◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

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◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

2011年12月31日 (土)

■ 12月の「La Biographie」


■ アップを急ぎます。12月半ばに訪れたフランス料理「La Biographie ラ・ビオグラフィ」です。9月のオープンから5回目の訪問です。
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●ラディッシュに黒オリーヴを刻んでかけて、土から出したイメージのアミューズ。
●堀川ごぼうのロワイヤル 中に椎茸のクレームも。
●いつものパッサールたまご ただし卵じたいはいつものではなく、鹿児島の白い卵。
●香住のずわい蟹 赤かぶで巻いたもの、キャヴィア。
●ガルビュール・ベアルヌ・・・定番野菜のお皿に、スープ付。
●金目鯛の蒸し焼き かぶのソース、かぶの葉のソース。
●北海道の牛肉の100分グリヤード きんかん、菊芋。
●フロマージュ:ポンレヴェック、ブリアサヴァラン、状態よし。
●洋梨のグラティネ、(わたしはショコラもの)
●カフェや日本茶など食後の飲み物
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1_2■ 蟹の身を赤かぶで巻いてあります。これは鮮烈なおいしさでした。
2_2■ 赤ワインいただきました。ここではもちろんブルゴーニュです。
3_2■ 野菜を30種類ばかりも合わせた独自の定番ガルビュール・ベアルヌです。
4_2■ ソースに隠れた中身はこんな。
5_2■ 野菜のスープが今回から復活してよかったです。
■ 肉のグリヤードは、多分初めて牛肉? ヴィ・ザ・ヴィ時代に牛肉を、わたしは食べたことないような気がする・・・あるかな。食事のコースではなく、料理教室の時に食べたかな? 変化をつけて今回は牛肉ということだったと思うけれど、いつでも鴨でわたしはOK・・・いや他のお客さまは他の肉も食べたいかな。
■ とにかく料理は大丈夫です。どんどんよくなっていると思います。繊細優美で、素材の持ち味を想像できるより以上に引き出していて、実に美味なことは確かです。中には強烈に旨かったものもあります。まあ後は、他のいろいろ全部をよくしていったらもっとよくなります。(当たり前だ。)まる4か月で、安定してきたのではないでしょうか。引き続きしっかりやってください。
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(2011-12-31)

2011年12月 31日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年12月29日 (木)

■ おいしかった、雰囲気もよかった、「ジャッジョーロ祇園」


■ いやー、すごかったです。祇園のこんな場所にこんなに居心地のいいお店ができたとは。粋だけど気楽、お値段明記&控えめで、お料理のクオリティがよくて、すごーくいいなと思いました。 「ジャッジョーロ祇園」 といいます。同じ建物に2つのお店・・・末吉町(横の通り)に面してショップ「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」があり、切り通し(縦の通り)に面して「ジャッジョーロ祇園」のエントランスがあります。それが秘密の入り口って感じなのです。建物よくぶち抜かれました<(_ _)><(_ _)> 数年前、「新山」というお店だったところです。
■ 「ジャッジョーロ祇園」は昼夜共に営業、今日お見せする写真は夜のアラカルト料理です。
1■ まずアミューズでたまごの一品。どこかで見覚えがある気がしたのですが、これは全然別のもの。中にフォアグラが入っていたりします。2●ジャッジョーロ名物 摘みたてハーブと京菜園のサラダプレート 1100円
石割農園の野菜、オリーヴ牛、ほろほろ鳥、ほたて貝。
ガラス皿一面に野菜たっぷり、けれど肉や魚も合わせられていて、バランス絶妙と思いました。
3●オイルを絞った後のオリーヴの実を食べて育ったという牛肉(右下)おいしかったし、ほろほろ鳥やほたて貝も出てきます。お昼はサラダプレートどかーんというセットがあるようで、それ必ずまたいただきに行きたいと思いました。
4●吉田さんのパン2種 260円で、バターも添えられます。
5●まず具の部分が供されて、スープ登場だなと思います。
6●北海道産甘海老と京野菜の温かいスープ 1320円。目の前で注いでくださいます。
7●魚のアラ、海老の殻、あさりでとったスープがなみなみと注がれて、これが、強烈に魚介の旨み凝縮のおいしさでした。もううまうま絶句という感じ。北海道の甘海老とちりめんキャベツ入りで、スープじたいもおいしいが具も旨い。これは、ひと皿めのサラダと並んで必食です。
8●フランス シャラン産窒息鴨 2200円。メイン料理は牛も豚もあったけれど、鴨があれば鴨をいただく人生です。これが、生のような食感でいて、ちゃんと火が通っているという加熱具合、すごく今風です。添えられた安納芋も、ほっこりふんわり、塩気も適切で、このお皿、シンプルながら、もうれつにおいしかったです。9●ヴァローナ製ショコラのアイスクリーム、マスカルポーネと 630円。ショコラがあればショコラをいただく人生です。これも洗練された味でした。おいしかったなあ何もかも。
■ サーヴィスのふたり、見たことのある顔だな~♪と思ったら、「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」から、こちらに移っていらしたのですね。島野雄介さんと岡田 繭さん、いいコンビネーションです。にこやかで明るいから、サーヴィスされてとても楽しいのです。そして料理を担当するのは、藤岡健太郎さん、これがフランスで修業経験の長い人(数年)、今までこの方のルセットのお料理をいくつかいただいてきて、すごくおいしいって、わたしひっそりと知っているのです♪ この方はホテルグランヴィア京都「ラ・フルール」の、ちょっと頭がどうかしているシェフ(すごい褒め言葉です!)松勢さんと、フランスで一時期同じお店で修業されたこともあるということです。
10●ハーブティ 630円。緑茶、ジャスミン、ローズ、レモンヴァーヴェナ、レモングラス、ミント、オレンジなどなど。これはハーブの専門家でもあるサーヴィスの岡田 繭さんによるオリジナルブレンドで、いいバランスでいい香りのアンフュージオンでした。
■ 他にお客さまがいらしたので内観撮れなかったのですが、統一感のあるインテリア、優しいライティング、座り心地のよい椅子、なんだかひと味違うテーブルウエア・・・と細部までいい感じであったことを言いたいと思います。シェフの藤岡さんとサーヴィスの島野さんが、どうも好きにやったみたいよ♪ 話を伺えば伺うほど、すべてに細やかな気配りがされているのがわかり、ひとつひとつの選択も物への愛が感じられていいなーと思ったのでした。椅子を見つけられたという倉庫にわたしも行ってみたくなったし、撮影用によさそうなお皿、わたしも欲しくなりました。わたし次はサラダ山盛りデジュネに伺います。
■ そうだ、「ジャッジョーロ」という名前だけど、そして「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」と一緒にあるけれど、どうも料理はフレンチだったなあと後から思ったのでした。笑笑 わたしはおいしくて粋なフレンチ大歓迎です。\0/\0/ 京都で和食でなければほとんど激即でイタリアンに転んでしまいますが(それだけイタリアンは軒数多いし、おいしいお店があまたあるということ)、よきフレンチがたくさんできてくれたらいいなと常々思っています。
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「ジャッジョーロ祇園」 電話 075-533-7717
京都市東山区祇園末吉町切通し北東角
(入り口は切通し側)
11:30~14:00LO、17:30~22:00LO

火曜休み
年末年始は、31日昼まで営業、
1月3日は11:30~17:00営業、4日から通常営業とのことです。
1階カウンター8席、2階テーブル16席
全席禁煙◎
予約が望ましい
2011年12月22日開店
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(2011-12-29)

2011年12月 29日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年12月28日 (水)

■ 予告編:新しいお店です。


0■ さて、祇園にできた新しいお店のご紹介を次の記事でいたします。
こんな美しいサラダが出てくるビストロとは・・・?
こんな場所にこんなお店、と驚きます。すごく居心地がよくてお料理おいしかった・・・
ご期待を<(_ _)><(_ _)>
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(2011-12-28)

2011年12月 28日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年12月 1日 (木)

■ 「コテ・ビストロ」で熱々料理、最高のサーヴィス\0/


1_3■ 熱々のカスレをいただいたのです。11月の最後の方のあるお昼に、「コテ・ビストロ」で。がつんと食べ応えがあり、おいしかったわー♪ 岡部一己さん@「オーグードゥジュール」(他、数店舗あります)がご出張で京都にいらっしゃったので、大喜びでデジュネをご一緒させていただきました。デジュネの簡単なセットではなく、シェフの志賀博史さんとサーヴィスの石井直毅さんに、「特別な方がいらっしゃるから~」とちょっとゴネゴネとお願いをして、軽めスペシャルを考えていただいたのです。(お昼に少し夜っぽい注文も可能なわけです。)
2_2■ シャルキュトリの盛り合わせ。
3_2■ フォアグラとりんご、ポルト酒のソース。(わたしはフォアグラはひと口だけ。)
4_2■ アンディーヴと胡桃のサラダ、ゴルゴンゾーラのヴィネグレットソース。
5_2■ 冒頭のカスレを分けたところ。
6_3■ 丹波地鶏のロースト。
7■ タルトタタンと、
8■ パリブレストならぬ、「パリ京都」を食後にいただきました。カフェと共に。何もかも、完璧のぺき子ちゃん状態においしかったです。
9■ 見てよ♪ サーヴィスのプロ中のプロ、岡部さんが全部分けてくださったわけ。お店の石井さんのサーヴィスに加えて、テーブルでは岡部さんのサーヴィスを受けられて、わたし得過ぎ、もうれつ幸せでした~(自慢ごめん<(_ _)>)
■ 岡部さんは前髪をおろしていたら若く見えると思いませんか?(ちなみにこちらは2009年7月、麹町のお店で。)もうめちゃくちゃに感じがよくて、サーヴィスの鑑とはこの方のことを言います。時間や場所約束のやりとりの段階からサーヴィス精神を最大限に発揮、人を気分よくさせる、絶妙なお気遣い~と感動しっぱなしでした。
■ こんど東京に行ったら、岡部さんのお店に行きたーい!おいしいこと、居心地いいこと、それぞれのお店に特徴があってすてきなことを思い出して、あー、東京すてき♪と京都駅前で強烈に思いました。また行きまーす\0/\0/
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(2011-12-01)
■ 11月分、掲載しきれていないものがまだまだあり、12月初めになりましたがまだ頑張ります。頑張りきれなかったらごめん。でも待っていてください。おいしいお店、季節の話題が多すぎるのです。

