◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■ 撮影終わりました<(_ _)> | トップページ | ■ 「フリップアップ」のピッツァ風のパン »

2012年2月21日 (火)

■ 新しいフランス料理店、「MOTOI」(モトイ)


1■ 1月31日に開店された、「MOTOI」さん(モトイさん、綴り、本当は「I」の上は点ふたつのトレマです。このままでは実はモトワと読めてしまう)、前田 元(まえだ もとい)さんのお店です。富小路通に威風堂々たるエントランス、よくまあ、こんな贅沢な空間が実現できたなあと、まずは驚嘆しました。
2■ 広い広い、かつて呉服屋さんだった純粋日本家屋です。それを、6部屋分と1階の天井をぶち抜かれたそうです。靴で入れるレストランです。(ポイント高し。)こちらに28席、すごくゆったりしたスペースです。
3■ 中庭の奥に見える蔵の中に、8席のテーブルが1卓あり、集まりができるようになっています。
4■ カーヴはこんな。もうもう、広さと美しさに圧倒されました。億の工費がかかった?なんて思ったくらい。
01■ さて、ディネはコース1本で、13650円です。(サーヴィス料別。)こんなでした。
5a■ わたしが心奪われたのはこの魚料理です。ひらめ、皮がパリパリパリで、中は実にしっとり、フュメに、なんとかぶらのおろしが合わされて、和食のお椀のみぞれ仕立てのようでした。野菜の味も濃くて実に調和のとれたいいお皿でした。泡泡は、セロリのエスプーマ。
6■ もとはこのようなフォアグラ料理だったのを、
7a■ わたしはフォアグラをいただかないので、ほっき貝と白アスパラガスに変えていただけたのもありがたいお心遣いでした。(わたしフォアグラとかあん肝とか、アブラの塊を食べるのがしばらく前からすっかりつらくなっていて、食べてもごくひと口です。すみません。)
■ フロマージュのお皿(エポワス、フルムダンベール、コンテの24か月)が完璧でした。
■ シェフの元(もとい)さんは、京都や東京のホテルの中華料理でキャリアを始められたそうです。中華で合計10年。もともとフランス料理志望でいらしたので、決意してフランスに修業に出られたとのこと。いくつかの地方、いくつかのレストランに勤められ、帰国後は京都ホテルオークラの「ピトレスク」、大阪の「Hajime」などにいらしたということです。中華色はコースの中でも表われていて、豚バラ肉の広東風焼きものだとかすっぽん料理などが供されました。
■ 「シェフとして突出するのではなく、全体のチームワークを大切にして仕事をしていきたい」と元さん。強烈でアタマがいかれているようなタイプのシェフとは正反対の、温和な方です。
■ シェフと共に、マダムのあかりさん、支配人の中村尚一郎さんの、ものすごく感じのいいこと。申し分なくいい方々。お話ししてとてもなごめました。
■ お料理に、発泡水(わたしはペリエ、もうひとりはサンペレグリーノ)、シャンパーニュとワインをグラスで1杯ずついただき、お会計はひとり18910円でした。お昼だと4725円からお料理があるようです。
************************************************************
「MOTOI」(モトイ)電話 075-231-0709
京都市中京区富小路二条下ル西側(俵屋町)
12:00~14:00、18:00~20:00
水曜終日と木曜の昼休み
テーブル28席、蔵に集合テーブル8席
全席禁煙
2012年1月31日開店

http://www.kyoto-motoi.com
************************************************************
(2012-02-21)

2012年2月 21日, dans 京都 フレンチ 2012~ |