★ 食を楽しむ本のおすすめ3冊! |

楽しみに読んでいるのです。ご本職以外に、よくこれだけ多彩な楽しみに満ちた、充実の日々を送っていらっしゃるといつも感動の思いでいるのですが、特に地方都市のおいしいもの巡りをテーマにCREA TRAVELLERに連載されたものを1冊にされたのが今回のこの本です。CREA連載時から拝見していましたが、今回またざーっと全国15都市分を読ませていただき、なんて楽しい! なんておいしそう! 日本はこんなに地方色豊かなんだって、幸せな気分になりました。コンセプトが明確なのです。2泊3日で出かけるという設定で、昼晩/朝昼晩/朝昼 と旅先で7食をおいしく食べるにはどこに行くか? というセレクション。さとなおさんはまずロケハンに出かけてご自身で食べ歩かれ、厳選なさった上で取材・掲載されたのです。これを本業とは別に15都市分なさったというだけで、わたしなんか偉業と思ってひれ伏す思いです。(本業でやってても、食べ続けるのは時間も体力も気力も要るし、いっぱいいっぱいになっちゃうものだから。)
●おいしそうだなあ、わたしも食べてみたいなあと思う多くのページの最後の方に、京都も登場! 本当にうれしいことですが、わたしがコーディネートのお手伝いさせていただきました。(京都の食部分の写真は巨匠・ハリーせんせ。)CREA TRAVELLER掲載時、この企画のおかげで、わたしはさとなおさんに初めてお目にかかれたのです。(まず東京で。)当時のわたしにとって最も行くべきだった京都のお店の候補をジャンルいろいろ、リストアップして差し上げたら、ある週末京都にいらして本当にほぼ全部巡られたから驚いた。\(゜o゜)/ お昼も割烹にお寿司なんてハシゴされて、あらゆる意味で強い方なのだと思いました。そして、それまで京都で食べ歩かれた体験も含めて、バランスのいいセレクションをなさったと思います。
●さらに、最後は東京というページがあり、これは東京在住以外の人が東京に行って何を食べるか? という、多分いちばん難しかったセレクションだと思います。さて何なのかは、本を買って教えてもらいましょう~! 誰が買っても完璧に楽しめて、食の楽しみは無限、日常にあっても、一食一食は大事にいただきましょうと改めて思える本です。
●でもあれからもどんどんお店はできたし、わたしのおすすめする最新最高京都に、さとなおさんまた食べにいらしてくださーい!
「極楽おいしい二泊三日」 さとなお(佐藤尚之) 1750円
単行本(ソフトカバー): 256ページ 18 x 14.8 x 1.8 cm
文藝春秋 (2010/6/10発売)
ISBN-10: 4163724206
ISBN-13: 978-4163724201
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■ こちらは「ロックフィッシュ」、銀座の人気バーの間口一就さんの2冊目の本「バーの主人がこっそり教える甘いつまみ」です。ハイボールとおびただしい種類の缶詰メニューや、簡単に作れて粋なおつまみで一躍有名になった間口さん。わたしも東京にいる時は、結構訪れて夜遅にハイボール&お揚げ焼きとか天橋立のオイルサーディンとかいただいていました。屈託なく楽しかったなあ♪ この本では甘いおつまみの大特集で、「なるほどおいしかろう♪」というのや、「え?」とか「ぎゃー!」みたいなユニークなものまで(笑)すごい種類紹介されています。生八橋に生ハムとか、ショコラに数の子とか、プリンに塩うにとか、恐れながらも食べてみたい感じがします(笑)。後ろの顔写真が、イタズラ大好き・冗談大好きな間口さんそのもので、なつかし。今度東京に行く時、伺えたらいいな~と思います。
単行本(ソフトカバー): 256ページ 18 x 14.8 x 1.8 cm
文藝春秋 (2010/6/10発売)
ISBN-10: 4163724206
ISBN-13: 978-4163724201
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「バーの主人がこっそり教える甘いつまみ」 間口一就 1680円
単行本(ソフトカバー): 112ページ 21 x 13.6 x 1.8 cm
柴田書店 (2010/4/19発売)
ISBN-10: 4388060763
ISBN-13: 978-4388060764
柴田書店 (2010/4/19発売)
ISBN-10: 4388060763
ISBN-13: 978-4388060764
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■ 杉浦 綾さんは先頃お知り合いになれた方です。わたしのサイトの読者でいてくださって、少し遠方から京都に通って来ていらっしゃるのですが、「遊形サロン・ド・テ」や「フローリストショップ プーゼ」で偶然お目にかかることでお話しするようになりました。イタリア大好きで、自分で写真を撮りイラストを描き、本のレイアウトなどデザインも全部自分でしてこの本「イタリア 小さな食の美術館」を作られたのですって! 表紙のマーブル模様の紙も自分で作られたものだそうで、ほんとすてきな趣味です。夕食を一度ご一緒したのですが、朗らかで感じのいい方で、食を愛する様子がよくわかって、食事がとても楽しかったのです。イタリアの食材、料理、レストラン、ワインの話とヴィジュアル満載で見飽きぬ本・・・残部僅少みたいですが、ぜひ入手なさってください!


単行本: 102ページ
18.4 x 18.4 x 1.6 cm
中日出版社 (2008/04発売)
ISBN-10: 4885193087
ISBN-13: 978-4885193088
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中日出版社 (2008/04発売)
ISBN-10: 4885193087
ISBN-13: 978-4885193088
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(2010-07-19)
2010年7月 19日, dans ★本のご紹介 | lien permanent