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2010年10月 6日 (水)

● 東京・西麻布の「ぎをん か波羅」の懐石コース


■ 東京・西麻布の「ぎをん か波羅」、京都のエスプリたっぷりにお料理を味わえ、併設のバーはワインやシャンパーニュ充実で、朝までゆったりと過ごせるお店です。しばしのお休みの後、9月1日からメニューやスタッフを一新して、和食店として再開なさいました。コース主体のお店になさったとのことで、「か波羅懐石」12000円(税サ別)をいただいてみました。
1_2先付け 鶉(うずら)団子、近江かぶら、九条葱。粉山椒。
2_4●うずら団子はこんなです。ふわふわやわらかめでいい香り、京都の粉山椒がよく合います。
3_2お凌ぎ うるか飯蒸し。京唐菜や胡麻が香りを添えます。
4_2お椀  秋の笹椀、もみじ鯛煮麺仕立。椎茸 かもじ葱 振り柚子、三つ葉。風情たっぷり、笹の香りと共に味わうお椀です。
5_2お造り まぐろ焼霜、いなだ、のどぐろ。
6_2箸休め からすみ茶碗蒸し。中に加賀れんこん。
7_3●なめらかで、とても香りのいい茶碗蒸しです。
8_2中皿 京都牛炭火焼き。紫ずきん、鳴戸金時。牛肉が出てくるとうれしいです。以前と変わらず、京都の浄土寺「さのや」さんから取り寄せている京都肉ということです。野菜も京都から。味が濃くて美味です。
910●そしてこれが、コース中スペシャリテの温物=引き上げ湯葉です。豆乳を目の前で温めて膜が張ったところ=できたての湯葉を引き上げて、熱々を即いただくものです。
1112●湯気湯気のふわふわで、豆乳の豊かな香り、深い味・・・これはもう、感動の味でした。1枚引き上げたら、次に湯葉ができるまでしばし待つのですが、もう1枚、また1枚といただいて幸せです。塩やだいだい酢など添えられますが、何もつけずに味と香りと湯気を楽しみました。「京豆腐 服部」さんから、「ぎをん か波羅」のために特別に調整して送っていただく豆乳を使っているとのことで、料理長の方も感動していらっしゃるというスペシャリテの引き上げ湯葉・・・またいただきたいです。
13煮物代わり 大和芋饅頭。京壬生菜、なめこ餡掛け。香ばしい大和芋饅頭です。
14_2●風船が出てきました。「香りを楽しんでください」と。側面を両手でぱふぱふと静かに押して、上の隙間から立ちのぼる芳香を確認・・・
15●紙を破ると焼き物が現われます。 かます幽庵焼き、松茸。銀杏、丸大根、玉子カステラ、すだち。いい香り、秋の味満載です。
16_2食事は、大黒秋刀魚丹波しめじの炊き込みご飯。炊き上がったところをプレゼンしてくださいます。今風に、「土鍋で客ごと炊きたて」スタイルですね。
17●ご飯をよそっていただき、焼き秋茄子入りの赤だしに、京都のお漬物と共にいただきます。
18水菓子その①で、茨城産の梨=豊水。
1920水菓子その②湯葉ゼリーです。黒豆の抹茶がけがのっています。●食後にするすると、いただける湯葉のデセール。少しレモンの風味もします。
21●栗茶巾はやわらかで、栗の香り豊かでした。これに、「一保堂茶舗」さんの水だし茶を最後にいただいて締め。非常に充実したコースでした。
●スタッフの方も一新で、和食の修業経験豊かな料理長の後藤修仁さん以下、いいチームワークであることが感じられて、心地よく過ごさせていただきました。西麻布で深夜まで和食、とりわけこの湯葉がいただけて、改めて大人客に愛されるお店になりそうと思いました。
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「ぎをん か波羅」 電話 03-3409-1099
東京都港区西麻布2-25-21 西麻布2521ビルB1F
18:00~ 22:00LO (食事)、翌3:00LO(サロン・ド・バー)4:00閉店
日曜・祝日休み
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(2010-10-06)

2010年10月 6日, dans 東京 東京の京都 |