■ 季節のパティスリ その1「パティスリー タンドレス」 |
■ 「パティスリー タンドレス」、熱中するおいしさで、わたしのPCではすでに「ぱてぃたん」で単語登録済み!! 週に3日間のみの営業、街なかからとーーーい、行ってもしばしば売り切れており、欲しいお菓子があるかどうかはわからん。。。しかし、パティスリ好きなら万難を排して行くべきお店です。もうれつおいしいから。香りがいい、食感がいい、緻密な構成で、なぜこの組み合わせがなされたかが、食べればわかるというお菓子なのです。芸術よ。シェフは山口貴之さん、販売とサーヴィスの、母上の明子さんがまた朗らかですてきなお人柄。それからお店の電話の呼び出し音が「森のくまさん」なのです。お菓子の張り詰めた完璧さとはあまりのギャップで笑わせてくれていいです。
■ だいたい毎週水曜の夕方あたりにメニュー表がHPで発表されます。それを見て、次の週末は何があるかわかるのです。季節ものは2週3週と続けて登場したりもします。これはその季節もので、「アルデショワ」といいます。650円。栗の産地として名高いフランス、アルデシュ県 Ardeche をそのままお菓子名にしたものです。いま確かめたけれど、アルデシュの栗、というAOCまであるのですね。AOC=アペラシオン ドリジン コントロレ=原産地統制呼称です。わたしこの「アペラシオン ドリジン コントロレ」を声出して発音するのが好きです。すっごくフランス語ぽい響きだからー♪♪
■ で、これが、品のよい栗の香りとこくのあるおいしさを凝縮したムースで、もう、どうしてくれる?という感じで、うっとりしみじみ、おいしさに酔うといった感じなのです。合わされているのはヘーゼルナッツのビスキュイ、サクサクのメレンゲ、濃い栗のクレーム。季節のおいしさがここにあると実感しつつ大切にいただきました。
「パティスリー タンドレス」
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(2012-11-09)
2012年11月 9日, dans 京都 スイーツ | lien permanent