動してデジュネをいただきました。「Bistro 7 ビストロ7」。
Img_9983jpga ■ 本館とはえらい違いで、こちらはごくカジュアルな雰囲気です。グラスや椅子など、ところどころ赤を使ったインテリアです。
Img_9985jpga■ 「7」は、7 jours sur7、1週間に7日間来いよ♪の意味かと思っていたのだけど、サイトを見て判明、国道7号線、Charles TRÉNET シャルル・トレネの歌 Route Nationale 7で有名になったヴァカンスロードの7号線の7なんだそうです。

Img_9989jpga_2 ■ 前菜、メイン、デセールの3皿構成で、それぞれ2種類からの選択。わたしは2秒で決まりました。
Img_9992jpga Img_9995jpga ■ ひと皿め、シャンピニョンのラヴィオリ。ハーブやスパイスに加えてカフェの香りが添えられて、目が覚めるようでした。これおいしかった!!
Img_9998jpga ■ ふた皿めにカネット=小鴨です。にんじんやら栗やらが、お皿の半分の場所を取って香味も主張して、食べ応えのある、香りのいい料理でした。前菜、メインとも、ほんと香りがいいなと感じ入りました。
Img_0010jpga ■ デセールにはショコラとピスターシュのタルトレット。この後ヴェルヴェーヌのアンフュージオンをいただいてごちそうさまでした。
Bistro 7 ビストロ7
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(2015-02-24)

2015年2月 24日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その13


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスレポートを続けるエリーでございます。
その13です。            
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日 Valence, Anne Sohie PICさんのお店2軒
■ 前記事の、ヌガー工場の後は、ヴァランスの、Anne Sohie PIC アンヌソフィー・ピックさんのお店へ向かいました。「メゾン ピック」の前に、テイクアウトとイートインのお店「DAILYPIC」、料理教室とブティックの「Scook」へも立ち寄って視察。今回のローヌ・アルプ巡りのスケジュールの中で、最も楽しみだったことです。
Img_9892jpga ■ まずはテイクアウトとイートインのお店「DAILYPICデイリーピック へ。
Img_9873jpga Img_9877jpga ■ 前菜、メイン料理、デセール、飲み物と、料理を好きな組み合わせで選べるようになっています。
Img_9885jpga ■ お値段はこんな感じ。「その日のメニュー」で前菜、メイン料理、デセール、飲み物をフルで買えば14.9ユーロ。前菜とメインと飲み物、メインとデセールと飲み物なら各11.9ユーロ。(この日で1ユーロ140円くらい。)
Img_9883jpga ■ 持ち帰りもできるし、こんな店内でもいただけます。日曜には16.9ユーロ~で朝食セットがあったり、「PICニックボックス」というかわいい名前のお惣菜ボックスがあったり、近くにあれば楽しいだろうなあと思うお店でした。
DAILYPICデイリーピック
■ ちなみにパリのBOCOでもアンヌソフィー・ピックさんのお惣菜を買えます。わたしが行ったのは2013年の話ですが、その時の記録はこれ

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Img_9896 ■ 次に料理教室とブティックの「Scookスクックへ。これは「メゾン ピック」のほど近くにあります。
Img_9922 ■ ガラス張りの建物で、外から見ても、何か楽しそうです。
Img_9913 ■ こちらは料理教室です。子供のためのレッスンも多数あり、6歳から生徒になることができます!すばらしい\(^o^)/\(^o^)/ ウエブサイトにもタイムテーブルが出ています。
Img_9899 ■ そしてブティックが品数豊富で見て本当に楽しかったです。
Img_9900 ■ スパイス類もこんなおしゃれなパッケージで販売されています。
Img_9917■ エプロンも色とりどり。Img_9914 ■ オリジナル商品がいろいろありました。ウエブサイトでもオンラインショッピングができます。
Img_9916jpga ■ 本もこんな感じで売ってました。ゆっくり見たいー!と思いましたが時間がきて、いよいよ「メゾン ピック」へ向かいます。
Scookスクック
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(2015-02-24)

2015年2月 24日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月22日 (日)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その12


■ 全国100万人の読者の皆さま、京都の話題が続いていましたが、フランスレポートを再開いたします。フランスのことを片時も忘れないエリーでございます。その12です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月26日 Grignan →Montélimar ヌガー工場へ
Img_9787 ■ 1月26日、グリニャンのHôtel Restaurant Clair De La Plume ホテル クレール ドゥ ラ プリューム でたっぷりの朝食を摂った後、Montélimar モンテリマールへ向かいました。車で30分くらいの距離。モンテリマールといえば、コンフィズリー(砂糖菓子)のnougat ヌガーで有名です。フランス人にとって、ヌガーとはとても郷愁を誘うお菓子なんだそうな。卵白と砂糖ベースの生地に蜂蜜入り。そこにナッツやドライフルーツを入れたお菓子で、ちょっとねっちりと、歯にくっつきながらも最終的には溶けてゆくというもの。キャラメルと違って、ナッツやフルーツの食感や香りが楽しめて、ヴァリエーションも豊富です。日持ちもするし持ち運びも簡単です。
Img_9783 ■ 訪ねたのは、Arnaud Soubeyranのヌガー工場。見学者を受け入れることを想定して作った店舗兼工場で、ヌガーのすべてがわかるよう工夫がこらされていました。
Img_9780 ■ 店頭の車はこんな。もうほんと「ヌガーのすべてをここで見て食べて買って行って! きれいなプレゼンはお任せあれ」という態勢なのです。
Img_9791 Img_9793 ■ 店内の売り場はこんな。おびただしい種類のヌガーや、フランスの他府県の名物コンフィズリーが山のように売られていました。
Img_9794 ■ これが代表的なヌガー缶。Nougat de Montélimar 「赤缶」 14.65ユーロだって。
他に、以下のようなラインナップです。
Img_9798 Img_9799 Img_9800 Img_9801 Img_9803 ■ 塩バターキャラメル、オレンジピール、くるみといちじく、アーモンドとスペキュロス、ショコラとオレンジピール砂糖漬とアーモンドなどなど。これでも全部ではありません。
Img_9809 ■ ヌガーだけではなく、カリソンも何種類かありました。
Img_9808 ■ 強烈な色つきのもあった・・・カリソンとはエクサンプロヴァンスの名物ですね。アーモンド命のお菓子です。すくっといさぎよく歯でかみ切れて、いきなり濃厚な風味が広がる分、わたしはカリソンの方に心を奪われます。なぜか昔からフランスみやげにいただくことも多くて、馴染んだ味・・・(ごめん<(_ _)><(_ _)>)
Img_9834

Img_9844 ■ 工場見学です。ヌガーの生地を作るところ、型に流し込むところ、切るところなど見せてくださいます。まだ熱々の生地の試食もさせてくださいました・・・が、とにかく指にくっつく爪に入り込む歯にくっつく、助けてー(笑)・・・でも馴染むと、甘やかされているような優しい味に確かにほっとしました。
Img_9854 ■ 包装部門も見学。きれいに包まれたお菓子が、すとんすとんと落ちてきて見とれます。
■ 店内には映写コーナーがあって、ヌガーについてのショートフイルムも見せていただきました。いやもう、やる気に満ち満ちた店舗&工場でした。
Img_9818 ■ ヌガー試食。わたしはオレンジ入りとショコラ味を所望しました。
Img_9862 ■ ギモーヴ試食。
Img_9813 ■ カリソン試食。すべてがしっかり、念入りに甘かった・・・
■ ヌガーの世界さらに知るために・・・
お店のウエブサイトをご覧ください<(_ _)><(_ _)>
さらにローヌアルプTV というのもあります。ヌガー好きの方はぜひこちらへ。
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(2015-02-22)

2015年2月 22日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月16日 (月)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その11