2011年12月 1日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年11月18日 (金)

■ 料理がとびきりおいしかった「La Biographie…」


1_3■ ボージョレ・ヌーヴォーを少し味見させてもらいました。これはまあ爽やかなジュースという感じで、季節のお祝いですね。
2_2■ 白にシャサーニュ・モンラシェ 2006年、
3_2■ 赤はヴォルネイ 2009年、もちろんブルゴーニュワインです。こんなのをいただきつつ、11月の「La Biographie…」のコースを楽しみました。わたしにとっては4度めの訪問。料理に関しては大丈夫と信頼しているのだけど、まだまだスタートしたてのお店ゆえ、一抹とか二抹の不安の気持ちも抱えて出かけたのでした。(わたしが心配することもないのだけど。)それに今日は東京からいらっしゃるお姉さまたちも一緒です。「シェフうまく料理出しておくれよ~」と祈るような気持ちでテーブルに早めについて、お姉さまたちの到着を待ちました。
4■ 温かいアミューズでスタートです。バターナッツのロワイヤル仕立て。安納芋のピュレ。ふわふわの泡。温まって、ほっとして、不安は消え飛びました。
56■ いつもの定番たまご。わたしがいつも10個食べたいと言うやつ。スパイスが効いて、けれど甘くて、とろっとしていて、はかなくて、実においしい。やっぱりこれ10個、5個でもいいわ、たて続けに食べてみたいと思う。
78■ ずわい蟹です。カリフラワーのソースとよく合ってました。アマンドの泡、アマンドを刻んだもの。少しマサラ風味。キャヴィアの食感と塩気がまたいいアクセントになっていました。
9■ 朝採りの野菜20種類くらいのbeurre-salé 。 それぞれの野菜の香味がくっきりと立ち上がりました。彩りも味わいも鮮やかだったお皿。
10■ 魚料理に、やがらです。上にブリオッシュの細かいのがのせられて香りと食感を添えています。火の入り方絶妙。白と赤のビーツ、薄いのはかぶ。かぶのソース。
11■ そしてついに出てきました~、100分グリヤードです。鴨はいつも通り、シャランデです。=シャラン産の、ビュルゴー鴨。こうして切り分け→盛り付けの前に、プレゼンしてもらえました。だんだん本領発揮してきたなー♪ よかったです。
12■ しばらくの後、切り分けられた鴨のお皿が出てきました。ロースト赤かぶ、ローストオニオン添え。シンプルなジュのソースが目の前でかけられました。「肉にも気づかれぬよう」じっくりじわじわと火を入れられた肉質の柔らかさとなめらかさを楽しみました。さすがのおいしさでした。
13■ フロマージュ3種類。ブリア・サヴァラン、ボンレヴェック、コンテ(18か月)。かつての「ヴィ・ザ・ヴィ」のシャリオのサーヴィスを覚えているだけに、もうちょっとフロマージュが欲しいなあと思うのですが、そのうちここでもまたシャリオで切り分けスタイルにするみたいです。それを楽しみにいたしましょう♪ このお皿の中では、ブリア・サヴァランがとりわけ美味でした。
14■ デセールは柿のカルパッチョ仕立て、上にヴァニラのグラス、ショコラのソース少し。
15■ 食後の飲み物は日本茶をいただきます。以前のようなフレッシュなハーブのアンフュージオンを待つぞわたしは。
16■ お茶菓子に・・・フィナンシエやら胡麻のテュイルやらレモンケーキやら、焼き菓子がいくつかあったけれど、わたしはこれ以外何も要らんかったのです。(ごめん<(_ _)>) 待ちに待ったショコラ摂取をこれで。ガナッシュを冷たくしたもの、すっごくおいしかったのです。だって、デセールは大抵ショコラなのに、この日はショコラではなく、ゆえにわたしのショコラ摂取量は圧倒的に不足・・・なことをシェフもわかっているだろう~~! それでわたしおかわりを所望・・・がばーっと出してくれるかなあと期待したけれど・・・そう甘くはなかった~。いやいや、ひと匙でもありがとう。<(_ _)><(_ _)>
■ まあとにかく、料理はどれも的確に決まっていました。シェフ大丈夫だと思えました。初日より1週間後、それからひと月後、今回と、どんどんお皿に余裕が出てきているのがわかって、食べながら安心できました。
■ ただ、ひとりではできない仕事だから、まわりのスタッフの皆さんを大切にして、ちゃんと助けてもらうんだよ、と、引き続きねーさんのように思いました。だっておいしい料理をこれからもずっと食べたいもんね~。
■ 一緒に楽しんだのは京都病ヒロコさん、まゆみさん=以前東京で講演会を聴きに来てくださった方々(講演会:シェフの滝本将博さんと、「木乃婦」髙橋拓児さん、「京都ネーゼ」森博史さんとわたしの4人で座談会)。そしてそれを企画してくださった京都市の岩城千恵子さんでした。楽しかったディネに感謝です。<(_ _)><(_ _)>
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「La Biographie…」 ラ・ビオグラフィ  電話 075-231-1669
京都市中京区衣棚通御池下ル西側 長浜町152
12:00~13:30LO、18:00~20:30LO
月曜・火曜休み
要予約 全席禁煙◎
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(2011-11-18)

2011年11月 18日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年11月 4日 (金)

■ 本当においしい「Kezako」、でも笑い過ぎ!


■ 「Kezako ケザコ」です。いい加減早くアップしないと、またStephanに怒られるわー(T_T)(T_T) ペラペラと関西弁が一段と(劇的に)上手になっちゃってる上に、イケズも絶妙、気の弱いわたしはやられっぱなしでした~(-_-;)(-_-;)~
■ いやほんと~にStephanの料理がおいしいのはわかっているのだけど、なかなかわたしも仕事のロケハンやリサーチ食事や季節物試食なんかが詰まっていて好きなお店に思うように行けないわけ。だから「ご無沙汰ごめんねー」って言ってるのに、「すっごい久しぶり」って100回くらい言うし、予約時も「場所おぼえてる? FAXしよか?」だとよ(-_-;)(-_-;)
■ しかし今回も目覚しくおいしかったコースです。独創性に満ちて、食材すごくたくさん使ってあって(だからメモするのが大変w)、でも味は破綻することなくばちっとまとまり、すっごい才能だなあと思ったのです。いや、外国語であれだけイケズ言えるだけでも普通じゃないわ。。。<(_ _)><(_ _)>
1_3■ 10月後半の夜のコースです。
新米のピュレとマスカルポーネ、上に〆鯖を炙ったもの、白と赤のラディッシュの、生と、赤紫蘇ヴィネガーでマリネしたもの、ジュレも。クレソン、オリーヴオイル、おろしたすだちの皮。ポップライスというか、ポン菓子みたいなパリパリのお米が上にのって、いいアクセント。いきなり目の覚めるようなお皿でした。こんなの他で食べたことがない。
2■ 寄るとこんな。
3■ いつものフォアグラコンフィ。フォアグラ+奈良漬に、南国フルーツソース。
まーこれ、何度もいただいているし、メモせず写真撮っていたら、「書かないの? 興味ないの?」とゆわれたー!(-_-;)(-_-;) よく見てるんだ。覚えているってばー(-_-;)(-_-;)
4■ 尾鷲の手長海老ロースト かぼちゃピュレ、海老の殻と赤ワインで作ったソース、オレンジとビターショコラの風味も。(すごい!!) 海老の上から、、オレンジの皮の粉末と大徳寺納豆粉末。
いやこれも強烈おいしかった・・・しかし書かないといけないことが多いんですけど・・・。
「あなたライターでしょ? 書くの仕事でしょ? 書くことないとクビね。だから書くことたくさんある、いーじゃない? たくさん書いたら、サイトも楽しいでしょ? 」とゆわれたー! (-_-;)(-_-;)
5■ スープ:温かい栗のスープに、丸いのが冷たいカフェオレのムース。橋みたいに渡されているのがパリパリにローストされたカンパーニュ。上にヘーゼルナッツ。スープはへーゼルナッツのオイルで香り付け。添えられているのが椎茸。
クルトン割りつついただきます。すごく香りのいい料理。スープだけど食感で印象に残る料理。色の調和もきれい。そしてStephanはマロンとシャテーニュの違いを話してくれました。
6■ 鮎料理 ルッコラ 水菜 からし菜で作った緑色のソース。これも名物。鮎の骨の方はパリパリ、身の方はしっとりうまみたっぷり。下にじゃがいものガレット。これも定番の名作。
7■ 仔牛ロース肉 背中。生へしこ(鯖)入り、まわりだけ湯煎で火入れ、下にポレンタ。ロースト野菜 上賀茂や大原 や静原のもの。ジロール。ソースは仔牛肉のjusと、へしこの骨で取っただしで泡仕立て。肉のおいしさと食感、肉と他の素材との調和、付け合せ野菜のおいしさ、ソースがからんでまた風味がよいこと・・・何もかも、本当によくできたお皿です。ものすごーーーくおいしいと思いました。思い出しても、リアルに感動がよみがえるおいしさでした。あーStephanすごいと思う。イケズもまあしょうがないかと思う。いつもわたしこのパターンだ。傑出した才能を持つ人にイケズされてぶんぶん怒るのだけど、仕事のすばらしさに結局無条件降伏になりダマるしかないという。なんでこのパターンが多いのか? なんで何かが突出してできる人はイケズだったり人間が壊れていたりするのか? わたしはしばしばこの手の人たちに振り回されている人生です。
「なんとかしてよ~ステファン。わたし静かな人生を送りたいんだよ~」と訴えたら
「人のせいにすんなよな」とゆわれたよー。ひえー(*_*)(*_*)(しかし笑いくずれました。)
この貴重な言葉を控えておこうと、
「人のせいにすんなよな」とノートに書いたら、今度は、
「何でもかんでも書くなよな」とゆわれたー (-_-;)(-_-;)(-_-;)
さっきは「書かないの?興味ないの?」とゆってたくせにww。
まー、気を取り直して、デセールをいただきます。
8■ いちじくのミルフイユ。サクサクの生地の下にカスタードクリーム、またサクサク、その下に、生いちじく、蜂蜜、オレンジの花の香り。
いちじくと赤ワインのソース、レモンと紅茶のソルベ。
9■ 構成がわかるようにちょっとずらしてみました。
でも見つかってしまって「何してるねん?」とゆわれたー (-_-;)(-_-;)
あーこわ~と思いつつ食べたんだけど、しかしいちじくのおいしさ全開で、おいしかったです。
10■ アンフュージオンと小菓子でご馳走さまでした。
11■ Stephanお見事でしたー! 料理もお見事、イケズもお見事。ほんと笑い転げておいしかった夜でした。あれだけ料理の技術があって、話術もあるって稀有なことだと思います。ものすごく頭いい人なんだな~と思う。普通じゃない。いつも目の覚める思いをします。
一緒に食べた医療関係者の方々=Mさま&Mちゃんにも感謝。
また伺います。(本当だってば~。)
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「Kezako ケザコ」 電話 075-533-6801
京都市東山区祇園町南側570-261
(東大路通 安井交差点 西入ル北側)
12:00~13:30LO、18:00~21:00LO
水曜、第4火曜休み(祝日の場合は営業も)
カウンター10席、2階テーブル12席 全席禁煙◎
要予約
昼3990円、5250円、夜8400円、12600円
2006年12月開店
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(2011-11-04)

