■ 春の始まり@「祇園にしむら」 |
■ コース全編、春の訪れを感じさせた2月後半の「祇園にしむら」さんです。この筍とふきとたらこ、後に大根。穏やかな優しい味がしみていて、筍の繊細優美な舌ざわり、品のある味、ふきのとうも、大根も、ほんと~~においしくいただきました。
■ こちらではすべてのお料理、少しもがんばった感がないのだけど、余裕のあるおいしさといつも思います。
以下順番にいきます。●胡麻豆腐
●お椀は雲子、下に大根、中に焼き餅
●お造りは鯛、とろ、うに
●鯖寿司
●八寸:からすみ、子持ち昆布/お浸し(春菊、せり、うど、ふきのとう)/のれそれ/たまご、こっぺ蟹の卵入りのかまぼこ、菜の花辛子和え
●すっぽんのスープ、汲み上げ湯葉
●焼物はまながつお、堀川ごぼう、きんかん、れんこん
●焚き合わせは筍、ふき、大根、たらこ
●少し長めに昆布締めした鯛を味見させていただき、
●ご飯です。中は・・・
●白魚入りのかき揚げのだし茶漬け
●と、香の物
●黒豆アイスクリーム/小豆、白玉、いちごなどの小さな甘味
■ まずペリエ(どこでもわたしはこれでスタート)、その後、熱燗といただきました。すべてのお皿が、そこはかとなくて、しかしものすごくおいしいです。お造りがいつもおいしいが、この日は特別強烈美味でしたし、焚き合わせなど、熟練の味と思いました。あ、お造りの鯛は、昆布締めしておいておいたものも少し味見させていただきました。ねっとりうまうま、旨みがあふれ出すようでした。
■ 店主がおっもしろいのもいいです。西村元秀さん、カウンターの向こうでしばしばふざけていて、こちらはゲラゲラ笑い通しです。でも料理に対してはすごくまじめなのです。「おいしさにはたねも仕掛けもあります」って言うの。すごく細部まで気を使って丁寧にやっている、その一端を、尋ねれば教えてくださったりします。やっぱり技術の集積でこのおいしさが生まれているのだということがわかります。
■ 一緒にいただいたKさんに感謝いたします。<(_ _)> <(_ _)>■ 「祇園にしむら」
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(2013-02-19)
2013年2月 19日, dans 京都 和食13前半京都 祇園にしむら | lien permanent