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その11です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月25日 Grignan のホテル、そこでのディネ
Img_9722 ■ 25日夕刻、トリュフ農家を出て車で30分ほど移動、 Hôtel Restaurant Clair De La Plume ホテル クレール ドゥ ラ プリューム に入りました。
Img_9727 Img_9728 ■ こんなお部屋でした。1泊だけですぐにチェックアウトなので、荷物を広げ過ぎないようにいろいろを最小限にします。幸い、スーツケースを開きっぱなしにしてもまだ余裕があるほど、部屋は広々していました。施設自体も館が広域に点在していて、近くには古いお城などもあって、こういった景観を楽しみたい人には最高の環境です。
Img_9729 ■ 20時にレストランへ。食事スタートは、だいたい20時が標準で、今回は、20時半とか21時とか、最後の晩は実質食べ始めたのが22時過ぎとか、まあそんなんでした。
Img_9730jpga ■ どこでもこんな風に、まずアミューズが運ばれ、アペリティフから。ヴァン・ムスーの後、白、赤とワインが注がれます。飲むかどうかなんて、今回のツアー旅行中一度も聞かれませんでした。幸せなことに、ワインは問答無用で飲まねばなりませんでした。
■ 写真は抜粋でいきます。前菜1に続いて前菜その2が供されました。トリュフの香りのコースということで、ひと皿めはトピナンブール(ほんとよく出てくる菊芋)のカプチーノ風で、トリュフ入り。

Img_9743jpga ■ 3皿めのリゾット、これは本当においしかった。食感が米ではない?と思ったら小麦でした。petit épeautre aux truffes de Grignan, スペルト小麦のリゾット、グリニャンのトリュフ入り、というものでした。。
Img_9751jpga ■ メイン料理はこれ。ランスの鳩です。ひと皿の上で、ランスの鳩の調理2種。
PIGEON DE LA LANCE
en deux cuissons:le filet rosé,la cuisse farcie de ses abats.

フィレをロゼ色に仕上げたものと、もも肉に内臓を詰めたもの。
Img_9756jpga ■ しばし待つうちにソースをかけに来てくださって、これで完成、すぐにいただきました。かなり野性味の強い鳩でした。
Img_9762jpga ■ デセールも、アイスクリームの部分がトリュフの香りでした。この後、さらにデセールもうひと皿が供されショコラ風味を満喫。食後にアンフュージオン(=ハーブティ、ヴェルヴェーヌ)をいただき、長い1日は終わりました<(_ _)><(_ _)>
Img_9745 ■ こんな風に毎日15名くらいで毎食、食卓を囲んだわけです。
Hôtel Restaurant Clair De La Plume ホテル クレール ドゥ ラ プリューム
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■ 追記 このホテルで翌朝いただいた朝食がたっぷりで充実していました。コンフィチュールも何もかもおいしかった☆☆☆  写真はりつけておきます。
Img_9777jpga_2 Img_9769jpga Img_9779jpga Img_9770jpga Img_9772jpga ■ 今回リヨンを含めてローヌ・アルプ地方で3軒のホテルに泊まりましたが、朝食ビュフェには必ずフロマージュとシャルキュトリ(ハムや生ハムの類)があって、あれば食べずにはいられず、朝からお腹いっぱい状態になりました。
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(2015-02-16)

2015年2月 16日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月15日 (日)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その10


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その10です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月25 日 Réauville で、トリュフ採集見学】
■ 昼食後車でまた移動、30分くらいで到着したトリュフ農家で、実際のトリュフ採集の見学です。
Img_9631La Ferme Les Eybrachas エブラシャファーム というトリュフ農家にお邪魔しました。この犬、Hélice エリースが、トリュフを見つけるのです。
Img_9632 ■ 案内してくださったのは、この農家の3代目のヴィルジニーさんです。歩いているこの地面の下にもトリュフは埋まっているのです。
Img_9638 ■ 「エリース、探して」と言ったら、すぐに地面を嗅ぎまわり、ある1点を見定めるなり掘り始めました。あまり深く掘ったら、トリュフに傷をつけるので、後はヴィルジニーさんが手で土をかき分け丁寧に掘り出します。
Img_9674 ■ 掘り出したトリュフを見せて、ものすごく撫でて褒めてあげる。ご褒美に、飴玉みたいなのをもらいます。褒められたら、「うふふ♪」という顔をして、明らかに笑っていました。エリースは人なつこくて、もう誰かれなくという感じで尻尾振って顔なめてなつきまくっていました。ほんとかわいかったです。
Img_9678 ■ こんな大きな、立派なトリュフが目の前で掘り出されました。4回ほどやりましたが、エリースが地面を掘るごと、間違いなくトリュフは見つかりました。

Img_9681_2 ■ エリースが先頭に立って連れて行ってくれた、家屋をはさんで反対側の土地。季節にはラヴェンダーが咲くのか・・・この時は、ただもうすさまじいミストラルが吹いていました。なぎ倒されるようでまっすぐに歩けないし、風に顔を向けると窒息するようなレヴェルです。
Img_9694 ■ さて、暖房のきいた館の中に入って心底安心して、トリュフについて、種類や、よいトリュフとは? など、ヴィルジニーさんの説明を聞きながら、トリュフのおいしい食べ方も習いました。目の前にごろんと並べられたのは、さきほどエリースが見つけ出したトリュフです。
わたしは「トリュフを見つける犬はどうやって育てるか?」の質問をしました。遺伝でトリュフ犬となるわけではなく、あくまで訓練でなるということ。どの犬もがなれるわけでもないということでした。ちなみにエリースの両親はトリュフ犬ではなかったとのこと。
Img_9708 ■ こんな感じでした。手料理って感じで出してくださって、まずみんなで写真を撮ります。
Img_9710jpga ■ かぼちゃのスープです。上にクリーム、そして刻んだトリュフ。かぼちゃスープだけでも濃厚で美味、そこに、ふわあああああとトリュフの馥郁たる香り。うまうま(T_T)(T_T)(T_T)
Img_9707jpga ■ じゃがいもに、バターと刻んだトリュフ。これも、うまうま(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)
Img_9718jpga ■ オムレツに、刻んだトリュフ。これも、うまうま(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)
いやーーー、今回の旅行で、最もおいしかった3品、と言ったら怒られるかなあ。素朴なものに、採れたて刻みたてのトリュフ・・・ひと口ずつだったけれど、これは天国の味と思いました。 
■ ウエブサイトをご覧ください。動画で、ヴィルジニーさんもエリースも見られます。
La Ferme Les Eybrachas エブラシャファーム
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(2015-02-15)

2015年2月 15日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その9


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その9です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月25 日 Valaurie でデジュネ】
Img_9572 ■ 1月25日、トリュフ市→トリュフ博物館の後は、また車で移動です。
窓の外はこんな風景。連れて来てもらわねば、わたし自分からはまず絶対に、500%来ることのない場所です。ただもう広大な大地に、ぶどう畑とか何かの畑が見渡す限りという感じで続いています。10分走っても20分走っても景色が変わりません。フランスでも都市部なら普段の生活の延長という感じだけど、この風景が半日も続くと、もう宇宙に来たくらいに遠くに来てしまった感じにとらわれました。外を眺めながら、わたしは日本に向けてやたらにメッセージを送りました。宇宙ほど遠いはずが、wifi のおかげで瞬時にいつも通りにチャットができたこと、すごかったです。