2011年11月 4日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年10月25日 (火)

■ 「La Biographie」 10月のディネ


■ 9月3日に開店した「La Biographie ラ・ビオグラフィ」、3度めのディネの記録です。10月前半に伺いました。11500円税込み・今のところサーヴィス料なしのコース1本です。
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【2011年10月のディネ】
●鯖のマリネ 炙り 胡麻の香り
●ヴァニラの香り 薩摩芋ピュレ
●里山の有精卵 エピスクリーム
●帆立貝柱 マドラス・エピス風味
●朝採り 旬野菜 ブール・サレ
●本日入荷の鮮魚 甘鯛 蒸し焼き 西洋葱/タイム風味
●鴨 胸肉グリヤード シンプルなジュ
●フロマージュ 熟成、ハード、フレッシュ
●ショコラブリュレ グラスヴァニーユ
●カフェ エクスプレス 小菓子
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1●鯖のマリネ 炙り 胡麻の香り
香ばしい鯖に胡麻の香りがまとわりついて粋なアミューズです。
2●横から。上にのっているのは柿のスライス。
3_2●ヴァニラの香り さつまいものピュレ
ヴァニラの華麗な香りで、さつまいもがおしゃれなスープになっています。
4●里山の有精卵 エピスクリーム
いつもの卵、アラン・パッサールさんから作ることを許された、アルページュ卵ですねー♪ メイプルシロップやら中国スパイスやらが効いたこの定番卵、わたしこれ10個食べたいんですけれどww
5●帆立貝柱 マドラス・エピス風味
帆立の香りのよかったこと、歯ざわり柔らかだったこと、ほんのり甘かったこと。もう10日もたっているのだけど、さっき食べたように、リアルに思い出します。
6●朝採り 旬野菜 ブール・サレ 
上にかかっているのはほうれん草の泡ソースです。よく見えないのでバラしてみます。
7●こんな感じで野菜30種類くらい合わされています。「ヴィ・ザ・ヴィ」時代、「ガルビュール ベアルヌ」として出てきたお皿ですね。彩り美しく、香りよく滋味あふれていました。ものすごく価値のあるお皿です☆☆☆
8●本日入荷の鮮魚 甘鯛 蒸し焼き 西洋葱/タイム風味
ソースは3種類、ポロ葱のソース、ビーツのソース、ヴァンブランソース。
9●この甘鯛の火の入り方が絶妙でした。やっと、ギリギリ火が入っているというところで、ものすごく身が甘くてとろっとしていました。これはおいしかったーーー\0/\0/
10●鴨 胸肉グリヤード シンプルなジュ
そしてメインは鴨肉ですね。シャランデ、それも最高のビュルゴー鴨です。しっとり柔らかで、肉質なめらか。おいしさをかかえ持って、肉料理はこうでなければと思います。あー、わたしこれ食べたらほっとします。添えられているのは玉ねぎのカラメリゼとじゃがいも。じゃがいもの下には根セロリのピュレ。
11●願わくば、天井の照明を何とかして~と思います。コントラストが強く出すぎます。もっと柔らかな光なら、もっときれいにおいしそうに見えるのにと思います。
(エラソーにごめん<(_ _)>) 112●ちなみにこれ、別の日に、撮影に出かけた時のものです。巨匠ハリーせんせのライトを拝借して撮ったもの。
12●フロマージュ 熟成、ハード、フレッシュ
ブリアサヴァラン、ポンレヴェック、サンネクテール。
13●ショコラブリュレ グラスヴァニーユ
デセールはとてもシンプルにショコラの香りを楽しめるもので、わたしは大満足。
14●カフェ エクスプレス
カフェ以外に、こうして日本茶も選べます。わたしは食後にたっぷりのアンフュージオンが大好きなので、お茶をいただきます。 
15●小菓子
ショコラとレモンケーキ。
■ 今はもうない「ヴィ・ザ・ヴィ」時代からこのシェフ(滝本将博さん)の料理は、わたしにとってはフレンチの中でもいちばん楽でおなじみのものです。もっと細かいことをシェフはやりたいんだろうな~って思うのですが、でもおいしいからわたしはこれで十分だと思う・・・でもきっともっと洗練度を上げていかれることは間違いないです。技術的なことは、ただもう誇らしいと思うし心配ないのだけど、ひとりでできる仕事ではないから、どうかスタッフの皆さん、シェフを助けてあげてください。<(_ _)><(_ _)> (ホテル時代は当然スタッフがたくさんいらした。)まるでねーさんのようだなわたし。・・・って、実は自分がおいしいもの食べたいだけなんだけれど。また来月も参ります。<(_ _)><(_ _)>
■ 一緒にいただいたMさんKさんにもとても感謝。たくさん話して楽しい夜でした。
<(_ _)><(_ _)>
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「La Biographie」 ラ・ビオグラフィ  電話 075-231-1669
京都市中京区衣棚通御池下ル西側 長浜町152
12:00~13:30LO、18:00~20:30LO
月曜・火曜休み
要予約 全席禁煙◎
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(2011-10-25)

2011年10月 25日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年10月11日 (火)

■ 卵と鶏で、親子2皿@「レジョン」


1_2■ 本当においしい上にサーヴィスも的確で安心、さらにお値段控えめ(過ぎ?)で、激しく大好きなフランス料理の「レジョン」さんです。2 plats(ドゥープラ:前菜と主菜)にフロマージュかデセールがついて2500円(+税)って、強烈にお得だと思います。
2_3■ 先日3名で夕食をいただく機会があり、前菜のリストの中にジロール茸のオムレツなんていうのを見つけてしまいました♪ 即、決まったわ\0/\0/
3_3 ■ とろりんと卵のおいしいこと、茸のいい香り、そして、フォアグラの濃いソースがさらに味を引き立てて、ご馳走感のあるオムレツでした。
4_4■ メインには、但馬鶏のカツレツ。卵とくれば鶏でしょう~♪ というか、今まで鶏肉カツレツってなかったと思います。衣に塩気も効いていて、肉質はじんわりとうまみを抱え持っていて、やみつき止らない味でした。ああーおいしかったです<(_ _)><(_ _)>
5_2■ デセールより、まずはフロマージュということで、カマンベール・ドゥ・ノルマンディ、ピエダングロワ、ブルードーヴェルニュ。どれもとてもいい状態でした。
■ 飲み物は、ペリエ、赤ワインをグラスで(カベルネ・ソーヴィニョン)。そして締めにはエピス風味のアンフュージオンをいただきました。
■ この日一緒にお料理を楽しんだKさん、I さんにも御礼申し上げます。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-10-11)

2011年10月 11日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年10月 8日 (土)

