■ 朝日カルチャーセンター講座@「祇園にしむら」 |
■ 朝日カルチャーセンターのわたしの美食訪問講座=「京都美味探訪」(第2木曜の昼開催)の3回目は「祇園にしむら」さんにお願いしました。上質でおいしいお店、食べ歩きが好きならぜひ訪れたい魅力的なお店にご案内するという趣旨ですから、「にしむら」さんははずせないでしょう~。ふだん、営業は夜のみのお店ですが、お昼の開店を快くお引き受けくださり、とても感謝いたしました。
■ ご用意くださった献立は以下の通りです。(全ていただいた通りに表記しています。)
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■ つき出 胡麻豆腐 胡麻クリーム、振り柚子
■ お椀 鱧おくら椀 糸柚子
■ お造 鯛、トロ、剣先イカ、大根、胡瓜、山葵
■ お箸休め 鯖すし ガリ
■ 八寸 ●順才生姜しょうゆ、●かんぴょう酢味噌、●蛸のジュレ合わせ、●丸十の甘煮、●防風、しろな、水菜、みょうがのおひたし、●うすいえんどうヒスイ煮
■ 焼物 太刀魚アスパラ巻き、白うり
■ 揚物 子鮎の素揚、みょうが、蓮根
■ 焚合せ 茄子、白ズイキ、万願寺とうがらし
■ 白御飯、赤出汁、香の物
■ 水物 季節の果物
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■ お椀 鱧おくら椀 糸柚子。鱧はものすごく細かく包丁が入っていて、口の中でふわふわとほぐれていきます。それとおくらもすごいです。細かくたたいてまとめてあるのが、ふわりねっとりとして、わらび粉でも加えてあるか? というような食感です。年季が入って今この色ですが、このお椀はかつて銀色だったのです。(わたし覚えています!)
■ お造 鯛、トロ、剣先イカ、大根、胡瓜、山葵。お刺身がここまで感動深いお店はそんなにないと思います。剣先イカはねっとり甘みがあって、その味を出すための独自の切り方をご主人の西村元秀さんは披露してくださいました。
■ 器は初めて見せていただくものです。古伊万里の、珍しい脚付です。もうほんと、どれほど器を持っていらっしゃるのでしょう。毎回「すっかり忘れてた」とか「若いもんが棚から出してきた」とかおっしゃって、美術館で眺めてもいいような器が登場するのです。
■ お箸休め 鯖すし ガリ。定番、いつもの鯖寿司です。3皿ポンポンと勢いよく供された後、ここで「お箸休め」なんだそうな。わたしはお箸を休めることなく、ぱっぱといただきます~(笑)。真葛焼のお皿の鮮やかな色は「あさぎ色」だと教えていただきます。わたしは色辞典を見るのが大好きで、こういうのは本当にネット時代の恩恵だと思います。これ や これ などきれいで見飽きません。
■ 八寸で少しばかりペースダウン、ゆっくりいただきます。お猪口くらいの小さなグラスでお酒も出していただき、それと一緒にいただくと、やっぱり味が引き立ちます。●順才生姜しょうゆ、●かんぴょう酢味噌、●下津井の蛸の三杯酢のジュレ合わせ、●丸十の甘煮、●防風、しろな、水菜、みょうがのおひたし、●うすいえんどうヒスイ煮。
■ 焚合せ 茄子の素揚げ、白ズイキ、炒めた万願寺とうがらし。お料理の最後はしみじみ美味で優しい焚きものです。山中塗りというお椀、これも初めて手にとったと思います。本当に薄くて軽くて、ほとんど存在しないかというほど軽やかなお椀です。■美食が大好きだけれど、出られるのはお昼だけという方、ひとりではなかなか出かける機会がないというような方が喜んでくださって、すごくうれしいです。さらに講座で知り合って仲良くなったり、違う集まりに発展したり。(ありがたいです<(_ _)>)夜と変わらぬコースを出していただき、お皿を見せていただいたり調理法を教えてくださったり、西村さんの解説付で何とも贅沢なひと時でした。西村さん、スタッフの皆さま、そして受講生の方々に御礼申し上げます。また来月~♪
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(2010-06-15)
2010年6月 15日, dans 京都 和食10前半●朝日カルチャーセンター京都 祇園にしむら | lien permanent