Img_9573 ■ 防風林もあちこちで見ました。ミストラルが、ここまでのすさまじい風とは。風速時速50kmなんていうの、普通らしい。
Img_9582 Img_9583 ■ そして到着です、Le Moulin de Valaurie ル ムーラン ドゥ ヴァロリー というホテル&レストラン。
Img_9586_2 ■ 瀟洒なダイニングで、優雅な雰囲気を楽しみました。
Img_9597 ■ アペリティフをいただきます。この後、白ワインも赤ワインも自動的にどんどん注がれました。
Img_9600 ■ ここから料理です。パリパリの窓枠みたいな演出に、黒トリュフだー! と思ったのけどこれは違いました。
Img_9603 ■ Merlan (鱈のような白身魚)のすり身をまとめたもの。ソースはシブレットバターソース。
Img_9607 ■ 鶏肉ソリレスのコンフィ、トピナンブール(菊芋)のピュレ、味噌ソースとクレソン。
Img_9610 ■ ソリレスがひと皿にこれだけ盛り込まれるというのも人生で初めてのことです。2個くらいを恐れ多く、ありがたく味わうものでしょう普段は。これはいっぺんに3.5羽分ですー!
Img_9617 ■ デセールはケージに入っているということらしく、

Img_9621 ■ 中はマロンです。この後、カフェか紅茶かアンフュージョンとお茶菓子をいただきました。
■ 地元観光局のおすすめのホテル&レストランということです。料理というより広々した施設全体の雰囲気や、エレガントな風情を楽しむところでした。
Le Moulin de Valaurie ル ムーラン ドゥ ヴァロリー
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(2015-02-15)

2015年2月 15日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月14日 (土)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その8


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その8です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月25 日、リヨンから先のローヌ・アルプへ。トリュフ巡り】
■ 1月25日、プレスツアー2日めです。ホテルをチェックアウトして、朝8時過ぎ、リヨンから南のDrome ドローム地方へ、まずはトリュフを巡る旅です。
Img_9512jpga■ オートルートを時速100㎞前後で飛ぶように走って行きます。マルセイユという表示で、南仏方向へ向かっているのだとわかります。
Img_9501 Img_9513jpga ■ 道中見えるのはひたすらこんな風景。街の景色しか普段眺めていないわたしは、ひえーと思います。ここで置いていかれたらどうしようもないわ。言語が通じるとかそういう問題じゃなくて、途方に暮れると思う。ただもう広い広い広い・・・
Img_9535jpga ■ で、およそ2時間ほどかかって、Saint-Paul-Trois-Châteaux  サンポール トロワシャトーに到着しました。この時期、毎週日曜、10:00~12:30 に開かれているトリュフ市です。
Img_9521jpga■ こんな感じで、「黒いダイヤモンド」は大切にクッションを敷かれた木箱に入っていたり、
Img_9526jpga ■ 籠に入っていたりして、手に取って眺め、香りをかげるようになっています。クオリティによって値段が変わります。中身が同等でも、傷がついていれば等級は下がります。でもはじめから刻んで使うなら問題ないわけです。松茸やら筍と同じですね。
Img_9529jpga ■ 10ほどのスタンドが出ていますが、この市場を取り仕切っているのはこの人、Claude PAULIN クロード・ポーランさんです。
Img_9557jpga ■ この市でトリュフ販売をする人は必ずこれをつけています。こちらでは、全員の協議で値付けをして、(だから突出して高いものも安い物もない、)トリュフを厳密に選別して、クオリティを保つ努力をされているということ。
●12月~3月の4か月間だけ、毎週日曜に広場で開催。開かれるトリュフマルシェということで、レストラン関係者というよりは一般に小売をするための場ということでした。
Img_9560jpga ●トリュフをかけたラヴィオリをワインと味わえる屋台があったり(6ユーロ)、ワインショップがあったりもします。このワインショップの中で寒さから逃れながら、
Img_9551jpga ●削ったトリュフがふわあああと香り立つラヴィオリを試食させてもらいました。これは、ほんとーーーにおいしかった。
Img_9544jpga ●そして鍋でどかんとヴァンショーのサーヴィスです。しんしんしんと寒かったから、ラヴィオリとこれで救われました。熱々で、いい香りで、甘さが身に染みました。これがなかったら、寒さで気を失っていたかもしれません(*_*)(*_*)
●ミストラルという、激烈な風が吹くことを、知識では知っていましたが、本当に、息もできないほど、つかまらないとまっすぐ立っていられないほどの暴力的な風に見舞われました。南仏の風、なんて言うと詩的な響きだけど、逆だからね(*_*)(*_*)
■ さて、トリュフ市から風の中を何とか歩いて数分、La Maison de la Truffe トリュフ博物館 へ。これはすごくいいプレゼンで、トリュフを総合的に学べました。
Img_9565jpga■ 全部英語表記もあって、お客さま受け入れ態勢であることを強く感じさせました。
Img_9567jpga■ 画像駆使で見やすかった!
Img_9568jpga■ トリュフの地であるこの界隈のトリュフ農家がさまざま映し出されます。
Img_9569jpga ■ こんな感じで、画像と動画駆使で、トリュフとはそもそもどういうものか、どんなところにできるか、どうやって掘り出すかなどが解説されます。
Img_9570jpga ●いつからトリュフを食べたのか?という疑問は、歴史の部屋で解けました。トリュフが料理に使われ始めたのは1500年ということ。「フランスにトリュフが現われたのは1500年、ディジョンの近くのIs-sur-Tilというブルゴーニュの小さな村から来たトリュフを、フランソワ1世が王宮の料理に仕立てのが初めである」 と。なるほど。しかし、「met」というのは単数でも「mets」とsがつくんではないか? などと、フランスに来てもわたし人の文に校正入れそうになってます。もうこれ一生治らないです。(^o^)(-_-;)(-_-;)
Img_9514jpga Img_9515jpga ■ この後、車に乗って瀟洒な館に移動、きれいなデジュネをいただきました。それは次の記事で。
この日15名ほどで乗り込んだのはローヌ・アルプと記されたこのミニバス。リヨンから1泊の旅だったのです。
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(2015-02-14)

2015年2月 14日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月13日 (金)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その7


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その7です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月24 日、リヨン、ディネ】
Img_9387jpga ■ 1月24日、Croix Rousse クロワルスのトンネルイヴェントの後、夕食にリヨンが誇るブションの中でも洗練のお店へ向かいました。Daniel et Denise Saint-Jean, ダニエル エ ドゥニーズ サンジャン。トンネルから移動してお店に入れたのが20:30くらい。
Img_9391jpga ■ グループでも入れるお店です。わたしたちのためにこんな風にしつらいがされていました。モダンで、これは本来のブション風情ではありません。ウエブサイトによると
Véritable ambiance chaleureuse du « bouchon lyonnais » par ses cuivres, nappes à carreaux rouges et blanches où vous dégusterez une cuisine savoureuse, rigoureuse et bourgeoise.
お隣に、確かに赤白チェックのクロスのかかった、温かい雰囲気の食堂がありました。そちらの方が本館で、こちら別室ですね。

Img_9412jpga ■ 迎えてくださったのは、シェフのJoseph Viola ジョゼフ・ヴィオラさん。ブション=食堂でありながら、MOF(Meilleur Ouvrier de France, フランス国家最高職人)の称号を持つシェフがいらっしゃるということで、「Bouchon gastronomique ブション・ガストロノミック」と称されているお店です。

