■ 夜遅アラカルトOKのイタリアンなんかは別として、割烹のコースのお店でこういうことしたのは、初めてのことです。「祇園にしむら」さんに、8月2週目から9月1週目まで、4週連続で週1ペースで通っちゃったのです。安心してお連れできるから、大事なお客さまとか遠方からの久しぶりに会う友人とか、「一度行きたかったの♪」な方々と共に。で、どの週も完璧においしかったこと、そして美しい器が無尽蔵に出てきたのがすごかったことを特筆したいと思います。そして毎回、もうれつに勉強させていただいたことも。
●そして本日9月15日、「祇園にしむら」さんは開店16周年を迎えられました。お祝いを申し上げます。長年愛されて、十分に定評を得ているのに、それでもさらに向上する努力を惜しまれないこと、すばらしいと思っています。以下、9月1週目の週末にいただいたコースです。

●胡麻豆腐にはじまり、

●お椀は、松茸、冬瓜、松茸の下に鶏肉団子。鶏肉団子はふわふわふわでした。このお椀、のたうちおいしかったと言います。いや本当は、のたうたないように、品よい味にとどめているのがたまらなくよかったのだと思います。もっと濃い味にして、後を引くような強さにもできたところを寸止めにしているのが、すごーーーいと思いました。芸術と思いました。

●また美しい青磁の器で出てきましたね~、お造りが。まぐろも鯛もうるうるするほどおいしいです。脂の加減なんか熟成加減なんか、わたしはようわからんけど、とにかく旨いもんは旨いとわかるし、あ、包丁加減てのもありますね。

●あまりにも美しいのでカウンターの赤い部分にのせて撮らせていただきました。この日届いたばかりという八木明先生の器・・・色つや形、側面の線、絶妙な美しさだと思いました。

●鯛の食べ較べをさせてくださいました。向こうから、この日の鯛、2日目のもの、3日目のもの。ねっとり具合とか香りとか味とか、微妙に違ったのです。

●いつものうまうま(T_T)の鯖寿司です。赤っぽいお皿はそれだけでうれしい・・・とひたすらアングルだけ考えて撮ってからはっとして、

●こんなお皿でした。

●こうもり模様だったのー\(゜o゜)/ で、調べたら、こうもりは中国において縁起がいいものとされたのだそうです。三浦竹泉初代のお皿で、中国紋様の写しということです。

●八寸は、鱧の子の玉締め/京ずきんという枝豆/ぎんなん揚げたの/とうもろこしかき揚げ/菊菜に松茸の軸。すべてほどがよくいつも通りおいし♪

●いちじくと三度豆、胡麻クリーム。かんたーんなようで、このタイミングでこれが余裕、と思う。おいし♪

●からすみおいし♪。少しお酒をわたしもいただきます。

●ころんとかわいらしいこの器、久しぶり。手になじむのです。

●蓋を取るなり立ちのぼる、松茸のいい香り(T_T)

●松茸のロワイヤルよん♪ 茶碗蒸しですね。なめらか、香りよし。アホになったように、うまうまうま・・・(T_T)

●さわらの味噌漬。魚の脂っておいしいと思う。味はっきりめ。

●全体はこんな。

●鱧の湯葉蒸し、小芋と。ここで鱧がきたー。湯葉の下にいます。品のいいとろっとしたあん。濃いめだったさわらの焼き物の後、申し分ないと思います。


●ご飯と赤だし、お漬物。

●ご飯が・・・ご飯が・・・いかご飯だったの\0/ お造りではなく、ここで登場♪ 生姜風味醤油漬にされたいかが白ご飯にのっていて、もうれつにおいし(T_T)

●巨峰と桃。本当においしくて、ゆったりいただけたコースでした。お料理10000円~って、他と較べてみても、非常に良心的だと思います。

●カウンターの向こう側から、せっかく撮っていただいたので小さく載せます~。うまいことぼかしてくれて、ありがとね~♪ この日一緒だったサトミさんと。(マサヤさま一緒に写ってなくてごめんなさいー)キャノン人同士よ♪ おふたりともありがとうございました、楽しい夕食でした。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~
1994年9月15日開店
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