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2010年5月16日 (日)

■ 洛中の割烹、「はな邑」の充実のコース


1(この記事はタイアップ企画です。) 堺町通、四条通と錦小路の間の東側にある割烹「はな邑」(はなむら)さんのご紹介をいたします。こちらは2007年11月にオープンなさって、2年と半年になるお店です。ご主人の飯塚保さんは群馬のご出身で、祇園の「杢兵衛」に6年、「露庵菊乃井」に28年という立派なキャリアをお持ちの方です。
2●お店は落ち着いた佇まい、とても上質な造りです。テーブル席もお座敷もありますが、カウンターがおすすめです。とりわけ昼は、はめ殺しの大きなガラス窓ごしに、竹や季節の花が植えられたお庭を望めてすてきです。椅子もゆったりと座りやすいものです。先週の半ば、端午の節句、皐月らしいしつらいの中、夜の1万円(税サ別)のコースをいただきました。
3●よもぎ豆腐、うに、茗荷、わさび。食いだしと。
40●皐月の八寸:鯛の子/あぶらめの新子 南蛮漬/一寸豆/百合根にいくら/ガラスの器に新もずく、鯛の白子/ちまきは鯛の寿司、鯛に薄板昆布/蛸の煮汁で炊いた大根(紅葉形)/ふくさ焼き=きくらげ、百合根、鯛の身などの卵寄せ。
5●お造りが、鯛、車海老。青みは、わさび菜。「わさび菜はわさびとは別種のもの」と教えていただきます。まながつおがかつおと関係ないのと同じですね。
6●かつおのたたき風、玉ねぎ、大葉の千切り、生姜、茗荷、花穂紫蘇。ねぎぽん酢と。
7●玉ねぎをちょっと動かしてかつお見せます。
8●お造りでいただいた車海老の頭の塩焼き。
9●お椀が供されて、
10●白味噌仕立ての煮物椀。5月=鯉のぼりで、鯉のおかき揚げ。鯉の下にしんじょうが隠れていて、中に海老と筍。
11●焼物はあわびの磯焼き。とろとろのわかめ、帆立貝柱。隠し味にバター。
12●あわびを食べない場合の差し替えのお皿で、すずきの香草焼きともんごいかの幽庵焼き。
13●冷製のお皿で、鴨ロース、アボカド味噌漬け、白アスパラガス味噌漬け、ロケットトマト、後ろに静紫のお浸し、大葉。
14●焚き合わせで、大原野の筍、里芋、穴子干瓢巻き、うすいえんどう豆。濃いめの醤油味のあん。
15●鯛ご飯。まるごと一尾の鯛が、この後ほぐされ混ぜられて供されました。(筍ご飯、穴子ご飯など、他に2種類選択肢がありました。)
16●白味噌を少しブレンドしたというお味噌汁と、お漬物と共に。
17●デセールに、杏仁豆腐、マンゴープリン、上にいちご。
■ 5月というのに寒い日もある日々で、白味噌のお椀があったのもうれしく、けれどその中は鯉のぼりにちなんで鯉だったりと、季節を感じさせてすてきでした。どの品も非常に丁寧に作られ、確かな技術を感じさせて美味でした。八寸の美しさ、造りの確かなおいしさ、かつお+玉ねぎのパンチある味、焼き物の香ばしさなど、それぞれが強い印象を残したのです。そして〆ご飯の盛り上がり! 
●わたし自身は、オープン当初伺って夜のコースをいただき、「さすがにいいお料理♪」と思ったのですが、当時メディアはお断りということで、なんとなくそれっきりになっていたのです。今回お料理をいただいてみて、美麗にしてとても美味、食べ慣れた人のためのお店だということを再認識いたしました。
●ご主人の飯塚さんは職人肌というか、食べ進むうちに、何でも話してくださる方ということはすぐわかるのですが、一見「フレンドリー」とか「親しみやすい」風には見えないかもしれません。着実なご経歴とご交友関係があればこその今のこのお店のですが、初めてだと、お店のよさやご主人のトーンがわかりづらい、なんてこともあるかもしれません。けれど今はお気持ちを変えられて、メディアの取材も受けられるようになったのです。わたしも今回写真を撮りながら食事をさせていただき、勉強をさせていただきました。器のほとんどは澤村陶哉さんのものであるとか、店名を書いてくださったのが木田安彦さんであるとか、どちらも親しいお友達であられるとか、そんなお話を伺いました。若手の料理人の方々が、しっかりして感じがよく、これもカウンターでは大事なことだと思いました。
1819_2●「はな邑」さんは堺町通に面しています。こんな表札が出ていて、ここから奥へ進んでいきます。のれんが見えているところではなく(これはちなみに「じき 宮ざわ」さん)、もっと奥までずんずん進むと、冒頭写真のお玄関に到着します。
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「はな邑」 電話 075-254-7845
京都市中京区四条通堺町上ル東側 八百屋町553-2
12:00~13:30、17:00~21:00 月曜休み
カウンター8席、テーブル3卓(各4名)、2階に座敷2室(8畳と6畳)合わせて16名くらい可能
予約が望ましい
2007年11月23日開店
昼のおまかせ料理 4200円、6300円、8400円(税込)
夜のおまかせ料理 10000円、12000円、15000円(税サ別)
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(この記事はタイアップ企画です。)
(2010-05-16掲載)

2010年5月 16日, dans 京都 和食10前半 |