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2010年5月31日 (月)

■ 「れんらく船」という、近江牛専門レストランで仰天


1_2「れんらく船」という名前のレストランがあると聞いて、「えー!?」と思ったのは4月上旬のことでした。それもいつものM ちゃんが「船そのもののインテリアでちょっと驚くけれど、おいしかった、牛肉の唐揚げが!」と言うもんだから、興味しんしんしんしんになってしまったではないの。いてもたってもいられず、即、翌日の晩ひとりで行こうとしたけれど「本日貸切で満席で」と言われてしまって\(゜o゜)/これはやっぱり複数人数で行くべきなのだと思いなおし、指折り数えて訪問の日を心待ちにしたのでした。一体どこにそんなお店が? と思うでしょう? 何のことはない三条通、三条大橋そばのタカセビルにあるのです。「京はやしや」さんの入っているビル、といったらすぐにわかるでしょ? 地下に下りて行ったら、本当に「乗船」するようになっているのです・・・
2●ここ、「乗船口」(!!)から入ります。
3●「船内」はこんなです。「ここは一体どこなのかああ?」と度肝を抜かれます。船そのもののインテリアです。4人で、昨日日曜、オープン時間の17時に集合したのです。向こう側奥が、騒ぎの発端となった(笑)、2度目の訪問のM ちゃん、となりがお友達のみえさん。そして森さん@「京都ネーゼ」。(3Mですね~。)森さんも、ご自身のお店から至近というのにこちらは初めてであると(記事)。しかしなんと、みえさんは幼少時からこのお店を知っていて何度も通ったというから驚くではありませんか。とても懐かしいということでした。お店は1970年創業で、今年40周年を迎えられたのです。ブルーの光の丸窓のもとで、お皿も青みがかっています。けれど、思わぬ(失礼<(_ _)>)おいしさに、瞠目の思いがしたのです・・・
4●ここからのお料理写真、あえて色補正なしで掲載します。こんなブルーの光の中でいただいたのです。船室の気分いっぱいです。ゆらゆら揺れたらおもしろいのにと思ったくらい。コースもありますが、アラカルトで注文しました。というかみえさんに注文してもらいました。でもいずれにしてもそんなに種類はないのです。ひたすら近江牛をいただくお店なのです。前菜にスモークサーモン。しっとり美味です。下にびっしり玉ねぎスライスです。
5●すごい色でしょう~~(笑)けれどおいしかった、あぶり焼きヘレ(=フィレ)肉のお寿司。酢めしとの相性よく、うぐぐとおいしい。
6●そして! これがスペシャリテの、ヘレ肉の唐揚げです。これがこれがこれが、意表を突かれるというか、全く初めての味で、忘れがたくおいしい! すごく上質の近江牛のフィレを、醤油(おしたぢ、と言ってらした)にくぐらせた後、卵液とコーンスターチをまぶして揚げてあるもので、まず牛肉がすっと歯の入る極上の柔らかさ、きめの細やかさなのだけど、独自の食感の衣がつくことでまた旨さ5倍という感じに仕上がっていて、びっくりしました。\(゜o゜)/\(゜o゜)/ こんなのあり?? これまた絶対いただきに伺いたいです。
7●ここで認定書がプレゼンされました。由緒正しい牛です。いい肉あればこそ成り立つお料理、お店なのです。
8●そしてあぶり焼きです。この盛りで2人前です。正面から。
9●後ろ側から。いやこれもまた、すっとやわらかでお箸だけでいただけて、山盛り添えられた大根おろしがまた肉のおいしさを引き立ててたまらんおいしさだったのです。うまうまうま状態。(T_T)(T_T)(T_T)
付け合せにされた野菜もなかなかおいしくて、焼き茄子、緑アスパラガス、玉ねぎしんなり炒め、三度豆。以上でペリエとビール少し飲んで1人12000円ほどになりましたが、価値がありました!
10●ほんと知らないお店がまだまだあるのです。ごくごくなじみの界隈に、40年来続けていらっしゃるスペシャリテ明確なお店・・・感動しました。「れんらく船」という店名は、店主の母上が函館の方であることに由来しています。函館にかつて存在した、本当に船を使って営業していた「れんらく船」というお店から名前をいただいたのだというのです。こちらは40年営業していらっしゃるのに船内・・・改め店内は清潔だし、レトロではあるけれど、いろいろがきちんとしています。とにかくフランス語で言ったらデペイザンな感じがするくらい、ここはどこ? な驚きがあって、日曜の夕方、本当にすごい時間を過ごしたと思います。何よりおいしかったし、他にないオリジナルな味が強烈に印象に残りました。ものすごくありがとうございました。お店にも、一緒に食べたおかげで楽しかった人たちにも。<(_ _)>
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「れんらく船」 電話 075-241-4358
京都市中京区三条通木屋町東入ル南側 中島町105 タカセビル地下1階
17:00~21:00LO・21:30には必ず閉店
不定休
禁煙席なしなので、開店と同時に伺って、さささといただくのが正しいです。
1970年3月開店
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(2010-05-31掲載)

2010年5月 31日, dans 京都 肉 |