■ 新しい料理店、下河原通の「水円」 |
■ 下河原通の、八坂神社の鳥居から下ルです。以前「京玄庵」という蕎麦と料理のお店だった跡に、10月1日、「水円(すいえん)」が開店しました。おめでとうございます。<(_ _)><(_ _)>
■ 総料理長が岩崎武夫さん・・・30年の長きにわたって、「和久傳」につとめられ、総料理長としてお料理とおもたせの品をすべて見て来られた方です。円満退社なさって、お得意のおもたせの品を開発される予定でいらしたところに、この料理屋さんをやることにもなったということ。美しい館が、最適の人を得てものすごくよかったなあと思います。(でも和久傳さんにはどれほど引き止められたことでしょう。)
■ 温かな岩崎さん、わたし初めてお目にかかった時から大好きなのですが、「和久傳」を大女将の綾さんと共に引っ張って来られた方です。お料理がおいしいこと美しいこと創意工夫に満ちていること、よーくわかっているので、では新しいお店ではどんなかしらんと、ものすごく楽しみに食事に出かけました。
■ 昼2500円(税別)、夜7000円(税サ別)という控えめなお値段です。コース1種類ながら、主菜のお皿は4種類から選択可能です。
■ 神無月の夜の献立です。
************************************************************
●しそ香煎
●季節の飯蒸し(うに、ぎんなん)
●向 ぐじの細造り
●汁 合わせ味噌(くるみ豆腐)
●和え物 胡瓜、椎茸の胡麻和え
●主皿(以下の4種類から選択)
1合鴨焼目 大徳寺納豆ソース
2鯛米味噌漬け
3かます南部焼き
4鱧焼目、鯖酢〆
●おしのぎ もずく 土佐酢ゼリー
●鯛スープ煮 飛竜頭、茄子、冬瓜
●飯 梅しそぞうすい
●菓子 笹蓮根 御抹茶
************************************************************
●しそ香煎
●このように飯蒸しがふんわり包まれて出てきて、ほどいたら、ひざ掛けにするのです。
●季節の飯蒸し(うに、ぎんなん)
●向 ぐじの細造り
●汁 合わせ味噌(くるみ豆腐)
●和え物 胡瓜、椎茸の胡麻和え
●主皿(4種類から選択して、) 合鴨焼目 大徳寺納豆ソース
●おしのぎ もずく 土佐酢ゼリー
●鯛スープ煮 飛竜頭、茄子、冬瓜
●魯山人写しのお椀が供されて、
●飯 梅しそぞうすい
●きれいなガラスの器でお菓子が供されて、開けると、
●菓子 笹蓮根 御抹茶
■ 安心の味でした。気持ちがなごみました。とてもおいしくいただきました。飯蒸しのほんわかやわらかだったこと、うにもおいしかったー。細造りは加減醤油がかかっていて味わいほどよかったし、その後はさっぱり・・・そして主皿はわたしはもちろん鴨をいただきました。いつものお造りのスタイルを思わせる、水の流れのような盛り付けでした。土佐酢のジュレがからむもずくもおいしかったし、次の焚き合わせもサイコーでした。あ、鯛をスープで煮たものではなく、鯛スープで炊いた野菜です。まんまでいただいてもものすごくおいしかったのに、そこに白味噌の柚子味噌がついて、これがはんなり優しい味で味噌だけでも止まらん。お皿なめたかった~。
■ 最後の華麗なお椀での梅風味のぞうすいですっかり幸せな気分になりました。もうサイコー\(^o^)/\(^o^)/ どのお皿も品よくおいしく、同時に食べ応えもありました。安心できるお料理がお値段控えめで場所もよしと。これは人気のお店になりますね~\(^o^)/\(^o^)/
■ 食後のお菓子は、和久傳ファンなら見覚えがありますね♪ 看板のれんこん菓子「西湖」・・・のようでいて、しかしこれはまた違った素朴な味のものでした。まず笹の色が違うし、日持ちもしないということでした。
■ 店名の「水円」とは、水=井戸があり、よき水に恵まれていることから。円=「円山公園」の円、「円満」の円なのだそうです。
■ 広々として、ゆったり寛げるのもすてきでした。10月半ばにはおもたせの商品も揃うということで、次回また伺うのが楽しみです。
************************************************************
「水円」 電話 075-551-0035
京都市東山区下河原通八坂鳥居下ル西側
(上弁天町446)
11:30~15:00、17:00~21:00
水曜休み
1階 26席、2階 40席
全席禁煙
2012年10月1日開店
http://suien-kyoto.jp/
************************************************************
(2012-10-01)
2012年10月 1日, dans 京都 和食12後半 | lien permanent