■ 「水円」の新しい夜コース |
■ ふふふ、先週のある晩、こんな肉をいただいたのです♪ 和食のコース中の牛肉です。春のにがみと共に。これはメイン料理です・・・順番にいきます。
■ 下河原通に昨年10月に開店した「水円」さん、その時いただいたのはこのコースでしたが、先頃からひとつ上の、1万円のコースも始まったということで、それをいただきに参りました。流れは変わりませんが、品数やら使われる素材(たとえば上の牛肉)やらで変化をつけていることがわかりました。
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●紫蘇香煎
●飯蒸しの包みと共に食前酒
●先付 飯蒸し からすみ、つくし、わらび
●向 平目の薄造り/貝集め(たいら貝、赤貝、とり貝)
●椀 蛤スープ、蛤身蒸
●盛り合わせ 椿寿司、寄せ小豆、スモークサーモン酢蓮根、
飯蛸、とこぶし、白和え
●主皿 (3種類から選択で)牛ロースにがみ巻き
●おしのぎ うるい胡麻よごし/葛素麺 土佐酢
●強肴 鯛 豆富 酒蒸し
●止椀 蓮根粥
●菓子 焼れんこん、お薄
*********************************************************●紫蘇香煎でようこそと迎えられます。
●飯蒸しが包まれて供されます、これはひざ掛けに使っていいのです。食前酒をひと口いただき、先付の飯蒸しの包みをほどきます。
●先付 飯蒸し からすみ、つくし、わらび。
飯蒸しひと口で温まります。●向 平目の薄造り/貝集め(たいら貝、赤貝、とり貝)
向付は、1万円コースでは2種類で、これはひと皿め、ひらめです。ぽん酢で、芽ねぎを巻いたりしながらいただきました。●2皿めの、「貝集め」です。たいら貝、赤貝、とり貝。貝のおいしさ満喫のお皿でした。食感、口当たりが違うもの3種類でいい調和でした。
●椀 蛤スープ、蛤身蒸
はまぐりしんじょうにはまぐりみっちり、スープもおいしさがたっぷり染み出しており、こちらもまた貝のおいしさを満喫できました。●盛り合わせ 椿寿司、寄せ小豆、スモークサーモン酢蓮根、飯蛸、とこぶし、白和え
じっくりはまぐりのおいしさを味わった後には、いろいろな味が盛り込まれた楽しいお皿がきました。椿の葉のお寿司はさよりが合わされていました。日本酒飲む人はこれできゅっきゅまた飲むだろうなあ。(^o^)(^o^) わたしはすごく酒飲みではないけれど、これらの取肴がお酒に合うことはよくわかります。白和えは、さつま芋レモン煮、干し柿、くるみ。上の黒い粒粒は、大徳寺納豆ではなくて、レーズンでした!●主皿 (3種類から選択で)牛ロースにがみ巻き
冒頭に出したお皿です。香ばしい肉に、春のにがみを巻いていただきました。添えられた春のにがみは、酢取り茗荷、素揚げしたふきのとう、ぜんまい。外はまだ寒いけれど、春はもうすぐやってくるのだー。他に、合鴨くわ焼き/河豚白子塩焼きという選択肢がありました。●おしのぎ うるい胡麻よごし/葛素麺 土佐酢
肉のあとにさっぱりしたもの2品。これも、1万円コースのみ2品だそうです。葛製の細い麺はするすると食べやすく、うるいは食べ心地がいいです。胡麻がすごくいい香りで。●強肴 鯛 豆富 酒蒸し
これは、鯛のおいしさ全開状態でした。スープおいしい・・・そして、豆腐が、主張しすぎず鯛のおいしさを引き立てるといった風情で、ものすごくおいしかったです。●止椀 蓮根粥
れんこんをすりおろしたものが入ったお粥。とろり度が上がる分、すごく熱くて、身体が温まりました。それと、お漬物がまたわっと思うほどおいしかったです。かぶら、菜の花、山うど。春らしかったし。●菓子 焼れんこん、お薄
焼れんこん、これはこちらのスペシャリテですね。不思議な食感の、忘れられないお菓子です。温かくて、今の時期とりわけおいしいと思います。
すごく充実したコースでした。品のいい、調和のいいお料理。これで1万円て価値ががあります。席もゆったりと、会食にすごくいいと思いました。■ 総料理長の岩崎武夫さんのもと、料理長をつとめる藤井孝之輔さんです。感じのいい人です。34歳だって。いいなあ♪ 若くて、これだけ技術があれば頼もしいです。
また友達誘って伺いますー!
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「水円」 電話 075-551-0035
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル西側
(上弁天町446)
11:30~15:00、17:00~21:00
(おもたせ販売は11:00~19:00)
水曜休み
1階 26席、2階 40席
全席禁煙
2012年10月1日開店
http://suien-kyoto.jp/
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(2013-02-11)
2013年2月 11日, dans 京都 和食13前半 | lien permanent