
■ われらがステファン、Stephan PANTEL=建仁寺近くのお店「Kezako」のシェフ、ステファン・パンテルが出した、初の本です。
人と出会い、素材と出会う。南仏から京都へ、料理職人ステファン・パンテル
新田ゼラチン株式会社刊 2013年7月発売
7月下旬に見せてもらってから、ご紹介が遅くなっちゃったけれど、これものすごく楽しい本です。ステファンの、あの独自のコース料理のために、どんな風に食材を得ているか、どんな考え方で仕事をしているかなどがわかります。たっぷりの写真でステファンの四季の料理が紹介されて、さらにルセットがついているのもすごいです。

■ これは表紙にもなっているステファンのスペシャリテ、フォアグラのコンフィ 奈良漬巻き 南国フルーツソース

■ がらりと色彩を変えて、お皿もお料理も強烈です。

■ 「印象 日の出」とわたしが勝手に呼んでいた料理(いつもピカソのステファンがモネだーと言ったの、笑笑)、なんとまさに日の出写真をバックに登場!すごいデザインです~~!

■ ちなみにこれが、実際に2009年1月に「ケザコ」でいただいた料理。赤い部分は赤かぶです。

■ 生産者や料理人のお友達との交流も描かれています。みんなに愛されているステファン!!

■ 鴨川の飛び石を渡るステファンの姿があって・・・

■ あれ、足元をよく見ると・・・

■ をを! ステファンも「
SOU・SOU」なのね!!\(^o^)/\(^o^)/
■ ステファンの料理すごいなあ、食材の豊かな京都はいいなあ、よく南仏から京都に来てくれたなあと思い、にこにこしながら楽しめる本です。すごくおすすめです!
ISBN-10: 4879098442
ISBN-13: 978-4879098443
31.2 × 21.6 × 1.4 cm 95ページ 4200円
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■ さて、7月下旬の話。偶然だったのだけどステファンの誕生日の晩に会うことになって、もちろん営業後の夜遅時間だったので、迷わず「
京都ネーゼ」へ。準備してくださったお祝いプレートです。

■ 生ステファンよ(^o^)(^o^) ろうそくを吹き消そうとしています。横にいるのはマダムのとしこさん。聡明できれいな人です。パティシエとして修業に出かけたフランスでステファンと出会ってステファンをお持ち帰りしてくれたー(^o^)(^o^) ありがとうとしこさん!! おかげでわたしたちは、京都で類い稀な料理がいただけるわけです。

■ ステファンは日本語もかんぺきにできるし、日本の食材への愛に溢れているし、何より柔軟な人です。本の中のステファンの言葉のいろいろ、すごくいいなあと思いながら読みました。「なりたかった職人のなかで、最も身近なのが料理人だった」「食材は味を持っているが、国籍は持っていないから」「扉が増えれば、インスピレーションも来やすくなる」・・・読んで改めてステファンのしっかりした考え方がよくわかりました。ステファンの料理が好きな人は、この本、間違いなく楽しめます、勉強になります、気持ちが明るくなります。ぜひぜひとおすすめします。
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(2013-08-18)