◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■ 「祇園にしむら」 2014年12月のコース | トップページ | ■ クラブエリー ノエルその2 @「Restaurant 青いけ」 »

2014年12月27日 (土)

■ クラブエリー ノエルその1 @「ラ・ファミーユ・モリナガ」


■ 全国100万人の読者の皆さま、クラブエリー報告のエリーでございます。写真を溜め過ぎているので少し遡ることになりますが、ノエルのデジュネその1、12月22日、@「ラ・ファミーユ・モリナガ」さんです。1階貸切12名です。(1回で終わらないと思い、その2を25日に別のお店で開催しました。) コース構成はシェフの森永正宏さんに委ねて、わたしも楽しみに伺いました。わたしも着席して、皆さんと一緒にいただきました。
1_2 ●ふぐの白子とトリュフ風味のリゾット
いきなりアミューズから、白子+トリュフときて、これ旨くないということがあろうか?(いいやあるわけがない。) うっまーい\(^o^)/\(^o^)/
2_2●魚介類の取り合わせと大原野菜のギリシャ風
寒鰤に黒オリーヴのパウダー/(ピンチョス)帆立といか/(グラス)カリフラワーのムースに甘海老、海老で取っただしのジュレ
3_3●野菜は酢の効いたギリシャ風、歯応えも残した野菜、風味濃かったです。
4_3 ●カリフラワーのムースの上に海老だしのジュレの層、中に甘海老。海老の絶妙なレア加減がたまらなくいい食感でした。
5_2 ●聖護院蕪のスープと紅ずわい蟹
これ、優しい蕪と蟹の旨みがこの上ない調和で、身体に染み込むようだと思いました。口当たりまろやか、でも深い旨さ。こういうの、フランスで食べられない、フランスでひどく懐かしく思い出す、日本のフランス料理だと思います。
6_2 ●寒鰆の炙り焼き マスタードバターとクレソンのクーリ
7_2 ●クレソンの葉をはずすとバターが現われました。この寒鰆、しっとり柔らか、塩加減も絶妙で、どうする?と思うほど旨かった。敷かれたクレソンのクーリが明確なアクセントとなって味を引き締めていました。これ天国の味だと思っていただきました。
8_2 ●ブルターニュ産 ほろほろ鳥のロティ マデイラ酒の香りのソース
9_2 ●下に、プルロット。フランスのひら茸ですね。他に堀川ごぼう、里芋。ほろほろ鳥も、火の入り方絶妙で、ひたすらしっとり柔らかく仕上げられていました。歯が入ったのかどうかもわからないくらいの柔らかさ、それでいてしっかりじんわりと旨みを抱え持っていて、あー これも天国の味と思っていただきました。天国行きっぱなし(*_*)(*_*) 旨いが余韻が軽やかというのもいいです。
10 ●赤いフルーツのカクテルとキャラメルのグラス
アヴァンデセールです。これで口の中を爽やかにして、甘いデセールへ。
11 ●温かいファーブルトンとプティモンブラン
ファーブルトンて、地方菓子ですが、フランスでは大衆的なものでパン屋さんなんかでも売っている気楽なものです。これがすごい洗練の味でした。それも熱々で供されました。ファーブルトンってこんなにおいしいのか\(゜o゜)/\(゜o゜)/モンブランは、マロンのぐるぐるクレームの下に紅はるか(さつま芋)が仕込んでありました。ソルベは紅玉りんご。
12 ●カフェとシュトレーン、ショコラ
ノエル仕様の小菓子、ありがとうございました<(_ _)><(_ _)> 食後の飲み物はカフェ、紅茶、アンフュージオンで、これはアンフュージオン=ハーブティです。
13 ●すべて出し終えてから出てきてくださったシェフの森永正宏さん、精緻なお料理を作ってくださいました。かんぺき、と思いました。上品で、静かなのだけれど、何もかもがジャストにぴたーーーっと決まって、どどどと感動させる料理だと思いました。すごく大人の料理でした。
14 ●リースでもなく注連縄でもない、ノエルの飾りも粋でした。
■ クラブエリー ノエルの食事会その1、無事に終えられたこと、感謝しました。森永さんとスタッフの皆さん、そしてクラブエリーに参加してくださった方々に御礼申し上げます。クラブエリーの参加者は、旨いもの食べるぞww の気迫を漲らせた女たちです。本当においしそうに食べてくださるからうれしいです。参加者どうしで仲よくなってくださるのもうれしい☆☆☆ 明るい、感じのいい方々に恵まれて、幸せです。重ねて御礼です<(_ _)><(_ _)>
ラ・ファミーユ・モリナガ
************************************************************
■ 今日も本の話・・・
20
■ これが文庫になりました。よろこばしい・・・けれど実は文庫じゃなくてKindleになってほしくて、単行本が出た時からわたし「Kindle化希望」のボタンを押してたんだがなあ~~
それでも住みたいフランス 飛幡祐規(たかはたゆうき)
本当にすばらしく筆の力のある人で、いつもどの本もおもしろいです。フランス好きなら、モードやグルメなどの表層だけでない、フランス社会のことがわかって間違いなく勉強になります。
「素顔のフランス通信」「ふだん着のパリ案内」、それからフランス語学習者は絶対読んでおくといい「とってもジュテームにご用心
Je t'aime という方が、Je t'aime bien(とってもジュテーム)より意味がよほど強いのです。bien付きは誰かれなく言えるわけ。だーい好き♪という感じで。
************************************************************
(2014-12-27)

2014年12月 27日, dans 京都 フレンチ 2014~●クラブエリー |