■ 「祇園にしむら 」 2015年4月のコース |
■ 全国100万人の読者の皆さま、クラブエリーも終えて、月末の月例会@「祇園にしむら」さんに出かけたエリーでございます。4月のコースです。4月のうちに何としてもアップします。今月もまた感動深かったのです。
■ 胡麻豆腐 いつもこれでスタートします。
■ 鯛にゅうめん
■ 底に香ばしい鯛の身。
■ 鯛とまぐろ赤身
■ 鯖寿司 春になったので、上にのるのは千枚漬けではなく白板昆布です。
■ 筍木の芽和え
いつもは八寸の中で使われるこの器を、なぜわざわざ鯖寿司と合わせて同時に持って来たのか? って食後尋ねてみて野暮なことでした。名残を楽しむために、都をどりのお皿とぼんぼりの器を合わせたのだと<(_ _)><(_ _)>
■ 八寸は、わさび菜、せり、みる貝のお浸し/こしあぶら、ふきのとうの天ぷら/ほたるいか/菜の花
■ 桜ますの花山椒焼き
ほくほくしっとり、この焼き加減も完璧。
■ 水菜とうす揚げ、中に筍、ふきのとう、(揚げていない)長芋。
■ 底はこんなでした。筍は穂先も入っていました。
■ 天茶で締め。天ぷらは、帆立、そら豆、玉ねぎ、三つ葉
おだしに浸りながらもなおさくさくとした食感を残した天ぷらでした。おだしの品のいいこと、うっとりするほど、完璧なおいしさでした。本来わたし丼など白いご飯に何かのせるの、あまり好きではないのに、ここでは、ご飯と具材があまりに完璧に一体化していて、しんそこおいしいと思っていただけるのです。
■ あまおうの赤ワインジュレ寄せ
■ 池田遙邨の作品、保津川下りとのことです。描かれたばかりのようなフレッシュ感が漂っていました。もともとは軸の絵だったのを、額装されたものということです。
こんなんが各部屋にあって、それが毎月替わるっていうのも、すっごいことだと思うのです。本来はここまでやっての料理屋さんだけど、今の時代はここまでなかなかできなくて普通だし、しょうがないし。でもこちらでは、当ったり前のこととして毎月絵が替えられているのです。
■ ぎりぎり控えめの調味ながら、申し分なくぴたーっと決まって、ひと皿ごと、なんておいしいのか、無駄がないのか、しみじみ優しい味なのかと驚嘆しながらいただきました。なんでもなく出てくるのに、ほんとーにおいしい。いろいろの都合で今月はお座敷になったので、このチャンスを逃すまじと機材持ち込みをしてサツエーしながらいただきました。
■ 何度も、「この料理、神が下りてきてるな」と思いながらいただきました。「あるかなきかのそこはかとなき味わい、でもちゃんと味が入っている」、これがわたしのスタンダードになってしまったので、このごろ和食で濃い味のものを食べるのがつらくなってきました。
(あ、四川料理やカレーなんかはまた別次元の話よ♪)
ほんと今月も、完璧と思うおいしさ、世界一のもの食べてるんだなわたしって思いました。一緒に食べてくださった人たちありがとう<(_ _)><(_ _)>
「祇園にしむら」
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(2015-04-30)
2015年4月 30日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食15前半 | lien permanent