■ NHK文化センター講座@ホテルグランヴィア京都「ラ・フルール」


■ 10月、新学期のNHK文化センター講座(第1木曜)を、ホテルグランヴィア京都の、フランス料理ラ・フルールで開催いたしました。今年6月からシェフに就任した松勢良夫さんのお料理は印象鮮烈です。フレンチ新店(というか全ジャンルの新店)・新シェフで、本当に久しぶりに、心からおいしいと思えたのが7月初めのこと。これはみんなでこの感動を分かち合わなければならない、皆さんにお知らせしなければならなーい! というわけで、翌週またすぐ、念のために昼コースをいただいた後、講座をお願いしたのでした。
(9月下旬にもディネに来てまして、それもできたらアップします。)
以下、ほぼ夜のコースと同じですが、講座用にスペシャルに組んでいただいたものです。
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●野菜を使った3種の香り
ブロッコリーとからすみ/チェリーにビーツのソース/茄子にクスクス
●パンを使った一品
揚げたパンに、コンテ、ラディッシュ
●オリーヴオイルを味わう一品
●パルメザンチーズを混ぜ込んだスクランブルエッグ
●帆立貝のキュイ/クリュ
火の入った帆立には、
生クリームを煮詰めてレモンで風味をつけたソースにけしの実、
生の帆立には、きゅうりのソース。
●イタリア米、100%にんじんで作ったリゾット
カルナローリ米、マスカルポーネ、ミモレット
●ラングスティーヌ パプリカのソース レモンとライム
●ティオペペキャヴィア
●じゃがいも(インカのめざめ)の燻製 セージのブールノアゼット
●ビゴール豚の真空調理 いちじくの葉の香り、甘草の風味
いちじくとエシャロットのたたいたのに、フランボワーズヴィネガー
別の器に、とうもろこしとポレンタのフリット、ヨーグルトと香草のソース
●カマンベール(生クリームと和えてあって、カラメルソース)、
梨のコンポートヴァニラ風味、青柚子
●サバイヨン シャルトリューズ
●ソルベカカオ
●ショコラのマカロン、山椒風味
●カフェか紅茶、アンフュージオン
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1a●野菜を使った3種の香り
ブロッコリーとからすみ/チェリーにビーツのソース/茄子にクスクス
初めの3品から彩りも、ほどよく効いた酸味にも、食感(とろっ/しなっ/粒っ/じわっ)にも、目の覚めるような思いをします。アミューズのこの3品だけでも、「見事だー!」と、技量を伺わせます。
2a●パンを使った一品(手前のグラスにのったの)
揚げたパンに、コンテ、ラディッシュ
●オリーヴオイルを味わう一品
おしのぎ・・・とも違うかな(笑)でもちょっとここでパンっ気が入ります。酸味のアミューズの後で油っ気とパンを摂取するんですよね。オイルのフルーティで軽やかな妙味と、揚げたパンの食感、塩気で、食事するぞよのモードになります。
3a●パルメザンチーズを混ぜ込んだスクランブルエッグ
なにせ、フランスの一流のお店でばかり修業、うち1軒は「アルページュ」でもあった松勢さんです。アミューズの卵料理といったら「すわ、あのアルページュ卵か?」と思うわけだけど、あれをそのまま出すとかはしないらしいです。あわわ。(*_*)(*_*)
チーズやクレームを混ぜ込んだなめらかな一品になっていて、うー、なかなかやるなー!
4_2●エシレバターがこのサイズでプレゼンされて、贅沢な気分になります。
5_2●アイスクリームみたいに削って盛られて、これはつい、たっぷり取ってパンに塗りたくって食べたいと思わせます。
6_2●帆立貝のキュイ/クリュ まずこれはキュイ=火の入った方の帆立。
7●火の入った帆立には、生クリームを煮詰めてレモンで風味をつけたソースにけしの実。ソースの酸味鮮やかです。柑橘使いが上手だー\(゜o゜)/
8●生の帆立には、きゅうりのソース。加熱と生で、食感や甘みが全く違うことを楽しめました。
9●イタリア米、100%にんじんで作ったリゾット
カルナローリ米、マスカルポーネ、ミモレット
「はちみつか砂糖入れたでしょう?」と疑惑沸騰(笑)のリゾット。後で伺ったら、5kgのにんじんを使って、1,5リットルくらいまで煮詰めて使っているそうで、全く後から甘味を加えてはいないということでした。ここまでおいしいかと陶然としたリゾットでした。
10●ラングスティーヌ パプリカのソース レモンとライム
ラングスティーヌ(赤座海老)の甘みを最大限生かした、ほぼ生に近い状態で、色も美しく赤いソース、そこにレモンとライム2種類の柑橘の酸味を合わせてあります。もう本当に柑橘使いが上手だー\(゜o゜)/\(゜o゜)/
11●ティオペペキャヴィア
ここでちょっと口直しです。直さないでいいくらいひと皿ずつの余韻を楽しんでいるのだけど。キャヴィアをのせたティオペペの香りのひと口ソルベです。
12●じゃがいも(インカのめざめ)の燻製 セージのブールノアゼット
13●お芋がこんなにおいしくなるか? という一品です。バターのおいしさがしっとり染みて、燻製香がたまらなくて、セージがアクセントとなって、すごく粋なお皿です。
14a●ビゴール豚の真空調理 いちじくの葉の香り、甘草の風味
(後ろに、)いちじくとエシャロットのたたいたのに、フランボワーズヴィネガー
豚肉でメインをご用意いただきました。いちじくの葉の香りが漂います。塩加減もよかったです。
15●別の器に、とうもろこしとポレンタのフリット、ヨーグルトと香草のソース。
ソースがなんだかギリシャ料理みたいで、とうもろこしとポレンタというのもなんだかエグゾティックでおもしろいと思いました。全体にすごくモダンなフランス料理でありながら、純粋にフレンチでないような素材がところどころ使われて、遊びがあるなあと思います。
16a●カマンベール(生クリームと和えてあって、上からカラメルソース)、梨のコンポートヴァニラ風味、青柚子
フロマージュじたいを出さない松勢さんは、フロマージュを加工したものを食後に出していらっしゃる。これも考え方だなあと思います。ムースというかフランというか、なめらか状のカマンベールは、カラメルソースもよく合っていました。梨のコンポートには振り柚子がされていて、ここでも柑橘使い冴えているなーと思います。
17●ソルベカカオ
ヴァローナのショコラを使ったソルベで、わーいと喜びました\0/\0/ そして、トッピングしてあるものは・・・カカオ豆を焙煎したもの・・・というと、今話題の「Dari K」さんですねー。松勢さんと「Dari K」吉野慶一さんは話が合ったみたいよ。合うだろうなあ、普通じゃないもんどちらも。(わたしにおいて「普通じゃない」はとてもよい褒め言葉です!)もちろんこれすごくおいしかったです。ショコラを与えればダマるわたしです。いやダマらん、おいしさをまだ語る!
18●ショコラのマカロン、山椒風味
また来たよショコラものが。山椒の香りが、これも鮮やかに立ちのぼりました。うーたまらん。
19●サバイヨン シャルトリューズ
シャルトリューズの香りが効いたサバイヨンで、ごく軽やかに、まるでペリエ飲んでいるような気分で楽しめたデセールです。
20●カフェか紅茶、アンフュージオン
わたしはレモングラス、目覚まし効果のお茶をいただきました。いやもう、すごい舞台を楽しんだようなコースだったと思います。受講生の方々からも「おいしい(T_T)」「感動!」という言葉を何度も聞けて、安心でうれしかったです。
■ ホテルグランヴィア京都は、ダイナミックですごいなあと思います。29歳でののろっち=野呂和美さん@イタリアンの「ラ・リサータ」シェフ抜擢とか、今回の松勢さん登用でフレンチもがらりと料理を変えるとか。結局お料理がおいしかったら、また絶対行きたいと思います。すっごくホテルのイメージがよくなります。そして直営ではないけれど、「京都吉兆 グランヴィア店」もあるから、和・仏・伊とばっちり美味が揃い、京都の玄関口で心強い、頼もしいホテルとして、食べるの大好きな友人にもすすめることができてうれしいです。
■ 松勢良夫さん、そして「ラ・フルール」のスタッフの皆さま、ありがとうございました。そして受講生の方々、今月も感謝たくさんです。<(_ _)><(_ _)> また来月会いましょう~!
参考までに:
7月初め、初めていただいた夜コース

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フランス料理「ラ・フルール
075-342-5520(直通)
京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口
ホテルグランヴィア京都 15F
11:30~14:30LO・15:30閉店
17:30~21:00LO・22:00閉店
火曜休み (←10月から火曜定休となられました。)
テーブル28席 全席禁煙◎ 要予約
昼4000円~、夜9000円~
2011年6月1日より現シェフ

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(2011-10-08)

2011年10月 8日, dans ●NHK講座京都 フレンチ 2011~ |

2011年9月22日 (木)

■ 「コテ・ビストロ」の、安くて旨い旨いお皿8つ!


0_2 ■ 「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」のプロモーション(ひとつ前の記事)、東北支援、そしてご自身がプロデュースされるお店のチェックのために来日なさったアラン・デュカスさん。京都駅前、京都ヨドバシビルの「コテ・ビストロ」で試食のご様子です。大阪の「ブノワ」で召し上がってから京都に移動されてきたとのこと。まずはお話を30分強くらい伺って、それから試食となりました。どのお皿もしっかり食べていらっしゃいました。
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1●自家製シャルキュトリーの盛り合わせ 1000円
2●半熟卵、ベーコン、鶏レバーのリヨン風サラダ 900円
3■ 真剣に試食なさいます。隣はアラン・デュカス・エンタープライズの日本代表、Fabrice Renaud ファブリス・ルノーさんです。
4■ ハムもおいしい、シャルキュトリーのお皿大丈夫。でもサラダの卵だけは、「もうちょっと半熟でとろりと流れ出るようなのがいいんじゃない?」っておっしゃっていました。
6■ 試食の図。わぐりたかしさんも一緒です。「このカメラピント合わない」と言いつつ、リコーのコンパクトカメラで撮っていらした。笑笑
7●鱈のブランダード グラタン仕立て 900円
8■ パンにつけて真剣に召し上がります。テーブルにじかにパンを置くのはフランス人だなと思う。笑 (紙が敷いてあったらわたしもじか置きするけど。)ブランダード、本当に家庭料理ですね。それがお店ならではの味の決まり方です。わたしはこれものすごくおいしいと思いました。ワインが合いすぎるほど合いました。
9●鹿児島県産 黒豚ロース 粒マスタードとコルニション 1500円
10●お皿全体はこんな。
11●シャラン産鴨モモ肉のコンフィ 玉ねぎとヴィネガーのリヨン風ローストポテト
1500円
12●丹波地鶏のア・ラ・ブロッシュ キャベツのエチュヴェ 2300円
13■ どのお皿もばっちり味が決まり、塩気ほどよく、非の打ちどころがない・・・デュカスさんはかなりご機嫌になっていらしたと思います。
14■ 「むむ、旨いぞ!」C'est bon を繰り返されました。豚肉はしっとり、鴨も地鶏も旨みたっぷりで、付け合せまで完璧なおいしさ、そしてこのお値段! これは街なかにあれば本当にもっとみんなに日常使いされるお店だろうなと思います。
15■ 「パリ・ブレスト」ならぬ、パリ・京都 700円。「まずは写真どーぞ」と差し出してくださる。4人で分けていただきましたが、これひとりでも一気食べするだろうなあ~
16●ブリオッシュ・ペルデュ 850円。写真撮ってないっていうのにどんどんナイフ入れちゃって・・・
17■ いちばんにフォークを刺して、ぱくっと召し上がりました。
18■ 「おいしいよ、おいしいよー!」と。撮ってないではやく食べるようにと。クレームも添えられて、しっとりやわらか、バターも卵もたっぷりのリッチな焼き菓子を楽しみました。
19■ シェフの志賀博史さん、ヨシヨシ大丈夫と、とても褒められていらっしゃいました。赤いエプロンの方は、こちらの店長である桑畠康平さんです。東京の「ブノワ」と行き来されながら、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」のための活動にも尽力されました。
20■ あっという間に時間となり、次へ移動されます。スタッフの方々と握手・・・でもその前に、みんなで写真を撮りましょう!
21■ スタッフの皆さんと。昨年末の開店以来3度目の来店だそうで、もちろん普段からいい料理を出していらっしゃいますが、デュカスさんがいらしたら、より励みになるだろうなと思います。こんないいお店がまだあまり知られていないのはもったいないことで、このあり得ないほどのカリテ・プリ(値段に対する質のよさ)、すごいものだと思います。
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22■ そして、最後にこの写真載せさせてくださーい。わたしは5月に出したガイドを献本いたしました。ひたすら写真を見てくださいました(テクスト読めないから当然だ)。ところどころ、料理を指差して「これおいしそうねー」なんて言ってくださいました。フレンチやイタリアンのお皿、とりわけベカスの写真なんかには反応が早かったです。和食や和菓子がきれいなのも見てね♪ 
■ 楽しい試食のひと時をありがとうございました。「コテ・ビストロ」の皆さまお疲れさまでございました。この日のおいしさを100%キープで、これからも頼みます♪ <(_ _)><(_ _)>
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(2011-09-22)

2011年9月 22日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

■ 「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」とは?


