■ ラウンドアレンジメント/クロード・ソーテの映画DVD |

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■ 最後、結局誰のもとにも落ち着けずほうり出されるような形のネリー(エマニュエル・ベアール)に、あー、と思うのだけど、でも人生ってこんなもんよなと思うのです。そんな映画のようにはうまくいかないわけよ。笑。しかし、エマニュエル・ベアールはこの映画で、もうれつきれいなのです。Un coeur en hiver(愛を弾く女)でもきれいだったけれど、こちらの方がわたしは好きだなあ。
■ アマゾンで入手できたのです。以前、10年くらい前、有楽町のビックカメラで買うつもりで手に持っていたのに、その日に限ってレジがひどく混んでいて買うのを諦めた。その時なら簡単に2,3千円で買えたものを、今は5000円近く払っての入手でした。でもうれしいわー。
■ せりふをわたしすみずみ覚えていて、今回ものすごく久しぶりに見たのに、一緒にしゃべれるくらい覚えてた。好きな映画は繰り返し見るものです。フランス語の勉強のためにやったことではないけれど、結果的に自分に残るのは好きで何度も聞いたり口ずさんだりした言葉だけですね。
■ 白状すると、このネリーちゃんにわたしあまりに感情移入して、このドレス、アニエスbのなんだけど、レアールのお店で似たのを買ったりしたの。はずかしー。あの時は着られたのよ、わたしも細くて。
■ 今後は・・・好きの意味が違うけれど、わたしエリック・ロメールの映画をやっぱり手元に欲しいなあと思います。15回も見てないけれど、「満月の夜」が本当に好きで。せつない映画なんだけど。主演のパスカル・オジェは確かこの映画に出た後に20代半ばで死んじゃうし。
■ それとフランソワ・トリュフォーだなあ。甲乙つけがたく全部好きだけど、繰り返し見たのは「アメリカの夜」かしらん? 「(いろいろなことがわき起こって混乱する)実人生と違って、映画は列車のようによどみなく進む」って、監督がジャンピエール・レオーにさとすのが忘れられない。これは、後でゴダールがトリュフォーに「何言うとるねん?」と因縁つけていったせりふだと、つい先日、「ふたりのヌーヴェルヴァーグ:ゴダールとトリュフォー」(だっけ?)って映画で知って驚いたのだけど。
■ あー、きりがないです。家にたてこもってばかりなので、仕事の合間についネットでフランスの映画サイトとか見ちゃって、映画のこと思い出して思い出していけません。京都に来られてこれ以上ないほどうれしいと思っているのに、同時に東京へもやっぱりしばしば行きたいようとかパリに行きたいようとか、「ここではない彼方」に憧れるの、全くしょうがないと思う。(-_-;)(-_-;)
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(2012-04-01)
2012年4月 1日, dans 京都 花★映画 | lien permanent