■ 祇園に新しいイタリアン、「リストランテ 245」 |

■ リストランテ 「CANOVIANO京都」が京阪三条にあった頃、シェフをつとめた吉岡正和さんが9月2日、ご自身のお店をオープンなさいました。おめでとうございます。祇園新門前通花見小路東入ル(「ギャラリーグレース」の3軒東隣!)に、「リストランテ 245」というお店です。
■ カウンター8席、奥に個室1(6席)です。オープンキッチンでシェフとお話できる造りです。今のところ昼夜ともに1コース1万円のみだそうですが、10月には昼3500円、6000円/夜1万円とする予定だそうです。今は調理を全部ひとりでしていらして、すごいお手間の料理、ひとりでなさるのすごいと思いました。10人くらい使ってらした方だから。
■ 自分で農作なさった野菜を使ったり、自家製金山寺味噌が出てきたりと、お店を離れた間も食材探求の気持ちを忘れることはなかったそうです。
■ 「CANOVIANO京都」が2009年3月末で閉店後、1年半江坂店に勤め、その後イタリアをはじめヨーロッパを3か月ほど巡られたということです。
■ 2,3日前に訪れた夜は、こんなコースでした。
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夜の1万円のコース
●帆立チップ トリュフと愛媛産生うにと
●三河産うなぎと半熟うずら卵の軽いスモーク 塩こうじで
●帆立と大和芋、トマトのエマルジョン
●徳島産赤足海老の明と暗 夏の香りたちと
●韓国産の鱧の炙り 秋へのいざない ココットで
●大和豚とフレッシュポルチーニ シャンピニオン ドゥ パリのラグー 手打ちキタッラ
●シャラン産鴨胸肉の炭火ロースト 炭火でじっくり焼いたみょうがと金山寺味噌を添えて
●ルビーロマンと瀬戸ジャイアンツ
●ホワイトチョコレートのセミフレッドとミルクのジェラート
●プティフール
●カフェ
●天然酵母のパン
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帆立をピュレにしてのばしてパリパリチップにしたもの。ぱっと見て帆立とは思わないけれど、明らかに香りが立ちのぼります。おいしいものばかり掛け合わせたアミューズ。
スモークの煙つきで供されました。蒸して焼いてスモークしたうなぎ・・・(わたしあんまりうなぎ要らんのですが)これならいただけました。半熟うずらと塩こうじがとろりと味を添えていました。
冷製のカペッリーニです。(カッペリーニで普及しているけれど、カペッリーニですね)白く見えるけれど、トマトの透明のジュが使われているので、トマト風味です。
パリパリに見えるのはれんこんスライスのチップ、海老の下には吉岡さん自身が育てて収穫したじゃがいものピュレということです。(自分で作った野菜使うのはうれしいだろうなあ♪)
松茸、フルーツトマト。スープおいしいおいしい。土瓶蒸しのよう。かつおだし・・・ではもちろんありません! 鱧、そうとうおいしかったです。
キタッラは細いめ。ものすごーくポルチーニの香りがパスタにしみて、うまうまでした。豚がまたうまさを添えて、重層的な味だったなー♪
あらまー、わたしが鴨がとりわけ好きなことを覚えていてくれたみたいです。うれしかったなー♪ しっとりやわらか、スチームコンヴェクションの面目躍如な料理だと思いました。
アヴァンデセールという感じでぶどうです。でもこのぶどう、普通じゃない。赤いルビーロマンの方は、ゴルフボールくらいの大きさです。

デセールはさわやかに白系のものでした。ブルーベリーとバルサミコもあしらわれていました。この後、●カフェ、プティフールと付きました。お皿数も多く、充実していました。
●天然酵母のパンも自家製で、いやー、すごーくおいしかったです。
■ お手間のかかった丁寧なコースでした。うれしそうに仕事していらした吉岡さんの姿を見て、わたしもうれしかったです。一緒にコースを楽しんだのは、「ギャラリーグレース」のしのちゃん=店主の小寺志乃さん、なんとお店から徒歩15歩でした!\0/\0/
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「RISTORANTE 245 GION」 電話 075-533-8245
〒605-0082
京都市東山区新門前通花見小路東入ル北側 中之町245-1
12:00~14:00LO、18:00~21:00LO 不定休
カウンター8席、個室6席 全席禁煙◎
〒605-0082
京都市東山区新門前通花見小路東入ル北側 中之町245-1
12:00~14:00LO、18:00~21:00LO 不定休
カウンター8席、個室6席 全席禁煙◎
2011年9月2日夜 開店
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(2011-09-11)
2011年9月 11日, dans 京都 イタリアン11後半 | lien permanent