Logo先日の記事で一度出した 「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」の件です。
これは、昨年フランスで成功したキャンペーン、TOUS AU RESTAURANT みんなでレストランへ! を日本でも開催して、日本のフランス料理界と日本を元気にしようというもので、もともとの言い出しっぺがアラン・デュカスさん。東京及び、京都・大阪・神戸などで全部で350軒の参加が決定しているそうです。(話を伺った9月20日が参加申し込みの最終締め切りでしたから、もっと増えているかもしれません。)
■ 昨年フランスでは星つきからビストロまで約1000軒のさまざまなレストランが参加、30万人を動員したということで、キャンペーン成果は絶大だったそうです。フランス料理の多様性と、みんなでテーブルを囲みおいしい料理を食べる楽しみを改めて知ろうという試みだったのです。
■ フランスって、街のすみずみにレストランがあって、狭い舗道にまで椅子を出していてどこもいっぱいで、いまさらキャンペーンなどなくてもいいのではないかというのがわたしの素朴な思いでした。さらに、キャンペーンでフランス人が動くのかなとも思いました。でも昼も夜もお値段フィクスの定食(前菜・メイン・デセール・食後の飲み物)な上、ふたりで行ったらひとりタダとか、驚くようなプロモーションをしたみたいで、「そうだレストラン行こう!」と、ふだんあまり出かけないような層にまで浸透して、多数が出かけることになったようです。
■ 日本でも同様に、
前菜・メイン・デセール・食後の飲み物というスタイルで全店統一。
昼2011円、夜5000円(税サ込み)。ワインなどの飲み物は別料金です。
期間は10月4日(火)~10日(月)。予約受付はすでに開始されています。
■ この期間、通常メニューも供されるので、必ず
ダイナースクラブ フランス レストランウィーク のメニューと予約をなさってください。
■ 参加店は以下の公式サイトをご覧ください。
■ わたしがデュカスさんに言ったこと:(ナマイキにごめん<(_ _)>)京都の参加レストランを見ると、2011円/5000円という値段の縛りがあるがゆえ、参加できていないお店があると思う・・・本当にいいお店が抜けてたりしますよー!と申し上げてみたのですが、「いいや、Beige Tokyoも参加しているし」って言われました~。Beige Tokyoで 2011円のデジュネ/5000円のディネとは、確かにあり得ないお得さですね。(蛇足ですが、Beige Tokyoとは銀座のシャネルビルの上にある、デュカスさんの美しいレストランです。正式には「ベージュ アラン・デュカス 東京。本サイト内にもいくつか記事あると思います。)
■ そして、今年日本でこのキャンペーンを行うに当たって、被災地支援ということも考えられています。たとえば、
●参加レストラン(東京)に東北からの4人のシェフを招き、その方々の料理を提供する。
●10月2日(日)グランド ハイアット 東京でオープニングガラディナーを開催、収益の一部を義援金とする。
●参加レストランに募金箱を設置する。
●来日シェフも参加して、「ラ・キャラバン・ボナペティ」(被災地での炊き出し)をする。
(デュカスさんもいらっしゃいます。)
■ 詳細はすべてすべて、公式サイトをご覧ください。
■ 「コテ・ビストロ」での楽しかったおいしかった試食は、次の記事で。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-09-22)

2011年9月 22日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年9月20日 (火)

■ 10月4日から、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」


1■ 京都駅前・ヨドバシビルにある「コテ・ビストロ」で、アラン・デュカスさんにお目にかかりました。10月4日(火)~10日(月)に開催される「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」(昨年フランスで成功したキャンペーン、TOUS AU RESTAURANTの日本での初開催)のお話を伺い、その後 「コテ・ビストロ」のお料理の試食を一緒にさせていただきました。
■ 伺ったお話、いただいたお料理など改めてアップいたしますが、まずは取り急ぎ、イヴェント情報をお知らせいたします。
ダイナースクラブ フランス レストランウィーク
フランス料理で日本を元気に!

お値段統一(昼2011円、夜5000円)で、
フランス料理に親しんでもらい、
同時に東北支援も行うという大キャンペーンです。

2011年10月4日(火)~10日(月)
主催 ダイナースクラブ フランス レストランウィーク事務局
後援 フランス大使館
詳細はどうぞ公式サイトをご覧ください。
京都のレストランも多数参加しています。

www.francerestaurantweek.com
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(2011-09-20)

2011年9月 20日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年9月 3日 (土)

■ 「La Biographie」 初日のディネで安心


1_3「La Biographie」 ラ・ビオグラフィ、本日オープンしました。元 京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」滝本将博さんの、待ちに待たれた独立店です。通路という通路、見事に花で埋まり、その量は圧倒的。多くの人に祝福されてスタートを切れたこと、本当に喜ばしいことだと思います。
■ そして、「初日はバタバタするからどこまでできるか」って言いながらも、食べ慣れた懐かしい料理がきちんと出てきて、ちゃんとものすごくおいしくて、わたし本当に安堵しました。やっとやっと、本当にお店持ったんだな、独立したんだなこの人と思えて、わたしも初めてよかったー\0/\0/と思えました。
1_2■ 夜の11500円のコースです。テーブルに用意されたムニュを見て、ああいつもの卵が、鴨が、カライブ・ショコラがまた食べられるんだと思って、ものすごいうれしさに包まれました。昨年12月に「ヴィ・ザ・ヴィ」で最後に食べてから・・・まる8か月待ってたんだなこの人の料理を。まあその間にわたしも本作るのに熱中したりしてたんだけど。
2■ 3名で出かけて、まずはロゼのシャンパーニュでお祝い。
3■ いつもの卵でスタートです。久しぶりでうれしいうれしいうれしい(T_T)(T_T)
4■ スパイシーで、甘みがあって、酸味も効いたこの卵、10個でも食べたいと変わらず思います。
5■ カトラリーはこんなです。クリストフルの、クラシックではなくモダンなデザイン。ナイフは安定よく立っていてくれます。持ち心地よく、ほどよい重さで食べやすいと思いました。
6■ 吉田さんのパン。もう1種類ありましたが、わたしは最小限で。お皿はリモージュのベルナルドです。
7■ サーモンと真鯛 ミルフイユ仕立て 雲丹添え 
8■ 近郊 地場野菜/ブイヨン  「ガルビュール・ベアルヌ」なんて名前で以前いただいていた野菜のお皿です。
9■ ほしいんげん(右)、ミニズッキーニ。
10■ 野菜のブイヨンが添えられます。
11■ 赤むつ=のどぐろに、万願寺とうがらし。魚のこの絶妙な火の入り方、トロトロでふんわり、実に実においしかった(T_T)(T_T)
12■ 肉用のナイフ&フォークもこんな美しいものです。ラギヨール。
13■ 出てきました鴨肉が。仔鴨 100分グリヤードです。いつものビュルゴー鴨は入らなかったのでこちらということですが、シャランデには変わりありません。いちじく、玉ねぎ、黒くて粉々なのは黒オリーヴ、そして肉の端に添えられている黒いのは、
14_2■ 熟成にんにくというものだそうで、これは初めてですね~。大徳寺納豆みたいな味でした。
15■ 肉の食感、しっとり柔らかく、きめの細やかさが最大限生きていて、ああよかったー、これ食べられてよかった、待っててよかったと思いました。おかわりしたかったですー。替え鴨。あんまりおいしくて、前に一度「ヴィ・ザ・ヴィ」でお願いしたの。苦笑。
16■ フロマージュです。さすがにシャリオでずらりということはありませんが、でもかえってこれで食べ過ぎないでいいかなあと。手前よりコンテ、シャウルス、マンステール。このコース中でたったひとつ気になったこと・・・マンステールが若かった・・・次回はとろとろ、ずりずりで頼みます<(_ _)><(_ _)>
17■  ガトーショコラ、上にショコラのグラス。これも食べて安心。洗練の味。
18■ 食後のカフェには、「丸久小山園」さんのお茶という選択もできます。
19■ 小菓子はレモン風味のケーキとトリュフショコラ。ひとり食べちゃっているけれど、3つずつありました。
■ 「まだオーヴンやら火の調子がつかみきれない」とか「まだまだだから、ちゃんとブラッシュアップしていく」とかシェフは言っていましたが、大丈夫、十分おいしかった、いつも通りの味でした。あの大所帯スタッフから今は厨房2名になったのに、よくやったと思うし、ほんと安心しました。料理の間があくこともなかったし、熱いものは熱々で、冷たいものはひんやりと。さすがに真剣必死の様子はひしひし伝わったきたけれど、料理の腕は確かな人であることを改めて確信しました。
■ 衣棚通は 今や最強のフランス通りになったと思います。御池通をはさんで上ル西側にブランジュリの「Le petit mec」、下ル西側にこの「La Biographie」です。衣棚じゃなくて食棚だねー。\0/\0/
★友人・知人からメールなんかで尋ねられたので追記:
●いわゆる町家の一軒家ですが、靴を脱ぐ必要はありません。靴のままOK、普通のテーブル&椅子です。すごくうれしい。
●トイレが男女別々です。この大きさのレストランで、これも画期的にうれしい。
●客席はもちろん、ウエイティングスペースまで完全禁煙です。うれしい。\0/
(今どき当然とも思うけれど。)
●ただひとつわたしが気になったこと・・・照明が・・・お料理を照らす照明が、もう少しやわらかいものになればなあと思いました。こんなに影が出ない、料理がもっとつややかに見えるような照明があるんじゃないでしょうか?
エラソーにごめん!! <(_ _)><(_ _)> 
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「La Biographie」 ラ・ビオグラフィ  電話 075-231-1669
京都市中京区衣棚通御池下ル西側 長浜町152
12:00~13:30LO、18:00~20:30LO
月曜・火曜休み
要予約 全席禁煙◎
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(2011-09-03)

