■ 「飯田」という新しい割烹 |
■ 7月17日に開店なさった「飯田」さんという新しいお店のご紹介をします。姉小路富小路(ものすごく「洛中感」があって、おっとり品のよい界隈)の南側、以前茶道具家さんだった、とても風情のいい一軒家です。昭和初期の建物だそう。お玄関から靴を脱いで上がりますが、カウンターと厨房以外、ほとんど中も触らないでまんま使っていらっしゃるそうです。掘りごたつ式のお座敷カウンター、坪庭があって、くるりと廊下を伝って向こうにお座敷。この雰囲気たまらなくすてき。東京から通う京都好きの方々なんかメロメロになるだろうなあと何人もの顔が思い浮かびました。これからきっとはやるお店になると思います。
●ご主人の飯田真一さんは1975年12月生まれ、埼玉県ご出身です。和食を目指してまず金沢まで来られて修業、念願かなって京都に移られてからは、「ひろや」「和久傳」「祇園丸山」「櫻川」と名店で修業を重ねられた方です。可処分所得のほぼすべてを器につぎ込まれたとのことで、出してこられる陶器、磁器、ガラス器ともとても上趣味なものでした。みんな訪れて実際に食事をしてみてね。
●女将の直子さんがまた感じがよくて、優しくも的確なもてなしをされます。着物も似合って、お店の雰囲気によく合い、お店のグレードを一段アップしていることを特筆したいと思います。「菊乃井」さんでサーヴィスの修業をされたということで、やっぱり一流でしたね~。女将やマダムの存在は本当に大事です。すべてがいいのに、女将やマダムがお店の格を下げているっていう、非常にもったないことが時々ありますから。
■ 以下は週半ばに、わたしがいただいたお料理です。1万、1,5万と2コースあって、この日は1万円コースの用意のみでした。
●食前酒に梅酒
●とうもろこし豆腐、下に白とうもろこしのすり流しソース
●お椀がわりという感じで信楽の大きな器におだしが張られ、中に半田そうめん、鱧、松茸。
●お造りに、あこう鯛(ちり酢で)と蛸落とし(胡麻油と塩で)
●炙ったいさきのお寿司2貫
●蓮蒸し、下にうなぎ焼いたの
●太刀魚塩焼き
●いちじくの白ワイン炊きふろふき(冷製)
●小さなお皿で、冷しゃぶ(牛肉)、揚げた長芋。胡桃、ぽん酢
●焚き合わせは冬瓜、しのだ巻き(中に赤ずいき)、ささげ、小芋。
●白ご飯、格別おいしい! 長野県佐久の特Aランクのお米とのことです。
●赤だし、お漬物(きゅうり、茄子、みょうが、奈良漬)
●赤だし、お漬物(きゅうり、茄子、みょうが、奈良漬)
●デセールのお皿:レモンアイスクリーム、パイナップル、桃
●水ようかん
●お湯のみ茶碗で、お抹茶で〆
以上にペリエ2本を飲んで、12540円でした。
今後、はやりますよ~。
************************************************************
「飯田」(いいだ) 電話 075-231-6355
京都市中京区姉小路富小路西入ル南側
掘りごたつ式カウンター6席max、座敷(掘りごたつ式)4席くらい。
8月中はお昼営業あり。
その後は夜営業のみの予定。2名以上で要予約。
2010年7月17日開店
************************************************************
京都市中京区姉小路富小路西入ル南側
掘りごたつ式カウンター6席max、座敷(掘りごたつ式)4席くらい。
8月中はお昼営業あり。
その後は夜営業のみの予定。2名以上で要予約。
2010年7月17日開店
************************************************************

おもしろいので一部引用します:
「京都町名看板の設置住居及び書き手募集について」
大礼服を着たひげの紳士と「仁丹」の文字が書かれた町名看板。
この表示板は、森下仁丹が1910年から京都、大阪、名古屋、東京など全国の都市に設置を始めました。
多くの町名看板が戦災で失われましたが、京都には100年を経た今でも約800枚が残っており、レトロな書体が古い町家の風景になじんでいます。
しかし社会情勢や生活様式の変化によりこの看板が減少し、昔から愛着を持っている方から保存を訴える声が多く寄せられています。
この表示板は、森下仁丹が1910年から京都、大阪、名古屋、東京など全国の都市に設置を始めました。
多くの町名看板が戦災で失われましたが、京都には100年を経た今でも約800枚が残っており、レトロな書体が古い町家の風景になじんでいます。
しかし社会情勢や生活様式の変化によりこの看板が減少し、昔から愛着を持っている方から保存を訴える声が多く寄せられています。
そこで森下仁丹株式会社は、歴史ある京都の街並み保全と、「京都らしい」町名表示への取り組みとして、現在失われつつあるホーロー町名看板の再掲出を企画いたします。
つきましては、京都市内で、ホーロー町名看板の設置を希望する住居と、自分の文字を看板に残す、ホーロー町名看板の書き手を募集します。
つきましては、京都市内で、ホーロー町名看板の設置を希望する住居と、自分の文字を看板に残す、ホーロー町名看板の書き手を募集します。
************************************************************
(2010-08-14)
2010年8月 14日, dans 京都 和食10後半 | lien permanent