■ 朝日カルチャーセンター講座@「室町和久傳」 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、講座報告のエリーでございます。6月の朝日カルチャーセンター講座(第2木曜)のお昼を、「室町和久傳」さんにお願いしました。
「室町和久傳」さんは今月で創業25周年、室町通から堺町通に移転されてからは10年という記念の年です。わたしも10年前、初めてひとりで好きにやらせてもらったCREA eatsの京都ムック「京都のうまいもん」の中扉用に、「室町和久傳」1階カウンターを開店に先駆けて撮らせていただいたことなどもあり、思い出深いお店です。
■ さて本日は、10名でお邪魔しました。
お料理が、ものすごくよかった! \(^o^)/\(^o^)/
料理長の藤山貴朗さんのお料理を、わたしは今まで「高台寺和久傳」で2度いただいていますが、とてもまじめ~な料理をなさるという印象を持っていて、(もちろん確かな味でしたが、)今日いただいたような、おもしろい、才気立つ料理を作られるイメージではなかったの・・・わかってなかったわ・・・これからは時々伺います。<(_ _)><(_ _)>
■ そもそも昨年12月にいただいたコースがものすごくよかったので、今日のお願いをしたのです。朝日カルチャーセンターの昼講座に参加の皆さんは美食家ばかりで、お店選びものすごく考えます。絶対喜んでいただかねばならんのですww
■ さて6月末まで、「室町和久傳」さんでは25周年料理というのが展開されていて、少しそのエスプリでご用意いただいたかと思います。以下のようなコースでした。
●まず食前酒が供されました。
●先附 生貝(あわび) 生うに 卵黄 紫アスパラガス 海老だしジュレ キャヴィア
この海老だしジュレやらキャヴィアやら、いきなりずるいおいしさでした。
●椀物 うすいえんどうすり流し 車海老 胡麻豆腐 つる菜 針生姜
濃すぎず、ほどよい濃度のすり流しで、季節にぴったりでした。
●向附 鱧生造り 丹後とり貝 新玉ねぎ 岩茸 蓮芋 紅たで すだち 山葵
●レースのようにきれいな鱧の造りでした。繊細優美な舌ざわり。とり貝もおいしかった(T_T)(T_T)
●八寸 丹後飛魚小袖寿司 そら豆白海老射込み 貝柱アスパラ白和え 鴨ロースト
禅の言葉「把手共行 はしゅぎょうこう」が添えられて、「お客さまと共に行く」お店ということが伝えられます。お手間入りの取肴4品でした。とりわけ、白海老射込みのそら豆。それから白和えはブルーチーズの香りがしました。粋な味でした。
●焼物 若鮎炭焼き たで酢
ほわほわとした口当たりを楽しみました。この季節の楽しみです。\(^o^)/\(^o^)/
●おしのぎ じゅんさい 白味噌の冷製
これはすごかったー!冷たい白味噌汁なんですが、レモンや柚子の酸味が効いているのです。じゅんさいともよく合っていました。初めての味でした。
●焚合せ 京丹波黒毛和牛 賀茂茄子 白髪ねぎ 万願寺唐辛子ソース 青山椒スコ(タバスコのスコとのこと。)
牛肉と賀茂茄子・・・こんなによく合うかというほど調和。万願寺がソースになって香味を添えていて、さらに山椒の辛味も効いていました。
●ご飯 和久傳丹後米 香の物 味噌汁
これが、和久傳の森でできたお米で炊いたご飯なんですね。つやつやぴかぴかで香りよく、際限なく食べていたいと思ったご飯でした。
●水物 宮崎マンゴー
最後のフルーツまで贅沢。完熟で理想的に甘くしっとり美味でした。
●菓子 笹水無月
これは葛と小豆で作られたお菓子です。ふるふるで、ほんのり甘い。できたて感がよかったです。
●茶 「軒窓の白」
お薄をいただいてご馳走さまでした<(_ _)><(_ _)> この後、黒豆茶もいただいてゆったりして、盛り上がり過ぎ状態の食後でした。本当によくしていただきました。藤山貴朗さん、スタッフの皆さま、そして参加してくださった方々に御礼申し上げます<(_ _)><(_ _)>
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「室町和久傳」 電話 075-223-3200
京都市中京区堺町通り御池下ル東側
11:30~13:30入店、17:30~20:00入店
火曜休み 要予約
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(2015-06-11)
2015年6月 11日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食15前半 | lien permanent