2011年9月 3日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年9月 1日 (木)

■ 「La Biographie」 開店


1_2
「La Biographie」、とうとう開店です。本日9月1日午後に内覧会が行われ、お披露目がされました。京都ブライトンホテル「ヴィ・ザ・ヴィ」(5月で閉店)のシェフを1月末までつとめた滝本将博さんのお店です。
■ 衣棚通に面して、御池通から少し下がったところにある一軒家です。中はお祝いの花であふれるようでした。奥に広くて、4席テーブル×3、奥に8席の大テーブル個室がありました。白を基調にしたインテリアで壁面の書画の墨色がアクセントになっています。
■ 営業はあさって3日からです。
3_3■ まずはめでたい~ということで、わたしもお花を用意。幸先よいスタートを、お店が華やかであるようにと赤いバラを注文・・・この時季、なかなかいいものが揃わなかったりするのに、あまりにもきれいでした。
4_2■ いつものように美奈ちゃん=浦沢美奈さん@「フローリストショップ プーゼ」にお願いしました。こんなに華やかに、注文通りに(注文以上に!)作ってくれました\0/\0/
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「La Biographie」  電話 075-231-1669
京都市中京区衣棚通御池下ル西側 長浜町152
12:00~13:30LO、18:00~20:30LO
月曜・火曜休み
全席禁煙◎
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2_2
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(2011-09-01)

2011年9月 1日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年8月29日 (月)

■ 夜遅の肉まつり 鶏、鶏、豚足


1夜遅の肉まつり\0/\0/ 自主的おすすめ3をやります! 鶏肉、鶏肉、そして豚足といきます。まずはモロッコ料理店の再訪から。以前一度掲載したジャジューカさんです。最近のある夜に伺って、おいしさにメロメロになりました。前回は、オリーヴ別添えだったのですが、本来のオリーヴとレモンコンフィをあしらって同時に火を入れたスタイルの鶏肉のタジンです。正式名称 鶏肉とシトロンコンフィとオリーヴのタジン これは2切れ=Mサイズで3400円です。レモンの酸味、オリーヴの旨みと塩気が鶏肉によくしみて、肉はほろっとほぐれて、もうこれ、うまうま、(T_T)熱中しました。
2■ そして、ラッキーにもいただけた、金土日限定のクスクスです! 大根、にんじん、ズッキーニ、キャベツなど野菜やひよこ豆もたっぷり。このクスクスに、さきほどの鶏肉タジンから出たスープをかけて食べても圧倒的なおいしさです。
3_2■ クスクスには、肉と野菜の煮込みスープがつきます。これで1700円。粒粒とした食感がたまらなく楽しかったです。ふたりでちょうどいいというか、2名でも多かったくらい。食べながらものすごく思い出したこと:わたしパリで本当によくクスクス食べたよ~。昼なんか大学(ソルボンヌ)の近くに、千円もしないクスクス定食あったしな~。
■ スープもいただきました。ハリラというスープ。ひよこ豆とレンズ豆のトマトスープで、牛肉とパスタ入り、とろりんとして、あとこれにガラムマサラさえ入っていればカレーだな~という味でした。やみつき美味。(T_T)
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4■ こちらも最近のある晩、カフェ バスティーユさんで、丹波地鶏の骨付ローストです。こちらもクスクス添え、食べ応えのあるお皿です。
5シャルキュトリ盛り合わせ。パテやリエットや生ハムと盛りだくさんで、価値あります。パスタもおいしかったし、遅くまでアラカルトをいただけて、重宝なお店です。
カフェ バスティーユ************************************************************
6■ 2時LOで深夜でもOKのレジョンさんです。安いが旨い、本格的なフランス料理コース中のメイン料理に選んだ豚足のパネです。いわゆる「豚足にかぶりつく」という食べ方はわたしあまりしないのだけど、これは骨からはずしたぷるぷるの部分だけまとめてパネにされていて食べやすく、表面はパリッパリ、何とも香ばしいものです。下にはびっしりレンズ豆が敷かれており、塩気もばちっと効いて、食べる手が止まらなかったです。美肌効果も期待できるし~。
7■ 全体はこんなでした。
8■ コースの前菜にはバイヨンヌ産生ハム+パパイヤを選びました。おいしかったのこれも。
9■ ハムの下には熟したパパイヤ。メインの肉をひたすら際立て生かしたい一心で、前菜にはあえてするすると爽やかなものを選んだのでした。たとえば田舎風パテなんかを選んで、もっと肉肉しい構成(笑)にすることも可能です。 
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(2011-08-29)

2011年8月 29日, dans 京都 各国料理京都 フレンチ 2011~ |

2011年8月24日 (水)

■ フレンチ+ラーメン 「ふれんち ラぁ麺 ガスパール」


1_2■ 最近びっくり仰天したのはこれです。オニオンポタージュに豚バラコンフィ、温度たまご、カリカリベーコン、バゲット入り。ここに麺を投入してからめもっていただくわけです。これがものすごくおいしかったのです。
2_2「ふれんち ラぁ麺 ガスパール」 烏丸通に面して「ガスパール ド ラ ニュイ」だったところが8月8日リニューアル、フレンチラーメンという、全く新しいジャンルを打ちたてられました。
3■ メニューは4種類。
☆ミネストローネ らあめん☆
☆オニオンスープ らあめん☆
☆あさりの白ワイン蒸し らあめん☆
☆スープ ド ポワソン らあめん☆
冒頭の写真は、オニオンスープ らあめんです。これは2度目の訪問でしたが、初回にはわたしスープ ド ポワソンをいただいていて、おいしさに圧倒されました。
4■ こういうコンセプトなのです。フレンチならではのおいしさで麺を楽しむというのです。
よく考えられたと思います。
5■ どの麺にもハムのムースと自家製パンがつきます。
6■ まずスープ(これは具材入り)が運ばれ、目の前でシェリーヴィネガーソースをかけて仕上げをしてくださいます。
7■ 麺は平打ち太麺、これはハーフサイズです。
8■ こうしてスープに浸していただきます。麺もよく合っています。麺はスープによって2種類使い分けています。
9■ 締めご飯がつきます。オニオンスープ らあめんには牛ホホ肉のハヤシライス。いやーおいし♪
10■ これは、スープ ド ポワソン らあめん注文時についてきた海老クリームコロッケと白ご飯。このご飯はスープをかけていただくとまたとんでもなく美味でした。
■ 全席禁煙◎で楽です。らあめん880円(ハーフだと550円)、エスプレッソなど食後の飲み物150円。デセールもグレープフルーツのプリンなどありました。非常に個性的でおいしくて、あと2種類もまた、早くいただきたいと思いました。
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「ふれんち ラぁ麺 ガスパール」 電話075-212-1382
京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル東側 
四条烏丸スタービルB1F
11:30~26:00LO

9月より営業時間の変更をされました。
月、火、水、金曜 11:30~16:00LO、17:30~22:00LO
土、日曜 11:30~22:00
(ただし16:00頃に麺のお湯交換のため20分ほど間が空きます)
2011年9月30日は臨時休業
木曜休み
大テーブル8席とカウンター数席 全席禁煙◎
2011年8月8日開店
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(2011-08-24)

2011年8月 24日, dans 京都 フレンチ 2011~京都 ラーメン |

2011年7月31日 (日)

■ 肉よ肉ww となった時どうするか?


15■ 和食大好き魚大好き野菜も大好きだけど、肉肉肉、わたし肉を食べないとダメなのです。真夏だろうが真冬だろうが、一定して肉食女であるエリーどす。<(_ _)><(_ _)> 少し前ハンバーグの画像をどどどと出しましたが、今回はもっと肉肉したものばかり。特に写真のこの肉このお店は本サイト初出だと思います。
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1■ まず、朝や昼くらいに「肉よ肉ww」となったら、手っ取り早く「イノダコーヒ」さんにお世話になります。飛んでいってハンバーグサンドイッチをいただけばいいわけ。肉っ気たっぷり噛み応えじゅわりといい感じです。
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2■ 夜なら「ビストロ ヤナギハラ」さんがひどくお奨めです。24時LO。ほぼ、メニューの全部が肉ばかりの状態です。
3■ 同じく「ビストロ ヤナギハラ」さんのカイノミステーキ。肉食大好きな肉食男(お肌つやつや)の方と一緒に行って、わしわしといただきました。
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4■ もっと遅くても大丈夫なのが「レジョン」さんで、深夜2時LO。\(゜o゜)/\(゜o゜)/ 本当においしかった田舎風パテです。
5■ 同じく「レジョン」で、フランスブルターニュ産の豚肩ロースのポワレです。ソースを、マスタードソースから、ソースグランヴヌールにしていただいています。豚肉の友であるイノマルも同じもの食べたよ~♪
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11■ そしてこれが本サイト初登場のお店です。大きな肉のお皿に、野菜と大根おろしがたっぷりです。
12■ うふふ、「モリタ屋」さん四条猪熊本店で、夏限定(7月1日~8月31日)の焼きしゃぶコースをいただこうとしているのです。
13■ 前菜の品数だけでなく、肉質も違うということだったので、特選7875円をばーんと注文。
14■ つききりで肉や野菜を焼くサーヴィスをしてくださいます。肉が焼けた1枚目、まずは品よく塩たれでいただきました。添えられた白髪ねぎと芽ねぎが肉の風味を引き立てます。
15_2■ 2枚目からは冒頭にも出したこの写真のようになりました。おろしぽん酢、やっぱりこれがよかったのです。器がおろしぽん酢でドロドロになっているけれど許して~。いやいや、実においしい肉食べでした。実は時間がなくて、ひとりでどどどと正味40分くらいでいただいたコースです。でもこれは本当においしかったわ~~♪ 肉質しっとり柔らかで、量もたっぷり。このお値段でいただけてお得感がありました。
■ 「モリタ屋」さん、東京から京都にせっせと通って来ていた頃、ジェイアール京都伊勢丹の上のお店に何度か伺ったきりでした。最近、信頼できる方々がおいしいとおっしゃったので、激速で飛んで行ったのでした。
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(2011-07-31)

