■ 昨日8月20日(日)、京都国際交流会館の特別会議室で、3名のフラワーアーティストによる東北被災地支援チャリティイヴェント「花があたえてくれること」が行われました。もう、本当にゴージャスで美しさあふれる催しにわたし大感動しました\0/\0/ 午前と午後の2回あり、わたしは午後に伺いました。(7月に
告知記事したこれです。)
■ 3名の方々によるデモンストレーション/3名のトークセッション/きょうとNPOセンターの方、京都地域創造基金の方々からの震災後の状況の説明/ロビーにおけるチャリティ即売会というプログラムでした。

■ まずは
「花政」福山重文さんによる和の花いけ。静けさの中でしんしんと進み、座ってなさるのでモニターでしかほとんど見えなかったのですが、遠くからもきれいな風情を楽しみました。

■ 続いて、パリからいらした佐伯美奈 シアンフェラーニさんによるフラワーアレンジメントの実演。美奈さん(浦沢美奈さんと同名!)はモンパルナスにお店
「LIEU DIT」を持っていらっしゃいます。

●ひまわりはぱーっと夏らしく明るいということに加えて、放射性物質を吸収して分解するというすばらしい効能があるということで、今回のテーマにふさわしいと選ばれたのです。束にするためくくる時は肩にかかえないといけないほどの大きなものを作られました。ひまわりだけで密集させないように間にグリーンを入れて、そしてベースに活けてからはすき間にふわっとやわらかな花材を入れて、より立体的に、奥行きとふくらみのあるアレンジメントに仕上げていかれました。鮮やかな実演でした。

●そしてわれらの美奈ちゃん! 浦沢美奈さん@
「フローリストショップ プーゼ」の登場です。大きな作品だったのです。まずななかまどを1本入れ、

●2本めを入れる。この日のイヴェントのために、大きなものを京都中央生花地方卸売市場の方がご用意くださったということです。

●あっという間に全体の土台となるななかまどの形ができて、

●お花を入れ始めました。美奈ちゃんが大好きな、そしてとてもプーゼらしいバラのひとつである「イヴピアジェ」が、すでに何輪か束にされていて、それを入れていきます。華麗なピンクで大輪でいい香りで、夢のようにきれいなバラです。

●会場はこんな感じでびっしりと参加者で埋め尽くされています。

●どんどん入れていく。「絆」というテーマにも沿うよう和と洋のものをミックスしているのでした。

●モニターでも同時に映写されています。

●ほんの数分くらい?10分もかからずこんなにきれいにお花が入っています。面で、色の少しずつの違いで、なんともあり得ない美しさが生まれて、なんてすてきなセンスなのだろうと思います。京都とフランスの色彩感覚とセンスが混ざり合い、独自のプーゼスタイルになりました。
●夏場はお花が小ぶりになるからということで、エクアドル(だっけ?)からの輸入バラなども使いつつのアレンジです。

●またたく間にできましたー\0/\0/ お花を入れていく間も美奈ちゃんおしゃべりしっぱなしで、そんなに大きくない身体で伸び上がったり後ろに回ったりかがんだり、もうすごい運動&筋トレという感じで、全身での実演でした。いやすごかったー! わんわんと拍手が鳴り響きました。こんなすてきな実演、目が喜んだ充実の時間でした。

●佐伯美奈 シアンフェラーニさんのひまわりアレンジメント。

●美奈ちゃん=浦沢美奈さんのアレンジメント。

●「花政」(美奈ちゃんの修業元でもあります)福山重文さんのお花いけ。

●そして3名によるトークセッション。こんなきれいなものを作る特別な方々、と思うのだけど、結構軽くて楽しかったお話でした。わたし自身は実演で感動してしまっていて、すでに脱力してました。わたしお花がもうどうしようもなく好きで、好きなんてもんじゃなくて、こんな美しい奇蹟のようなものがあるのかって常々思っているのです。人生には困難なこともあるけれど、花さえあればやっていけるんじゃないかと思う。(愛も要るしお金も要るんだがあww)それでわたしはお花を写真に撮ることで、納得というか気持ちが収まっているのだけど、こうして実際に花を仕事としている人たちをすごいなあと尊敬していて、特別な才能が神さまから与えられたんだなあと思っています。何か技があるって本当にすばらしい。それで生きていけるし、人を幸せにできるもの。

●無事に全部終わって、記念撮影の時間です。右奥にいらっしゃるのはこのイヴェントに協賛された(実際は主催だと思うのだけど、)
「カドリエ」の渡邉倫久さん。わたしの美容師さんでもあります。午前、午後とも大盛況に終わっておめでとうございます、そしてお疲れさまでございました。全額寄付ということで、被災地支援もありがとうございます。楽しませていただき感謝いたしました。
追記:参加者は午前と午後で計260名だったということです。************************************************************
■ そして帰り道がまた楽しかったことよ♪ 予定通り「平安殿」で冷たいおぜんざいをいただき、三条京阪の「みや古」でおあげ入りカレーうどんを食べ、「明治屋」に寄って豆腐やら果物やら買い、まだ1軒アイスクリーム屋さんに寄ったりして、もー楽し過ぎた\0/\0/ 夏の夕方のちょっといつもと違う時間の流れ・・・でも京都はどこに出かけても帰りの寄り道までやっぱり楽しいという結論です。体重計に乗るのがこわいけどねー (-_-;)(-_-;)
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(2011-08-21)