Img_9458jpga ■ ジョゼフさんの胸にもついている、「LES BOUCHONS LYONNAIS レ ブション リヨネ」=リヨンのブション、厳密にはこの認定マークがないお店はブションとは言えないのだと教えられます。リヨンの街のそこら中に、ブションブションと、数百くらいあるか?と思いますが、リヨン市から認定されているブションは、実はたったの25軒のみということ。
Img_9461jpga ■ それはこの冊子にもまとめられていますし、ブションリヨネのサイトもあります。
http://www.lesbouchonslyonnais.org/
Img_9430jpga ■ ジョゼフさんご自身の著書もあり、
Img_9477jpga ■名物のPATE EN CROUTE パテ・アンクルートも材料や作り方を明らかにされています。この日は自らカットして披露してくださいました。著書に、2009年世界チャンピオンの一品とあります。DE FOIE GRAS DE CANARD ET RIS DE VEAU DE LAIT.と。ルセットを読むと、他に豚肉も鶏肉も使っています。一品で盛りだくさんな、肉祭りみたいな料理です。
Img_9443jpga ■ 軽く60から70cmくらいに横長のものをカット。今回の取材チームがカメラを手にパテ・アンクルートに迫ります。スマフォ撮りとカメラで撮影と。両方する人もいる。スマフォ撮りはフェイスブックのために。カメラは圧倒的に(ひとりミノルタを除いて全員)キヤノンだったので、わたしは本当に本当に誇らしかったです(^o^)(^o^) ベルリンや北欧から来た人たち・・・後のキャロル・ブーケ似のきれいな人は、ラファエルといって、パリジェンヌです。
Img_9445jpga ■ これが切り分けられて供されました。
Img_9416jpga ■ その前にアペリティフ・・・フロマージュブランにオイルの風味、シブレット。他にアペロのいろいろ。そしてワインはこの店に限らず毎食、飲むかどうか尋ねられることもなく白赤とも絶え間なくざばざばと注がれたのでした。水は普通のものか発泡水かを尋ねられ、発泡水が好きなわたしはだいたいペリエかバドワをワインの前に飲んでいました。
そうそう、大衆食堂というより、洗練されたレストラン風情のこちらの部屋でも、底がぶ厚いタイプのボトルでワインは出てきました。

Img_9456jpga_2 ■ ひと皿めです。さっきのパテ・アンクルート
Img_9462jpga_2 ■ その後、わかりやすいブション料理が出されました。確かに洗練の味だと思いました。まずクネル。魚のすり身に粉やバターを合わせて作ったしんじょうのようなもので、ざりがにのソースを合わせるのが普通です。
Img_9466jpga ■ ソシソン=ソーセージ。
Img_9467jpga ■ グラタンはマカロニ入りで懐かしい味。
Img_9468jpga ■ ポムドゥテール、じゃがいもです。
Img_9482jpga ■ オリジナルのエチケットのフロマージュ・・・
Img_9489jpga ■ 中はローヌ・アルプ地方の名産、牛乳製のサンマルスランでした。ふんわり優しいミルク香がたまらん。これでまたワイン飲みました。
Img_9490jpga ■ デセールは2種類から選択で、わたしは洋梨の、ベレレーヌ。ここにショコラのソースをかけていただきました。この後、カフェか紅茶かアンフュージオン。延々と、24時くらいまでのディネでした。
Img_9401jpga ■ ジョゼフさんは撮影慣れしている様子。笑。

Img_9448jpga ■ 厨房の中まで案内してくださいました。
Img_9432jpgaDaniel et Denise Saint-Jean, ダニエル エ ドゥニーズ サンジャン************************************************************
(2015-02-13)

2015年2月 13日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その6


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その6です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月24 日、リヨン、夜のイヴェント】
■ 1月24日夕方までリヨン市街地を歩いた後、ホテルにいったん戻って小休止の後、今年初めて開催されるという食のイヴェントに出かけました。Croix Rousse クロワルスのトンネル1.7km全部を使って、その中にイートインやレストランや食品のカウンターがしつらえらるらしいです。「味わいのトンネル」。実際に行ってみるまで予測もつかなかった・・・
ウエブサイトから引くと、
le Tunnel Modes Doux de la Croix Rousse, du jamais vu à Lyon ou ailleurs … 1.7 km de parcours gourmand dans le plus grand tunnel d’Europe, entièrement scénarisé pour créer une expérience sensorielle et gustative unique.
ということ。「リヨンでもよそでも前代未聞なトンネル内でのグルメな散歩・・・」
ウエブサイトはこちらです:LE TUNNEL DU GOÛT
Img_9323 ■ 入り口はこんなです。ほんとトンネル(笑)。オープンまで30分ほど、トンネル入り口で待機しました。18:00スタート予定です。ちなみに雪/みぞれで気温は0℃です(*_*)(*_*)
Img_9331 ■ 18:15くらい、入場開始です。ぞろぞろと入っていく。このかたまりは多分ほとんどがプレスとか招待客ですが、この後一般客も5ユーロで入場できて、ものすごく賑わいました。
Img_9333 ■ まずはスープのサーヴィス(有料、ジュトン必要)と聞いて、冷え切っていた全員が飛びつきます。エプロンにB!Gとあるのは、
Biglogo ■ この略ですね。ビエンナーレ アンテルナショナル デュ グウ。味の国際ビエンナーレです。
Img_9334 Img_9336 Img_9342jpga ■ こんな風にポール・ボキューズさんの絵入りの紙コップでスープをもらってほっとします。サーヴィス担当はボキューズ学校の生徒さんたちなんだなとわかります。みんなものすごく感じがいい。トップレヴェルのサーヴィスを叩き込まれているのですね。
Img_9347 ■ 長い長いトンネルです。レストランのしつらいもあれば、
Img_9352 ■ 料理教室もあります。
Img_9349 Img_9362 ■ 食材のプレゼンもされています。野菜も魚介も、日本とはプレゼンの仕方が違うと思う。マルシェでもいつも、水墨画の世界ではなく、あくまで立体的な、遠近法の国だと思う。
Img_9379 Img_9375 ■ 名物、マッカなプラリネのタルトだとか、見事なフロマージュのスタンドなんかも出ていました。ほかにもシャルキュトリ、ワイン、シャンパーニュ、お菓子、ショコラなどもありました。
Img_9357 ■ 光の街、リヨン市お得意の、プロジェクションマッピングもあちこちでされていました。トンネルの閉塞的な雰囲気を、これがだいぶ緩和して、明るい雰囲気に持って行っていたと思います。
Img_9361 Img_9368 Img_9377jpga Img_9383 ■ こんな風に、いろいろ。最後の方には料理本コーナーもありました。
■ とにかく寒かったことと、排気や換気もされているとは思うのですが、イメージ的にこもっているような気がしたということなどがあり、そして1.7kmと長かったので、閉所恐怖症ではないけれど、ちょっと辛かった・・・というのが正直なところです(^o^)(^o^)。ごめん<(_ _)><(_ _)> ただ、確かに前代未聞なイヴェントではありました<(_ _)><(_ _)> 初めての開催だから、試行錯誤的な部分があることもしょうがないですね。すごい企画ということはよくわかったのでした。
■ 以上18時過ぎから、20時過ぎまで。この後、夕食のブションへ向かいました。次の記事で。
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(2015-02-13)

2015年2月 13日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月12日 (木)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その5