2011年7月 31日, dans 京都 肉京都 カフェ京都 フレンチ 2011~ |

2011年7月18日 (月)

■ ホテルグランヴィア京都のフランス料理 「ラ・フルール」


1_2■ 京都駅隣接のホテルグランヴィア京都のフランス料理店「ラ・フルール」、6月にシェフが替わられ、7月からはメニューも完全に刷新されました。7月の2週目、まず夜コースをいただき非常によくて圧倒的な印象を受けたので、翌週に昼の、それも野菜ばかりで組んだコースをいただいてみました。値段に対する質の良さ=カリテプリが、あまりにもよかったです。申し訳ないと思ったくらい。そしてフランスから帰りたてのシェフならではの、エッジが立った料理だと思いました。久しぶりに京都のフランス料理に新しい風が吹き込んだこと、すごくうれしいです。
新シェフのプロフィールです。
松勢良夫(まつせよしお)さん、1975年生まれ。
フランスで「メゾン トロワグロ」「ギィ・サヴォワ」「アルページュ」などで修業を積むこと10年弱。
3月初めに帰国、6月1日から「ラ・フルール」シェフに就任。
■ 昼のムニュ ポタジェール=野菜のコースは、3464円(税サ込みで4000円)。本当に4千円でこんなすてきなものいただけるのかという驚きのコースでした。
構成は以下のようになっています。アクサンテギュやアクサングラーヴなしですが、ごめん。
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Debut 最初のお愉しみ
Oeuf 卵を使った一品
Fume 野菜の燻製
Lisse 野菜を舌で感じていただけるようなめらかに調理しました
Vetement 野菜に服を着せたように仕立てました
Cereales 野菜と穀物のマリアージュ
Potageres 野菜のもつ美しさを意識した一品
Dessert デザート
Macaron マカロン
Cafe コーヒー
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■ 7月第3週め半ばの昼の野菜のコース
2●オリーヴオイルとパン
すごくフルーティなオリーヴオイルをまず味わうたのめのお皿。
3●野菜のアミューズ3種類
(白にんじんにミモレット/いんげんとそのピュレ/さくらんぼにビーツのソース)
彩りも食感も違う3種類。
4●スクランブルエッグ チーズ入り
驚く食感です。これは特別な作り方があるようです。
5●じゃがいもの燻製 焦がしバター セージのバター揚げ
燻製の香りがたまらないじゃがいも、焦がしバターがまた風味を添えています。上にのっているセージを揚げたバターです。
6●パリソワール 茄子と万願寺とうがらしのスープ、下にトマトの透明なジュレ
冷たいスープ。もともとヴィシソワーズ+コンソメジュレという組み合わせのもの。これは夏野菜の香りが鮮やかでした。
7●茄子のフリット コリアンダー風味のヨーグルトのソース 茄子の花
パリっと、食感見事なフリットでした。塩気も効いて、小ぶりなので食べやすくて、いくつでも食べ続けたいお皿と思いました。コリアンダー風味のヨーグルトのソースがまたよかった~。ちょっとギリシャ料理のような感じでした。
8●パスタリゾット ジロール、オリーヴ
一転して濃度の高いものがきました。きのこの旨みが細かく刻んだ極細パスタに染み込んでたまらない旨み。肉並みにインパクトのあるお皿でした。
9●野菜のお皿、20種類以上の野菜
茶色いお皿の次に、ぱーっと彩り美しい野菜のお皿が来ます。種類多く、どれもその野菜の最高の食感を生かしていたと思います。ソースなどはなく、シンプルにオイルの風味と塩。もうそれで十分と思いました。
1011●梅のソルベ
これも粋な味でした。酸味ほどよく、ここでリセットさせる役割をちゃんと果たしていたアヴァン・デセール。
12●サバイヨン 
クリーミーでとろりん、しかし柑橘(オレンジ)の風味で抜けるように爽やかで、これも鮮やかな印象を残しました。
13●アンフュージオン
カフェか紅茶、あるいはアンフュージオンから選べて、わたしはこれはレモングラス。しゃきっとして午後から仕事をするために、デジュネの後は大抵、目の覚めるようなものを飲みます。マカロンも添えられました。以上で4000円って、ちょっと信じられないでしょう? (*_*)(*_*)
■ 本当にバランス絶妙なコース、目覚しく美味なお皿が続いたと思います。これから通います。すごく楽しみです。昼より先にいただいた夜のコース料理も続けてアップします。
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フランス料理「ラ・フルール
075-342-5520(直通)
京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口
ホテルグランヴィア京都 15F
11:30~14:30LO・15:30閉店
17:30~21:00LO・22:00閉店
無休
テーブル28席 全席禁煙◎ 要予約
昼4000円~、夜9000円~
2011年6月1日より現シェフ

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(以下おまけ)
21■ これはフヌイユです。わたし、人生で何度も何度も食べているのに、いつもなぜだか名前が出てこない。何だっけかなと思う。いい加減、覚えます。
フヌイユ fenouil/フィノッキオ finocchio/フェンネル fennel/ういきょう。
以下、グーグルで簡単に出てきた画像です。(勝手に使っていいのかな? クレジット入れないでいいのかな?)
22●フヌイユの花は、食べると甘くていい香り。ひとつ食べると癖になって次々食べてしまう困りものです。中毒的な風味があります。
23●種はインド料理などスパイシーな料理に使われますね~。消化を助けたりするなど薬効もあるみたいで、古代ローマや古代エジプトでも栽培されていた記録があるそうな。
24●根元の白いところはシャリシャリしておいしい。揚げても焼いてもおいしいです。
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(2011-07-18)

2011年7月 18日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

■ 続き:夜コース@ホテルグランヴィア京都「ラ・フルール」


昼の野菜コースの記事の前の週にいただいた夜コースです。新シェフのプロフィールやわたしの印象などは、次の昼の野菜コースの記事をご覧ください。
ホテルグランヴィア京都ラ・フルール、シェフ 松勢良夫さん就任記念特別コース、ムニュ・アミュゼ 10000円。ずば抜けて価値がありました。
夜なのでテーブル暗め、以下画像修正もなしでかなり見苦しいものもありますが、許して~。<(_ _)><(_ _)>
■ 多くのお皿で酸味が非常に効果的なアクセントになっていたことを特筆したいと思います。酸味の種類はお酢だったり、柑橘の皮だったり果汁だったり果肉の粒粒だったり。
■ 以下、7月第2週の週末の夜、10000円(税サ込み!)のコースです。
1_4●オリーヴオイルとパン
2_2●野菜のアミューズ3品(ピーマンのピュレになすキャヴィア、キャヴィア/にんじんとオレンジ/ブロッコリーとからすみ)
3_2●根セロリのサラダ トリュフマヨネーズ和え
4_2●スクランブルエッグにチーズ
5_3●はりいかのポワレ 万願寺とうがらし とうもろこしのピュレサフラン風味
6_2●オマール海老のロティ 
7_2●万願寺とうがらしのスープ、下にトマトのジュレ。浮きみにはいわし。
8_2●じゃがいも(インカのめざめ)の燻製、焦がしバター風味
9_2●フォアグラのコンフィ、ヴァニラ風味のトマトと。ローズマリーの香り。
10_2●魚はさごし。優美な口当たり。
11_2●仔羊のロティ、ひよこ豆のピュレ。
12_2●肉の上には細かく刻んだ松の実、オレンジ、エシャロットなどを合わせたもの。
13_2●メイン料理の後はフロマージュではなく、フロマージュで作ったお皿。ルブロションのとろっとしたクレームに、トリュフが結構厚めに2枚、中には刻んだものがたっぷり。
14●ジャスミン茶のプリンがこのように登場し、
15●プッチンがついていて、
16●プチンするとするりとお皿に出てきてくれます。なめらか、香り豊か。
17●デセール2皿め。桃のコンポート、フランボワーズのソース。
18●食後の飲み物 アンフュージオンは選べて、これはカモミーユ。(=カモミール)
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フランス料理「ラ・フルール
075-342-5520(直通)
京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口
ホテルグランヴィア京都 15F
11:30~14:30LO・15:30閉店
17:30~21:00LO・22:00閉店
無休
テーブル28席 全席禁煙◎ 要予約
昼4000円~、夜9000円~
2011年6月1日より現シェフ

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(2011-07-18)

2011年7月 18日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年7月14日 (木)

