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2015年5月18日 (月)

■ 峰山の「和久傳」の跡と、久美浜の新工房へ


■ 全国100万人の読者の皆さま、本日5月18日月曜は、わたしもやればできる、日本時間で起きて朝から京丹後市の峰山=料理旅館「和久傳」発祥の地から、久美浜の新工房見学に行ってきたエリーでございます。

Img_6744jpgb ■ 京都・二条駅から特急はしだて号に乗り、天橋立で京都丹後鉄道に乗り換えて峰山で降りてからまた車に乗り、合計2時間40分。東京に行くより遠い!! でもでも、山椒摘み取りに間に合うように出かけた今回の取材、本当に価値がありました。ゼロの更地から土を入れ、植樹して作られた「和久傳の森」は鬱蒼たる本物の森になっており、山椒畑ではたわわに実った山椒が緑の色濃く美しく、すっごくいい香りでした。和久傳でいただいている山椒はここから来ていたのだ・・・
Img_6691jpgb ■ こちらは加工済みの山椒です。
Img_6643jpga Img_6638jpga Img_6641jpga Img_6659jpga_2 ■ 広大な敷地(8000坪)には工房や精米所などの他は大半の地に何かが植えられており、合計56種類ほどに上るとのこと。果物やら椎茸やら茗荷などもここから採れるとのこと。見事に近代的な工房内も見せていただきました。
Img_6678jpga ■ 看板商品「西湖」が手作業で、見るも鮮やかに作られていくのを眺めたりもしました。
Img_6749jpgb ■ 峰山はかつては丹後ちりめんで栄えた町で、昔はお茶屋さんや料理旅館がたくさんあったということ。それが和服の衰退、ちりめんの衰退と共に寂れていく、このままでは滅んでしまうと大女将の桑村綾さんは一大決心をして京都に出てこられて30余年。今の「和久傳」グループと「和久傳」卒業チームの目ざましい繁栄となったわけですが、故郷に恩を返す、必ずまた戻ってくると言った言葉を守って、新たな仕事で雇用も生み出し森まで作り、本当に並はずれたすごい方だと改めて思ったのでした。綾さんは御歳70代半ばなんて信じられない溌剌とした様子で、働きづめなのにおしゃれでエレガントというのもすごい(*_*)(*_*) いまだに止まるということを知らない方です。「とにかく何でもあきらめないことよ」と。どこからそんなエネルギーが沸いてくるの?と驚嘆し続けた1日でした。
畑の違う作物を目指して、夏にもう一度取材・撮影に参ります。
和久傳ものがたり
和久傳 実の里
和久傳の森

Img_6827jpgb ■ 追記:こちらは5月18日から「紫野和久傳 茶菓席」(堺町通御池下ル)で、今年も始まった山椒アイスクリームです。19日に通りかかって、「きゃーきのうの山椒だ♪」と飛び込んでいただいたものです。ミルク感豊か、それでいて山椒ビリビリの粋なアイスクリームです。
■ 以下一応記録です。
Img_6575●特急はしだて1号に、二条駅から乗りました。朝の9:30。ここから2時間40分先に「和久傳」が生まれた地があるのです。
Img_6580 ●天橋立で乗り換えた「赤松」号は、観光電車でした。「丹後の海と山の絶景を楽しむ列車」と記念乗車券には小見出しがついています。座席を窓側に向けたカウンター席で、外を眺めながら移動するのは楽しいことでした。
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(2015-05-18)

2015年5月 18日, dans ■ 「京都・和久傳 料亭のできたて甘味」 |