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前の記事で、「8月に週1通いをしました」と述べた「祇園にしむら」さん、週1でも済まず、9月の3週目の週には2度通いすることになっちゃって、いい風情の中、最高に安心美味なお料理をいただくことができました。9月第3週目の前半に、お座敷でいただいたお料理は・・・

●京都を視察にいらした全国の一流ホテルのコンシエルジュの方々と共にいただいた夕食です。1階奥のお座敷にこんなセッティングでした。ちょっと詰めて10名! 狭めだったのが、かえってめちゃくちゃに和気藹々になって楽しかったのー♪ 以下かなり写真も暗くてちゃんと撮れていないのですが、ひどく盛り上がった夕食の記録として。(騒がしくしました<(_ _)>)

●いつもの胡麻豆腐で始まります。

●お椀、鱧と松茸。このお椀の完成度の高さ、わたしは芸術品だと思います。この組み合わせのお椀を、この夏も数限りなくと言っていいくらいあちこちでいただきましたが、こんなこんなおいしいの、比類なきものと思います。鱧に、ごく細かく包丁が入って口の中でほぐれる加減、心地よい塩加減、松茸のいい香り、厚さのほどよいこと、吸い地の美しさ、余韻の上品さ、柚子もきれいだし(いつも食べちゃう)、「いはむかたなくをかし」 という感じ♪

●お造りはいか、鯛、とろ。お造りの魚は、それ自体で(何もつけなくてもいいくらい)おいしいものだということを、わたしはこのお店で初めてわかったと思います。

●とろはたたいてあって、かたまりでいただくのとはまた違う食感、塩をつけたらうまうまでした。すうすう入ってきて溶けるみたいで。うるうる。(T_T)

●鯖寿司。これも定番ですが毎回心に響くおいしさと思う。

●こんなユニークな形、初めて見たお皿。

●軸松茸と菊菜のお浸しでゆったりとして、

●八寸はこんなでした。いくらの醤油漬け、枝豆かき揚げ、銀杏揚げたの、栗の甘煮、いかで魚のすりみを巻いたいか月冠。

●いちじくと三度豆に、胡麻クリーム。これもおいしかったーーー。

●すっぽんの小吸い物。きっと肌がきれいになる♪

●鯛を巻いた中に、きのこ(エリンギ、舞茸、椎茸)入りのおから。あんかけ。これは焼き物がわりです。鯛に、秋の風味が加えられた優しいお皿。

●全体はこんな。

●焚き合わせは白味噌仕立てで、賀茂茄子と小芋。これがまたうっとり甘くてしみじみ優しい味で、メロメロにおいしい。次回もこれ必ず入れてもらわなくては。


●ご飯、赤だし、お漬物。この日はシンプルに白ご飯。赤だしがまた格別美味と思います。

●ピオーネと梨。以上10500円のお料理でした(なんて良心的・・・)。京都を視察にいらしたコンシエルジュの皆さま、超一流クレドールの会員で、そして本当に感じのいい方々でした。ご案内なさったのは京都市の岩城千恵子さん。夜の自由参加の食事会にわたしも参加させていただいたのです。一緒に楽しく過ごさせてくださった皆さまに御礼申し上げます。<(_ _)> 10名お座敷を聞いていただいた「祇園にしむら」さんにも感謝。そしてこの2日後、今度はカウンターでちょっとスペシャルなお願いをしていて、追ってアップいたします。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 (鯖寿司の受け取り:12:00~21:00)
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい 要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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(2010-09-28)