■ 全国100万人の読者の皆さま、今日もフランスレポートを続けるエリーでございます。その5です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月24 日、リヨン、午後】
■ 1月24日の午後、今回のローヌ・アルプ地方美味巡り(タイトルは「French Gourmet Trip」のメンバー12名が各国から揃い、お互い挨拶をし、観光局の人から簡単な説明を受けました。パワーポイントでのプレゼンがあるはずだったけれど、機械の調子が悪いとかで、プレゼンは取りやめ。フランスだから驚きません。でも生の話を聞き、お菓子を食べながらみんなとおしゃべりして、全てはゆるーく始まりました。ホテルから出ます。まずはリヨン旧市街案内から。外は雪、気温0℃です。
■ まずはフルヴィエールの丘の上に建つ、Basilique Notre-Dame de Fourviere ノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂へ。(とにかく雪とみぞれでカメラを上には向けられない状態です。壮大な全体像は上のウエブサイトをご覧ください。
Img_9224jpga ■ ここからはすばらしい眺望・・・のはずなのだけど、雪/みぞれといった天候で、この日はそんなによい眺めは望めませんでした。それでもうっすらパールデュー地区まで望めますね。手前に見えるのはソーヌ川、サン・ジャン大聖堂など。
Img_9226jpga ■ 観覧車があるのはベルクール広場です。見えにくいですが~。
Img_9246jpga ■ さて、聖堂の中の見学です。威風堂々たる建築、これは美しいわ・・・(*_*)(*_*) バジリカ式というのが珍しくて貴重なのだと強調されました。(パリのノートルダム大聖堂はゴシック式。)
Img_9239jpga■ モザイクも見飽きぬ美しさでした。
Img_9243jpga ■ ステンドグラスも見事。
これは確かに、リヨンが誇れるすばらしい遺産です。
この聖堂は、1998年、リヨン歴史地区の一部として、UNESCOの世界遺産に登録されたということです。
Img_9256jpga ■ 丘の上とリヨン旧市街は、ケーブルカーでつながっています。行きはジャンボタクシーで移動、下りでこれに乗りました。ほんの数分です。
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Img_9281jpga ■ さて、旧市街ガイドツアーです。Traboule トラブールという、リヨン独特の建物があり、それを巡ります。
Img_9274jpga ■ 建物の中に入り、廊下を伝って中庭へ。塔や階段があり、そこを通過して向こう側の道に出られるというものです。他のグループのガイドツアーとも一緒になったりします。これがリヨンの旧市街巡りの目玉のひとつなのですね。
Img_9284jpga Img_9285jpga ■ こんな感じです。どの建物も、住人がいるのです。いるけれど、観光客が見学に通り抜けることを許しているのです。
Img_9289jpga ■ だからこんな表示がされています。「住人がいるから、このトラブール通過時は静かに」と。
Img_9294jpga■ 廊下を抜けると、
Img_9295jpga ■ こんな階段があったりもします。上ると、本当に住民の住まいにたどりついてしまう。これ治安がいいからできることなんじゃないかと思います。
Img_9298jpga Img_9300jpga ■ 以上は違うトラブールです。塔2種類。
通りから通りへ、秘密の抜け道をたどれるわけで、雨にも濡れないから、全把握したらかなりうまいこと「トラブール抜け」で移動できそうです。
Img_9315jpgaa ■ 最後にMusees Gadagne ガダーニュ博物館を駆け足で見学。こちらも建物が美しく、中はリヨン歴史博物館とマリオネット博物館です。売店の書店が見やすかったので、時間があれば料理の本をじっくり見たいと思いました。
2時間弱のガイドツアーでした。この後いったんホテルに戻り、もうひとつのプログラムへ。それから深夜までのディネへ。次の記事に続きます。
220pxrhnealpes_region_locator_map_2 ■ そもそもリヨンとは、フランスの中でこんな位置です。
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(2015-02-12)

2015年2月 12日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月11日 (水)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その4


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスの水を飲んでひたすら作業をするエリーでございます。フランスの水とはすなわちPerrier かVolvic。身体の中からフランスに~ フランスレポートを続けます。その4です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月24 日、リヨン】
■ 2日目24日、リヨンで目覚めてホテルのビュフェスタイルの朝食をいただいた後、街歩きに出かけました。今回のグルメツアーの全員が揃う午後まで、自由時間なのです。何より好きな街歩きだー\(^o^)/\(^o^)/

Img_9131jpga ■ まずは、何が何でも行きたかったBERNACHON ベルナションへ。ちょっと距離はあるけれど、地図の通りに歩けば簡単に行けました。ソーヌ川を渡り、市庁舎やオペラ座など眺めながら、ローヌ川も渡る、と。フランクラン・ルーズヴェルト通をまっすぐ行けば右手にあります。
Img_9122jpga ■ サロン・ド・テの入り口。
Img_9133jpga ■ 朝の8:30~19:00、日曜は~17:00。月曜休みですね。
Img_9128jpga ■ 店頭に並べられたホールのお菓子。
Img_9126jpga ■ 左側のショコラのふわふわがかかったものはPresidentといってとても有名ですね。
Img_9127jpga ■ お値段31.1ユーロ。
Img_9134 Img_9141jpga ■ ショコラの香り漂う店内もすごくいい雰囲気でした。パティスリもこんなにずらりと美しく並べられていて、端から買って食べたいと思いますがいやそうはいかないのだ。リヨン最終日、パリに帰る前に来られたらと思って諦めて、小さなヴィエノワズリを買いました。ホテルの朝食を食べないで、すきっ腹状態で、タクシーに乗ってでもまずここに来るべきだったとかなり後悔。
Img_9204 Img_9500 Img_9496 ■ ミニサイズのエクレールオショコラと、ミニサイズのパンオショコラ、サレ(塩味)でアンショワ(アンチョヴィ)。今のわたしの胃にはこれでいっぱいでしょう。がばーっと買って食べるには改めて来なければいけません。
サクサクのフイユタージュも中身もおいしかったー 中に入っているショコラもほんと香味鮮やかでした。
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■ 町の中心部へ、最後はソーヌを渡ってホテルに戻れるように、ジグザグに歩いていきます。少しでもいろいろな通りを歩きたいので、しばしば曲がっては、その角の標識を撮っておきます。後で地図を見れば、自分の歩いた道は一目瞭然となります。あー 街歩きはなんて楽しいのか~♪
Img_9173 Img_9165Img_9179 Img_9189Img_9103
■ モリエールにコルネイユといった文人、あるいはジャン・ムーランのような有名な政治家に、昔のリヨン市長の名前など偉人の名前がつけられています。
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■ 歩きながらあちこちで、「山ほどパンを買いたい!」という衝動に駆られていけませんでした。どうやっても食べる隙なく食事の予定が詰まっていますから、無理なのです・・・どうしても買いたいならもう1日余計に自分で滞在するかパリに帰る前に買い込むか。いやパリに行けばあるんだまたたくさんのブランジュリが。
Img_9100 ●日本でもよく知られている2軒、まず「エリック・カイザー」。
Img_9191 ●「PAUL」。
Img_9112 ●なんかおいしそうでした。「ベルナション」と同じ通りにありました。
Img_9195 ●こちらもなんだかおいしそう!! 朝早い営業です・・・4:45~19:25だって。
Img_9170jpga ●これは佇まいが美しかったです。
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■ スーパーに寄ったり、花屋を覗いたり、手芸洋品店の色とりどりを眺めたりしながらホテルに戻りました。街はそんなに大きくなくて、高低がはっきりとあります。
Img_9200 ●こんな感じ。昨晩ライトアップ状態で眺めた聖堂です。
Img_9078 ●ソーヌ川のほとり。すぐ向こうが高台になっていることがわかります。
Img_9061 ●ホテルの近く。この階段、毎日上り下りは大変だけど、足腰鍛えることにはなるでしょう・・・
Img_9185●こんな道を歩きました。
Img_9072 ●だまし絵があちこちに描かれていました。
Img_9202 ●到着の日とプログラム1日めの夜に泊まったホテルはこんな。部屋がコンパクト&簡素なんで、若い人も泊まりやすいユースホステルみたいなもんか?と思ったんだけど、値段表見たらそんなんではなかったです。ごめん。<(_ _)><(_ _)>
Img_9044 ●1階のレセプションフロア。「昔の学校」がテーマなんだそうです。
●リヨンの街は、パリに較べておっとりゆったりしています。治安もいいのだと思います。バッグを、抱えているにもかかわらず強奪されるなんてこともないだろう。2時間少し、みっちり歩いて随分気が済みました。この日の午後からグループでの行動が始まります。わたし大丈夫なんかー?(*_*)(*_*)と思いつつ、とりあえず雪も舞ってきたのでホテルの部屋にいったん戻って息を整え、厚着をし直します。日本の貼り付けカイロ、本当に役に立ちました。
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(2015-02-11)

