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「祇園にしむら」さんで夏仕様のコース・・・お座敷でいただいたのでライト持参・・・それをわかって、バカラのガラス器を多用して出してくださった8月4週目後半のお料理です。きれいで、どの品も心からおいしくて、そしてなごんで楽しかった夜です。

●いつもこんな風に必ずペリエで始まり、

●まず胡麻豆腐です。

●お椀、とても薄くて軽くて、ガラス器と変わらない繊細さだと思います。松茸、冬瓜、右に丸く見えているのが鶏肉団子。鶏スープです。いやん、これ、うまうまです。(T_T)

●お造りが、鯛、平目、とろ、剣先いか。「おいしい」というしか能がないけれど、もうれつおいしい。ねっとりしておいしい。味が濃くておいしい。大きさ・厚さ・温度がジャストジャストでおいしい。色がきれいでおいしい。包丁が美しく入っていておいしい。盛り方きれいでおいしい。写真撮らせてもらってうれしくて、またおいしい~。

●鯖寿司。なんてかわいらしいなでしこの絵のお皿。永楽即全さんの作と教えていただきます。

●八寸が、ガラス皿から時計まわりに、菊菜にたいら貝/枝豆は「京ずきん」という品種/つぼつぼに、鱧の子玉締め/ぎんなん揚げたの、とうもろこしの天ぷら/かんぴょうに酢味噌。細部まで丁寧でおいし。

●天ぷらが、松茸、賀茂茄子、南瓜。すだち醤油と。よい組み合わせでした。揚げ加減ばっちりね。

●お皿が初めて見るもので、めだか模様かわいいです。これは近藤悠三さんのお孫さんに当たる、近藤高弘さんによるものだそうで、でもネットで見てみたら、もっとすごくアートっぽい作品が多い方です。これは稀少なものですね。

●こちらは白井半七さんのお皿だそうで、作風いろいろなのですね。何度か話した「竜田川」やら鳥のモチーフがかわいいのやら、華麗で描き込んだイメージがあったけれど、こんな線だけのすっとしたのもあるのですね。あ、お皿の上は、ぐじの焼いたのの銀あんかけです。

●またバカラ登場です。焚きものだけど冷製。最後に涼しく、心地よかったです。茄子のつやつや色のいいこと、しっとり美味でした。そして、これと同じ模様の徳利(木箱入り)を、だいーぶ前、2年以上前に見せていただいたことがあるのですが、それもバカラだったと改めて確認・・・この日は西村さんからバカラの本や図録まで拝借してもうれつ勉強。100年ほど前の、日本仕様の、お茶道具として作られた独自の路線のバカラのこともしっかり教えていただきました。

●最後は鯛茶漬け。さらさらと旨みたっぷりのお茶漬けで完結・満足、幸せに〆です。

●お漬物もちゃんと撮っておきます。

●桃と、きれいに皮が取られたぶどう。
●過不足なく完璧な献立、とても楽しみました。一緒に楽しんだ
淳ちゃん、久しぶりに心置きなくおしゃべりできて、ほんとうれしかったです。きれいでおいしくて楽しかったことすべてに感謝<(_ _)>
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月開店
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●ちなみに:わたしもこの日バカラの指環をしていきました♪
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(2010-09-04)