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2014年12月15日 (月)

■ 「御料理 たまりや」 で12月のコース よかった\(^o^)/


■ 全国100万人の読者の皆さま、和食大好きなエリーでございます。サイトはこのところイタリア料理とフランス料理が続いていたかも・・・でも合間にちゃんと和食もいただいています。
■ 友、遠方より来たる、またうれしからずや♪ ということで先日のある夜、3名で祇園の「御料理 たまりや」さんへ。工夫と遊び心が皿の上で跳ねているような、楽しいコースをいただきました。食べれば食べるほどわたしここの料理を好きになります。おだしの味など基本はきちんとしながら、何かお客さまを驚かせてやろう、楽しいことしてやろうという料理長の気持ちが見え隠れするから。それにお値段が良心的です。祇園とは思えんのww 
以下、8000円(税別)のおまかせコースです。
1 ●柚子釜に、焼き雲子、下仁田ねぎ、葉の花 ずわい蟹あんかけ
2 ●大ぶりの雲子入りです。
3 ●造りは、甘海老、金目鯛、生うに、伝助穴子
穴子が、さっと炙っただけで中はレア状態で供されました。ほとんど鱧の風味で、甘みと優美な舌ざわりを楽しめました。他もおいし♪ 京都市の条例を守ったわたしたち、日本酒で始終しました。
4 ●すっぽんスープ 粟麩、玉子、かぶら
いわゆる、生姜と日本酒の効いた従来の丸鍋とは違って、マイルドなすっぽんスープなのです。それでも熱々のグラグラで運ばれ、あつ、あつ、あつと言いながらふうふういただいて身体はぽかぽかに温まりました。薄焼き玉子がひらひら泳いでいたり、やわらかなかぶらが出てきたりして、縛られていない自由な解釈のすっぽん料理でまた印象アップしました。
5 ●ぶりの味噌幽庵焼き、すけこ、子持ち鮎の甘露煮
これはもうはっきりと、「お酒飲めよ」なお皿です。ぶりの幽庵焼きも、風味濃厚旨みに直撃されます。子持ち鮎やすけこの粒々も食感心地よく、すうすう、すうすうとお酒が飲めてしまう。どうしてくれるのだ? (*_*)(*_*)
6 ●伊根のまぐろ 辛味大根と海苔ソース
ぬおーー これも旨かったぞww まぐろはそれだけでおいしいのに、辛味大根のピリピリ感ととろりと磯の香りの海苔がからんで、そりゃあ旨かろうww ずるい旨さというのよ。あー 今日もやっぱり「味わひのむさぼり」、(c)聖徳太子ね。
7 ●こっぺ蟹のグラタン 海老芋入り
すっぽり覆われて中わからん・・・中はこんなです。
8 ●蟹グラタン・・・こっぺでグラタン仕立てというのは食べたことなかったが、これはいいアイデアです☆☆☆ よく思いつきましたー!
9 ●牛しゃぶ  金時にんじん、ブロッコリー チーズぽん酢
盛り上がり続きで、蟹の後に牛肉と、旨いものがまた来ました。ひらひら肉に、チーズの香味をさらに足して、旨さ倍増状態でいただきました。
10 ●ご飯は炊きたてが用意されます。こうしてプレゼンの後、よそってくださいます。
11 ●牡蠣ご飯でした。牡蠣の旨みがじんわりご飯に染み出ていて、際限なく食べたいと思いました。
12 ●香の物
13_2 ●味噌汁はお揚げ、せり、焼き茄子入り
14_2 15_2 16_2 ●飲んだお酒。3人で3種類3合。セレクションは詳しい方にまかせました。
20 ●食後に紅茶ババロア、りんご、いちご
■ 温まって、元気になったコースです。30歳の平舘亮祐さんが作る料理は、若さ充溢だと思います。女将の文恵さんが優しい雰囲気を作っていて、居心地もいいです。(前の記事
また伺いますー!

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「御料理 たまりや」 電話 075-541-5670
〒605-0074
京都市東山区祇園町南側570-122-251
(花見小路四条下ル西側)
17:30~23:00(コースは20:30LO、21:00から一品注文可)
月曜休み(他不定休あり)(2015年から日曜休みに変更)
カウンター6席、テーブル8席(★いずれも靴を脱いで上る)
全席禁煙
前日までに要予約
2014年9月23日開店
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■ 今日も本の・・・
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紙の本文庫化に続いて、Kindle版、ごく最近できましたー!
わりなき恋 岸 惠子
いやー、昨年単行本が出た時からさんざん話題になったこの本、もちろんわたしは昨年出た時点で即読みました・・・コメントは一切控えるけれど(いまわたし下手なことを言ってしまいそうで)、まあフランス女を自認する人たちは特に、先輩・岸 惠子さんの本読んでおいていいのではないでしょうか。大学時代の友人(同じフランス文学科)も最近読んだと言っていて・・・内容以前に編集的にちょっと言いたいこともあったりしますが、まあとにかく、これを書いた惠子さま偉い!とわたしは思う。それにわたし、岸 惠子さんには以前仕事でもお世話になっているのです。フランス政府観光局(今はフランス観光開発機構)とエールフランスの仕事を「ヴィジョン・エイ」でしていた頃の話。御年80歳を超えてなお美しく雑誌のページを飾れるというのも驚異的なことで、これは誰にでもできることではありません。敬意を示すということで、この本皆さんにおすすめします。読み出せば一気に(3時間くらいで)読める本です。ただし好き嫌いは分かれると思います。
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(2014-12-15)

2014年12月 15日, dans 京都 和食14後半 |