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2010年8月26日 (木)

■ 「祇園にしむら」 8月第3週目のコース


■ 東京からイッセイさん来たる~で、8月第3週目のある夜に訪れた「祇園にしむら」さんです。第2週目から1週間後の訪問です。さささといきます。
1_2●胡麻豆腐でスタートです。
2_2●華麗なお椀。これとても好きです。
3_2●鱧と豆腐の、なんと赤だし仕立てでした。鱧の包丁の細かく入っていること、口でほぐれる時の優美な感じと広がるおいしさは、比類ないと思います。そしてこのお豆腐が、なんだか違ったのです。なんだかすごく技ありみたい。
4_2●お造りはとろ、鯛、いか。八木明先生の青磁のお皿、いつまででも眺めていたい美しさです。くぼみがなく、まっ平らなのがひどく粋です。
5_3●いつもの鯖寿司。完璧な加減です。
6_2●八寸。鱧の子の卵とじ/かんぴょうに酢味噌/枝豆かき揚げ/とうもろこしかき揚げ、新銀杏の素揚げ。食べやすくて疲れなくて何でもなさそうで、けれど完璧に美味な八寸。このお皿も大好き。
7_2●かぼちゃのスープ、これ大喜びです。そして春菊お浸し、松茸の軸。余裕の一品です。
8●ふわふわふわっと焼かれた鮎。食感がいわゆる鮎塩焼きとじぇんじぇん違う。「うそー!」と思いながら、ふわ旨の味わいを覚えておこうと思います。ひと夏100鮎くらい食べているか? と思いますが、中でもこれは稀有な食感です。これまたいただきたいです。
9●からすみ、非常においし。いただいたお酒は、多分このあたりで「九平次」だったと思います。
10●焚き合わせ・・・合わせではなくて、シンプルに揚げた賀茂茄子。すーっと楽にいただける最後の一品でした。すっきりきれいな永楽の器でお出しいただいたのに、あまり写せていなくてごめんなさいです。<(_ _)>
11●ご飯ものは何でしょう~?とすごく楽しみで、鱧と松茸の玉子とじ丼。ゴージャスだったのです。お漬物もつきます。
12●添えられたのはいつもの赤だしではなくお吸い物でした。初めのお椀が赤だし仕立てだったので、ここでこんなお気遣いです。
13●桃とピオーネ。
●お客さまのために安心で、そしてわたしも激しく食べ続けた1週間の最後に、ほっとなごめたお料理でした。たくさんたくさんいいお店がありますが、いざ東京から大事なお客さまがいらっしゃるとか、久しぶりの友人と会うとかなれば安心美味なところを選びます。場所の風情もよく器美しく、わたしもとても楽でここで過ごすことが幸せで、だから「祇園にしむら」さんに、何だかとてもお世話になっています。3か月先でないと予約が取れないなんてこともないし、でも訪問すると必ず満席で賑わっているしで、本当にいい感じ。ゆったりした様子ながら、でも実はすごく細部まで考えられたお料理なんだろうなと思い、こういうのこそ洗練て言えるだろうなとも思います。とてもいいお料理、わたしもちゃんとわかっていただかないといけないと日々思っています。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店
持ち帰りの鯖寿司の受け取りは12:00~21:00
日曜休み(4月は営業)
カウンター8席、1階座敷(掘りごたつ式)6席、2階座敷13席くらい
要予約
コース10000円(+サ15%+消費税)~ 
1994年9月開店
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(2010-08-26)

2010年8月 26日, dans 京都 和食10後半京都 祇園にしむら |