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2011年8月 8日 (月)

■ NHK文化センター講座@「日本料理 とくを」


■ NHK文化センターの8月の第一木曜講座を「日本料理 とくを」さんでやらせていただきました。夏全開の献立を楽しみました。お昼に、カウンターとお部屋貸し切りにしていただき、和気あいあいといい感じでの食事だったと思います。この講座の受講生の方々、本当にいい方ばかりでわたしも和みます。感謝<(_ _)><(_ _)>
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●先附 蛸の子 旨煮/糸瓜とささ身 胡麻和え/鯛中落ちの煮こごり
●向附 淡路の鯛、島根沖の本まぐろ、琵琶ます
●焚き合わせ 韓国産 鱧みぞれ煮 しめじ、三つ葉
●焼物 琵琶湖産 小鮎塩焼 セロリきゃら煮、たで酢
●酢物 山城の白ずいき 山葵酢和え
●蒸物替り とろとろ豚角煮と冬瓜べっこうあんかけ 白髪葱
●油物 とうもろこしと枝豆のかき揚げ
●御飯 じゃこ紫蘇御飯
●止椀 じゅんさいの赤だし
●香物 昆布大根、新生姜、壬生菜
●水物その① 特製わらびもち
●水物その② 白味噌シャーベット
(牛乳、白味噌、バター、水あめ)
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1●先附 蛸の子 旨煮/糸瓜とささ身 胡麻和え/鯛中落ちの煮こごり
いつもの3点盛りで始まります。とりわけ、鯛の中落ちの煮こごりが、ピュアに鯛の風味が強くて
、美味であるな~と感動レヴェルでした。
2●向附 淡路の鯛、島根沖の本まぐろ、琵琶ます
お造りは琵琶ますのお造りがめずらしかったかも。
3●焚き合わせ 韓国産 鱧みぞれ煮 しめじ、三つ葉
「落としはおいしさが抜け出てしまってもったいない」という考えで、わたしも賛成です。ひと昔前、鱧といえば落とし+梅肉しかなかったけれど、今はいろいろにいただけていいなと思っています。これは鱧じたいのおいしさを十分に感じさせて、おろしとよく合っていました。
4●焼物 琵琶湖産 小鮎塩焼 セロリきゃら煮、たで酢
ひれがピンと張っていてきれいな姿の塩焼きでした。焼かれる直前まで泳いでいた、ごく新鮮なものということでした。鮎はひと夏いくらでもいただけます。「あちこちで鮎食べて飽きてるでしょう?」なんて言っていただくことがよくありますが、毎日いただいても飽きません。ひと夏何鮎いただけるかー?と思っています。
5●酢物 山城の白ずいき 山葵酢和え
白ずいきシャリシャリと、いかにも夏の口当たりです。わさびの風味が効いた酢の物になっていて、とても粋でした。
6●蒸物替り とろとろ豚角煮と冬瓜べっこうあんかけ 白髪葱
冷たいシャリシャリの後に、ぽってりと熱いものが来ていい按配だと思いました。豚角煮は本当にとろとろでした。技ありだと思いました。
7●油物 とうもろこしと枝豆のかき揚げ
口でほぐれたらとうもろこしの粒粒に枝豆の香り、ほくほくほわほわと、熱いうちにいただきました。皆さんよくおしゃべりするけれど、でもお料理が出てきたら、即、おいしそうに食べてくださるから、わたし気持ちいいなと思います。(おしゃべりして、出された料理をすぐに食べないのはすごくいかんよ。)
8●御飯 じゃこ紫蘇御飯/●止椀 じゅんさいの赤だし/●香物 昆布大根、新生姜、壬生菜
9●水物その① 特製わらびもち
とろりふわりと、いい感じのわらび餅でした。香りもよかったです。これは半分量にしていただいています。標準はこれの倍です。
10●水物その② 白味噌シャーベット
こちらの定番のデセールです。とろっシャリっとした口あたり、塩気も効きつつ甘いという名作です。
■ ご主人の徳尾真次さん、女将の小百合さん、スタッフの方々、よくしていただきました<(_ _)><(_ _)> そして受講生の方々、ありがとうございました。また来月♪
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(2011-08-08)

2011年8月 8日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 |