■ 気楽でおいしい♪ フランス料理「レジョン」


1■ 京都は祇園祭ですが本日14 juillet, フランス革命記念日でフランスもお祭りです♪ フランスへのオマージュでフレンチを見せます。このところ感動フレンチが続いていてうれしいです。まずは近い・気楽・お値段もありがたく控えめ・深夜営業も重宝・そして何よりおいしい高辻通のフランス料理 「レジョン」。ある夜24時過ぎに伺いささっと夕食です。この時間ならアラカルトでの注文がOKで、これはサラダニソワーズ(ニース風サラダ)945円。アンチョビやオリーヴの塩気も効いて野菜たっぷりたっぷりの満足なお皿です。
2■ サラダの後、鴨のコンフィ1260円。少し小ぶりで、ひとりでぱくぱくっといただくのにちょうどいいサイズです。ガルニチュールはレンズ豆に、きのこ(シャンピニオンドゥパリ、ジロール、ピエブルー)のソテ。鴨のコンフィ、これはものすごくワインと合います。写真見たら思い出して、いてもたってもいられません。飛んで行ってまた食べたーいです。この後カフェをいただき、食事は以上。お会計なんと2千円台。なんておいしくてありがたいのでしょう。<(_ _)><(_ _)>
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11■ ある晩は少し遅い目にりえちゃん=原田理恵さんと共に普通にコースをいただきました。前菜に、わたしはフランス産ニシンの塩漬の燻製。ピカピカでしょう?塩気明確で燻製香も心地よく、白ワインと合いすぎるほど合って、おいしいものっていいことよと陽気になりました。前菜、メイン共10種類ほどから選べるのも楽しいことです。
12■ メイン料理は、鶏肉を見つけて大喜びで注文。それも、鶏をシュークルートでいただくというのがよかったです。フランス産プーレ・ジョーヌ(赤毛鶏)のシュークルート。シュークルートすなわち豚肉ではなくて、鶏でも他の鳥でもOKとのこと。エスコフィエの料理書にも「きじのシュークルート」なんて出ていることを教えていただきました。なるほど~とひとつ覚えました。感謝。
13■ 理恵ちゃんが選んだのはこちら、豚足のパネ=パン粉焼です。外側パリパリに揚げられており、中はトロトロ、コラーゲン多そう。肌に翌日効きそうなお皿でした。
14■ フロマージュのお皿は3種盛りで、デセールと振り替えることもできます。熟成具合がジャストに決まっていたと思います。ブルーデコース、ラングル、シャウルス。以上の3皿で2526円・・・申し訳ないほど良心的なコースだと思います。もちろんこれに発泡ミネラル水とかワインとかお願いするわけですが、お会計の時に、必ず「やっすー」と思いますよ~。
■ デセールにはフォンダンショコラをいただき、とろりんと流れ出るショコラのソースをお皿なめる寸前までいただきました。食後にはハーブティ。
21■ コースはこれだけの選択肢があります。まず前菜。
22■ これは主菜。一応ひと皿だけ魚介料理がありますが、あとは肉です。肉肉肉!\0/\0/ 
23■ デセールもこんなに。伺うたび、もっとばんばん来ましょうと思うお店です。近々に必ずまた~!
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電話 075-344-8078
京都市下京区高辻通高倉東入ル南側 たかくらビル1F
平日、祝日 18:00~26:00LO
土曜 18:00~20:30LO
日曜 12:00~14:00、18:00~20:30LO
金曜休み 予約が望ましい
テーブル12席 全席禁煙◎
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■ そして、最近久しぶりに際立つお店=印象鮮烈なフレンチがあり、アップがんばります~。次かその次くらいに。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-07-14)

2011年7月 14日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年2月 2日 (水)

■ 修学院のフレンチ、「ビストロ パザパ」


1_2■ 全然存じ上げず、失礼いたしました。外観からは予測がつかず、「まさか~~!」という感じでおいしくて感動したのが修学院、白川通沿いの「ビストロ パザパ」でした。1月半ばに伺いました。まず何より、街なかから遠いから、話には聞きながらなかなか行けなかったということがあります。でも、ある人に教えられて、「この人がおいしいというのなら信じるしかない。問答無用だ。」と思いつつ出かけてみたら・・・本当によかったのです。かわいらしく、ごく気軽なお店構えからはとてもイメージできない本格的なおいしさでした。
■ そして驚きのお値段です。伺ったのはお昼でしたが、デジュネだと1300円から。\(゜o゜)/\(゜o゜)/ わたしがこの日いただいたBのコースは前菜+スープ+メイン料理1皿+パン+デセール2種類+食後のカフェで1800円。お皿によってプラス料金ありですが、申し訳ないほど充実していました。
■ 上の写真は前菜の、天使の海老と帆立のカルパッチョとサラダ。魚介の新鮮さ、サラダの鮮烈なおいしさを楽しめました。
2_2■ こちらは一緒に行った人が選んだもので、シェフ特製シーフードのテリーヌ(+300円)。このテリーヌこそいかにもフレンチという味わいで、この選択正しいと思いました。
3_2■ スープにオマール海老のビスク(+300円)。ビスクは、熱々で、とても澄んだ味、でも海老らしい、いかにも甲殻だしが効いていてたまらない美味だと思いました。おいしいおいしいと感動しながらいただきました。
■ メイン料理にわたしが選んだのはチキンと海老のソテ クレーム・ドゥ・レギュームソース。鶏肉と海老って、あまりにもすてきな組み合わせでしょう? 野菜のクレームがまた鶏肉と海老に風味を添えて粋な味でした。これは別の場所で写真見せます。
4_3■ 一緒に行った人がメイン料理に選んだのがこちら。天使の海老&海の幸のヴァンブランソース。このソースがまた瞠目のおいしさで、ものすごくフレンチいただいている気分になりました。何でこのお値段で、この、街場の気安さそのもののお店でいただけるのか、不思議過ぎました。
5_3■ デセールは、ガトーショコラもアーモンドのガトーも非常にしっとり、香りもよく美味でした。これに食後のカフェ(か紅茶)がつきます。
6■ このお店じたいは1999年に開店したそうですが、経営者もシェフも変わり、2009年9月から現シェフ、吉田勝彦さんがつとめられているとのことです。吉田さんは京都出身でいらっしゃいますが、東京や横浜を含めてホテルでの修業経験が長い方で、正統なフレンチを学んで来られたのです。街なかから遠い分、このお値段でされていますが、冷凍ものは決して使わず、ソースも全部作られるとのこと。本格フレンチの味、本当においしかったことを重ねて言いたいと思います。近くに住む方々がうらやましいです。もっとお値段上げられてもいいから、もっとフレンチらしいお皿をいろいろやってくださいませとも強く思いました。
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「ビストロ パザパ」 電話 075-724-4012
京都市左京区一乗寺清水町6-5 ドムス白川1F
(白川通北泉通上ル西側)
11:30~14:00LO・15:00閉店、17:30~21:00LO
火曜休み(祝日は営業)
テーブル24席
昼:1300円~、夜3600円~(税込み・サなし、お席料もなし)
カードほぼすべて可
叡山電鉄「修学院」徒歩5分
2009年9月より現シェフがつとめる。
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(2011-02-02)

2011年2月 2日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年1月31日 (月)

■ 朝日カルチャーセンター講座@「Kezako(ケザコ)」


1■ 朝日カルチャーセンター講座の1月は、「Kezako(ケザコ)」で開催いたしました。カウンターが楽しいお店ですが、2階のテーブルを囲む形で、そしてシェフのステファンがひと皿ごと上がってきてくださって解説をしてくださいました。
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●尾鷲産 手長海老の低温調理  ヴァニラとシェリーヴィネガーのアイスクリーム添え
●フォアグラのコンフィ 奈良漬巻き 4種の南国フルーツソース
●半熟卵の燻製と大原の野菜のロースト ハモンセラーノと黒トリュフの泡立てソース
●炭焼き小芋のスープ フランス産きのこのへしこジュレ寄せ
●ひらめのロースト 柑橘バターソースで煮込んだ菊芋 焼き海苔のアクセント
●青森産 銀の鴨胸肉 ねずの実の泡仕立て マルメロのタタンと小蕪のローストと共に(写真)
●フランス産フロマージュ(4種類:トムドゥブルビ、クロミエ、マンステール、ブルー・ドゥ・ラクイユ)
●柚子とショコラのタルトレットとシナモンのアイスクリーム アモンティヤードのジュレ みかんとミントの香り
●食後のカフェと小菓子
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■ 写真は鴨のお皿です。鴨肉の下に敷いてあるマルメロのタタンが見えるようにちょっと肉の位置をずらしたものです。口あたりのいい柔らかな鴨のおいしさを、甘く酸味のあるマルメロがより引き立てて、たまらなく美味だったと思います。軽やかな泡のソースにしっかりしたソース、小蕪のほんのりした甘みと、全部が肉のおいしさを盛り立てて、見事な調和、感動的だと思いました。
■ コース全容はわたしの次の本で見てください~。ステファン、マダムのとしこさん、スタッフの皆さん、受講生の方々、ありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-01-31)

2011年1月 31日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 フレンチ 2011~ |

2011年1月10日 (月)

■ 「ビストロ スリージェ」へも久しぶりに<(_ _)>


■ 出町柳の「ビストロ スリージェ」にも久しぶりに伺い、がつんとビストロ料理いただいて満足しました。以下、暗め店内で撮ったものですが・・・
1_2●わたしが選んだメイン料理は、カステルノダリー風カスレ、がちょうのコンフィ、豚、ソーセージと白いんげん豆の煮込みをオーヴン焼きにしたもので、熱々かつすごい量感のあるお料理です。肉がつがつという感じで食べて白いんげんでお腹もふくらみ、身体ポカポカになりました。
2_2●一緒に行ったしの王子=しのちゃん@「ギャラリーグレース」はこれ。うずらのファルシのローストです。レンズ豆たっぷりのソースでこれも食べ応えがありそう♪
3●その前に、前菜に分けたのが、かえるのソテ プロヴァンス風。これと、アンディーヴ、くるみとブルーチーズのサラダもいただいて、わかりやすくおいしー♪
4●デセールにブランマンジェとキャラメルアイスクリーム。ブランマンジェはなめらかで、キャラメルアイスクリームは香りよく濃厚で、非常に美味でした。
●変わらずいいお店です~\0/\0/ シャンパーニュのミニボトルやグラスで白ワインなども飲んで、ひとり7000円くらい。店内の雰囲気もよく、ビストロ料理食べたぞーという気持ちで満たされました。外気の冷たさが脳天にまで響くようなさぶいさぶい夜でしたが、よい食事で幸せ、久しぶりにしのちゃんに会えてうれしかったひと時でした。とても感謝しました。<(_ _)>
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(2011-01-10)

2011年1月 10日, dans 京都 フレンチ 2011~ |

2011年1月 7日 (金)

■ 久しぶりの「ア・プ・プレ」へ


1■ 本の撮影・取材のためにびっしりのスケジュールでお店巡りをする日々です。いいとわかっていても、ずっと頭の隅にあってもなかなか訪れられていないところへ、今は自分を強制的に向かわせるわけで、「をを~、こんなに質を上げていたのか~」と感動することもしばしばありうれしくなります。
「ア・プ・プレ」もそんなお店で、久しぶりに伺って本当によかったと思いました。女性シェフみずほさん=竹村瑞穂さんのお料理は、ぐいぐいおいしくて、同時により洗練されたことが感じられました。ご無沙汰悪かったです。<(_ _)><(_ _)> 写真はサーモンとシェーヴルのフロマージュの前菜のお皿で、これだけでも感動しました。メイン料理は別の機会にお目にかけますから楽しみにしていてください。まさかここにレストランがあるのか~!な場所にあったりしますが、わたしはこちらをものすごくおすすめしたいと思います。
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(2011-01-07)

2011年1月 7日, dans 京都 フレンチ 2011~ |