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2014年3月10日 (月)

■ 「祇園にしむら」 2月の2コース(前半と後半)


■ 「祇園にしむら」さん、アップが遅くなりましたが先月も非常によいコースでした。以下はカウンターで2名でいただきました。
まずは2月の半ば(正確には2月下旬初め)のコースです。
1 ●胡麻豆腐
2 3 ●鯛と聖護院大根のお椀
4 ●お造りは、剣先いかとひらめ
5 ●鯖寿司(上に千枚漬)
6 ●八寸 黄緑色のひちぎり形の器から時計回りで、
蛤とたいらぎ貝、うど、木の芽/菜の花わさび和え、からすみ、厚焼き玉子/赤貝とわけぎと薄揚げのぬた つくし/春菊、ふきのとう、せりのお浸し
7 ●ぐじの酒蒸し
焼き魚ではなく、こんな酒蒸しが出てきて大喜び。無言・熱中状態でいただきました。
8 ●かぶら蒸し・・・のような風情の焚き合わせ。この下に大根をくり抜いた器があり、中に牡蠣と味噌、雲子、百合根と銀杏。葛あんには蕗。これはすごい料理でした。まず、かぶら蒸しのふりをしているが、中は牡蠣の土手鍋を感じさせて、全然違う料理が内包されていたのです。さらに全体を包む葛あんには、春の象徴である蕗が散らされている。この蕗にも上品ながらきちんと味がついていました。料理が二重で、季節もふたつという構造の料理でした。ほんと技ありで、おいしかったです(T_T)(T_T)
9 ●ご飯は筍と、もんごいかの天ぷら。ご飯はうっすら味つき。
10 ●お漬物
11 ●お椀は蛤のお吸い物。かつおも昆布も使っていない、はまぐりの旨みだけのスープ。身は入っておらず、具はわかめと豆腐。
12 ●いちご、練乳入りクリーム
13 14 ●小さなおぜんざい
■ ぐじの酒蒸しで盛り上がったり、かぶら蒸し風に見える、新しいお料理に感動したりしたコースでした。最後のご飯もよかったし、蛤スープもしみじみ美味でした。以上、2月下旬の初めの料理でした。
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■ 以下は2月末のコースです。お座敷での撮影です。上のコースと、いくつか少しお料理が違います。
101 ●定番・胡麻豆腐
102 ●お椀は少し内容が替わっていて、
103●鯛に、錦糸玉子、にゅうめん
104 ●お造りはまぐろとひらめ
105 ●定番・鯖寿司
106 ●八寸は上と同じ
107 ●焼物はまながつお
108 ●焚き合せがかぶら蒸しに見えるます。これは上と同じ。
109 ●かぶら部分をはずしたらこんな。牡蠣、雲子、銀杏など入り。
110 ●ご飯も上と同じ
111 ●いちごも同じ
112 ●掛け軸は、円山応挙のお雛さまでした。
■ 「祇園にしむら」さんのコースは、どんどんシンプルになっていると思います。けれど工夫の凝らされた料理が必ず入っています。すごく考えられていると思います。でも最後はほっとして大満足、食べ疲れることなく終わるのです。
ほんとーーーにおいしいといつも思います。
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(2014-03-10)

2014年3月 10日, dans 京都 祇園にしむら京都 和食14前半 |