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2012年9月29日 (土)

■ 新しいお店、 「野村松花堂」


6■ 9月半ばに開店した「野村松花堂」に伺いました。御幸町通押小路上ル東側・・・イタリアンレストラン「ビベロン」の跡です。エントランスはがらりと変ってこのようになりましたが、中は見慣れたインテリアです。
0■ このように松花堂弁当の形でフレンチの料理を出されるのです。オーナーシェフは野村佳文さんという方です。京都生まれ育ち、外国での修業(特にドイツ)が多く、今回のお店を始められる前は、祇園の「おくむら」さんで6年間修業されたそうです。
■ おひとりでも、サーヴィスの手間を最小限にできるようにとの意味もあり、ワンプレートの料理というコンセプトを初めから持ってらしたそうです。それが、デザイナーさんとのお話の中で松花堂スタイルが生まれてきたそうです。この手触りもいい正方形の松花堂のお弁当箱も、特注かと思いましたが、京都で調達できたということです。
■ 順番にいきます。お昼の松花堂2100円、“お箸で召し上がって頂けるフレンチ松花堂"とタイトルがつけられています。
1●茸のスープ ベーコン風味のカプチーノ仕立て
0_2■ 松花堂弁当の箱入りですが、4つの区切り全部に洋皿が収められていて、そこに前菜、サラダ、魚料理、肉料理といった風になっています。
●(左下)サーモンの幽庵焼き 九条ネギ
秋刀魚のコンフィと胡瓜
帆立貝柱と甘長唐辛子のマスタード和え
●(右上)明石産真鯛の炙りとミニ白菜、黒豆の枝豆のサラダ 柚子ドレッシング
●(左上)鰆のグリエ 玉ねぎのコンフィときのこのソテ バルサミコソース
●(右下)近江牛頬肉のマデイラとシェリーヴィネガー煮込み
白いんげん豆と伏見・辻農園の野菜を添えて
(以上に、バゲットも添えられました。)
3_24■ 2段構えのデセールが登場、
●(上)グレープフルーツのクレームブリュレ
●(下)長野産オーロラ洋梨とヨーグルトのソルベ
色々な秋のフルーツジュレと和梨のグラニテと共に
5■ 食後の飲み物は選べます。
●コーヒー又は紅茶、美山のブレンドハーブティーで、これはハーブティです。
■ とてもきちんと料理のできる方だと思いました。控えめな塩加減、ジャストな焼き具合、組み合わせの妙・・・と、技術もあり頭のいい方が、よく考えられたお料理です。どの品も過不足なく、きちんと味が決まっていました。軽やかで、すっきりいただけました。
■ 夜も、品数が増える松花堂のコースがあるほか、おまかせのコースもあるそうです。ワインリストも手ごろな値段で、リースリングかピノノワールとテーマを明確にされています。
■ できるだけ地産地消でいきたいということでした。食材だけでなく、飲み物もそうで、ノンアルコールのドリンクに関しても珍しいもの、試してみたいものがありました。
■ 時勢柄というのもあると思いますが、お昼とはいえ2100円という抑えたお値段で、このお手間はすごいと思いました。調理おひとりで何もかもというのは大変なことと思いますが、今後どうぞ発展なさいますように。
■ この日、連れて行ってくれたのは大塚祐也さんでした。感謝です。<(_ _)><(_ _)>
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「野村松花堂」 電話 075-251-0115
〒604-0943 京都市中京区御幸町通押小路上ル東側
11:30~14:00LO、17;30~22:00LO
火曜、第2木曜休み
23席、個室もあり
全席禁煙
2012年9月14日開店

http://www.nomurashoukado.com/
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(2012-09-29)

2012年9月 29日, dans 京都 フレンチ 2012~ |