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2015年5月 2日 (土)

■ 「読売新聞家庭面の 100年レシピ」 という本がすごいです。


■ 全国100万人の読者の皆さま、引き続き本のご紹介をするエリーでございます。
文藝春秋出版部から4月に出たこの本がすごいです。
71sesawvc4l 読売新聞生活部編 文藝春秋 1620円
読売新聞家庭面の 100年レシピ」 
■ 昨年100周年を迎えた読売新聞の家庭面に、この100年間に掲載された2万レシピ以上の中から「次世代に伝えたいとっておきの」100レシピを厳選で取り上げ、作り方だけではなく、どんな世相の中、どのように家庭に受け入れられたか、どんな流行があったか、洋物がどうアレンジされて家庭に根付いたか、地方による違いはどうだったか・・・などなど、家庭料理の歴史というか、文化史の本といっていいかと思います。読み込んでしまいます!おもしろい!!!\(^o^)/\(^o^)/
■ 目次を写しますと、
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1章 食卓を変えた味
2章 和食の力
3章 至福のおやつ
4章 失いたくない味
5章 ふるさとの味
6章 行事食
7章 定番の味
終章 家庭料理の100年を振り返る
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■ 昨年4月から1年にわたって読売新聞に連載された「100年レシピ」は、すべて新たに調理・撮影されており(全料理に写真付き)、さらに今回連載を1冊にまとめるに当たって、レシピをよりわかりやすい表現に改めたということです。
■ 各扉ページのタイトルやリードだけでも引きがあるんですよ(*_*)(*_*) 
p9の、1章の扉を引用させていただくと、(以下引用です)
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1章 食卓を変えた味
この100年間で、日本人の暮らし方は大きく変わり、ちゃぶ台はテーブルとなり、食材や調理法の変化で料理の多様化が進んだ。
外国料理からのエッセンスも取り入れて、日本の食卓を大きく変えた、
エポックメイキングなレシピを紹介する。
●進化続けるトンカツ
●学校給食でも人気のサラダ
●本格中華への入り口
●クリームシチューの原点
●和風パスタという新風
●なぜカレーにひかれるのか
●「チン」で本格蒸し料理

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こんな感じなのです。読みたくなるでしょ?(^o^)(^o^)
■ わたしが特におもしろいと思ったのは、p68~の、「見立て」の食文化。料理名の由来の話で知らないことや、そもそも玉子をこんな風にするんかー!?というルセットもありました(p71)。
■ あるいは、p56の、食べ飽きない癒し系おやつ として出ているプリンの話なんかも好き。グリコの「プッチンプリン」とか、ハウスの「プリンミクス」まで出てきて、懐かしいよう~(^o^)(^o^) プッチンプリンは51億個、発売以来売り上げているのだとか。\(゜o゜)/\(゜o゜)/
51hzyhqljl_aa324_pikin4bottomrigh_2 ■ いやもう、読んでおもしろいページが続出で、紙の本が手元にありますが、Kindle版も買おうかなあ・・・買いそうです。読むのはKindleで読む方が場所を選ばず楽だもん♪
Kindle版はこちら。
「読売新聞家庭面の 100年レシピ」 Kindle版
文藝春秋 文春e-books 1199円
皆さま連休にぜひこの楽しい本をじっくりご覧ください。
書籍の編集をしたのはわが畏友、ヒット作出しまくっているイノマル=井上敬子です\(^o^)/\(^o^)/
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(2015-05-02)

2015年5月 2日, dans ★本のご紹介 |