2015年2月 11日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その3


■ 全国100万人の読者の皆さま、先日フランスで買い込んで来たショコラを点滴のように摂取しながら、ひっしで写真の整理をするエリーでございます。フランスレポートを続けます。その3です。
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月23日、パリCDG空港~リヨン市内へ】
■ 飛行機を降りて預けた荷物も難なくピックアップ、そのままSNCF(フランス国有鉄道、Société Nationale des Chemins de fer Français,)でリヨンへ移動です。電光掲示板に従って移動すればよくて、仮にフランス語がわからなくても英語表記がされてあり、全然難しいことはありません。

Img_8975jpga ■ 現地時間の23日16時過ぎに着陸~入国(日本時間で24日の0時過ぎ)。17時にはSNCF 空港駅に到着してしまい、リヨン行き予約列車の19:28まで2時間半もあるよ~ というわけで、乗る列車の時間を早めようと窓口に行き交渉するも変更はダメでした。(E-Billet valable uniquement sur ce trainと確かに明記されていました。) なのでおとなしく待合室で待ちます。ここに瀟洒なラウンジなどはなくて、ただもうベンチがあるだけのスペースで荷物を守りながら待ちます。
この時間に、
●レンタルしてきた wifi ルーターをつないでみます。orange connected と出るのに実際にはネットにつながらず四苦八苦。なのに触り倒しているうちになぜかひとつだけ奇跡的にフェイスブックのメッセージがMessengerで届いて、ものすごくうれしくてこれは神だと思った!一気に救われました。
●携帯電話の設定。こちらもフランスの通信会社 orange仕様です。オランジュじたいの通信は、電話回線はすぐにつながりました。電話を試したいことと、念のためにということで、リヨン駅でピックアップしてくださる予定の運転手さんに電話してみます。
「日本のジャーナリスト、エリですが、ブルーノさんですね? こちら予定時刻通りに到着しており、空港駅にいます。リヨン駅にも遅れなく到着の予定ですが、そちらは変更なしでしょうか?」 ・・・これが電話してよかったのよ。「変更ありだよ、僕行かなくなったのよ」だと(-_-;)(-_-;) 代わりに来てくださる方の名前と待ち合わせ場所を確認、ほんと電話してよかった。日本からフランス仕様の電話をレンタルしておいて、よかったー!

Img_8980jpga ■ こんな風に掲示板を眺めます。デジタルものをひとしきり触った後は19時まで資料を読んだりして過ごし、19:28までもう少し。リヨン パールデュー の表示はすでに出ています。
Img_8979jpga ■ けれど、15分前まで待たなければ、何番ホームから列車に乗れるのかがわかりません。見逃さないように気をつけていないといけないのです。
Img_8981jpga ■ TGV、乗れば非常に快適でした。1ere classe、つまり日本の新幹線ならグリーン車ですが、2席-1席のレイアウトなので日本のグリーン車より広くて、本当にゆったりしていました。
この列車の予約は日本からネットで簡単に、それも日本語でできるのです。
レイルヨーロッパ RAILEUROPE
空港直結、乗ってしまえばリヨンまで直通で2時間。フランスの他の地域への移動にも、これは本当に便利だと思います。
■ さてリヨン パールデュー駅に定刻通り21:30前に到着。駅構内のfnac前で待ち合わせの運転手さんにもすんなり会えて、ホテルまで送っていただきました。距離的には京都駅から四条河原町くらいの感じですぐでした。22:00にホテルにチェックイン。日本時間で24日朝6時なので、約22時間の移動でした。
■ リヨン、Place St-Paul 広場の、昔の学校風情を模した簡素なホテル、
College Hotel コレージュホテル
http://www.college-hotel.com/
というところに入り、せっかくなのですぐに外出します。気温1℃とか寒いけれど、軽くでも夕食を食べなくちゃもったいない。遅くまで(朝まで)営業しているブションを抜かりなく調べてきてあります♪ 
Img_8984jpga ■ ソーヌ川を渡ります。水面に光が反射して、きれいな街だーと思います。
Img_8990jpga ■ 目指すはレストラン街のメルシエール通。地図を見ると数分の距離でした。道は地図の通りになっており(笑)、ほんと気持ちいいです。ひとりで歩く歩く。
Img_8991jpga ■ メルシエール通は、パリで言ったらレアールの上のモントルグイユ通みたいな感じの通りです。(パティスリの「ストレール」がある通り。)歩いて楽しい通り。
Img_8992jpga_2 ■ 目指したのはこちら、その名も「LE MERCIERE ル・メルシエール」、24時まで営業のブション、=リヨンの大衆食堂です。夜遅でおいしいお店を教えてくださいと、京都・寺町二条の「BOUCHON ブション」の店主、松井知之さんに伺っておいたのです。グラティネだけでも注文できるお店を、と。
Img_8997jpga ■ 「店の中に通路がある」という意味もわかりました。
Img_9009jpga ●自動的に出てきた前菜。これでパンをたっぷりいただくと、もう十分満腹になってしまう。
Img_9013jpga ●グリーンサラダといったらボウルでどかんと。(高さ10cmくらいで底までたっぷり。)
Img_9015jpga ●グラティネです。リヨンで食べるグラティネはどうか?
Img_9016jpga ●たまごを絡めもって、熱々といただきました。
Img_9022jpga ●デセール何がありますか? 品書きだけでも見せて、と言って見たら、
Img_9024jpga ●やっぱり頼んでしまった、イル・フロッタント。
Img_9001jpga ■ 食べ応えのあった「ル・メルシエール」でした。
以上に赤ワイン1杯確か7ユーロとか、発泡水バドワを飲んで、24.2ユーロ。カードで払いましたが、140円で計算して3388円。とんでもなく高くもないけれど安いということもないなーという印象でした。ユーロと円の関係があるから一概に言えませんが。
Img_8987jpga_2 ■ 再びソーヌ川にかかる橋を渡ってホテルに帰る頃には24時くらい。フルヴィエールの丘の上の、ノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂がライトアップされて、リヨンの街を守っているという風情でした。きれいな街ですー! 治安的にもおっとりして、パリよりずっと安心な感じが、少し歩いただけでわかりました。
こうして、長い長い1月23日(24+時差分の8時間で、32時間)が終わったのでした。
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(2015-02-11)

 

