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2015年9月20日 (日)

■ フレデリック・カッセルさん初のレシピ本☆☆☆


■ 全国100万人の読者の皆さま、フランス菓子が大好きなエリーでございます。フレデリック・カッセルさんの本、それも、フランスで出るより先に日本でレシピ集が作られたということで、これはすごいと思うのです。
51gu3xqtml ■ これです。「フレデリック・カッセル 初めてのスイーツ・バイブル
■ フレデリック・カッセルさんとは、本のいちばん上にも記されている通り、「フランス最高のパティシエ」。1967年フランス北部のアブヴィル生まれ。「フォション」を経て、フォンテーヌブローに「フレデリック・カッセル」を1994年オープン。2003年からは、世界規模のショコラティエ・パティシエ協会「ルレ・デセール」の会長でもあります。
ちなみに、「ルレ・デセール」とは?を知りたければ、p126にあります! 
「ルレ・デセール」の3つの精神<品質・交換・友情>を読んだら、すばらしー\(^o^)/\(^o^)/と思います。トップパティシエたちがお菓子の発展に尽力していることがわかります。
■ 日本ではまず京都に(ハイアット リージェンシー京都)に出店されました。
その時のプレス発表会、2008年11月17日の投稿。)
■ ピエール・エルメさんの献辞もあり、大いなる信頼を寄せていることを明らかにしています。「どこまでも妥協しない味覚への追及、クリエイティヴな感性、卓越した技術」と。
■ レシピはとても詳しくて、プロセス写真がたくさん入っています。本の構成としては、
61bo2lypll ●基本のクリーム(クレーム・シャンティからムラング・フランスセーズまで10種類)
●タルト生地の基本(サブレ・ブルトン、パート・シュクレ、フイユタージュ)
その後お菓子のレシピに入りまして、
タルト9種類、アントルメ10種類、焼き菓子8種類、ショコラとコンフィチュール7種類。
●ほかにもフェーヴのコレクション(p46)やらフォンテーヌブローのお店のショーケースの写真(p88)やら、ショコラ・クリエーション(p114)やら、眺め入ってしまう美しいページが満載です。
■ わたしがたまらなーい、と思うのは、パリ・ブレストだとか、ババ・オ・ロムといったものすごくフランスらしいお菓子です。パリ・ブレストの写真がまたサイコー\(^o^)/\(^o^)/
フチ子さん的なものがあしらわれているんですよ・・・皆さんこれはぜひ購入してご覧になってください。ババの方は、本当にブション形に焼かれ、そこにお酒をひたひたと。このひたひたヴィジュアル、たまらんわ(*_*)(*_*) フランスに飛んで行きたくなります!
■ でも、なぜか「イチゴ」なんていうのもあって、なぜフレーズとかフレジエではないのかー?と思ったら、日本のいちごのショートケーキにインスピレーションを受けた、と。
■ お菓子の断面図が載っているのもいいですね、お菓子の構成がよくわかります。
■ これはフランス菓子を作られるプロの方々にも、きっとすごく参考になる本かと思います。そして、(わたしのように)ひたすら食べるだけなんだけどフランス菓子が好きという方々も、この本を持っていたら、無限に楽しいと思います。激しくおすすめです☆☆☆
皆さんぜひぜひ。
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フレデリック・カッセル 初めてのスイーツ・バイブル
世界文化社 2015年9月16日発売
128ページ 2160円
25.6 x 18.8 x 1.4 cm
ISBN-10: 4418153276
ISBN-13: 978-4418153275

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(2015-09-20)

2015年9月 20日, dans ★本のご紹介 |