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2015年4月21日 (火)

■ 一乗寺の「乃り英」、初訪問


■ 全国100万人の読者の皆さま、新店訪問怠らぬエリーでございます。
一乗寺の「乃り英」(のりひで)さんに、初めて伺いました。
祇園の伝説のお店「乃り泉」(のりせん)で修業された店主さんのお店で、開店は2011年3月。先日4月10日、少し南へ移転されて新装オープン、再スタートされました。店主の福原英人さんは余計なことを言わない、というか本当に口数少ない職人気質の方ですが、女将の美和さんがもっぱら接客を引き受けて、朗らかに盛り上げてくださいます。
お料理は8000円の夜コース(税別、サなし)をいただきました。
ひと言で言うと、実に手堅い料理、です。今風のハデさやパフォーマンスは一切ないけれど、本当に丁寧に作っていて、しみじみ美味な料理の連続でした。
コースはこんな感じでした。
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●うすいえんどう豆腐、上にうに
●もろこ、鯛の子、一寸豆
●木の芽焼き(いか、筍)
●お椀はばい貝、ふき、うどそうめん、わらび、木の芽。
●筍寿司
●あいなめの木の芽焼き
●筍を炊いたの。塚原の筍
●金時草と赤貝に酢味噌
●鯛のうしお椀
●筍ご飯
●いちごのムース
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Img_5139jpga_2 ●うすいえんどう豆腐、上にうに
Img_5141jpga_2 ●もろこ、鯛の子、一寸豆
Img_5144jpga ●木の芽味噌ごとグラタンのように焼いた、木の芽焼き(いか、筍) お味噌たまらなくいい香りで美味でした。
Img_5146jpga ●お椀はばい貝、ふき、うどそうめん、わらび、木の芽。吸い地のおいしさ、本物です。
Img_5159jpga ●筍寿司。これは他にないです。中に海老や穴子入り。外側がくるりと筍です。
「乃り泉」時代に生まれた春のスペシャリテだそうです。祇園の「すだ」さんでもやってらっしゃるそうですが、わたし何度か「すだ」さんにも伺いながら春にお邪魔したことないのかな?
Img_5161jpga ●あいなめの木の芽焼き
Img_5166jpga ●筍を炊いたの。塚原の筍。夢のように柔らか。真っ白に近い色ながら、おだしがしみていました。
Img_5167jpga ●金時草と赤貝に酢味噌
Img_5172jpga ●鯛のうしお椀 昆布だしに鯛の旨みが染み出して、これはもう幸せそのもののお椀でした。
Img_5175jpga ●筍ご飯
Img_5179jpga Img_5182jpga ●おかわりでおこげもいただきました。
Img_5180jpga ●香の物も抜かりなかったです。
Img_5185jpga ●いちごのムース
すべてするりと食べられて、少し疲れめの胃にも優しく染み入るようでした。
8000円でこのクオリティ、qualité-prix カリテプリがいいってこのことです。
詩仙堂や曼殊院にいらっしゃる方にはまずここをおすすめします。
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「乃り英」(のりひで)
京都市左京区一乗寺下り松町31-2
(白川通りから、曼殊院道を東へ50mくらい、北側)
電話075-703-8045
昼の予約は2日前までに。
夜は8000円(税別)~。
不定休
カウンター7席、座敷(掘りごたつ式)6席
(カウンターも靴を脱がねばなりません)
2011年3月開店、2015年4月10日移転開店
FBページ
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(2015-04-21)

2015年4月 21日, dans 京都 和食15前半 |