■ 未生流笹岡さん@ 「華道京展」 |
いけこみをした2日前、全くつぼみの状態だった桜が、その後どんどん咲いて、いけばなとしてはもう咲き過ぎくらいですって。
いけばなは抑えた美だなあと改めて思います。切ったり落としたり、引いて引いた後の簡素な美。足して掛け合わせて豪華にしていくアレンジメントとは逆の美です。自然の風情を生かしながらそぎ落として作り込んだ枯山水も美だし、ヴェルサイユ宮殿の、どこまでも人の意志を強く感じさせる幾何学的な庭園も美ということを思いました。いやいや、枯山水だって人の強い意志が作ったものです、表現の仕方が違うだけで。
いずれにしても、美しさを目指すっていいことだと思います。
美しさだけでなく、おいしさでも、心地よさでも、操作性のよさでも、どんなジャンルでも同じです。
よきもの、みんなが幸せになるものに向けて、前に進むということは無条件でいいことだと思います。
それぞれができるレヴェルは、その人の器によって違うわけだけど。
・・・なんてことを考えました。いいものを見ると、自分もできる最大限をやろう、やらねばならん!! と思います。
華道展を見せていただいて、とても感謝しました。<(_ _)><(_ _)>
「華道京展」は4月2日まで大丸京都店6階の大丸ミュージアムで開催されています。
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(2013-03-29)
2013年3月 29日, dans 京都 花 | lien permanent