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2010年9月 2日 (木)

■ 「露庵菊乃井」のお昼コース


■ 木屋町通四条下ルの「露庵菊乃井」で先週の後半にいただいたお昼コース10500円(税込・サ別)です。
1_3●青いちじくを白味噌で炊いたもの。少し辛子入り。
2●虫かごの演出で八寸が供されて、
3●子持ち鮎の鞍馬煮、焼き栗、かますのお寿司、すだち釜の中には鮎の白子と真子のうるか。銀杏酒煎り。
4●お造りは鯛、しまあじ。黄にらの酢漬けと水茄子。
5●鱧の落とし。いま炙るのが多数なので、久しぶりに本当の落としです。梅肉醤油と。
6●茄子の形の器です。蓋部分は本物の茄子です。
7●賀茂茄子の揚げだし。車海老揚げたのも。万願寺とうがらし。
8●鮎の塩焼き。
9●こんな風に目の前で焼いてくださいます。村田喜治さんです。
10●鮎は一尾ずつ供されます。
11●とうがらしの葉をじゃこと甘辛く炊いたもの。
12●鱧なべ、すごくたっぷりたっぷりです。
13●熱々で、卵とろりんと。焼茄子入り。
14●うなぎご飯、炊きたてがプレゼンされて、
15●よそってくださってこんな。
16●赤万願寺とうがらしのすり流し、れんこん餅。これわたしもうれつ好きでした。色だけじゃなくて、お味も~♪
17●デセールに、マンゴープリンとパイナップルのソルベ。
●一緒に行ったのはヒロコさん=井上裕子さん・京都市認定・京都病重篤患者(笑)でした。割烹通いの最初期に、画期的だったお店よねと言いながらいただいたお昼でした。
●今はどこも炊きたてのご飯が標準ですが、このお店オープンの頃(1990年代初め)は、割烹でも電気炊飯器が当たり前に置いてあったりしました。その中でこのお店の炊きたてのご飯は飛びぬけておいしくてゴージャス感がありました。それから和食における食後のデセールも斬新でした。
●1994年の建都1200年の記念の年の初めに、わたしはその頃勤めていた雑誌「ELLE Japon」で初めて京都特集の企画を出し、それが通ってひとりで16ページくらいもらって、京都取材を東京から来てやったのです。それがわたしの京都取材の最初。構成からアポ入れから取材から原稿書きから全部ひとりでやったの。(絶対全部自分でやりたかったから。)この時、割烹の代表として出ていただいたのが「露庵菊乃井」さん。まだ昼夜とも村田吉弘さんがカウンターに立っていらした頃です。ほんとすべてが画期的で新鮮でした。
●割烹の楽しみもお料理店の取材も、ここがわたしのスタート地点というわけで、久しぶりにお料理をいただいてよかった~とうれしかったお昼でした。感謝たくさんです<(_ _)>
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(2010-09-02)

2010年9月 2日, dans 京都 和食10後半 |