■ NHK文化センター講座で「ジャッジョーロ祇園」のコース |

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●ウフ ア ラ コック 伊勢海老と天然クレソン
●パルマ産生ハムと京菜園のサラダ 柑橘の泡で
●白子のムニエル 春キャベツのスープを仕上げに
●京丹波牛ロース肉 カフェ・ド・パリ
●グアンチャーレと玉葱のアマトリチャーナ
●さわらの真空調理 椎茸とトマトのソースで
●ソルトブッシュ(仔羊)ともんごいか
●ローズとホワイトチョコレートのデセール
●ローズ入りアイスクリーム
●ハーブティやカフェなど、食後の飲物
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ソースアメリケーヌで風味付けした卵です。甲殻だしが効いてじわじわ旨っ。
これぞ「ジャッジョーロ祇園」のスペシャリテで、使われているハーブや野菜は20種類ほど、そこに生ハムの塩気、そこに柑橘(たんかん)の酸味が添えられます。
倉敷の藤原ファームのハーブもたっぷりと。昨年農園見学にも出かけたところです。
倉敷の藤原ファームのハーブもたっぷりと。昨年農園見学にも出かけたところです。
雲子にくみ上げ湯葉、そこにキャベツのスープというかピュレに近い濃厚なスープ。芽キャベツの中にオリーヴオイルで、香りを添えてありました。
これもお手間入りの一品でした。カフェ・ド・パリというのはかなり濃いソースをかけて焼く肉料理ですが(パリで生まれたものではない)、この濃いソース部分を丸いクロケットの中に閉じ込めて、割ってちゅるーと出てくるのをからめもって食べるというものでした。クリーミーで少しピリっともして、ものすごく複雑な味。強烈なおいしさでした。
豚のほほ肉塩漬と玉ねぎのトマトソース味のパスタに、うすいえんどう豆の泡で風味づけ。えんどう豆じたいも添えられて、すごく春の味。
このさわらの食感が、生なようで火が入っていて柔らかで、いかにも今風でした。香りも生きて旨さじんわりと。銀あんのようなソースは椎茸の香り、トマトの旨み。生姜も効いていました。いろいろがそこはかとなく響き合い、結局すごくおいしかった。
舌ざわりやわらか、これもじわーっと火を入れた羊肉。おいしい羊とわかります。わたし自分で羊を選ぶことは決してないけれど、出てきたら必ずいただきます。モンサンミッシェルの海辺で育った羊ですから、いかと合わせてあり、そしてレモンのコンフィもアクセントに。羊のジュと合わせたもんごいかのスミのソース。本当に技ありと思いました。
●パンはいつも通り、吉田さんのパン。これもすごくおいしかったです。

メレンゲの球体の中に、白チョコレート、上にいちごとローズのコンフィチュール。シェフから「ホワイトデーに皆さんに」だって。かわゆ。ローズは無農薬、食用のバラです。「パティスリー オ・グルニエ・ドール」のローズロワイヤルと同じバラですね。(わたしの新刊「京都の甘いもん」の裏表紙をご覧くださいー!)
白ワインとヨーグルト入りの、非常に軽やかなアイスクリームです。ばらが香りました。すごかった。
カフェも選択可能でしたが、「ティサネリーア」です。ここではハーブティいただかなければー!
■ 以上のようなコースでした。すごくお手間かけてくださったことがわかりました。藤岡健太郎さんをはじめスタッフの皆さんに御礼申し上げます。参加者の方々もありがとうございました。
場所は京野菜がたっぷりのイタリアン、「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都 」でした。もうすぐお昼コースの内容もリニューアルされるということでした。本来のお料理もいただきに伺います。<(_ _)><(_ _)>
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(2013-03-15)
2013年3月 15日, dans ●NHK講座京都 フレンチ 2013~ | lien permanent