2015年2月 11日, dans 2015年リヨン/パリ |

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その2


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスを第2の祖国と思い、死んだ時は骨を鴨川とセーヌに半々ずつまいてねと常々まわりの人たちにお願いしているエリーでございます。フランスレポートを続けます。その2です。
(ここからスタートした方は、どうぞひとつ前の、その1からご覧くださいませ。)
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★このシリーズでは、先日訪れたリヨン Lyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡り、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。
フランスへの移動はAIRFRANCE を利用しました。
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
また、今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ  (2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。ひと続きでお読みいただけます。
しばらく続きますが、どうぞお付き合いください。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月23日、エールフランス機内】
Img_8916AIRFRANCE エールフランス291便、関西国際空港発です。ビジネスクラスの一番前右窓側、わたしにとっては理想的な席に座れてとてもラッキーです。感謝。
Img_8917 ■ 離陸まで、まずはシャンパーニュと「ルモンド」をもらって、頭をフランスにしていきましょう。・・・と恰好つけたけれど、記事はいきなり昨今のテロ話ばかりだったのでつらい。すぐに他の雑誌をもらいました~。
Img_8927 ■ 飛行機は定刻通り12:20に離陸しました。30分ほどで機内アナウンスがあり、飛行機の右手に富士山が見えますと。(フランス語で。)え? そんなアナウンスをしてくださるんだ・・・(^o^)(^o^) ほんと確かに雲の連なりの向こうに、富士山が見えます。フランス人の、少し年配のマダムがわざわざ席を立ってこちらの窓のそばまで来て、On voit bien! よく見えるー♪ なんて喜んでいるの。富士山大好き♪ とも言ってらした。なんだかほのぼのした気分になりました。
そしてこの往路の乗務員の皆さんも、とても感じがよかったのです。昔とえらい違い~、なんて言ったらいかんかな(^o^)(^o^) 昔はエールフランスといえばフランス語一辺倒だったと思いますが、今は日本人スタッフが複数乗っているし、仮に日本語だけでも通せてしまう便利さです。
Img_8933 ■ ほどなくして、アペリティフが運ばれました。ワインでもシャンパーニュでもいただけます。けれどわたしは発泡水をもらって、今しばらく頭クリアでいようと。透明なれんげには、トマト、ドライビーフ、モッツァレラチーズ。
Img_8937 ■ 離陸から1時間ほどしてからデジュネです。前菜とサラダがまず運ばれます。
Img_8940 ■ 前菜は、フォアグラ、シーフードタンバル、紫キャベツの千切り。
Img_8947 ■ メイン料理は、肉、魚、ラザニア、本日のスペシャル(鶏肉照り焼きグリル)から選択可能で、わたしはもちろん肉料理にします。すなわち、Tournedos sauce au poivre,gratin de pommes de terre, brocoli, champignons shimeji et poivrons rouge.牛フィレ肉のソテ、粒胡椒ソース ポテトグラタン、ブロッコリー、しめじ、赤ピーマン。
Img_8942_2 ■ 合わせたのはブルゴーニュワインの白でした。
Img_8953 Img_8955 ■ フロマージュとデセール。フルーツのサラダに、お菓子3種盛りで、いちじくのタルトレット、ホワイトチョコレートムース、フランボワーズのガトーショコラ。
Img_8956 ■ 食後はカフェか紅茶が選べて、もちろんアンフュージオン(ハーブティ)も選べます。ヴェルヴェーヌかティユールがあればわたしは幸せで、これはヴェルヴェーヌ。ヴァローナのショコラのスティックも添えられました。
■ 往路は揺れもほとんどなく、人生でもこれだけ快適なフライトは今までなかったほどでした。フルフラットになるシートで眠れて、全く疲れ知らずで移動できてよかった。この後の何日間か、非常に密なスケジュールの日々なので、とにかく体力温存でいきたかったし。
Img_8959 ■ 着陸態勢に入る1時間ほど前に、また軽食のサーヴィスがありました。サラダには、かわますの燻製がのっています。メインの方が、鶏肉のグリル 粒胡椒ソース、にんじん、ブロッコリー、しめじのソテ。ガーリックライス。(もうひとつ、ラヴィオリという選択肢もありました。) この後またアンフュージオンをいただきほっとするうちに、飛行機は高度を下げていきました。あっと言う間でした。Img_8969_2 ■ フランスの大地が、はっきりとそこに人が生きて暮らしていることがわかるまでに近づいて見えてきて、この瞬間、いつもわたしは感動してしまいます。またフランスに来られたなあ、乗っちゃえばすぐだなあ、このために万難を排して準備してよかったなあと。広い土地、豊かな農産国です。いい加減で、いろいろゆるいところが多いんだけど、一部に強烈なエリートがいて国を動かしていて、やればできる国。わたしの長年のフランス愛が噴き出してしまいます。どれだけフランスのことをいつも思ってきたか、わたしの愛の深さをわかっているのかー? と語りかけてしまう。フランスに縁もゆかりもなかったのに、10代前半のある時からフランスを好きになり、それから言語を学び文化を学び料理を食べて貯めたお金をある時は全部使って2年間フランスで過ごしもしました。今大好きで京都に暮らしているけれど、それでも常にフランス語だとかフランス的な感覚が、通奏低音のようにわたしの中に響いています。
Img_8972jpga ■ 見事にジャストぴたりの12時間でパリ、シャルルドゴール空港に着陸しました。エールフランスの機材の連なりがうれしいです。
Img_8974jpga_2 ■ 乗ってきたのはこれです。ここまでわたしとわたしの荷物を運んでくれてありがとう。快適なフライトのおかげで、明日からの取材を乗り切れそうと思いました。
AIRFRANCE
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(2015-02-11)

2015年2月 11日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月10日 (火)

■ 2015 リヨン(パリ)レポート その1


■ 全国100万人の読者の皆さま、先日行って参りましたフランス、リヨンLyon をはじめとするローヌ・アルプ地方 Rhone-Alpes 美味巡りのレポートを始めます。滞在時からフェイスブックで毎日何かしら断片をアップしていましたが、今日からこちらで、URLなんかも貼りながら、美味に満ちた地方ローヌ・アルプ、そして2年に1度行われるリヨンはシラ Sirha の、国際外食産業見本市や料理コンクール、ボキューズ・ドールの話をしていきます。

今回のリヨン(パリ)レポートは、本サイト内で、
2015年リヨン/パリ(2015 Lyon/Paris)
というカテゴリー名でまとめます。
途中で京都の新店紹介や講座レポートなど、日々の話題も入り込んで来ると思いますが、とにかく2月末までフランスの報告しますので、どうぞお付き合いくださいませ<(_ _)><(_ _)>
コーディネートは日本のフランス観光開発機構、 ATOUT FRANCE です。
★追記:
こちら日本語版です→リヨン観光局
こちら英語版です→ローヌ・アルプ地方観光局
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【2015年1月23日、関西国際空港】
■ さて、フランスのどこに行くにせよ、まずはパリのシャルル・ドゴール CDG空港へ移動です。関西国際空港からもエールフランスの直行便は毎日飛んでおり、ほんと、何てフランスは近くなったのでしょう。わたしが初めて20代でフランスに行った時は、成田発、アンカレッジ経由で、全部で22時間くらいかかったものです~。
■ 今はBillet Electronique, 電子チケットですね。チェックインカウンターでパスポートと、スマフォの電子切符の画面を見せるだけでOK、念のため紙にもプリントアウトしていきましたが、全く要らなかったです。
Img_1732jpga_3 ■ ボーディングパスがすぐ出てきました。今はFin enregistrement チェックイン締め切りも1時間前なのですね。まあ、余裕を持って2時間前には行きますが。

Img_1734jpga_3 ■ 預けるスーツケースも、エコノミーでも23kgまでOKです。往路わたしは13kgで全然問題なしです。
20150123_111303 ■ 機内持ち込み手荷物のキャリーの中は、ノートパソコンの他、充電器やカメラの電池や変換プラグ、コード類、現地で使うwifiルーターと携帯電話と、ほとんどデジタルもので満たされていました。とにかく電池、バッテリー残量がなければ、スマフォの中にある電子チケットも持ってないも同然ですから、今や命の次に電池が大事ということです。これは旅の間ずっと思ったことです。
■ ついでに、今回はwifiも携帯電話も、フランス仕様のものを日本からレンタルしていきました。パリならともかく、事情のわからないリヨンに到着するのが夜遅くですから、すぐに現地で調達できるとも思えず、精神の安定のためにも、すぐネットにつながることができるように。(ちなみにわたしはパスワードなしでつながる無料のwifiは使いません。)
■ 以下は、個人的にレンタルしたものですが、よかったので記録に。
wifiルーター:エクスコムグローバル(帰りも関空で返却できて便利でした)
携帯電話:グローバルモバイル (返却用封筒に入れて送り返すだけで、これも便利でした)いずれもフランスの通信会社、orange仕様でした。携帯電話に関しては、出発前から番号がわかるので、現地の人にもあらかじめ知らせておけて、効率のよいことでした。
Img_8900jpga ■ ビジネスクラスのおかげで関空ではAIR SIDE LOUNGEが利用できました。搭乗前ギリギリまで、ゆったりしたスペースで安心して、電話をしたりメールを送ったりと、なんとかやるべきことを終えられました。
Img_8912jpga ■ 定刻通り、11:35から搭乗開始です。PARIS、と見ただけでうるっとなるほどうれしい。第2の祖国に里帰りだー\(^o^)/\(^o^)/ たとえ向こうは国民と思ってくれてなくても、わたしには祖国です。まあ人生いろいろあるけれど、フランスに行けるということ、それだけで今のわたしは十分幸せだと思いながら乗りました。
次は機内の話をいたします。
Img_8914jpgaAIRFRANCE
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(2015-02-10)

