■ 朝日カルチャーセンター特別講座@「京都吉兆 嵐山本店」 |
■ たまに開催する朝日カルチャーセンター特別講座です。2011年10月に開催したら大好評で予定数以上になった「京都吉兆 嵐山本店」さんで、今度は春ヴァージョンです。3月29日金曜のお昼に設定・・・これは、人気の名店ほど遠方からいらしてくださる方が必ずいらっしゃるので、週末に設定しようという気持ちでした。(今回は鳥取からいらしてくださった方がありました。・・・でも日帰りでいらしたとのこと!!)
■ 到着・・・嵐山は街なかから出かけると少し遠足という感じです。桜がいつもより早く咲いて、これは円山公園のあの枝垂れ桜の兄弟というか、枝分かれということらしいですが、ちょうど見頃でうれしかったです。お部屋からの、気持ちも落ち着く眺め。お部屋は今回は椅子とテーブル式でお願いしました。10名までならテーブル席をご用意いただけます。
■ お話を伺って欲しくないわけはなく、全員がこの場で購入・・・100ccで1050円と、お安くはないものですが、わたしももちろん購入!!フレッシュ感あふれて、確かにクリアな味わいでした。パンにつける、というより、どぼどぼとお皿に注いでパンをじゃばっと浸して、いい塩もちょっとかけて・・・と、すんごい贅沢ないただき方をしてしまいました・・・おいしかったです!■ さてお料理です。お料理のおいしさと器の美しさを同時に楽しむ贅沢なコースでした。
************************************************************
●八寸
鮑酢 海老黄身醤油 赤貝ぬた和え 桜寿司 蕗梅射込み 油目煮凍 麩蒲焼
●椀
油目 独活 干子 十六島海苔
●造里
1)石鯛薄造り
2)烏賊 とろ焼霜
●箸休
筍 焼一寸豆 若布 かつお節
●焼物
稚鮎 焼2丁 揚2丁
●焚合
蛤小茶碗
●ご飯 筍ご飯 肉たれ焼
香物(菜種 柴漬 べったら漬 昆布)
●果物
苺 グレープフルーツゼリー メロン 宮崎マンゴー
●菓子
焼桜餅
************************************************************
鮑酢 海老黄身醤油 赤貝ぬた和え 桜寿司 蕗梅射込み 油目煮凍 麩蒲焼
保津川のほとり、水の流れを表わした八寸で、都鳥の器、大根のかつら剥きにして薄くスライスしたのも水の表現ということです。
油目 独活 干子 十六島海苔
お椀はものすごく香りのいい十六島(うっぷるい)の海苔が添えられて、これをお椀に入れることで、また香味が豊かになるというものでした。お椀の吸い地じたいはしっかり濃いめです。
桜の模様の螺鈿がきれいできれいで、お椀の形も今はもうこれを作れる職人さんがいないという、側面に角度がついたものでした。大切にいただきました。
1)石鯛薄造り
2)烏賊 とろ焼霜
2段がまえでお作りをいただきました。石鯛に添えられた蕗醤油が香りよかったです。いかには胡麻をまぶしながら。
筍 焼一寸豆 若布 かつお節
筍の甘み、わかめのやわらかさ・・・生ものの後に優しい味でいい感じでした。
稚鮎 焼2丁 揚2丁
まず焼きで2尾いただいた後、おかわりという感じで、魯山人のお皿に盛られた揚げた稚鮎(焼いてから揚げたもの)が供されました。鮎シーズン到来ですね。すごくうれしいです。これくらいの大きさの鮎、骨も当たらず食べやすくて本当においしい。際限なくいただけると思います。
蛤小茶碗
はまぐりの茶碗蒸しです。優しく、けれど旨みはっきりの味です。
香物(菜種 柴漬 べったら漬 昆布)
筍ご飯だけで幸せなのに、牛肉が添えられています。強烈おいし。
苺 グレープフルーツゼリー メロン 宮崎マンゴー
銀のお皿で供されて、熟し加減、美しさ、申し分なくおいしかったフルーツです。ブレープフルーツゼリーにはアングレーズソースをかけていただきました。
焼桜餅
桜餅に、桜の形の干菓子、花見団子はすはま生地で作られていました。
焼桜餅の「焼」の意味は葉っぱをめくったらわかりました。こんな風に、ふのやきという感じでくるりと包まれていたのです。
そしてお薄をいただき、すべて食事は終わりました<(_ _)><(_ _)>
そしてお薄をいただき、すべて食事は終わりました<(_ _)><(_ _)>
************************************************************
■ お軸、お花、屏風・・・と何もかもが季節のいい風情に調えられたお部屋で食事をいただいた贅沢なひと時でした。
徳岡邦夫さんと女将の理津子さん、スタッフの方々、そして参加してくださった皆さんに御礼を申し上げます。
************************************************************
(2013-03-31)
2013年3月 31日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食13前半 | lien permanent


