2015年2月 10日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年2月 2日 (月)

■ 帰国いたしました。


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランス、リヨンを中心にしたローヌ・アルプ美食巡り6日間~自主的にくっつけたパリの休日2日間の旅から戻ってきたエリーでございます。アップがサイトよりずっと楽なので、1月23日~本日、発信はフェイスブックでのみしておりました。そちらをご覧くださった皆さま、ありがとうございました。
■ 駆け足でその日の記録をするのが精一杯だったので、これからしばらくさかのぼって、ローヌ・アルプ/パリの日々を、このサイトで発表していきます。とにかく、ものすごいスケジュールでした。初め、ボキューズ・ドールという世界料理コンクールの取材、と聞いていたのですが、それだけにとどまらず、ローヌ・アルプ地方の美食のさまざまな側面を見せていただいた旅でした。段々に、詳細をお伝えしていきます。
■ フランスの2月1日の昼便(13:35発)で帰ってきました。エールフランス直行便で12時間、乗ってしまうとあっという間に移動できて、距離感のないこと。ほんと、遠い外国に行ったという感じが全然しなくて、あちらもこちらも同じようにわたしの人生に織り込まれた地、みたいに、以前にも増して、より強く思えました。
■ そしてネットがすごい、ということも実感した今回の旅行でした。wifiと、フェイスブックのコメントやメッセージ機能のおかげで、日本との連絡もチャット状態で続けられて、まるでいつもと変わらなかったのもほんと便利でした。初めてフランスに行き、ひと月の滞在をしたのは革命200周年記念の1989年でしたが、隔世の感あり。日本と連絡を取るのは大変でした。次は2年暮らした1995年初め~1997年初めで、やっとこさニフティサーブ登場という時代。
■ いろいろな意味ですでにほとんど時差はない、と思いましたが、しかししかし、物理的に離れていた分、帰国すると当然ながら郵便は溜まっているし、仕事メールは溜まっており、クラブエリー関係のメール処理は全くできておらず、お待たせごめんなさいです。いろいろ、これからお返事していきます。
■ 咽喉を腫らしてしまった以外は元気で帰ってきました。フェイスブックには書かなかったことですが、パリに着いたらやっぱり安心して気が緩んだのか、パリの1日目夕方からちょっと具合を悪くしました。でも寝込むこともなく、パリで行きたかった最低限はクリアして来ました。
■ ぼんやりしていて、帰宅後荷物を置き、家の近くでお昼を食べて、紙幣はさすがに日本円を用意したのだけど、小銭は普通にユーロ出してんのわたし。(-_-;)(-_-;) 一緒にいた人に払ってもらったりして、ぼけぼけエリーしっかりします。(^o^)(^o^)<(_ _)><(_ _)>
Img_1401jpga ■ 写真はパリCDG空港で最後に買ったフロマージュ、リヴァロです。熟々。値引きしていて、8ユーロくらいでした。いい国\(^o^)/\(^o^)/
腹の立つこともままあるんだけど(今回もあった)、やっぱりわが第2の祖国フランスです。必ずまた行きます!
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(2015-02-02)

2015年2月 2日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年1月23日 (金)

■ リヨンに着いています。


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランスにいるエリーでございます。23日12:15のエールフランスでちょうど12時間後にパリCDG空港に到着、それからTGVに乗り継いで、こちらの23日22:00にリヨンのホテルに入れました。日本時間24日朝の6時です。
Img_8972jpga ■ その後の毎日のいろいろはまずはフェイスブックにアップしていきますのでご覧ください。帰国後こちらに改めてまとめます。
https://www.facebook.com/eridosu.sekiyaeri
Img_9015jpga ■ 料理写真1枚だけ。リヨンのブション(食堂)「ル・メルシエール」で、まずはグラティネです。
雰囲気がすてきでした。フランスに来たなーと実感しました。
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(2015‐01‐23)

2015年1月 23日, dans 2015年リヨン/パリ |

2015年1月22日 (木)

■ 明日からフランス取材です<(_ _)>


■ 全国100万人の読者の皆さま、明日23日から、里帰りをするエリーでございます。わたしの第2の祖国、フランスへ\(^o^)/\(^o^)/ (・・・あちらは国民と思ってくれてないと思うけれど~。)
■ 今回は、リヨンを中心に、美食の地であるローヌアルプ地方を巡るというプレスツアーです。フランス観光開発機構さまと、エールフランス航空さまのご招待で伺うものです。
あちらで受け入れてくださるのは、ローヌアルプ地方の観光局
■ 2年に一度のシラの食品見本市と、フランス料理のコンクールであるボキューズ・ドールの視察もいたします。
■ SNSや自サイトなど、ネット上でアップしていくということが今回のミッションです。12カ国から12人参加。自分のサイトを持っていることが選考の条件でした。わたしは京都にほぼ特化した食サイトですが、つねづねフランス愛をうたっていたのがよかったみたいなのと、そして何より、今から13年~14年前ですが、(当時はフランス政府観光局といいました、)そこでわたし「パリから先のフランスへ」というキャンペーンのお手伝いをしておりました。パリから帰ってきて、フリーのライターに戻るまでの間の3年と少し、ヴィジョン・エイという会社で、このフランス政府観光局+エールフランスの仕事と、他にラ・メゾン・デュ・ショコラや国立コニャック生産協会の広報の仕事をさせてもらっていました。なので、今回も、14年ぶりにあのキャンペーンの続きでわたし自身が行かせてもらえることになったんだなあという気持ちです。
ヴィジョン・エイの瀬古篤子さんに感謝。才色兼備でフランス語もよくできるこの社長のもとで、仕事はきつかったけれど(笑)、本当に色々学びました。<(_ _)><(_ _)>
■ リヨンでみっちり取材1週間の後、自主的にパリで2日滞在してから帰ってきます。どんなに食べるんでしょう?という旅です。ものすごいスケジュールです。(^o^)(-_-;)(^o^) 生きて帰って来られるかわたし?
■ きちんまとめて、帰国後このサイトにアップしますが、(2013年パリ行きの時のように)「とりあえず上げ」をフェイスブックにしていきますので、オープンにしていてどなたでもご覧いただけますので、よろしかったらご覧になってください。ただ、FBに上げる間もないんじゃないか?というほどの予定表です(*_*)(*_*)
https://www.facebook.com/eridosu.sekiyaeri

Lyonparis ■ いまは飛行機もTGV(あちらの新幹線)も、全部ネットで電子版がきますね。すんごい便利。これ見せたらいいんだ・・・出発の2分前までに、らしいです。
■ とにかくダウンせずに最後まで全部巡ること、これが目標です・・・団体行動できないわたしが、恐らく人生で(大人になってからは)初めてのグループ行動・・・できるんか? (^o^)(^o^)?
■ ひとついいこと:わたしふだんから(期せずしてなんですが)フランス時間で暮らしているので、全く時差がないと思います。(^o^)(^o^) それだけは利点だと思う\(^o^)/\(^o^)/
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(2015-01-22)

2015年1月 22日, dans 2015年リヨン/パリ |